Ten Minutes Marketing 006 教えて、ミニッツ先生・・・。 課長が「シャープのような日本型経営スタイルが復活してくる」と言っていました。 課長が「シャープのような日本型経営スタイルが復活してくる」と言っていました。 そもそも・・・、 そもそも・・・、 「「日本型経営スタイル 日本型経営 スタイル 日本型経営スタイル スタイル」 って何ですか。 日本型経営スタイル」 スタイル」」 って何ですか。 2002年3月に刊行された(ダイヤモンド社)、柳原一夫氏/大久保隆弘氏の「最強のジャパンモデル」 2002年3月に刊行された(ダイヤモンド社)、柳原一夫氏/大久保隆弘氏の「最強のジャパンモデル」 で、あらためて、米国型の経営モデルから日本型経営モデルやスタイルに注目が集まったんだ。 で、あらためて、米国型の経営モデルから日本型経営モデルやスタイルに注目が集まったんだ。 「日本型経営スタイル」の意味を確認しよう。永続的発展 永続的発展を 永続的発展 目指 長寿経営 「日本型経営スタイル」の意味を確認しよう。永続的発展 永続的発展を を目指す 目指す す長寿経営を展開する日本企業独自 長寿経営を展開する日本企業独自 永続的発展を 目指す 長寿経営 のスタイルのことで、短期的な利益に目を向ける「フロー型」経営と違い、長期 長期に 圧倒的 優位 長期 のスタイルのことで、短期的な利益に目を向ける「フロー型」経営と違い、長期 長期に に渡 渡りり圧倒的な 圧倒的な な優位を 優位を を 長期に 圧倒的な 優位を 保 ストック 経営 保つ つ「「ストック型 ストック型 型」」経営を、「日本型経営スタイル(ジャパンモデル)」と言うんだ。 経営を、「日本型経営スタイル(ジャパンモデル)」と言うんだ。 ストック型 経営 「フロー型経営モデル」と「ストック型経営モデル」を詳しく教えて下さい。 「「フロー型 短期間の フロー 経営 モデル 短期間 成果 重視 無差別 競争 フロー型 型経営モデル 経営モデル モデル」 は欧米型経営モデルとも言われ、短期間 短期間の の成果を 成果を を重視し 重視し し、、無差別な 無差別な な競争を 競争を を仕 仕 フロー型 経営モデル」 モデル」」は欧米型経営モデルとも言われ、短期間 短期間の 成果を 重視し 無差別な 競争を 掛 勝者 による 一人占 めを 掛け け、、勝者1 勝者1 社による富 による富 富の の一人占めを 一人占めを めを行 行ううんだ。加えて、繰り返される合併と吸収や雇用の不安定さが んだ。加えて、繰り返される合併と吸収や雇用の不安定さが 勝者11社 による富 一人占めを行 めを行 ある。流行 流行の 経営手法 わされ 結果 流行 のみを 重視 する タイプ ある。流行 流行の の経営手法に 経営手法に に惑 惑わされ、 わされ、 結果のみを のみを重視 重視する するタイプ タイプの企業である。 流行の 経営手法に わされ、、結果のみを 結果のみを重視 のみを重視する 重視するタイプ するタイプの企業である。 タイプ 「「ストック型 型 経営モデル モデル」 」 は、時を経るごとに社内に技術,ノウハウ,ブランド,人材,組織・風土,パテント, ストック 経営 モデル ストック型 ストック型経営モデル 経営モデル」 モデル」は、時を経るごとに社内に技術,ノウハウ,ブランド,人材,組織・風土,パテント, リーダーシップなどの競争優位性が蓄積されるタイプの企業だ。 リーダーシップなどの競争優位性が蓄積されるタイプの企業だ。 「ストック型」の経営システムを木に例えるなら、外からは見えないがしっかりとした根 根 成長 「ストック型」の経営システムを木に例えるなら、外からは見えないがしっかりとした根 根を を強 強くく張 張りり、、成長が 成長が が 成長が 根 ため枝 られて いる ため くないが 根に に蓄 蓄え えられている られている いるようなものだ。規模を追い求める多角化や財テク投資がないため ため枝 枝は は多 多くないが、 くないが、 られているようなものだ。規模を追い求める多角化や財テク投資がないため いる ため枝 くないが、、 重心が 「キリギリ 重心 安定 垂直 びている 重心が 重心が が安定し 安定し 安定し し、、幹 幹が が垂直に 垂直に 垂直に に伸 伸びているんだ。寓話の「アリとキリギリス」「うさぎと亀」に例えると、 びているんだ。