序 平成 28 年4月1日 医学科長 池 田 徳 彦 医学があらゆる領域で高速に進歩し、基礎研究の成果が短時間のうちに臨床応用 される事例が多くなってきました。これは医学における普遍的な内容とともに常に 新しい知見を学ぶ必要があることを意味し、医学生の身に付けるべき知識は質、量 ともに増加しています。これらを限られた時間内で習得するには高い意識、勤勉な 姿勢とともに効率的な学習方法も必要となってきます。 教育プログラムは進化し、環境の整備も年々進んでいきます。系統的な講義も少人 数制に移行が進み、指導者と学生で議論、フィードバックしながらの双方向型の講 義形式が主流となってきています。 一般教育においてはリベラルアーツを身に付け、多様性のある思考力や幅広い視 野を涵養し、専門教育においては基礎医学と臨床医学の連鎖を意識した内容となり ます。 また、参加型臨床実習の時間数が大幅に増加し、講義で理解した内容を実践で経験 してより深い理解が得られるように意図されています。医学英語、倫理、医療安全 など領域横断的な学習内容も必須の事項として網羅されます。ICT(情報通信技術) の積極的導入により自主自学を促進し、シミュレーション教育などの比重も増して いきます。 全人的医療を行うためには知識や技術とともに、倫理観、品格、礼節、協調性が なくてはなりません。国際的な視野やチーム医療もますます必要になるでしょう。 医学生として要求されることは数多いですが、教職員は可能な限りの支援をいたし ます。医学をさまざまな角度から学びながら有意義な大学生活を過ごされることを 祈念いたします。 ポリシー 入学者受け入れ方針(アドミッションポリシー) 1.十分な基礎学力をもつ人 2.日々の自己学習意欲が旺盛である人 3.自ら問題を発見し解決する積極性のある人 4.他者と積極的に関わることを志す人 5.他者の痛みを自分の痛みとして捉えることができる人 6.自らのおかれた立場を理解し、求められている役割を自ら果たそうとする人 7.自らの意見を他者に伝えるだけでなく、他者の意見を理解できる協調性と柔軟性をもつ人 8.医療を通して国際的視野で活動する志のある人 9.公平・公正な人 教育課程の編成・実施(カリキュラムポリシー) 本学の教育理念は、「医師としての品性と人間性の涵養、医学知識の享受とともに医療先進技術 の習得、そして人類に貢献する研究心の向上への貢献」です。この目的完遂のためには、従来の区 分された医学教育を脱却し統合教育を取り入れ立体的な視野のもとで医学を習得する事が肝要であ ります。したがって、本学のカリキュラムは、医学に向かう医学生としての初期動機付け教育の充 実化、継続的な医学英語教育、モデル・コア・カリキュラム・共用試験・クリニカルクラークシッ プの充実を目的とした参加型選択臨床実習やチュートリアル制度等を導入した教育カリキュラムと しています。 学位授与の方針(ディプロマポリシー) 1.自然科学の基本を学び人体の正常発育、機能、構造を説明できる。 2.主要病態(コア)と各病態の病因、診断、治療の基本的知識を修得し説明できる。 3.疾病予防医学、心身リハビリテーションを含めた公的支援体制と実際について述べることが できる。 4.医学倫理、生と死に関わる現代的な考察力とその認識を持ち理解できる。 5.国際的医学交流、外国語読解力を身につけている。 6.医学生としての基本的技術力を修得している。 第 2 学 年 東京医科大学学則…………………………………………………………………………… 1 履修方法及び進級認定細則………………………………………………………………… 15 医学教育用語………………………………………………………………………………… 20 学 校 暦…………………………………………………………………………………… 22 履修科目及び単位数一覧表………………………………………………………………… 23 授業時間割表………………………………………………………………………………… 24 中 国 語………………………………………………………………………… 37 韓 国 語………………………………………………………………………… 41 英 語 Ⅱ………………………………………………………………………… 45 医 学 英 語 Ⅱ………………………………………………………………………… 51 医療プロフェッショナリズムⅠ…………………………………………………………… 59 行動科学・患者学Ⅰ………………………………………………………………………… 65 解 剖 学 ( 1 ) ………………………………………………………………………… 69 解 剖 学 ( 2 ) ………………………………………………………………………… 85 生 理 学 ( 2 ) ………………………………………………………………………… 94 生 理 学 実 習………………………………………………………………………… 101 生 化 学………………………………………………………………………… 114 免 疫 学………………………………………………………………………… 127 薬 理 学………………………………………………………………………… 137 病 理 学………………………………………………………………………… 147 微 生 物 学………………………………………………………………………… 154 運 動 医 学………………………………………………………………………… 164 医 用 電 子 工 学………………………………………………………………………… 168 社 会 医 学 Ⅰ………………………………………………………………………… 172 早期臨床体験実習Ⅱ………………………………………………………………………… 176 新カリキュラム 教育到達目標…………………………………………………………… 巻末 ※教育要項について 人文・社会・自然科学系科目、医学関連科目、横断的領域科目、基礎医学系科目及び社会医学系 科目を臨床医学の教員が担当している場合、または臨床医学系科目及び臨床実習を基礎医学の教員 が担当している場合、黄色で表示している。 東京医科大学学則 第1章 総 則 (目的) 第1条 東京医科大学(以下「本学」という。)は、教育基本法及び学校教育法に基づき、自主自学の創学 の精神に則り、医学の学理と応用を教授研究して、人類の福祉に貢献する医人を育成するとともに、 保健医療に関する理論と応用の教授研究を行い、幅広く深い教養と豊かな人間性を涵養し、保健医療に関 する指導者とその専門従事者として学術文化の向上と国際社会に貢献する有能な人材を育成することを目 的とする。 (自己点検・評価等) 第2条 本学は、教育研究水準の向上を図り、前条の目的及び社会的使命を達成するため、教育研究活動等 の状況について自ら点検及び評価を行い、その結果について公表するものとする。 2 自己点検・評価に関する規程は別に定める。 (情報の公開) 第3条 本学は、教育研究活動等の状況について、刊行物への掲載その他広く周知を図ることができる方法 によって、広く情報を公開するものとする。 (教育内容等の改善のための組織的な研修等) 第4条 本学は、授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究を行う。 (社会的・職業的自立に関する指導等) 第5条 本学は、学部・学科の教育上の目的に応じ、学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的及び職業 的自立を図るために必要な能力を、教育課程の実施及び厚生補導を通じて培うことができるよう、大学内 の組織間の有機的な連携を図り、適切な体制を整えるものとする。 第2章 組 織 (学部) 第6条 本学に、医学部医学科及び看護学科を置き、学科ごとに次のとおり教育研究上の目的を定める。 (1) 医学部医学科 医学分野について、深く教授及び研究を行うとともに、高度な医学知識と倫理観、そして高い臨床能力 を備えた医師を育成する。 (2) 医学部看護学科 看護学分野について、理論及び応用の研究を行うとともに、それぞれ十分な知識と技能を有し、保健医 療の実践を担うことのできる応用能力及び豊かな人間性を備えた看護師、保健師等の人材を育成する。 2 学部に置く学科の入学定員及び収容定員は、次のとおりとする。 (1) 医学部医学科 入学定員120名 収容定員 720名 (2) 医学部看護学科 入学定員 80名 収容定員 320名 (大学院) 第7条 本学に、大学院を置く。 2 大学院に関する学則は、別に定める。 1 ―1― (図書館) 第8条 本学に、図書館を置く。 2 図書館に関する事項は、別に定める。 (附属施設) 第9条 本学に、次の附属施設を置く。 東京医科大学病院 茨城医療センター 八王子医療センター 医学総合研究所 2 附属施設に関する事項は、別に定める。 (事務局) 第10条 本学に、事務局を置く。 第3章 職員組織 (職員) 第11条 本学に、学長を置く。 2 本学に、副学長及び副学長補を置くことができる。 3 本学の医学科に、主任教授、教授、臨床教授、准教授、臨床准教授、講師、臨床講師、助教、臨床 助教、病院助教、助手を置く。 4 本学の看護学科に、教授、准教授、講師、助教、助手を置く。 5 本学に、事務職員及びその他必要な職員を置く。 (職員組織) 第12条 学部の医学科及び看護学科に、それぞれ学科長を置く。 2 本学に、一般教育主任を置く。 3 図書館に、図書館長を置く。 4 東京医科大学病院、茨城医療センター、八王子医療センターに、それぞれに病院長を置く。 5 医学総合研究所に、所長を置く。 6 事務局に、事務局長を置く。 第4章 教授会及び教授会代表者会議 (教授会) 第13条 医学部医学科及び看護学科に、各学科の重要事項を審議するため,それぞれ教授会を置く。 2 教授会は、次の事項を審議する。 (1) 入学、進級、卒業、転学、退学、休学及び留学等学生の身分に関する事項 (2) 卒業及び進級の課程の修了に関する事項 (3) 入学試験に関する事項 (4) 学生の試験及び評価に関する事項 (5) 教育課程の編成に関する事項 (6) 学生の表彰及び賞罰に関する事項 2 ―2― (7) 学生の厚生補導に関する事項 (8) 教育職員の任免に関する事項 (9) 名誉教授の推薦に関する事項 (10) 研究生、聴講生その他に関する事項 (11) 予算及び設備に関する事項 (12) その他、教育・研究に関する学長の諮問事項 3 その他、教授会の運営に関して必要な事項は、別に定める。 (教授会代表者会議) 第14条 医学部両学科の共通事項及び本学の運営に関する重要事項を審議するため、 両学科にまたがって、 教授会代表者会議を置く。 2 教授会代表者会議は、それぞれの教授会の委任に基づき、次の事項を審議する。 (1) 学則その他の学部の教学に関する重要な規則の制定、改廃に関する事項 (2) 学部・学科に係る重要な組織の設置及び廃止に関する事項 (3) 本学の重要な施設の設置及び廃止に関する事項 (4) 学校法人の理事及び評議員の選出に関する事項 (5) 学長、病院長、その他重要な教育職員の選出に関する事項 (6) 教育職員の人事の基準及び調整に関する事項 (7) 理事会の諮問事項 (8) その他、本学の運営に関する重要事項 3 その他、教授会代表者会議の運営に関して必要な事項は、別に定める。 (委員会) 第15条 教授会は、必要に応じて委員会を設けることができる。 2 教授会に置く委員会に関する事項は、別に定める。 第5章 学年、学期及び休業日 (学年) 第16条 学年は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。 (学期) 第17条 学年を分けて、次の2学期とする。 前期 4月1日から9月30日まで 後 期 10月1日から翌年の3月31日まで 2 前項の規定にかかわらず、特に必要な場合は、前期終了日及び後期開始日を変更することができる。 (休業日) 第18条 休業日は、次のとおりとする。 (1) 日曜日 (2) 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に定める休日 (3) 本学の創立記念日( 4月13日) (4) 春季休業日( 3月 5日から 4月 9日まで) 3 ―3― (5) 夏季休業日 医学科( 7月20日から 9月 9日まで) 看護学科(8月1日から9月20日まで) (6) 冬季休業日(12月20日から 翌年の1月 9日まで) 2 学長は、必要に応じ前項各号の休業日を変更し、又は休業日に授業を行い、若しくは臨時に休業日を定 めることができる。 第6章 修業年限及び在学年限 (修業年限) 第19条 医学部医学科の修業年限は、6年とする。 2 医学部看護学科の修業年限は、4年とする。 (在学年限) 第20条 医学部医学科の学生は、12年を超えて在学することができない。ただし、同一年次に2年を超 えて在学することはできない。 2 医学部看護学科の学生は、8年を超えて在学することはできない。 第7章 入 学 (入学の時期) 第21条 入学の時期は、学年の始めとする。 (入学の資格) 第22条 本学に入学することができる者は、次の各号の一に該当する者とする。 (1) 高等学校又は中等教育学校を卒業した者 (2) 通常の課程による12年の学校教育を修了した者 (3) 外国において学校教育による12年の課程を修了した者又はこれに準ずる者で、文部科学大臣の指 定したもの (4) 文部科学大臣が高等学校の課程に相当する課程を有するものとして指定した在外教育施設の当該課 程を修了した者 (5) 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たす ものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者 (6) 文部科学大臣の指定した者 (7) 高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒度認定試験に 合格した者(同規則附則第2条の規定による廃止前の大学入学資格検定規程(昭和26年文部省令第1 3号)による大学入学資格検定に合格した者を含む。) (8) 本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認め た者で、18歳に達したもの (入学の出願) 第23条 入学を志願する者は、入学願書に所定の入学検定料及び別に定める書類を添えて、指定期日まで に学長に願い出なければならない。 4 ―4― (入学者の選考) 第24条 入学者の選考は、学力試験、その他の方法による。 2 選考の方法は、別に定める。 (入学手続及び入学許可) 第25条 前条の選考に合格した者は、指定された期日までに、入学金、授業料、その他の学費に保証人連 署の誓約書など所定の書類を添えて、入学手続きを完了しなければならない。 2 学長は、前項の入学手続を完了した者について、入学を許可する。 第8章 教育課程、単位及び履修方法等 (教育課程) 第26条 教育課程は、 医学部医学科及び看護学科の教育上の目的を達成するため必要な授業科目を開設し, 体系的に編成するものとし、各授業科目を必修科目、選択科目、自由科目に分け、これを、各学年次に配 当して編成するものとする。 2 医学部医学科の授業科目は、人文・社会科学系科目、自然科学系科目、外国語科目、医学関連科目、横 断的領域科目、基礎医学系科目、社会医学系科目、臨床医学系科目、臨床実習に区分し、編成するものと する。 3 医学部看護学科の授業科目は、一般教育科目、専門基礎科目、専門科目に区分し、編成するものとする。 (授業科目の名称及び単位数並びに卒業に必要な単位数) 第27条 医学部医学科の授業科目、単位数、配当年次及び卒業に必要な単位数は、別表 1 の 1、1 の 2、1 の 3、1 の 4 及び 1 の 5 のとおりとする。 2 医学部看護学科の授業科目、単位数、配当年次及び卒業に必要な単位数は、別表2のとおりとする。 (授業の方法) 第28条 授業は、講義、演習、実験、実習及び実技、又はこれらの併用により行うものとする。 (単位の計算方法) 第29条 授業科目の単位数は、1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成するこ とを標準とし、講義及び演習については15時間から30時間、実験・実習及び実技については30時間 から45時間の授業の時間をもってそれぞれ1単位とする。 2 前項の規定にかかわらず、卒業論文,卒業研究等の授業科目については、これらの学修の成果を評価し て単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して別に単位数を定め る。 (単位の認定、科目の修得及び評価) 第30条 授業科目を履修し、当該授業科目に係る試験又は論文等の審査に合格した者には、所定の単位を 与える。 2 前項の規定にかかわらず、平常点をもって試験等に代えることを認められた科目については、この限り でない。 3 試験に関する事項は、別に定める。 (成績の評価) 第31条 成績の評価は 、S・A・B・C・Dの5種とし 、S・A・B・C を合格、Dを不合格とする。 2 成績の評価に付与するGP(Grade Point)及びGPA(Grade Point Average)の算出については、別 5 ―5― に定める。 (授業日数) 第32条 毎学年の授業日数は 、定期試験の日数を含め 35週以上とする。 (履修方法) 第33条 学生は、医学部医学科においては本学に6年以上、医学部看護学科においては本学に4年以上在 学し、各学科所定の授業科目を履修しなければならない。 2 前項の履修方法等については 、別に定める。 (医学科の学年の進級) 第34条 医学部医学科においては、次学年へ進級は、当該学年の所定の授業科目の履修及び必要単位 数を修得していなければ認めない。 2 進級に必要な授業科目及び必要単位数等は、別に定める。 (看護学科の学年の進級) 第35条 医学部看護学科においては、第1学年及び第2学年に配当された専門基礎科目及び専門科目 のうち、別に定める授業科目をすべて修得しなければ、第2学年から第3学年への進級はできない。 (他の大学又は短期大学における授業科目の履修等) 第36条 学生が本学の定めるところにより他の大学又は短期大学において履修した授業科目について修得 した単位を、30単位を超えない範囲で本学における授業科目の履修により修得したものとみなすことが できる。 2 前項の規定は、学生が外国の大学又は短期大学に留学した場合に準用する。 (大学以外の教育施設における学修) 第37条 学生が行う短期大学又は高等専門学校の専攻科における学修その他文部科学大臣が定める学修を、 本学における授業科目の履修とみなし、単位を与えることができる。 2 前項により与えることができる単位数は 、 前条第1項により本学において修得したものとみなす単位数 と合わせて30単位を超えないものとする。 (入学前の既修得単位等の認定) 第38条 学生が本学に入学する前に大学、短期大学、高等専門学校又は大学設置基準第29条第1項の規 定による専修学校において履修した授業科目について修得した単位を、本学に入学した後の本学における 授業科目の履修により修得したものとみなすことができる。 2 学生が本学に入学する前に行った前条第1項に規定する学修を本学における授業科目の履修とみなし、 単位を与えることができる。 3 前2項により修得したものとみなし、又は与えることのできる単位数は、編入学、転入学等の場合を除 き、本学において修得した単位以外のものについては、第36条第1項及び第2項並びに前条第1項によ り本学で修得したものとみなす単位数と合わせて60単位を超えないものとする。 第9章 休学、復学、転学、退学及び除籍等 (欠席) 第39条 疾病その他の事故により1週間以上欠席する場合には、その事由を添えて速やかに所定の欠 6 ―6― 席届を提出しなければならない。 (休学) 第40条 疾病その他やむを得ない事由により、引き続き3か月以上修学できない見込みの者は、所定の手 続により、学長の許可を得て休学することができる。 2 疾病等のため修学することが適当でないと認められる者については 、 学長は休学を命ずることができる。 (休学期間) 第41条 休学の期間は1年を超えることができない。ただし、やむを得ない事由があるときは、許可を得 て更に1年以内に限り、期間を延長することができる。 2 休学の期間は、医学部医学科にあっては通算して3年、看護学科にあっては通算して2年を超えること ができない。 3 休学の期間は、就業年限並びに在学年限に算入しない。 (復学) 第42条 休学期間が満了するとき、及び休学期間中であっても、その事由が消滅した場合には、保証人連 署のうえ、所定の復学願を学長に提出し、教授会の議を経て学長の許可を得なければならない。 2 疾病が治癒して復学する者は、本大学病院の健康診断書を、その他の場合は、その事由が解消された証 明書又は理由書を添付しなければならない。 (転学、転入学) 第43条 本学から他の大学へ転学しようとする者は 、所定の手続により、学長に願い出て許可を受けなけ ればならない。 2 他の大学から転入学を願い出た者があるときは、欠員がある場合に限り、選考のうえ許可すること がある。 (退学) 第44条 退学しようとする者は、その事由を付して、保証人連署のうえ、所定の様式により学長に願い出 て、許可を受けなければならない。 2 前項の規定にかかわらず、 学長は、 学生が疾病その他の事由により成業の見込みがないと認めたときは、 退学を命ずることができる。 (再入学) 第45条 前条により退学した者が、その事由が解消され再入学を願い出たときは、選考のうえ許可するこ とがある。 2 再入学した者の入学前における本学の在学期間は、修業年限及び在学年限に算入するものとする。 (除籍) 第46条 次の各号の一に該当する者は、教授会の議を経て学長が除籍する。 (1) 学生納付金の納付を怠り、督促してもなお納付しない者 (2) 第20条に定める在学年限を超えた者 (3) 第41条第2項に定める休学の期間を超えてもなお修学できない者 (4) 長期間にわたり行方不明の者 (5) 死亡した者 第10章 卒業及び学位 7 ―7― (卒業) 第47条 医学部医学科においては、本学に6年以上在学し、所定の単位を修得し、卒業試験に合格した者 について、教授会の議を経て、学長が卒業を認定する。 2 医学部看護学科においては、本学に4年以上在学し、所定の単位を修得し、卒業試験に合格した者につ いて、教授会の議を経て、学長が卒業を認定する。 (学位) 第48条 学長は、前条の卒業を認定した者に対して、医学部医学科においては学士(医学)の学位を、医 学部看護学科においては学士(看護学)の学位を授与する。 2 その他、学士の授与に関して必要な事項は、別に定める。 第11章 表彰及び懲戒 (表彰) 第49条 学長は、学業及び操行が優秀で他の学生の模範となる学生を、教授会の議を経て、表彰すること ができる。 (懲戒) 第50条 学長は、学生が本学の学則その他の規程に違反し、若しくは秩序を乱し、又は学生の本分に反す る行為があったときは、教授会の議を経て、当該学生を懲戒することができる。 2 懲戒は、情状により戒告、謹慎、停学及び退学とする。 3 前項の退学は、次の各号の一に該当する者に対して行う。 (1) 性行不良で改善の見込みがないと認められる者 (2) 学業劣等で成業の見込みがないと認められる者 (3) 正当の理由なくして出席常でない者 (4) 本学の秩序を乱し、その他学生としての本分に著しく反した者 4 停学の期間は、在学年限に算入し、修業年限には算入しないものとする。ただし、停学期間が3か月未 満の場合は、修業年限に算入することができる。 第12章 厚生補導 (学生指導) 第51条 本学は、学生の福利厚生並びに学生生活全般の指導の適切かつ円滑な実施を図るものとする。 2 前項に関する事項は、別に定める。 (保健管理) 第52条 本学に医務室を置き、学生の保健管理を行う。 第13章 施設利用 第53条 本学の施設は、本学の学生及び職員が使用できる。ただし、本学の運営に支障のない限りにおい て、一般市民の利用に供することができる。 第14章 研究生、聴講生、科目等履修生及び外国人留学生 (研究生) 8 ―8― 第54条 本学において、特定の課題について研究することを志願する者があるときは、学部の教育研究に 支障のない場合に限り、選考のうえ、研究生として入学を許可することがある。 2 研究生を志願することのできる者は、大学を卒業した者、又はこれと同等以上の学力があると認められ た者とする。 3 研究期間は、1年とする。ただし、特別の理由がある場合は、その期間を更新することができる。 4 その他、研究生に関して必要な事項は、別に定める。 (聴講生) 第55条 本学において特定の授業科目を聴講することを志願する者があるときは、学部の教育に支障のな い場合に限り、選考のうえ、聴講生として入学を許可することがある。 2 聴講生は、学期ごとに許可する。 3 その他、聴講生に関して必要な事項は、別に定める。 (看護学科の科目等履修生) 第56 条 医学部看護学科の授業科目中、1 科目又は数科目について履修を志願する者があるときは、教育 に支障のない場合に限り、選考のうえ、科目等履修生として入学を許可することがある。 2 科目等履修生で授業科目を履修し、試験に合格した者に対しては、当該授業科目の単位修得の認定を行 うことができる。 3 その他、科目等履修生に関して必要な事項は、別に定める。 (外国人留学生) 第57条 外国人で、大学において教育を受ける目的で入国し、本学に入学を志願する者があるときは、選 考のうえ、外国人留学生として入学を許可する。 2 その他、外国人留学生に関して必要な事項は、別に定める。 第15章 入学検定料及び学生納付金 (入学検定料及び学生納付金) 第58条 入学検定料及び学生納付金の額は、別表3のとおりとする。ただし、実習の実施に当たって特に 必要な場合は、当該実習に要する経費を別に徴収することがある。 2 学生納付金は、次の前期の所定の期日までに全納するか、又は次の2期の所定の期日までに等分し て納入しなければならない。ただし、特別の事情がある場合には、期限を定めて納入の延期を認める ことがある。 前期 4月30日まで 後期 10月31日まで 3 停学の懲戒を受けた者に係る学生納付金は、停学期間中であってもこれを徴収する。 4 休学を許可された者に係る学生納付金は、事情により減免することがある。 5 前項の減免に当たっては、教授会の議を経て、学長が決定する。 6 学年の中途において退学し、転学し、又は退学を命ぜられた者であっても、当該年度の学生納付金を納 めなければならない。 7 学生納付金の滞納者は、納入後でなければ単位認定のための試験を受けることができない。 (免除等) 第59条 学業優秀である者又は経済的理由によって納付が困難な者に対しては、学生納付金の一部又は全 9 ―9― 部を免除し、徴収を猶予することがある。 (研究生、専攻生、聴講生等の入学検定料及び学生納付金) 第60条 研究生、専攻生、聴講生及び看護学科の科目等履修生の入学検定料並びに学生納付金について は、別に定める。 第16章 奨学金 第61条 本学に奨学金の制度を設けることができる。 2 奨学金の支給は、品行方正で学業優秀な学生に対して行う。 第17章 公開講座及び各種講習会等 第62条 社会人の教養を高め、文化の向上に資するため、本学に公開講座、各種講習会を開設することが できる。 2 社会人の再教育及び教育研究活動に資するため、特別講座等を開設することができる。 第18章 学生寮 第63条 本学に、学生寮を置く。 2 学生寮に関して必要な事項は、別に定める。 第19章 補 則 第64 条 この学則に定めるもののほか、この学則の実施のための必要な規程等は、別に定める 附 則 1 この学則は、平成 28 年4月1日から施行する。(第 27 条第1項、別表1の 1 から 1 の 4 までの改正及 び別表 1 の 5 の新設) 2 この学則の施行に伴い、昭和51年4月1日制定の「東京医科大学学則」は、廃止する。 3 前項の規定にかかわらず、平成24年4月1日以前に入学した者の授業科目及び単位数は、なお従 前の例による。 4 前項の規定にかかわらず、平成21年4月 1 日以前に入学した者の在学年限は、なお従前の例によ る。 5 第6条第2項に規定する医学部看護学科の収容定員は、同条同項の規定にかかわらず、平成25年 度から平成27年度までは、次のとおりとする。 平成25年度 医学部看護学科 附 平成26年度 平成27年度 160名 240名 80名 則(平成25年12月18日) 1 この学則は、平成26年4月1日から施行し、平成26年度の入学者から適用する。 (第26条第 2項、第27条第1項、第31条、別表1の2の改正及び第31条第2項並びに別表1の1の新設) 2 前項の規定にかかわらず、別表1の2の改正を除き、平成25年度に入学した者については、なお 従前の例による。 10 ― 10 ― 別表3 ― 11 ― 別表1の5(第27条第1項関係) 東京医科大学教科課程表 (平成28年度第2学年に適用する。) 人 文 ・ 社 会 ・ 自 然 科 学 系 科 目 自 然 科 学 系 科 目 外 国 語 科 目 医学 関連 科目 学 年 学科目 医療心理学・死生学 哲学 医学史 法学 医療人類学 原典講読Ⅰ 原典講読Ⅱ 科学的方法論 人体の物理学 先進医療のための科学 数学 医系の物理学 医系の物理学実習 医系の化学 医系の化学実習 生物学 生物学実習 自然科学基礎 生命現象の科学Ⅰ 生命現象の科学Ⅱ 独語 仏語 英語Ⅰ 医学英語Ⅰ 中国語 韓国語 英語Ⅱ 医学英語Ⅱ 医学英語Ⅲ 医学英語Ⅳ 症候学入門 課題研究 生命倫理学 情報科学Ⅰ 医療プロフェッショナリズムⅠ 横 断 的 領 域 科 目 行動科学・患者学Ⅰ 医療プロフェッショナリズムⅡ 医療倫理 情報科学Ⅱ 緩和医療Ⅰ・漢方・CPC 医療プロフェッショナリズムⅢ 医療安全Ⅰ 情報科学Ⅲ 医療安全Ⅱ 行動科学・患者学Ⅱ 緩和医療Ⅱ・診療録の記載 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 実習 講義 実習 講義 実習 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 講義 前 前・後 前・後 前・後 前・後 前 後 後 後 後 前 前 前・後 前 前・後 前 前・後 前 後 後 前・後 前・後 前・後 前 前 前 後 前・後 前・後 前 前・後 前 前 前 後 後 前・後 後 前 後 前 後 前 前・後 前・後 前・後 1 2 3 4 5 6 合 計 単位数 単位数 単位数 単位数 単位数 単位数 単位数 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 3 1 1 1 1 2 1 0.5 2 2 1 1 1 0.5 1 1 1 1 1 0.5 1 0.5 0.5 0.5 4 ― 12 ― 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 3 1 1 1 1 2 1 0.5 2 2 1 1 1 0.5 1 1 1 1 1 0.5 1 0.5 0.5 0.5 備 考 必修 選択 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 選択 必修 必修 必修 前3 ・ 科 後目 期以 9 上 科を 目選 か択 ら必 修 2科目中 1科目を選択必修 2科目中 選択 1科目を選択 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 別表1の5(第27条第1項関係) 東京医科大学教科課程表 (平成28年度第2学年に適用する。) 学 年 学科目 解剖学(1) 解剖学(2) 生理学(1) 生理学(2) 講・実 講・実 講義 講義 講義 講・実 講・実 講義 実習 講・実 講・実 講・実 講・実 講・実 講義 講義 講義 実習 講義 講義 講義 講義 講義 講義 実習 講義 実習 実習 実習 後 後 後 後 後 前 前 前 後 前 前・後 後 後 後 後 後 前・後 前 後 前・後 前 前 前・後 前・後 前・後 後 前・後 後 前 実習 実習 血液・凝固コース 実習 感覚器コース 実習 呼吸器系コース 実習 循環器コース 実習 消化器コース 実習 腎・泌尿器コース 実習 運動器コース 実習 皮膚コース 実習 女性診療コース 実習 小児科コース 実習 全身管理コース 実習 放射線科コース 実習 地域中核医療コース 実習 地域診療コース 実習 臨床医学Ⅳ 実習 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 前・後 生化学(分子生物学概論) 基 礎 医 学 系 科 目 社 会 医 学 系 科 目 臨 床 医 学 系 科 目 解剖学(1) 解剖学(2) 生理学(2) 生理学実習 生化学 免疫学 薬理学 病理学 微生物学 運動医学 医用電子工学 病理学 グループ別自主研究 社会医学Ⅰ 医学・医療と社会Ⅰ 医学・医療と社会Ⅱ 法医学 臨床医学Ⅰ 臨床医学Ⅱ 基本的診療知識・技能 臨床医学Ⅴ 早期臨床体験実習Ⅰ 早期臨床体験実習Ⅱ 地域医療実習 臨床医学Ⅲ 精神・神経コース 代謝・免疫・内分泌コース 臨 床 実 習 合 計 1 2 3 4 5 6 合 計 単位数 単位数 単位数 単位数 単位数 単位数 単位数 1 3 2 1 1 備 考 5 2 1 2 1 3 2 1 1 5 2 1 2 4 4 2 4 2 3 1 0.5 2 4 2 3 1 0.5 3 4 1 1 1 1 26 14 2 6 2 2 2 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 4 2 2 2 3 3 4 2 2 2 3 2 2 1 4 2 28 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 必修 3 4 1 1 1 1 26 14 2 6 2 2 2 4 2 2 2 3 3 4 2 2 2 3 2 2 1 4 2 28 36単位以上 34単位以上 37単位 25単位 41.5単位 34単位 5 ― 13 ― 207.5単位以上 ᮾி་⛉Ꮫ GPA㸦Grade Point Average㸧ᐇせ㡯 1. ┠ⓗ ࡇࡢせ㡯ࡣ㸪ᐈほⓗ࡞ホ౯ࢩࢫࢸ࣒ࡋ࡚ᅜ㝿ⓗㄆ▱ࡉࢀ࡚࠸ࡿGPAไᗘ㛵ࡍࡿᚲせ࡞ 㡯ࢆᐃࡵ㸪Ꮫ⏕ࡢᏛ⩦฿㐩ᗘࢆ᫂☜ࡋ࡚㸪Ꮫಟᣦᑟᩍ⫱ࡢ㉁ࡢಖド㈨ࡍࡿࡇࢆ┠ⓗ ࡍࡿࠋ 2. ᡂ⦼ホ౯༊ศཬࡧGrade Point㸦௨ୗGP㸧ࡢྲྀࡾᢅ࠸ࡘ࠸࡚ ୗ⾲ࡢホ౯༊ศࡼࡾྛ⛉┠ࡢᏛᖺᡂ⦼ᑐࡋ࡚1༢ᙜࡓࡾࡑࢀࡒࢀPointࢆࡍࡿࠋ ホ౯ ホⅬ ホ౯ෆᐜ GP ุᐃ ⚽㸦S㸧 100 㹼 90 Ⅼ ฿㐩┠ᶆࢆ༑ศ㐩ᡂࡋ࡚࠾ࡾࠊࡁࢃࡵ ࡚ඃ⚽࡞ᡂ⦼ࢆ♧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ 4 ྜ ᱁ ඃ㸦A㸧 89 㹼 80 Ⅼ ฿㐩┠ᶆࢆ㐩ᡂࡋ࡚࠾ࡾࠊඃ⚽࡞ᡂ⦼ࢆ ♧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ 3 ྜ ᱁ Ⰻ㸦B㸧 79 㹼 70 Ⅼ ฿㐩┠ᶆࡢ㐩ᡂࡣࠊᮃࡲࡋ࠸Ỉ‽㐩ࡋ ࡚࠾ࡾࠊጇᙜ࡞ᡂ⦼ࢆ♧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ 2 ྜ ᱁ ྍ㸦C㸧 69 㹼 60 Ⅼ ฿㐩┠ᶆࡢ㐩ᡂࡣࠊᮃࡲࡋ࠸Ỉ‽ࡣ ༑ศࡔࡀࠊྜ᱁࡛ࡣ࡞࠸ࠋ 1 ྜ ᱁ ྍ㸦D㸧 59 Ⅼ௨ୗ ྜ᱁ 0 ྜ᱁ 3. 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ては、授業科目の性格や授業形態に応じて、講義は15時間~30時間の授業をもって1単位とし、 臨床実習は1週間の集中授業をもって1単位とする。 (3)各学年の試験成績は100点満点とし、60点以上を合格とする。ただし、再試験受験に必要な要件 は、各学年別に定める。 (4)6年制課程を6段階の第1学年、第2学年、第3学年、第4学年、第5学年、第6学年に分け、それぞ れ定められた授業科目数及び単位数により進級を認定する。ただし、第2学年では第2学年総合 試験、第4学年では第4学年共用試験(CBT)、第5学年では第5学年総合試験、第6学年では第6 ― 15 ― 学年OSCEに合格しなければならない。 (5)6年以上在学した者のうち、207.5単位以上を取得し、かつ、第6学年総合試験に合格した者には 卒業を認定する。 (6)第2学年総合試験、第4学年共用試験(CBT)、第5学年総合試験、第6学年卒業時OSCE、第6学 年総合試験、及び第6学年臨床医学Ⅴについては、別に定める。 〔第1学年〕 (人文・社会・自然科学系科目) 医療心理学・死生学(1) 1科目 1単位 哲学(1)・医学史(1)・法学(1)・医療人類学(1)・原典講読Ⅰ(1)・原典講読Ⅱ(1) 科学的方法論(1)・人体の物理学(1)・先進医療のための科学(1) 9科目中3科目以上 選択必修 3単位以上 計4科目 4単位 (自然科学系科目) 数学(1)・医系の物理学(1)・医系の物理学実習(1)・医系の化学(1)・医系の化学実習(1)・ 生物学(1)・生物学実習(1)・自然科学基礎(1)・生命現象の科学Ⅰ(1)・生命現象の科学Ⅱ(1) 計10科目 10単位 (外国語科目) 独語(2)・仏語(2) 2科目中1科目選択必修 2単位 英語Ⅰ(3)・医学英語Ⅰ(1) 2科目 4単位 計3科目 6単位 (医学関連科目) 症候学入門(2)・課題研究(2) 計2科目 4単位 (横断的領域科目) 生命倫理学(1)・情報科学Ⅰ(1) 計2科目 2単位 (基礎医学系科目) 解剖学〈1〉(1)・解剖学〈2〉(3)・生理学〈1〉(2)・生理学〈2〉(1)・生化学〈分子生物学概論〉(1) 計5科目 8単位 (臨床実習) 早期臨床体験実習Ⅰ(2) 計1科目 2単位 (1)上記学科目計36単位以上を取得した者には進級を認める。 (2)14科目以上を取得した者は再試験を受けることができる。再試験の結果、上記36単位以上を取得した 者には進級を認める。 ― 16 ― 〔第2学年〕 (外国語科目) 中国語(1)・韓国語(1) 2科目中1科目 選択可能 英語Ⅱ(1)・医学英語Ⅱ(2) 2科目 3単位 計2科目以上 3単位以上 (横断的領域科目) 医療プロフェッショナリズムⅠ(1)・行動科学・患者学Ⅰ(0.5) 計2科目 1.5単位 (基礎医学系科目) 解剖学〈1〉(5)・解剖学〈2〉(2)・生理学〈2〉(1)・生理学実習(2)・生化学(4)・免疫学(2)・ 薬理学(4)・病理学(2)・微生物学(3)・運動医学(1)・医用電子工学(0.5) 計11科目 26.5単位 (社会医学系科目) 社会医学Ⅰ(1) 計1科目 1単位 (臨床実習) 早期臨床体験実習Ⅱ(2) 計1科目 2単位 (1)上記学科目のうち中国語、韓国語を除く計34単位を取得し、第2学年総合試験に合格した者には進級 を認める。 (2)各学科目の試験の不合格科目については、再試験を受けることができる。再試験成績査定の結果、 解剖学〈1〉、解剖学〈2〉、生理学〈2〉、生化学、免疫学、薬理学、病理学、微生物学、運動医学、 社会医学Ⅰの計10科目のうち、6科目以上合格し、かつ、英語Ⅱ、医学英語Ⅱ、医療プロフェッショ ナリズムⅠ、行動科学・患者学Ⅰ、生理学実習、医用電子工学、早期臨床体験実習Ⅱの7科目に合格 し、かつ、履修すべき科目の再試験前の成績の平均点が原則63点以上の者には、第2学年総合試験の 受験を認める。 (3) 第2学年総合試験を受験した者で、再試験が不合格となった学科目がある場合、総合試験の当該学科 目の正答率が90%以上であれば当該学科目は合格とする。 〔第3学年〕 (外国語科目) 医学英語Ⅲ(1) 計1科目 1単位 (横断的領域科目) 医療プロフェッショナリズムⅡ(1)・医療倫理(1)・情報科学Ⅱ(1)・緩和医療Ⅰ・漢方・CPC(1) 計4科目 4単位 (基礎医学系科目) 病理学(3) 計1科目 3単位 (社会医学系科目) ― 17 ― 医学・医療と社会Ⅰ(1) 計1科目 1単位 (臨床医学系科目) 臨床医学Ⅰ(26) 計1科目 26単位 (臨床実習) 地域医療実習(2) 計1科目 2単位 (1) 上記学科目計37単位を取得した者には進級を認める。 (2) 医学英語Ⅲ、医療プロフェッショナリズムⅡ、医療倫理、情報科学Ⅱ、緩和医療Ⅰ・漢方・CPC、病 理学、医学・医療と社会Ⅰ、地域医療実習の計8科目及び臨床医学Ⅰの計14項目の合計22(科目・ 項目)のうち、10(科目・項目)以上合格し、かつ、履修すべき科目の成績の平均点が原則65点以 上の者は、再試験を受けることができる。再試験の結果、上記37単位を取得した者には進級を認め る。 〔第4学年〕 (外国語科目) 医学英語Ⅳ(0.5) 計1科目 0.5単位 (横断的領域科目) 医療プロフェッショナリズムⅢ(1)・医療安全Ⅰ(0.5)・情報科学Ⅲ(1) 計3科目 2.5単位 (基礎医学系科目) グループ別自主研究(4) 計1科目 4単位 (社会医学系科目) 医学・医療と社会Ⅱ(1)・法医学(1) 計2科目 2単位 (臨床医学系科目) 臨床医学Ⅱ(14)・基本的診療知識・技能(2) 計2科目 16単位 (1) 上記学科目計25単位を取得し、共用試験(CBT・OSCE)に合格した者には進級を認め、臨床医学 Ⅲを履修することができる。 (2) 医学英語Ⅳ、医療プロフェッショナリズムⅢ、医療安全Ⅰ、情報科学Ⅲ、グループ別自主研究、医 学・医療と社会Ⅱ、法医学、基本的診療知識・技能の計8科目及び臨床医学Ⅱの計8項目の合計16(科 目・項目)のうち、7(科目・項目)以上合格し、かつ、履修すべき科目(グループ別自主研究を 除く。)の成績の平均点が原則65点以上の者は、再試験を受けることができる。再試験の結果、上 記25単位を取得した者には進級を認め、臨床医学Ⅲを履修することができる。 〔第 4・5 学年〕 (臨床実習) 臨床医学Ⅲ 精神・神経コース(4) ・代謝・免疫・内分泌コース(2) ・血液・凝固コース(2) ・感覚器コース(2)・ 呼吸器系コース(3) ・循環器コース(3) ・消化器コース(4) ・腎・泌尿器コース(2) ・運動器コース(2)・ 皮膚コース(2)・女性診療コース(3) ・小児科コース(2) ・全身管理コース(2) ・放射線科コース(1)・ 地域中核医療コース(4)・地域診療コース(2) ― 18 ― 計16コース 40単位 〔第5学年〕 (横断的領域科目) 医療安全Ⅱ(0.5)・行動科学・患者学Ⅱ(0.5)・緩和医療Ⅱ・診療録の記載(0.5) 計3科目 1.5単位 (1) 上記学科目(コース)計41.5単位を取得し、第5学年総合試験に合格した者には進級を認め、臨床 医学Ⅳを履修することができる。 (2) 27単位以上を取得した者は、各学科目の再試験を受けることができる。再試験の結果、上記41.5単 位を取得した者には進級を認め、臨床医学Ⅳを履修することができる。 〔第5・6学年〕 (臨床実習) 臨床医学Ⅳ(28) 計1科目 28単位 (臨床医学系科目) 臨床医学Ⅴ(6) 計1科目 6単位 (1)臨床医学Ⅳは28単位を取得し、第6学年OSCEに合格しなければならない。 ただし、臨床医学Ⅳは7項目のうち、5項目以上合格した者に限る。 (2)臨床医学Ⅳ及び臨床医学Ⅴの不合格科目については、再試験を受けることができる。 (3)臨床医学Ⅳ及び臨床医学Ⅴの試験にすべて合格した者は、第6学年総合試験(卒業試験)を受けるこ とができる。 (4)第6学年末までに卒業に必要な207.5単位以上を取得し、かつ、第6学年総合試験(卒業試験)に合格 した者には卒業を認定する。 (追試験) 第5条 病気その他やむを得ない事情で試験に欠席し、追試験を希望する者は、試験欠席後1週間以内にそ の事由を添えて追試験願を提出しなければならない。 2 追試験を許可する場合、その試験期間は原則として追試験期間中とする。 3 追試験には、所定の手数料を納付しなければならない。 (再試験) 第6条 第4条のいずれかに該当する者が再試験を受けるには、所定の手数料を納入しなければならい。 (留年者の取扱い) 第7条 進級又は卒業の認定を受けられなかった者は、同一学年次に留まる。 2 留年者は、該当学年次の全科目について再履修しなければならない。 附 則 1 この細則は、平成28年4月1日から施行し、平成28年度第2学年に適用する。 ― 19 ― 医学教育用語 共用試験 臨床実習開始前の学生の評価のための総合試験。全国の医学部で問題を共用するため共用試験と呼ばれている。知 識と問題解決能力を評価するコンピュータを用いた多肢選択形式試験(CBT)と、技能 ・ 態度を評価する OSCE がある。 平成 17 年度より全国医学部で本格実施されている。 ※平成 17 年度から第4学年では共用試験(CBT)に合格することが第5学年への進級要件となっています。 クリニカル クラークシップ(clinical clerkship) 指導医の下で、チームの一員として臨床に参加し、責任の一端を果たしながら医師の業務・役割などを臨床の現場 で体験学習するもの。これからの臨床実習はクリニカル クラークシップ形式で行われる。 形成的評価 学習目標を修得しているか否か、もし修得していないなら、それを修得するために何をしなければならないかを判 定するための評価。学習方法・教授法などを改善するために、学習者や教員・カリキュラムなどへのフィードバック を目的として行われる。 コア・カリキュラム 医学生が卒業までに学んでおくべき必須の学習内容を精選し、標準化した「医学教育モデルコアカリキュラム」の こと。内容は「○○学 ology」の壁を取り外して統合カリキュラムの形で書かれている。 総括的評価 達成された学習成果の程度を総括的に把握し、成績判定・合否決定などのために行われる評価。科目を終丁した時 期に行われる期末テストのほか、卒業試験や医師国家試験なども含まれる。 テュートリアル PBL(Problem-Based Learning) テュートリアルと呼ばれることが多い。少人数のグループで討諭しながら問題 を解決しつつ学ぶ学習方法である。従来の講義型教育が teaching なら、テュートリアルは学生が主体の 1earning と いえる。 臨床研修 医学部卒業後の臨床医としての訓練を指す。 2004 年4月から2年間の臨床研修が必須となった。 研修マッチング (研修医と研修病院の希望を踏まえて、一定のルールによりコンピュータにより組み合わせを決定する)により臨床 研修を行う病院が決定される。 CBT(Computer-Based Testing) コンピュータの画面に向かって受ける試験。単に試験用紙をコンピュータ画面に置き換えただけではなく、コン ピュータが持つ能力を利用して作成されている。共用試験はこの方式を利用する。 ― 20 ― GIO(General Instructional Objective)一般目標 学習終了時に期待される成果(何のために、何ができるようになればよいか)を示したもの。主語を「学習者(学 生)は」として表現している。 MCQ(Multiple Choice Question)多肢選択試験 多くの選択肢の中から、問題で求められている肢を選ぶことにより回答する、客観試験の一つの形式。日本の医師 国家試験は、MCQ 形式で行われている。 OSCE(Objective Structured Clinical Examination)客観的臨床能力試験 オスキーとよばれる。学習者の臨床能力を客観的に評価する試験。ステーションと呼ばれる多数の小部屋に準備さ れた課題をローテーションしながら、時間内に解決していく方法をとる。 SBOs(Specific Behavioral Objectives)行動目標 学習者が一般目標(GIO)を達成するために、 どのようなことをできるようになれば良いのかを具体的に示したもの。 GIO と同様、主語を「学習者(学生)は」として表現している。 ※「講義内容・日程]の到達目標文頭の○△▲印について 到達目標は「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に示された到達目標を以下により分類している。 「医学教育モデル・コア・カリキュラム」の到達目標の中で ① 無印の項目(臨床実習前までに習得すべき項目)は○印 ② △印の項目(卒業時までに習得すべき項目)は△印 ③ 記載の無い項目は▲印 (例) 回 月 日 曜日 時限 1 *月*日 木 2 *月*日 木 講義内容 到 達 目 標 1 脳死の病態・生理 ○死の概念と定義や生物学的な固体の死を説明 できる。 ○死生学の基本的な考え方を概説できる。 ○尊厳死と安楽死の概念を説明できる。 1. 脳ヘルニア 2. 切迫脳死 3. 脳死 4. 脳幹死 5. 全脳死 ○○ 2 脳死の社会的意義 ○植物状態と脳死の違いを説明できる。 ▲臨床的脳死を説明できる。 △脳死判定基準を列挙できる。 1. 死 2. 臨床的脳死 3. 脳死判断 4. 法に基づく脳死判断 ○○ ― 21 ― キーワード 担当者 平成28年度 ( 自 平成28年4月 学 校 暦 至 平成29年3月 ) 東 京 医 科 大 学 医 学 部 医 学 科 学 期 前 入学式及び 卒 業 入 式 授業開始日 授業終了日 学期終了日 補 講 期 間 試 験 期 間 学 平成28年4月 期 後 式 卒 9日(土) 平成29年 式 3月 第1学年:9月 5日(月) 第2学年:9月 1日(木) 2日(金) 第1学年 : 4月14日(木) 第3学年:9月 第2・3学年 : 4月 4日(月) 第4学年:8月29日(月) 第4学年 : 4月 4日(月) 後期授業再開日 4日(土) 第1学年:平成29年 1月10日(火) 第3学年:平成29年 1月 第1学年:7月22日(金) 第1学年:平成29年 1月13日(金) 第2学年:7月15日(金) 第2学年:平成28年12月22日(木) 第3学年:9月 1日(木) 第3学年:平成29年 2月13日(月) 第4学年:7月19日(火) 第4学年:平成29年 1月10日(火) 第1学年:9月 2日(金) 平成29年 第2学年:8月31日(水) 6日(金) 3月31日(金) 第1~2学年:8月25日(木)・26日(金) 第1学年:平成29年 1月16日(月)~20日(金) 第1学年:8月29日(月)~9月 2日(金) 第1学年:平成29年 1月23日(月)~1月27日(金) 第2学年:7月19日(火)~7月22日(金) 第2学年:平成29年 1月10日(火)~1月13日(金) (第3・4学年については別に定める。) (第3・4学年試験期間、追・再試験及び第4学年共用試験 第2学年追再試験 8月29日(月)~8月31日(水) 臨 床 実 習 期 業 第5学年:平成28年 4月 4日(月)開始 CBT、第2・5・6学年総合試験は別に定める。) 