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NEWS
TOPICS ①
2011/7
支払基金のコンピュータチェックによる査定増加について
社会保険診療報酬支払基金は、会見のなかで2010
年5月から2011年4月分の審査状況を公表しました。
詳細については、右図のとおりです。
支払基金は査定件数が増えた要因について
「前回の診療報酬改定で明細書発行体制等加算な
どの施設基準に関して算定上の誤りがかなりあった。
またコンピュータチェックを契機とする査定が増えた
ことも大きい」と説明しています。
同期間での原審査(1次審査)査定点数におけるコ
ンピュータチェックの効果についても、
平成21年度(5月~4月) 33.5%
↓
平成22年度(5月~4月) 40.2%
前年度と比べ6.7%上昇しています。
支払基金は7月から、オンライン請求関連のお知らせやシステム障害の緊急連絡、医療保険に関する情報提供を迅速に行
う『支払基金メールマガジン』を配信することも公表しました。
メルマガは医療機関や保険者向けのサービスで、オンライン請求システムやオンライン請求ネットワークに障害が発生した
場合の緊急連絡、電子レセプトの記録条件仕様、レセ電の基本マスターや電子点数表の更新情報、厚生労働省が出す疑
義解釈や保険適用などの連絡文書などを配信する予定です。このほかにも医療機関向けに、返戻レセプトデータや、増減
点連絡書データ、振込額明細データなどをオンラインでダウンロードできるようになったという情報などを配信するとしていま
すので、是非チェックしましょう!
TOPICS ②
2011年5月20日付けで効能・効果等が変更された薬剤に注目!
平成23年5月20日付け保医発0520第1号 厚生労働省保険局医療課長通知により、抗Dグロブリン筋注用1000倍「ニチヤク」、
抗D人免疫グロブリン筋注用1000倍「ベネシス」及びフォルテオ皮下注キット600μgの保険適用上の取扱いに関する留意事項
が示されました。
今回示された留意事項は、平成23年5月20日付けで各製剤の薬事法上の効能・効果や用法・用量等が変更されたことに伴うも
のであり、その内容については、以下のとおりです。
1.抗Dグロブリン筋注用1000倍「ニチヤク」及び抗D人免疫グロブリン筋注用1000倍「ベネシス」の効能・効果等の変更に伴う、
保険適用上の取扱いに関する留意事項
本製剤の効能・効果は、「D(Rho)因子による感作を抑制する」とされているが、羊水穿刺(羊水過多症の場合を除く。)等の従来から
保険給付の対象とならない処置、検査、手術その他の行為により本剤の投与が必要となる場合については、保険給付の対象とならな
いので、使用に当たっては十分留意すること。
(参考)
※抗Dグロブリン筋注用1000倍「ニチヤク」及び抗D人免疫グロブリン筋注用1000倍「ベネシス」については2011年5月改訂で効能・効
果が以下のように変更されております。
<効能・効果>
D(Rho)陰性で以前にD(Rho)因子で感作を受けていない女性に対し、以下の場合に投与することにより、D(Rho)因子による感作を
抑制する。
・分娩後、流産後、人工妊娠中絶後、異所性妊娠後、妊娠中の検査・処置後(羊水穿刺、胎位外回転術等)及び腹部打撲後等のD
(Rho)感作の可能性がある場合
・妊娠28週前後
2.フォルテオ皮下注キット600μgの効能・効果等の変更に伴う、保険適用上の取扱いに関する留意事項
※「使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正について」(平成22年9月17日保医発0917第1号)の記の2の(5)③を次のように改める。
③本製剤の用法・用量に「本剤の投与は24ヵ月間までとすること」とされ、これに関連する使用上の注意に、「本剤の投与をやむを得ず
一時中断したのちに再投与する場合であっても、投与日数の合計が24ヵ月を超えないこと。また、24ヵ月の投与終了後、再度24ヵ月の
投与を繰り返さないこと。」と記載されているので、使用に当たっては十分留意すること。
(参考)