寓話の「アリとキリギリス」「うさぎと亀」に例えると、 びている 「キリギリ ス」「うさぎ」がフロー型、「アリ」「亀」がストック型だね。 ス」「うさぎ」がフロー型、「アリ」「亀」がストック型だね。 「外から見えないストック型経営」の見えない部分は何ですか。 見えない部分は、経営理念 経営理念, 経営理念 ビジョン 経営戦略 事業戦略固有技術 ノウハウ 知的財産 見えない部分は、経営理念 経営理念, ビジョン/ /経営戦略, 経営戦略, 事業戦略固有技術, ノウハウ, 知的財産/ /組織風土 組織風土 経営理念,,ビジョン/ ビジョン/ 経営戦略,,事業戦略固有技術, 事業戦略固有技術,,ノウハウ, ノウハウ,,知的財産/ 知的財産/ / リーダーシップと と 意思決定力/ / 情報システム システム/ / 従業員の の 能力, , 士気, , 行動力を指す。言わば企業内 企業内 リーダーシップ 意思決定力 情報 システム 従業員 能力 士気 行動力 /リーダーシップと 企業内 リーダーシップと意思決定力/ 意思決定力/情報システム 情報システム/ システム/従業員の 従業員の能力, 能力,士気, 士気,行動力を指す。言わば企業内 行動力 部 見 仕組 」「 えない 歯車 えない 歯車 企業 成長 させる 原動力 部の の「「仕組み 仕組み み」「見 」「見 見えない歯車 えない歯車 歯車」 なんだ。見 見えない「 えない「 歯車」 が企業を 企業を を成長させる 成長させる させる原動力 原動力なのである。基幹と 仕組み 」「見 えない歯車」 歯車」」なんだ。見 えない「「歯車」 歯車」」が 企業を 成長させる原動力 させる原動力なのである。基幹と 原動力 なる「仕組み」は、人と密接に絡まって動いている。絶えず改善し,学習し,問題解決し続ける不朽のシス なる「仕組み」は、人と密接に絡まって動いている。絶えず改善し,学習し,問題解決し続ける不朽のシス テムとなっているものなんだ。 テムとなっているものなんだ。 見えない要素の中で、何が一番重要ですか。 日本人は「戦略を構築して攻める」のは苦手であり、環境変化に耐え忍びながら、「 「「全員で 全員 日本人は「戦略を構築して攻める」のは苦手であり、環境変化に耐え忍びながら、「 全員で で助 助け け合 合い い苦境 苦境 全員で 克服する する」 」 のが得意 得意だ。だから、組織が結束して問題解決に当たる「 「 組織学習」 」 を著者は重視している を 克服 する のが 得意 組織学習 を克服する 「組織学習」 克服する」 する」のが得意 のが得意だ。だから、組織が結束して問題解決に当たる「 得意 組織学習」を著者は重視している んだ。 んだ。 [文中の“ ” の部分は書籍の引用] ‐1‐ Ten Minutes Marketing 006 定義は分かりましたが、ストック型経営とは、どういった経営スタイルですか。 「ストック型経営」を展開している企業の条件として、次の8項目があると著書では整理しているんだ。 「ストック型経営」を展開している企業の条件として、次の8項目があると著書では整理しているんだ。 ““ 11..問題の 問題 先送 問題の の先送りをしない 先送りをしない りをしない 問題の 先送りをしない 22..個人的な 個人的 経営能力 依存 せず システム としての 競争優位 個人的な な経営能力に 経営能力に に依存せず 依存せず せず、 システムとしての としての競争優位 競争優位を を確立 確立 個人的な 経営能力に 依存せず、 せず、、システムとしての システムとしての競争優位 としての競争優位を 競争優位を 33..規模拡大, 規模拡大 , シェア拡大 シェア 拡大を を 重視しない 重視 しない 規模拡大, 拡大を 規模拡大,シェア拡大 シェア拡大 拡大を重視しない 重視しない 44..短期環境変化に 短期環境変化 して 安定的 短期環境変化に に対 対して安定的 して安定的 安定的な なシステム システム 短期環境変化に して安定的な 安定的な 55..環境の の 構造変化に に 適合する する企業 企業システム システム 環境 構造変化 適合 する 企業 環境の 環境の構造変化に 構造変化に適合する 適合する企業 する企業システム 企業システム 66..本業重視 本業重視 77..社員重視の 社員重視 経営風土 学習 する 社員重視の の経営風土と 経営風土と と学習する 学習する する組織 組織 社員重視の 経営風土と 学習する組織 する組織 88..