第5学年:平成29年 2月24日(金)終了 第1学年:4月11日(月) 第2学年:4月11日(月) 健 康 診 断 第3学年:4月11日(月)第3~4時限目 実 施 日 第4学年:4月11日(月)第3~4時限目 休 業 期 間 そ の 他 第5学年:平成28年 3月31日(木) 第6学年:平成28年 4月 1日(金) 夏季休業は時間割に記載する。 冬季・春季休業は時間割に記載する。 4月12日(火)・13日(水) 新入生学外オリエンテーション(1泊2日) 4月13日(水)創立記念日 4月16日(土)創立記念日振替休日 5月10日(火)防災訓練(第1・2学年全員出席) 5月21日(土)東寿会総会(第2学年全員出席) 6月 1日(水)学友会総会(午後休講) 5月16日(月)動物慰霊祭(第1学年全員出席) 10月19日(水)教職員・学生懇談会(教授会終了後) 10月24日(月)~11月18日(金) 「相談教員の日」期間 10月28日(金)東医祭準備(午後休講) 10月29日(土)、30日(日)東医祭 10月31日(月)東医祭後片付け ※東医祭による休講は第1学年~第4学年 11月 5日(土)医学会総会 5月23日(月)~6月18日(土) 「相談教員の日」期間 6月 4日(土)医学会総会 9月 8日(木)ご遺骨返還式事前説明会 (第2学年全員出席) 9月 9日(金)ご遺骨返還式(第2学年全員出席) 11月12日(土)父母会総会 11月19日(土)創立100周年・式典祝賀会 11月20日(日)創立100周年・記念コンサート 平成29年1月20日(金)午後 退任教授最終講義 ※ 第6学年の授業等については別に定める。 ― 22 ― 第2学年 履修科目及び単位数一覧表 区 分 科 目 単位数 履修学期 備 考 中国語 講義 1 前 韓国語 講義 1 前 英語Ⅱ 講義 1 後 必修 医学英語Ⅱ 講義 2 前・後 必修 医療プロフェッショナリズムⅠ 講義 1 後 必修 行動科学・患者学Ⅰ 講義 0.5 後 必修 解剖学(1) 講・実 5 前 必修 解剖学(2) 講・実 2 前 必修 生理学(2) 講義 1 前 必修 生理学実習 実習 2 後 必修 生化学 講・実 4 前 必修 基礎医学系科目 免疫学 講・実 2 前・後 必修 薬理学 講・実 4 後 必修 病理学 講・実 2 後 必修 微生物学 講・実 3 後 必修 運動医学 講義 1 後 必修 医用電子工学 講義 0.5 後 必修 講義 1 後 必修 実習 2 後 必修 外国語科目 横断的領域科目 社会医学系科目 社会医学Ⅰ 臨床実習 早期臨床体験実習Ⅱ 合 計 34単位以上 ― 23 ― 選択 2科目中 1科目を選択 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 4 月 4 日 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 4 月 5 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 4 月 6 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 7 日 木 医学英語Ⅱ 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 8 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 9 日 土 4 月 10 日 日 4 月 11 日 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 4 月 12 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 4 月 13 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 14 日 木 医学英語Ⅱ 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 15 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 16 日 土 4 月 17 日 日 4 月 18 日 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 4 月 19 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 4 月 20 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 21 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 22 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 23 日 土 4 月 24 日 日 4 月 25 日 月 自主自学 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 4 月 26 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 4 月 27 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 28 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 4 月 29 日 金 4 月 30 日 土 5 月 1 日 日 創立記念日振替 昭 和 の 日 ― 24 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 5 月 2 日 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 5 月 3 日 火 憲 法 記 念 日 5 月 4 日 水 み ど り の 日 5 月 5 日 木 こ ど も の 日 5 月 6 日 金 5 月 7 日 土 5 月 8 日 日 5 月 9 日 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 5 月 10 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 5 月 11 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 12 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 13 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 14 日 土 5 月 15 日 日 5 月 16 日 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)実習 解剖学(2)実習 5 月 17 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 5 月 18 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 19 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 20 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 21 日 土 5 月 22 日 日 5 月 23 日 月 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 解剖学(2)講義 5 月 24 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 5 月 25 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 26 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 27 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 5 月 28 日 土 5 月 29 日 日 東 寿 会 総 会 ― 25 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 5 月 30 日 月 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 5 月 31 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学講義 生化学講義 6 月 1 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 6 月 2 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 3 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 4 日 土 6 月 5 日 日 6 月 6 日 月 自主自学 自主自学 生化学実習 生化学実習 6 月 7 日 火 生理学(2)講義 生理学(2)講義 生化学実習 生化学実習 6 月 8 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 9 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 10 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 11 日 土 6 月 12 日 日 6 月 13 日 月 自主自学 行動科学・患者学Ⅰ 生化学実習 生化学実習 6 月 14 日 火 免疫学講義 免疫学講義 生化学実習 生化学実習 6 月 15 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 16 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 17 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 18 日 土 6 月 19 日 日 6 月 20 日 月 行動科学・患者学Ⅰ 行動科学・患者学Ⅰ 生化学実習 生化学実習 6 月 21 日 火 免疫学講義 免疫学講義 生化学実習 生化学実習 6 月 22 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 23 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 24 日 金 生化学講義 生化学講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 25 日 土 6 月 26 日 日 ― 26 ― 学友会総会 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 6 月 27 日 月 行動科学・患者学Ⅰ 行動科学・患者学Ⅰ 生化学実習 生化学実習 6 月 28 日 火 免疫学講義 免疫学講義 生化学実習 生化学実習 6 月 29 日 水 免疫学講義 解剖学(1)講義 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 6 月 30 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 7 月 1 日 金 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 7 月 2 日 土 7 月 3 日 日 7 月 4 日 月 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 7 月 5 日 火 免疫学講義 免疫学講義 自主自学 自主自学 7 月 6 日 水 自主自学 自主自学 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 7 月 7 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 解剖学(1)実習 解剖学(1)実習 7 月 8 日 金 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 7 月 9 日 土 7 月 10 日 日 7 月 11 日 月 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 7 月 12 日 火 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 7 月 13 日 水 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 7 月 14 日 木 医学英語Ⅱ / 中国語・韓国語 中国語・韓国語 / 医学英語Ⅱ 自主自学 自主自学 7 月 15 日 金 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 7 月 16 日 土 7 月 17 日 日 7 月 18 日 月 海 7 月 19 日 火 前期試験期間 7 月 20 日 水 前期試験期間 7 月 21 日 木 前期試験期間 7 月 22 日 金 前期試験期間(解剖学(1)試験:一日使用) 7 月 23 日 土 夏季休業(~ 8 / 31)※再試験者、補講科目履修者は除く 7 月 24 日 日 ― 27 ― の 日 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 7 月 25 日 月 7 月 26 日 火 7 月 27 日 水 7 月 28 日 木 7 月 29 日 金 7 月 30 日 土 7 月 31 日 日 8 月 1 日 月 8 月 2 日 火 8 月 3 日 水 8 月 4 日 木 8 月 5 日 金 8 月 6 日 土 8 月 7 日 日 8 月 8 日 月 8 月 9 日 火 8 月 10 日 水 8 月 11 日 木 8 月 12 日 金 8 月 13 日 土 8 月 14 日 日 8 月 15 日 月 8 月 16 日 火 8 月 17 日 水 8 月 18 日 木 8 月 19 日 金 8 月 20 日 土 8 月 21 日 日 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 ― 28 ― 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 月日 曜 8 月 22 日 月 8 月 23 日 火 8 月 24 日 水 8 月 25 日 木 補講期間 8 月 26 日 金 補講期間 8 月 27 日 土 8 月 28 日 日 8 月 29 日 月 前期再試験期間 8 月 30 日 火 前期再試験期間 8 月 31 日 水 前期再試験期間 9 月 1 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 生理学実習 生理学実習 9 月 2 日 金 病理学講義 病理学講義 生理学実習 生理学実習 9 月 3 日 土 9 月 4 日 日 9 月 5 日 月 薬理学講義 薬理学講義 生理学実習 生理学実習 9 月 6 日 火 生理学実習 生理学実習 9 月 7 日 水 病理学講義 自主自学 生理学実習 生理学実習 9 月 8 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 生理学実習 生理学実習 9 月 9 日 金 自主自学 自主自学 9 月 10 日 土 9 月 11 日 日 9 月 12 日 月 生理学実習 生理学実習 9 月 13 日 火 生理学実習 生理学実習 9 月 14 日 水 病理学講義 病理学講義 生理学実習 生理学実習 9 月 15 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 生理学実習 生理学実習 9 月 16 日 金 病理学講義 自主自学 微生物学講義 微生物学講義 9 月 17 日 土 9 月 18 日 日 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ ご遺骨返還式 薬理学講義 薬理学講義 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ ― 29 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 第1時限 9:00 ~ 10:30 月日 曜 9 月 19 日 月 9 月 20 日 火 9 月 21 日 水 9 月 22 日 木 9 月 23 日 金 9 月 24 日 土 9 月 25 日 日 9 月 26 日 月 9 月 27 日 火 9 月 28 日 水 運動医学 9 月 29 日 木 9 月 30 日 金 10 月 1 日 土 10 月 2 日 日 10 月 3 日 月 10 月 4 日 火 10 月 5 日 水 運動医学 10 月 6 日 木 10 月 7 日 金 10 月 8 日 土 10 月 9 日 日 10 月 10 日 月 10 月 11 日 火 10 月 12 日 水 運動医学 10 月 13 日 木 10 月 14 日 金 10 月 15 日 土 10 月 16 日 日 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 敬 老 の 日 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ 病理学講義 病理学講義 生理学実習 生理学実習 微生物学講義 微生物学講義 秋 分 の 日 病理学講義 自主自学 微生物学講義 微生物学講義 生理学実習 生理学実習 自主自学 生理学実習試験 免疫学実習 免疫学実習 病理学講義 免疫学実習 免疫学実習 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 免疫学実習 免疫学実習 病理学講義 自主自学 免疫学実習 免疫学実習 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 免疫学実習 免疫学実習 病理学講義 免疫学実習 免疫学実習 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 免疫学実習 免疫学実習 病理学講義 病理学講義 免疫学実習 免疫学実習 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ 体 育 の 日 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ 薬理学講義 薬理学講義 病理学講義 病理学講義 病理学講義 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学講義 微生物学実習 病理学講義 病理学講義 微生物学実習 微生物学実習 ― 30 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 10 月 17 日 月 免疫学実習 薬理学講義 病理学講義 病理学講義 10 月 18 日 火 薬理学講義 薬理学講義 10 月 19 日 水 運動医学 病理学講義 病理学総論実習 病理学総論実習 10 月 20 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学講義 微生物学講義 10 月 21 日 金 病理学講義 病理学講義 微生物学講義 微生物学講義 10 月 22 日 土 10 月 23 日 日 10 月 24 日 月 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 10 月 25 日 火 自主自学 自主自学 薬理学講義 薬理学講義 10 月 26 日 水 運動医学 病理学講義 病理学総論実習 病理学総論実習 10 月 27 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学講義 微生物学講義 10 月 28 日 金 病理学講義 病理学講義 10 月 29 日 土 東 医 祭 10 月 30 日 日 東 医 祭 10 月 31 日 月 東医祭後片付け 11 月 1 日 火 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 11 月 2 日 水 運動医学 病理学講義 病理学総論実習 病理学総論実習 11 月 3 日 木 11 月 4 日 金 11 月 5 日 土 11 月 6 日 日 11 月 7 日 医療プロフェッショナリズ 医療プロフェッショナリズ ムⅠ ムⅠ 東 医 祭 準 備 文 化 の 日 社会医学Ⅰ 社会医学Ⅰ 微生物学講義 微生物学講義 月 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 11 月 8 日 火 薬理学講義 薬理学講義 自主自学 自主自学 11 月 9 日 水 医用電子工学 医用電子工学 病理学講義 病理学講義 11 月 10 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学実習 微生物学実習 11 月 11 日 金 社会医学Ⅰ 社会医学Ⅰ 微生物学実習 微生物学実習 11 月 12 日 土 11 月 13 日 日 ― 31 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 11 月 14 日 月 薬理学講義 薬理学講義 薬理学実習 自主自学 11 月 15 日 火 薬理学講義 薬理学講義 薬理学実習 薬理学実習 11 月 16 日 水 医用電子工学 医用電子工学 微生物学講義 微生物学講義 11 月 17 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学講義 微生物学講義 11 月 18 日 金 社会医学Ⅰ 社会医学Ⅰ 微生物学講義 微生物学講義 11 月 19 日 土 11 月 20 日 日 11 月 21 日 月 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 自主自学 11 月 22 日 火 薬理学講義 薬理学講義 薬理学実習 薬理学実習 11 月 23 日 水 11 月 24 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学実習 微生物学実習 11 月 25 日 金 社会医学Ⅰ 社会医学Ⅰ 微生物学講義 微生物学実習 11 月 26 日 土 11 月 27 日 日 11 月 28 日 月 薬理学講義 薬理学講義 薬理学講義 自主自学 11 月 29 日 火 薬理学講義 薬理学講義 薬理学実習 薬理学実習 11 月 30 日 水 運動医学 薬理学講義 自主自学 自主自学 12 月 1 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学実習 微生物学実習 12 月 2 日 金 社会医学Ⅰ 社会医学Ⅰ 微生物学実習 微生物学実習 12 月 3 日 土 12 月 4 日 日 12 月 5 日 月 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 6 日 火 薬理学講義 薬理学講義 自主自学 自主自学 12 月 7 日 水 運動医学 薬理学講義 自主自学 自主自学 12 月 8 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学講義 微生物学講義 12 月 9 日 金 微生物学講義 微生物学実習 微生物学実習 微生物学実習 12 月 10 日 土 12 月 11 日 日 勤 労 感 謝 の 日 ― 32 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 第4時限 2:50 ~ 4:20 12 月 12 日 月 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 13 日 火 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 14 日 水 運動医学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 15 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 微生物学講義 微生物学講義 12 月 16 日 金 自主自学 自主自学 微生物学講義 微生物学実習 12 月 17 日 土 12 月 18 日 日 12 月 19 日 月 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 20 日 火 自主自学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 21 日 水 運動医学 自主自学 自主自学 自主自学 12 月 22 日 木 医学英語Ⅱ / 英語Ⅱ 英語Ⅱ / 医学英語Ⅱ 自主自学 自主自学 12 月 23 日 金 12 月 24 日 土 12 月 25 日 日 12 月 26 日 月 12 月 27 日 火 12 月 28 日 水 12 月 29 日 木 12 月 30 日 金 12 月 31 日 土 1 月 1 日 日 1 月 2 日 月 1 月 3 日 火 1 月 4 日 水 1 月 5 日 木 1 月 6 日 金 1 月 7 日 土 1 月 8 日 日 天 皇 誕 生 日 元 旦 ― 33 ― 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 月日 曜 1 月 9 日 月 成 人 の 日 1 月 10 日 火 後期試験期間 1 月 11 日 水 後期試験期間 1 月 12 日 木 後期試験期間 1 月 13 日 金 後期試験期間 1 月 14 日 土 1 月 15 日 日 1 月 16 日 月 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 17 日 火 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 18 日 水 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 19 日 木 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 20 日 金 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 21 日 土 1 月 22 日 日 1 月 23 日 月 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 24 日 火 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 25 日 水 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 26 日 木 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 27 日 金 早期臨床体験実習Ⅱ 1 月 28 日 土 1 月 29 日 日 1 月 30 日 月 1 月 31 日 火 2 月 1 日 水 2 月 2 日 木 2 月 3 日 金 2 月 4 日 土 2 月 5 日 日 ― 34 ― 第4時限 2:50 ~ 4:20 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 月日 曜 2 月 6 日 月 2 月 7 日 火 2 月 8 日 水 2 月 9 日 木 2 月 10 日 金 2 月 11 日 土 2 月 12 日 日 2 月 13 日 月 再試験期間 2 月 14 日 火 再試験期間 2 月 15 日 水 再試験期間 2 月 16 日 木 再試験期間 2 月 17 日 金 再試験期間 2 月 18 日 土 再試験期間(実習) 2 月 19 日 日 2 月 20 日 月 2 月 21 日 火 2 月 22 日 水 2 月 23 日 木 2 月 24 日 金 2 月 25 日 土 2 月 26 日 日 2 月 27 日 月 総合試験 2 月 28 日 火 春季休業(~4/2予定) 3 月 1 日 水 3 月 2 日 木 3 月 3 日 金 3 月 4 日 土 3 月 5 日 日 建 国 記 念 日 ― 35 ― 第4時限 2:50 ~ 4:20 平成 28 年度(2016 年度)年度 第2学年授業時間割表 月日 曜 3 月 6 日 月 3 月 7 日 火 3 月 8 日 水 3 月 9 日 木 3 月 10 日 金 3 月 11 日 土 3 月 12 日 日 3 月 13 日 月 3 月 14 日 火 3 月 15 日 水 3 月 16 日 木 3 月 17 日 金 3 月 18 日 土 3 月 19 日 日 3 月 20 日 月 3 月 21 日 火 3 月 22 日 水 3 月 23 日 木 3 月 24 日 金 3 月 25 日 土 3 月 26 日 日 3 月 27 日 月 3 月 28 日 火 3 月 29 日 水 3 月 30 日 木 3 月 31 日 金 第1時限 9:00 ~ 10:30 第2時限 10:40 ~ 12:10 第3時限 1:10 ~ 2:40 春 分 の 日 ― 36 ― 第4時限 2:50 ~ 4:20 第2学年 中 国 語 学 期 前 期 単位数 1単位 担 当 非常勤講師 金 子 真 生 1.学習到達目標 Ⅱ-1-① C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅱ-1-④ C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いがで きる。 Ⅲ-2-② B 患者の多様な背景 ( 年齢、性別、職業、その他 ) に対する配慮の必要性を説明できる。相手の背 景にあわせたわかりやすい言葉で、相手が理解・納得できるまで誠意をもって説明する。 Ⅴ-1-① B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-② B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③ B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④ B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤ B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥ B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-① B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-② B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③ B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 近年、中国国内では、 「観光医療」という分野が注目を浴びている。これは、海外(主に日本)へ観光に行く かたわら、医療行為を受けるというものである。この観光医療の実現にあたっては、医療の行為者と患者とを結 びつける通訳者、または外国語を解する医師、看護師をはじめとする医療スタッフの存在が不可欠である。 前期で、中国語とは何かという問題から、実際の会話までを縦断する。今までおそらく未知であった隣国中国 の言語を学びつつ、自身の専攻とリンクさせて会話を練習していただきたい。 (2)科目におけるコンピテンシー 1、中国語の音節構造を理解する。 2、中国語による自己紹介ができる。 3、中国語で相手の情報を引き出すことができる。 4、中国語で携帯端末に入力ができる。 ― 37 ― 5、中国語でネットから必要な情報を適宜得ることができる。 6、中国語学習を今後続けていくための基礎を作ることができる。 3.学習内容 中国語、と一般に言われる言語は、中華人民共和国において制定された標準語のことである。56 の民族からな る多民族国家において話される言語ということもあり、言語構造は比較的シンプルであるが、よく言われるように その発音は一見難解である。 本講義においては、中国語の音節構造を理解することから始めて、実際に話される中国語へとつなげていきたい。 また、中国語はアジア言語に多くみられる「声調」を有する言語であるから、積極的な発音の練習が肝要である。 日本語や英語との違いを楽しみながら、新たな言語に挑戦していただきたい。 4.授業時間外の学習 ◇予習 毎時間、課題を課すので、確実に課題を終わらせてから授業に臨むこと。また、スマートフォン、あるいはタブ レット端末を使用するので、毎回確実に持参すること。 ◇復習 毎時間のテキストの本文を中国語で入力しておくこと。テキスト付属の CD を用いて、既習の課を発音練習する こと。 5.ICT活用(eラーニング等) ・eラーニングを利用した小テストを実施する。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=(筆記試験の点数)× 0.6 +(授業での取り組み)× 0.4 3.筆記試験の形式:リスニングおよび記述問題 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:期末(50%) ➢後期試験: ➢小テスト: (20%) ➢その他の筆記テスト: (20%) ➢レポート: ➢P B L: ➢出 席 点: (10%) ➢そ の 他: ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる ◇実習評価 ➢態 度: ➢レポート: ― 38 ― ➢実習試験: ➢口答試験: ➢出 席 点: ➢そ の 他: ➢注意事項:出席率が 3/4 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:前期期末試験と同じ範囲 ・方 法:リスニングおよび記述問題 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)語学の学習は日々の積み重ねが肝要である。予習復習とともに、欠席をできるかぎりしないこと。 2)CD を用いて積極的に練習をすること。 ◇オフィスアワー 質問等は、木曜2限終了後、第1看護学科棟4階非常勤講師室を訪ねること。 木曜午後 12 時 10 分~ 13 時 メールアドレス:natie.moka@gmail.com 8.指定する教科書、参考書 教科書:医療系学生のための初級中国語 山田眞一著 白帝社 参考書:講義中に適宜指示する。 ― 39 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 1 4 月 21 日 木 1 講義 中国語概説 中国語についての理解を深 める。 声調 方言 金子真生 2 4 月 21 日 木 2 講義 中国語概説 中国語についての理解を深 める。 声調 方言 金子真生 3 4 月 28 日 木 1 講義 発音① 中国語の母音および声調の 習得。 単母音 複合母音 声調 金子真生 4 4 月 28 日 木 2 講義 発音① 中国語の母音および声調の 習得。 単母音 複合母音 声調 金子真生 5 5 月 12 日 木 1 講義 発音② 中国語の子音の習得。 子音 声調 金子真生 6 5 月 12 日 木 2 講義 発音② 中国語の子音の習得。 子音 声調 金子真生 7 5 月 19 日 木 1 講義 発音③ 中国語の尾音の習得。 子音 尾音 声調 金子真生 8 5 月 19 日 木 2 講義 発音③ 中国語の尾音の習得。 子音 尾音 声調 金子真生 9 5 月 26 日 木 1 講義 発音④ 発音の仕上げとして、簡単 な挨拶を習得する。 自己紹介 発音 金子真生 10 5 月 26 日 木 2 講義 発音④ 発音の仕上げとして、簡単 な挨拶を習得する。 自己紹介 発音 金子真生 11 6 月 2 日 木 1 講義 第一課 会話を通して、自己紹介の 基礎を作る。 自己紹介 発音 金子真生 12 6 月 2 日 木 2 講義 第一課 会話を通して、自己紹介の 基礎を作る。 自己紹介 発音 金子真生 13 6 月 9 日 木 1 講義 第二課 相手の情報を得ることがで きる。 質問 発音 金子真生 14 6 月 9 日 木 2 講義 第二課 相手の情報を得ることがで きる。 質問 発音 金子真生 15 6 月 16 日 木 1 講義 第三課 相手の所有物について尋ね ることができる。 有 没有 金子真生 16 6 月 16 日 木 2 講義 第三課 相手の所有物について尋ね ることができる。 有 没有 金子真生 17 6 月 23 日 木 1 講義 第四課 互いに家族構成を紹介し合 うことができる。 自己紹介 発音 金子真生 18 6 月 23 日 木 2 講義 第四課 互いに家族構成を紹介し合 うことができる。 自己紹介 発音 金子真生 19 6 月 30 日 木 1 講義 第五課 患者の予定を聞くことがで きる。 在 発音 金子真生 20 6 月 30 日 木 2 講義 第五課 患者の予定を聞くことがで きる。 在 発音 金子真生 21 7 月 7 日 木 1 講義 第六課 可能か不可能かを伝えるこ とができる。 会 可以 能 金子真生 22 7 月 7 日 木 2 講義 第六課 可能か不可能かを伝えるこ とができる。 会 可以 能 金子真生 23 7 月 14 日 木 1 講義 第七課 まとめ 相手に選択を迫ることがで きる。 還是 金子真生 24 7 月 14 日 木 2 講義 第七課 まとめ 相手に選択を迫ることがで きる。 還是 金子真生 ― 40 ― 第2学年 韓 国 語 学 期 前 期 単位数 2単位 担 当 林 世 涓(イム セヨン) 1.学習到達目標 Ⅱ-1-①C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、 言葉遣い、 態度、 行動を説明できる。医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いができる。 Ⅲ-2-②B 患者の多様な背景(年齢、性別、職業、その他)に対する配慮の必要性を説明できる。相手の背 景にあわせたわかりやすい言葉で、相手が理解・納得できるまで誠意をもって説明する。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-②B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 1.韓国語の文字であるハングルの歴史的な背景と日本語と韓国語の類似点及び相違点を学ぶ。 2.韓国語の基礎的な読み書きを覚えて身の回りの語彙を韓国語で覚える。 3.韓国語との出会いによって新しい経験を楽しんでもらうことを教育の目標とする。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.ハングルの読み書きができる。 2.韓国語で自己紹介ができる。 3.韓国語で場所を尋ねたり、答えることができる。 4.韓国語で自分の電話番号と誕生日が言える。 5.約束を決めることができる。 6.韓国語で敬語が言えるようになる。 ― 41 ― 3.学習内容 韓国語は日本語と語順を始め文法的な類似点が多く、日本人においては学習しやすいと言われている。しかし、 全く同じわけではない。日韓両言語の類似点及び相違点が分かればより韓国語の学習が楽しくなる。本講義では、 ハングルという新たな文字を覚えた後、日本語と比較しながら韓国語を楽しく学習する。 4.授業時間外の学習 ◇予習 次の課の単語を覚えてくること。毎時間単語のテストがある。 ◇復習 その日に学習した文型を用いて文章を作ってくること。 5.ICT活用(eラーニング等) なし。 6.評 価 1.合格点: 100 点を合格点とする。 2.最終評価点:出席 30%/小テスト 20%/期末テスト 50% 3.筆記試験の形式:期末テスト 4.評価の方法と内訳(%) 出席 30%/小テスト 20%/期末テスト 50% ◇授業評価 ➢前期試験:期末テスト 50% ➢小テスト:20% ➢出 席 点:30% ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・方 法:筆記テスト。期末テスト同じ形式 ・範 囲:本試験と同等 ・方 法:本試験と同等 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)第1回目の授業に入る前にハングルの母音 10 個は覚えてもらいたい。 2)予習と復習を徹底的にやってもらいたい。 ◇オフィスアワー 「授業内容」 の質問や 「学習方法」 について相談があれば、積極的に非常勤講師室を尋ねること。 毎週木曜日 場所:第一看護学科棟4階非常勤講師室 ― 42 ― 曜日及び時間:毎週木曜日 9:00 ~ 12:30 AM 8.指定する教科書、参考書 教科書: 「韓国語レッスン初級Ⅰ」 著 者:キム・トンハン/チャン・ウニョン(スリーエネットワーク) 参考書:講義資料配布 ― 43 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 1 4 月 21 日 木 1 講義 教科のオリエンテーション / 韓国語と日本語の類似点 ハングルと韓国語 ハングル / 韓国語 イムセヨン 2 4 月 21 日 木 2 講義 教科のオリエンテーション / 韓国語と日本語の類似点 ハングルと韓国語 ハングル / 韓国語 イムセヨン 3 4 月 28 日 木 1 講義 基本母音 10 個を学ぶ。正し 母音 10 個書き読みができる 母音 い発音を身につけるコツ。 イムセヨン 4 4 月 28 日 木 2 講義 基本母音 10 個を学ぶ。正し 母音 10 個の書き読みができ 母音 い発音を身につけるコツ。 る イムセヨン 5 5 月 12 日 木 1 講義 基本子音 14 個を学ぶ。 子音 14 個の書き読みができ 子音 る イムセヨン 6 5 月 12 日 木 2 講義 基本子音 14 個を学ぶ。 子音 14 個の書き読みができ 子音 る イムセヨン 7 5 月 19 日 木 1 講義 基本母音の復習をしながら 合成母音・濃音を学ぶ。 合成母音・農音 合成母音・農音 イムセヨン 8 5 月 19 日 木 2 講義 基本母音の復習をしながら 合成母音・濃音を学ぶ。 合成母音・農音 合成母音・農音 イムセヨン 9 5 月 26 日 木 1 講義 日本語には無いパッチムを 勉強する。 パッチムが分かる パッチム イムセヨン 10 5 月 26 日 木 2 講義 日本語には無いパッチムを 勉強する。 パッチムが分かる パッチム イムセヨン 11 6 月 2 日 木 1 講義 ハングルの発音のルールと その例外について 発音ルールが分かる ハングルの発音 イムセヨン 12 6 月 2 日 木 2 講義 ハングルの発音のルールと その例外について 発音ルールが分かる ハングルの発音 イムセヨン 13 6 月 9 日 木 1 講義 今まで勉強したことについ て復習をする。 ハングル文字マスター ハングル イムセヨン 14 6 月 9 日 木 2 講義 今まで勉強したことについ て復習をする。 ハングル文字マスター ハングル イムセヨン 15 6 月 16 日 木 1 講義 自己紹介と名詞の「です」 形とその否定形。 名詞 + です / ではない 肯定文・不定文 イムセヨン 16 6 月 16 日 木 2 講義 自己紹介と名詞の「です」 形とその否定形。 名詞 + です / ではない 肯定文・不定文 イムセヨン 17 6 月 23 日 木 1 講義 指示詞/院母音と陽母音に ついて 指示詞と柔らかい敬語が分 かる 指定詞・敬語 イムセヨン 18 6 月 23 日 木 2 講義 指示詞/院母音と陽母音に ついて 指示詞と柔らかい敬語が分 かる 指定詞・敬語 イムセヨン 19 6 月 30 日 木 1 講義 場所を尋ねる練習。 場所を尋ねる / 場所を教え ることができる 場所 イムセヨン 20 6 月 30 日 木 2 講義 場所を尋ねる練習。 場所を尋ねる / 場所を教え ることができる 場所 イムセヨン 21 7 月 7 日 木 1 漢数字と固有数字について 講義 書き読みの練習 / 自分の電 話番語と誕生日の練習 漢数字 / 固有数字が言える / 数詞 読める イムセヨン 22 7 月 7 日 木 2 漢数字と固有数字について 講義 書き読みの練習 / 自分の電 話番語と誕生日の練習 漢数字 / 固有数字が言える / 数詞 読める イムセヨン 23 7 月 14 日 木 1 講義 全体のまとめ イムセヨン 24 7 月 14 日 木 2 講義 全体のまとめ イムセヨン ― 44 ― 第2学年 英 語 Ⅱ 学 期 後 期 単位数 1単位 担 当 教 授 宮 本 高 晴 兼任講師 Jim Henderson 兼任講師 横 田 まり子 兼任講師 中 村 信 子 1.学習到達目標 Ⅱ-1-①C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-1-①A 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。医学を学ぶ者としてふさわしい振る舞いができる。 Ⅲ-2-②B 相手の背景にあわせたわかりやすい言葉で、相手が理解・納得できるまで誠意をもって説明する。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決ができる。得 られた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-②B 国内外のさまざまなトピックについて関心をもち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 Ⅸ-1-①B eラーニングシステムやeポートフォリオシステムをいろいろなデバイスからアクセスし、正し く利用できる。 Ⅸ-1-②B 図書館の蔵書検索システム、データベース、インターネットで適切なキーワードを用いて情報を 検索し、信頼度を評価した上で情報を入手できる。 Ⅸ-1-③B 医療における情報管理の重要性、情報発信の仕方について説明できる。 Ⅸ-1-④B プレゼンテーションソフトウェアを症例報告用スライド、学会口頭発表用スライド、ポスターな どの作成に利用し高度な発表技法に応用できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 医師として必要な幅広い教養と総合的な判断力をつちかうための一助となるよう、英語の学習をつうじて、日本 のものとはまた異なる「文化」の理解を自らのうちに形成する。さらに、その異なる「文化」を鏡として日本的な ― 45 ― るものを映し出し、自らの使う日本語と自らの生きる日本の「文化」の理解を深める。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.知的な内容をもった英文を、辞書を用いず速読することができる。 2.豊かな教養を要するかなり高度な英文を、辞書を用いて正確に読むことができる。 3.ひとつのまとまりをもった英文を理解し、その内容を自らの言葉で述べる、また記述することができる。 4.英語を聞き、その内容を日本語、また英語で要約することができる。 5.英語を聞き、英語を用いて適切な応答をすることができる。 6.大学生として日常遭遇するさまざまな問題を、英語を用いて解決することができる。 7.メール文を書くなど、大学生としての日常的な言語表現を英語を用いておこなうことができる。 8.自らの経験、考え、想像を、過不足なく適切な英語で表現できる。 9.ひとつのまとまりをもった英文を、文脈正しく書くことができる。 10.英語と日本語との違い、とくにその論理性の違いを理解し、論理性豊かな日本語を話し、また書くことが できる。 3.授業時間外の学習 ◇予習 授業でおこなう箇所がわかっていればその箇所に目をとおしておく。課題があたえられていればその課題を確実 にこなしておく。 ◇復習 授業で学習した内容の完全習得に努める。理解がじゅうぶんでない場合は、オフィスアワー等の時間を活用して 積極的に教員に質問し、理解する。 4.ICT活用(eラーニング等) 随時教員が指示します。 5.評 価 1.合格点:60 点を合格点とする。 2.最終評価点:授業評価の平均点 3.筆記試験の形式:記述式 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ①授業時に行なう小テスト、課題として出されるレポート:50% ②ディスカッションへの参加度、予習復習を含む受講態度全般:50% *受講態度の著しく劣るものは、他の成績にかかわらず最終評価点は 60 点未満となる。 **年度末に行なう TOEFL-ITP テストのスコアは成績に加味される。 