※フォルテオ皮下注キット600μgについては、2011年5月改訂で用法・用量が以下のように変更されております。
<用法・用量>
通常、成人には1日1回テリパラチド(遺伝子組換え)として20μgを皮下に注射する。なお、本剤の投与は24ヵ月間までとすること。
MC Pro 7月版の機能強化
◆点検結果
・適応症がグループ化登録されている点検ルールで警告になった際、警告結果に表示する候補病名に、「○○と△△」と表示するようになりました。
・レセプト電算ファイルに記録されている傷病名レコード(SYレコード)の補足コメントを、チェック用レセプトの傷病名の後ろに表示できるようになり
ました。
◆レセプト点検
・固定点検設定 ルール番号:000109【難病外来指導管理料算定通知チェック】にて、対象疾患があり、併算定できない診療行為を算定していない
場合に難病外来指導管理料の算定漏れの点検ができるようになりました。
◆チューンアップ
・コメント設定にて、点検抑止対象に固定点検のルールも設定できるようになりました。
◆検索辞書
・禁忌ルールが存在する医薬品に関し
て、検索辞書の詳細画面からも禁忌の
傷病名を確認できるようになりました。
禁忌のルールが存在する
医薬品の場合、プルダウンから
禁忌ルールの登録内容(傷病名)を
確認できます。
※≪診療所版≫MCPには、検索辞書
機能はございませんので、ご了承
ください。
上記でご紹介させてただきました以外にも、7月の機能強化は便利な機能が多数ございますので、
株式会社エーアイエスウェブサイト(https://www.tais.co.jp)より内容をご確認の上、ご活用ください!
(詳しい内容へのアクセス方法は、下部に記載しております)
MC Pro 7月版の機能強化(オプション機能)
◆DPCレセプト点検
DPCレセプト点検において、固定点検設定にて、以下の項目が点検できるようになりました。
・ルール番号:000110【副傷病の疑い病名チェック】
→副傷病名として確定病名ではなく疑い病名が記録されている場合に警告となります。
・ルール番号:000111【「傷病名」「医療資源を2番目に投与した病名」の同一ICD10コードチェック】
→「医療資源を最も投入した傷病名」と「医療資源を2番目に投入した傷病名」が、同じ場合に警告となります。
・ルール番号:000113【予定入院患者に対する救急医療管理加算の算定不可】
→患者基礎レコードの(KKレコード)の入退院情報の記録が「予定入院」の場合において、出来高レセプト又はコーディングデータに
「救急医療管理加算」が存在する場合に警告となります。
・ルール番号:000114【診断群分類「手術なし」の条件チェック】
→「手術なし」の診断群分類番号において、出来高レセプト又はコーディングデータに手術コードが存在する場合に警告となります。
・ルール番号:000119【コーディングデータ存在判定】
→診療関連情報レコード(SKレコード)の手術実施(予定)日が診療年月と一致していた場合、コーディングデータが存在しない場合に
警告となります。
・ルール番号:000120【患者基礎情報存在判定】
→患者基礎情報レコード(KKレコード)が存在しない場合に警告となります。
・ルール番号:000121【手術、処置を実施(予定)年月日の記録の有無】
→「手術や処置1、2あり」の診断群分類番号において、診療関連情報レコード(SKレコード)に手術実施(予定)日の記録がない場合に
警告となります。
詳しくは、株式会社エーアイエスウェブサイト(https://www.tais.co.jp) 内、Mighty Checker PRO ユーザー様
ログインページ、2011年7月更新情報、(導入注意点) 201107MCPRO.pdf‐2011年7月プログラム更新内容を、
ご覧ください。ご不明な点がございましたらサポート係までお気軽にお問い合わせください。
TEL:03-5800-5985
FAX:03-5800-5920
※営業時間: 法定休日の休日及び年末年始を除く
E-mail: support@tais.co.jp
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