RealPresence Capture Server

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1.0 | 2013 年 7 月 | 3725-69903-001/A
Polycom® RealPresence®
Capture Server Appliance Edition 入門ガイド
Polycom Document Title
1
商標情報
POLYCOM® および Polycom 社製品に関連する製品名およびマークは、Polycom, Inc. の商標および(また
は)サービスマークであり、アメリカ合衆国およびその他の国における登録商標および(または)慣習法
で認められたマークです。
その他すべての商標は、それぞれの会社が所有しています。
特許情報
付随製品は、アメリカ合衆国および諸外国の 1 つ以上の特許権によって保護されているか、Polycom, Inc.
による特許申請中として保護されています。
使用許諾契約書
このソフトウェアを使用するには、Polycom RealPresence Capture Server - Appliance Edition のエンドユー
ザー使用許諾契約(EULA) の条項および条件に同意する必要があります。
お使いのバージョンのエンドユーザ使用許諾契約は、Polycom RealPresence Capture Server - Appliance
Edition の Polycom Support ページを参照してください。
© 2013 Polycom, Inc. All rights reserved.
Polycom, Inc.
6001 America Center Drive
San Jose CA 95002
USA
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たは機械的などいかなる手段でも、複製または転送することを禁じます。法律の下においては、他の言語
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当事者間で、ポリコムジャパン株式会社は、この製品に含まれるソフトウェアに関するすべてのタイトル、
所有権、占有権を保有します。このソフトウェアは、アメリカ合衆国の著作権および国際条約規定によっ
て保護されています。このため、このソフトウェアは、他の著作権がある物件(例 : 本または録音物)と
同様に取り扱う必要があります。
このマニュアルに含まれる情報の正確性を期すために、あらゆる努力を傾注しました。Polycom, Inc. は印
刷エラーまたは事務的エラーには責任を一切負いません。この文書中の情報は、予告なしに変更すること
があります。
ii
目次
このガイドについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
1
RealPresence Capture Server の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
RealPresence Capture Server の概要 . . . . . . . . . . . 2
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
RealPresence Capture Server パッケージリスト . . . . . . . . . . . . . . . 4
本製品の取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
初期システム設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
Polycom からの製品アクティベーションキーの取得 . . . . . . . . . . . 5
コンピュータの IP アドレスの変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
管理者 UI における RealPresence Capture Server の設定 . . . . . . . 7
2
会議の録画と表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
ユーザインターフェイス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
録画の開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
メディアアーカイブの再生 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
ライブストリームの表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
Polycom, Inc.
iii
RealPresence Capture Server 入門ガイド
iv
Polycom, Inc.
このガイドについて
このガイドでは、Polycom RealPresence Capture Server - Appliance Edition
の取り付け方法および設定方法を説明します。このガイドでは、互換性のあ
る Web ブラウザで、最初のビデオ通話を録画する方法と、メディアファイル
を再生する方法を順を追って説明します。このガイドの各トピックは、次の
とおりです。
•
第 1 章「RealPresence Capture Server の設定」
この章では、本製品の一般的な概要と、初回の取り付けおよび設定を行
うために必要な手順を説明します。
•
第 2 章「会議の録画と表示」
この章では、互換性のある Web ブラウザで、最初のビデオ通話を録画す
る方法と、メディアファイルを再生する方法について説明します。
Polycom, Inc.
