ぼくには夢が三つあります

年
月1日
5
楠瀬 亮くん
た。
実は、
彼にはまだ別の夢があった。
る 。﹁ 一 番 ? ﹂と い う 言 葉 が ひ っ か か っ
担当/広報編集委員
田中
たい子
咲きほこるお宅の玄関に立ち、
私たちを
野市町西野の閑静な住宅街。
庭に花の
﹁もうひとつは化学者。有機化学に興
中学校を卒業したばかりで、
数日後に
この時点で、
この子はただ者ではないか
クを開発して、
動くおもちゃを作りたい﹂
味があります。
電気の流れるプラスチッ
は、
高校に通い始めるというタイミング
がサックスを始めたのは友だちに誘わ
ここで、少しほっとした。なぜかと聞く
と、
友だちと食べに行ったピザがとても
おいしくて、
その時友だちとなんとなく
約束したんだとか。
ぼくは
﹁人﹂が好き
その時からサックスの魅力に引き込ま
亮くんを
﹁やろう﹂
と決心させたという。
つ目は﹁自分の作るプラスチックで、楽
一つ目は﹁音楽で人を笑顔にしたい﹂二
ではあるけれど、
実は、
共通点があった。
しいおもちゃを作り、
子どもたちを笑顔
にしたい﹂
三つ目は、﹁おいしいピザを食
べてもらって、
みんなに笑顔になっても
こんな子どもに育つのか、
それがますま
らいたい﹂
ここまでくると、
どうすれば、
す気になる。
夢多き 歳。
これから、
どんな夢を実現
でしょう?と聞いてみた。
ああ、やっぱり大人だ。あまりにもし
ばって
﹃金賞﹄
を取りたいです﹂
す。まずは高校に行ってから、またがん
﹁はい。一番はプロになりたいと思いま
将来の夢?当然、
プロのサックス奏者
将来の夢は
音を出そうと、
毎日毎日練習に励んだ。
れ、
一度聴いたあの
﹁音﹂
に少しでも近い
かされた先輩の吹くサックスの音色が、 この三つの夢、
それぞれ全く違うよう
れたのがきっかけだった。そのとき、聴
﹁そして三番目の夢は、
ピザ屋さん﹂
も と
…思ってしまう。
(追手前高校1年)
昨年の広報でも紹介されたが、
亮くん
先輩の音に感動
ているかと錯覚してしまう。
いて、その落ち着きぶりは、大人と話し
で取材をさせていただいたが、
お話して
顔が、
まだ少しあどけない。
迎えてくれた楠瀬亮くん。
おだやかな笑
おだやかな笑顔
昨年、この広報で﹁楠瀬亮くん日本ジュニア管打楽器コンクール
で﹃銅賞﹄﹂の記事が伝えられました。今年の亮くんは、なんと全国で
一 番 の﹁ 金 賞 ﹂を 受 賞 ! 新 聞 で も 報 じ ら れ 、ま さ に 香 南 市 の﹁ 希 望 の
星﹂というにふさわしい彼の素顔にせまってみました。
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編集後記
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す♪
ワク
キで
ワク
キド
ド
▼たぶん、
以前からなぜか少し
だけ編 集ソフトが使えたから
でしょう か⋮? 、﹁ 来 年 度は広
報の係やね
︵笑︶
﹂
とか言われ続
けて はや 何 年 経ったでしょう
か。
広 報 をつく る 手 間ひ まを
知っていた私ですから
﹁やだよ、
編集作業で夜遅くまで帰れな
いもん﹂
と、
その時 々 は軽い冗
談で言っていた私 ⋮ 。
なんとま
あ広報係の一員となる日が来
るとはまさに寝耳に水 。
ただこ
れもご縁でありますし、
なんと
いっても読みやすく楽しい内容
で、
県 下ナンバーワンの広 報 誌
であると名高く、
ご好評をいた
だいている我 が香 南 市の広 報
作 成に携わることができると
いう 幸せが。
それならいままで
以 上にご家 族の皆さんで楽し
く 読んでいただける誌 面 づく
りをしなくちゃ!という 野 望
にも似た責任感を胸に、
皆さん
のところへカメラ片 手に走って
まいりますので、
なにとぞよろ
しくお願いいたします!
︵山﨑隆広︶
(`
・ω・
´)シ
■編集 香南市広報編集委員会(市役所総務課秘書広報係)
〒781-5292 高知県香南市野市町西野2706 ℡0887−56−051
1 ■印刷 川北印刷株式会社
していくのだろうか。
【Public Relations】
っかりしていて、
こちらが恥ずかしくな
香南市広報誌
15
ぼくには夢が
三つあります
■発行
平成
日本ジュニア管打楽器コンクール
ソロの中学生サクソホン部門で、
みごと﹁金賞﹂受賞。
こう な ん N O W
25
野市町 36 2013.5