経営理念の 経営理念 浸透 経営理念の 経営理念の の浸透と 浸透と 浸透と と継承 継承 ”” 著書では、特徴として、“不況に負けない「 「「生命力の 「「不要な 生命力 不要 競争 ける 著書では、特徴として、“不況に負けない「 生命力の の強 強さ さ」」と、競争思想である「 と、競争思想である「 不要な な競争を 競争を を避 避ける」 ける」 生命力の 不要な 競争を ける」」”” の2つがあると指摘しているんだ。 の2つがあると指摘しているんだ。 8つの原則のポイントを教えて下さい。 「1.問題解決の先送りをしない」では、情報交換 情報交換や 情報交換 管理体制 など 総合的 システム 「1.問題解決の先送りをしない」では、情報交換 情報交換や や管理体制など 管理体制など など総合的 総合的システム システムが必要になるね。 情報交換や 管理体制など総合的 など総合的システム 総合的システムが必要になるね。 システム 「2.個人的な経営能力に依存せず、システムとしての競争優位を確立」では、広告宣伝などの即効策 「2.個人的な経営能力に依存せず、システムとしての競争優位を確立」では、広告宣伝などの即効策 よりも、ブランド ブランドづくり ブランド づくり よりも、ブランド ブランドづくり づくりの方が時間がかかり独自性があるので、他社には模倣できないんだ。 ブランドづくりの方が時間がかかり独自性があるので、他社には模倣できないんだ。 づくり 「3.規模拡大,シェア拡大を重視しない」は、シェアを重視すると競合を意識し、無理な設備投資と人 「3.規模拡大,シェア拡大を重視しない」は、シェアを重視すると競合を意識し、無理な設備投資と人 員拡大を行ってしまう。同 同 土俵 わず ニッチ 市場 への 進出 員拡大を行ってしまう。同 同じ じ土俵で 土俵で 土俵で で戦 戦わず、 わず、 わず、、ニッチ市場 ニッチ市場 ニッチ市場への 市場への への進出 進出が必要だね。 市場への進出 への進出が必要だね。 進出 「4.短期環境変化に対して安定的なシステム」は、環境変化 環境変化の 環境変化 影響 なくする 仕組 構築 「4.短期環境変化に対して安定的なシステム」は、環境変化 環境変化の の影響を 影響を を少 少なくする仕組 なくする仕組 仕組み み構築だね。 構築だね。 環境変化の 影響を なくする仕組み 仕組み 構築 「5.環境の構造変化に適合する企業システム」は、長期的 長期的な 長期的 環境変化 関心 「5.環境の構造変化に適合する企業システム」は、長期的 長期的な な環境変化に 環境変化に に関心を 関心を を注 注ぐ ぐことだね。 ことだね。 長期的な 環境変化に 関心を 「6.本業重視」は、無関連 無関連な 無関連 多角化 ない 「6.本業重視」は、無関連 無関連な な多角化を 多角化を を行 行わ わないことだね。 ないことだね。 無関連な 多角化を ない 「7.社員重視の経営風土と学習する組織」は、学習した成果をシステム化する企業のことだね。 「7.社員重視の経営風土と学習する組織」は、学習した成果をシステム化する企業のことだね。 「8.経営理念の浸透と継承」は、時代を超えるビジョンを社員に共有することだね。 「8.経営理念の浸透と継承」は、時代を超えるビジョンを社員に共有することだね。 [文中の“ ”の部分及び下図は書籍の引用] 【フロー型モデルとストック型モデルの違い 】 【強い企業の“見えない歯車”】 風土・文化 経営理念 リーダーシップ 従業員の資質 経営戦略 組 織 情報システム 環 境 ‐2‐ 技術・ノウハウ 人間行動 人事制度 歴 史 Ten Minutes Marketing 006 実際、「ストック型経営」を展開している企業はどこですか。 著書では、キヤノン キヤノン、 キヤノン シャープ セイコーエプソン 日東電工 パトライト 福田金属箔粉工業 ヤマト 著書では、キヤノン キヤノン、 シャープ、 セイコーエプソン、 日東電工、 パトライト、 福田金属箔粉工業、 ヤマト運輸 運輸 キヤノン、、シャープ、 シャープ、、セイコーエプソン、 セイコーエプソン、、日東電工、 日東電工、、パトライト、 パトライト、、福田金属箔粉工業、 福田金属箔粉工業、、ヤマト運輸 ヤマト運輸 を徹底取材し、その秘訣や詳細を分析した結果、「ストック型経営」がジャパンモデルとしているんだよ。 