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待望の西村朗室内交響曲第 5 番を発表!
今回の定期演奏会は、客演指揮に三ツ橋敬子を迎えお贈りします。アルトゥーロ・トスカニーニ国際
指揮者コンクール準優勝をはじめ数々の指揮者コンクールで入賞し、大きな注目を集めた実力派若手
指揮者です。2011 年にイタリアで西村朗のクラリネット協奏曲を世界初演し、以来彼女に信頼を寄せる
西村の指名により今回の客演が決まりました。
今回の1つ目のテーマは、三ツ橋が拠点を置く国イタリアです。レスピーギの美しい組曲「鳥」は、彼女
が選曲しました。続いてイタリアを代表する現代作曲家ベリオのフォークソングスは、イタリアやアメリカの
民謡、フランスや中央アジアのフォークソングを採取し作られた歌曲集です。全 11 曲の中から 7 曲を抜
粋して演奏します。プログラム後半には、独創的な作風が注目を集めているイタリア人作曲家シャリーノ
の、現代の携帯電話普及へのシニカルな作品「電話の考古学」を披露します。
2つ目のテーマは、「声」。フォークソングスのソロはもちろん、西村の室内交響曲第 5 番もソプラノ付の
作品です。どちらの作品も大阪出身のソプラノ歌手・太田真紀がソロを務めます。数々の現代作品の発
表を積極的に取り組み、新しい歌の世界を拓くスペシャリストです。
プログラム最後には、西村朗の室内交響曲 第 5 番を世界初演します。オーケストラの魅力と実力
を誰よりも把握する音楽監督による、メンバー1 人 1 人への宛書きとも言える新作に期待が膨らみま
す。
いずみシンフォニエッタ大阪と初共演を果たす三ツ橋も「立ち向かっていくようなプログラムで、
武者震いがした」と語るラインナップにご注目ください。
新・音楽の未来への旅シリーズ
第 36 回定期演奏会
「魅惑のイタリアン&誕生《第 5》!」
<日時> 2016 年 2 月 6 日(土)16:00
いずみシンフォニエッタ大阪
15:15 開場、15:30~ロビー・コンサート、15:45~プレトーク
<出演> 三ツ橋敬子(指揮)/太田真紀(ソプラノ)/いずみシンフォニエッタ大阪
<曲目> レスピーギ:組曲「鳥」
ベリオ:フォークソングスより第 1,2,3,5,6,7,11 曲
シャリーノ:電話の考古学
西村 朗:室内交響曲 第 5 番〈リンカネイション(転生)〉 〔委嘱新作〕
<料金> 一般¥5,000
学生¥1,000
※ユースシート対象公演
主催: いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕
助成: 公益財団法人 花王芸術・科学財団
平成27年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業
◆ チケットに関するお問い合わせ・お申し込みは「いずみホールチケットセンター」
TEL(06)6944-1188
◆ 公演内容に関するお問い合わせは「いずみホール広報担当:森岡・北嶋」までお願い致します。
TEL(06)6944-1130
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<プロフィール>
三ツ橋敬子(指揮)Keiko Mitsuhashi
東京都生まれ。東京藝術大学及び同大学院を修了。ウィーン
国立音楽大学とキジアーナ音楽院に留学。小澤征爾、小林研
一郎、G.ジェルメッティ、E.アッツェル、H=M.シュナイト、
湯浅勇治、松尾葉子、高階正光の各氏に師事。第 10 回アン
トニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて日本人とし
て初めて優勝。2009 年、小澤征爾音楽塾及びサイトウ・キ
ネン・フェスティバル松本にて小澤征爾氏のアシスタントを
務めた。
第 9 回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コ
(c)Walter Garosi
ンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せ
て聴衆
賞も獲得。第 12 回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。これまでに国内の主要オーケス
トラへ客演するほか、ジュゼッペ・ヴェルディ響、スロヴァキア・フィル、ボルツァー
ノ・トレント・ハイドンオーケストラなどヨーロッパでの定期演奏会にも客演を重ねて