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義終了後)に l 回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者。または TOEFL-ITP のスコアが 410 点未満の者。 ・範 囲:講義内容全般 ― 46 ― ・方 法:筆記試験 6.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)授業は少人数で行なわれます。したがって、 「受講態度」が評価の重要な要素となります。筆記用具なし、 あるいはテキストなしでの出席は欠席扱いとなり、授業開始後 20 分以降の遅刻は欠席扱いとします。 2)授業に対応するだけでなく、さまざまなメディアを積極的に活用して各自の英語力を高めるよう心がけてく ださい。 ◇オフィスアワー 質問や相談があれば英語第一研究室(第三校舎 2 階 / 視聴覚 [LL] 教室と同じ扉)を訪ねてください。 月~金 昼休み(午後0時 10 分~1時 10 分)。(eigodept@tokyo-med.ac.jp) 7.指定する教科書、参考書 各講師が指定。以下講義内容を参照。 8.講義内容・日程 リーディング:担当 宮本 高晴 後期 木曜日 第1・2時限 テキスト:使用しない(随時プリントを配布する) Time、The Economist、The Japan Times、The Japan News などに掲載された一般人向けの医療関連記事を、 毎回一篇ずつ読んでいきます。出席者全員による輪読の形式をとりながら、随時英文の文法事項の説明、内容の解 説をはさんでいきます。授業の進め方、心得てもらいたいことなどは初回の授業時に伝えます。なお、シラバスは 昨年度の例です。実際に使用する記事はできるだけ新しいもの、多くの学生諸君の興味をひくものを選んでいこう と思っています。新しい英語表現や専門用語が出てきますので電子辞書類を常備し、インターネットで関連情報に 目を配る準備もしておいてください。 リスニング・リーディング:担当 横田 まり子 後期 木曜日 第1・2時限 テキスト:ABC World News 18(Kinseido) この授業では、おもにニュース英語を題材として、リスニングとリーディングを中心に英語の四技能を高めてい くことを目標とします。相乗効果を考え、リスニング中心の授業とリーディング中心の授業を隔週でおこなってい く予定です。リスニングは、米国 ABC 放送の“World News Tonight”を編集したテキストを使用し、リーディ ングにはテキストを使用せず、毎回最新の英文記事を扱った精読と、プリント教材を使っておこなう速読を並行し て進めていきます。英語に触れる時間を増やすべく、授業は可能な範囲で英語で進めていき、シャドゥイング等も 含め、五感を総動員して英語に集中する時間を適宜設けながら、英語で得た情報を英語でまとめたり、自分の意見 を述べる discussion へ繋げていきたいと考えています。履修する学生の方たちには、まわりにあふれる英語の媒 体を意識し、日々の生活に英語のチャンネルを取り入れる工夫を各自が見つけ、実践していってくれることを期待 しています。 ディスカッション・コミュニケーション:担当 中村 信子 後期 木曜日 第1・2時限 テキスト:使用しない(随時プリントを配布する) 会話における〝Dos〟and〝Donts〟などのコミュニケーションの違い、食の違いなど、さまざまなトピックを ― 47 ― 毎回ひとつ取り上げて、英語で議論します。異文化への理解を深めながら、英語の表現力を高めることが目的で す。授業では、英語・日本語の両方を使います。最初に英文を速読したあとグループディスカッションへと進みま す。英語による意見交換によってスピーキング、リスニング、および思考力を養います.各授業の最後には、議論 の要旨および自分の意見を英語でまとめるパラグラフ・ライティングの練習をします。辞書を必ず持参してくださ い。授業では多くのグループ活動をおこないます。積極的な参加を心がけてください。 English Communication:担当 Jim Henderson 後期 木曜日 第1・2時限 テキスト:使用しない(随時プリントを配布する) The first aim of this class is to build students’confidence in using interactive conversational English. The second aim is to accustom students to summarizing international news and other readings. The third aim is to encourage students to express and support their opinions on a variety of topics. Classes will begin with warm-up activities or review quizzes. Situational dialogues, conversation starters and information gathering activities will be employed for these. Vocabulary and grammar structures will be introduced, practiced in pairs, and performed in front of the class. The rest of the class will be devoted to summarizing news articles and readings, doing topical discussions and formulating reasons to support opinions on simple subjects ― 48 ― 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 担当者 1 9 月 1 日 宮本高晴 授業の進め方、Ebola patient in U.S.(The New York Times, Aug.23, 2014) 授業の概要説明 横田まり子 木 1・2 講義 オリエンテーション 中村信子 Orientation / Introductions Jim Henderson 2 9 月 8 日 木 1・2 講義 Joep Lange(The Economist, July 26, 2014) リスニング Text Unit 1 Royal Visit:Prince William in Japan Body Language Greeting / Parting - Personal News 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 3 9 月 15 日 木 1・2 講義 Easeful Death(The Economist, July 19, 2014) リーデイング(速読演習の説明と演習第一回、英文記事精読第一回) What's in a Name? Summarising International News 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 4 9 月 29 日 木 1・2 講義 Where Doctors Go Wrong(Time, March 26, 2007) リスニング Text Unit 2 Free-Range Parenting The Obesity Crisis Reported Speech & Giving advice 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 10 月 6 日 Stress City(The Economist, Nov. 17, 2007) リーデイング(速読演習第二回、英文記事精読第二回) 木 1・2 講義 Life's Surprises Present / Past perfect "in ages" 10 月 13 日 My Medical Choice(The New York Times, May 14, 2013) 宮本高晴 リスニング Text Unit 3 Security Breach:Drone Crashes on White House Lawn 横田まり子 木 1・2 講義 中村信子 Tokyo Wonderland Jim Henderson Adverb of Frequency 7 10 月 20 日 Leprosy in Afganistan(The Daily Yomiuri, Sep. 11, 2011) リーデイング(速読演習第三回、英文記事精読第三回) 木 1・2 講義 At the Movie Mid-Term Test 8 10 月 27 日 木 1・2 講義 The Bullying Culture of Medical School(The New York Times, Aug. 9, 2012) 宮本高晴 リスニング Text Unit 9 Burger Wars: Billion Dollar Burger? 横田まり子 What Does Silence Mean? 中村信子 Invitations & Excuses Jim Henderson 9 11 月 10 日 木 1・2 講義 Village of Care(The Times, April 8, 2012) リーデイング(速読演習第四回、英文記事精読第四回) The Chopsticks Debate Three types of Opinion 5 6 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 10 11 月 17 日 Athletes' Sudden Death(The Daily Yomiuri, May 27, 2012) 宮本高晴 リスニング Text Unit 5 Operation Pizza 横田まり子 木 1・2 講義 Open-ended Questions: Are They Really Beneficial for Gathering Medical 中村信子 Information from Patients?(1) Brainstorming Reasons / Support Jim Henderson 11 11 月 24 日 Jack Kevorkian(The Economist, June 11, 2011) 宮本高晴 リーデイング(速読演習第五回、英文記事精読第五回) 横田まり子 中村信子 木 1・2 講義 Open-ended Questions: Are They Really Beneficial for Gathering Medical Information from Patients?(2) News Summarising / Opinions & Support Jim Henderson 12 12 月 1 日 木 1・2 講義 Military Surgeries Informed Treatment(The New York Times, April 17, 2013) 宮本高晴 リスニング Text Unit 13 Measles on the Move 横田まり子 Medical Interview 中村信子 Discussion Challenge Jim Henderson 13 12 月 8 日 木 1・2 講義 Autoappendicectomy(Student BMJ, January 2010) リーデイング(速読演習第六回、英文記事精読第六回) A Very American Boy Board Review Game 14 12 月 15 日 Flesh-eating Bacteria Survivor(The Daily Yomiuri, July 20, 2012) 授業内 Review Test 木 1・2 講義 Final exam(Review Test) Final Test ― 49 ― 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 回 月 日 曜日 時限 形式 15 12 月 22 日 講義内容 木 1・2 講義 TOEFLITP 試験・講義解説 ― 50 ― 担当者 宮本高晴 横田まり子 中村信子 Jim Henderson 第2学年 医 学 英 語 Ⅱ 学 期 前・後 期 単位数 2単位 担 当 講 師 林 美穂子 兼任講師 芦 田 ル リ 兼任講師 阿 部 一 幸 兼任講師 竹 中 朋 子 兼任講師 ジェームズ・ボールドウイン 1.学習到達目標 Ⅱ-1-①C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-1-① 他社の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。 医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いが できる。 Ⅲ-2-② 患者の多様な背景(年齢、性別、職業、その他)に対する配慮の必要性を説明できる。相手の背 景にあわせたわかりやすい言葉で、相手が理解・納得できるまで誠意をもって説明する。 V-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 V-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 V-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-②B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 Ⅸ-1-①B eラーニングシステムやeポートフォリオシステムをいろいろなデバイスからアクセスし、正し く利用できる。 Ⅸ-1-②B 図書館の蔵書検索システム、データベース、インターネットで適切なキーワードを用いて情報を 検索し、信頼度を評価した上で情報を入手できる。 Ⅸ-1-③B 医療における情報管理の重要性、情報発信の仕方について説明できる。 Ⅸ-1-④B プレゼンテーションソフトウェアを症例報告用スライド、学会口頭発表用スライド、ポスターな どの作成に利用し、高度な発表技法に応用できる。 ― 51 ― 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 1.3・4年次での臓器別教育の基礎を作るため、基礎的な医学用語及び表現を身につける。 2.医学関連の一般的な英文記事を読解し、医学英語を文脈の中でとらえてることができる。 3.医療現場で用いるさまざまな英語表現を習得する。 4.医療面接に必要な英語表現を学び、英語での医療面接技術を身につける。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.医学用語の構造を語源的に理解した上で分析し、説明する。 2.医学用語と患者の用いる表現とを使い分ける。 3.医学用語をそれに対する日本語に置き換える。 4.医学関連の一般的な英文の記事を読み、記事の内容に関する演習問題を解く。 5.医療現場で用いる特有の表現を身につける。 6.英語での医療面接の基本的表現を学び、模擬医療面接をおこなう。 7.患者との良好なコミュニケーションのとり方を身につける。 3.学習内容 医学用語及び表現の学習と、医学関連の一般的な英文記事の読解を中心に進めていく。前期には、パワーポイン トでの発表をおこない、後期には外国人模擬患者との医療面接をおこなう。聴解力・会話力の基礎作りのため、授 業は原則として英語でおこなう。 4.授業時間外の学習 ◇予習 ・テキストの読解と演習問題は各自予習の上で授業に臨む。継続的に医学用語を学習する。 ◇復習 ・授業で学んだ内容とそれに関連する医学用語を繰り返し学習して定着を図る。宿題・小テスト・課題等は、授 業内での指示をよく聞いて取り組む。 ・学習した医療面接の表現を完全に暗記した上で、患者の話を聞きながら応対できるように練習する。 5.ICT活用(eラーニング等) 随時教員が指示する。 6.評 価 1.合格点:60 点を合格点とする。 2.最終評価点:授業評価の平均点 3.筆記試験の形式:記述式 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢期末試験:30% ➢プレゼンテーション:20% ➢小テスト:30% ― 52 ― ➢出 席 点:20% ➢注意事項:出席点は授業態度を含む。授業態度が著しく劣る者は、その他の成績にかかわらず最終評価点 は 60 点未満となる。内訳比率(%)は暫定。 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:年間の講義内容 ・方 法:筆記試験 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)テキストの読解と演習問題及び医学用語は原則として各自の責任で学習する。 2)授業中は discussion, role-playing 等に積極的に参加する。 3)医学英語の辞書を必ず持参する。 ◇オフィスアワー 火・水・金 11:0016:00 木 13:1016:00 英語第一研究室(第三校舎 2 階) 火・木 12:1013:10 英語第二研究室(第三校舎 4 階・生物学教室並び) ◇メールアドレス eigodept@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書: 本 学 学 生 向 け に 作 成 し た English for Preclinical Medical Students II, Thinking Critically about Health Issues(マクミラン ランゲージハウス)他、独自の教材を使用する。 ― 53 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前・後 期 回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 月 日 曜日 時限 形式 4月7日 4月7日 4 月 14 日 4 月 14 日 4 月 21 日 4 月 21 日 4 月 28 日 4 月 28 日 5 月 12 日 10 5 月 12 日 11 5 月 19 日 12 5 月 19 日 木 木 木 木 木 木 木 木 木 木 木 木 講義内容 キーワード 担当者 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 Orientation 講義 Introduction to the Language of Medicine (review of 1st year) 2 Orientation 講義 Introduction to the Language of Medicine (review of 1st year) 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Respiratory system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Respiratory system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Respiratory system 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Respiratory system 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 BeginningofLife Issues 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 BeginningofLife Issues 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Blood system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Blood system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Blood system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 講義 Blood system ― 54 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 13 5 月 26 日 14 5 月 26 日 15 6 月 2 日 16 6 月 2 日 17 6 月 9 日 18 6 月 9 日 19 6 月 16 日 20 6 月 16 日 21 6 月 23 日 22 6 月 23 日 23 6 月 30 日 24 6 月 30 日 木 木 木 木 木 木 木 木 木 木 木 木 1 2 1 2 講義内容 キーワード 担当者 講義 Truthtelling 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Truthtelling 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Truthtelling:Presentation 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Truth-telling:Presentation 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 講義 1.Effective presentations 2.PowerPoint slides 1.Reading 2.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 2 1.Effective presentations 講義 3.PowerPoint slides 1.Reading 2.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 講義 1.PowerPoint slides (checks) 2.Presentation preparations 1.Reading 2.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 2 1.PowerPoint slides (checks) 講義 2.Presentation preparations 1.Reading 2.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1.Presentation 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1.Presentation 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1.Presentation 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1.Presentation 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 2 1 2 講義 PowerPoint presentations 講義 PowerPoint presentations 講義 PowerPoint presentations 講義 PowerPoint presentations ― 55 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 25 7 月 7 日 26 7 月 7 日 27 7 月 14 日 28 7 月 14 日 29 9 月 1 日 30 9 月 1 日 木 木 木 木 木 木 31 9 月 8 日 木 32 9 月 8 日 木 33 9 月 15 日 木 34 9 月 15 日 木 35 9 月 29 日 木 36 9 月 29 日 木 1 2 1 2 1 2 講義内容 キーワード 担当者 講義 Review for Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Review for Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Final Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Final Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Introduction to Medical Interview 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Introduction to Medical Interview 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 講義 1.Introduction to medical interview 2.Medical terms/ Lay terms 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 2 1.Introduction to medical interview 講義 2.Medical terms/ Lay terms 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Doctor-Patient Relationship 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Doctor-Patient Relationship 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 1 2 1 講義 1.Medical interview role-plays 2.Basic expressions 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 1.Communication 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 2 1.Medical interview role-plays 講義 2.Basic expressions 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 1.Communication 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン ― 56 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 37 10 月 6 日 38 10 月 6 日 39 10 月 13 日 40 10 月 13 日 41 10 月 20 日 42 10 月 20 日 木 木 木 木 木 木 43 10 月 27 日 木 44 10 月 27 日 木 45 11 月 10 日 木 46 11 月 10 日 木 47 11 月 17 日 木 48 11 月 17 日 木 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 講義内容 キーワード 担当者 講義 Medical Interview (activity) 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 1.Simulated Patients 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Medical Interview (activity) 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 1.Simulated Patients 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Palliative Care 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Palliative Care 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Motor and musculoskeletal system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Motor and musculoskeletal system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Motor and musculoskeletal system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Motor and musculoskeletal system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Living Wlll 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Living Wlll 1.Reading 2.Discussion 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Reading and summarizing 1.Reading 2.Comprehension 3.Grammar 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Reading and summarizing 1.Reading 2.Comprehension 3.Grammar 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン ― 57 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 49 11 月 24 日 50 11 月 24 日 51 12 月 1 日 52 12 月 1 日 53 12 月 8 日 54 12 月 8 日 木 木 木 木 木 木 55 12 月 15 日 木 56 12 月 15 日 木 57 12 月 22 日 木 58 12 月 22 日 木 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 講義内容 キーワード 担当者 講義 Endocrine system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Endocrine system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Endocrine system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Endocrine system 1.Reading 2.Terminology 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Review for Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Review for Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Final Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 Final Exams 1.Reading 2.Terminology 3.Communication 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 TOEFLITP 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン 講義 TOEFLITP 林美穂子 芦田ルリ 阿部一幸 竹中朋子 ジェームズ・ボールドウイン ― 58 ― 第2学年 医療プロフェッショナリズムⅠ 学 期 後 期 単位数 1単位 オーガナイザー 教 授 泉 美 貴(医学教育学) 八王子医療センター 准 教 授 青 木 昭 子(リウマチ性疾患治療センター) 担 当 主任教授 山 科 章(循環器内科学) 教 授 泉 美 貴(医学教育学) 教 授 阿 部 幸 恵(シミュレーションセンター) 准 教 授 R.ブルーヘルマンス(医学教育学) 准 教 授 水 野 泰 孝(医学教育推進センター) 講 師 山 崎 由 花(医学教育学) 八王子医療センター 准 教 授 青 木 昭 子(リウマチ性疾患治療センター) 1.学習到達目標 I-2-①B 医療面接に必要な項目を理解できる。開放的・閉鎖的質問の方法を理解する。インフォームドコ ンセントに必要な内容を説明できる。 I-4-①C 患者の権利を法的根拠から説明できる。 I-4-③C 院内・院外で発生しうる重要な感染症について説明できる。 Ⅱ-1-③C 利益相反について説明できる。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-2-②B 患者の多様な背景 ( 年齢、性別、職業、その他 ) に対する配慮の必要性を説明できる。相手の背 景にあわせたわかりやすい言葉で、相手が理解・納得できるまで誠意をもって説明する。 Ⅳ-1-①C 医療における多職種交流の必要性を説明できる。 Ⅳ-1-②C 医療チームに必要な構成者と役割を理解する。 V-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 V-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 V-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 ― 59 ― 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 医療を学び、医師を目指す者として、プロフェッショナリズムについて深く考え、学習の中で自己を振り返り ながら、礼儀・礼節を身に付け、プロフェッショナリズムに沿う活動を実践できる。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.プロフェッショナリズムとは何かを説明できる。 2.プロフェッショナリズムに反しない医学生としての行動がとれる。 3.プロフェッションとしての医師というキャリアを自覚することができる。 4.グローバル化を、プロフェッショナリズムの視点で説明することができる。 5.患者に対する、医師、医学生としてのプロフェッショナルな態度を説明できる。 6.性差、性的マイノリティーの存在を知り、共感的態度がとれる。 7.患者の経験を知り、共感的態度がとれる。 8.研究倫理、医療倫理、利益相反および個人情報など、特に医師として考慮すべきプロフェッショナルな態 度について説明できる。 9.ICT 時代のプロフェッショナリズムについて知り、適切な行動が取れる。 3.学習内容 医師は、様々な職業の中でもプロ中のプロであることは誰もが認めるところでしょう。しかし、医師としてプロ フェッショナルであることは、単に医療の技術が高いとか、専門性が高いあるいは研究業績が多いというテクニカ ルなことだけではありません。むしろ授業で取り上げるテーマのうち、倫理観、振る舞い、コミュニケーション能 力、チームワーク、リーダーシップ、ストレス管理、状況認識力、意思決定力などはいずれも、ノンテクニカルス キルの範疇に属します。 医療におけるプロフェッショナリズムとは何なのか?、医師がプロフェッショナルであるということはどう定義 されるのか?どういう人物を指すのか?、どのような行為をすべきなのか?責務は何であるのか?、誰に対してプ ロフェッショナルであるべきなのか?など、プロフェッショナリズムの授業では、医学生として一人一人が深く思 考することが要求されます。 実は医学教育の歴史はこれまで長い間、医学知識や技術を伝授することに主眼が置かれていました。しかし昨今、 医学知識は爆発的に増加し、医療を取り巻く社会的背景は著しく複雑化し、医師に対して要求される資質は単に病 を治すパターナル(家父長的)な立場から、患者の社会的背景や尊厳、家族との関わりを考慮し、チームの一員・ リーダーとして果たす役割などがクローズアップされてきました。さらに医師に対する評価として、倫理観、態度、 教育能力、グローバル化への対応、情報処理、能動的学修・生涯教育などでの高い能力が求められるようになりま した。この時代の大きな変遷のただ中にある医学生として、医療や医学教育が社会への説明責任を伴うことを学び ます。 「プロフェッショナリズム」の授業は、2年生から4年生まで継続します。医師になる段階が進むごとに、自分 自身が考える医師としてのプロフェッショナリズムも徐々に変化していくことでしょう。その時期、その時点で限 界まで考え抜き、 (最も大切なことですが)それを自分自身の行動に反映させてください。 4.授業時間外の学習 ◇予習 予習課題がだされた場合には、締め切りを遵守して準備すること。 ― 60 ― ◇復習 特に決まりはないが、授業で知り得たこと、考えたことおよび気づきなどを、日々の行動として表す(行動変容) 努力が求められる。 5.ICT活用(eラーニング等) グループワークの内容、レポートなどは、e ラーニングや e ポートフォリオを通じて提出する。 提出場所や共有の仕方を間違わないよう十分注意を払うこと。 6.評 価 1.合格点:60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=授業評価+グループワーク・シミュレーション評価+レポート+ e ポーオフォリ オ 3.筆記試験の形式:筆記試験は行わない 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢後期試験:なし ➢態 度:30% ➢レポート(eラーニング) ・e ポートフォリオ:40% ➢出 席 点:30% ➢そ の 他: ➢注意事項:講義は出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる ◇グループワーク・シミュレーション評価 ➢態 度:40% ➢レポート(eラーニング) ・e ポートフォリオ:60% ➢出 席 点:0% ➢そ の 他:自己評価、ピア評価の結果により、点数に段階をつける。 ➢注意事項:グループワークやシミュレーションは、原則としてすべて出席すること。 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:授業・グループワーク・シミュレーションすべての範囲 ・方 法:レポート、eポートフォリオ提出、シミュレーション、口頭試問、グループワークなどから適宜 考慮する。 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)プロフェッショナリズムを学ぶという授業の性格上、遅刻や早退はもちろん、授業への積極的参加やグルー プワークでの態度など、態度全般について厳密に評価する。 2)遅刻をしないこと。遅刻は出席とみなされない(正当な理由があり、予め届けていればこの限りではない) ― 61 ― 3)レポート提出や e ラーニング・e ポートフォリオは、締め切り厳守のこと。時間が過ぎてからの提出は未提 出とみなされる。 ◇オフィスアワー ➢泉 美貴(医学教育学分野) 時間:基本的にいつでも歓迎。 予め電話やメールなどで、予約してから来室するとなお良い。 場所:西新宿校舎自主自学館9階 TEL: (03) 33426111 内線 2041 Email:mizumi@tokyomed.ac.jp ➢阿部 幸恵(シミュレーションセンター) 時間:木曜日以外はいつでも可能。確実に時間を取りたい場合は、アポイントメントをとってから来ると良い。 場所:西新宿校舎自主自学館5階 TEL: (03) 33426111(内線 2031) Email:yabe@tokyomed.ac.jp ➢水野 泰孝(医学教育推進センター) 時間:事前にメールで時間を調整することが望ましい。 場所:新教育研究棟 12 階 Email:mizuno@tokyomed.ac.jp ➢青木 昭子(八王子医療センターリウマチ性疾患治療センター) 質問等 Email で随時受け付けます Email:aaoki@tokyomed.ac.jp ◇ e ラーニング・e ポートフォリオに関する質問・問い合わせ ➢ R. ブルーヘルマンス(医学教育学分野) 西新宿校舎自主自学館3階 TEL: (03) 33426111(内線 2039) Email:rpb@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書:なし 参考書: 1.白衣のポケットの中―医師のプロフェッショナリズムを考える:宮崎 仁、尾藤 誠司、大生 定義 医学 書院、東京、2009 2.医療プロフェッショナリズムを測定する―効果的な医学教育をめざして:天野隆弘(監修)、David Thomas Stern(原著) 、B.T. Slingsby(原著) 、B.T. スリングスビー(翻訳)、渡辺賢治(翻訳)、岡野 James 洋尚(翻 訳) 、神山圭介(翻訳) 、中島理加(翻訳)、慶應義塾大学出版会、東京、2011 3.医療プロフェッショナリズム教育 理論と原則:リチャード・クルーズ、シルヴィア・クルーズ、イヴッォン ヌ・シュタイナート(編著) 、日本医学教育学会倫理・プロフェッショナリズム委員会(監修、翻訳)、日本 評論社、東京、2012 ― 62 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 9月6日 火 2 9月6日 火 3 9 月 13 日 火 1 2 1 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 プロフェッショナリズムとは何か を説明できる。 プロフェッショナリ 2.プロフェッショナリズムに反し ズムとは何か(総論) ない医学生としての行動がとれ る。 プロフェッショ ナリズム、医療 倫理、コンプラ イアンス、患者 安全、ノンテク ニカルスキル 山科 章 泉 美貴 講義 研究倫理、医療倫理、利益相反お プロフェッショナリ よび個人情報など、特に医師とし ズムとは何か(総論) て考慮すべきプロフェッショナル な態度について説明できる。 プロフェッショ ナリズム、医療 倫理、コンプラ イアンス、患者 安全、ノンテク ニカルスキル 山科 章 泉 美貴 講義 医師としてのキャリ アについてを考える プロフェッションとしての医師と いうキャリアを自覚することがで きる。 キャリアデザイ ン、専門医、学位、 留学、生涯教育、 ワークライフバ ランス 泉 美貴 青木昭子 グルー 医師としてのキャリ プワー アについてを考える ク プロフェッションとしての医師と いうキャリアを自覚することがで きる。 キャリアデザイ ン、専門医、学位、 留学、生涯教育、 ワークライフバ ランス 泉 美貴 青木昭子 国際化とダイバーシ ティーにおけるプロ フェッショナリズム グローバル化を、プロフェッショ ナリズムの視点で説明することが できる。 グローバル化、 人種、宗教、言語、 移民、難民、内 戦 水野泰孝 泉 美貴 4 9 月 13 日 火 2 5 9 月 20 日 火 1 6 9 月 20 日 火 2 グルー 国際化とダイバーシ プワー ティーにおけるプロ フェッショナリズム ク グローバル化を、プロフェッショ グローバル化、人 ナリズムの視点で説明することが 種、宗教、言語、 できる。 移民、難民、内戦 1 シミュ レー 患者中心の医療技法 ション 患者に対する、医師、医学生とし てのプロフェッショナルな態度を 説明できる。 コミュニケー ションスキル、 リスクマネージ メント、チーム 医療 阿部幸恵 泉 美貴 8 9 月 27 日 火 2 シミュ レー 患者中心の医療技法 ション 患者に対する、医師、医学生とし てのプロフェッショナルな態度を 説明できる。 コミュニケー ションスキル、 リスクマネージ メント、チーム 医療 阿部幸恵 泉 美貴 9 10 月 4 日 火 1 10 10 月 4 日 火 2 7 9 月 27 日 火 11 10 月 11 日 火 12 10 月 11 日 火 1 2 講義 水野泰孝 泉 美貴 多様性ダイバーシ ティに対応できる医 療 性差別、性的マイ 性差、性的マイノリティーの存在 ノリティー、共 を知り、共感的態度がとれる。 感、偏見、差別 青木昭子 泉 美貴 当事者 グルー 多様性ダイバーシ プワー ティに対応できる医 療 ク 性差別、性的マイ 性差、性的マイノリティーの存在 ノリティー、共 を知り、共感的態度がとれる。 感、偏見、差別 青木昭子 泉 美貴 当事者 患者の語りから学ぶ DIPEx Japan、 患者の経験を知り、共感的態度が 健康と病の語り、 とれる。 告知、受容、終末 期医療 青木昭子 泉 美貴 瀬戸山陽子 グルー プワー 患者の語りから学ぶ ク DIPEx Japan、 患者の経験を知り、共感的態度が 健康と病の語り、 とれる。 告知、受容、終末 期医療 青木昭子 泉 美貴 瀬戸山陽子 講義 講演 ― 63 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 13 10 月 18 日 火 14 10 月 18 日 火 1 2 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 情報化社会における プロフェッショナリ ズムとは何かについ て学ぶ ICT 時代のプロフェッショナリズ ICT、SNS、剽窃、 R. ブルーヘルマンス ムについて知り、適切な行動が取 著作権、個人情 泉 美貴 報保護 れる。 情報化社会における グルー プロフェッショナリ プワー ズムとは何かについ ク て学ぶ ICT 時代のプロフェッショナリズ ICT、SNS、剽窃、 ムについて知り、適切な行動が取 著作権、個人情 R. ブルーヘルマンス 報保護 れる。 講義 ― 64 ― 第2学年 行動科学・患者学Ⅰ 学 期 前 期 単位数 0.5 単位 担 当 主任教授 井 上 茂(公衆衛生学分野) 講 師 小田切 優 子(公衆衛生学分野) 客員講師 種 市 康太郎(公衆衛生学分野) 客員講師 石 川 善 樹(公衆衛生学分野) 客員講師 中 尾 睦 宏(公衆衛生学分野) 1.学習到達目標 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 V-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 V-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 V-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 行動科学は、医学のみならず、社会学や心理学等にも関する知識や技術を統合した学際的な学問である。行動 科学は、健康や疾病の理解だけでなく、疾病の予防、健康増進、病因の解明、診断、治療、リハビリテーション にも役立てられている。本講義では、行動、認知、心理をキーワードとし行動科学の基礎的理論を習得する。ま た、保健医療の現場で活用し患者への診療に活かすことができるよう、行動科学の応用について学習し、医療者 として患者およびその家族の気持ちに寄り添い適切な態度で臨むことができる。 (2)科目におけるコンピテンシー 講義内容・日程の到達目標に代える 3.学習内容 別表のごとく各学習内容について講義を行うこととする。第1・2回は人の行動と心理について基礎を学ぶ。第 3回は行動科学の予防医学への応用について学ぶ。第4・5回は行動科学の臨床医学への応用について学ぶ。 4.授業時間外の学習 ◇予習 別表キーワードから自主的学習を行うことを望む ― 65 ― ◇復習 授業時に配布するハンドアウトを用いて学習内容を復習すること 5.ICT活用(eラーニング等) 特に予定していない。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=授業評価点 3.筆記試験の形式: 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験: ➢後期試験: ➢小テスト:70%(授業中に実施する) ➢その他の筆記テスト: ➢レポート: ➢P B L: ➢出 席 点:30% ➢そ の 他: ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる。また、授業態度の悪いものは総合点より最 高 10 点を減点する。 ◇実習評価 ➢態 度: ➢レポート: ➢実習試験: ➢口答試験: ➢出 席 点: ➢そ の 他: ➢注意事項: 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:全 5 回授業の内容すべて ・方 法:筆記試験 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)授業に集中すること ― 66 ― 2)遅刻をしないこと ◇オフィスアワー 授業内容の質問があれば、公衆衛生学分野(第一校舎 3 階) (連絡先内線 237)井上教授あるいは小田切講師を 訪ねること。