1
1
RealPresence Capture Server の設定
この章では、RealPresence Capture Server の一般的な概要と、初回の取り付
けおよび設定を行うために必要な手順を説明します。以下のトピックが含ま
れます。
•
2 ページの「RealPresence Capture Server の概要」
•
3 ページの「はじめに」
•
4 ページの「本製品の取り付け」
RealPresence Capture Server の概要
RealPresence Capture Server は、標準ベースのビデオ通話やテレプレゼンス
通話に参加するネットワークアプライアンスです。これらの通話でビデオや
コンテンツをライブストリーム(互換性のある Web ブラウザを備えたデバ
イスでのライブ表示)や、ビデオ会議システムおよび互換性のある Web ブ
ラウザを備えたデバイス(タブレット、スマートフォン、パソコン、MAC デ
スクトップなど)で再生するためのビデオ オン デマンド アーカイブに変換
します。
RealPresence Capture Server は通常、より規模の大きい Polycom RealPresence
プラットフォームの一部として展開されており、スタンドアロンとして使用で
きます。 Real Presence Capture Server は、Polycom RealPresence Media
Manager と統合された場合に、その利点を最大限に活用できます。
既存のテレプレゼンスシステム、ビデオ会議のエンドポイント、ビデオイン
フラストラクチャ、使い慣れた UC ツールとともに RealPresence Capture
Server を活用することで、組織は、リアルタイムの会議やイベントを再使用
可能なマルチメディアアセットに簡単に変換できます。このマルチメディア
アセットは、視聴者に対してライブで表示したり、Web ブラウザを使ってオ
ンデマンドで表示することができます。
•
Polycom, Inc.
RealPresence Capture Server は、Polycom HDX® エンドポイントと
Polycom RMX® 会議プラットフォームを統合して、録画と再生を自動化
します。
2
RealPresence Capture Server の設定
•
RealPresence Capture Server では、H.323 および SIP 標準がサポートされ
ており、サードパーティの会議システムとの相互運用性が実現されてい
ます。
•
RealPresence Capture Server では、複数のライセンスを使用可能です。
これらのライセンスによって、録画されるビデオ通話の数、ビデオ通話
の数、Web ブラウザでライブストリーム可能な通話の数などを管理でき
ます。
•
RealPresence Capture Server が出力可能な最大ストリーム(ライブまた
は VoD)は 720p HD(視聴者数 + コンテンツを合わせた場合)です。
•
RealPresence Capture Server を使用すると、互換性のあるブラウザを備え
たデバイス(パソコン、MAC、iOS、および Android デバイスなど)で
ライブ通話やビデオ通話のアーカイブストリームにアクセスできます。
•
RealPresence Capture Server では、標準ベースのエンドポイント経由で
ビデオ通話アーカイブにアクセスできます。
•
RealPresence Capture Server では、最大 4 TB ストレージ:4 * 3.5 インチ
の 2 TB リムーバブル HDD(RAID 10 内蔵)がサポートされています。
•
RealPresence Capture Server では、XML API に対応しており、サード
パーティとの統合が実現されています。この API は、非常に小さいサイ
ズですが、RSS 4000 API と同じではありません。
•
RealPresence Capture Server は、Polycom RealPresence Media Manager
バージョン 6.5(またはそれ以降)と統合された場合に、その機能を最大
限に活用でき、拡張コンテンツ管理、自動パブリッシュ、およびストリー
ミング拡張性が実現されています。
はじめに
本製品の取り付けを開始する前に、アプライアンスの一般的な安全事項を確
認し、稼働寿命を向上させるため、以下のガイドラインに従ってください。
Polycom, Inc.