いる。
09 年には Newsweek Japan 誌にて「世界が尊敬する日本人 100 人」に選出。2015 年 1
月、大阪交響楽団にて「カヴァッリーニ:ティンパニ協奏曲(世界初演)」を手掛け、
好評を博した。現在イタリア・ヴェネツィア在住。
太田 真紀(ソプラノ)Maki Ota
大阪府出身。同志社女子大学学芸学部声楽専攻卒業。
大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。
東京混声合唱団のソプラノ団員として活動後、文化庁新進芸術
家海外研修制度にてローマに滞在、ジャチント・シェルシの声
楽作品をコラボレイターであった平山美智子氏のもとで研究し
た。これまでにシェルシ・フェスティバル(バーゼル)、ヌオヴ
ァコンソナンツァ・フェスティバル(ローマ)、武生国際音楽祭、
いずみシンフォニエッタ大阪定期演奏会、東京オペラシティリ
サイタルシリーズ「B→C」、サントリー芸術財団サマーフェス
ティバル 2015 他に出演した。また 2015 年 10 月、フェスティ
バル・sound live tokyo にて、シェルシの「山羊座の歌」全 20
曲を演奏した。
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西村 朗 (作曲)Akira Nishimura
大阪市に生まれる。東京芸術大学卒業、同大学院修了。日本音
楽コンクール作曲部門第1位(1974)、エリザベート国際音楽コン
クール作曲部門大賞(77・ブリュッセル)、ルイジ・ダルッラピ
ッコラ作曲賞(77・ミラノ)、尾高賞を5回(88・92・93・08・11)、
中島健蔵音楽賞(90)、京都音楽賞[実践部門賞](91)、日本現代
芸術振興賞(94)、エクソンモービル音楽賞(01)、第3回別宮賞(02)、
第 36 回(04 年度)サントリー音楽賞、第 47 回毎日芸術賞(05) 等
を受賞。2013 年紫綬褒章を授与される。この他、02 年度芸術祭
大賞に「アルディッティSQプレイズ西村朗『西村朗作品集5』」
が、05 年度芸術祭優秀賞に「メタモルフォーシス・西村朗室内
交響曲」が選ばれる。
(C)東京オペラシティ
撮影:大窪道治
2000 年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督に
就任、
03 年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、09 年より同Eテレ「N響アワー」の
司会者を3年間務めた。また、2015 年 4 月からは、再度NHK-FM「現代の音楽」の解
説を務める。2010 年草津夏期国際音楽フェスティヴァルの音楽監督に就任。東京音楽大
学教授。
いずみシンフォニエッタ大阪 Izumi Sinfonietta Osaka
音楽監督:西村 朗/常任指揮者:飯森範親/コンサートミストレス:小栗まち絵
現代音楽の演奏を主目的とする、いずみホールのレジデント・オーケストラ。大阪出身
の作曲家・西村 朗の提唱により 2000 年に結成。以来、同ホールでの定期演奏会を主な
活動とし、新作の初演をはじめとする近現代作品を中心に、古典派の作品もプログラム
に組み、レパートリーを拡大している。核となる編成は 1 管編成の室内オーケストラで、
曲目に応じて変動する。メンバーは、関西在住または出身など、地元にゆかりの演奏家
で構成されている。平成 13 年度大阪舞台芸術賞受賞。CD「西村朗:室内交響曲集<
メタモルフォーシス>」(カメラータ)の演奏は好評を博し、2005 年度芸術祭優秀賞を
受賞した。2005 年、2008 年と紀尾井ホールにて東京公演を開催し、好評を博した。
【第 36 回定期演奏会の出演予定者】
ヴァイオリン:小栗まち絵、池川章子、梅原ひまり、大谷玲子、佐藤一紀、釋 伸司
高木和弘、谷本華子、中島慎子
ヴィオラ:大江のぞみ、竹内晴夫、馬渕昌子
チェロ:林 裕、丸山泰雄、内田佳宏/コントラバス:黒川冬貴、村田和幸
フルート:安藤史子、森本英希/オーボエ:古部賢一
クラリネット:上田 希、古賀喜比古/ファゴット:東口泰之、小川慧巳
ホルン:木川博史、向井和久/トランペット:服部孝也、稲垣路子/トロンボーン:呉 信一
パーカッション:安田直己、沓野勢津子/ハープ:内田奈織/ピアノ:碇山典子
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