ホームステイ FAQ よくある質問

ホームステイ
Q1
FAQ よくある質問
外国語が話せませんがホストファミリーになれますか?
はい。交流を楽しもうと思う意欲が大切です。
今回は、大学の専攻分野を夏期約 2 ヶ月間日本で学ぶた
めに来日している学生ですので、英語はまず話せますが、
日本語は初級レベルの学生がほとんどです。片言であっ
ても、身振り手振りや絵を書きながらの筆談でも心が通
じ合えば交流を楽しむことはできますので、その意欲が
あるかどうかが肝心です。
また、毎年、日本語が中級、上級レベルの方が数名はい
らっしゃいますので、その方とマッチングできる可能性
もあります。
Q2
(ホストファミリーにとって)英語または外国語を話す機会となりますか?
ステイヤーの中には日本語に慣れる機会を期待している方もおられますので、ステイヤーの希望をよく確
かめてから対応してください。
Q3
滞在中の費用はホストファミリーが負担するのですか?
いいえ。基本的には、ステイヤーの滞在期間中におけるすべての費用をホストファミリーが負担する必要
はありません。ステイヤーの個人的な支出(例えば、長距離電話料金、外出時の経費、個人的な買い物や
医療費等)はステイヤーの自己負担としてください。
特に医療費については、ステイヤーは日本滞在期間中の保険に加入していますので、医療機関に行く時に
は必ずその保険証を持っていくようにしてください。
金銭のことは曖昧になりがちですので、後々お互いに気まずい思いをしなくてすむように、最初に具体的
に話し合うとともに、外出を計画する場合は、どのくらいのお金が必要なのかを事前に説明するなどして、
ステイヤーが負担すべき費用についてのルールを決めておくとよいでしょう。
Q4
どのように過ごしたらよいでしょうか?
基本的にステイヤーの立場に立ってスケジュールの調整をすることが大切です。
「あれもしてあげたい、これもしてあげたい」
「あそこへ連れていってあげよう」と一方的にスケジュール
を詰め込もうとするのは考えものです。
はじめにどのように過ごしたいか、ステイヤーに聞いてみましょう。事前にメールで聞いてみるのも一つ
の手です。ステイヤーの予定や意向を聞きながら、一緒にプランを立てると自然と会話もはずみ、楽しい
スケジュールが作れるでしょう。
また、ステイヤーを観光名所などに案内する際にも、前もって行き先や費用について相談してみましょう。
ステイヤーの興味はいろいろですし、宗教的な理由で、神社や仏閣などを訪れることができない人もいま
す。
改まっていろいろな場所に出かけなくても、近所を散策したり、スーパーで買い物をして一緒に料理を作
ったりするのも、日本人の日常生活を垣間見ることができるよい機会となり、楽しいでしょう。
ステイヤーの中には、友達に手紙を書いたり、日記を書いたり、お祈りをしたりする自由な時間が必要な
人もいますので、たまには一人の時間を作って、そっとしておいてあげるのも心遣いです。
ぜひ、お互いが疲れることなく、楽しく過ごしてください。
<過去のアンケートより、ホストファミリーが案内したところ>
【場所】秋葉原、渋谷、油壺、観音崎、三浦海岸、鎌倉、江ノ島、箱根、みなとみらい、中華街 など
【お店】温泉、水族館、八景島シーパラダイスなどのテーマパーク、回転寿司、居酒屋、パチンコ など
<過去のアンケートより、ステイヤーが喜んだ事>
浴衣(着物)、トランプ、プリクラ、そば打ち、空手のレッスン、モノレール、買い物 など
Q5
家のルールなどは説明した方がよいですか?
はい。はじめに、靴を脱ぐことや置き方、トイレやお風呂の使い方(お風呂へ入る順番やシャワーの利用
可能時間)などを、家の中を案内しながら伝えるとよいでしょう。特に、ステイヤーに入ってほしくない
部屋や利用不可の家具等は事前にハッキリさせておくのが大切ですし、触られては困るものなどはあらか
じめ片付けておいてください。
2 泊だけですが、布団で寝る場合には一緒に敷き、片付け方法も説明しておくと良いでしょう。
困ったことややめて欲しいことはその場できちんと話し、理由を説明してください。
Q6
ステイヤーを引き受ける日の夕食はどのようになっているのでしょうか?
主催者はホームステイ開始日の夕食を提供しませんので、ホストファミリーのご家庭でご用意ください。
Q7
食事は何を用意したらよいですか?