木曜9時より 17 時まで。 メールアドレス 井上 茂 prevmed@tokyomed.ac.jp 小田切優子 prevmed@tokyomed.ac.jp 種市康太郎 prevmed@tokyomed.ac.jp 石川 善樹 prevmed@tokyomed.ac.jp 中尾 睦宏 prevmed@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書: 参考書: 「行動科学―健康づくりのための理論と応用(改訂第二版)」(南江堂) ― 67 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 6 月 13 日 月 2 6 月 20 日 月 3 6 月 20 日 月 4 6 月 27 日 月 5 6 月 27 日 月 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 2 1.行動と認知 ・人の行動と関連するこころの働き 2.レスポンデント について説明できる。 条件付け 講義 人の行動と心理(1) ・学習行動や条件付けの仕組みにつ 3.オペラント条件 いて理解できる。 付け 4.社会的学習 井上 茂 種市康太郎 1 1.動機付け ・動機付けと適応の働きについて説 2.適応(防衛) 明できる。 機制 講義 人の行動と心理(2) ・主なストレス理論やモデルについ 3.ストレス て概説できる。 4.認知的評価 種市康太郎 2 1 2 ヘルスコミュニケー ション・行動変容 1.行動変容 2.習慣化 ・医学・健康情報を一般市民に対し 3.ヘルスコミュニ てどのように伝達すれば健康行動 ケーション の変容が起こるのか説明できる。 4.ソーシャルマー ケティング 石川善樹 保健・医療と行動医 学 ・「行動医学」の概念を理解し、診療 や保健指導の現場で説明できる。 ・医療で診る機会の多い各疾患に対 する行動医学的な評価法・対応法 が概説できる。 ・行動医学の手法を用いた生活習慣 変容に対する動機づけ支援を集団 に対して指導できる。 1.行動医学 2.動機付け 3.行動療法 4.認知行動療法 5.刺激統制 6.リラクセーショ ン法 7.ティーチング 中尾睦宏 講義 生活習慣の心身相関 ・ストレスや気分状態が健康に及ぼ す影響について説明できる。 ・医学的問題を抱えた人に対し、心 身相関に配慮した全人的アプロー チができる。 ・担当医や産業医として、患者や労 働者のメンタルヘルス増進のため の対策を立てることができる。 1.患者・障害者 の心理と態度 2.心理教育 < psychoeducation > 3.医療面接 心理・ 社会的状況 4.ストレス対策 5.心身症 6.ストレス関連 障害 中尾睦宏 講義 講義 ― 68 ― 第2学年 解 剖 学 ⑴ 学 期 前 期 単位数 5単位 担 当 主任教授 伊 藤 正 裕 准 教 授 林 省 吾 准 教 授 平 井 宗 一 講 師 曲 寧 講 師 宮 宗 秀 伸 講 師 李 忠 連 客員教授 大 谷 修 客員教授 島 田 和 幸 客員教授 中 野 隆 客員教授 青 田 洋 一 客員教授 森 千 里 兼任講師 林 茂 興 兼任講師 中 村 陽 市 兼任講師 宮 木 孝 昌 兼任講師 易 勤 兼任講師 寺 山 隼 人 教 授 三 島 史 朗(救急医学・災害医学) 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅱ-1-①B 個人情報保護、プライバシー尊重について説明できる。 Ⅱ-1-④B 社会規範を遵守できる。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接する事ができる。 医学生として適切な服装、衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。 医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いができる。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習及び他の学習者との連携によって、問題解決できる。得られ た情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切に質問がすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習学習」に積極的に取り組むことができる。 Ⅵ-1-①B 社会的存在としての人間を重視して研究・診療を行うことの重要性を理解し、社会医学の知識を ― 69 ― 網羅的に提示できる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-②B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 人体構造を局所解剖学(Regional Anatomy)と局所発生学(Regional Embryology)を軸に学習する。 人体のそれぞれの構造と互いの構造の位置関係を把握し、それらが機能的にあるいは発生学的にどのように関 連しているかについて考える。そのために実際の人体の詳細な3次元的観察を行う。各個体の解剖(触れる、観 る、聴く)をとおして「観察眼の養成」を行い、人体構造の普遍性(一般性)と個性(多様性)を認識する。ま た、たったひとつの細胞(受精卵)から複雑な人体構造へと発展する過程(人体発生の最終地点である成体構 造)を念頭に入れながら解剖を進めることによって「生命の神秘・驚異」に触れる。なお、解剖体には常に「感 謝と尊敬の気持ち」をもって接し、献体の意義を十分に理解するとともに、 「人命の尊厳と死」について深く考え る。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.各臓器の配置と位置関係 1)各器官の位置関係を方向用語(上下、前後、内・外側、浅深、頭・尾側、背・腹側)で説明できる。 2)局所における諸構造の位置関係を説明できる。 2.運動器(筋骨格)系 1)骨・軟骨・関節・靭帯の構造を説明できる。 2)頭部・顔面の骨の構成を説明できる。 3)四肢の骨・関節を列挙し、主な骨の配置を図示できる。 4)椎骨の構造と脊柱の構成を説明できる。 5)四肢の主要筋群の運動と神経支配を説明できる。 6)骨盤の構成と性差を説明できる。 7)骨の成長と骨形成・吸収の機序を説明できる。 8)姿勢と体幹の運動にかかわる筋群を概説できる。 9)抗重力筋を説明できる。 3.循環器系 1)心臓の構造と分布する血管・神経を説明できる。 2)体循環、肺循環と胎児循環を説明できる。 3)大動脈の枝を図示し、分布域を概説できる。 4)頭頸部と四肢の主な動脈を図示し、分布域を概説できる。 5)主な静脈を図示し、門脈系と大静脈系の吻合部を説明できる。 6)胸管を経由するリンパの流れを概説できる。 4.末梢神経系 1)末梢神経系の構成を概説できる。 2)脳神経の名称、走行 ・ 分布を概説できる。 ― 70 ― 3)脊髄神経と神経叢 ( 頸腕神経叢、腰仙神経叢)の構成および主な骨格筋支配と皮膚分布を概説できる。 4)視覚、聴覚 ・ 平衡覚、嗅覚、味覚の末梢の伝導路を概説できる。 5)交感神経系と副交感神経系の末梢分布を概説できる。 5.呼吸器系 1)気道の構造、肺葉・肺区域と肺門の構造を説明できる。 2)肺循環の特徴を説明できる。 3)縦隔と胸膜腔の構造を説明できる。 4)呼吸筋と呼吸運動の機序を説明できる。 6.消化器系 1)各消化器官の位置、形態と血管分布を図示できる。 2)腹膜と臓器の関係を説明できる。 3)食道 ・ 胃・小腸・大腸の基本構造と部位による違いを説明できる。 4)肝の構造を説明できる。 5)膵外分泌系の構造を説明できる。 7.腎 ・ 尿路系 1)腎 ・ 尿路系の位置 ・ 形態と血管分布 ・ 神経支配を説明できる。 8.生殖機能 1)生殖腺の発生と性分化の過程を説明できる。 2)男性生殖器の発育の過程を説明できる。 3)男性生殖器の形態を説明できる。 4)女性生殖器の発育の過程を説明できる。 5)女性生殖器の形態を説明できる。 9.妊娠と分娩 1)妊娠 ・ 分娩 ・ 産褥での母体の解剖学的変化を説明できる。 2)胎児 ・ 胎盤系の発達過程での形態的変化を説明できる。 10.乳房 1)乳房の構造を説明できる。 2)成長発達に伴う乳房の変化を説明できる。 11.内分泌 ・ 栄養 ・ 代謝系 1)各内分泌器官の位置を図示し、そこから分泌されるホルモンを列挙できる。 12.眼 ・ 視覚系 1)眼球と付属器の構造を説明できる。 13.耳鼻 ・ 咽喉 ・ 口腔系 1)外耳 ・ 中耳 ・ 内耳の構造を図示できる。 2)口腔 ・ 鼻腔 ・ 咽頭 ・ 喉頭の構造を図示できる。 14.個体の発生(肉眼解剖学の立場から) 1)配偶子の形成から出生に至る一連の経過と胚形成の全体像を説明できる。 2)体節の形成と性分化を説明できる。 3)体幹と四肢の骨格と筋の形成過程を概説できる。 4)消化・呼吸器系各器官の形成過程を概説できる。 ― 71 ― 5)心血管系の形成過程を説明できる。 6)胚内体腔の形成過程を概説できる。 7)鰓弓・鰓嚢の分化と頭 ・ 頸部と顔面 ・ 口腔の形成過程を概説できる。 15.解剖学実習 1)諸構造の機能的な連関を念頭に置きながら剖出・観察を行うことができる。 2)不明な点については、実習室に持ち込んだテキストを用いて、できるだけ自分たちの力で問題解決する ことができる。 3)本分野が作成した予定表にあわせて実習を進めることができる。 4)解剖器具を正しく使うことができる。 5)班員同士で協力して作業ができる。 6)自主自学の精神を持って各班のテーマについて剖出と観察を試みることができる。 7)病変、手術痕、破格について、なぜそのような状態になったのかを推察できる。 8)解剖体、実習室、共同実習器具を良好かつ清潔な状態に保つことができる。 9)実習終了時には献体されたご本人およびご遺族に対する感謝文を記し、解剖体を正しく納棺・献花する ことができる。 10)本学の献体組織の会である「東寿会」の総会に参加し、会員の方々と親睦を深めることができる。 11) 「ご遺骨返還式」に参加して、献体されたご本人およびご遺族に対して感謝の意を捧げることができる。 3.学習内容 1.実習と並行して「解剖学実習総論」の講義をする。 2. 「解剖実習の手びき(南山堂) 」をコアとした実習講義には Power Point を使用する。 3.各班で実習室に「解剖実習の手びき(南山堂)」、「解剖学カラーアトラス(医学書院)」を持ち込み、自分た ちの問題解決に利用する。 4.実習では4〜5人で一班を編成し、人体解剖を行う。 5.実習では、毎回教員より予定表にあるスケジュールの修了のチェックを各班が受ける。 4.授業時間外の学習 ◇予習 実習には、 「解剖実習の手びき(南山堂) 」を十分に精読するとともに、「解剖学カラーアトラス(医学書院) 」を 確認し、実習内容を把握して臨むこと。また、毎回の実習は連続しており、これまでの実習内容を十分に復習し習 熟しておくことが、次回の実習の予習ともなることを銘記すること。 ◇復習 前述のように、効率的・効果的な学修には復習が重要となる。「解剖実習の手びき(南山堂)」、「解剖学講義(南 山堂) 」および「解剖学カラーアトラス(医学書院)」を活用し、毎回の実習内容の整理・把握に努めること。 5.ICT活用(eラーニング等) 6.評 価 1.合格点:60%を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=記念館試験+実習室試験 ― 72 ― 3.筆記試験の形式:記述式 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:50%(記念館試験) ➢後期試験:なし ➢小テスト:なし ➢その他の筆記テスト:なし ➢レポート:なし ➢P B L:なし ➢出 席 点:なし ➢そ の 他:特別講義(参加点あり)がある。 ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる。 ◇実習評価 ➢態 度:ご献体への感謝の念をもって全回出席した者に受験資格を与える。 ➢レポート:なし ➢実習試験:50%(実習室試験) ➢口答試験:なし ➢注意事項:全回出席を原則とする。無断あるいは不条理な欠席、遅刻、早退および不適切な行動は、ご献 体への畏敬と感謝の念がないものと判断し、それ以降の解剖実習室への入室を禁ずる(あるい は総合点に-30 点を課す)。 5.再試について ➢再試験は、前期末(すべての講義・実習終了後)に l 回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60%未満の者 ・範 囲:解剖学(1)全範囲(1 学年次の内容を含む) ・方 法:記念館試験+実習室試験 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)携帯電話、スマートフォン、カメラなど、大学外のネットワーク(インターネットなど)に接続可能な器材 および撮影が可能な器材の解剖実習室への持ち込みは禁止する。 2)実習の無断あるいは不条理な欠席、遅刻、早退および不適切な行動は、ご献体への畏敬と感謝の念がないも のと判断し、それ以降の解剖実習室への入室を禁ずる。 3)講義・実習とは別に、 ■ 2016 年5月 21 日(土) 東寿会総会 ご遺骨返還式 ■ 2016 年9月 9 日(金) に参加すること。 ◇オフィスアワー 時間:基本的にはいつでも来室可能。メール(anatomy@tokyomed.ac.jp)か電話(東京医科大学 033351 6141、人体構造学分野(内)231)により時間を調整してから来室すること。 ― 73 ― 8.指定する教科書、参考書 教科書: 1.解剖実習の手びき(寺田春水、他)南山堂 このテキストなしには実習が進められない。自宅用と汚れても構わない実習室用との2冊の購入を勧める。 定期試験問題の本文と図表はこのテキストから出す。 2.解剖学講義(伊藤隆)南山堂 自主自学で解剖学の勉強を進められる良書である。 3.解剖学カラーアトラス(横地千仭)医学書院 解剖実習の手引きと併用して実習を進めることができる(実際の解剖体の写真を使用) 。自宅用と汚れても 構わない実習室用との2冊の購入を勧める。 4.ラングマン人体発生学(安田峯生)メディカル・サイエンス・インターナショナル 人体解剖実習とは人体発生の最終段階の観察であり、実習を通して多くの発生学的側面を勉強できる。本書 は改訂を重ねるごとにわかりやすくなってきている。 参考書: 人体解剖学実習―要点と指針(大谷 修)南江堂 できるわかる人体解剖実習(宮木孝昌)哲学堂出版 トートラ 人体の構造と機能(大野忠雄、他)丸善 骨学実習の手びき(寺田春水、藤田恒夫)南山堂 Gray's Anatomy(Williams)Churchill Livingstone グレイ解剖学アトラス 原著第 1 版 エルゼビア・ジャパン ― 74 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 1 2 3 4 月 日 曜日 時限 形式 4月6日 4月6日 4月6日 4月7日 水 水 水 木 2 講義 A B 解剖学実習総論① 伊藤正裕 ガイダンス 御遺体出し 器具(メス,ピンセットなど)の使い方 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 3 実習 4 胸腹部 11:胸部の皮下 1.胸部の剥皮 実習 2.乳輪,乳頭,乳腺(温存) 3.肋間神経前枝の皮枝(外側皮枝, 前皮枝) 3 実習 胸腹部 12:胸部の皮下 1.胸部の剥皮 2.乳輪,乳頭,乳腺(温存) 3.肋間神経前枝の皮枝(外側皮枝, 前皮枝) 5 4月7日 木 4 実習 7 4月8日 金 4 実習 上肢 11:上肢の皮下(前面) 1.上肢の剥皮 2.上肢の皮神経 3.橈側皮静脈,肘正中皮静脈 頭頸部 1:頸部の皮下 1.頸部の剥皮 2.広頸筋 実習 3.鎖骨上神経 8 4 月 13 日 水 2 講義 6 9 4月8日 4 月 13 日 10 4 月 13 日 金 水 水 3 3 4 実習 実習 担当者 胸腹部 21:腹部の皮下 1.腹部の剥皮 2.臍と臍周辺の皮静脈と皮神経 3.肋間神経前枝の皮枝(外側皮枝, 前皮枝) 胸腹部 22:腹部の皮下 1.腹部の剥皮 2.臍と臍周辺の皮静脈と皮神経 3.肋間神経前枝の皮枝(外側皮枝, 前皮枝) 胸腹部 3:胸腹部皮下の血管と神経 1.浅腹壁静脈 下肢 11:下肢の皮下(前面) 1.下肢の剥皮 2.下肢の皮神経 3.大伏在静脈,小伏在静脈 4.伏在神経 解剖学実習総論② 頭頸部 2:顔面の皮下 1.顔面の剥皮 2.皮下筋:表情筋(頬筋を含む) 3.顔面神経の枝(5枝) 4.耳下腺(輪郭を完全に剖出) ,耳下 腺管 ― 75 ― 胸腹部 4:鼠径部,大腿三角 1.浅鼠径輪と鼠径靱帯 2.腸骨下腹神経,腸骨鼠径神経 3.大腿三角 4.大伏在静脈,伏在裂孔 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 回 月 日 曜日 時限 形式 11 4 月 14 日 12 4 月 14 日 木 木 3 4 A B 実習 頭頸部 31:胸鎖乳突筋,頸部浅層 1.外頸静脈・前頸静脈 2.広頸筋(下顎骨まで翻転) 3.胸鎖乳突筋(耳下腺から完全に剥 離) 4.副神経、僧帽筋枝 実習 5.頸神経叢の皮枝(4 種) 14 4 月 15 日 金 4 実習 背部 11:背部の皮下(後面) 1.背部,頭頸部背面の剥皮 2.僧帽筋,広背筋の筋膜(筋縁を浮 かせる) 3.聴診三角 上肢 12:上肢の皮下(後面) 1.上肢背面の剥皮 実習 2.肘正中皮静脈,尺側皮静脈 15 4 月 20 日 水 2 講義 13 4 月 15 日 16 4 月 20 日 金 水 17 4 月 20 日 水 18 4 月 21 日 木 19 4 月 21 日 木 3 3 4 3 4 胸腹部 5:腹直筋,側腹筋 1.腹直筋鞘(切)と腹直筋(切) 2.外腹斜筋(切) ,内腹斜筋(切) , 腹横筋(切) 3.上・下腹壁動脈・静脈 4.正中・内側・外側臍ヒダ 背部 2:腰部と殿部の皮下(後面) 1.背部,殿部の剥皮 2.胸背筋膜と殿筋膜 3.肋間神経後枝の皮枝(内側皮枝, 外側皮枝) 4.腰三角 5.上殿皮神経 下肢 12:大腿の皮下(後面) 1.大腿背面の剥皮 解剖学実習総論③ 背部 22:腰部と殿部の皮下(後面) 1.上・中・下殿皮神経 下肢 2:殿部浅層(外寛骨筋) 実習 1.大殿筋(切) 背部 12:後頭・後頸部の皮下(後面) 2.下殿動脈・神経(大殿筋に入る直 1.後頭動脈・静脈 前で切) 2.大・小後頭神経 3.梨状筋(温存) 背部 31(後面):後頭・後頸部・背部 4.梨状筋上孔と梨状筋下孔 の筋 5.中殿筋(切) 1.僧帽筋(切)と副神経、僧帽筋枝 6.上殿動脈・神経(中殿筋に入る直 前で切) (温存) 2.広背筋(切)と胸背神経(温存) 7.小殿筋(温存) 3.前鋸筋(温存)と長胸神経(温存)8.坐骨神経(温存) 9.上・下双子筋(温存)と内閉鎖筋腱(温 実習 存) 10.大腿方形筋(温存) *仙結節靭帯を切らないように注意 背部 32(後面):後頭・後頸部・背部 の筋 実習 1.菱形筋(切),肩甲挙筋(温存) 2.上・下後鋸筋,最長筋,腸肋筋 3.大円筋・小円筋,棘上筋・棘下筋 背部 4(後面):後頭部,項部 1.板状筋(頭・頸) 2.半棘筋(頭・頸) 背部 5(後面):後頭部,後頸部 実習 1.大後頭神経,後頭下神経 2.後頭下筋と後頭下三角 3.椎骨動脈 ― 76 ― 下肢 3(後面) :殿部深層(外寛骨筋) 1.小殿筋(片切) 2.梨状筋(片切) 3.坐骨神経(下殿神経より遠位で片切) 4.上・下双子筋(片切)と内閉鎖筋腱(片 切) 5.大腿方形筋(片切) 下肢 41:大腿後面の筋 1.半腱様筋, 半膜様筋, 大腿二頭筋 (温 存) 下肢 12:大腿の皮下(後面) 1.小伏在静脈 2.伏在神経 担当者 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 回 月 日 曜日 時限 形式 20 4 月 22 日 金 3 21 4 月 22 日 金 4 22 4 月 27 日 水 2 23 4 月 27 日 水 24 4 月 27 日 水 25 4 月 28 日 木 26 4 月 28 日 木 27 5 月 6 日 金 3 4 3 4 3 28 5 月 6 日 金 4 29 5 月 11 日 水 2 A B 担当者 頭頸部 32:胸鎖乳突筋,頸部深層 1.小後頭神経,頸横神経(胸鎖乳突 筋から剥離) 実習 下肢 8:外閉鎖筋,内転筋群 2.耳下腺(完全に除去) 1.内転筋群(長内転筋のみ片切) 3.胸鎖乳突筋(乳様突起まで翻転) 2.閉鎖神経の筋枝 4.顎下腺 下肢 9:大腿伸筋,大腿屈筋 5.頸動脈鞘(むかない) 1.大腿動静脈,大腿神経の筋枝 ※ 耳下腺管は温存すること 2.内転筋管と伏在神経 胸腹部 6:大胸筋,小胸筋,前鋸筋 3.縫工筋 1.胸筋三角筋溝と橈側皮静脈 4.大腿四頭筋 実習 2.大・小胸筋(翻転)と外側・内側 胸筋神経(温存) 3.前鋸筋(翻転)と長胸神経(温存) 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 講義 伊藤正裕 解剖学実習総論④ 下肢 10:下肢(片側)の切り離し (離断しない側も解剖する) 頭頸部 33:胸鎖乳突筋,頸部浅層・ 1.腸骨鼠径神経(温存) 深層(確認) 2.陰部大腿神経(大腿枝を翻転して 実習 1.外頸静脈・前頸静脈 温存) 2.胸鎖乳突筋(乳様突起まで翻転) 3.外側大腿皮神経(切らない!翻転 3.頸神経叢の皮枝(4 種) して体幹側に温存) 4.副神経 4.縫工筋(片切) 頭頸部 4:頸神経叢,舌骨下筋(4種) 5.外側・内側・中間広筋(鼠径靭帯 1.肩甲舌骨筋(温存)と支配枝(温存) より遠位で切。筋枝は全て温存) 2.頸神経叢,頸神経ワナ,舌下神経 6.外閉鎖筋(片切) 7.閉鎖筋群(片切。筋枝は全て温存) 3.総頸動脈,内頸静脈,迷走神経 4.胸骨舌骨筋(起始を翻転)と支配 8.閉鎖神経(外閉鎖孔より遠位で前 枝,後枝それぞれ片切。筋枝は全 枝(温存) 実習 て温存) 5.甲状舌骨筋,胸骨甲状筋(温存) 9.大腿動・静脈・神経(鼠径靭帯よ と支配枝(温存) り遠位,伏在裂孔より近位で片切) 10.下肢を股関節から切り離す 頭頸部 5:顔面・頸部の皮下の血管 頭頸部 6:鎖骨(取り外し) 1.顔面動・静脈 1.胸鎖関節と肩鎖関節 2.浅側頭動・静脈 実習 2.鎖骨下筋(温存) 頭頸部 7:頸部深層 上肢 2:上腕屈筋 1.交感神経,迷走神経,横隔神経 1.筋皮神経の筋枝 2.前斜角筋,総頸動脈 (外・内頸動脈) , 2.上腕二頭筋,烏口腕筋,上腕筋 頸動脈洞 上肢 3:上腕伸筋 3.静脈角(胸管) 1.胸筋三角筋溝と橈側皮静脈(温存) 4.鎖骨下動脈の分枝 2.三角筋(翻転) 頭頸部 8:脳出し・頭蓋内面 3.腋窩神経 実習 1.脳出し 4.上腕三頭筋,肘筋 2.頭蓋内面 5.橈骨神経 3.脳神経 胸腹部 7:開胸(胸壁と胸腔) 1.鎖骨下筋(肩甲骨側に翻転) 実習 2.開胸 上肢 4:腕神経叢 3.縦隔上部と胸腺 1.腋窩動脈 4.胸腺動・静脈,内胸動・静脈 2.胸筋神経ワナ,正中神経ワナ 5.胸膜と心膜 3.腕神経叢(筋皮神経,腋窩神経, 6.横隔神経と横隔膜 橈骨神経,正中神経,尺骨神経) 頭頸部 9:頸部内臓 実習 1.甲状腺(上皮小体) 2.上・下甲状腺動脈 講義 解剖学実習総論⑤ ― 77 ― 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 回 月 日 曜日 時限 形式 30 5 月 11 日 31 5 月 11 日 32 5 月 12 日 33 5 月 12 日 34 5 月 13 日 水 水 木 木 金 3 4 3 4 3 35 5 月 13 日 金 4 36 5 月 18 日 水 2 A B 胸腹部 8:開腹(腹壁と腹腔) 1.正中・内側・外側臍ヒダ 実習 2.下腹壁動脈・静脈 3.腸骨下腹神経 4.腸骨鼠径神経 5.浅鼠径輪,深鼠径輪,鼠径管 6.精索または子宮円索 7.壁側腹膜 8.開腹(皮神経は温存) 9.大網 10.臓側腹膜,間膜 実習 11.肝鎌状間膜 12.肝円索確認(温存) *肝円索を切らないこと!! 胸腹部 9:胸腔(胸膜,心膜,縦隔) , 大動脈弓の枝 1.静脈角(胸管) 2.腕頭静脈 3.胸腺(胸腺動静脈を付けて翻転) 4.迷走神経の枝(反回神経) ,横隔神 経 5.動脈管索 6.胸膜(温存)と心膜(切) 7.大動脈弓の枝(椎骨動脈,甲状頸 動脈など) 胸腹部 10:小腸と大腸 1.小腸(十二指腸,空腸と回腸) 2.大腸(盲腸,虫垂,結腸) 胸腹部 11:胸部内臓の一括摘出 3.腸間膜 1.肺と心臓のつながり 実習 胸腹部 12:胃,肝臓,胆嚢 2.横隔神経を切らずに温存 1.胃 3.上行大動脈(切) 2.肝臓,胆嚢 4.上大静脈(切) (奇静脈を切らない 3.肝鎌状間膜,肝円索,肝冠状間膜 ように!) 4.小網,網囊 5.下大静脈(切) 5.網嚢孔 6.動脈管索(切) 胸腹部 13:腹部内臓の血管系と神経系 7.迷走神経の枝(切) (反回神経と本 ① 幹は切らないこと!) 1.腸間膜, 虫垂間膜, S状間膜 (片剥ぎ) 実習 8.交感神経の枝(切) 2.腹腔動脈,上腸間膜動脈,下腸間 9.気管(第四気管輪で切) 膜動脈の起始部を確認 3.上腸間膜動脈の枝(中結腸動脈よ りも中枢まで) 胸腹部 14:十二指腸,膵臓,脾臓 1.十二指腸 2.膵臓 3.脾臓 4.半腹膜後器官(壁側腹膜から剥離 して起こす) 実習 胸腹部 15:腹部内臓の血管系と神経系 ② 胸腹部 16:肺と心臓の分離 1.門脈系・総胆管・胆嚢管 1.主気管支(切) ,肺動脈(切)と肺 2.腹腔動脈とその枝(3枝) 静脈(切) ,気管支動・静脈(切) 3.腹腔動脈・上腸間膜動脈の起始部 2.心臓の外景(左・右冠状動脈,大・ の確認 中・小心臓静脈) 4.下腸間膜動脈とその枝(起始まで) 3.肺葉 胸腹部 18:腹部内臓の一括摘出 胸腹部 171:肺(内景) 1.S状結腸・直腸接合部(切) 1.気管支分岐,肺動脈と肺静脈 2.下腸間膜動脈起始部(切) 2.肺区域(左右の肺区域を全て同定 3.腹腔神経節と上腸間膜動脈神経節 すること) を確認 4.上腸間膜動脈起始部(切) 実習 5.腹腔動脈起始部(切) 6.肝間膜(切)と無漿膜野,肝静脈 の確認 7.下大静脈(肝臓背面で2箇所を切) 8.食道・胃接合部(切) *一緒に腎臓を摘出しないこと! 講義 解剖学実習総論⑥ ― 78 ― 担当者 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 回 月 日 曜日 時限 形式 37 5 月 18 日 38 5 月 18 日 39 5 月 19 日 40 5 月 19 日 41 5 月 20 日 水 水 木 木 金 42 5 月 20 日 金 * 5 月 21 日 土 43 5 月 25 日 水 44 5 月 25 日 45 5 月 25 日 水 水 3 4 3 4 3 4 A B 胸腹部 19:腎臓,副腎,性腺 1.腎臓の血管 2.副腎動脈(3 種) 実習 3.性腺の血管 4.腎臓の片切(腎盂・尿管) 胸腹部 172:肺(続き) ,心臓(内景) 胸腹部 201:肝臓(外景) 1.気管支分岐,肺動脈と肺静脈 1.肝鎌状間膜と無漿膜野 2.心臓の内景 2.肝三つ組(左枝,右枝) 3.肺区域(左右の肺区域を全て同定 3.Calot 三角 すること) 4.Cantlie 線 5.肝円索と静脈管索 実習 胸腹部 21:後腹壁(横隔膜, 交感神経幹) 1.大静脈孔,食道裂孔,大動脈裂孔 2.腹腔神経節,上腸間膜神経節 背部 61:固有背筋と脊髄神経後枝 1.固有背筋外側群:腸肋筋,最長筋 胸腹部 22:腹部内臓の血管系と神経系 実習 2.脊髄神経後枝の外側枝 ③ 3.固有背筋内側群:半棘筋と棘筋, 1.門脈系 多裂筋と回旋筋 2.腹腔・上腸間膜・下腸間膜動脈の 4.脊髄神経後枝の内側枝 枝(全てを詳細に剖出) 背部 62:脊髄神経,脊柱管,脊髄 胸腹部 23:消化管内景 1.脊髄神経後枝(2 枝) 1.腸管内腔・胃内腔 2.脊髄神経節 実習 2.胆管・胆嚢・膵管 3.脊柱管の開放 4.棘間靭帯,黄色靭帯 実習 胸腹部 202:肝臓(内景) 1.肝鎌状間膜と無漿膜野 背部 7:脊柱管,脊髄 2.肝三つ組(左枝,右枝) 1.脊髄膜(硬膜,くも膜,軟膜) 3.Calot 三角 2.脊髄神経節,前根と後根 4.Cantlie 線 3.脊髄硬膜の開放 5.肝円索と静脈管索 6.肝実質(右・左門脈,右・左肝静脈, 実習 静脈管索) 担当者 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 東寿会総会 2 3 4 講義 解剖学実習総論⑦ 下肢 11:下肢帯の筋(寛骨内筋) 1.腸骨筋 実習 頭頸部 10:頭頸部離断(環軸関節で離 2.大腰筋と小腰筋 胸腹部 251:腹壁 断する) 迷走神経(反回神経) ,交感神経,副神 1.腸骨下腹神経と腸骨鼠径神経 経,頸神経,総頸動脈,内・外頸静脈,2.陰部大腿神経(陰部枝,大腿枝) 椎骨動・静脈,気管支,食道,舌骨下 3.外側大腿皮神経 4.大腿神経 筋群,椎前筋群 5.閉鎖神経 実習 ※特に神経を見失わないように! 6.交感神経幹 ※大腰筋は完全に温存する! ― 79 ― 伊藤正裕 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 回 月 日 曜日 時限 形式 46 5 月 26 日 木 3 A B 実習 胸腹部 252:腰神経叢 1.大腰筋(ピンセットでむしる) 2.腰神経叢の脊髄レベルと分枝 3.腰仙骨神経幹 4.交感神経幹 頭頸部 11:咽頭 1.茎突咽頭筋 2.咽頭収縮筋 3.舌咽神経、迷走神経 4.頸動脈小体 47 5 月 26 日 48 5 月 27 日 木 金 4 3 49 5 月 27 日 金 4 50 6 月 1 日 水 2 51 6 月 2 日 52 6 月 2 日 53 6 月 3 日 木 木 金 3 4 3 54 6 月 3 日 金 4 55 6 月 8 日 水 2 56 6 月 8 日 水 3 実習 頭頸部 12:舌骨上筋群(4 種) 実習 1.顎下腺・顎下腺管 2.舌骨上筋群 3.舌下神経 上肢 5:上肢(片側)の切り離し 1.肩甲挙筋(片切) 2.上肢(上肢帯部を含む)の切り離 し(片側) 実習 上肢 7:肩関節の開放(離断した側) 講義 解剖学実習総論⑧ 頭頸部 13:咽頭・喉頭・気管・食道 1.気管・喉頭を正中断 実習 2.声帯 3.甲状軟骨,披裂軟骨 4.喉頭の筋 5.食道と咽頭を正中断 6.舌根部 頭頸部 14:頭頸部の正中断 1.鼻中隔,嗅神経 実習 2.鼻甲介と鼻道 3.上下甲状腺動脈 4.上皮小体 水 4 胸腹部 24:縦隔後部 1.奇静脈 2.食道 3.交感神経幹,迷走神経 4.大・小内臓神経 5.胸管,乳ビ槽 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 下肢 51:膝窩と膝関節 下肢 61:下肢の血管と神経 頭頸部 15:鼻腔,副鼻腔 1.膝窩動静脈 実習 1.鼻甲介と鼻道 2.脛骨神経,総腓骨神経 2.副鼻腔(篩骨洞,上顎洞,前頭洞, 3.浅深腓骨神経 蝶形骨洞)とその開口 下肢 42:大腿後面の筋 3.鼻涙管とその開口 1.半腱様筋, 半膜様筋, 大腿二頭筋 (片 頭頸部 16:口腔,舌,咽頭 , 口蓋 切) 1.耳管咽頭口 下肢 71:下腿屈筋(浅層) 実習 2.口蓋帆挙筋と口蓋帆張筋 1.下腿三頭筋 3.翼口蓋神経節 2.足底筋の腱 3.踵骨腱(アキレス腱) 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 講義 伊藤正裕 解剖学実習総論⑨ 実習 頭頸部 16:顔面頬骨弓除去 1.顔面神経の枝,耳下腺管 2.浅層の咀嚼筋(咬筋・側頭筋) 3.頬骨弓(除去) 57 6 月 8 日 骨盤部 1:骨盤部離断(L3L4 間) 1.下半身の切り離し 2.外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・腰 方形筋を切る(腰神経叢の枝は腰 神経まで辿って温存) 3.腰神経叢を切る(L2 までの枝は全 て温存) 4.腹大動脈・下大静脈を切る 5.交感神経幹を切る 6.固有背筋群を切る 7.L3L4 間の椎間板を切る 担当者 実習 ― 80 ― 上肢8:前腕屈筋(浅層) 上肢9:前腕伸筋(浅層) 下肢12:下腿伸筋 1.前脛骨筋 2.長母趾伸筋 3.長趾伸筋 4.長・短腓骨筋 5.上・下伸筋支帯 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 回 月 日 曜日 時限 形式 58 6 月 9 日 59 6 月 9 日 60 6 月 10 日 木 木 金 3 4 3 実習 金 4 実習 62 6 月 15 日 水 2 講義 水 3 B 実習 頭頸部 17:咀嚼筋(深層) 1.外側・内側翼突筋 頭頸部 18:下顎骨除去 1.下顎管内の血管と神経 2.顎関節 3.下顎神経の枝 実習 4.顎動脈の枝 61 6 月 10 日 63 6 月 15 日 A 上肢8:前腕屈筋(深層) 上肢9:前腕伸筋(深層) 下肢 72:下腿屈筋(深層) 1.膝窩筋 2.長趾屈筋 3.長母趾屈筋 4.後脛骨筋 頭頸部 19:顔と頸の皮下の唾液腺 1.耳下腺管 2.顎下腺 と顎下腺管 3.舌下腺 4.顔面神経の枝 5.顎下神経節 解剖学実習総論⑩ 実習 頭頸部 20:側頭下窩 1.茎状突起につく筋(3種) 2.茎乳突孔と顔面神経 3.頸静脈孔と舌咽神経・舌下神経・ 舌神経 64 6 月 15 日 65 6 月 16 日 水 木 4 3 実習 実習 頭頸部 21:舌 1.分界溝と舌乳頭 2.舌神経・舌咽神経・舌下神経 3.舌筋 66 6 月 16 日 67 6 月 17 日 木 金 4 3 実習 実習 頭頸部 22:外耳,中耳 1.耳介,外耳道 2.顎関節 3.(乳様突起を含む)周辺の骨を削る 4.鼓膜(温存) 68 6 月 17 日 金 4 実習 69 6 月 22 日 水 2 講義 上肢 10:肘関節(離断した側を開放) 1.輪状靭帯(片切) 下肢 52:膝窩と膝関節(離断した側 を開放) 1.膝蓋靭帯 2.内側・外側側副靱帯 3.内側・外側半月 4.前・後十字靭帯 上肢 11:手と足の皮下 1.手,足の皮剥ぎ 2.屈筋支帯,伸筋支帯の観察 上肢 11:手根関節と手の関節 1.屈筋支帯とその内容物 上肢 121:手掌筋・手背筋 上肢 131:上肢と手の血管と神経 1.橈骨動脈,尺骨動脈 2.浅掌動脈弓 3.深掌動脈弓 下肢 13:足根関節と足の関節 下肢 141:足底の筋(浅層) 下肢 151:足背の筋 下肢62:下肢と足の血管と神経 1.前脛骨動脈 2.足背動脈,弓状動脈 3.後脛骨動脈,腓骨動脈 4.足底動脈弓 下肢 142:足底の筋(深層) 下肢 151:足背の筋 下肢63:下肢と足の血管と神経 1.前脛骨動脈 2.足背動脈,弓状動脈 3.後脛骨動脈,腓骨動脈 4.足底動脈弓 解剖学実習総論⑪ ― 81 ― 担当者 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 回 月 日 曜日 時限 形式 70 6 月 22 日 71 6 月 22 日 72 6 月 23 日 水 水 木 3 4 3 A B 実習 頭頸部 23:中耳,鼓索神経 1.耳小骨 2.鼓索神経 3.鼓室,耳管鼓室口 4.顔面神経管を開放 5.鼓索神経と顔面神経・舌神経 実習 ※絶対に内耳を壊さないこと!! 実習 骨盤部 22:外陰部 1.尿生殖隔膜と骨盤隔膜 2.坐骨海綿体筋 3.男性と女性の外生殖器 4.球海綿体筋 頭頸部 24:内耳 1.膝神経節 2.内耳孔,内耳神経 3.半規管と蝸牛 4.前庭神経と蝸牛神経 73 6 月 23 日 木 4 74 6 月 24 日 金 3 75 6 月 24 日 金 4 76 6 月 29 日 水 2 77 6 月 29 日 78 6 月 29 日 79 6 月 30 日 80 6 月 30 日 水 水 木 木 3 4 3 4 骨盤部 21:会陰 1.坐骨直腸窩 2.陰部神経,内陰部動静脈 3.仙棘靭帯,仙結節靭帯 4.大坐骨孔,小坐骨孔 5.会陰 実習 担当者 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 実習 曲 寧 骨盤部 31:骨盤内臓 頭頸部 25:翼突管,頸動脈管,耳神経節 宮宗秀伸 1.男性と女性の内生殖器 1.大錐体神経,小錐体神経,深錐体神 2.正中臍ヒダ,正中臍索,膀胱(正中断) 李 忠連 経,翼口蓋神経節 3.膀胱三角(尿管口,内尿道口) 伊藤正裕 2.頸動脈管を開放,内頸動脈神経叢 4.直腸と肛門 林 省吾 3.耳神経節 5.尿生殖隔膜と骨盤隔膜(全貌を剖出) 平井宗一 実習 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 講義 実習 実習 解剖学実習総論⑫ (臨床解剖講義「解剖学的 Landmark を学ぶ」 ) 骨盤部 4:骨盤部の正中断面観察 頭頸部 25:翼突管,頸動脈管,耳神経節 1.骨盤部を正中で切断 1.大錐体神経,小錐体神経,深錐体 2.外尿道口(ゾンデを入れて内尿道 神経,翼口蓋神経節 口まで正中断) 2.頸動脈管を開放,内頸動脈神経叢 3.直腸と肛門(正中断) 3.耳神経節 4. (男性)前立腺,精嚢 実習 頭頸部 26:眼窩 1.眼窩の骨を除去 2.眼窩骨膜,涙腺 3.視神経,眼神経 頭頸部 27:眼筋 1.外眼筋 2.動眼神経,滑車神経,外転神経 実習 3.毛様体神経節 ― 82 ― 骨盤部 32:骨盤の血管 1.総腸骨動静脈 2.内・外腸骨動脈 3.上膀胱動脈と臍動脈索 4.内陰部動静脈 骨盤部 33:骨盤の血管 1.上膀胱動脈と臍動脈索 2.閉鎖動静脈(死冠) 3.上殿動脈,下殿動脈 4.内腸骨動脈の内臓枝(男女差に注意) 5.内陰部動静脈 三島史朗 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 回 月 日 曜日 時限 形式 81 7 月 1 日 金 1 A B 実習 頭頸部 28:眼球 1.片側眼窩の内容物を一括摘出 2.レンズ,毛様体,網膜,強膜 3.鼻涙管 82 7 月 1 日 83 7 月 1 日 金 金 2 3 実習 骨盤部 5:骨盤の神経 1.閉鎖孔,大坐骨孔,小坐骨孔 2.下腹神経叢 3.骨盤内臓神経 4.仙骨神経叢(上殿神経,下殿神経, 坐骨神経,陰部神経) 5.仙棘靭帯,仙結節靭帯,陰部神経 管 実習 全体まとめ ① 84 7 月 1 日 85 7 月 6 日 金 水 4 3 87 7 月 7 日 水 木 4 3 木 * 7月7日 木 * 7 月 13 日 89 7 月 22 日 90 7 月 22 日 4 金 1 2 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 実習 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 実習 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 実習 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 実習 16:30 〜 講義 18:00 16:30 水 〜 講義 18:00 金 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 実習 全体まとめ ③ 88 7 月 7 日 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 全体まとめ ② 86 7 月 6 日 担当者 実習 実習 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 解剖学特別講義 (臨床解剖講義「整形外科の臨床解剖学」 ) 青田洋一 解剖学特別講義 ( 「環境生命医学」 ) 森 千里 記念館試験、実習室試験 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 記念館試験、実習室試験 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 ― 83 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 91 7 月 22 日 金 92 7 月 22 日 金 * 9月9日 金 3 4 A B 実習 実習 献花・納棺 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 献花・納棺 伊藤正裕 林 省吾 平井宗一 曲 寧 宮宗秀伸 李 忠連 ご遺骨返還式 ― 84 ― 担当者 第2学年 解剖学⑵(神経解剖学) 学 期 前 期 単位数 2単位 担 当 組織・神経解剖学分野 主任教授 石 龍 徳 准 教 授 大 山 恭 司 講 師 北 澤 宏 理 助 教 柏 木 太 一 助 教 篠 原 広 志 助 教 権 田 裕 子 客員准教授 市 村 浩一郎 教 授 秋 元 治 朗(脳神経外科学) 准 教 授 馬 原 孝 彦(高齢総合医学) 准 教 授 平 井 宗 一(人体構造学) 1.学習到達目標 I-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いがで きる。 V-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 V-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-②B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 Ⅷ-1-①B 基礎となる科学的方法論に配慮し、「実習実験」を実施できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 1.我々の日常生活を考えながら、感覚と運動に基づいた中枢神経系の簡単な構造と機能をまず理解する。 2.基本的な機能を常に意識しながら、脳や脊髄の構造の名称を覚える。 3.各部分の切断面(横断面や縦断面)で見える構造(CT 及び MRI 像を含む)と、立体的な構造との関係 を十分に把握する。 ― 85 ― 4.各部分の機能的な結びつきによる神経ネットワーク(神経路)を理解する。つまり、各部分の構造を説明 できると共に、ある機能を果たすときに、各部の構造がどの神経ネットワークに属して、どのように働い ているのかを理解することが目標である。 5.神経解剖学を中心とした神経科学の最新のトピックに触れ、基礎医学のすばらしさを知るとともに、臨床 医学とどのように結びついているのかを知ることも目標の一つである。 (2)科目におけるコンピテンシー 「講義内容・日程」の到達目標に代える。 3.学習内容 講義と肉眼解剖実習を行う。講義プリントや実習プリントを毎回配布する。講義は講義プリントを中心に行うが、 各自参考書を必ず購入し関連項目を復習すること。実習では、 「解剖実習の手びき」を読みながら脳を解剖する。また、 実習プリントの指示に従って、重要な構造については、スケッチをし、名称を日本語と英語で記入する。その際に、 その構造がどのような機能と関係しているのかを、授業プリントや参考書を見ながら確認する。つまり、眼と手 をフルに使って脳の構造と基本機能を理解することが大切である。実習では、脳解剖アトラスがあると便利であり、 脳の構造が記憶に残りやすいので購入を勧める。脳解剖実習では、献体された貴重なご遺体の脳を教材とするので、 いいかげんに実習を行うことは絶対に許されない。 4.授業時間外の学習 ◇予習 「解剖実習の手びき」をよく読んで、 実習内容を良く理解すること。その時に分からない内容、用語などがあれば、 参考書で調べておくこと。 ◇復習 講義や実習で理解できなかった点について教科書や参考書で調べる。その時に理解できたことは、ノートや講義 プリントに追記しておくこと。このようなノートやプリントは試験の時に大変役立つであろう。しかし、分からな いことがあれば、実習の時に教員に質問するのが一番である。 5.ICT活用(eラーニング等) 講義についての連絡や補足資料の配布などはe自主自学を通じて行われる。ICT による小テストなどは行わな いが、午前の講義の後には午後に実習があり、実習プリントには、講義内容についての設問が設けてある。人脳を 目の前にして、教科書や参考書をめくりながらその設問について考えること。また、疑問点があれば、近くの教員 に直接質問すること。教員との対話や学生どうしの話し合い、つまり人と人との直接対話は神経解剖学の理解に非 常に重要である。 6.評 価 1.合格点:60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=定期試験、実習点の合計を 100 点とする。 3.筆記試験の形式:記述式 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:100% ― 86 ― ➢後期試験:0% ➢小テスト:0% ➢その他の筆記テスト:0% ➢レポート:0% ➢P B L:0% ➢出 席 点:出席率が著しく悪い者は、試験の点数より-20 点。 ➢そ の 他:0% ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる ◇実習評価 ➢態 度:何度も席を長く離れる、実習とは関係のない話を延々と続ける、実習中に他の学科の勉強をす るなど、実習の意欲が無いと認められた者はレポート評価から減点する。 ➢レポート:100% ➢実習試験:0% ➢口答試験:0% ➢出 席 点:全回出席が原則。欠席の場合は補習。無断欠席は、1回に付き総合点より-10 点。 ➢そ の 他:0% ➢注意事項:出席率が 4/5 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に l 回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:前期試験と同じ ・方 法:前期試験と同じ形式 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)神経解剖学を理解するためには、講義と実習の両方に出席することが極めて大切である。どちらが欠けても 知識は身につかず、臨床科目を学ぶ際に支障をきたすであろう。 2)神経解剖学では、図を理解し記憶することが大切である。実習では、実際の標本を見てスケッチする。その 他、プリントや教科書の模式図を何度も描くことを勧める。 3)実習は、講義で理解できなかった点を質問する絶好の機会である。 4)実習は全て出席すること。遅刻、欠席をした場合は必ず補習を行なう。 5)実習に出席できない時は、前もって連絡をすること。なお、正当な理由以外で実習を欠席することは許され ない。 (内線 278:大山) 6)実習は、常に献体者への感謝の念をもって望むこと。白衣、解剖用具、マスク、プラスチック手袋、ネーム カード、ノート、授業プリント、教科書、参考書(アトラスなど)、筆記用具(色鉛筆など)を持参すること。 実習室内での飲食厳禁。実習態度が極めて悪い場合、実習を中止させることがある。 7)レポートは毎回実習毎に提出すること。 ― 87 ― ◇オフィスアワー 石 龍徳主任教授 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから来 室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学教授室 TEL:0333516141(内線 274) Email:sekit@tokyomed.ac.jp 大山 恭司准教授 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから来 室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学第二研究室 TEL:0333516141(内線 232) Email:kyohyama@tokyomed.ac.jp 北澤 宏理講師 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから来 室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学第七研究室 TEL:0333516141(内線 278) Email:hiromasa@tokyomed.ac.jp 柏木 太一助教 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから来 室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学第七研究室 TEL:0333516141(内線 278) Email:kasiwagi@tokyomed.ac.jp 篠原 広志助教 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから来 室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学第七研究室 TEL:0333516141(内線 278) Email:shinohoo@tokyomed.ac.jp 権田 裕子助教 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから来 室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学第七研究室 TEL:0333516141(内線 278) Email:gonda@tokyomed.ac.jp 秋元 治朗教授(脳神経外科学分野) 時間:火曜日、木曜日の午後1時から5時。