1027.米で進む「学校の武装化」 乱射事件から1カ月(フィリピンでは武装化が常態化) 中国新聞2013.1.14. (傍線・カッコ内タイトル:吉田祐起引用) 【ニューヨーク共同】米東部コネティカット州ニュータウンで児童ら26人が殺害された乱射事件から 14日で1カ月。バイデン副大統領が銃規制強化の具体策を 15日にも提出し、オバマ大統領が「全 力を尽くす」と公約した規制強化実現への試みが本格化。 一方「銃氾濫社会」の現実に対処するた め、武装警備員の配置や教員の射撃訓練実施など、全米各地で「学校の武装化」が進んでいる。 米紙ワシントン・ポストによると、ニュータウンでの乱射事件直後、ペンシルベニア州西部バトラー 郡の教育委員会は、小学校など全14校に銃で武装 した元警官を配置することを決定。700万ドル (約6億2千万円)の赤字を抱え、過去5年で教員ら75人を削減した緊縮財政の中、「惨事が起きて からでは手遅れ」と、元警官22人を雇用する予算をひねり出した。このほか、約10州で同様の学 校警備計画が持ち上がっている。 またテキサス、ユタ、フロリダなどの各州で、銃所有の権利を推進する団体などが無料で 教員向 けの銃の講習会を開催したところ、応募者が殺到。オハイオ州の小さな自治体では、学校の清掃員 を銃で武装させることを決め、射撃訓練を近く受けさせるという。 学校の武装化には「悪意を持った生徒に銃を奪われたらどうするのか」などと反対の声もあり、ニ ューヨーク市などいくつかの自治体が学校に武装警備員を置かないと表明しているが、ほぼ毎日 のように発砲事件が報じられる現実を前に、大きなうねりにはなっていない。 ヨシダコメント: 全米に3億丁もの銃が流れているそうです。同人口が3億1千数百万人ですから、国民一人当たり 1丁近い数字。一家庭では複数の銃を保有していることになります。同国の憲法で銃を保持して身 を守る権利をうたっているのですから、無理もありません。 日本では全く考えられないことですが、此処フィリピンに来てから、状況ががらっと変わった感じで す。すなわち、一般の商店や銀行、学校や幼稚園に至るまで、加えて、日本でいう「住宅団地」に当 たる「ヴィレジ」では、ゲートに開閉バー付きの「守衛所」に数人の銃を持ったガードマンが必ず配備 されています。最初は違和感を持ちましたが、現在では逆に、安心感すら抱くようになりました。プ ライベートで雇うガードマン(ボディーガード)でもそうですから、安全対策上、不可欠の銃、といった 感じさえします。ま、それがイイのかワルイのかは別ですが、日本は例外中の例外かもしれないと いう気さえするフィリピン在住4年のヨシダです。 下記写真はマニラブレティン紙から拾ったものでして、左は銃器販売店で店員が陳列品を整理して いる姿。右は子供が銃のパック陳列を覗いているもの。1月13日をもって120日間の選挙選期間 中の銃規制に大統領が手をつけたという報道です。 BELATED GIFT GIFT(Left Left)While the implementation of the election gun ban starts yesterday, this boy just looks on the replicas of firearms available in some areas of Quiapo, Manila, maybe as a belated Christmas gift. (Ali Vicoy) (Right) A salesman arranges a pistol display at a gun store UNMINDFUL OF GUN BAN BAN(Right) inside a mall in Ortigas, Pasig City, even as a nationwide gun ban takes effect beginning today, January 13, with the start of the 120-day election campaign period. (Kriz John Rosales) No.1(1-300) No.2(301-400) No.3(401-500) No.4(501-700) No.5(701-900)
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