長野支場が取り組む山羊の振興対策について（（独）家畜改良センター茨城牧場長野支場種苗業務課 1 ○長野支場の山羊関連業務の概要 ◎山羊の生産振興育種改良素材としての育種改良素材としての技術指導山羊配布精液配布（個別研修、ＡＩ講習会、現地指導等）公募 9～10月公募家畜改良センター茨城牧場長野支場契約契約契約山羊に関する調査研究山羊乳の配布除草管理、鳥獣害対策等の実証展示 ◎山羊の利用促進 2 ①育種改良素材（山羊）の配布 • 毎年、当歳を８月下旬～１０月に配布（血統登録済み）ＨＰ上で配布可能山羊カタログを掲載（外貌写真、血統、母山羊泌乳成績など）衛生検査（ＣＡＥ、ヨーネ病、ブルセラ病、結核）年度配布頭数 • 配布実績Ｈ２３雄：２頭雌：２頭Ｈ２４雄：７頭雌：１９頭Ｈ２５雄：９頭雌：１４頭Ｈ２６雄：１２頭雌：２４頭 3 ○配布の流れ３～４月子山羊生産産子登録、衛生検査（ＣＡＥ、ヨーネ病、ブルセラ病、結核等）８月下旬～１０月ＨＰ上で配布可能山羊カタログを提示繁殖計画書の提出・審査公募開始参加希望者がない場合→決定参加希望者がある場合→価格競争による決定入金確認後、引き渡し 4 ②育種改良素材（精液）の配布 • 液状精液（冷蔵）もしくは凍結精液を配布 • 液状精液は、繁殖シーズンの９月～１２月にクール便で発情予定日に合わせて発送。 • ＨＰ上で、種雄山羊リストを掲載（年度当初に更新）（外貌写真、血統、母山羊泌乳成績） • 配布実績年度配布本数Ｈ２３液状：３４本凍結：５７本Ｈ２４液状：２９本凍結：６４本Ｈ２５液状：７７本凍結：１０本Ｈ２６液状：１９６本凍結：０本 5 ③山羊乳の配布 • 山羊乳製品の市場拡大と、山羊乳加工者の支援のため、生産した山羊乳を加工用の原乳として乳製品製造業者等に配布。 • 牛乳における生産費（農業経営統計調査）を基準単価として、乳成分（乳脂率・無脂固形分率）で調整し、売り払い単価を算出。 • Ｈ２６年度の総配布量は12,343kg。 6 ④山羊放牧の実証展示 • 耕作放棄地等における除草対策や鳥獣害対策としての山羊放牧の効果について実証展示を実施。 • これまでに、全国２６カ所で実施。そのうち、１４カ所では、終了後に山羊を買い取ってもらい継続。 7 ⑤技術指導等の開催 • 個別研修・飼養管理技術：削蹄、除角、去勢、搾乳・繁殖技術：人工授精、周産期管理 • 家畜人工授精師講習会（山羊・めん羊、隔年） • 講習会の開催、講師派遣 • 生産現場での技術指導 8 ○講習会等の開催実績年度個別研修現地指導 H23 ９件９件 H24 ５件１２件 H25 ４件８件 H26 ６件６件講習会２回ＡＩ講習会講師派遣－２回１回（３名）４回１回－２回１回１回（５名）３回 9 ⑥技術情報の提供 • 冊子での配布「山羊の飼養管理マニュアル」「山羊の繁殖マニュアル」 • ホームページでの情報提供長野支場のホームページにて一般飼養管理（除角、削蹄）、乳用山羊の育種改良、季節外繁殖、ＣＡＥ、市場価格の動向等について情報提供を行っている。 10 ⑦問い合わせ対応 • 一般飼養者や、都道府県、家保、獣医師等からの問い合わせ。・山羊の飼養方法、繁殖・山羊の疾病・対応実績・山羊の配布、購入先年度件数Ｈ２３３０３件・研修、技術指導Ｈ２４２８９件・耕作放棄地対策、除草Ｈ２５２８８件・山羊乳の加工Ｈ２６２９６件 11