を徹底取材し、その秘訣や詳細を分析した結果、「ストック型経営」がジャパンモデルとしているんだよ。 なぜ、「ストック」と「フロー」としたのですか。 短期的成果やシェア争い,株主重視に代表されるアメリカ アメリカ型経営 アメリカ 型経営 フロー 短期的成果やシェア争い,株主重視に代表されるアメリカ アメリカ型経営 型経営を を「「フロー型 フロー型 型」」として対峙する意味で「ス として対峙する意味で「ス アメリカ型経営を 型経営を フロー型 トック型」と使用しているんだ。著書では、「ストック型経営モデル」として、“いつも元気に社会的使命を果 トック型」と使用しているんだ。著書では、「ストック型経営モデル」として、“いつも元気に社会的使命を果 たす企業であり、環境変化も乗り切り、永続的に発展するトータルシステムを持つ企業”として紹介してい たす企業であり、環境変化も乗り切り、永続的に発展するトータルシステムを持つ企業”として紹介してい る。時間 時間の 時間 経過 競争優位性 蓄積 する 仕組 みが ている る。時間 時間の の経過で 経過で で競争優位性を 競争優位性を を蓄積する 蓄積する する仕組 仕組みが みが備 備わ わっ っていることから、「ストック型」と命名したんだ。 ていることから、「ストック型」と命名したんだ。 時間の 経過で 競争優位性を 蓄積する仕組 する仕組みが 仕組みが備 みが備 ている 不況のなかでも、シェア争いを続ける企業がありますが、どうなりますか。 市場が収縮する中でシェア争いするのは、日照りで湖が涸れるなか、水面下で繰り広げられる生き物の 市場が収縮する中でシェア争いするのは、日照りで湖が涸れるなか、水面下で繰り広げられる生き物の 生存競争と同じだね。目先 目先の 構造的な 目先 競争 ばかりに 構造的 問題 には 関心 生存競争と同じだね。目先 目先の の競争ばかりに 競争ばかりに ばかりに目 目を を向 向け け、(涸れる湖全体の)構造的 、(涸れる湖全体の)構造的 構造的な な問題には 問題には には関心 関心を を払 払わ わ 目先の 競争ばかりに目 ばかりに目 構造的な 問題には関心 には関心を 関心を ない。やがて水面下の生存競争にエネルギーを使い果たしてしましい、企業の死期を早める結果を招く ない ない。やがて水面下の生存競争にエネルギーを使い果たしてしましい、企業の死期を早める結果を招く ない んだ。そうならないために、ストック型経営モデルを志向するところも出てきているね。 んだ。そうならないために、ストック型経営モデルを志向するところも出てきているね。 ストック型経営が、今また注目されるのは何故ですか。 「ストック型経営モデル」に掲げられた8項目の特徴には、今さら目新しさはないかも知れない。しかし、底 「ストック型経営モデル」に掲げられた8項目の特徴には、今さら目新しさはないかも知れない。しかし、底 流には「 「「不要な 競争と 不要 競争 ける という 思想 姿勢 がある 競争 協調 流には「 不要な な競争は 競争は は避 避ける」 ける」 という思想 思想・ 姿勢がある があるんだ。あるいは、競争 競争と と協調と言っても良い。地球 協調と言っても良い。地球 不要な 競争は ける」」という思想 という思想・ 思想・・姿勢がある 姿勢があるんだ。あるいは、競争 がある 競争と 協調 環境がますます深刻な問題として捉えられるなか、成長の限界を前提とする時、今の企業のあり方にとっ 環境がますます深刻な問題として捉えられるなか、成長の限界を前提とする時、今の企業のあり方にとっ ても、「ストック型経営モデル」というシステムは重要な意味を持つのではないか。欧米と同質化するので ても、「ストック型経営モデル」というシステムは重要な意味を持つのではないか。欧米と同質化するので はなく、日本特有 日本特有の 個性 主張 ジャパンモデル 日本特有 する 最強 はなく、日本特有 日本特有の の個性を 個性を を主張する 主張する する最強 最強の の「「ジャパンモデル」 ジャパンモデル」 を提唱しているんだ。 日本特有の 個性を 主張する最強 する最強の 最強の ジャパンモデル」」を提唱しているんだ。 [文中の“ ” の部分は書籍の引用] 最近の「最強の『ジャパンモデル』」の論点 現在は、国際競争に勝つ経営として、多くの日本企業で「成果主義」が導入されてい るが、失敗している企業が多い。