•
RealPresence Capture Server ユニットの周辺は、常に清潔で整理整頓さ
れ、通風性の良い状態を維持してください。
•
ラックは、RealPresence Capture Server ユニットを支えることができ、近
くに接地された差し込み口がある、取り付け場所として適切な場所に設
置してください。
•
調整用の UPS(無停電電源装置)を使用して、サージ電流や瞬間的な電
圧上昇から RealPresence Capture Server ユニットを保護し、停電時でも
稼働状態を維持します。
3
RealPresence Capture Server 入門ガイド
RealPresence Capture Server パッケージリスト
RealPresence Capture Server パッケージを開梱したら、以下に示すアイテム
が同梱されていることを確認してください。
•
RealPresence Capture Server アプライアンス(重量約 501bs)× 1
•
標準の 19 インチのラック用取り付けキット
•
使用地域の電源に対応した電源ケーブル × 2
•
RJ-45 ネットワークケーブル × 2
•
マニュアル DVD
この DVD には、Polycom のサポート Web サイト上の最新の RealPresence
Capture Server マニュアルへのリンクが含まれています。
•
ライセンス情報が記載された用紙。
•
スペアハードディスク
このスペアハードディスクは、常にご使用の RealPresence Capture Server
上にあるデータを完全に保護する目的で提供されています。このスペア
ド ラ イ ブ は、安 全 な 場所 に 保 管 し て く だ さ い。RealPresence Capture
Server のハードドライブが故障した場合、警告がサーバ管理 Web コン
ソールや電子メールで表示されます。
ハードディスク状態の説明および故障したハードディスクを交換する方
法については、ユーザガイドをご参照ください。
パッケージからすべてのアイテムを取り出し、それらアイテムの状態が正常
であることを確認してください。
破損があった場合は、配送業者に請求してください。Polycom はこの製品の配
送中に生じた破損に関して責任を負いかねます。
本製品の取り付け
製品パッケージを開梱して確認したら、梱包箱からすべての中身を取り出し
てから、製品の取り付けを開始してください。
RealPresence Capture Server を取り付けるには、次の操作を行います。
4
1
安定した平らな表面に RealPresence Capture Server ユニットを置きます。
2
RealPresence Capture Server ユニット上にある保護フィルムを剥がしま
す。RealPresence Capture Server は、アプライアンスの上部と下部に保
護フィルムが付けられた状態で発送されます。
3
必要に応じて、所定の説明に従ってラック用取り付けキットを取り付け
てください。
Polycom, Inc.
RealPresence Capture Server の設定
4
アプライアンスは、通気性の良い装置ラック(棚、レール)または同様
の環境に設置してください。
5
各電源ケーブルコネクタを RealPresence Capture Server の背面に差し込
み、適切な定格の壁コンセントに接続します。
RealPresence Capture Server には、2 本の電源ケーブルが付属していま
す。停電時でも動作が中断されないよう、両方の電源ケーブルを接続し
てください。
6
RealPresence Capture Server の背面にある LAN 1 にネットワークケーブ
ルを接続します。
7
システムの電源スイッチをオンにします。
保守作業時に機器を完全に絶縁する場合、または物理的にアプライアンスを
移動する必要がある場合は、電源コードを 2 本とも外す必要があります。1 本
でもコードが接続されていると、システムに電気は流れ続けます。
初期システム設定
RealPresence Capture Server の物理的な取り付けが完了したら、使用前にシ
ステムを設定する必要があります。管理者ユーザインターフェイス(以下、
管理者 UI)にアクセスし、これを使用してアーカイブするには、互換性のあ
る Web ブラウザ(Internet Explorer)が必要です。初回の設定には、次の 3
つの手順が含まれます。
•
Polycom からの製品アクティベーションキーの取得
•
コンピュータの IP アドレスの変更
•
管理者 UI における RealPresence Capture Server の設定
Polycom からの製品アクティベーションキーの取得
管理者 UI への初回ログイン時は、製品アクティベーションキーを入力してシ
ステムをアクティベートする必要があります。システムをアクティベートし
なくても、管理者 UI を使用できますが、通話の送受信を行うことはできませ
ん。会議の録画、ライブストリーム、または再生も行うことはできません。
製品アクティベーションキーを取得するには、次の操作を行います。
Polycom, Inc.