メールにより時間を調整してから来室すること 場所:新教育研究棟 15 階、脳神経外科実験室、あるいは 11 階、脳神経外科医局 ― 88 ― TEL:0333426111(5773) 、PHS62397 Email:jakimoto@tokyomed.ac.jp 馬原 孝彦准教授(高齢総合医学分野) 時間:メールにより時間を調整してから来室すること。 場所:西新宿キャンパス、新教育研究棟(自主自学館)7階 高齢診療科医局 TEL:0333426111(内線 5759) Email:takahiko@tokyomed.ac.jp 平井 宗一准教授(人体構造学分野) 時間:基本的にはいつでも来室可能。メールか電話により時間を調整してから来室するとなお良い。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 人体構造学集会室 TEL:0333516141(内線 231) Email:shuichi@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書: 「解剖実習の手びき」 (南山堂) • 下記の神経解剖学講義の参考書を少なくとも一冊は購入すること。 • その他、1 年生の時に購入した Sadler TW「ラングマン人体発生学」安田訳(メティカル・サイエンス・イン ターナショナル)を使用する。 参考書: 神経解剖学講義 • 伊藤隆「解剖学講義」の“9 章中枢神経系”(南山堂) • 松村譲兒「イラスト解剖学」の“第 V 章神経系と感覚器”(中外出版) • 河合良訓・原島広至「脳単〜語源から覚える解剖学英単語集」(株式会社エヌ・ティー・エス) •「人体の正常構造と機能(全 10 巻縮刷版)」坂井、河原編集(日本医事新報社)の 9、10 章神経系(1)(2) 。 ちょっと高価(18,000 円)だが、神経解剖学、組織学、肉眼解剖学、発生学、生理学全てを把握できることを 考えると決して高くはない。高学年に進級したときに解剖生理学を一冊の参考書で見直すのに便利であろう。 • 寺島俊雄「カラー図解神経解剖学講義ノート」(金芳堂)著者自身が作成した模式図が大変分かりやすい。 神経解剖学実習用アトラス • ShunkeM 他「プロメテウス解剖学アトラス 頭部 / 神経解剖」坂井・河田監訳(医学書院)非常に美しい解 剖図と適切な模式図からなるアトラス。この本に掲載されているいろいろな角度から見た解剖図によって、そ れまで理解できなかった点が、理解できるようになるであろう。 • HainesDE「ハインズ神経解剖学アトラス」山内訳(メディカル・サイエンス・インターナショナル)詳細な 解剖図や断面図が掲載されている。最後に神経路の模式図がまとめられていて、大変便利である。画像診断の 理解に役立つ。 ― 89 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 4月4日 月 2 4月4日 月 3 4月4日 月 4 4月4日 月 5 4 月 11 日 月 6 4 月 11 日 月 7 4 月 11 日 月 8 4 月 11 日 月 9 4 月 18 日 月 10 4 月 18 日 月 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 神経解剖学概論 ○中枢神経系と末梢神経系の構成を 脳と脊髄 概説できる。 運動と感覚 石 龍徳 2 講義 脳血管と脳脊髄液 ○脳の血管支配と血液・脳関門を説 明できる ○ウィリス動脈輪を説明できる。 ○髄膜・脳室系の構造と脳脊髄液の 産生と循環を説明できる。 石 龍徳 3 石 龍徳 大脳、間脳、小脳、 大山恭司 脳解剖実習(1) ○脳の血管支配と血液・脳関門を説 中脳、橋、 北澤宏理 延髄 §92 脳の概観 明できる。 柏木太一 脳の動脈と静脈 実習 §93 脳くも膜と脳軟 ○ウィリス動脈輪を説明できる。 篠原広志 膜 ○髄膜・脳室系の構造と脳脊髄液の ウィリス動脈輪 権田裕子 §94 脳の血管 産生と循環を説明できる。 クモ膜、軟膜、 市村浩一郎 硬膜 平井宗一 4 石 龍徳 大脳、間脳、小脳、 大山恭司 脳解剖実習(1) ○脳の血管支配と血液・脳関門を説 中脳、橋、 北澤宏理 延髄 §92 脳の概観 明できる。 柏木太一 脳の動脈と静脈 実習 §93 脳くも膜と脳軟 ○ウィリス動脈輪を説明できる。 篠原広志 膜 ○髄膜・脳室系の構造と脳脊髄液の ウィリス動脈輪 権田裕子 §94 脳の血管 産生と循環を説明できる。 クモ膜、軟膜、 市村浩一郎 硬膜 平井宗一 1 脳の動脈と静脈 ウィリス動脈輪 クモ膜、軟膜、 硬膜 講義 脊髄 ○脊髄の構造、機能局在と伝導路を 灰白質と白質 説明できる。 ○脊髄神経、自律神経を説明できる。 脊髄神経 ○脊髄と自律神経系の形成過程を概 自律神経 説できる。 2 講義 脳神経と脳幹 ○脳神経の名称、走行・分布と機能 を概説できる。 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 分布と機能を概説できる。 ○鰓弓の分化と頭部、頸部、顔面の 形成過程を概説できる。 3 脳解剖実習(2) 脳神経 §95 脳神経の根 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 中脳 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 橋 実習 §96 脳幹の外面 §97 小脳 分布と機能を概説できる。 §100 のうち、小脳の ○小脳の構造と機能を概説できる。 延髄 小脳 横断面 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 4 脳解剖実習(2) 脳神経 §95 脳神経の根 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 中脳 §96 脳幹の外面 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 実習 §97 小脳 橋 分布と機能を概説できる。 §100 のうち、小脳の ○小脳の構造と機能を概説できる。 延髄 小脳 横断面 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 1 1 2 延髄 橋 中脳 脳神経 錐体 大脳脚 脳神経核 石 龍徳 石 龍徳 講義 脳神経と脳幹 延髄 橋 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 中脳 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 脳神経核 分布と機能を概説できる。 錐体 大脳脚 石 龍徳 講義 小脳 小脳半球 虫部 ○小脳の構造と機能を概説できる。 小脳脚 脊髄小脳路 石 龍徳 ― 90 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 11 4 月 18 日 月 12 4 月 18 日 月 13 4 月 25 日 月 14 4 月 25 日 月 15 4 月 25 日 月 3 4 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 脳解剖実習(3) 第4脳室 §98 第 4 脳室 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 菱形窩 実習 §99 延髄と橋 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 脳神経核 §100 のうち、脳幹の 分布と機能を概説できる。 伝導路 横断面 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 脳解剖実習(3) 第4脳室 §98 第 4 脳室 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 菱形窩 実習 §99 延髄と橋 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 脳神経核 §100 のうち、脳幹の 分布と機能を概説できる。 伝導路 横断面 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 2 実習 神経組織実習:小脳 小脳皮質 小脳髄質 ○小脳の構造と機能を概説できる。 分子層 プルキンエ細胞 顆粒細胞 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 3 動眼神経核 顔面神経核 神経組織実習:中脳、 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 外転神経核 実習 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 橋、延髄 三叉神経核 分布と機能を概説できる。 迷走神経背側核 舌下神経核 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 4 動眼神経核 顔面神経核 神経組織実習:中脳、 ○脳幹の構造と伝導路を説明できる。 外転神経核 実習 ○脳神経の名称、核の局在、走行・ 橋、延髄 三叉神経核 分布と機能を概説できる。 迷走神経背側核 舌下神経核 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 16 5 月 2 日 月 1 講義 大脳半球1 大脳溝 大脳回 ○大脳の構造を説明できる。 ○大脳皮質の機能局在(運動野・感 運動野 覚野・言語野)を説明できる。 感覚野 言語野 17 5 月 2 日 月 2 講義 大脳半球 2 投射線維 ○大脳の構造を説明できる。 連合線維 ○大脳皮質の機能局在(連合野)を 交連線維 説明できる。 連合野 脳解剖実習(4) 大脳の半切と 実習 §101 第 3 脳室 §102 大脳皮質 第3脳室 ▲第 3 脳室とその周囲の構造を説明 脳梁 できる。 大脳溝 ○大脳皮質の機能局在(運動野・感 覚野・言語野・連合野)を説明で 大脳回 大脳皮質の機能 きる。 局在 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 脳解剖実習(4) 大脳の半切と 実習 §101 第 3 脳室 §102 大脳皮質 第3脳室 ▲第 3 脳室とその周囲の構造を説明 脳梁 できる。 大脳溝 ○大脳皮質の機能局在(運動野・感 覚野・言語野・連合野)を説明で 大脳回 大脳皮質の機能 きる。 局在 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 18 5 月 2 日 月 19 5 月 2 日 月 3 4 ― 91 ― 石 龍徳 石 龍徳 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 キーワード 20 5 月 9 日 月 1 講義 大脳基底核 被殻 ○大脳基底核(線条体、 淡蒼球、 黒質) 淡蒼球 の線維結合と機能を概説できる。 尾状核 線条体 21 5 月 9 日 月 2 講義 大脳辺縁系 ▲辺縁系の構造と機能を説明でき 海馬 る。 △記憶、学習の機序を辺縁系の構成 扁桃体 帯状回 と関連させて概説できる。 22 5 月 9 日 月 23 5 月 9 日 月 石 龍徳 3 嗅脳 脳解剖実習(5) §103 嗅脳とその付近 ▲辺縁系の構造と機能を説明できる。 連合線維 実習 §104 大脳の連合線維 △記憶、学習の機序を辺縁系の構成 レンズ核 とレンズ核 と関連させて概説できる。 海馬 §105 側脳室と尾状核 扁桃体 4 嗅脳 脳解剖実習(5) §103 嗅脳とその付近 ▲辺縁系の構造と機能を説明できる。 連合線維 実習 §104 大脳の連合線維 △記憶、学習の機序を辺縁系の構成 レンズ核 とレンズ核 と関連させて概説できる。 海馬 §105 側脳室と尾状核 扁桃体 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 24 5 月 16 日 月 1 講義 間脳 25 5 月 16 日 月 2 講義 脳画像 MRI ○脳・脊髄 CT・MRI 検査で得られ CT る情報を説明できる。 血管造影 3 視床 視床下部 視床上部 松果体 馬原孝彦 (高齢総合医学) 秋元治朗 (脳外科) ○大脳基底核(線条体、淡蒼球、黒質) 視床下部 脳解剖実習(6) の線維結合と機能を概説できる。 視床 実習 §106 間脳 §107 大脳と間脳の断面 ○脳・脊髄 CT・MRI 検査で得られ 大脳基底核 る情報を説明できる。 内包 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 4 ○大脳基底核(線条体、 淡蒼球、 黒質) 視床下部 脳解剖実習(6) の線維結合と機能を概説できる。 視床 実習 §106 間脳 §107 大脳と間脳の断面 ○脳・脊髄 CT・MRI 検査で得られ 大脳基底核 る情報を説明できる。 内包 28 5 月 23 日 月 1 講義 神経系のまとめ 1 ○随意運動の発現機構を錐体路を中 錐体路 心として概説できる。 ○大脳基底核(線条体、 淡蒼球、 黒質) 錐体外路 の線維結合と機能を概説できる。 講義 神経系のまとめ 2 ○表在感覚と深部感覚の受容機序と 伝導路を説明できる。 ○視覚、聴覚・平衡覚、嗅覚、味覚 の受容機序と伝導路を概説でき る。 2 大山恭司 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 27 5 月 16 日 月 29 5 月 23 日 月 石 龍徳 石 龍徳 大山恭司 北澤宏理 柏木太一 篠原広志 権田裕子 市村浩一郎 平井宗一 ▲視床と視床上部の構造と機能を説 明できる。 ○視床下部の構造と機能を内分泌お よび自律機能と関連づけて概説で きる。 26 5 月 16 日 月 担当者 ― 92 ― 脊髄視床路 後索内側毛帯路 視覚路 聴覚路 嗅覚路 味覚路 石 龍徳 石 龍徳 回 月 日 曜日 時限 形式 30 5 月 23 日 月 31 5 月 23 日 月 3 4 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 神経発生 1 脊髄 神経細胞 神経膠細胞 神経堤細胞 ○神経管の分化と脊髄および菱脳の 脊髄神経 形成過程を概説できる。 髄鞘 菱脳 髄脳 後脳 大山恭司 講義 神経発生 2 中脳 前脳 間脳 ○中脳、前脳および自律神経系の形 終脳 成過程を概説できる。 脳神経 自律神経系 交感神経系 副交感神経系 大山恭司 ― 93 ― 第2学年 生 理 学 ⑵ 学 期 前 期 単位数 2 単位 担 当 病態生理学分野 主任教授 林 由起子 准 教 授 佐々木 光 美 講 師 川 原 玄 理 教 授 櫻 井 博 文(高齢総合医学) 兼任教授 三 苫 博(医学教育学) 1.学習到達目標 I-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 V−1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V−1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V−1−③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V−1−④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 V−1−⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 生理学は、生体機能の調節・制御機構を理解することを目的としている学問である。正常な生体の機能の理解は、 将来臨床医学で学ぶ様々な病態を理解する基礎として不可欠である。 今年度は、 「内分泌系」 、 「感覚・中枢神経系」についての基本的な機能について学習する。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.ホルモンによる生体内部環境の生理的調節について説明できる。 2.内分泌系の異常によっておこる疾患の基礎および病態を理解する。 3.内分泌系と神経系及び免疫系とのかかわりについて総合的に理解する。 4.組織の機能単位として重要な神経細胞(ニューロン)並びにグリアの概要を説明できる。 5.全体として調和のとれた機能、即ち、運動の調節、感覚や感情の統御、覚醒と睡眠のリズム、学習と記憶 などを遂行している神経回路網の働きについて説明できる。 6.感覚の基本的な仕組みと制御機構を説明できる。 7.中枢神経系の正常な機能を発揮するための外部環境(血液及び脳脊髄液循環)の要点を説明できる。 8.神経系を扱う臨床科目で良く遭遇する意識障害、運動失調や麻痺、知覚障害、脳神経障害、脳血管及び脳 脊髄液循環障害などの病態生理を理解する。 ― 94 ― 3.学習内容 ・各講義担当者による講義が中心である。 ・講義の要点はパワーポイントや板書で提示し、かつプリントを資料として配布する。 講義中に提示する図表の主なものは、配布する資料に示されている。 ・教育要項、講義資料に示された教科書、参考図書も活用して学習することを薦める。 ・講義資料は教科書ではない。試験前に講義資料だけ見ても理解することは難しい。 講義に出席して自分のノートを作成し、それを手掛かりに自ら学ぶ姿勢を形作っていくことが 重要である。 4.授業時間外の学習 ◇予習 教科書や参考図書の図を見ておくと、理解が深まる。 「e 自主自学」に事前テストがある場合は、必ず受験して から講義に臨むこと。 ◇復習 授業終了後に、 「e 自主自学」にて事後テストを受験し、自己の学習成果を確認すること。間違えた個所を特に 重点的に復習し、その時間の学習内容を完全に習得すること。それでも理解できない場合は、オフスアワー等の時 間を活用して積極的に教員に質問し、理解すること。 5.ICT活用(eラーニング等) 小テスト(事前テスト、事後テスト) はeラーニングを活用する。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=授業評価の合計点 3.筆記試験の形式:作問者に試験結果をフィードバックする。 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:80% ➢後期試験:なし ➢小テスト:5% ➢その他の筆記テスト:なし ➢レポート:10% ➢P B L:なし ➢出 席 点:5% ➢そ の 他:なし ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ― 95 ― ・範 囲:前期試験に準ずる ・方 法:選択および記述問題 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 本講義で得られる知識は、今後の臨床医学を学ぶ上で不可欠である。学習目標を設定することは効率よい学習の ために必須であり、講義では項目ごとにその学習目標を具体的に明示するので、うまく利用してほしい。さらに、 講義では、膨大な情報の中から必要不可欠な基本的知識、あるいは将来必要となる知識を選択して提供する。ここ には教科書では得られない新しい情報や、多くの参考書を読まなければ得られない知識も含まれる。したがって、 講義を受け身で聴くだけでなく質問などで積極的に講義に参加することが、効率よく学習する最良の方法である。 配布された資料をなぞるだけでは講義の意味が半減する。各講師の講義内容を自らの頭で咀嚼し、整理してノート を作成し、不明な点は教科書・参考書を調べ積極的に質問することを望む。 ◇オフィスアワー 林 由起子教授(病態生理学分野) 時間:月曜日〜金曜日 10 時〜 16 時 場所:新宿キャンパス 基礎新館 5 階 集会室 TEL: (03)33516141(内線 423) Email: yhayashi@tokyomed.ac.jp 佐々木光美准教授(病態生理学分野) 時間:月曜日〜金曜日 10 時〜 16 時 場所:新宿キャンパス 基礎新館 5 階 集会室 Email: sasakim@tokyomed.ac.jp 川原 玄理講師(病態生理学分野) 時間:月曜日〜金曜日 10 時〜 16 時 場所:新宿キャンパス 基礎新館 5 階 集会室 Email: gkawahar@tokyomed.ac.jp 櫻井 博文教授(高齢総合医学) 時間:適宜、メールにより時間を調整して来室。 場所:西新宿キャンパス Email: sakurah@tokyomed.ac.jp 三苫 博教授(医学教育学) 時間:月曜日 午前中 場所:西新宿キャンパス 教育研究棟 9 階 Email: mitoma@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 ・教科書: ギャノング生理学(丸善)W.F.Ganong 著、岡田泰伸他訳 生理学テキスト(文光堂)大地睦男著 ― 96 ― 参考書: 新生理学(日本医事新報社)竹内昭博著 標準生理学(医学書院)本郷利憲、広重力、豊田順一、熊田衛編 ガイトン生理学(原著 第 11 版) (エルゼビア・ジャパン)御手洗玄洋 総監訳 ― 97 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 月 日 1 4月5日 2 4月5日 3 4 月 12 日 4 4 月 12 日 5 4 月 19 日 6 4 月 19 日 7 4 月 26 日 8 4 月 26 日 9 5 月 10 日 曜日 時限 形式 火 火 火 火 火 火 火 火 火 1 2 1 2 1 2 1 2 1 講義内容 講義 視覚(Ⅰ) 到達目標 キーワード 担当者 1.遠近調節 2.杆体・錐体 網膜での視覚情報処理機構を説明で 3.オプシン きる。 佐々木光美 4.G 蛋白質共役 受容器電位を説明できる。 型受容体 5.ON 型・OFF 型 1.視野欠損 2.単純細胞・複 雑細胞 3.対光反射・輻 輳反射 4.色覚障害 5.明・暗順応 講義 視覚(Ⅱ) 伝導路を説明できる。 中枢での情報処理機構を説明でき る。 講義 聴覚と平衡感覚 1.コルチ器官 2.有毛細胞 受容器の構造と機能を説明できる。 3.進行波 受容器電位を説明できる。 佐々木光美 4.音源定位 伝導路を説明できる。 5.半器官と耳石器 6.眼振 佐々木光美 講義 味覚と嗅覚 感覚受容の仕組みを説明できる。 異なる味覚・嗅覚の識別機序を説明 できる。 伝導路および中枢機序を説明でき る。 1.化学感覚 2.基本味 3.味覚受容器 4.嗅覚受容器 5.G蛋白質共役 型受容体 佐々木光美 講義 体性感覚 1.表在性受容器 受容器の種類、構造、機能を説明で 2.深部受容器 きる。 3.侵害受容器 痛覚の特徴と機能を説明できる。 4.皮膚分節 伝導路を説明できる。 5.体部位局在 佐々木光美 講義 感覚の一般的な法則 特殊感覚、体性感覚、内臓感覚を説 明できる。 刺激量と感覚の強さの対応を説明で きる。 受容器の電気現象を説明できる。 1.適当刺激 2.閾値 3.WeberFechner の法則 佐々木光美 4.ベキ関数の法則 5.受容器電位 6.順応 講義 運動単位と反射 運動単位とその機能分化を説明でき る。 一次終末、二次終末、腱器官の応答 特性を説明できる。 α - γ連関を説明できる。 脊髄反射(伸張反射、屈曲反射)と 筋の相反性 支配を説明できる。 単シナプス反射と、 多シナプス反射 の例を挙げ、違いを説明できる。 1.運動単位 2.Ia、Ib、Ⅱ群線維 3.αγ連関 佐々木光美 4.交叉性伸展反射 5.桔抗抑制 6.レンショウ細胞 講義 内分泌学総論 各内分泌器官の位置を図示し、そこ から分泌されるホルモンを列挙でき る。 ホルモンを構造から分類し作用機序 を説明できる。 ホルモン分泌の調節機構を概説でき る。 1.ペプチドホル モン 2.ステロイドホ ルモン 3.アミンホルモン 4.神経内分泌 5.フィードバッ ク調節 6.標的器官、受 容体 川原玄理 講義 視床下部・下垂体 視床下部ホルモンの名称、下垂体ホ ルモンの作用と相互関係を説明でき る。 ACTH、FSH、LH、TSH、PRL、 オキシトシン、バソプレッシンの生 理作用を説明できる。 男性ホルモン・女性ホルモンの合成・ 代謝経路と作用を説明できる。 1.視床下部 2.下垂体門脈系 3.下垂体前葉 4.下垂体後葉 5.成長ホルモン 6.性ホルモン 川原玄理 ― 98 ― 回 月 日 10 5 月 10 日 11 5 月 17 日 12 5 月 17 日 13 5 月 24 日 14 5 月 24 日 曜日 時限 形式 火 火 火 火 火 2 1 2 1 2 到達目標 キーワード 担当者 講義 甲状腺・副甲状腺 甲状腺ホルモンの分泌機構と作用を 説明できる。 1.サイロキシン 2.トリヨードサ イロニン 3.甲状腺ホルモ ンの生合成 4.TRH,TSH 5.カルシトニン 6.上皮小体ホル モン 川原玄理 講義 膵島ホルモンと糖代謝 1.インスリン、 膵島から分泌されるホルモンの作用 グルカゴン を説明できる。 2.ソマトスタチン 糖尿病の病態について理解できる。 3.膵ポリペプチド 川原玄理 講義 副腎 1.アドレナリン 2.ノルアドレナ 副腎の構造と副腎髄質ホルモンの作 リン 用及び分泌調節機構を説明できる。 3.糖質コルチコ 副腎皮質ホルモンの作用及び分泌調 イド 節機構を説明できる。 4.鉱質コルチコ イド 川原玄理 内分泌学まとめおよ び疾患との関連 1.分泌調節異常に よる疾患 2.視床下部・下垂 体関連疾患 内分泌系の異常で起こる疾患につい 3.副腎のホルモン てその基礎を理解できる。 異常による疾患 4.糖代謝による疾 患 5.甲状腺ホルモン 異常による疾患 川原玄理 脳の外部環境 脊髄・脳幹 脳の血管支配と血液・脳関門を説明 できる。 脳のエネルギー代謝の特徴を説明で きる。 脳膜・脳室系の構造と脳脊髄液の産 生と循環を説明できる。 随意運動の発現機構を錐体路を中心 として概説できる。 脳幹の構造、伝導路と機能を説明で きる。 脳神経の名称、核の局在、走行・分 布と機能を概説できる。 1.血液脳関門 2.Willis の動脈輪 3.脳脊髄液 4.錐体路・内側 毛帯路 5.脳神経核 林由起子 脳の血管支配と血液・脳関門を説明 できる。 脳のエネルギー代謝の特徴を説明で きる。 1.扁桃体 ・ 海馬 ・ 脳膜・脳室系の構造と脳脊髄液の産 帯状回 生と循環を説明できる。 2.内側前脳束 ・ 背 随意運動の発現機構を錐体路を中心 側縦束 として概説できる。 3.睡眠・脳波 脳幹の構造、伝導路と機能を説明で きる。 脳神経の名称、核の局在、走行・分 布と機能を概説できる。 林由起子 講義 講義 講義内容 15 5 月 31 日 火 1 講義 大脳辺縁系 16 5 月 31 日 火 2 講義 大脳の機能・認知症 を中心に 記憶、学習の機序を概説できる。 ― 99 ― 1.学習・記憶 東京医大 高齢総合医学 櫻井博文 教授 回 月 日 17 6 月 7 日 18 6 月 7 日 曜日 時限 形式 火 火 1 2 講義内容 到達目標 キーワード 1.皮質線条体投 射路 ・ 黒質視 大脳皮質の機能局在(運動野 ・ 感 床投射路 覚野 ・ 言語野 ・ 連合野)を説明で 2.直接経路 ・ 間 きる。 接経路 大脳基底核(線条体、淡蒼球、黒質) 3.グルタミン酸・ 大脳皮質・大脳基底 の線維結合と機能を概説できる。 GABA とドー 講義 「情動・動機づけ」と基底核の関連 核と視床下部 パミン を理解する。 4.側坐核 ・ 扁桃体 視床下部の構造と機能を内分泌およ と腹側被蓋野 び自律機能と関連づけて概説でき 5.体温調節中枢 る。 6.摂食中枢 ・ 満 腹中枢 講義 小脳の機能と病態 小脳の構造と機能を概説できる。 小脳の神経回路網と主な入出力を 述べることができる。 小脳症状を説明できる。 ― 100 ― 1.プルキンエ細胞、 苔状、登上線維 2.平衡障害、運動 障害 担当者 林由起子 東京医大 医学教育学 三苫 博 兼任教授 第2学年 生 理 学 実 習 学 期 後 期 単位数 2単位 担 当 細胞生理学分野 主任教授 小 西 真 人 教 授 持 田 澄 子 講 師 宮 崎 武 文 講 師 田 代 倫 子 講 師 井 上 華 助 教 橋 口 美津子 病態生理学分野 主任教授 林 由起子 准 教 授 佐々木 光 美 講 師 川 原 玄 理 助 教 和 田 英 治 助 教 華 藤 恵 美 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅰ-2-③B 基本的な臨床検査の適応や結果の解釈を提示できる。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、 言葉遣い、 態度、 行動を説明できる。医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いができる。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅷ-1-①B 基礎となる科学的方法論に配慮し、「実習実験」を実施できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 1)生体電気信号 生体電気信号を担うイオンの役割について理解を深める。 2)心電図・血圧 人体の心電図及び血圧測定を通して循環器系の総合的理解を深める。 3)筋肉の収縮 脱分極および薬物による消化管平滑筋の収縮機構を理解し、興奮性細胞における細胞内 Ca2+ 濃度調節メ カニズムを考える。 4)誘発筋電図(M 波、H 波) ― 101 ― 中枢の基本的行動パターンである反射について理解を深める。 5)経口ブドウ糖負荷試験 血糖値と尿糖の変化を観察し、糖代謝過程における内分泌機構を理解する。 6)尿生成とクリアランス 腎における尿生成と体液浸透圧調整について理解する。 (2)科目におけるコンピテンシー 1 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 2 基本的な臨床検査の種類や内容を理解する。 3 症候学や検査医学、臨床推論に関する基本的な知識の習得に努める。 4 医学生として適切な服装、衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。 5 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得られた情報 を分析し、その信頼性を評価できる。 6 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 7 基礎となる科学的方法論に配慮し、 「実習実験」を実施できる。 3.学習内容 1)生体電気信号 1.筋肉細胞から電位を記録する。 2)心電図・血圧 1.心電図の記録と各種計測を行い、ECG report を作成する。 2.安静時、運動負荷後、寒冷刺激時に血圧を測定し、血圧調節のメカニズムについて考察する。 3)筋肉の収縮 まず、腸管平滑筋を収縮させる刺激の細胞内 Ca2+ 濃度調節メカニズムを予測する。モルモット盲腸紐平滑 筋摘出標本に、各種刺激を行った際の力学応答を記録・解析する。そして、各自の予測と実験結果の整合性 について検討する。 4)誘発筋電図(M波、H波) 1.人体における末梢神経電気刺激法、筋電図記録法を学習する。 2.基本的な脊髄反射について学習する。 5)経口ブドウ糖負荷試験 1.実習者自身が被験者となり、臨床上よく用いられるブドウ糖負荷試験を行う。 2.血糖値を尿糖の変化を観察し、糖代謝過程における内分泌機構を理解する。 6)尿生成とクリアランス 1.各自が被験者となり、経時的に採尿して尿量を測る。 2.尿中のクレアチニン濃度を測定し、クレアチニンクリアランスを求め、糸球体濾過量を求める。 上記項目を6班に分け、2日ずつ実習を行う。 4.授業時間外の学習 ◇予習 あらかじめ教科書、資料集、講義ノートおよび生理学実習書などで内容を把握しておく。 ― 102 ― ◇復習 実験結果について考察をし、レポートを完成させ、発表がある項目は準備をする。 理解できない点があれば講師に直接質問すること。 5.ICT活用(eラーニング等) 特になし 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 4.評価の方法と内訳(%) ◇実習評価 ➢態 度: ➢レポート: ➢実習試験: ➢口答試験: ➢出 席 点: ➢そ の 他: ➢注意事項:出席率が 5/6 以上の者が、最終評価の対象となる。 5.再試について ➢再試験は、年度末に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)実習内容は生理学の講義と密接に関連しているので、常に講義で学んだことと関連づけて実習を進めてほし い。 2)実習は全部出席することが原則である。欠席はやむを得ない事情がある時に限る。毎回、生理学実習要項の 生理学実習・出席確認表に担当教員の印またはサインを受けて、出席の確認とする。 3)薬品、血液などで汚れるので、白衣を着用すること。 4)名札を着用すること。 5)実習に必要なもの以外は実習室に持ちこまないこと。 6)レポートは各実習項目の担当教員が指示する提出期限に遅れないように提出すること。 ◇オフィスアワー 特に指定しないが質問があれば随時訪問してよい。あらかじめ、各講師に内線電話またはメールでアポイントメ ントをとることを勧める。 細胞生理学分野→第3校舎1階 ・小西真人主任教授(小西主任教授室) 木曜日 16:30 ~ 17:30 mkonishi@tokyomed.ac.jp ― 103 ― ・持田澄子教授(持田教授室) 火曜日 16:30 ~ 17:30 mochida@tokyomed.ac.jp ・宮崎武文講師(第2研究室) 月曜日 16:30 ~ 17:30 miyazaki@tokyomed.ac.jp ・田代倫子講師(第4研究室) 木曜日 16:30 ~ 17:30 tashiro@tokyomed.ac.jp ・井上 華講師(第7研究室) 水曜日 16:20 ~ 17:00 hana@tokyomed.ac.jp ・橋口美津子助教(第8研究室) 月曜日 16:30 ~ 17:30 mhasigu@tokyomed.ac.jp 病態生理学分野→基礎新館5階 ・林由起子主任教授(集会室) 月曜日~金曜日 10:00 ~ 16:00 TEL: (03) 33516141(内線 423) yhayashi@tokyomed.ac.jp ・佐々木光美准教授(集会室) 月曜日~金曜日 10:00 ~ 16:00 sasakim@tokyomed.ac.jp ・川原玄理講師(集会室) 月曜日~金曜日 10:00 ~ 16:00 gkawahar@tokyomed.ac.jp ・和田英治助教(集会室) 月曜日~金曜日 10:00 ~ 16:00 ewada@tokyomed.ac.jp ・華藤恵美助教(集会室) 月曜日~金曜日 10:00 ~ 16:00 meishida@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書: ・生理学テキスト(文光堂)大地陸男著 ・キャノング生理学(丸善)岡田泰伸訳他 参考書: 各項目共通: ・新生理学(文光堂)小幡邦彦著 ― 104 ― ・標準生理学(医学書院)小澤瀞司他 ・ガイトン生理学(エルゼビア・ジャパン)御手洗玄洋 総監訳 生体電気信号を担うイオンの役割: ・神経情報生理学入門(オーム社)小林春雄他 ・ニューロンから脳へ(広川書店)S.W.Kueflr 他(金子他訳) ・Neuroscience(Sinauer) D.Purves 他 心電図・血圧: ・図解心電図学(金芳堂)M.J.Goldman ― 105 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 9 月 1 日 木 2 9 月 1 日 木 3 9 月 2 日 金 3 4 3 実習 実習 講義内容 到達目標 キーワード 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 実習 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 ― 106 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 4 9 月 2 日 金 5 9 月 5 日 月 6 9 月 5 日 月 4 3 4 講義内容 実習 キーワード 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 実習 4)誘発筋電図 (M波、H波) 実習 到達目標 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 ― 107 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 7 9 月 6 日 火 8 9 月 6 日 火 9 9 月 7 日 水 3 4 3 講義内容 実習 キーワード 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 実習 4)誘発筋電図 (M波、H波) 実習 到達目標 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 ― 108 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 10 9 月 7 日 水 11 9 月 8 日 木 12 9 月 8 日 木 4 3 4 実習 実習 講義内容 到達目標 キーワード 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 実習 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 ― 109 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 13 9 月 12 日 月 14 9 月 12 日 月 15 9 月 13 日 火 3 4 3 実習 実習 実習 講義内容 到達目標 キーワード 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 ― 110 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 16 9 月 13 日 火 17 9 月 14 日 水 18 9 月 14 日 水 4 3 4 講義内容 実習 キーワード 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 実習 4)誘発筋電図 (M波、H波) 実習 到達目標 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 ― 111 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 19 9 月 15 日 木 20 9 月 15 日 木 21 9 月 20 日 火 3 4 3 実習 実習 実習 講義内容 到達目標 キーワード 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 1)活動電位 / 静止電位 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 ― 112 ― 担当者 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 回 月 日 曜日 時限 形式 22 9 月 20 日 火 23 9 月 26 日 月 24 9 月 26 日 月 25 9 月 26 日 月 4 1 2 4 実習 実習 実習 講義内容 到達目標 キーワード 1)生体電気信号 1)生体電気信号の発生の仕組みを 説明できる。 2)心電図 2)心拍数、PQ 間隔、QRS 幅、QT 2)平均電気軸 間隔などを正しく計測すること ができる。 3)筋肉の収縮 3)生体内における Ca2+ の多様な役 3)興奮収縮連関 割を説明できる。 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 担当者 1)活動電位 / 静止電位 5)経口ブドウ糖負荷 5)血糖を変化させるホルモンを挙 試験 げ、それらの糖代謝に対する作 用を説明できる。 5)血糖、尿糖 / 糖代謝 6)尿生成とクリアラ 6)クレアチニン溶液の濃度測定法 ンス を学ぶ。 6)比色反応 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 1)生体電気信号 1)レポート作成。ネルンスト、ゴー 1)ネルンストの式 ルドマンの理論値と実測値の相 違を説明できる。 2)血圧 2)運動及び寒冷による血圧変動の メカニズムを説明できる。 2)運動負荷 / 寒冷刺激 3)筋肉の収縮 3)細胞内シグナル伝達過程を説明 できる。 3)興奮収縮連関 4)誘発筋電図 (M波、H波) 4)脊髄の構造、機能局在、伝導路、 4)単シナプス反射 脊髄反射を説明できる。 5)経口ブドウ糖負荷 5)インスリンの分泌機構、タンパ 試験 ク代謝、脂質代謝に対する作用 を説明できる。 5)血糖調節機構 6)尿生成とクリアラ 6)各自のクレアチニン・クリアラ ンス ンス、糸球体濾過量を求め、そ れらについて理解する。 6)糸球体濾過量 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 小西真人 林由起子 持田澄子 八谷如美 佐々木光美 宮崎武文 田代倫子 井上 華 川原玄理 橋口美津子 和田英治 華藤恵美 試験 生理学実習試験 ― 113 ― 第2学年 生 化 学 学 期 前 期 単位数 4単位 担 当 生化学分野 主任教授 宮 澤 啓 介 准 教 授 平 本 正 樹 講 師 阿 部 晃 久 講 師 高 野 直 治 助 教 森 谷 昇 太 兼任教授 半 田 宏 兼任教授 後 藤 明 彦 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅱ-1-①C 個人情報保護、プライバシー尊重について説明できる。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。 Ⅲ-1-① 医学生として適切な服装、衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。 得られた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。 適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅷ-1-①B 基礎となる科学的方法論に配慮し、「実習実験」を実施できる。 Ⅷ-1-②B 医学研究における倫理規範に配慮して「実習実験」を行える。 Ⅷ-1-③B 現状を把握し、問題提起できる。 Ⅷ-1-④B 指導・監督のもとで研究計画に基づいて「実習実験」を施行できる。 Ⅸ-1-①B eラーニングシステム・eポートフォリオシステムをいろいろなデバイスからアクセスし、正し く利用できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 生化学とは、生体を構成する物質(生体分子)を取り出し、その機能と構造を調べ、それら生体分子間の相互 作用の解析を通して、生命現象の化学的背景を解明していく学問領域である。また、Watson と Crick の「DNA 二重らせん構造モデル」の発見を契機に発展してきた分子生物学は、そのセントラルドグマを構成する「DNA」 「RNA」 「タンパク質」を中心に、それら分子が織りなす生命現象を追究する学問領域である。したがって、生 命現象を生体分子レベルで探求していく上で、生化学と分子生物学は全く同一線上にあり、不可分な学問領域で ― 114 ― ある。 医学部医学科6年間の教育課程で生化学を学ぶ意義は、医学が対象とする「人体」の生命活動を分子機能レベ ルで理解することに他ならない。この精緻な調節機能の破綻は、種々の疾病の発症に直結する。換言すれば「病 態生理」を深く理解するために生化学・分子生物学を学ぶのである。生化学・分子生物学の講義は、他の機能系 の基礎医学教科と同様に、かなりの部分が「目に見えない」物質の相互関係を、頭の中で1つ1つ構築しながら 理解しなければならない。ここに教える側にも講義を受ける側にも難しい問題がある。 講義では、難解と思われがちな生化学・分子生物学の両分野を全般にわたって、段階を踏みながら授業を行な い、また、実習では「目に見えない」物質の相互作用を可能な限り「可視化」させ、講義内容を「体感」できる ように立案されたテーマを実施する。これらにより、最終的には生化学・分子生物学を通じて物質代謝の全体像 が把握できることを目標とする。個々のパーツも大切であるが、これらが有機的に連動して生命活動が日々営ま れているという、 「全体を俯瞰できる眼」を是非養ってほしい。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.酵素の機能と調節について説明できる。 2.解糖の経路と調節機構を説明できる。 3.クエン酸回路を説明できる。 4.電子伝達系と酸化的リン酸化を説明できる。 5.糖新生の経路と調節機構を説明できる。 6.グリコーゲンの合成と分解の経路を説明できる。 7.五炭糖リン酸回路の意義を説明できる。 8.脂質の合成と分解を説明できる。 9.リポ蛋白の構造と代謝を説明できる。 10.タンパク質の合成と分解を説明できる。 11.アミノ酸の異化と尿素合成の経路を概説できる。 12.ヘム・ポルフィリンの代謝を説明できる。 13.ヌクレオチドの合成・異化・再利用経路を説明できる。 14.フリーラジカルの発生と作用を説明できる。 15.ビタミンの種類と機能を説明できる。 16.ビタミン欠乏症と過剰症を概説できる。 17.空腹時(飢餓) 、食後(過食時)と運動時における代謝を説明できる。 18.糖質、脂質、アミノ酸、核酸等の代謝異常の病態を説明できる。 19.受容体による情報伝達の機序を説明できる。 20.細胞内シグナル伝達過程を説明できる。 21.がんに関連する遺伝子(がん遺伝子とがん抑制遺伝子)の変化を概説できる。 22.PCR の原理とその方法を説明できる。 23.ゲノム解析に基づく DNA レベルの個人差を説明できる。 24.遺伝子組換え技術のプロセスを概説できる。 25.遺伝子発現のエピジェネティック制御を概説できる。 26.ノンコーディング RNA の機能を概説できる。 27.幹細胞、ES 細胞、iPS 細胞の特徴を概説できる。 ― 115 ― 3.学習内容 講 義 生化学の基礎となる糖質、脂質、アミノ酸・タンパク質、核酸などの構造・機能と代謝について学んだ後、これ ら基礎知識を基に、臓器間相互作用に視点を拡げた代謝の統合的理解、臨床を視野に入れた病態生化学へと進む。 また後半では、第 1 学年で学んだ分子生物学概論に引き続き、近年に発展を遂げた分子生物学領域について、分子 生物学各論として学ぶ。 実 習 実習では、生化学講義で習得した知識を具体的に体得してもらう。実習内容は講義内容と連動しており、基礎医 学知識がいかに臨床医学に運用されるか理解することも意図して、教室独自に立案・厳選した 4 つのテーマを行う。 4.授業時間外の学習 ◇予習 配布するテキスト(分子生物学概論)および市販の教科書・参考書を用いて、予習を行っておくことが講義の理 解を深める。 ◇復習 生化学・分子生物学を含めた「機能系基礎医学」は、基本的知識を積み上げていくことで、有機的に連携した全 体像が構築・理解できる教科であり、日々の堅実な学習が要求される教科である。したがって、講義毎に実施する 「確認問題」などを中心とする学習領域を、確実に復習することが肝要である。 5.ICT活用(eラーニング等) e ラーニングに関しては、講義毎に実施する「確認問題」をアップする予定である。その後は、学内環境と学生 側の要望とを考慮しながら検討する。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=(授業評価の平均点)× 0.7 +(実習評価)× 0.3 3.筆記試験の形式:記述、穴埋め、計算問題、MCQ を適宜織り交ぜて出題 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:90100%(生化学と分子生物学は別個にそれぞれ実施する) ➢後期試験:なし ➢小テスト: ➢その他の筆記テスト:なし ➢レポート: ➢P B L:なし ➢出 席 点:なし ➢そ の 他:≦ 10% ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる ◇実習評価 ➢態 度:25% ― 116 ― ➢レポート:50% ➢実習試験: (前期試験に出題し、授業評価に含める) ➢口答試験: ➢出 席 点:1525% ➢そ の 他:≦ 10% ➢注意事項:出席率が 4/5 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、前期再試験期間中に1回(生化学と分子生物学は別個)とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:全範囲 ・方 法:記述、穴埋め、計算問題、MCQ を適宜織り交ぜて出題 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 「大学生」とは、中学・高校時代の「生徒」とは異なり、「自ら探求し学問を修める者」のことで、教員はあくま でその手助けをするに過ぎない。近年、 「与えられることが当然」といった“spoon feeding”的な講義を望む学生 達が増加傾向にある印象を持つ。本学の建学の精神として脈々と受け継がれてきた「自主自学」に則り、 「教えて もらう」から「自ら探求する」という思考・態度の変換を学生諸君に切に希望する。 ◇オフィスアワー 時間:基本的には随時可(教室は常に学生達に開かれている。