福島県における再生可能エネルギー事業・政策動向 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員 大平佳男 研究課題 (2)再生可能エネルギー導入促進のための基盤づくり 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故によって甚大な被害を受けた ○再生可能エネルギー「先駆けの地」実現ファンド 福島県はどのような再生可能エネルギー政策を実現しようとしているのか。 ・地域の資金を活用し、再エネ事業から得られる利益を地域に還元する 1.福島県の再生可能エネルギー政策目標 (1)福島県は「再生可能エネルギーの先駆けの地」の実現をめざす。 ・県民が主体となり、県内で資金が循環し、地域に利益が還元される仕組み の構築 ・エネルギーの地産地消の推進 ・浮体式洋上風力発電の実証研究を契機に、県外からの関連産業の誘致 ・県内での新規産業の育成や既存の企業の再構築による雇用創出 (2)福島県の再生可能エネルギー導入目標 ・一次エネルギー供給に占める割合を40%(2020年)から100%以上(20 ○ふくしま再生可能エネルギー推進機構(福島再生エネルギーネット) 40年)に相当する量のエネルギーを再生可能エネルギーで生み出す。 ・再生可能エネルギー事業を支援するための組織を創設 ・地域協議会や県内関連団体と連携 2.福島県における再生可能エネルギーの地域イメージ そのほか、メガソーラー、地熱バイナリー発電、地熱資源開発、スマートコミュ ニティ構想、除染を含めたバイオマス事業などが県内各地で計画 4.福島県の再生可能エネルギー普及・拡大に向けた政策研究 出典)福島県復興計画 3.福島県の再生可能エネルギー政策の重点政策 (1)再生可能エネルギー関連産業のための基盤づくり ○洋上ウィンドファームなどの再生可能エネルギー事業 ○再生可能エネルギー研究開発整備事業:産技研の施設を建設 ○再生可能エネルギー関連産業誘致 ・関連産業推進研究会(2012年7月設立) ・「ふくしま復興・再生可能エネルギー産業フェア2012」(2012年11月 7,8日福島県郡山市ビッグパレット) 〒102-8160 東京都千代田区富士見 2-17-1 Tel: 03-3264-9210 Fax: 03-3264-9218 URL:http://research.cms.k.hosei.ac.jp/sustainability/
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