1
Web ブラウザのアドレスバーに Web サイトアドレス「support.polycom.com」
と入力し、サポートホームにアクセスします。
2
電子メールアドレスとパスワードを入力してログインするか、新しいア
カウントを登録します。
3
[Licensing & Product Registration] > [Activation/Upgrade] に移動します。
4
ページに表示されるプロンプトに順番に従い、システムのアクティベー
ションに必要なキーコードを生成します。
5
RealPresence Capture Server 入門ガイド
システムのライセンス番号とシリアル番号を入力する必要がある場合
は、RealPresence Capture Server に付属のマニュアルに記載されている
情報を入力してください。
5
ページに表示されたアクティベーションキー(キーコード)を書き留め
てください。
アクティベーションキーを取得したら、このキーを使用してシステムをアク
ティベートする必要があります。
コンピュータの IP アドレスの変更
管理者 UI にアクセスするには、コンピュータの IP アドレスを変更して、コ
ンピュータが RealPresence Capture Server と同じネットワークセグメントに
存在することを確認する必要があります。
変更する前に、コンピュータの IP アドレスを書き留めておいてください。後で、
コンピュータの IP アドレスをこの IP アドレスに戻す必要があるためです。
LAN 1 のデフォルトの IP アドレスを次に示します。
•
IP アドレス:192.168.1.254
•
サブネットマスク:255.255.255.0
•
ゲートウェイ:192.168.1.1
IP アドレスを変更するには、次の操作を行います。
1
クロスオーバー ネットワーク ケーブルを使用して、RealPresence Capture
Server の LAN 1 ポートにコンピュータを接続します。
2
RealPresence Capture Server の LAN 1 ポートと同じネットワークセグメ
ント内になるように、コンピュータの IP アドレスを変更します。たとえ
ば、IP アドレスを次のように変更します。
— IP アドレス:192.168.1.249(または 192.168.1.xxx という形式の使用
されていないアドレス)
— サブネットマスク:255.255.255.0
— ゲートウェイ:192.168.1.1
コンピュータの IP 設定を変更する方法のヘルプが必要な場合は、システム管
理者にご連絡ください。
6
Polycom, Inc.
RealPresence Capture Server の設定
ご使用のコンピューターおよび RealPresence Capture Server が同じネット
ワークセグメントに存在する場合、https://192.168.1.254/rss で RealPresence
Capture Server 管理者 UI にアクセスできます。管理者 UI にログインしたら、
RealPresence Capture Server IP アドレスを変更して、元のネットワークセグ
メントを使用し、コンピュータの IP アドレスを元に戻すことができます。
管理者 UI における RealPresence Capture Server の設定
管理者 UI を使用すると、システムをアクティベートし、システムの初期 IP
を変更して、お客様の環境に合わせてシステムを設定することができます。
RealPresence Capture Server の設定を開始するには、次のネットワーク情報
を取得して、ローカルネットワークに RealPresence Capture Server を設定す
る必要があります。
•
RealPresence Capture Server LAN ポートに割り当てる IP アドレス、サ
ブネットマスク、およびデフォルトのゲートウェイ IP アドレス。
• (オプション)DNS サーバアドレス。
RealPresence Capture Server は、デフォルトの DNS サーバアドレス
208.67.222.222 と 208.67.220.220 が事前に設定された状態で発送されます。
• (オプション)RealPresence Capture Server に割り当てるゲートキーパー
アドレス、H.323 プリフィックス、E.164 番号、
および SIP サーバアドレス。
システムをアクティベートし、システムの初期 IP 設定を管理者 UI から変更
するには、次の操作を行います。
1
クロスオーバー
ネットワーク
ケーブルを使用して、RealPresence
Capture Server の LAN 1 ポートにコンピュータを接続します。
2
Internet Explorer に、「https://192.168.1.254/rss」と入力します。
3 (オプション)[ 言語の選択 ] をクリックし、管理者 UI で使用される言語
を選択します。
4
デフォルトの管理者のユーザ名とパスワード(デフォルトでは、どちら
も admin)を入力し、[ ログイン ] をクリックします。
5
パスワードを変更し、[OK] をクリックします。
6
初回ログイン時に、[ 製品のアクティベーション ] ページが表示されます。
アクティベーションキーを入力して、[ アップデート ] をクリックします。
アクティベーションキーをコピーして貼り付けるときは、まず、これをメモ
帳に貼り付けて書式設定をクリアし、アクティベーションキーの末尾にス
ペースが残っていないことを確認してください。キーのみをコピーして、[ ア
クティベーション ] フィールドに貼り付けます。
7
Polycom, Inc.