質問や建設的なディスカッションは常時歓迎する。 担当教員不在の場合は、生化学教室秘書・廣田に連絡し、アポイントメントをとること。) 場所:新宿キャンパス 第一校舎一階 生化学教室 TEL:0333516141 内線 244 Email: 宮澤 啓介 <miyazawa@tokyomed.ac.jp> 平本 正樹 <hiramoto@tokyomed.ac.jp> 阿部 晃久 <aabebc@tokyomed.ac.jp> 高野 直治 <TBA> 森谷 昇太 <moriya@tokyomed.ac.jp> 半田 宏 <hhanda@tokyomed.ac.jp> 後藤 明彦 <akgotou@juntendo.ac.jp> (注意:メール送信の際、件名には必ず、学年と氏名を記載すること。) 8.指定する教科書、参考書 教科書 • リッピンコット・イラストレイテッド生化学(丸善出版) • ハーパー生化学(丸善出版) 以上 2 冊のうち、いずれか1冊の購入を推奨する • Essential 細胞生物学(南江堂) 購入を推奨する • 分子生物学概論(東京医科大学・生化学分野 編)配布する ― 117 ― 参考書 • ストライヤー生化学(東京化学同人) • ヴォート生化学(東京化学同人 ) • レーニンジャーの新生化学(廣川書店) • 系統看護講座・生化学(医学書院) • エリオット生化学・分子生物学(東京化学同人) • 細胞の分子生物学(ニュートンプレス) • ワトソン遺伝子の分子生物学(東京電機大学出版局) • ワトソン組換え DNA の分子生物学(丸善出版) ― 118 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 4月5日 火 2 4月5日 火 3 4月8日 金 3 4 1 講義内容 オリエンテーション 講義 生化学と分子生物学 -生体の構成要素- 講義 講義 到達目標 基礎医学の学習目的を明確にする。 ○生体を構成する高分子の概要を理 解する。 ○生体の維持における動的平衡の基 本概念を理解する。 キーワード 1.炭水化物 2.脂質 3.タンパク質 4.核酸 5.動的平衡 担当者 宮澤啓介 アミノ酸・タンパク 質の化学 1.アミノ基・カ ルボキシル基・ 側鎖 ○アミノ酸の種類と性質を説明でき 2.非極性・極性・ る。 ○タンパク質の基本的な構造と機能 酸性・塩基性 を説明できる。 3.ペプチド結合 4.タンパク質の 高次構造 平本正樹 タンパク質の機能と 代謝 1.機能と分子間 相互作用 ○タンパク質の基本的な構造と機能 2.合成・分解と を説明できる。 ○タンパク質の合成と分解を説明で アミノ酸プール きる。 4.成熟・輸送・ 局在 平本正樹 1.糖質 2.単糖・二糖・ 多糖 3.糖タンパク質・ 糖脂質 平本正樹 4 4月8日 金 2 講義 糖の化学 ○単糖類、二糖類の種類と性質を説 明できる。 ○炭水化物の基本的な構造と機能を 説明できる。 5 4 月 12 日 火 3 講義 糖代謝【1】 ○解糖の経路と調節機構を説明でき 1.解糖系 る。 ○五炭糖リン酸回路の意義を説明で 2.ペントースリン 酸経路 きる。 平本正樹 6 4 月 12 日 火 4 講義 糖代謝【2】 1.クエン酸回路 ○クエン酸回路を説明できる。 ○電子伝達系と酸化的リン酸化を説 2.電子伝達系 明できる。 3.酸化的リン酸化 平本正樹 講義 糖代謝【3】 ○糖新生の経路と調節機構を説明で 1.糖新生 きる。 ○グリコーゲンの合成と分解の経路 2.グリコーゲン の合成・分解 を説明できる。 平本正樹 講義 糖代謝【4】 ○膵島から分泌されるホルモンの作 用を説明できる。 1.インスリン・グ ○糖質代謝異常の病態を説明でき ルカゴン る。 ○空腹時(飢餓時)と食後(過食時)2.糖尿病 における代謝を説明できる。 平本正樹 講義 脂質の化学 1.脂肪酸 2.アシルグリセ ロール ○脂質の定義と化学的特性を説明で 3.リン脂質 きる。 ○脂質の種類を説明できる。 4.スフィンゴ脂質 5.糖脂質 6.ステロール 阿部晃久 講義 脂質代謝【1】 ○脂質の消化・動員・運搬について 説明できる。 ○脂肪酸の酸化について説明でき る。 ○脂肪酸酸化により生じる ATP 量 を計算できる。 ○ペルオキシソームでの酸化との違 いを説明できる。 1.脂肪酸 2.アセチル CoA 3.β酸化 4.グリセロール 5.TCA 回路 6.ペルオキシソー ム 阿部晃久 講義 脂質代謝【2】 ○一価不飽和・多価不飽和・奇数炭 素鎖脂肪酸の酸化について説明で きる。 ○脂肪酸動員の調節について説明で きる。 ○ケトン体の生成について説明でき る。 1.不飽和脂肪酸 2.奇数炭素鎖脂 肪酸 3.分枝鎖脂肪酸 4.飢餓状態 阿部晃久 7 4 月 15 日 金 8 4 月 15 日 金 9 4 月 19 日 火 10 4 月 19 日 火 11 4 月 22 日 金 1 2 3 4 1 ― 119 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 12 4 月 22 日 金 13 4 月 26 日 火 14 4 月 26 日 火 15 5 月 6 日 金 16 5 月 6 日 金 17 5 月 10 日 火 18 5 月 10 日 火 19 5 月 13 日 金 2 3 4 1 2 3 4 1 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 脂質代謝【3】 ○脂肪酸の合成について説明でき る。 ○脂肪酸の合成と分解の経路の違い について説明できる。 ○不飽和脂肪酸の合成について説明 できる。 1.アセチル CoA 2.マロニル CoA 3.アシルキャリ アータンパク 4.脂肪酸合成酵素 阿部晃久 講義 脂質代謝【4】 ○アセチル基転移シャトル機構につ いて説明できる。 ○脂肪酸合成の調節について説明で きる。 ○必須脂肪酸の合成について説明で きる。 1.不飽和脂肪酸 2.伸長化酵素 3.不飽和化酵素 4.n3 系脂肪酸・ n6 系脂肪酸 阿部晃久 講義 脂質代謝【5】 1.メバロン酸 2.HMGCoA 還 元酵素 〇コレステロールの正常値・分布に 3.イソプレン単 ついて説明できる。 位 ○コレステロールの合成と合成調節 について説明できる。 4.SCAP/SREBP ○コレステロール代謝物について説 5.胆汁酸 明できる。 6.ステロイドホ ルモン 7.ビタミン D 阿部晃久 講義 消化器の生化学 〇糖質の消化過程を説明できる。 ○タンパク質の消化過程を説明でき る。 ○胃酸分泌機序を説明できる。 ○タンパク分解酵素の活性化につい て説明できる。 〇タンパク質の消化過程を説明でき る。 ○脂質の消化過程を説明できる。 1.糖質消化酵素 2.タンパク消化 酵素 3.ザイモーゲン 4.基質特異性 5.ミセル 6.胆汁酸 7.膵液 阿部晃久 講義 リポタンパク質 ○キロミクロンと VLDL の合成と代 謝を説明できる。 ▲食物中の中性脂質・コレステロー ルの消化、吸収と運搬について説 明できる。 ○ LDL 受容体と高コレステロール血 症の関係について説明できる。 1.アポタンパク質 2.リポタンパク質 3.キロミクロン 4.VLDL/HDL/LDL 5.LDL 受容体 6.コレステロール 7.アテローム性動脈 硬化 阿部晃久 講義 アミノ酸代謝【1】 1.アミノ基転移 反応 2.酸化的脱アミ ○アミノ酸の異化と尿素合成の経路 ノ反応 を概説できる。 3.γグルタミル ○タンパク質・アミノ酸代謝異常の サイクル 病態を説明できる。 4.尿素回路 5.高アンモニア 血症 平本正樹 講義 アミノ酸代謝【2】 1.糖原性・ケト原 性 ○アミノ酸の異化と尿素合成の経路 2.ピルビン酸・ア セチル CoA・ を概説できる。 ▲非必須アミノ酸の合成を概説でき クエン酸回路 る。 3.酸化的脱炭酸反 応 4.一炭素基代謝 平本正樹 講義 アミノ酸代謝【3】 1.フェニルケト ン尿症 2.メープルシロッ プ尿症 3.ポルフィリン・ △主な先天性アミノ酸代謝異常を概 ヘム 説できる。 4.生理活性アミ ▲アミノ酸からの含窒素化合物の合 ン 成を概説できる。 5.プリン塩基・ ピリミジン塩 基 6.クレアチン・ クレアチニン 平本正樹 ― 120 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 20 5 月 13 日 金 21 5 月 17 日 火 22 5 月 17 日 火 23 5 月 20 日 金 2 3 4 1 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 核酸の代謝【1】 1.プリン体・ピ リミジン体 ○塩基、ヌクレオシド、ヌクレオチ 2.ペントースリ ドの種類と性質を説明できる。 ン酸経路 ○核酸の構造と機能を説明できる。 3.de novo 合成・ ○ヌクレオチドの合成・異化・再利 サルベージ経 用経路を説明できる。 路 4.尿酸 平本正樹 講義 核酸の代謝【2】 1.高尿酸血症・ 痛風 ○ヌクレオチドの合成・異化・再利 2.抗腫瘍薬・抗 用経路を説明できる。 菌薬 ○核酸・ヌクレオチド代謝異常の病 3.レッシュ・ナ 態を説明できる。 イハン症候群 4.ADA 欠損症 平本正樹 講義 ビタミン 1.水溶性ビタミ ○ビタミンの種類と機能を説明でき ン る。 2.補酵素 ○ビタミン欠乏症と過剰症を概説で 3.脂溶性ビタミン きる。 4.核内受容体 平本正樹 講義 酵素【1】 1.酵素とは 2.酵素の機能 ○酵素の本体と性質について説明で 3.酵素の種類 きる。 ○酵素の分類について説明できる。 4.触媒 5.活性化エネル ギー 阿部晃久 阿部晃久 阿部晃久 24 5 月 20 日 金 2 講義 酵素【2】 1.活性部位 2.基質特異性 ○活性部位における基質特異性を理 3.ゼロ次反応 解する。 4.一次反応 ○ミカエリス・メンテンの式を誘導 5.最大反応速度 できる。 6.ミカエリス定 数 25 5 月 24 日 火 3 講義 酵素【3】 ○最大反応速度(Vmax) 、ミカエリ 1.競争阻害 ス定数(Km)の意味を説明できる。2.非競争阻害 ○競争阻害、非競争阻害、不競争阻 3.不競争阻害 害について説明できる。 4 1.受容体型チロ シンキナーゼ 2.非受容体型チロ 分子生物学各論【1】 ○受容体による情報伝達の機序を説 講義 シンキナーゼ 明できる(Ⅰ) 。 細胞内情報伝達1 3.G タンパク結 合型受容体 4.分子スイッチ 宮澤啓介 27 5 月 27 日 金 1 1.キナーゼカス ケード 分子生物学各論【2】 ○受容体による情報伝達の機序を説 2.Ras-MAP キ 講義 明できる(Ⅱ) 。 ナーゼ経路 細胞内情報伝達2 3.JAK-STAT 経 路 宮澤啓介 28 5 月 27 日 金 2 講義 分子生物学各論【3】 ○がん遺伝子とがん抑制遺伝子を概 1.がん遺伝子 説できる。 2.がん抑制遺伝子 がん化の機序 宮澤啓介 3 1.PCR 2.制限酵素 分子生物学各論【4】 ○ PCR の原理と方法を説明できる。 3.プラスミド ○遺伝子組換え技術のプロセスを説 講義 4.クローニング 臨床応用 明できる。 5.遺伝子組換え 製剤 26 5 月 24 日 火 29 5 月 31 日 火 30 5 月 31 日 火 4 講義 実習ガイダンスと準 備 1.タンパク質 Western ○生体内の有機化合物の構造、性質 blotting および反応について学ぶ。 2.糖質分離精製 ○生体物質の代謝の動態を理解す 3.酵素反応速度 る。 解析 4.核酸PCR ― 121 ― 森谷昇太 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 回 月 日 曜日 時限 形式 31 6 月 3 日 金 32 6 月 3 日 金 33 6 月 6 日 月 キーワード 担当者 1 ○ゲノム解析に基づく DNA レベル 分子生物学各論【5】 の個人差を説明できる。 講義 ○多因子遺伝が原因となる疾患を列 SNP 挙し、その特徴を説明できる。 1.一塩基多型 2.多因子遺伝 3.PCR 4.制限酵素 5.ゲノム解析にお ける倫理指針 森谷昇太 2 1.DNA メチル化 2.ヒストン修飾 分子生物学各論【6】 ▲ DNA 塩基配列の変化を伴わない 3.ゲノムインプ 遺伝子発現制御や表現型変化を概 講義 リンティング エピジェネティクス 説できる。 4.遺伝子環境間 相互作用 高野直治 3 講義内容 到達目標 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP 34 6 月 6 日 月 4 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP 35 6 月 7 日 火 3 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 36 6 月 7 日 火 4 実習 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ― 122 ― 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 37 6 月 10 日 金 1 分子生物学各論【7】 ▲ mRNA, tRNA, rRNA 以外の RNA 分子の構造と機能について 講義 ノンコーディング 概説できる。 RNA 38 6 月 10 日 金 2 講義 幹細胞・ES 細胞・ 39 6 月 13 日 月 3 分子生物学各論【8】 ▲幹細胞の性質を説明できる。 ▲ ES 細胞、iPS 細胞の性質を概説 できる。 iPS 細胞 キーワード 担当者 1.microRNA 2.siRNA、piRNA 3.長鎖ノンコー ディング RNA 高野直治 1.幹細胞 2.ES 細胞 3.iPS 細胞 4.再生医療 高野直治 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP 40 6 月 13 日 月 4 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 41 6 月 14 日 火 3 実習 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 42 6 月 14 日 火 4 実習 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ― 123 ― 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 担当者 半田 宏 分子生物学各論【10】 ○薬物の受容体結合と薬理作用との 定量的関連性および活性薬・拮抗 1.分子標的薬 2.分子間相互作用 薬と分子標的薬を説明できる。 物2 半田 宏 1 講義 特別講義:生体と薬 44 6 月 17 日 金 2 講義 特別講義:生体と薬 3 キーワード 分子生物学各論【9】 ○薬物の受容体結合と薬理作用との 定量的関連性および活性薬・拮抗 1.分子標的薬 2.分子間相互作用 薬と分子標的薬を説明できる。 物1 43 6 月 17 日 金 45 6 月 20 日 月 到達目標 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 質解析により細胞がん化の機序 胞内情報伝達 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP 46 6 月 20 日 月 4 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 47 6 月 21 日 火 3 実習 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 48 6 月 21 日 火 4 実習 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ― 124 ― 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 回 月 日 曜日 時限 形式 49 6 月 24 日 金 50 6 月 24 日 金 51 6 月 27 日 月 1 2 3 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 血液の生化学【1】 1.血清 2.血漿 〇血漿タンパク質の種類と機能を説 3.血球成分 明できる。 4.アルブミン ○血小板の機能を説明できる。 5.血小板 ○血液凝固のプロセスを説明でき 6.フィブリノゲン・ る。 フィブリン 7.プラスミン 宮澤啓介 講義 血液の生化学【2】 1.赤血球の機能 2.ヘモグロビン 〇赤血球とヘモグロビンの構造と機 3.メトヘモグロ 能を説明できる。 ビン 〇ヘム・ポルフィリンの代謝を説明 4.酵素異常症 できる。 5.高ビリルビン 血症 宮澤啓介 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 質解析により細胞がん化の機序 胞内情報伝達 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP 52 6 月 27 日 月 4 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 宮澤啓介 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP 53 6 月 28 日 火 3 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 実習 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ― 125 ― 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 ⑴ がん化の機序と細 ⑴ 白血病細胞株の細胞内タンパク 胞内情報伝達 質解析により細胞がん化の機序 と細胞内情報伝達との関連性を 理解する。 54 6 月 28 日 火 4 実習 キーワード 1.セントラルドグ マ 2.チロシンキナー ゼ 3.がん遺伝子 ⑵ グリコーゲンの分 ⑵ 肝臓からのグリコーゲン抽出と 離精製 その構造解析を理解する。 1.グリコシド結合 2.還元性 ⑶ 酵素の Km と阻害 ⑶ 酵素反応実験を通して Km 値、 Vmax 値および酵素反応様式を 理解する。 1.ミカエリス定数 2.最大反応速度 ⑷ アルデヒド脱水素 ⑷ PCR 法の原理と一塩基多型によ 1.PCR 法 酵素の SNP 解析 る個体差を理解する。 2.SNP ― 126 ― 担当者 宮澤啓介 後藤明彦 阿部晃久 平本正樹 高野直治 森谷昇太 第2学年 免 疫 学 学 期 前・後 期 単位数 2単位 担 当 主任教授 横須賀 忠 講 師 矢那瀬 紀 子 講 師 秦 喜久美 講 師 永 井 太 朗 兼任講師 高 田 栄 子 教 授 善 本 隆 之(医学総合研究所) 1.学習到達目標 I-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 I-4-③C 院内・院外で発生しうる重要な感染症について説明できる。 Ⅱ-1-①C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 V-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 V-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 V-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅷ-1-①B 基礎となる科学的方法論に配慮し、「実習実験」を実施できる。 Ⅷ-1-②B 医学研究における倫理規範に配慮して「実習実験」を行える。 Ⅷ-1-③B 現状を把握し、問題提起できる。 Ⅷ-1-④B 指導・監督のもとで研究計画に基づいて「実習実験」を施行できる。 Ⅷ-1-⑤B 「実習実験」で得られた結果の意義を議論し、実験の問題点や付随する研究テーマを抽出できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 免疫系の機構と生体機能を分子レベルで理解し、病原体に対する応答、自己と非自己の認識から、主要な自己 免疫疾患、先天性および後天性免疫不全症候群(AIDS)、がん細胞に対する免疫監視機構など、多岐に渡る免疫 応答と生物学的重要性、および関連疾患を理解する。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.免疫システムの高次機能系としての生物学的特性を理解する。 2.自然免疫細胞による病原体パターン認識および活性化機構を理解する。 3.獲得免疫細胞による特異的抗原認識および細胞活性化機構を理解する。 ― 127 ― 4.自然免疫細胞と獲得免疫細胞との双方的活性化制御機構とその生体応答を理解する。 5.免疫系による生体防御と病原体排除および抗腫瘍効果について理解する。 6.免疫系の破綻による自己免疫疾患およびアレルギーの発症について理解する。 7.免疫学的特性を生かした基本的な実験手技を修得する。(学生実習) 8.講義や実習における修学意欲の向上を目的としたコンプライアンス教育の一端を理解する。 3.学習内容 学習到達目標および学習目標に沿った講義・実習・コンプライアンス教育を行う。 生物が外界からの異物を排除し、内部環境を維持することは、生命の維持にとっての必須事項である。これは、 真菌やウイルスから身を守る必要のある昆虫はもとより、ファージに感染する細菌にもあてはまる。このように 「自己と非自己」を認識し、それを異物や病原体として排除する生命の営みは、生物の進化と共に保存され、発展し、 まさに今私達が学ぼうとしている高次機能系の1つ「免疫系」として確立した。特に、ヒトを含め、高等に進化し た哺乳類は、より多くの非自己を異物として認識し排除する必要性があるため、非常に複雑かつ巧妙なシステムを 作り上げている。 免疫系は大きく、 「自然免疫系」と「獲得免疫系」とに大別して考えることができる。まず病原体が体内に侵入 すると、マクロファージや好中球などの貪食細胞や樹状細胞などの自然免疫細胞が、これら異物のパターンを認識 し、活性化する。この初動によって、フロントラインでの初期の大まかな病原体の排除が行われるが、それと同時に、 この病原体に関する情報は、樹状細胞などの抗原提示細胞によって、ペプチド配列として適応免疫系に伝達される。 その結果、抗原情報を「特異的」に認識する T 細胞や B 細胞などの獲得免疫細胞が活性化され、T 細胞はサイト カインを放出したり病原体感染細胞を殺傷したりする細胞性免疫として、また、B 細胞はクラススイッチや高親和 性成熟を行い特異性の高い抗体産生を担う液性免疫として、効率的な生体防御応答が遂行される。さらに、抗原特 異的に補体の活性化を誘導したり、貪食細胞のクリアランス機能をあげたり、活性化状態を自然免疫細胞にフィー ドバックさせることで、さらに両者は協調的に機能し、異物は除去される。 「ワクチン」の原理は、種痘を用いたジェンナーの時代より概念化されている「免疫記憶」に基づいているが、 その細胞・分子レベルでの機序は不明の点が多い。しかし、この 15 年の自然免疫受容体とそのシグナル伝達機構 の解明により、次第にその全貌が分かりつつある。また、これまで知られていなかった病原体のパターン認識が、 相当する膨大な受容体によって多様性な認識形態として存在することも分かって来た。また、自然免疫細胞と獲得 免疫細胞の両方の性格を持つ中間的な細胞群「自然リンパ球」の存在も明らかとなり、自然免疫と獲得免疫との枠 を超え、有機的に繋がった免疫系の構築が考えられるようになってきている。 一方、長い免疫学の歴史を象徴する「自己と非自己」の認識の大半を担う獲得免疫系は、さらなる広がりを見せ ている。また、自己免疫疾患やアレルギーなど病気として馴染みのあるものの多くは、獲得免疫系の異常である。 まず、自然免疫細胞と獲得免疫細胞とを結ぶリンパ系器官、またそこで活躍する細胞やそれらの役割について学習 15 する。次に、10 パターンとも言われる T 細胞・B 細胞「レパトア(レパートリー)」の形成、MHC 抗原認識機構、 シグナル伝達と活性化機構、生理的作用を学ぶ。さらに、多種多様なサイトカイン微小環境によって分化したヘル パー T 細胞と、B 細胞の抗体産生機能を学習し、生物現象としての獲得免疫の示す多様性を学ぶ。これまでのよ うな Th1/Th2 ペルパー T 細胞だけでなく、免疫抑制を行う「制御性 T 細胞」や、炎症を惹起する「Th17 細胞」 などを始め、自然免疫細胞と同様、T 細胞のサブセットも益々の広がりを見せている。 免疫系は病原体の排除のみならず、 「免疫監視」として、体内で腫瘍化した細胞の日常的な排除にも関わっている。 ゆえに慢性感染症や加齢などによる免疫細胞の疲弊によって、種々の悪性腫瘍が出現してくることが知られている。 一方、免疫系を賦活化することで抗腫瘍効果を得ようという試みも、近年「免疫チェックポイント」療法として注 ― 128 ― 目されている。免疫系は絶妙なバランスの上に成立しており、十分に機能していないと免疫不全をおこし、過剰な 反応は「自己寛容」の破綻となり、自己免疫疾患やアレルギーとして発症する。がん治療と同様に、このバランス の調節は「移植免疫」にも生かされている。 近年のイメージング技術の進歩と共に、マクロにもミクロにも、生体現象を目で見ることができるようになった。 そこでは、腸管や皮膚、肺など外界と接していて直接病原体の侵入を食い止めている「フロントライン」での免疫 系が非常に重要であり、機能的にも独創的であることが分かって来た。そのような粘膜免疫の代表でもある「腸管 免疫」は、身体中の多くの免疫細胞が集まった場所であり、腸内細菌叢と共に腸内環境の恒常性を絶妙に調節して いる。一方、免疫細胞のシグナル伝達をミクロな視点から観察することによって、免疫細胞同士の情報交換の場所 である「免疫シナプス」などの新しい概念も分かってきた。 実習では免疫学的知見や特色を利用した、免疫学の基本を理解する上で重要な手技手法を、また、将来的に臨床 医学分野で実戦されるであろう基本的な分子生物的技術を学ぶ。 以上に述べたように、免疫学の進歩は目覚ましく、医学の中でも様々な分野と関連し、学問として大きな比重を 占めるようになってきた。講義と実習では免疫現象を分子・細胞・個体レベルで学習し、免疫系の理解を深めていく。 4.授業時間外の学習 ◇予習 簡易参考書を一読し、各項目の全体像を把握する。 重要な単語や概念は教科書を調べ、把握しておく。 e 自主自学にアップロードされる授業スライドを一見しておく。 ◇復習 不明な点は授業中に担当教官に質問し、問題を残さず解決しておく。 それでも理解が得られない点は、簡易参考書や教科書を独自で調べ、理解に努める。 クエスチョンバンクの関連問題を実戦し、授業の理解を深めると同時に、CBT に備える。 5.ICT活用(eラーニング等) 各回に使用する授業スライドを e 自学自習に都度アップロードする。 予習復習に有用なインタラクティブな問題は、順次作製予定である。 6.評 価 1.合格点:60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=授業評価(前期試験 80% + 出席点 20%)× 0.8 +実習評価× 0.2 3.筆記試験の形式: 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:80% ➢後期試験:なし ➢小テスト:なし ➢その他の筆記テスト:なし ➢レポート:なし(前期試験にて合格点に到達しない場合に課する可能性あり) ➢P B L:なし ― 129 ― ➢出 席 点:20% ➢そ の 他:なし ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる。 ◇実習評価 ➢態 度:悪いと判断した場合は出席点をゼロとし、最終評価の対象外とする。 ➢レポート:80% ➢実習試験:なし ➢口答試験:なし ➢出 席 点:20% ➢そ の 他:なし ➢注意事項:出席率が 4/5 以上の者が、最終評価の対象となる。 5.再試について ➢再試験は、前期試験終了後(系統講義終了後・実習開始前)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等もしくはそれ以上とする。 ・対象者:授業評価が 60 点未満の者 ・範 囲:前期試験の範囲 ・方 法:基本的に CBT に基づいた多肢選択問題と穴埋め問題、その他に記述式を採用する。 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)授業スライドを e 自主自学にアップロードする。 2)プリントの配布は行わないため、必要に応じて各自プリントアウトをする。 3)授業は PowerPoint によるスライド講義を行う。 4)まず免疫学の概要を把握し、その中での各論を位置づけながら聴講すると、単元毎の繋がり、しいては免疫 系の全容が理解し易い。 5)授業に毎回出席し、自らの頭で深く考え、疑問点については教科書や参考書を用いて調べ、解決し、また学 生同士で議論して欲しい。 6)授業中の質問は随時可能。 7)授業中意外での教官への質問、教授室や研究室への訪問、メール送信も随時可能。 ◇オフィスアワー 横須賀忠主任教授(免疫学分野) 時間:基本的にいつでも来室、メール、電話可能 場所:大学キャンパス、中央校舎4階、免疫学教授室 TEL:0333516141(内線 284) Email:yokosuka@tokyomed.ac.jp 矢那瀬紀子講師(免疫学分野) 時間:基本的にいつでも来室、メール、電話可能 場所:大学キャンパス、第3校舎4階、免疫学実験室 TEL:0333516141(内線 283) Email:nyimmun@tokyomed.ac.jp ― 130 ― 秦喜久美講師(免疫学分野) 時間:基本的にいつでも来室、メール、電話可能 場所:大学キャンパス、第3校舎4階、免疫学実験室 TEL:0333516141(内線 283) Email:khata@tokyomed.ac.jp 永井太朗講師(免疫学分野) 時間:木曜日午前と金曜日午後を除いて来室、メールはいつでも可能 場所:大学キャンパス、第3校舎4階、免疫学実験室 TEL:0333516141(内線 283) Email:nagait@tokyomed.ac.jp、bactaro@aol.com 高田栄子兼任講師(免疫学分野) 時間:免疫学実習期間の実習修了直後 場所:大学キャンパス、中央校舎3階、実習室 TEL:0333516141(内線 283) Email:tsuburu@tokyomed.ac.jp 善本隆之教授(医学総合研究所) 時間:基本的にいつでも来室、メール、電話可能 場所:大学キャンパス、中央校舎4階、医学総合研究所免疫制御研究部門教授室 TEL:0333516141(内線 431) Email:yoshimot@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書:アバス リックマン ピレ著 松島綱治・山田幸広訳 基礎免疫学 原著第4版 エルゼビア・ジャ パ ン( 日 本 語 版 購 入 に よ り、 英 文 の 原 著 AbulK.AbbasAndrewH.LichtmanShivPillai BASIC IMMUNOLOGY 4th edition ELSEVIER SAUNDERS のオンラインサービスが利用可能) 参考書: 1.AbulK.AbbasAndrewH.LichtmanShivPillai Cellular and Molecular IMMUNOLOGY 8 th edition ELSEVIER SAUNDERS 2.アバス リックマン ピレ 松島綱治・山田幸広訳 分子細胞免疫学 原著第7版 エルゼビア・ジャ パン(日本語版購入により、英文の原著 AbulK.AbbasAndrewH.LichtmanShiv Pillai Cellular and Molecular IMMUNOLOGY 7th edition ELSEVIER SAUNDERS のオンラインサービスが利用可能) 3.Kenneth Murphy Janeways Immunobiology 8th edition Garland Science 4.河本宏著 もっとよくわかる免疫学(実験医学別冊)羊土社 ― 131 ― 9.講義内容・日程 第2学年 前・後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 4月6日 水 2 4 月 13 日 水 3 4 月 20 日 水 4 4 月 27 日 水 5 5 月 11 日 水 6 5 月 18 日 水 1 1 1 1 1 1 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 免疫学概論とコンプ ライアンス教育 ▲免疫学の歴史を説明できる。 ◯生体防御系における免疫系の特徴 を説明できる。 ◯免疫学的自己の確立と破綻を説明 できる。 ◯自然免疫と適応免疫の違いを説明 できる。 ▲免疫学を学ぶための心構えを体得 できる。 1.自然免疫 2.適応免疫 3.体液性免疫 4.細胞性免疫 5.リンパ器官 6.ジフテリア抗 毒素 7.コンプライア ンス 横須賀忠 講義 自然免疫1 ◯生体防御における自然免疫系の役 割について説明できる。 ◯自然免疫細胞の種類と役割を説明 できる。 ◯自然免疫における抗原の種類を説 明できる。 ◯自然免疫受容体の種類とシグナル 伝達を説明できる。 1.PAMPs 2.DAMPs 3.貪食作用 4.炎症性細胞 5.リンパ器官 6.ジフテリア抗 毒素 7.自然免疫受容 体 (TLR/NLR/ RLR/CLR) 横須賀忠 講義 自然免疫2 ▲自然免疫のフロントラインを説明 できる。 ◯貪食細胞の種類と機能を説明でき る。 ◯獲得免疫細胞との相互作用を説明 できる。 ▲貪食機能の破綻と疾病との関係を 説明できる。 1.貪食細胞 2.センチネル細胞 3.マクロファージ 4.好中球 5.フロントライン 横須賀忠 講義 自然免疫3 ▲NK細胞の機能と自然免疫との関 わりを説明できる。 ▲自然免疫細胞の種類と機能を説明 できる。 ▲自然免疫細胞の遊走と接着を説明 できる。 ◯補体の機能と自然免疫・獲得免疫 との関わりを説明できる。 ▲炎症とは何かを理解できる。 1.NK 細胞 2.自然免疫細胞 3.遊走 4.接着分子 5.補体 6.炎症 7.自然リンパ球 横須賀忠 講義 抗原提示 ◯自然免疫と獲得免疫との緊密性を 説明できる。 ◯獲得免疫における抗原提示の役割 を説明できる。 ◯抗原提示細胞の種類とその違いを 説明できる。 ◯MHCクラスI/Ⅱ分子の基本構造 の違いを説明できる。 ◯MHCクラスI/Ⅱ分子の抗原提示 機構の違いを説明できる。 1.抗原提示細胞 2.樹状細胞 3.MHC の構造 4.MHC の多重性 と多型性 5.ハプロタイプ 6.プロセシング とエピトープ 7.クロスプレゼ ンテーション 横須賀忠 講義 抗原認識受容体1 ◯獲得免疫受容体の多様性を説明で きる。 ◯抗体の種類と構造と機能を説明で きる。 ◯クラススイッチの機構と生理活性 を説明できる。 ◯モノクローナルとポリクローナル の違いを説明できる。 ◯獲得免疫受容体の遺伝子発現調節 を説明できる。 1.レパトア 2.抗体と軽鎖 ・ 重鎖 3.遺伝子再構成 4.クラススイッチ 5.モノクローナル 6.対立遺伝子 横須賀忠 講義 ― 132 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 7 5 月 25 日 水 8 6月1日 水 9 6月8日 水 10 6 月 14 日 火 11 6 月 14 日 火 12 6 月 15 日 水 13 6 月 21 日 火 1 1 1 1 2 1 1 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 抗原認識受容体2 1.T細胞受容体 とCD3 ◯T細胞受容体CD3複合体の構造と 2.B細胞受容体 抗原MHCとの結合を説明できる。 3.相補的決定部 位 ◯B細胞受容体・抗体の構造と抗原 4.T細胞分化と との結合を説明できる。 胸腺 ◯多様性創出の機序を説明できる。 ◯T細胞の胸腺内分化を説明できる。 5.B細胞分化と骨 髄 ◯B細胞の分化を説明できる。 6.補助受容体 CD4/CD8 講義 T細胞の機能1 ▲フローサイトメトリーの基本技術 を説明できる。 ◯T細胞受容体シグナルの多様な経 路と機能を説明できる。 ◯補助刺激受容体の機能と必要性を 説明できる。 ▲T細胞活性化における免疫シナプ スの機能を説明できる。 ▲細胞接着の生理的意義を説明でき る。 1.フローサイト メトリー 2.T細胞受容体 シグナル 3.補助刺激受 容体 CD28/ CTLA4 4.インテグリン 5.免疫シナプス 6.ITAMとITIM 7.インテグリン 横須賀忠 講義 T細胞の機能2 ◯T細胞機能分化におけるサイトカ インの役割を説明できる。 ▲T細胞のリンパ器官の遊走機構を 説明できる。 ◯T細胞のエフェクター機能獲得と 生理的役割を説明できる。 ◯ヘルパーT細胞と細胞傷害性T細 胞の違いを説明できる。 1.サイトカイン 2.クローン拡大 3.高内皮細静脈 HEV 4.エフェクター 5.ヘルパー T細胞 6.細胞傷害性 T 細胞 横須賀忠 講義 B細胞の機能1 1.形質細胞 2.ワクチンと二 ◯B細胞機能分化と抗体産生機構を 次免疫応答 説明できる。 3.リンパ濾胞と ◯B細胞受容体シグナルとB細胞活 胚中心 性機構を説明できる。 4.B 細胞受容体 ◯抗体産生におけるT細胞の機能を シグナル 説明できる。 5.T 細胞依存 / 非 ▲ELISA法の原理と応用を説明でき 依存抗体産生 る。 6.親和性成熟 7.ELISA 横須賀忠 講義 特別講義1 ◯代表的なサイトカインとその生理 機能を説明できる。 ◯サイトカインとヘルパーT細胞分 化を説明できる。 ◯代表的なケモカインとその生理機 能をを説明できる。 1.サイトカイン 2.ケモカイン 3.Th1 細胞 4.Th2 細胞 5.Th17 細胞 善本隆之 講義 B細胞の機能2 1.ケモカイン 2.Fc受容体 ◯B細胞成熟におけるケモカインの 3.腸管関連リン 生理機能を説明できる。 パ組織と IgA ◯抗体のアイソタイプと受容体の相 4.粘膜免疫と腸 関性を説明できる。 内細菌叢 ▲粘膜免疫を説明できる。 5.抗体依存性細 ◯抗体の生物学的活性を説明できる。 胞傷害活性 ◯補体の種類と機能を説明できる。 6.中和抗体とオ プソニン 7.補体 横須賀忠 講義 免疫寛容 ◯免疫系における自己・非自己の認 識を説明できる。 ◯免疫寛容の概念と実例を説明でき る。 ◯T細胞の胸腺選択を説明できる。 ◯制御性T細胞の分化様式と生理機 能を説明できる。 ◯B細胞の免疫寛容誘導機構を説明 できる。 1.自己と非自己 2.免疫原性と寛 容原性 3.中枢性と末梢 性寛容 4.アナジー 5.制御性 T 細胞 と Foxp3 6.組織特異的抗 原と AIRE 7.受容体再編成 横須賀忠 ― 133 ― 横須賀忠 回 月 日 曜日 時限 形式 14 6 月 21 日 火 15 6 月 22 日 水 16 6 月 28 日 火 17 6 月 28 日 火 18 6 月 29 日 水 2 1 1 2 1 到達目標 キーワード 担当者 講義 特別講義2 ▲腸管免疫の概要を説明できる。 ▲腸内細菌叢の生理的役割を説明で きる。 ▲腸管での抗原提示機能を説明でき る。 ▲腸管で働くリンパ球の種類と機能 を説明できる。 ◯腸管でのIgAの合成機構と作用機 序を説明できる。 1.粘膜免疫 2.腸管免疫 3.M 細胞 4.IgA 5.制御性 T 細胞 6.Th17 細胞 7.腸内細菌叢 横須賀忠 ほか 講義 腫瘍免疫と移植免疫 1.免疫監視 2.腫瘍浸潤リン パ球 ◯腫瘍免疫の概要を説明できる。 3.受動免疫と能 ◯細胞傷害性T細胞の機能を説明で 動免疫 きる。 4.免疫チェック ▲免疫チェックポイント機構を説明 ポイント できる。 5.拒絶反応 ◯移植免疫の概要を説明できる。 6.ドナーとレシ ◯さまざまな抗原と個人識別機構を ピエント 説明できる。 7.HLA 多型 8.アロ抗原 ・ 血 液型 横須賀忠 1.Coobms&Gell ◯Coobms & Gellの分類を説明でき の分類 る。 2.アレルギー ◯ I 型アレルギーの発症機序を説明 3.肥満細胞 できる。 4.感作 ◯肥満細胞の活性化と機能を説明で 5.ケミカルメディ きる。 エーター ◯アレルギーの治療法を説明できる。 6.脱顆粒 7.減感作療法 横須賀忠 ▲好塩基球の生理的機能を説明でき る。 ▲好塩基球とアレルギーの発生機序 を説明できる。 ▲好塩基球による寄生虫感染防御機 構を説明できる。 ▲インターフェロンとそのシグナル 伝達機構を説明できる。 1.アレルギー 2.好塩基球 3.寄生虫感染 4.Th2 サイトカ イン 5.IRF 横須賀忠 ほか ◯Ⅱ/ Ⅲ/ Ⅳ型アレルギーの概要を 説明できる。 ◯Ⅱ/ Ⅲ/ Ⅳ型アレルギーの各疾患 の発症機序を説明できる。 1.免疫複合体 2.Graves 病 3.重症筋無力症 4.全身性エリテ マトーデス 5.アルザス反応 6.遅延型過敏反応 7.多発性硬化症 と EAE 横須賀忠 講義 講義内容 過敏症とアレルギー 1 講義 特別講義3 講義 過敏症とアレルギー 2 1 講義 免疫不全 1.先天性免疫不 全症 2.SCID ◯先天性免疫不全症を原因遺伝子と 3.X 連鎖無γグ の関連性から説明できる。 ロブリン血漿 ◯HIV 感染における機序とAIDS の 4.慢性肉芽腫症 臨床症状を説明できる。 5.後天的免疫不 全症 6.HIV と AIDS 20 7 月 5 日 火 2 免疫学実習オリエン 講義 テーションと実習の 心構え ▲免疫学実習の概要を説明できる。 1.実習項目全般 ▲免疫学実習における心構えおよび 2.コンプライア コンプライアンス教育を体得でき ンス る 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 21 9 月 27 日 火 3 実習 抗体の精製1 ▲免疫グロブリンについて説明でき 1.免疫グロブリン る。 ▲抗体の精製法の手順を説明し、 実 2.硫安塩析法 施できる。 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 19 7 月 5 日 火 ― 134 ― 横須賀忠 回 月 日 曜日 時限 形式 22 9 月 27 日 火 23 9 月 28 日 水 24 9 月 28 日 水 25 9 月 29 日 木 26 9 月 29 日 木 27 9 月 30 日 金 28 9 月 30 日 金 29 10 月 4 日 火 30 10 月 4 日 火 31 10 月 5 日 水 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 抗体の精製2 ▲免疫グロブリンについて説明でき 1.免疫グロブリン る。 ▲抗体の精製法の手順を説明し、 実 2.硫安塩析法 施できる。 実習 免疫沈降1 ▲沈降反応の種類とその原理を説明 できる。 ▲沈降反応の手順を説明し、実施で きる。 1.重層法 2.格子説 3.最適比 4.抗原価 5.二次元二因子 拡散法 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 免疫沈降2 ▲沈降反応の種類とその原理を説明 できる。 ▲沈降反応の手順を説明し、実施で きる。 1.重層法 2.格子説 3.最適比 4.抗原価 5.二次元二因子 拡散法 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 エンザイムイムノ アッセイ1 1.サンドイッチ 法 ▲酵素抗体法の種類とその原理を説 2.酵素標識抗体 3.基質 明できる。 ▲サンドイッチ法の手順を説明し、 4.発色 5.吸光度 実施できる。 6.標準曲線 ・ 検 量線 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 4 エンザイムイムノ 実習 アッセイ2 1.サンドイッチ 法 ▲酵素抗体法の種類とその原理を説 2.酵素標識抗体 3.基質 明できる。 ▲サンドイッチ法の手順を説明し、 4.発色 5.吸光度 実施できる。 6.標準曲線 ・ 検 量線 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 3 ◯オプソニン作用を説明できる。 ◯補体の活性化経路を説明できる。 実習 オプソニンと溶血反応 ▲オプソニン作用と溶血反応の手順 を説明し、実施できる。 1.食細胞 2.オプソニン効果 3.Fc γ受容体 4.補体 5.補体受容体 6.溶血反応 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 4 ◯オプソニン作用を説明できる。 ◯補体の活性化経路を説明できる。 実習 オプソニンと溶血反応 ▲オプソニン作用と溶血反応の手順 を説明し、実施できる。 1.食細胞 2.オプソニン効果 3.Fc γ受容体 4.補体 5.補体受容体 6.溶血反応 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 4 3 4 3 3 4 3 実習 実習 血液型判定 1.おもて試験 ◯血液型の種類とその判定試験の原 2.裏試験 理を説明できる。 3.交差適合試験 ▲血液型判定と交差適合試験の手順 4.亜型 を説明し、実施できる。 5.不規則抗体 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 血液型判定 1.おもて試験 ◯血液型の種類とその判定試験の原 2.裏試験 理を説明できる。 3.交差適合試験 ▲血液型判定と交差適合試験の手順 4.亜型 を説明し、実施できる。 5.不規則抗体 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 免疫細胞の分離 1.抗原受容体 2.CD ▲リンパ球分離の原理を説明できる。 3.ロゼット法 ▲リンパ球分離法の手順を説明し、 4.蛍光抗体法 実施できる。 5.フローサイト メトリー 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 ― 135 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 32 10 月 5 日 水 33 10 月 6 日 木 34 10 月 6 日 木 35 10 月 7 日 金 36 10 月 7 日 金 37 10 月 17 日 月 4 3 4 3 4 1 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 実習 免疫細胞の分離 1.抗原受容体 2.CD ▲リンパ球分離の原理を説明できる。 3.ロゼット法 ▲リンパ球分離法の手順を説明し、 4.蛍光抗体法 実施できる。 5.フローサイト メトリー 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 免疫細胞の計測 1.抗原受容体 2.CD ▲リンパ球分離の原理を説明できる。 3.ロゼット法 ▲リンパ球分離法の手順を説明し、 4.蛍光抗体法 実施できる。 5.フローサイト メトリー 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 免疫細胞の計測 1.抗原受容体 2.CD ▲リンパ球分離の原理を説明できる。 3.ロゼット法 ▲リンパ球分離法の手順を説明し、 4.蛍光抗体法 実施できる。 5.フローサイト メトリー 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 実習総括 1.検量線 ▲実験結果を正確に記述し、論理的 2.抗体価 に考察してレポートを作成するこ 3.補体価 4.有意差 とができる。 5.考察と結果 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 実習総括 1.検量線 ▲実験結果を正確に記述し、論理的 2.抗体価 に考察してレポートを作成するこ 3.補体価 4.有意差 とができる。 5.考察と結果 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 実習 実習総括 1.検量線 ▲実験結果を正確に記述し、論理的 2.抗体価 に考察してレポートを作成するこ 3.補体価 4.有意差 とができる。 5.考察と結果 横須賀忠 矢那瀬紀子 秦喜久美 永井太朗 ― 136 ― 第2学年 薬 理 学 学 期 後 期 単位数 4単位 担 当 主任教授 松 岡 正 明 兼任教授 山 下 直 秀 兼任教授 石 毛 敦 講 師 橋 本 祐 一 兼任講師 増 田 幹 生 助 教 原 一 恵 助 教 名 和 幹 朗 助 教 鈴 木 宏 昌 助 教 草 苅 伸 也 教 授 稲 津 正 人(医学総合研究所) 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅰ-2-③C 基本的な臨床検査の種類や内容を理解する。 Ⅰ-4-②B 過去の主要な医薬品・医療機器被害を説明できる。 Ⅱ-1-①C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅲ-1-①A 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いがで きる。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-②C 国内外のさまざまなトピックについて関心を持つ。 Ⅷ-1-①C 基礎となる科学的理論と方法論を説明できる。 Ⅷ-1-③C 関連する文献を集め、まとめることができる。 Ⅷ-1-④B 指導・監督のもとで研究計画に基づいて「実習実験」を施行できる。 