企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」

平成 27 年 12 月 2 日
報道関係各位
独立行政法人 国立科学博物館
日本の科学者技術者展シリーズ第 11 回
企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」
開催およびプレス内覧会実施のお知らせ
国立科学博物館(台東区上野公園、館長:林良博)におきましては、このたび下記のとおり 12 月 19
日(土)から、日本の科学者技術者展シリーズ第 11 回 企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」
を開催いたしますので、お知らせいたします。
また、本企画展のオープンに先立ち 12 月 18 日(金)に、別添のとおりプレス内覧会を実施いたし
ますので、併せてご案内申し上げます。
国立科学博物館は、12 月 19 日(土)から 3 月 6 日(日)の期間で、日本の科学者技術者展シ
リーズ第 11 回 企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」を開催いたします。
今年は日本で最初の天文学者ともいわれる渋川春海(1639-1715)が亡くなって 300 年にあた
ります。渋川春海は自らの天体観測に基づいた日本で初めての独自の暦を作成し、平安時代から
800 年以上用いられ、ずれの生じていた暦を新しくして、幕府の初代天文方に任命されました。
本展ではさまざまな努力の末に改暦を行った渋川春海の業績、人物とともに、その流れを継ぐ
江戸時代中後期の天文学者たちについて紹介します。
つきましては、展示のオープンに先立ち、12 月 18 日(金)午後3時~4時30分の間、プレ
ス内覧会を実施いたしますので、取材・記事の掲載など本企画展の広報に関して特段のご支援・
ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
記
【会
場】国立科学博物館(台東区上野公園 7-20)日本館 1 階 企画展示室
【開催期間】平成 27 年 12 月 19 日(土)~平成 28 年 3 月 6 日(日)
【入 館 料】常設展示入館料のみでご覧いただけます。
(一般・大学生:620 円(団体 310 円)高校生以下および 65 歳以上無料※団体は 20 名以上)
【休 館 日】毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌火曜日)、12 月 28 日(月)~1 月 1 日(金・祝)
ただし 1 月 4 日(月)は開館
【主
催】独立行政法人国立科学博物館
【後
援】日本天文学会、日本科学史学会
報道関係各位
平成 27 年 12 月 2 日
独立行政法人 国立科学博物館
日本の科学者技術者展シリーズ第 11 回
企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」
プレス内覧会のお知らせ
平成27年12月18日(金)午後3時~/上野・国立科学博物館
国立科学博物館では、日本の科学者技術者展シリーズ第 11 回 企画展「渋川春海と江戸時代の
天文学者たち」の開催に先立ち、下記のとおりプレス内覧会を実施いたします。
当日は、監修者による展示解説も行いますので、ぜひご参加いただき、記事として取り上げて
いただければ幸いです。
記
【日
時】 平成 27 年 12 月 18 日(金)午後 3 時~4 時 30 分(受付開始午後 2 時 30 分~)
【会
場】 国立科学博物館 (東京都台東区上野公園 7-20)
【受付場所】 国立科学博物館 事務棟入口 ※通用門からお入りください。
<交通のご案内> JR上野駅公園口から徒歩 5 分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅から徒歩
10 分、京成電鉄上野駅から徒歩 10 分 ※駐車場の用意はございません。
上野恩賜公園
シロナガスクジラ
日本館
受付
通用門
地球館
日本学士院
ラムダロケット用
ランチャ
JR上野駅
JR 上野駅
有料駐車場
上野公園駐車場
両大師橋
公園口
当日のスケジュール
午後2時30分~
受付開始(受付場所:事務棟入口 ※通用門からお入りください)
午後3時~4時30分 展覧会内覧
(会場:日本館 1 階企画展示室)
・監修者等が展示解説を行い、皆様からのご質問にお答えします。
・展示室内の撮影が可能です。
監修者などのプロフィール
国立科学博物館 理工学研究部 研究主幹
洞口 俊博 (ほらぐち としひろ)
専門分野は恒星物理学。高温の星をとりまいているガスを測光観測
や分光観測を行うことによって調べていますが、最近は観測データ
のアーカイブシステムやそれを生かした天文教材の開発などにも力
を注いでいます。
参加をご希望の方は、別紙「返信用紙」にて12月16日(水)までにお知らせください。
※事前にお申し込みいただかなくても、当日ご参加できますが、大まかな人数の把握をさせて
いただきたく存じますので、下記担当までご返信いただければ幸いです。