システムの再起動を求めるプロンプトが表示されたら、[ 後で再起動 ] を
選択して、IP アドレスの設定を続行します。
7
RealPresence Capture Server 入門ガイド
8
[ システム構成 ] > [IP 設定 ] の順に選択し、ネットワーク設定を行います。
— RealPresence Capture Server に固定 IP を設定する場合は、[ 以下の
IP アドレスを使用 ] ラジオボタンをオンにします。IP アドレスとサ
ブネットマスクを入力します。
— 一般的なシステムのネットワーク設定を指定します。
»
ホスト名:システムのホスト名。
»
ドメイン:システムのドメイン名。
»
デフォルトの IPv4 ゲートウェイ:IPv4 ゲートウェイにアクセス
する際に使用するインターフェイスのアドレス。
»
優先 DNS サーバ:システムでドメイン名の解決に使用される優
先 DNS サーバとアドレス。
»
オルタネート DNS サーバ:システムでドメイン名の解決に使用
されるオルタネート DNS サーバアドレス。
その他のフィールドでは、デフォルト値を使用します。
8
Polycom, Inc.
2
会議の録画と表示
この章では、互換性のある Web ブラウザで、最初のビデオ通話を録画する方
法と、VoD を再生してライブストリーミングを行う方法について説明しま
す。このトピックには、次の内容が含まれます。
•
9 ページの「ユーザインターフェイス」
•
10 ページの「録画の開始」
•
13 ページの「メディアアーカイブの再生」
ユーザインターフェイス
RealPresence Capture Server には、特定の目的で使用される 4 つのインター
フェイスがあります。
•
Web ベースの管理者 UI:互換性のある Web ブラウザ(Internet Explorer)
を使用してアクセスします。この管理者 UI は、システムの設定、録画パ
ラメータの設定、システム使用状況と正常性の監視、エンドポイントへ
のダイヤルアウトによる会議の録画、進行中の通話の切断、アーカイブ
された通話の各種トランスコーディングバージョンの作成、メディア
ファイルのダウンロードで使用されます。また、管理者 UI を使用すると、
管理者ユーザは簡単に、アーカイブやライブストリームにアクセスして
これらを再生できます。
•
Web ベースのビューアポータル:互換性のあるデバイス /Web ブラウザ
(PC/MAC、iOS、Android)を使用してアクセスできます。ビューアポー
タル UI は、アーカイブやライブストリームの検出、ナビゲーション、検
索、再生で使用されます。ビューアポータルを使用すると、会議の録画
の開始やスケジュール設定を行うこともできます。
•
TV ユーザインターフェイス(TVUI)
:標準ベースのビデオ会議エンドポ
イントを使用してアクセスできます。このインターフェイスを使用する
と、エンドポイントのリモコンを使って会議の録画やアーカイブの表示
を行うことができます。
•
ハイパー ターミナル インターフェイス:コマンドラインからシステムを
デバッグします。
詳細については、ユーザガイドをご参照ください。
Polycom, Inc.