Ⅸ-1-①C 大学や自宅などのIT環境において、WiFi、LAN、インターネット、メールなどの基本的な 利用環境の設定ができる。 Ⅸ-1-②C 図書館の蔵書、データベース、インターネット情報の基本的な検索ができる。 ― 137 ― Ⅸ-1-③C 情報を利用するとき、注意すべき事柄について説明でき、情報を正しく引用することができる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 薬物・毒物の生体への作用について、個体・細胞・分子のレベルにおける作用機序と、生体と薬物分子との相互 作用を理解し、的確な薬物療法を行うための基本的な考え方を学ぶ。具体的には 1.薬物の作用様式と生体内動態の基礎を理解する。 2.生体の生理的状態と病的状態の理解に基づき、 疾患に対する治療薬の作用メカニズム(薬理作用)を分子、 細胞、 組織、個体レベルにおいて理解する。 3.薬物の正しい使い方の基礎を理解する(臨床薬理学) 。 4.以上の3つの分野からなる薬理学のコアの知識に基づいて、多くの疾患で十分な治療薬が存在しない現状を 理解し、未来の創薬における課題を理解する。 5.薬理学の新しい知識を自己学習できる基礎を身につける。 6.医学薬理学における守るべきコンプライアンスを理解する。 (2)科目におけるコンピテンシー 1)薬物・毒物の濃度反応曲線を描き、その決定因子を説明できる。 2)薬物の受容体結合と薬理作用との定量的関連性を理解し、活性薬と拮抗薬を説明できる。 3)薬物・毒物の用量反応曲線を描き、有効量・中毒量・致死量の関係を説明できる。 4)薬物・毒物の吸収、分布、代謝と排泄を説明できる。 5)薬物の生体膜通過に影響する因子を説明できる。 6)薬物投与方法を列挙し、それぞれの薬物動態を説明できる。 7)薬物の評価におけるプラセボの意義を説明できる。 8)薬物の蓄積、耐性、タキフィラキシー、依存、習慣性や嗜癖を説明できる。 9)主な薬物アレルギーを列挙し、予防策と対処法を説明できる。 10)中枢神経作用薬(向精神薬、抗うつ薬、パーキンソン治療薬、抗けいれん薬、全身麻酔薬)の薬理作用を説 明できる。 11)自律神経作用薬(アドレナリン作用薬、抗アドレナリン作用薬、コリン作用薬、抗コリン作用薬)の薬理作 用を説明できる。 12)循環器作用薬(強心薬、抗不整脈薬、降圧薬)の薬理作用を説明できる。 13)呼吸器作用薬(気管支拡張薬)の薬理作用を説明できる。 14)消化器作用薬(潰瘍治療薬、消化管運動作用薬)の薬理作用を説明できる。 15)利尿薬の薬理作用を説明できる。 16)ステロイド薬および非ステロイド系抗炎症薬の薬理作用を説明できる。 17)抗菌薬(抗生物質、合成抗菌薬)の薬理作用を説明できる。 18)抗腫瘍薬、免疫抑制薬の薬理作用を説明できる。 19)主な薬物の副作用を概説できる。 20)年齢による薬剤投与の注意点を説明できる。 21)薬物動態的相互作用について例を挙げて説明できる。 22)処方箋の書き方、服薬の基本・コンプライアンスを説明できる。 23)生物製剤の薬理作用と副作用を説明できる。 ― 138 ― 24)和漢薬を概説できる。 3.学習内容 薬理学は医学生が薬物療法の基礎を学ぶ最初の科目であり、いかにして薬剤が効果を発揮するのかを科学的に理 解する学問です。 卒業までに、医学生は上記の医学教育ガイドラインで示された薬理学関連のいわゆるコア到達目標に到達する事 が求められています。そのうち、2年時の基礎医学における薬理学の段階では、生命科学の正確な知識に基づき 「科学的な視点から」薬物療法の基礎と本質を学ぶことが目標です。決して、安直な形式で薬剤の名前とその作用 を記憶すること事が目的ではなく、重要な薬物の作用機序を科学的に十分理解する事が重要です。3年以降、臨床 医学講義実習の中で、改めて繰り返し重要な薬物とその作用機序の説明が出てくるので、その都度復習をして知識 を整理し、卒業時までに上記のコア知識を完全なものにすれば、必要なレベルをクリアできます。 しかし、薬理学を学習するにあたって、その前提となる生命科学上の基本概念の理解が不足している場合には、 通常これら薬理学の知識の習得は困難になります。自分がそのような状態である事を自覚した学生は、この基本概 念を自己学習するか、薬理学の担当教員に相談し再学習する事が必要です。試験合格のためだけに、薬理学知識を 機械的に暗記するだけの学習は、知識の整理ができず将来応用が効きません。気軽に教員に相談してください。 また、薬理学のコア知識の習得に問題のない学生にはこの目標の達成のみで満足する事なく、もう一段階上のレ ベルに向かって進む意欲を持ってほしいと考えます。すなわち、講義に出席して受動的に話を聞いているだけでは なく、自発的に新しい薬理学の知識を事前に『自己学習』し、疑問点を教員に投げかける等の習慣を身につけ、最 終的には科学的な視点から個々の薬理学分野の現状と課題の一端を知るまでに至ってほしいと考えています。この ような態度を養う事は、医師あるいは医学者として将来、発展する上において極めて有益です。 最後に薬理学における守らなければならないコンプライアンスについて理解する必要があります。薬剤開発の最 終段階である臨床試験における医師のコンプライアンスについては明瞭な規定が存在しますが、それ以外の薬剤使 用の種々の段階で守るべきコンプライアンスがあります。 4.授業時間外の学習 ◇予習 基本的に各講義は予習を必要としないが、臨床薬理に関係する一部の講義では事前学習をすることが望ましい。 また、一部(TDM 関連の薬剤シミュレーション)の実習では事前学習が不可欠である。この実習では実習説明会 などで指示される通りに、実習前に e ラーニングを用いて予習を行い、シミュレーションソフトの扱い方に習熟し ておく必要がある。 1年生時の成績が平均以下の学生は薬理学内容を十分理解できない場合が多い。これらの成績のよろしくない学 生や基礎医学科目の学力に不安がある学生は教科書など予習をすることが必須である。 ◇復習 講義内容の理解が十分でない場合、復習が必須である。その場合重要なことは、薬理学の教科書や資料を見て理 解に努めるだけではなく、理解が不十分であった内容の基礎にある概念や事項を以前の教科に戻って復習する地道 な作業が不可欠である。十分理解できない場合は、オフィスアワー等の時間を活用して積極的に教員に質問し、理 解に努めることが一助となる。 5.ICT活用(eラーニング等) 臨床薬理に関係する講義では、 東京医大の e ラーニングシステムである「e 自主自学」にハンドアウトをアップし、 ― 139 ― 講義中はクリッカーを用いて質疑応答を行う。また、TDM 関連の薬剤シミュレーションの実習では、事前学習の ための教材を e 自主自学にアップする。実習前に指示に従って予習を行い、シミュレーションソフトの扱い方に習 熟しておくことが不可欠である。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=(授業評価)× 0.9 +(実習評価)× 0.1 3.筆記試験の形式:記述式あるいは穴埋めあるいは選択問題 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢中間試験:45% ➢期末試験:45% ➢小テスト:なし ➢その他の筆記テスト:なし ➢レポート:一部の講義はレポート提出 10% ➢P B L: なし ➢出 席 点:0% ➢そ の 他:なし ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる ◇実習評価 ➢態 度:40% ➢レポート:50% ➢実習試験:0% ➢口答試験:0% ➢出 席 点:10% ➢そ の 他:優れた課題発表には加点する ➢注意事項:出席率が 4/5 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:試験前に通知する ・方 法:原則として通常試験と同じ 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)理解が不十分の学生は今までに学んだ教科の復習を繰り返す必要がある。 2)理解が不十分なキーワードは再び成書にあたりその意味を確認する作業が不可欠である。 ◇オフィスアワー(すべての講師について共通) 各講義内容に対して質問がある場合は各講義の当日 16:30 〜 19:00 薬理学教室で受け付けます。 ― 140 ― TEL:0333516141(内線 325) Email:pharmaco@tokyomed.ac.jp まで 8.指定する教科書、参考書 教科書:田中千賀子、加藤隆一編:NEW薬理学(南江堂)/遠藤政夫編:医科薬理学(南山堂) 上記の教科書で、不十分な部分は下記の準教科書、講義内容あるいは他の書物を参考にして学習してください。 参考書: 1.David E. Golan et al.:Principles of Pharmacology-The Pathophysiologic Basis of Drug Therapy (清野 裕監修:病態生理に基づく臨床薬理学)−ハーバード大学テキスト(Medical Science International) 2.Bertram G.Katzung 著;柳澤輝行他監訳:カッツング・薬理学(丸善) ― 141 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 1 講義 薬理学総論Ⅰ introduction ▲リガンド/受容体を理解する 1.リガンド 2.受容体 松岡正明 2 基本概念Ⅰ-A 講義 細胞情報伝達経路 細胞周期 ▲細胞膜受容体を介する情報伝達経 路を説明できる。 ▲核内受容体を介する情報伝達経路 を説明できる。 ▲細胞周期制御機構を説明できる。 1.細胞膜受容体 2.核内受容体 3.セカンドメッ センジャー 4.細胞周期 松岡正明 3 9 月 12 日 月 1 基本概念Ⅰ-B 講義 細胞情報伝達経路 細胞周期 ▲細胞膜受容体を介する情報伝達経 路を説明できる。 ▲核内受容体を介する情報伝達経路 を説明できる。 ▲細胞周期制御機構を説明できる。 1.細胞膜受容体 2.核内受容体 3.セカンドメッ センジャー 4.細胞周期 松岡正明 4 9 月 12 日 月 2 基本概念Ⅱ 講義 イオンチャネル トランスポーター 1.イオンチャネル ▲イオンチャネルを説明できる。 2.トランスポー ▲トランスポーターを説明できる。 ター 草苅伸也 1 薬理学総論Ⅱ 講義 (薬物動態1) ○薬物・毒物の吸収、分布、代謝と 1.薬物体内動態 2.薬物代謝酵素 排泄を説明できる。 ○薬物の生体膜通過に影響する因子 3.薬物トランス ポーター を説明できる。 松岡正明 薬理学総論Ⅲ (薬物動態2) 1.初回通過効果 2.バイオアべイラ ○薬物投与方法を列挙し、それぞれ ビリティ の薬物動態を説明できる。 3.半減期 4.血中濃度曲線 松岡正明 薬理学総論Ⅳ (薬物動態3) 1.薬物相互作用 △薬物動態学的相互作用 PK につい 2.蛋白結合率 3.薬物代謝酵素 て例を挙げて説明できる。 の誘導と阻害 △薬力学的相互作用 PD について例 4.薬物-食物相 を挙げて説明できる。 互作用 原 一恵 講義 薬理学総論V 1.用量反応曲線 2.ED50、LD50 ○薬物・毒物の濃度反応曲線を描き、3.安全係数 有効量、中毒量、致死量の関係を 4.薬理作用の修 飾因子 説明できる。 △薬理作用に影響を及ぼす修飾因子 5.年齢、性別、 感受性 について説明できる。 6.コンプライア ンス 原 一恵 講義 薬理学総論Ⅵ ○薬物の蓄積、耐性、タキフィラキ シー、依存、習慣性や嗜癖を説明 できる。 ○主な薬物アレルギーを列挙し、予 防策と対処法を説明できる。 △主な薬物の副作用を概説できる。 1 9 月 5 日 月 2 9 月 5 日 月 5 10 月 3 日 月 6 10 月 3 日 月 7 10 月 3 日 月 8 10 月 3 日 月 9 10 月 11 日 火 10 10 月 11 日 火 11 10 月 17 日 月 2 3 4 3 4 2 講義 講義 講義 薬理学総論Ⅶ (薬物開発) 実習 実習説明 1.薬物中毒 2.蓄積・耐性・ 依存 3.薬物アレルギー 4.副作用 5.医原病 鈴木宏昌 1.インフォーム ドコンセント 2.薬の開発、治験 ○薬物の評価におけるプラセボの意 3.プラセボ 義を説明できる。 4.二重盲検法 5.GLP、GCP 6.コンプライア ンス 松岡正明 1.鎮痛薬 2.副作用 ・ 相互 作用 ▲薬理学実習の内容を説明できる。 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 ― 142 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 基本概念Ⅲ 自律神経 到達目標 キーワード 担当者 1.交感神経 2.副交感神経 ○自律神経系の形態と生理について 3.神経節 説明できる。 4.節前線維 5.節後線維 稲津正人 12 10 月 18 日 火 3 講義 13 10 月 18 日 火 4 講義 交感神経作用薬 1.アドレナリン ○自律神経作用薬(アドレナリン作 作用薬 用薬、抗アドレナリン作用薬)の 2.抗アドレナリ 薬理作用を説明できる。 ン作用薬 原 一恵 14 10 月 24 日 月 1 講義 副交感神経作用薬 ○自律神経作用薬(コリン作用薬、 1.コリン作用薬 抗コリン作用薬)の薬理作用を説 2.抗コリン作用薬 明できる。 原 一恵 講義 高血圧治療薬(Ⅰ) 1.利尿薬 2.β遮断薬 3.ACE 阻害薬 ○循環器作用薬(降圧薬)の薬理作 4.Ca 拮抗薬 用を説明できる。 5.アンギオテン シンⅡ 受容体桔抗薬 松岡正明 講義 高血圧治療薬(Ⅱ) 1.利尿薬 2.β遮断薬 3.ACE 阻害薬 ○循環器作用薬(降圧薬)の薬理作 4.Ca 拮抗薬 用を説明できる。 5.アンギオテン シンⅡ 受容体桔抗薬 松岡正明 4 講義 利尿薬 1.炭酸脱水酵素 阻害薬 2.ループ利尿薬 3.サイアザイド 薬 ○利尿薬の薬理作用を説明できる。 4.アルドステロ ン拮抗薬 5.バソプレシン 受容体拮抗薬 6.浸透圧薬 名和幹朗 3 1.Na チャネル遮 断薬 ○循環器作用薬(抗不整脈薬/強心 2.β遮断薬 抗不整脈薬・強心薬・ 薬/狭心症・心筋梗塞治療薬)の 講義 3.Ca 拮抗薬 冠血管拡張薬(Ⅰ) 薬理作用を説明できる。 4.ジキタリス薬 5.催不整脈作用 松岡正明 19 10 月 25 日 火 4 1.Na チャネル遮 断薬 ○循環器作用薬(抗不整脈薬/強心 2.β遮断薬 抗不整脈薬・強心薬・ 薬/狭心症・心筋梗塞治療薬)の 講義 3.Ca 拮抗薬 冠血管拡張薬(Ⅱ) 薬理作用を説明できる。 4.ジキタリス薬 5.催不整脈作用 松岡正明 20 11 月 1 日 火 1 講義 精神疾患病態生理 15 10 月 24 日 月 16 10 月 24 日 月 17 10 月 24 日 月 18 10 月 25 日 火 2 3 ○精神疾患の病態を説明できる。 1.統合失調症 2.うつ病 3.躁病 21 11 月 1 日 火 2 講義 神経変性疾患病態生 理と治療 1.認知症 2.アルツハイマー 病 3.筋萎縮性側索 ▲神経変性疾患の病態とその治療薬 硬化症 の薬理作用を説明できる。 4.ポリグルタミ ン症 5.パーキンソン 病 22 11 月 1 日 火 3 講義 抗炎症薬 / 鎮痛解熱 薬 1.ステロイド ◯非ステロイド系抗炎症薬の薬理作 2.非ステロイド系 用を説明できる。 抗炎症薬 ― 143 ― 橋本祐一 橋本祐一 松岡正明 回 月 日 曜日 時限 形式 23 11 月 1 日 火 24 11 月 7 日 月 25 11 月 7 日 月 4 1 2 講義 講義 講義 講義内容 アレルギー治療薬・ 血液作用薬 到達目標 キーワード 1.抗ヒスタミン薬 ▲抗アレルギー薬の薬理作用を説明 2.抗アレルギー薬 できる。 3.造血薬 ▲血液系に作用する薬物の薬理作用 4.止血薬 を説明できる。 5.抗血栓薬 担当者 松岡正明 中間試験 (対象 講義 123) 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 中間試験 (対象 講義 123) 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 26 11 月 7 日 月 3 講義 抗菌薬Ⅰ 1.作用機序 ○抗菌薬(抗生物質、合成抗菌薬) 2.有害作用 3.抗菌スペクトル の薬理作用を説明できる。 4.選択毒性 27 11 月 7 日 月 4 講義 抗菌薬Ⅱ 1.PAE ○抗菌薬(抗生物質、合成抗菌薬) 2.時間 / 濃度依存 の薬理作用を説明できる。 3.腎・肝障害時 4.併用療法 原 一恵 28 11 月 8 日 火 1 講義 鎮痛薬 1.麻薬性鎮痛薬 ▲麻薬性鎮痛薬、麻薬拮抗性鎮痛薬、 2.麻薬拮抗性鎮 麻薬拮抗薬の薬理作用を説明でき 痛薬 る。 3.麻薬拮抗薬 名和幹朗 講義 処方計画の立て方 1.腎疾患時の薬 物動態 2.薬の適正使用 3.TDM(血中濃 度モニタリン △処方箋の書き方、服薬の基本・コ グ) ンプライアンスを説明できる。 4.薬物動態パラ メータ 5.コンプライア ンス/アドヒ アランス 原 一恵 山下直秀 29 11 月 8 日 火 2 原 一恵 30 11 月 14 日 月 1 講義 内分泌作用薬 1.副腎皮質ホル モン 2.甲状腺ホルモン ○内分泌系に関連する薬物の薬理作 3.副甲状腺ホル 用を説明できる。 モン 4.下垂体前葉ホ ルモン 5.性ホルモン 31 11 月 14 日 月 2 講義 糖尿病治療薬 ○糖尿病に作用する薬物の薬理作用 1.インシュリン を説明できる。 2.経口糖尿病薬 山下直秀 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 橋本祐一 32 11 月 14 日 月 3 実習 実習説明 1.鎮痛薬 2.副作用 ・ 相互 作用 ▲薬理学実習の内容を説明できる。 3.血中濃度モニ タリング 33 11 月 15 日 火 1 講義 精神疾患治療薬Ⅰ ○中枢神経作用薬(向精神薬、抗け 1.抗不安薬 いれん薬)の薬理作用を説明でき 2.抗けいれん薬 る。 ― 144 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 講義 精神疾患治療薬Ⅱ ▲気分障害の病態とその治療薬の薬 1.抗うつ薬 理作用を説明できる。 2.抗躁病薬 橋本祐一 実習 実習Ⅰ 1.鎮痛薬 △薬理学実習を通じて、鎮痛薬、薬 2.副作用 ・ 相互 作用 物の副作用・相互作用、薬物の体 内動態についての理解を深める。 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 4 実習 実習Ⅰ △薬理学実習を通じて、鎮痛薬、薬 物の副作用・相互作用、薬物の体 内動態についての理解を深める。 1.鎮痛薬 2.副作用 ・ 相互 作用 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 1 薬害Ⅰ [ 特別講義 ] 講義 別府宏圀先生 (レポート提出 / 期 末試験) 38 11 月 21 日 月 2 薬害Ⅱ [ 特別講義 ] 講義 別府宏圀先生 (レポート提出/期 末試験) 39 11 月 21 日 月 3 講義 抗ウイルス薬 40 11 月 22 日 火 1 講義 34 11 月 15 日 火 35 11 月 15 日 火 36 11 月 15 日 火 37 11 月 21 日 月 41 11 月 22 日 火 42 11 月 22 日 火 2 3 2 3 1.インフルエンザ ○抗ウイルス薬の薬理作用を説明で 2.ヘルペス きる。 3.エイズ 鈴木宏昌 消化器系に作用する 薬剤 ○消化器作用薬(潰瘍治療薬、消化 管運動作用薬)の薬理作用を説明 1.潰瘍治療薬 できる。 松岡正明 講義 麻酔薬・鎮静催眠薬 ○全身麻酔薬の薬理作用を説明でき 1.全身麻酔薬 る。 2.局所麻酔薬 ▲局所麻酔薬、鎮静催眠薬の薬理作 3.鎮静催眠薬 用を説明できる。 稲津正人 実習 実習Ⅱ 1.鎮痛薬 △薬理学実習を通じて、鎮痛薬、薬 2.副作用 ・ 相互 作用 物の副作用・相互作用、薬物の体 内動態についての理解を深める。 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 1.鎮痛薬 △薬理学実習を通じて、鎮痛薬、薬 2.副作用 ・ 相互 作用 物の副作用・相互作用、薬物の体 内動態についての理解を深める。 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 43 11 月 22 日 火 4 実習 実習Ⅱ 44 11 月 28 日 月 1 講義 漢方薬の作用機序Ⅰ (レポート提出) ▲漢方薬の作用機序を解説できる。 石毛 敦 45 11 月 28 日 月 2 講義 漢方薬の作用機序Ⅱ (レポート提出) ▲漢方薬の作用機序を解説できる。 石毛 敦 46 11 月 28 日 月 3 講義 免疫系作用薬(増強 ・ 抑制) ▲免疫系に作用する薬物の薬理作用 1.免疫抑制薬 を説明できる。 松岡正明 47 11 月 29 日 火 1 講義 抗腫瘍薬 I ○抗腫瘍薬の薬理作用を説明でき る。 ― 145 ― 1.アルキル化薬 2.代謝拮抗薬 3.抗腫瘍性抗生 物質 4.微小管阻害薬 5.分子標的治療薬 松岡正明 回 月 日 曜日 時限 形式 48 11 月 29 日 火 49 11 月 29 日 火 50 11 月 29 日 火 51 11 月 30 日 水 52 12 月 6 日 火 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 松岡正明 講義 抗腫瘍薬Ⅱ ○抗腫瘍薬の薬理作用を説明でき る。 1.アルキル化薬 2.代謝拮抗薬 3.抗腫瘍性抗生 物質 4.微小管阻害薬 5.分子標的治療 薬 実習 実習Ⅲ △薬理学実習を通じて、鎮痛薬、薬 物の副作用・相互作用、薬物の体 内動態についての理解を深める。 1.鎮痛薬 2.副作用 ・ 相互 作用 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 実習 実習Ⅲ 1.鎮痛薬 △薬理学実習を通じて、鎮痛薬、薬 2.副作用 ・ 相互 作用 物の副作用・相互作用、薬物の体 内動態についての理解を深める。 3.血中濃度モニ タリング 松岡正明 橋本祐一 原 一恵 名和幹朗 鈴木宏昌 草苅伸也 2 講義 脂質異常症治療薬 1.HMGCoA 還 元酵素阻害薬 2.フィブラート ▲脂質異常症の病態とその治療薬の 系薬 薬理作用を説明できる。 3.ニコチン酸誘 ▲メタボリックシンドロームの病態 導体 を説明できる。 4.陰イオン交換 樹脂 5.プロブコール 稲津正人 1 小児・高齢者への薬 講義 剤投与 1.腎機能 2.肝機能 △年齢による薬剤投与の注意点を説 3.生体水分量 明できる。 4.コンプライア ンス 原 一恵 1.骨カルシウム 代謝 ▲骨粗鬆症治療薬の薬理作用を説明 2.薬剤誘発性骨 粗鬆症 できる。 3.骨吸収抑制薬 4.骨形成促進薬 原 一恵 1.催奇形性 △妊婦・授乳婦に対する薬剤投与の 2.乳汁中への薬 注意点を説明できる。 物移行 原 一恵 2 3 4 53 12 月 6 日 火 2 講義 骨粗鬆症治療薬 54 12 月 7 日 水 2 講義 妊婦・授乳婦で注意 する薬物 ― 146 ― 第2学年 病 理 学 学 期 後 期 単位数 2単位 担 当 分子病理学分野 主任教授 黒 田 雅 彦 教 授 真 村 瑞 子 准 教 授 倉 田 厚 講 師 髙 梨 正 勝 講 師 金 蔵 孝 介 助 教 大 野 慎一郎 助 教 山 田 侑 子 兼任教授 梅 澤 明 弘 兼任教授 寺 田 直 弘 兼任講師 元 井 亨 人体病理学分野 主任教授 長 尾 俊 孝 准 教 授 松 林 純 准 教 授 井 上 理 恵 准 教 授 高 橋 礼 典 准 教 授 山 口 浩 助 教 石 橋 康 則 助 教 谷 川 真 希 助 教 帯 包 妃 代 助 教 山 科 光 正 兼任教授 中 村 直 哉 兼任准教授 赤 羽 久 昌 兼任講師 小 川 高 史 兼任助教 永 井 毅 医学総合研究所病理 准 教 授 佐 藤 永 一 医師・学生・研究者支援センター 准 教 授 原 由紀子 茨城医療センター病理診断科 教 授 森 下 由紀雄 八王子医療センター病理診断科 准 教 授 芹 澤 博 美 助 教 脇 屋 緑 ― 147 ― 1.学習到達目標 Ⅱ-1-①C 医療機関における個人情報保護とプライバシー尊重について理解する。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 V-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 V-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 V-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 V-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 V-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 V-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 a.臨床医学の学習に必要な基本的病変および主要疾患の原因、発生機序について、形態学的立場から理解す る。 b.疾患の究明に必要な病理学的方法論(病理解剖学、外科病理学、臨床細胞学、分子生物学など)を理解す る。 c.患者ならびに疾患に関する問題を病理学的に把握し解決するために、臨床的事項と病理学的変化を関連づ けて考察する素養を修得する。 (2)科目におけるコンピテンシー 「講義内容・日程」の到達目標に代える。 3.学習内容 病理学は第2学年後期から第3学年通年にわたり講義と実習が行われる。 第2学年後期では、病理学総論として、全身の臓器や組織に共通して認められる病気によって引き起こされる変 化を学習する。このような変化の原因、発生機序、病変の成り立ちについて病理形態学的立場から理解する。形態 的変化の基礎のある機能的異常、あるいは病変によって引き起こされる機能的変化についても理解する。また、遺 伝子レベルから個体レベルまでの病気の成り立ちを理解できるように、典型的な例を用いて学習する。 学習方略としては講義を中心に、理解を深めるために、病気に侵された臓器の肉眼像や顕微鏡像を合わせて学ぶ。 また、実習では病理標本を顕微鏡によって観察し、病変をスケッチすることにより、病理形態学をより深く学習す る。 講義前後の予習・復習は必須で、疑問のある点を担当教官に質問することが望まれる。 4.授業時間外の学習 ◇予習 教官にもよるが、毎時間、 「e 自主自学」を参照して、事前テストがある場合には、必ず受験してから授業に臨 むこと。テストは、 「e 自主自学」を通じて授業資料を事前に入手し、熟読したうえで受験すること。テストで自 己の不得意箇所を把握してから授業に臨み、授業時間内に理解するように努めること。 ◇復習 教官にもよるが、毎時間、授業終了後に、 「e 自主自学」にて事後テストを受験し、自己の学習成果を確認する ― 148 ― こと。間違えた個所を特に重点的に復習し、その時間の学習内容を完全に習得すること。それでも理解できない場 合は、オフィスアワー等の時間を活用して積極的に教員に質問し、理解すること。また、講義ごとに自分自身でま とめを作り、時間外に復習する習慣を身につけること。 5.ICT活用(eラーニング等) 一部の教官による講義では、 「e 自主自学」を活用して事前あるいは事後テストを行い、学習効果を上げるよう にする。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする 2.最終評価点:最終評価点=授業評価+実習評価 3.筆記試験の形式:多肢選択問題および記述 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:なし ➢後期試験:90% ➢小テスト:状況に応じて実施 ➢その他の筆記テスト:状況に応じて実施 ➢レポート:状況に応じて実施 ➢P B L:なし ➢出 席 点:10% ➢そ の 他:授業態度を考慮する ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる 出席および試験において不正行為があった場合、その者の単位を認めない ◇実習評価 ➢態 度:20% ➢レポート:40% ➢実習試験:なし ➢口答試験:なし ➢出 席 点:40% ➢そ の 他:授業態度を考慮する ➢注意事項:出席率が 4/5 以上の者が、最終評価の対象となる 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:原則として通常試験と同じ ・方 法:多肢選択および記述式問題、状況に応じて面接あるいは口頭試問 ― 149 ― 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)講義はあくまでも自己学習を手助けするものである。常に自ら学習する姿勢が重要である。疑問点は積極的 に質問をし、問題解決を図る。 2)授業への出席が最重要である。 3)病理学総論は病気について初めてふれる機会であり、病気を系統的に理解する上で基礎的知識を身につける 機会である。以後の病理学各論、臨床各科の講義を理解する上でも不可欠であり、病気の定義、分類、成立 機序を理解しないと以後の学習に差し支える。 4)解剖学、組織学、生理学、生化学などで学ぶヒトの正常の形態、機能や代謝の知識が病気によって起こる異 常な状態を理解する上では必須であり、これらの科目の内容を復習する必要がある。 ◇オフィスアワー 9時から平日の授業終了後午後5時 30 分まで 分子病理学分野 主任教授室(新宿キャンパス第 1 校舎 2 階) 人体病理学分野 主任教授室(西新宿キャンパス自主自学館 9 階) 8.指定する教科書、参考書 病理実習に際しては、病理組織像が載っているアトラスを各自が必ず持参すること。 ・坂本穆彦・北川昌伸・仁木利郎編集「標準病理学」第 5 版 医学書院 2015 年 ・菊地浩吉監修「病態病理学」第 17 版 南山堂 2004 年 ・深山正史編集「病理組織マップ&ガイド」文光堂 2014 年 ・小田義直・坂元亨宇・深山正久・松野吉宏・森永正二郎・森谷卓也編集「組織病理アトラス」第 6 版 文光 堂 2015 年 ・赤木忠厚監修「カラーアトラス病理組織の見方と鑑別診断」第 5 版 医歯薬出版 2007 年 ・向井 清・真鍋俊明・深山正久編集「外科病理学」第 4 版 文光堂 2006 年 ・黒田雅彦・梅澤明弘編集 病理画像診断 これでスッキリ!メディカルビュー 2013 年 ・Weinberg A:「がんの生物学」 南江堂 2014 年 ・Alberts B, Johnson A, Lewis J, Raff M, Roberts K, Walter P:細胞の分子生物学 第 4 版 Newton Press ・Kumar V, Abbas AK, Fausto N, Mitchell RN:Robbins Basic Pathology. 9th Edition, Saunders, 2012 ・Kumar V, Abbas AK, Fausto N, Aster J:Robbins and Cotran Pathologic Basis of Disease. 9th Edition, Saunders, 2014 ― 150 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 9月2日 金 1 講義内容 イントロダクション 講義 【人体病理】 到達目標 ○病理学とはどういう学問なのか、 またその医学・医療における位置 づけを概説できる ○病理学の歴史的な流れと、医学と の関わりを概説できる ○疾病の概念を説明できる キーワード 1.病理学 2.疾病 3.形態と機能 4.病因論 担当者 長尾俊孝 2 9月2日 金 2 講義 人体病理学概論 【人体病理】 1.光学顕微鏡的 観察 ○人体病理学の医療・医学における 2.形態学 役割を説明できる ○病理診断学に用いる各種染色法を 3.染色法 4.免疫染色 説明できる 5.病理診断学 3 9月7日 水 1 講義 分子病理学概論 【分子病理】 ○病理学・分子病理学とはどういう 1.病理学 学問なのか、またその医学・医療 2.分子と生命 における位置づけを概説できる 3.病因 ○原子→分子→個体の流れを理解する 黒田雅彦 ○多因子遺伝が原因となる疾患を列 挙しその特徴を説明できる ○染色体異常による疾患の中で主な ものを挙げ、概説できる ○ゲノム解析に基づく DNA レベル の個人差を説明できる 黒田雅彦 1.病気の素因と 外因 2.先天性疾患 3.後天性疾患 4.環境因子 長尾俊孝 4 9 月 14 日 水 1 遺伝子と疾患1 講義 【分子病理】 5 9 月 14 日 水 2 講義 1 1.病理学 病理形態学を理解する ○既に学んだ組織学の知識を、これ 2.組織学 講義 ための組織学の復習 から学ぶ病理形態学を理解するた 3.病理形態学 【分子病理】 めの知識にできる 4.病理組織学 倉田 厚 1 1.炎症の徴候 ○炎症の定義を説明できる 炎症1 2.急性炎症 講義 ○炎症の分類、組織形態学的変化と 3.慢性炎症 【八王子医療センター】 経時変化を説明できる 4.肉芽腫性炎症 芹澤博美 2 ○特異的防御機構である免疫系の役 割を説明できる 1.免疫系 炎症2 ○生体の非特異的防御反応を説明で 2.生体防御 講義 【八王子医療センター】 きる 3.血管と炎症 ○体液性と細胞性免疫応答を説明で きる 芹澤博美 6 9 月 16 日 金 7 9 月 21 日 水 8 9 月 21 日 水 遺伝子と疾患2 【分子病理】 ○免疫異常に基づいた疾患を遺伝子 1.免疫異常と疾患 の異常から理解する 9 9 月 23 日 金 1 講義 炎症3 【分子病理】 1.肉芽組織 2.線維化 ○創傷治癒の過程を概説できる ○膠原病と自己免疫疾患を概説し、 3.瘢痕化 4.自己免疫疾患 その種類を列挙できる 5.自己抗体 10 9 月 28 日 水 2 講義 炎症4 【分子病理】 1.細菌性疾患 ○感染症による形態的な炎症変化を、 2.真菌性疾患 分子メカニズムによって説明できる 3.ウィルス性疾患 11 9 月 30 日 金 1 1.全身性エリテ マトーデス ○膠原病と自己免疫疾患を概説し、 2.関節リウマチ その種類を列挙できる 自己免疫・アレルギー 講義 【医学総合研究所病理】 ○アレルギー反応の各型を説明でき 3.多発筋炎 4.血管炎症候群 る 5.クームス分類 12 10 月 5 日 水 2 講義 奇形 【分子病理】 ○個体の発達異常における遺伝因子 1.遺伝病 と環境因子の関係を説明できる 2.奇形 ○主な先天性疾患を列挙できる ― 151 ― 真村瑞子 髙梨正勝 髙梨正勝 佐藤永一 倉田 厚 回 月 日 曜日 時限 形式 13 10 月 7 日 金 14 10 月 7 日 金 1 2 到達目標 キーワード 担当者 退行性病変1 講義 【人体病理】 ○細胞の適応反応(肥大、過形成、 萎縮、化生)を説明できる ○細胞障害・変性と細胞死の原因と 意義を説明できる ○細胞障害・変性と細胞死の細胞と 組織の形態的変化の特徴を説明で きる 1.細胞の適応反応 2.細胞障害 3.変性 4.萎縮 5.細胞死 井上理恵 退行性病変2 【人体病理】 ○ネクローシスとアポトーシスの違 いを説明できる ○アポトーシスとオートファジーの 分子生物学的機序について説明で きる ○細胞内蓄積物について説明できる 1.ネクローシス 2.アポトーシス 3.オートファジー 4.細胞内蓄積 井上理恵 井上理恵 講義 講義内容 15 10 月 12 日 水 2 講義 退行性病変3 【人体病理】 1.幹細胞 2.senescence と 不死化 ○細胞の一生と加齢に関わる因子に 3.テロメアの短 ついて説明できる 縮と加齢 4.老化のメカニ ズム 16 10 月 12 日 水 3 講義 進行性病変1 【分子病理】 ○組織の再生と修復や肥大、増生、化 1.再生 生、異形成と退形成を説明できる 2.修復 山田侑子 17 10 月 12 日 水 4 講義 進行性病変2 【分子病理】 ○組織の再生と修復や肥大、増生、化 1.増生 生、異形成と退形成を説明できる 2.化生 山田侑子 18 10 月 14 日 金 1 講義 進行性病変3 【分子病理】 ○組織の再生と修復や肥大、増生、化 1.異形成 生、異形成と退形成を説明できる 2.退形成 山田侑子 腫瘍1 【人体病理】 ○腫瘍とは何かを説明できる ○良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明 できる ○上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違い を説明できる 19 10 月 14 日 金 20 10 月 17 日 月 長尾俊孝 2 講義 3 循環障害1 講義 【分子病理】 1.虚血 ○虚血、充血、うっ血と血行静止の 2.乏血 違いとそれぞれの原因と病体を説 3.貧血 4.うっ血 明できる 5.浮腫 金蔵孝介 ○血栓症の成因と病体を説明できる ○出血の原因と止血の機構を説明で きる ○ショックの定義、原因と病体を説 明できる ○塞栓の種類と経路や塞栓症の病態 を説明できる 金蔵孝介 21 10 月 17 日 月 4 循環障害2 講義 【分子病理】 22 10 月 19 日 水 2 講義 3 23 10 月 19 日 水 1.良性腫瘍 2.悪性腫瘍 3.腺腫 4.癌 5.肉腫 腫瘍2 【人体病理】 1.出血 2.止血 3.ショック、DIC 4.血栓 5.梗塞 ○腫瘍細胞の異型性と多形性を説明 1.異型性 できる 2.多形性 長尾俊孝 総論実習① 実習 【人体病理】 1.光学顕微鏡的 ○光学顕微鏡を用いて細胞集団とし 観察 ての組織・臓器の構成を理解する 2.形態学 ○代表的な特殊染色、免疫染色を理 3.染色法 解する 4.免疫染色 長尾俊孝 井上理恵 原由紀子 長尾俊孝 井上理恵 原由紀子 24 10 月 19 日 水 4 実習 総論実習① 【人体病理】 1.光学顕微鏡的 ○光学顕微鏡を用いて細胞集団とし 観察 ての組織・臓器の構成を理解する 2.形態学 ○代表的な特殊染色、免疫染色を理 3.染色法 解する 4.免疫染色 25 10 月 21 日 金 1 講義 腫瘍3 【分子病理】 1.増殖 ○局所における腫瘍の増殖、局所浸 2.浸潤 潤と転移を説明できる 3.転移 元井 亨 26 10 月 21 日 金 2 講義 腫瘍4 【分子病理】 1.素因 ○腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外 2.外因 的因子を概説できる 3.遺伝的腫瘍 元井 亨 ― 152 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 27 10 月 26 日 水 2 講義 系統疾患(糖尿病) 【人体病理】 ○糖尿病の原因、病態整理、症候と 診断を説明できる 1.糖尿病 ○糖尿病の急性合併症を列挙し概説 2.糖尿病性腎症 できる 3.糖尿病性網膜症 ○糖尿病の慢性合併症を説明できる 28 10 月 26 日 水 3 実習 総論実習② 【人体病理】 1.急性炎症 ○炎症の分類、組織形態学的変化と 2.慢性炎症 経時変化を説明できる 2.肉芽腫性炎症 松林 純 高橋礼典 山口 浩 29 10 月 26 日 水 4 実習 総論実習② 【人体病理】 1.急性炎症 ○炎症の分類、組織形態学的変化と 2.慢性炎症 経時変化を説明できる 3.肉芽腫性炎症 松林 純 高橋礼典 山口 浩 1 分子腫瘍学 講義 【分子病理】 ○腫瘍発生を分子メカニズムで説明 1.癌遺伝子 できる ○癌遺伝子と癌抑制遺伝子を概説で 2.癌抑制遺伝子 3.多段階発癌 きる ○がん幹細胞を説明できる 黒田雅彦 31 10 月 28 日 金 2 1.がん抗原 2.HLA class I がん免疫 ○がん免疫に関連する細胞性免疫反 3.細胞傷害性 T 講義 細胞 【医学総合研究所病理】 応の過程を説明できる 4.腫瘍エスケー プ機構 佐藤永一 32 11 月 2 日 水 2 講義 30 10 月 28 日 金 循環障害 3 【分子病理】 赤羽久昌 ○動脈硬化症、心筋梗塞の危険因子、1.心筋梗塞 2.心筋症 病態生理と合併症を説明できる ○心筋症と特定心筋疾患の定義・概 3.心弁膜症 4.動脈硬化症 念と病態生理を説明できる 金蔵孝介 1.良性腫瘍 ○良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明 2.悪性腫瘍 できる 3.腺腫 ○上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違い 4.癌 を説明できる 5.肉腫 黒田雅彦 倉田 厚 金蔵孝介 山田侑子 33 11 月 2 日 水 3 総論実習③ 実習 【分子病理】 34 11 月 2 日 水 4 実習 総論実習③ 【分子病理】 ○腫瘍細胞の異型性と多形性を説明 1.異型性 できる 2.多形性 黒田雅彦 倉田 厚 金蔵孝介 山田侑子 35 11 月 9 日 水 3 講義 再生医療1 【分子病理】 ○再生医療の意義と展望を理解し概 1.再生医療 説できる 寺田直弘 36 11 月 9 日 水 4 講義 再生医療2 【分子病理】 ○ iPS 細胞の意義と展望を理解し概 説できる。 1.iPS 細胞 ○細胞治療のコンプライアンス 梅澤明弘 ― 153 ― 第2学年 微 生 物 学 学 期 後 期 単位数 3単位 担 当 主任教授 松 本 哲 哉(微生物学) 教 授 濱 田 篤 郎(渡航者医療センター) 教 授 大 楠 清 文(微生物学) 准 教 授 小 林 了(微生物学) 准 教 授 水 野 泰 孝(国際診療部) 講 師 宮 崎 治 子(微生物学) 助 教 カンダカル・ハーク(微生物学) 助 教 福 島 慎 二(渡航者医療センター) 兼任教授 中 村 明 子(元慶応大学) 兼任教授 亀 井 克 彦(千葉大学) 兼任講師 金 城 雄 樹(国立感染症研究所) 兼任講師 中 村 茂 樹(国立感染症研究所) 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①C 病態の理解に必要な基礎医学知識を習得する。 Ⅰ-1-②B 主要な疾患の疫学/病態/予後を説明できる。 Ⅰ-1-③B 主要な疾患の診断に関する知識を提示できる。 Ⅰ-1-④B 主要な疾患の治療に関する知識を提示できる。 Ⅰ-2-③C 基本的な臨床検査の種類や内容を理解する。 Ⅰ-3-①C 症候学や検査医学、臨床推論に関する基本的な知識の習得に努める。 Ⅰ-4-③C 院内・院外で発生しうる重要な感染症について説明できる。 Ⅴ-1-①C 与えられた課題を自分の視点でとらえ直し、問題点を発見できる。問題解決のための情報を収 集し、有効に活用できる。 Ⅴ-1-②C 自分の考えを決められた様式にしたがって文書と口頭で他者に伝えられる。他者の話を真摯に 聞くことができる。 Ⅴ-1-③C 問題点を明確化し、批判的に説明できる。思考の方略を活用できる。 Ⅴ-1-④C 学習成果・収集資料等の学習状況をポートフォリオにまとめることができる。 Ⅴ-1-⑤C 学習目標を設定し、その達成方法を選択できる。学習時間を自己管理できる。 Ⅴ-1-⑥C 研究マインドの大切さを理解する。 Ⅵ-1-②⑴C 基礎的な予防医療について知識を有する。 Ⅶ-1-①C さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけようとする積極的な姿勢をもつ。 Ⅶ-1-②C 国内外のさまざまなトピックについて関心を持つ。 Ⅸ-1-②C 図書館の蔵書、データベース、インターネット情報の基本的な検索ができる。 Ⅸ-1-④C 文書作成・表計算・プレゼンテーションソフトウェアの基本的な概念と専門用語について説明 ― 154 ― でき、基本的な機能を利用し、ドキュメントの作成、保存、編集、印刷ができる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 1.感染症の概念を的確に述べることができ、感染症の発症に至るまでの過程(侵入、定着、増殖)について 説明できる。 2.微生物の各種類(細菌、ウイルス、真菌、抗酸菌、マイコプラズマ、クラミジア、リケッチアなど)の大 まかな特徴を理解する。 3.ヒトに病原性を示す主要な病原体の特徴を述べることができる。 4.臨床的に高い頻度でみられる感染症(肺炎、腸管感染症、尿路感染症、髄膜炎、敗血症、その他)の病態 とその主要病原体を述べることができる。 5.ウイルスおよび真菌感染症の病態と各種病原体の特徴を述べることができる。 6.清潔、不潔の概念を十分に理解した上で、実験的操作を行うことができる。 7.バイオハザードの概念とその取り扱い方法を正しく理解し、汚染させることなく適確に扱うことができる。 8.院内感染、および日和見感染症の概念を十分に理解し、原因となる病原体の特徴やその予防法について説 明できる。 9.耐性菌の概念を理解し、耐性に至る機序や誘因、およびその対策を述べることができる。 10.各種抗菌薬(βラクタム、マクロライド、アミノグリコシド、キノロン、その他)の大まかな特徴とそ の使用法について理解できる。 11.寄生虫を原虫類、蠕虫類に分類し生物学的特徴を説明できる。 12.寄生虫の生活史、感染経路と感染疫学的意義を説明できる。 13.臨床的、社会的に重要な寄生虫疾患の診断、治療、予防の概要を理解する (2)科目におけるコンピテンシー 「講義内容・日程」の到達目標に代える。 3.学習内容 感染症を正しく理解するには、微生物側と宿主側の両面からアプローチしなければならない。例えば、肺炎球菌 による肺炎は、微生物側からとらえれば肺炎球菌感染症であるが、宿主側からとらえれば細菌が原因となって起こ る肺の炎症である。そういう意味では各種微生物の特徴だけを理解しても感染症そのものを正しく理解することに はならず、疾患とのかかわりあいの中で微生物を理解していく必要がある。 本学の学生のほとんどが臨床への道を志しているという事実から、私達は良き臨床医を育てるための礎となる教 育を目指しており、単なる基礎医学としての微生物学という位置付けではなく、感染症の臨床につながる教育が重 要と考えている。そういう意味においても医学生が微生物学を学ぶということは、感染症を学ぶということであり、 今後医師として臨床に携わる際に誰もが遭遇するであろう感染症に対して、誤りのない対応を取れるようになるた めの根本的な知識と技能を身につけて欲しいと考えている。4学年以降も臨床的な感染症の講義がカリキュラムで 組まれているため、まず第2学年においては、微生物に関する一般的な知識の基礎を作り上げ、さらに臨床的な感 染症のとらえ方の根本を学んで欲しい。 PBL では、グループ毎に与えられた症例の問題点を把握し、学生自らが導き出した課題に対して、書物やイン ターネットを利用して調べ上げ、グループの中で各自調べた内容を発表するとともにディスカッションの過程を経 てまとめる準備をする。最終的に教室全体で、各グループのプレゼンテーションを聞き学生自らがその発表を評価 ― 155 ― し、さらにディスカッションを通じて内容を深め合うことを目標としている。 実習においては、清潔と不潔の概念を正しく理解し、バイオハザードの取り扱い方の基本について習得すること が必須の項目となる。その上で、細菌を染色、培養し、発育してきた菌がどのような過程を経て同定に至るかにつ いて、一人一人が自ら体験して習得してもらうことを目標にしている。またウイルスの分野の実習においては、イ ンフルエンザウイルスを対象として、抗体価の測定方法などを実際に体験してもらい、その意義を理解してもらう ことを目標としている。 4.授業時間外の学習 ◇予習 シラバスの内容に従って、指定された教科書の中で関連する内容について予め目を通しておくこと。 ◇復習 授業内容についてひととおり全体的な復習を行っておくこと。 5.ICT活用(eラーニング等) 授業の出欠を確認する目的で CBT 形式の問題を出題するが、この内容については、後日、模範解答をつけて「e 自主自学」あるいは微生物学講座のホームページ上に公開する予定である。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=最終評価点=(授業評価の平均点)× 0.8 +(実習評価)× 0.2 3.筆記試験の形式:記述および選択肢の両方を含む 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験:20% ➢後期試験:80% ➢小テスト:なし ➢その他の筆記テスト:0% ➢レポート:なし ➢P B L:なし ➢出 席 点:0% ➢そ の 他:0点 ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる。各講義毎に小テストを実施し、レポートや PBL 等の評価も行い、最終的評価点に加算することがある。 ◇実習評価 ➢態 度:0% ➢レポート:0% ➢実習試験:100% ➢口答試験:0% ➢出 席 点:0% ➢そ の 他:0点 ― 156 ― ➢注意事項:出席率が 3/4 以上の者が、最終評価の対象となる。実習の評価は授業評価の筆記試験の出題対 象の中に組み込んで行う。 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:講義および実習の全範囲 ・方 法:筆記試験(ただし状況に応じて面接および実技試験を追加することがある) 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)各種書籍等を参考にすることによって、講義に出席をせずとも、微生物学に関するある程度の知識の習得は 可能である。ただし講義では経験に基づく内容も少なからず含まれており、さらに感染症のとらえ方につい ては、書籍だけでは得られない内容も多い。講義の際に配布される資料は重要ではあるが、それ以外の内容 から試験が出題される可能性もある。 