あたらめて、「人」を大切にする花王やキヤノンの経営 評価基準が、新しい日本型モデルと言われ、注目されている。ニッチ戦略は、他社が参 入しない市場であれば、市場をマイペースで育成でき、無駄な投資が避けられ、製品ラ イフサイクルを長くできる。他社が開発した新製品に対抗して類似品を投入するやり方 は、いたずらにシェア競争を引き起こすだけの戦術にすぎないことが理解できる。 「ストック型」企業にとって、競争に勝つのは次善の策である。孫子の兵法に「百戦百勝 は善の善なるものには非ざるなり。戦わずして人の兵に屈するのは善の善なる者なり」と ある。「ストック型」企業の戦略で最も重要な戦略は、「戦わずして勝つ」方策である。そ のためには、他社の土俵に踏み込まず、また他社の参入を諦めさせるよう条件を整える べきではないか。 ‐3‐ Ten Minutes Marketing 006 「最強の『ジャパンモデル』 「知恵と和」で築く絶対優位の経営」/柳原 一夫,大久保 隆弘[著] <著者紹介> <目次> 柳原一夫 第Ⅰ部 日本企業の復権を果 慶応義塾大学大学院経営管 理研究科教授、トヨタチェアシッ プ基金教授。 1941年秋田県生まれ。63年慶応義塾 大学工学部機械工学科卒業、65年同 大学院工学研究科修士課程修了、68 年同博士課程修了。74年慶応義塾大 学大学院経営管理研究科助教授、87 年同大学院教授、現在に至る。専攻分 野は「経営情報システム」「マネジメント・ システム」。 たすために 第1章 アメリカモデル信奉のパラドッ クス 第2章 世界で勝つジャパンモデル 第3章 最強モデル8つの原則 第4章 絶対優位のトータルシステム 大久保隆弘 構築 日本板硝子ビジネスブレイン ズ株式会社MH事業部チー フコンサルタント。 1954年兵庫県生まれ。79年早稲田大 学教育学部卒業、91年慶応義塾大学 大学院経営管理研究科(MBA)修了。 中外製薬株式会社経営企画室等を経 て、現職。経営戦略、ビジネスプランニ ング、組織変革、人材開発等の経営コ ンサルティングを行なう。 第Ⅱ部 モデル企業事例研究 キヤノン㈱/シャープ㈱/セイコー エプソン㈱/日東電工㈱/㈱パトラ イト/福田金属箔粉工業㈱/ヤマト 運輸㈱ <2010年3月1日現在> ダイヤモンド社/2002年3 月14日 発行/1,800円 [税別]/274頁 <内容紹介> グローバリゼーションにも動ぜず、日本企業独自のスタイルで、永続的発展を期す長寿経営7社 (キヤノン、シャープ、セイコーエプソン、日東電工、パトライト、福田金属箔粉工業、ヤマト運輸)を現 地徹底取材し、その秘訣や詳細を分析している。 短期的な利益に目を向け、一時的には著しい成長を見せる「フロー型」経営。一方、見えない資産 を蓄え、長期に渡り圧倒的な優位を保つ「ストック型」経営。ストック型経営を実践する企業には共通 した特徴があり、7社の事例研究を通じて、長寿企業の強みをストック型経営という視点でわかりやす く解説している。 不況下にあっても元気で社会的使命を果たす企業群がある。構造的な環境変化を乗り切り、永続 的に発展するトータルシステムを持つ企業がいかに強いかを、事例研究によって具体的に伝えてい る。 =内容紹介文より抜粋= こんな本もある 「『エンジンのないクルマ』が変える世界」 「シャープの『ストック型』経営」 「日本型マーケティングの革新」 「グローバル経済の本質」 「企業戦略論〈上〉基本編」 「ブルー・オーシャン戦略」 (大久保隆弘著 日本経済新聞出版社) (柳原一夫著 ダイヤモンド社) (池尾恭一著 有斐閣) (伊藤元重著 ダイヤモンド社) (ジェイ・B・バーニー著 ダイヤモンド社) (W・チャン・キム著 ランダムハウス講談社) Ten Minutes Marketing ? 株式会社 マップス 「最強の 最強の『ジャパンモデル』」 ジャパンモデル』」 ‐4‐ 〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目3番地 紅谷ビル4F E-mail:maps@mapscom.co.jp URL:http://www.mapscom.co.jp TEL:03-5226-0111/FAX:03-5226-0113
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