9
RealPresence Capture Server 入門ガイド
録画の開始
RealPresence Capture Server で録画を開始するには、次のいずれかの方法を
使用します。
•
互換性のあるブラウザを使用して、互換性のある H.323 または SIP エン
ドポイントを RealPresence Capture Server の管理者 UI(管理者の場合の
み)から呼び出す。
•
RealPresence Capture Server、互換性のある H.323 または SIP エンドポイ
ント、あるいは MCU(通常、エンドポイントのリモコンやその他のコン
トロールシステム)に発信する。
•
MCU の「レコーディングリンク」機能を通じて、通話で RealPresence
Capture Server を利用できるように、Polycom RealPresence Conference
Server(たとえば、RMX)を設定する。
管理者 UI(管理者の場合のみ)から録画を開始するには、次の操作を行います。
1
Internet Explorer のアドレス行に、システムの IP アドレスを https://< シ
ステム IP アドレス >/rss という形式で入力します。
2
ユーザ名とパスワードを入力して、システムにログインします。
3
[ 管理 ] > [ ダッシュボード ] の順に選択します。[ シグナリング接続 ] 領域
で、[ ダイヤルアウトして録画 ] をクリックします。
4
以下の設定を行います。
表 2-1 ダイヤルアウトのパラメータ
10
パラメータ
説明
信号
通話を発信するシステムの H.323 または SIP ネットワー
クを設定します。ピアデバイスで使用されている通話タ
イプによって、選択内容は異なります。
Polycom, Inc.
会議の録画と表示
表 2-1 ダイヤルアウトのパラメータ
アドレスタイプ
通話で使用されるアドレスタイプを指定します。
アドレス
通話アドレスを指定します。
システムでは、アドレスボックスに拡張サービス番号を
使用して通話アドレスを入力できます。
Polycom RMX システムによる通話を行う場合は、次の形
式で番号を入力すると、RMX システムで開催されている
会議に発信できます。
•
[RMX E.164 プリフィックス ][ ルーム番号 ] - 各システ
ムがゲートキーパーに登録されている場合に使用し
ます。
たとえば、RMX プリフィックスが 925 であり、ルー
ム番号が 1001 である場合は、
「9251001」とダイヤル
します。
メモ:会議でパスワードが必要な場合は、[RMX E.164
プリフィックス ][ ルーム番号 ]##[ パスワード ] という
形式でダイヤルできます。
•
[ ルーム番号 ]@ [RMX IP アドレス ] - 各システムで SIP
が有効になっている場合に使用します。
たとえば、ルーム番号が 1001 で、RMX IP アドレスが
172.22.30.40 である場合は、「1001@172.22.30.40」と
ダイヤルします。
•
[RMX IP アドレス ]##[ ルーム番号 ] - システムがゲート
キーパーに登録されていない場合に使用します。
たとえば、RMX IP アドレスが 172.22.30.40 で、ルー
ム番号が 1001 である場合は、
「172.22.30.40##1001」
とダイヤルします。
メモ:会議でパスワードが必要な場合は、[RMX IP ア
ドレス ]##[ ルーム番号 ]##[ パスワード ] という形式で
ダイヤルできます。
VRR 名
[ 選択 ] をクリックして、Virtual Recording Room(VRR)
を選択します。内蔵のデフォルト VRR や自分で作成した
VRR を使用することもできます。
VRR は、録画ポリシーを定義します。詳細については、
ユーザガイドをご参照ください。
Polycom, Inc.