食事はホームステイの大きな楽しみの一つでもあります。といっても、特別な料理を用意する必要はなく、
普段ホストファミリーのみなさまが召し上がっている食事で十分です。家族全員で楽しく食事をすること
が最大のおもてなしになります。
国の習慣や宗教、個人の体質や嗜好により食べないもの、食べられないものがあります。事前にステイヤ
ーにアンケートをとった結果をお知らせしていますが、念のために苦手なものがないかどうか、再度ステ
イヤー本人にご確認ください。
お刺身や納豆など日本独特のものは世界でも珍しい食事です。そのような日本の味にどうしても慣れない
人もいますので、無理強いはしないで下さい。
食べたいものを食べたい分だけ大皿から取ってもらうのもよいでしょう。また、お
好み焼きや鉄板焼きなど、みんなで作りながら食べられる料理も楽しいだんらんの
ひと時になります。
また、ステイヤー本人に、お国の料理を作ってもらうのもよいでしょう。料理だけ
ではなく、その食べ方を教えてもらうなど、言葉は通じなくても食を通じて気軽に
異文化交流ができるよい機会になります。
<過去のアンケート結果から、ステイヤーに好評だったお食事>
アナゴ、うどん、枝豆、お好み焼き、寿司(にぎり、ちらし、手巻き、回転等)
、餃子、すき焼き、焼肉、
グラタン、炊き込みご飯、たこ焼き、茶碗蒸し、中華料理、てんぷら、豆腐、カレー、肉じゃが、冷や
し中華、焼き鳥 、ラーメン など
<過去のアンケート結果から、ステイヤーに不評だったお食事>
青魚の刺身、いくら、寒天、タコ、鳥レバー、卵豆腐、納豆、日本食、味噌汁、明太子(スパゲティー)
、
しらす、ウニ など
Q8
宗教や習慣で注意すべきことはどのようなことですか?
ステイヤー達は、それぞれ固有の文化・習慣をもっており、特に「宗教」は生活の礎となっておりますの
で、戒律に従って暮らしている方も多いようです。大切なことは、さまざまな国の方との出会いを通して
お互いの文化や生活様式の「違い」を尊重し、世界の多様性を知ることであると考えます。
私たちにとっては些細だと思われることが、ステイヤーにとっては不快に感じることもあります。例えば、
頭に触れられることを非常に不愉快に感じる文化や、お酒の席で女性にお酌を強要することを嫌う文化、
男女問わず他人に体を触れられることを嫌う文化などがあるということを心に留めておくことも大切です。
以下に、覚えておくとよい宗教上の注意事項をいくつか紹介します。同じ宗教でも取り組み方には個人差
がありますので、一つの目安として参考にしてください。
<イスラム教>
豚肉、ラード、その加工品であるハム、ソーセージなどは食べません。
お酒も飲みません。
左手は不浄の手とされていますので、握手や物の受け渡しは右手を用います。犬は不浄の動物として触
れません。一日 3 回から 5 回、メッカのある西に向き、お祈りをします。
<ヒンズー教>
牛肉を食べません。左手は不浄の手とされています。
<ユダヤ教>
豚肉を食べません。また、牛肉と乳製品を同時に食べません。
タコ、エビ、カニ、貝類など、ウロコやヒレ、骨がないものは食べません。
Q9
ステイヤーが急病や怪我の時はどうしたらいいですか?
滞在期間中にステイヤーが病気になったり、怪我をした場合には、直ちにホームステイ事務局へご相談く
ださい。緊急連絡先は、ステイヤーお引渡し前のオリエンテーションでお知らせいたします。
各ステイヤーは日本滞在期間中、保険に加入しておりますので、万が一病院で治療を受ける場合は、医療
機関へ必ず、その保険証を持っていかせてください。保険加入会社より後ほど支払ってもらえますので、
もしその場で治療費の支払いが必要な場合は、ステイヤー本人に立て替えてもらってください。その際、
医療機関からの領収証は忘れずに受け取り、大切に保管しておくよう、ステイヤーに伝えてください。
ホストファミリーがどうしても治療費を立て替える必要が生じた場合は、事前にホームステイ事務局まで
ご相談ください。
Q10 お別れのときにお土産をあげた方がいいですか?
いいえ。原則的には「お土産は必要ない」と考えてください。
家の招待し、一緒におしゃべりをしたり食事をしたりするだけ
で十分にもてなしたことになるのです。
ホストファミリーとの楽しい思い出こそが一番のおみやげに
なります。
プレゼントをしたい場合は、安価で、かさばらず、持ち運びが
便利で壊れにくいものなどがよいでしょう。
みんなで撮影した写真や、ステイヤーが滞在中に使用していた
日用品、手作り品などは、より心がこもった記念品となり、喜
ばれるでしょう。