ことばのふしぎ――言語学への招待

コミュニティ・アカデミー上幟
2016年度
春期講座
ことばのふしぎ――言語学への招待
講 師:原野 昇(広島大学名誉教授)
開講日:第1、第3水曜日 13:30〜15:00、全 6 回、定員 30 人、受講料 12,000 円
※ご希望の講座だけ受講することもできます。1回 2,500 円
■講座の趣旨
ホモ・ロクエンス(話す人間)とは、ことばを使うことこそが人間と
人間以外の動物とを隔てる最も大きな差であるということを表してい
る。ことば無しの生活は一日たりとも考えられない。にもかかわらず、
「ことば」について普段あまり考えることがない。本講座では、その
ような人間生活と切り離せないことばについて、いかに考察すべきこ
とが多いかをみていきます。サルやイヌと同じ生き物としてのヒト類
の一員である私たちの知的生活や精神活動の根本である「ことば」について多くの発見をしていきま
しょう。
■講座の内容
4 月 20 日 第1講「母語と母国語」—憲法と言語/国家と言語/国境、国籍、国民/多言語国家フランス/アルザス語
5 月 18 日 第2講「フランスの少数話者言語」—世界の言語の系統的分類/インド・ヨーロッパ語族/ゲルマン語派、
ケルト語派、
イタリック語派/7つの少数話者言語/共通語教育—罰札/沖縄の標準語教育/フランスの言語
政策
6 月 1 日 第3講「ことばの二面性—音と意味」—ホモ・ロクエンス/人間言語と動物のコミュニケーション/言語とは
ー定義の困難さ/言語:
「記号」の一つ/言語記号の二面性
6 月 15 日 第4講「ことばと世界観」—言語記号の恣意性/世界の切り分け/言語と世界観
7 月 6 日 第5講「ことばのしくみー文法」—言語記号の線的特質/分析と統合/文法
7 月 20 日 第6講「まとめ」—第1〜5講の補足説明と、毎回提出してもらうアンケートのなかで寄せられた質問を中
心に質疑応答
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■講師紹介:原野 昇(はらの のぼる)
1943 年、兵庫県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程中退、文学博士
(パリ大学)。広島大学名誉教授。著書:『狐物語』(岩波文庫、共訳)、
『芸術のトポス』(岩波書店、共著)、『フランス中世文学を学ぶ人のため
に』(世界思想社、編著)他。原野昇のホームページ
http://home.hiroshima-u.ac.jp/nharano/
※ 受講をご希望の方は、①お名前、②年齢、③連絡先住所をご記入
の上で E-Mail もしくは FAX にてお申込みください。
広島市中区上幟町 10-15-201 畠田ビル 2F
TEL&FAX: 082-225-8103
E-Mail: c.a.kaminobori@outlook.jp
広島市中区上幟町 10-15-201 畠田ビル 2F コミュニティ・アカデミー上幟
http://manabi-kaminobori.com/