11
RealPresence Capture Server 入門ガイド
5
[OK] をクリックします。
6
RealPresence Capture Server とエンドポイントの間の接続が確立された
ら、 をクリックして録画を開始できます。
選択した VRR で、[ すぐに録画 ] が有効な場合、録画はすぐに開始されます。
詳細については、ユーザガイドをご参照ください。
RealPresence Capture Server にダイヤルすることによって、録画を開始する
には、次の操作を行います。
1
相互運用可能なエンドポイントのリモコンで、RealPresence Capture Server
の E.164 プリフィックスまたは H.323 ID を入力します。
システムまたはエンドポイントがゲートキーパーあるいは SIP サーバに
登録されていない場合は、システム IP アドレスに発信します。
2
リモコンを使って [ 録画の開始 ] > [ 開始 ] を選択します。
行中であることを示しています。
は、
録画が進
次のいずれかをダイヤルして、VRR に直接発信し、録画を開始することもでき
ます。
• [RealPresence Capture Server IP]##[VRR 番号 ]
たとえば、RealPresence Capture Server IP が 11.12.13.14 で、VRR
番号が 4096 である場合、「11.12.13.14##4096」とダイヤルします。
• [RealPresence Capture Server H.323 ID][VRR 番号 ]
たとえば、RealPresence Capture Server H.323 ID が rss123 で、VRR 番号
が 4096 である場合、「rss1234096」とダイヤルします。
レコーディングリンク経由で RMX から録画を開始するには、次の操作を行い
ます。
Polycom RMX シリーズの会議プラットフォームでレコーディングリンク機
能を設定し、プラットフォームを RealPresence Capture Server と統合すると、
多地点会議が MCU 経由でホストされている場合に、RealPresence Capture
Server に発信して、自動的に録画を開始できます。
RMX におけるレコーディングリンク機能の設定方法の詳細については、
RMX に付属のユーザガイドをご参照ください。
12
Polycom, Inc.
会議の録画と表示
メディアアーカイブの再生
次のいずれかの方法を使用して、RealPresence Capture Server に保存されて
いる録画済みメディアアーカイブを再生できます。
•
RealPresence Capture Server システムの管理者 UI から再生する。
•
RealPresence Capture Server システムのビューアポータルから再生する。
•
録画済みのファイルをダウンロードし、互換性のあるメディアプレイ
ヤーを使用して再生する。
詳細については、ユーザガイドをご参照ください。
アーカイブおよびライブストリームを表示するには、デバイスでポップアップ
ブロッカーをオフにする必要があります。たとえば、次のようにします。
•
iPad の場合:[ 設定 ] > [Safari] の順に選択し、オプション [ ポップアップブ
ロック ] が [ オフ ] になっていることを確認します。
•
Android デバイスの場合:[ ブラウザ ] > [ 設定 ] > [ 詳細設定 ] の順に選択し、
オプション [ ポップアップをブロック ] が [ オフ ] になっていることを確認
します。
•
パソコンの Internet Explorer(バージョン 8.0 以降)
:[ ツール ] > [ インター
ネット オプション ] > [ プライバシー ] の順に選択し、オプション [ ポップ
アップ ブロックを有効にする ] がオフになっていることを確認します。
ビューアポータルからアーカイブを表示するには、次の操作を行います。
1
互換性のある Web ブラウザを備えたデバイスで、サポートされている
Web ブラウザを開きます。サポートされている Web ブラウザのリリース
ノートをご参照ください。
2
ブラウザのアドレス行にシステムのポータルアドレス(例:https:// シス
テム IP)を入力します。
3
左側のメニューから [ アーカイブ ] をクリックします。
4
再生するアーカイブの [ 再生 ] ボタンをクリックします。
ライブストリームの表示
RealPresence Capture Server および事前設定されている任意の外部サーバで
提供されているライブストリームを表示するには、次のいずれかの方法を使
用します。
•
RealPresence Capture Server システムのビューアポータルからビデオを
表示する。
•
相互運用可能なエンドポイントを備えた RealPresence Capture Server シ
ステムに発信してビデオを表示する。
•
外部メディアサーバのポータルからビデオを表示する(設定されている
場合)。
詳細については、ユーザガイドをご参照ください。
Polycom, Inc.
13
RealPresence Capture Server 入門ガイド
ビューアポータルからライブストリーミングを表示するには、次の操作を行
います。
14
1
互換性のある Web ブラウザを備えたデバイスで、サポートされている
Web ブラウザを開きます。サポートされている Web ブラウザのリリース
ノートをご参照ください。
2
ブラウザのアドレス行にシステムのポータルアドレス(例:https:// シス
テム IP)を入力します。
3
左側のメニューから [ ライブストリーミング ] をクリックします。
4
再生するライブストリーミングの [ 再生 ] ボタンをクリックします。
Polycom, Inc.