本件に関するお問い合わせ先
国立科学博物館 事業推進部
企画展示課
TEL 03-5814-9175、9887
〒110-8718
担当:吉野、熊野
FAX 03-5814-9899
東京都台東区上野公園 7-20
E-mail:kikakuten@kahaku.go.jp
詳細は下記をご覧ください。
http://www.kahaku.go.jp/event/2015/12shibukawa/
【 返
信 用 紙 】
F A X 番 号
<03-5814-9899>
日本の科学者技術者シリーズ第 11 回
企画展「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」
プレス内覧会
参加票
(平成27年12月18日(金) 午後3時~午後4時30分)
参加をご希望される方は、下記項目にご記入の上、事前にFAXにてご返信
いただければ幸いです。
お手数をおかけいたしますがよろしくお願い申し上げます。
□ご出席
貴社名
貴メディア・所属部署名
ご芳名
連絡先
住所:〒
-
TEL:
メールアドレス:
備考
FAX:
広報用として写真をご用意しております。
国立科学博物館ホームページの各種手続き・報道関係資料→写真・施設の貸出からお申し込みできます。
(http://www.kahaku.go.jp/procedure/rent/index.html)
紙張子製地球儀
画像提供:国立科学博物館
ポスター
(日本の科学者技術者展シリーズ第11回
「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」)
画像提供:国立科学博物館
紙張子製天球儀
画像提供:国立科学博物館
【記事利用の際のお願い】
*写真使用は本展の紹介のみとさせていただきます。本展終了後の使用はできません。
*写真掲載時には、資料のクレジットを必ずご記載ください。
*展覧会の開催情報紹介欄に、会期、入館料、開館時間などの基本情報をご掲載いただく場合は確認のため、
校正の段階でお送りください。(記事内容をチェックするものではありません。)
*ご掲載いただいた場合は、掲載誌等をお送りくださいますようお願い申し上げます。
〈広報に関するお問い合わせ先〉国立科学博物館 事業推進部 広報・常設展示課 園山、土屋
電話 03-5814-9855、9858
FAX 03-5814-9898
E-mail:shuzai@kahaku.go.jp
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
今年は日本で最初の天文学者ともいわれる渋川春海(1639-1715)が亡くなっ
て 300 年にあたります。渋川春海は自らの天体観測に基づいた日本で初めての
独自の暦を作成し、平安時代から 800 年以上用いられ、ずれの生じていた暦を
新しくして、幕府の初代天文方に任命されました。
本展ではさまざまな努力の末に改暦を行った渋川春海の業績、人物像ととも
に、その流れを継ぐ江戸時代中後期の天文学者たちについて紹介します。
ZONE1
江戸時代以前の日本は、中国の天文学
を基本としていました。渋川春海は夜空
の星を実際に観測し、その上に独自の天
文学を築いていきました。彼が天体観測
を行った理由の一つは平安時
代に採用された中国の暦のず
れ を正すことでした が、そ れ
には保 科正 之、徳川光圀など、
さまざまな人々との親 交が大
きな力となりました。
ZONE3
上)渋川春海像(天文大意録) 個人蔵
下)天文分野之図(部分) 個人蔵
江戸時代中期の市民の文化水準の高さを示す証しの一つと
ZONE2
享 保 の 改 革 など で 有 名 な 徳 川 幕 府 第 8 代 将 軍 吉 宗
(1684-1751)は科 学技術に関心が高く、禁書令を緩 和す
るだけでなく、天体望遠鏡や天文台を作り、自身も天体観
測を行っていたことが知られています。
近年発見された関連史料と
ともに、江戸時 代の観測機
器や天文台について紹介し
ます。
江戸城吹上御庭図(部分) 個人蔵
ZONE4
高橋至時(1764-1804)の子、高橋景保(1785-1829)と
して、大坂の天文学者たちの存在があります。西洋の天文学を
渋川景佑 (1787-1856?)の兄弟は、江戸時代の後期、蛮書 和
た彼らは、幕府に招かれ、江戸時代の天文学を大きく発展させ
れた天文学書を直接学んで得られ
取り入れ、新しい観測機 器を製 作して精度の高い観測を行っ
ました。
象限儀(寛政暦書) 国立天文台蔵
解 御用を設け、オランダ 語で 書か
た知識にもとづいて、世界でもっと
も精緻な太陰太陽暦といわれる天
保 暦 を 完 成 させるとともに、さま
ざまな天体の観測を行いました。
彗星測量簿 国立天文台蔵
2/ 6
(土)
講演会(定員100名)
13:30 ∼15:00
江戸の天文暦学者
澁川春海の学問と思想
川和田 晶子 ( 広島大学 )
15:15 ∼ 16:15
西洋天文学の流入と幕府天文方
嘉数 次人 ( 大阪市立科学館 )
※申込み方法等詳細はHPをご覧ください。
表面・裏面画像提供 / 神戸市立博物館、国立天文台、千葉市郷土博物館、日本学士院