2)実習においては、臨床で用いられている各種検査キットを使用した迅速診断など、自ら経験できる内容が含 まれている。そこで実習は休むことなく是非出席して欲しい。 ◇オフィスアワー 松本 哲哉主任教授 時間:適宜。できればメールにて事前に調整することが望ましい。 場所:第一校舎 2 階 微生物学分野 Email: tetsuya@tokyomed.ac.jp 濱田 篤郎教授 時間:適宜。できればメールにて事前に調整することがのぞましい。 場所:大学病院・新教育研究棟7階教授室 Email:ahamada@tokyomed.ac.jp 大楠 清文教授 時間:適宜。できればメールにて事前に調整することが望ましい。 場所:第一校舎 2 階 微生物学分野 Email:ohkusu@tokyomed.ac.jp 小林 了准教授 時間:適宜。あらかじめメールで所在を確認してください。 場所:第一校舎 2 階 微生物学分野教室 Email:ryo@tokyomed.ac.jp 水野 泰孝准教授 時間:適宜。できればメールで事前に調整することが望ましい。 場所:東京医科大学病院 7 階 渡航者医療センター Email:mizuno@tokyomed.ac.jp 宮崎 治子講師 時間:適宜。できればメールにて事前に調整することが望ましい。 ― 157 ― 場所:第一校舎 2 階 微生物学分野 Email:hmiya@tokyomed.ac.jp カンダカル・ハーク助教 時間:適宜。できればメールにて事前に調整することが望ましい。 場所:第一校舎 2 階 微生物学分野 Email:haqamk@yahoo.com 福島 慎二助教 時間:適宜。できればメールで事前に調整することが望ましい。 場所:東京医科大学病院 7 階 渡航者医療センター Email:fuku789@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書:標準微生物学(第 12 版) 平松啓一・中込 治編、医学書院 図説人体寄生虫学(第 7 版) (南山堂)吉田幸雄 他著 参考書: ・イラストレイテッド微生物学、舘田一博・松本哲哉 監訳、丸善 ・ブラック微生物学、林 英生、岩本愛吉、神谷 茂、高橋秀実著、丸善 寄生虫ビジュアル図鑑 濱田篤郎監修 誠文堂新光社 ― 158 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 9 月 16 日 金 講義内容 到達目標 講義 感染症総論(1) 松本哲哉 1.非特異的防御 2.特異的防御(免 疫) 3.免疫不全 4.日和見感染症 松本哲哉 1.ウイルス粒子 2.構造 3.エンベロープ 4.吸着器官 小林 了 1.インフルエン ザウイルス 2.麻疹ウイルス 3.ポリオウイル ○RNA ウイルスを列記できる。 ス ○RNA ウイルスが起こす病態を説明 できる。 4.ムンプスウイ ルス 5.ライノウイル ス 小林 了 講義 呼吸器感染症(1) 1.肺炎球菌 ○細菌性肺炎を起こす病原体を列記 2.インフルエン ザ菌 できる。 ○細菌性肺炎の病態や症候を説明で 3.黄色ブドウ球 きる。 菌 4.緑膿菌 松本哲哉 4 講義 呼吸器感染症(2) ○非定型肺炎を起こす病原体を列記 できる。 1.抗酸菌 ○非定型肺炎の病態や症候を説明で 2.真菌 きる。 ○抗酸菌(結核菌、非結核性抗酸菌)3.マイコプラズマ の細菌学的特徴とそれが引き起こ 4.クラミジア す疾患を列挙できる。 松本哲哉 3 消毒・滅菌、バイオ ○消毒と滅菌の違いを理解する。 講義 ハザード、グラム染 ○バイオハザードの概念を説明でき る。 色 ○グラム染色の機序を説明できる。 1.クラミジア 2.リケッチア 3.マイコプラズマ 4.梅毒トレポネー マ 5.らい菌 大楠清文 4 消毒・滅菌 実習 バイオハザード ○消毒と滅菌の概念、器具の清潔操 作を理解できる。 ○清潔と不潔を区別できる。 ○院内感染の原因と対策を説明でき る。 1.各種消毒薬 2.各種滅菌法 3.バイオハザード 4.グラム染色 大楠清文 実習 消毒・滅菌 ○手術や手技のための手指消毒を習 1.手指消毒 得する。 2.滅菌 ○清潔と不潔を区別できる。 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 実習 グラム染色 ○グラム染色により細菌の形態と染 色性の違いを述べることができる。 1.グラム染色 ○陽性菌、陰性菌、球菌、桿菌の鑑 別、細菌学的特徴を述べることが 2.細菌の分類 できる。 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 3 2 9 月 16 日 金 4 講義 感染症総論(2) 3 9 月 21 日 水 3 講義 ウイルス学総論 ○ウイルスのおおまかな分類を述べ ることができる。 ○ウイルスの構造と機能を説明でき る。 5 9 月 23 日 金 6 9 月 23 日 金 7 10 月 13 日 木 8 10 月 13 日 木 9 10 月 14 日 金 10 10 月 14 日 金 担当者 ○各種微生物の基本的、病原性とそ 1.細菌 れによって生じる病態を理解する。 2.ウイルス ○微生物のおおまかな分類を述べる 3.真菌 ことができる。 4.抗酸菌 ○微生物の感染経路を分類し、説明 5.マイコプラズマ、 できる。 クラミジア ○細菌が疾病を引き起こす機序を説 明できる。 ○病原体からみた感染症の病態を説 明できる。 ○培地の特徴を説明することができ る。 4 9 月 21 日 水 キーワード 4 3 3 4 講義 ウイルス学各論 (RNA ウイルス) ― 159 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 11 10 月 20 日 木 12 10 月 20 日 木 13 10 月 21 日 金 14 10 月 21 日 金 15 10 月 27 日 木 16 10 月 27 日 木 17 11 月 4 日 金 18 11 月 4 日 金 19 11 月 10 日 木 20 11 月 10 日 木 21 11 月 11 日 金 3 4 講義 講義 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 ウイルス学各論 (DNA ウイルス) 1.ポックスウイ ルス科 2.ヘルペスウイ ルス科 ○ DNA ウイルスを列記できる。 3.アデノウイル ○ DNA ウイルスが起こす病態を説 ス科 明できる。 4.パピローマウ イルス科 5.パルボウイル ス科 小林 了 ウイルス学各論 (HIV) ○ヒト免疫不全ウイルス(HIV) に ついて説明できる。 ○後天性ヒト免疫不全症候群 (AIDS) の病態を説明できる。 ○後天性ヒト免疫不全症候群 (AIDS) の病態を説明できる。 1.レトロウイル ス科 2.HIV 3.AIDS 4.日和見感染 小林 了 ○尿路感染症の病態を理解する。 ○尿路感染症の起炎菌を列記でき る。 1.膀胱炎 2.腎孟腎炎 3.尿道カテーテル 4.大腸菌 松本哲哉 3 講義 尿路感染症 4 1.A型肝炎ウイ ルス ウイルス学各論(肝 ○肝炎ウイルスの種類を列記できる。 2.B型肝炎ウイ 講義 ○肝炎ウイルスの構造と病態との関 炎ウイルス) ルス 連を正しく説明できる。 3.C型肝炎ウイ ルス 小林 了 3 講義 腸管感染症・食中毒 ○下痢症を起こす病原体を列挙でき る。 1.腸内細菌科 ○下痢症の診断の基本を説明でき 2.ビブリオ科 る。 3.ノロウイルス ○下痢症の治療の基本を説明でき る。 中村明子 講義 嫌気性菌感染症 ○グラム陽性桿菌(破傷風菌、ウェ 1.破傷風菌 ルシュ菌、ボツリヌス菌、ジフテ 2.ボツリヌス リア菌)の細菌学的特徴とそれが 3.クロストリジウ 引き起こす疾患を列挙できる。 ム 中村明子 講義 菌血症・敗血症 1.膀胱炎 2.腎孟腎炎 ○尿路感染症の病態を理解する。 ○尿路感染症の起炎菌を列記できる。 3.尿道カテーテル 4.大腸菌 松本哲哉 1.髄膜炎菌 2.肺炎球菌 3.インフルエンザ 菌 4.抗酸菌 5.ウイルス 松本哲哉 4 3 中枢神経感染症 (脳炎 ・ 髄膜炎) ○脳炎・髄膜炎の主な起炎菌を列記 できる。 ○脳炎・髄膜炎の病態を述べること ができる。 ○脳炎・髄膜炎の症候と診断を説明 できる。 4 講義 3 ○細菌の分離培養の目的を説明できる。 1.グラム染色 実習 細菌の分離・同定(1) ○代表的なグラム陽性菌 , 陰性菌の 2.分離培養 菌名を列記できる。 3.純培養 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 4 ○代表的なグラム陽性菌、陰性菌の 1.グラム染色 実習 細菌の分離・同定(2) 特徴を説明できる。 2.コロニー性状 ○代表的な培地の特徴を説明できる。 3.溶血反応 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 金城雄樹 3 1.カタラーゼ試験 松本哲哉 2.オキシダーゼ 大楠清文 試験 ○代表的なグラム陽性菌、陰性菌の 実習 細菌の分離・同定(3) 同定法を説明できる。 小林 了 3.マンニット分 ○培養の検査結果を判定できる。 宮崎治子 解能 カンダカル ・ ハーク 4.コアグラーゼ 試験 ― 160 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 22 11 月 11 日 金 23 11 月 16 日 水 24 11 月 16 日 水 25 11 月 17 日 木 26 11 月 17 日 木 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 4 松本哲哉 大楠清文 1.同定用各種培地 ○代表的なグラム陽性菌、陰性菌を 2.糖分解能 小林 了 実習 細菌の分離・同定(4) 同定結果を説明できる。 宮崎治子 ○代表的な菌の分離法を説明できる。 3.ガス産生性 カンダカル ・ ハーク 4.IPA 反応 金城雄樹 3 ○蠕虫・原虫類の分類と形態学的特 徴を説明できる。 ○寄生虫の生活史、 感染経路と感染 寄生虫学総論、線虫 疫学的意義を説明できる。 講義 症1(消化管線虫症) ○各臓器・器官の主な線虫症を説明 できる。 ○日和見寄生虫症と寄生虫症の重症 化を説明できる。 1.蠕虫と原虫 2.疫学と感染経路 3.宿主の反応と 免疫 4.回虫症 5.蟯虫症 6.糞線虫症 濱田篤郎 4 ○各臓器・器官の主な幼線虫移行症 を説明できる。 線虫症2(幼線虫移 ○寄生虫感染宿主の生体防御の特徴 講義 行症、フィラリア症) を説明できる。 ▲世界各地のフィラリア症を説明で きる。 1.アニサキス症 2.顎口虫症 3.イヌ回虫症 4.旋毛虫症 5.バンクロフト 糸状虫症 6.回旋糸状虫症 濱田篤郎 3 講義 真菌感染症(1) ○真菌の特徴とそれが引き起こす疾 患を列挙できる。 ○カンジダ症の症候、診断と治療を 説明できる。 ○クリプトコッカス症とアスペルギ ルス症の症候、診断と治療を説明 できる。 1.真菌の分類 2.カンジダ 3.アスペルギルス 4.クリプトコッ カス 亀井克彦 講義 真菌感染症(2) 1.日和見感染症 ○皮膚表在性と深在性真菌症の症候 2.1、 3βD と病型を説明できる。 グルカン ○カリニ肺炎の症候、診断と治療を 3.アムフォテリ 説明できる。 シンB ▲真菌感染症の治療法について理解 4.アゾール系 することができる。 5.キャンディン系 亀井克彦 1.エボラ出血熱 ウイルス 2.マールブルグ出 ○出血熱ウイルスの種類を列記でき 血熱ウイルス る。 3.ラッサ熱ウイ ○出血熱ウイルス感染症の臨床的特 ルス 徴を説明できる。 4.クリミア・コ ンゴ出血熱ウ イルス 小林 了 宮崎治子 4 ウイルス学各論(出 血熱ウイルス) 27 11 月 18 日 金 3 講義 28 11 月 18 日 金 4 講義 感染症の予防 ○感染症の予防について、主なワク 1.生ワクチン チンの特徴を説明できる 2.不活化ワクチン 3 薬剤感受性の測定 実習 (1) 松本哲哉 ▲微量液体希釈法の手順について説 1.微量液体希釈法 大楠清文 明できる。 ▲ディスク法の手順について説明で 2.ディスク法 小林 了 きる。 宮崎治子 3.Etest ▲Etestによる感受性測定。 カンダカル ・ ハーク 薬剤感受性の測定 (2) ▲薬剤感受性の測定法の種類と特徴 1.薬剤感受性測 について説明できる。 定法 ▲ MIC の測定。 2.MIC 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 中村茂樹 1.薬剤感受性測 定法 ○薬剤感受性検査の意義を理解す 2.ブレイクポイ る。 ○薬剤感受性検査の方法を説明でき ント る。 3.PKPD パラ メータ 宮崎治子 29 11 月 24 日 木 30 11 月 24 日 木 31 11 月 25 日 金 4 3 実習 講義 薬剤感受性検査 ― 161 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 32 11 月 25 日 金 33 12 月 1 日 木 34 12 月 1 日 木 35 12 月 2 日 金 36 12 月 2 日 金 37 12 月 8 日 木 38 12 月 8 日 木 39 12 月 9 日 金 40 12 月 9 日 金 41 12 月 9 日 金 42 12 月 9 日 金 4 実習 講義内容 ○基本的診療知識にもとづき、症例 1.症状 に関する情報を収集・分析できる。2.身体所見 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク ○得られた情報をもとに、その症例 1.臨床検査値 の問題点を抽出できる。 ▲病原体の診断に関するアプローチ 2.圃像診断 3.問題点の抽出 について述べることができる。 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク PBL(問題発見解決 型学習)(3) ○病歴と身体所見等の情報を統合し て、鑑別診断ができる。 1.病態の推定 ▲症例された症例の問題点について 分担して調べることができる。 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク PBL(問題発見解決 型学習)(4) ○主要疾患の症例に関して、診断・治 療計圃を立てられる。 ○自分たちのグループに与えれた症例 1.疾患名 の問題点とその背景についてグルー 2.感染症名 プ内でディスカッションを行って理 解を深める。 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 薬剤感受性の測定 (3) PBL(問題発見解決 型学習)(1) 4 PBL(問題発見解決 実習 型学習)(2) 4 実習 担当者 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 中村茂樹 実習 実習 キーワード 1.薬剤感受性測 ○薬剤感受性検査の結果を判定でき 定法 る。 2.MIC ○薬剤感受性検査の解釈を理解でき 3.ブレイクポイ る。 ント 3 3 到達目標 講義 吸虫症 1.肝吸虫症 2.横川吸虫症 ○各臓器・器官の主な吸虫症を説明 3.肺吸虫症 4.日本住血吸虫症 できる。 ▲世界各地の住血吸虫症を説明でき 5.マンソン住血吸 る。 虫症 6.ビルハルツ住 血吸虫症 濱田篤郎 4 講義 条虫症 1.無鉤条虫症 2.有鉤条虫症 ○各臓器・器官の主な条虫症を説明 3.裂頭条虫症 4.マンソン孤虫 できる。 ○エキノコックス症を説明できる。 症 5.エキノコック ス症 福島慎二 1 皮膚・軟部組織感染 講義 症 1. 化膿性皮膚感染 ○皮膚・軟部組織感染症の病態を理 症 解する。 2. 創部感染 ○皮膚・軟部組織感染症の起炎菌を 3. 激症型 A 群溶 列記できる。 連菌感染症 松本哲哉 インフルエンザウイ ルスカ価の測定 ▲赤血球凝集反応について説明でき 1.赤血球凝集反応 る。 ▲ウイルスカ価について述べること 2.HA 価 ができる。 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 1.中和抗体 ○中和抗体について説明できる。 ○ワクチンについて述べることがで 2.ワクチン きる。 3.治療 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク ▲赤血球凝集阻止試験について説明 1.赤血球凝集阻 できる。 止試験 ▲抗インフルエンザウイルス抗体の 測定原理を述べることができる。 2.HI 価 松本哲哉 大楠清文 小林 了 宮崎治子 カンダカル ・ ハーク 3 2 実習 3 インフルエンザウイ 実習 ルス感染症 4 実習 インフルエンザウイ ルス中和抗体の測定 ― 162 ― 回 月 日 曜日 時限 形式 43 12 月 15 日 木 44 12 月 15 日 木 45 12 月 16 日 金 46 12 月 16 日 金 3 4 3 4 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 原虫症1(マラリア など) 1.熱帯熱マラリア 2.三日熱マラリア 3.四日熱マラリア ○マラリアを説明できる。 ○トキソプラズマ症を説明できる。 4.卵形マラリア 5.トキソプラズマ 症 水野泰孝 原虫症2(消化管原 虫症など) 1.アメーバ赤痢 2.ランブル鞭毛 虫症 3.クリプトスポ リジウム症 ○アメーバ赤痢を説明できる。 △クリプトスポリジウム症、ランブ 4.病原自由生活 ル鞭毛虫症を説明できる。 アメーバ症 5.リシューマニア 症 6.トリパノソーマ 症 水野泰孝 講義 抗菌薬治療・耐性菌 1.βラクタム、 アミノグリコ シド、マクロ ライド、キノ ○主な抗菌薬の特徴を概説できる。 ロンなど ○代表的な耐性菌の名前を列記でき る。 2.MRSA、PRSP、 VRE、ESBL 産生菌、緑膿 菌(MDRP) 松本哲哉 実習 寄生虫学実習 ▲蠕虫卵を診断できる。 ▲マラリア原虫を診断できる。 ▲赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫を 診断できる。 講義 講義 ― 163 ― 1.回虫卵 2.鞭虫卵 3.横川吸虫卵 4.マラリア原虫 5.赤痢アメーバ 6.ランブル鞭毛虫 濱田篤郎 水野泰孝 福島慎二 第2学年 運 動 医 学 学 期 後 期 単位数 1単位 担 当 主任教授 浜 岡 隆 文 講 師 村 瀬 訓 生 講 師 木 目 良太郎 特任助教 黒 澤 裕 子 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅷ-1-①B 基礎となる科学的方法論に配慮し、「実習実験」を実施できる。 Ⅷ-1-②B 医学研究における倫理規範に配慮して「実習実験」を行える。 Ⅷ-1-③B 現状を把握し、問題提起できる。 Ⅷ-1-④B 指導・監督のもとで研究計画に基づいて「実習実験」を施行できる。 Ⅷ-1-⑤B 「実習実験」で得られた結果の意義を議論し、実験の問題点や付随する研究テーマを抽出できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 現在、社会で大きな健康問題となっている高血圧、脂質異常症、糖尿病、心血管疾患などの生活習慣病は、身体 活動量の減少(運動不足)がその発症に大きく関わっており、これらの疾患の予防や改善のためには運動の継続が 重要である。また、わが国では人口の高齢化に伴い要介護者の数が増加しており、その原因となっている動脈硬化 性疾患や体力の衰えを予防するためにも運動の継続が極めて重要である。本講義では運動による身体の生理的、生 化学的応答を理解すると同時に、健康の保持・増進に及ぼす運動の効果およびその重要性について理解することを 目標とする。 (2)科目におけるコンピテンシー 「講義内容・日程」の到達目標に代える。 3.学習内容 講義の内容には、基礎医学や臨床医学の知識を必要とするものも一部含まれる。講義内容の理解に必要な項目に ― 164 ― ついては講義のなかで解説をするが、詳細は生理学、生化学、解剖学の講義や臨床医学の講義の際に学習すること。 講義は、パワーポイントを使用し配布資料を用いて進めるが、不明な点は参考書で学習したり、積極的に質問した りして疑問点を解決すること。 また、原則として講義の 3 日前までに e 自主自学「運動医学」に授業ガイド及び予習要点セルフチェックをアッ プロードするので、事前に学習しておくこと。講義の後には復習用要点セルフチェックを利用して知識の確認をす ること。 4.授業時間外の学習 ◇予習 授業ガイド及び予習要点セルフチェックは e ラーニングを利用する。これは自習用であり評価の対象にはならな い。 ◇復習 復習用要点セルフチェック(小テスト)は e ラーニングを利用する。点数は評価しないが、実施の有無は評価の 対象となる。 5.ICT活用(eラーニング等) 前述のとおり,予習および復習で使用する。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=授業評価の点数 3.筆記試験の形式:多肢選択問題及び記述問題 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢後期試験:85% ➢eラーニングによる復習用要点セルフチェック:5%(点数は評価せず、実施の有無のみ評価する) ➢出 席 点:10% ➢注意事項:出席は 2/3 以上を必要とする。また、著しく授業態度の悪いものは総合点より最高 10 点を減 点する。 5.再試について ➢再試験は1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満の者 ・範 囲:後期試験と同様 ・方 法:多肢選択問題及び記述問題 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)運動医学では、運動による身体の生理的、生化学的応答といった基礎医学的な内容から、健康の保持増進に 対する運動の効果や重要性などの予防医学にかかわる内容を学習する。解剖学、生理学、生化学などの基礎 ― 165 ― 医学はもとより、臨床医学に関連する内容も含まれている。十分に理解を深められるように、e ラーニング での予習・復習を活用して講義に臨むこと。 ◇オフィスアワー メールか電話によりアポイントをとってから来室するのが望ましい。 場所:新宿キャンパス、第 1 校舎 3 階 健康増進スポーツ医学分野 曜日・時間:適宜 TEL:0333516141(内線 420) EMail:浜岡隆文 hamaoka@tokyomed.ac.jp 村瀬訓生 murase@tokyomed.ac.jp 木目良太郎 kime@tokyomed.ac.jp 黒澤裕子 kurosawa@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書:入門運動生理学 第4版(杏林書院) スポーツ医科学 (杏林書院) ― 166 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 9 月 28 日 水 講義内容 到達目標 体力の分類、加齢に伴う身体組 織・機能の変化について説明で きる 運動の目的を説明できる キーワード 1.体力 2.加齢変化 3.運動の目的 担当者 浜岡隆文 1 講義 運動医学総論 1 筋および筋線維の種類と特徴に ついて説明できる 筋線維組成と筋エ 運動強度および運動時間とエネ 講義 ネルギー代謝 ルギー供給系との関係を説明で きる 1.エネルギー供給系 2.筋線維の種類と特徴 3.筋線維組成と遺伝 4.トレーニングによる 変化 木目良太郎 1 運動時の呼吸循環器系の応答を 説明できる 講義 運動中の呼吸応答 最大酸素摂取量および無酸素性 作業閾値について説明できる 1.呼吸循環器系の反応 2.トレーニングと心肺 機能 3.呼吸商 4.最大酸素摂取量 5.無酸素性作業閾値 村瀬訓生 4 10 月 19 日 水 1 運動時の心機能特性と循環調節 について説明できる トレーニングによる心機能の変 講義 運動中の中心循環 化や特性について説明できる 運動能力に影響を及ぼす因子に ついて説明できる 1.心機能 2.スポーツ心臓 3.運動能力を決定する 要因 村瀬訓生 5 10 月 26 日 水 1 講義 運動時の骨格筋を中心とした血 運動中の末梢循環 流再配分について説明できる 血管内皮機能による血管拡張作 調節 用や血管拡張物質を説明できる 1.末梢循環 2.筋ポンプ作用 3.運動時の血流再配分 4.血管内皮機能と疾病 木目良太郎 1 各栄養素の機能と代謝について 説明できる スポーツ選手の栄養サポートに 講義 運動と栄養、食事 ついて説明できる スポーツ選手の適切なサプリメ ント摂取について説明できる 1.スポーツ栄養 2.筋力増加 3.コンディション調整 4.疲労回復 5.サプリメント 黒澤裕子 1 肥満・やせの現状と健康につい て説明できる 運動による内科的障害について 説明できる 若年者・中高年者 運動とホルモンについて説明で 講義 きる と運動 アンチ・ドーピングについて説 明できる メタボリックシンドロームの運 動療法について説明できる 1.肥満とやせ 2.運動突然死 3.ホルモン 4.アンチドーピング 5.メタボリックシンド ローム 村瀬訓生 1 講義 高齢者と運動 不活動に伴う廃用症候群につい て説明できる 加齢に伴うサルコペニアの概念 を説明できる 骨粗鬆症による転倒骨折につい て説明できる 1.廃用症候群 2.サルコペニア 3.転倒骨折 黒澤裕子 加圧(低酸素)下での運動につ いて説明できる 高山病について説明できる 減圧症について説明できる 熱中症の分類、予防法、対処方 法について説明できる 1.高地トレーニング 2.高山病 3.減圧症 4.熱中症 5.WBGT 2 10 月 5 日 水 3 10 月 12 日 水 6 11 月 2 日 水 7 11 月 30 日 水 8 12 月 7 日 水 9 12 月 14 日 水 1 講義 運動と環境 10 12 月 21 日 水 1 講義 生活習慣病の予防・改善のため 生活習慣病と運動 の運動療法に関して概説し、各 疾患に対応した運動処方につい 処方 て説明できる ― 167 ― 1.各種疾患に対する運 動処方 2.生活習慣病 3.健康づくり 木目良太郎 浜岡隆文 第2学年 医用電子工学 学 期 後 期 単位数 0.5 単位 担 当 主任教授 徳 植 公 一 教 授 小 泉 潔 准 教 授 齋 藤 和 博 臨床准教授 朴 辰 浩 1.学習到達目標 Ⅰ-1-①B 主要な疾患について、病態の理解に必要な基礎医学知識を提示できる。 Ⅱ-1-④C 社会規範の遵守に努める。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 実臨床を学ぶ前に、自らの安全確保、他の医療従事者、患者様の安全確保について考える基礎を身につける。さ らに、放射線関連の実習に入る前に、放射線全般の知識を身に付ける。それに加え、医療のプロフェッショナル として自らの被曝から身を守るための知識を持ち、他の職員、患者様の不要な被曝を避けるための方法を説明で きる。また、原発事故をはじめとする身近な放射線被曝の問題を他者にも説明できる。放射線関連の研究の進め る上での注意点を理解し、説明できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 医学・医療の分野に広く応用されている放射線や放射線以外の電磁波などの物理的現象は、広く医学へ応用さ れ、CT、MRI、超音波検査などの画像診断、その診断技術を応用した治療として interventional radiology(IVR) 、 放射線同位元素を用いた診断・治療、放射線治療は医療に欠かせないものとなっている。画像技術の向上により 優れた画像が得られるようになり、画像の読影において解剖学、画像診断学、各疾患の病態に関する深い理解と 知識が従来以上に求められるようになってきた。核医学については形態診断以上に機能診断が重要視されるよう になり、分子イメージングも可能となってきた。内用療法もβ線だけでなく、α線も使用できる状況になり、治 療効果が期待される。がん治療の三本柱の一つである放射線治療は腫瘍学のなかで体系付けられると共に、画像 診断学の進歩を背景とした低侵襲性治療としての側面も強調されつつある。分子標的薬剤の進歩は著しく、これ らの治療との組み合わせも今後の問題である。また、被曝に対する関心が高まり、被曝についての正確な知識が 求められている。放射線防護は実際の臨床の場における患者さんの安全、医療従事者の安全確保の観点からも極 めて重要である。このように、医療の基礎としての放射線科領域全般についての知識と理解を深めることを目的 ― 168 ― とする。 (2)科目におけるコンピテンシー 実際の放射線科実習を行う前知識としての理解を深める。 3.学習内容 放射線の基礎 4.授業時間外の学習 ◇予習 この領域は、馴染みが薄く、予習は難しいため、復習を十分にして欲しい ◇復習 授業終了後に、その時間の学習内容を完全に習得すること。それでも理解できない場合は、オフィスアワー等の 時間を活用して積極的に教員に質問し、理解すること。 5.ICT活用(eラーニング等) 6.評 価 1.合格点:60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点= 3.筆記試験の形式:筆記と MCQ の併用 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢前期試験: ➢後期試験: ➢小テスト: ➢その他の筆記テスト: ➢レポート: ➢P B L: ➢出 席 点: ➢そ の 他: ➢注意事項:出席率が 2/3 以上の者が、最終評価の対象となる ◇実習評価 ➢態 度:% ➢レポート:% ➢実習試験:% ➢口答試験: ➢出 席 点: ➢そ の 他: ➢注意事項:出席率が 3/4 以上の者が、最終評価の対象となる ― 169 ― 5.再試について ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に1回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価が 60 点未満のもの ・範 囲: ・方 法: 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)全身を対象とするものであり、ここでの学習は全身の病態、診断、治療の理解に繋がる。 2)病院実習の前に被曝の考え方を学び、自ら身を守るためにも重要である。 ◇オフィスアワー 徳植 公一主任教授 時間:メールか電話により時間を調整してから来室 場所:西新宿キャンパス 教育研究棟10階 教授室 TEL:0333426111(内線 5817、無線 IP 62832) Email:ktokuue@tokyomed.ac.jp 小泉 潔教授 時間・場所:メールか電話にて日時を調整の上、八王子医療センター核医学読影室、あるいは臨床実習を担当す る火曜日の午後4時以降に大学病院3階 放射線科核医学部にて面談可能。 TEL:0426655611(PHS 7305) Email:kkoi@tokyomed.ac.jp 齋藤 和博准教授 時間:メールか電話により時間を調整してから来室 場所:西新宿キャンパス 大学病院3階 放射線画像診断部内 読影室 TEL:0333426111(内線 5818) Email:saitok@tokyomed.ac.jp 朴 辰浩臨床准教授 曜日・時間: (火) (水) (木) 、12:0013:00 又は 16:0017:00 が望ましい メールか電話により連絡いただければ、日程は調整可能 場所:西新宿キャンパス 大学病院3階 画像診断部 TEL:0333426111(内線 5818) Email:ikoi@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書: 参考書:新放射線治療ポケットマニュアル 産業開発機構株式会社 映像メディカル編集部 ISBN 9784860282257C3047 ― 170 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 11 月 9 日 水 2 11 月 9 日 水 講義内容 到達目標 キーワード 担当者 1 放射線の取り扱 講義 いと放射線治療 の基礎 ○放射線と放射能の種類、性質、単 位を説明できる。 1.放射線の単位 ○放射線の生体に対する影響につい 2.放射線感受性 てその機序を説明できる。 ○放射線が人体に与える急性効果と 3.放射線障害 4.放射線防護 晩発効果を説明できる。 ○放射線防護の考え方を説明できる。 2 核医学検査の原 講義 理と読影 ○核医学検査の原理を説明できる。 ○核医学検査の読影の原理を説明で きる。 ○核医学検査の治療への応用につい て説明できる。 朴 辰浩 齋藤和博 1.核医学の原理 2.核医学の技術 3.シンチグラフィ 4.in vitro 核医学検査 3 11 月 16 日 水 1 講義 画像診断の基礎 ○単純X線写真の原理を説明できる。 1.CT ○CT、 MRI の基本的画像所見を説明 2.MRI できる。 ○その他の画像診断の役割を説明で 3.造影検査 4.造影剤 きる。 4 11 月 16 日 水 2 画像診断の基礎 講義 とそれを用いた 治療 ○超音波の基本的画像所見を説明で 1.超音波検査 きる。 ○血管造影検査について説明できる。 2.血管造影検査 3.IVR ○ IVR について説明できる。 ― 171 ― 徳植公一 小泉 潔 第2学年 社 会 医 学 Ⅰ 学 期 後 期 単位数 1単位 担 当 健康増進スポーツ医学分野 講 師 村 瀬 訓 生 講 師 木 目 良太郎 特任助教 黒 澤 裕 子 1.学習到達目標 Ⅱ-1-④C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-1-① 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接する事ができる。 医学生として適切な服装、衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。 医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いができる。 Ⅴ-1-①B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1-②B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1-③B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1-④B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1-⑤B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1-⑥B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅵ-1-①B 社会的存在としての人間を重視して研究・診療を行うことの重要性を理解し、社会医学の知識を 網羅的に提示できる。 世界の保健・医療関連事象の推移と地域分布を説明できる。 Ⅵ-2-①B 医療体制の主な構成要素(患者、多職種にわたる医療供給者、医療機関、保険者、行政、医療産 業(製薬会社等) 、診療報酬、薬価)について、役割・意義を説明できる。 Ⅵ-2-②B 医療アクセス、コスト、資源分配など、医療政策の重要な概念とそれらの関係、そして医療への 影響を説明できる。 Ⅵ-2-③B 保健・医療・福祉制度について説明できる。 Ⅶ-1-①B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1-②B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1-③B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 社会的存在として、人の出生から死亡にいたるライフサイクルの中で、様々な事象を医学的側面と社会的側面の 両面から考究して、疾病予防と健康増進の考え方とその重要性を理解する。 ― 172 ― (2)科目におけるコンピテンシー 「講義内容・日程」の到達目標に代える。 3.学習内容 社会医学では、これまで学んできた基礎医学と別の立場で、医学と社会とのつながりを学び、その知識を将来保 健・医療活動に応用できるようにする必要がある。 社会医学の範囲は極めて広く、講義は指定した教科書の内容に沿って行う。しかしながら、直近の統計データも 含め補足事項については講義の中でスライド等様々な資料を使用して進めていくため、講義を疎かにし教科書だけ で学習しようとしても、充分な理解を得ることは極めて困難である。 4.授業時間外の学習 ◇予習 毎時間、事前に e 自主自学の「授業ガイド・予習用要点セルフチェック」を利用し、授業のポイントを把握する こと。また、周辺知識を予習してから授業に臨み、授業時間内に理解するように努めること。 ◇復習 授業終了後に、e 自主自学の「復習用要点セルフチェック」を実施して、自己の学習成果を確認すること。間違 えた個所を特に重点的に復習し、その時間の学習内容を完全に習得すること。それでも理解できない場合は、オ フィスアワー等の時間を活用して積極的に教員に質問し、理解すること。 5.ICT活用(eラーニング等) 前述のとおり、予習(授業ガイド及び予習要点セルフチェック)および復習(復習用要点セルフチェック(小テ スト) )は e ラーニングを利用する。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=授業評価の得点 3.筆記試験の形式:多肢選択問題及び記述 4.評価の方法と内訳(%) ◇授業評価 ➢後期試験:90% ➢ e ラーニングによる復習用要点セルフチェック:3% (点数は評価せず、実施の有無のみ評価する) ➢出 席 点:7% ➢注意事項:出席は 2/3 以上を必要とする。また、著しく授業態度の悪いものは総合点より最高 10 点を減 点する。 ➢再試験は、年度末(すべての講義・実習終了後)に 1 回とする。 ➢難易度は原則として本試験と同等(以上)とする。 ・対象者:最終評価点が 60 点未満のもの ・範 囲:後期全範囲 ・方 法:多肢選択問題及び記述 ― 173 ― 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)社会医学、公衆衛生分野では集団の健康、地域全体の健康を取り扱う学問である。様々な社会的事象を通し て寿命の延長、疾病予防、健康増進を推進するという考え方を身につけることが必要である。授業では教科 書を指定し、その内容に沿って講義を進める。 ◇オフィスアワー メールか電話によりアポイントをとってから来室するのが望ましい。 場所:新宿キャンパス、第 1 校舎 3 階 健康増進スポーツ医学分野 曜日・時間:適宜 TEL:0333516141(内線 420) EMail:村瀬訓生 murase@tokyomed.ac.jp 木目良太郎 kime@tokyomed.ac.jp 黒澤裕子 kurosawa@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書:公衆衛生がみえる(メディックメディア) 参考書:国民衛生の動向(厚生労働統計協会)、NEW 予防医学 ・ 公衆衛生学(南江堂) ― 174 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 11 月 4 日 金 2 11 月 4 日 金 3 11 月 11 日 金 4 11 月 11 日 金 1 2 1 2 講義内容 到達目標 キーワード 1.環境の評価 2.環境と健康 3.生物濃縮 4.内分泌かく乱物質 5.ダイオキシン 担当者 講義 環境1 ○環境と健康との関連について概説で きる。 ○有害物質が健康に与える影響につい て説明できる。 △生物濃縮について説明できる。 講義 環境2 1.砂漠化現象 △地球環境の変化と健康との関連につ 2.酸性雨 いて説明できる。 3.温暖化 △地球環境変化の問題点について説明 4.オゾン層破壊 できる。 5.地球温暖化 木目良太郎 講義 環境3 ○大気 ・ 水質の環境基準とその影響に 1.大気汚染 2.水質汚濁 ついて説明できる。 ○公害と環境保全について説明できる。 3.上水道・下水道 ○公害の現状と対策について説明でき 4.公害とその対策 る。 5.主な公害エピソード 木目良太郎 講義 環境4 1.騒音レベル △騒音、振動の評価方法を説明できる。2.騒音性難聴 △騒音、振動の人への影響について 3.騒音の人への影響 説明できる。 4.全身振動と局所振動 5.振動の人への影響 木目良太郎 1.電離放射線 2.非電離放射線 3.住居環境 4.シックハウス症候群 5.温熱指標 木目良太郎 木目良太郎 5 11 月 18 日 金 1 講義 環境5 ○放射線の人への影響について説明で きる。 △シックハウス症候群を概説できる。 ▲温熱指標の評価について説明でき る。 6 11 月 18 日 金 2 講義 環境6 1.産業廃棄物 ▲廃棄物の現状について説明できる。 2.し尿処理 ▲し尿処理の現状について説明できる。 3.リサイクル 講義 食品保健1 ○食品衛生法の概要と届け出義務を概 説できる。 ▲食中毒の発生状況について説明でき る。 1.食品衛生法 2.食中毒の分類 3.食中毒の発生状況 4.食中毒の原因食品 村瀬訓生 1.細菌性食中毒 2.ウイルス性食中毒 3.フグ中毒 4.キノコ中毒 村瀬訓生 7 11 月 25 日 金 1 木目良太郎 8 11 月 25 日 金 2 講義 食品保健2 〇細菌性食中毒の病因、症候と治療を 説明できる。 △フグとキノコ中毒を概説できる。 ▲ウイルス性食中毒について説明でき る。 9 12 月 2 日 金 1 講義 栄養1 1.国民健康・栄養調査 ▲国民健康・栄養調査を概説できる。 2.栄養摂取状況 ▲国民栄養の現状を概説できる。 3.食生活指針(食事バ ランスガイド) 黒澤裕子 10 12 月 2 日 金 2 講義 栄養2 ▲日本人の食事摂取基準を概説できる。 1.食事摂取基準 ▲栄養素の欠乏症と過剰症を概説でき 2.欠乏症 る。 3.過剰症 黒澤裕子 ― 175 ― 第2学年 早期臨床体験実習Ⅱ 学 期 後 期 単位数 2単位 コーディネーター 東京医科大学病院 主任教授 土 田 明 彦(病院長) 主任教授 伊 藤 正 裕(人体構造学) 教 授 泉 美 貴(医学教育学) 教 授 阿 部 幸 恵(シミュレーションセンター) 茨城医療センター 教 授 柳 生 久 永(総合診療内科) 八王子医療センター卒後臨床研修センター 教 授 志 村 雅 彦(卒後臨床研修センター長) 担 当 主任教授 石 龍 徳(組織・神経解剖学) 教 授 泉 美 貴(医学教育学) 教 授 阿 部 幸 恵(シミュレーションセンター) 准 教 授 R. ブルーヘルマンス(医学教育学) 准 教 授 松 林 純(人体病理学) 准 教 授 林 省 吾(人体構造学) 講 師 山 崎 由 花(医学教育学) 看護部 看護部長 中 野 八重美 副看護部長 明 神 哲 也 病院中央診療部門 薬剤部、中央検査部、放射線治療部、画像診断部、核医学部、栄養管理科、透析センター、外来化学療法セ ンター、臨床工学部、リハビリテーションセンター、総合相談支援センター 人事部 医事課 茨城医療センター 教 授 柳 生 久 永(総合診療内科) 八王子医療センター卒後臨床研修センター 教 授 志 村 雅 彦(卒後臨床研修センター長) 教 授 尾 田 高 志(卒後臨床研修センター副センター長) 准 教 授 青 木 昭 子(卒後臨床研修センター副センター長) 1.学習到達目標 Ⅰ-2①-B 医療面接に必要な項目を理解できる。開放的・閉鎖的質問の方法を理解する。インフォームドコ ンセントに必要な内容を説明できる。 ― 176 ― Ⅰ-2②-B 基本的な身体診察法の適応や結果の解釈を提示できる。 Ⅰ-2③-B 基本的な臨床検査の適応や結果の解釈を提示できる。 Ⅰ-2④-C 基本的手技の種類や内容を理解する。 Ⅰ-2⑥-C チーム医療や法規に関する知識を有する。 Ⅰ-3①-C 症候学や検査医学、臨床推論に関する基本的な知識の習得に努める。 Ⅰ-3②-C バイタルサインやトリアージの測定の基本について理解する。 Ⅰ-4②-C 医薬品・医療機器の危険性と管理の必要性を説明できる。 Ⅰ-4③-C 院内・院外で発生しうる重要な感染症について説明できる。 Ⅰ-4④-C 医事法の基本原理を説明できる。 Ⅱ-1①-B 個人情報保護とプライバシーを尊重を理解し、行動できる。 Ⅱ-1④-C 社会規範を知り、遵守に努める。 Ⅲ-1①-A 他者の価値観、人格を尊重し、常に敬意を払って接することができる。医学生として適切な服装、 衛生管理、言葉遣い、態度、行動を説明できる。医学を学ぶものとしてふさわしい振る舞いがで きる。 Ⅲ-2②-B 患者の多様な背景(年齢、性別、職業、その他)に対する配慮の必要性を説明できる。相手の背 景にあわせたわかりやすい言葉で、相手が理解・納得できるまで誠意をもって説明する。 Ⅳ-1①-C 医療における多職種交流の必要性を説明できる。 Ⅳ-1②-C 医療チームに必要な構成者と役割を理解する。 Ⅴ-1①-B 自分の力で問題を発見し、自己学習および他の学習者との連携によって、問題解決できる。得ら れた情報を分析し、その信頼性を評価できる。 Ⅴ-1②-B 他者にわかりやすい言葉を選択できる。適切な質問をすることができる。 Ⅴ-1③-B 知識を分析・統合し、新しい仮説を立てられる。 Ⅴ-1④-B 自らの到達度を自己省察に基づいて評価し、その内容をポートフォリオに記録できる。 Ⅴ-1⑤-B 振り返りを実践し、自己学習を計画的に実践できる。 Ⅴ-1⑥-B 「実習実験」に積極的に取り組むことができる。 Ⅵ-1①-B 社会的存在としての人間を重視して研究・診療を行うことの重要性を理解し、社会医学の知識を 網羅的に提示できる。世界の保健・医療関連事象の推移と地域分布を説明できる。 Ⅵ-2①-C 医療体制の主な構成要素を理解する。 Ⅵ-2②-C 医療保険、コストに関する基本的知識を有する。 Ⅵ-2③-C 保険・医療・福祉制度の基本的知識を有する。 Ⅶ-1①-B さまざまな事象に関心をもち、幅広い教養を身につけるべく積極的に行動できる。 Ⅶ-1②-B 国内外のさまざまなトピックについて関心を持ち、積極的に議論できる。 Ⅶ-1③-B 一般的英語表現、ならびに科学・医学の専門表現が理解できるとともに、英語を用いて自らの考 えを発信できる。 Ⅸ-1①-B eラーニングシステムやeポートフォリオシステムをいろいろなデバイスからアクセスし、正し く利用できる。 Ⅸ-1②-B 図書館の蔵書検索システム、データベース、インターネットで適切なキーワードを用いて情報を 検索し、信頼度を評価した上で情報を入手できる。 Ⅸ-1③-B 医療における情報管理の重要性、情報発信の仕方について説明できる。 Ⅸ-1④-B プレゼンテーションソフトウェアを症例報告用スライド、学会口頭発表用スライド、ポスターな ― 177 ― どの作成に利用し、高度な発表技法に応用できる。 2.学習目標 (1)科目における学習到達目標 1.多職種の見学・体験を通じて、医療ではチーム構成員のすべてが円滑に役割を果たしていることを理解す る。自身のプロフェッショナリズムを深めるとともに、チームの中で多職種を尊重し、信頼される医師に なるためにはどうあるべきかについて考える。 2.シミュレーション演習を通じ、基礎医学で学んだ知識と臨床の症例とを縦断的に統合し、関連付けて考察 することができる。 (2)科目におけるコンピテンシー 1.専門の異なる学生の意見に耳を傾け、医学科の学生として意見を述べることができる。 2.病院が様々な職種によって運営され、どのような業務があるかを知る。 3.多職種がそれぞれ、患者や医師とどのように関わりあっているかを知る。 4.チーム医療とは何か、なぜ必要であるのかを知る。 5.医学生として恥ずかしくない服装、態度、言葉遣いをすることができる。 6.個人の経験を、学生間で共有し、省察することができる。 7.シミュレーションにより、バイタルサインや医療面接を正しく実施することができる。 8.基礎医学で学んだ知識と、臨床の症例とを関連付けて考察することができる。 9.体験を記録するとともに省察し、ピアで共有することができる。 3. 学習内容 現代の医療が、チーム医療であることは論を俟たない。チーム医療とは、 「複数の領域の専門職者が各々の技術 と役割をもとに、患者に最善の医療を提供するという共通の目標を目指す協働」と定義されている。 本実習では、東京医大附属3病院において、医師以外の様々な医療職の現場を7日間にわたって見学・体験する。 各部署が病院の中で、 患者に最善の医療を提供するためにどのような役割を果たしているのかをつぶさに観察する。 さらに、医師によって出されたオーダーが患者に提供されるまでに、誰が拘わっているのか、どのような手順を経 ているのかを知るとともに、安全性を確保しながら確実に情報を共有する工夫についても注目してほしい。 各専門職間の関係がヒエラルキーに基づくものではなくフラットであること、各専門職が自立した態度をとりな がら協働することなどを実際の現場での観察を通じて理解してほしい。 本実習期間の最初の2日間は、他学部や他学科の学生を交えてのシミュレーション演習を行う。提示された症例 を通して、1年次で学習したバイタルサイン測定や医療面接の技術を使い、模擬患者やシミュレータから患者の情 報を収集する。シミュレーション後のデブリーフィングでは、基礎医学で学習した解剖・生理・病理学等の知識を 駆使し、症例で提示された疾患や症候のメカニズムを他の専門分野の学生とともに図書館の蔵書やインターネット などを調べ学習する。さらに、症例に関するケアや治療について多職種で協働し考察を進める。 4.授業時間外の学習 ◇予習 下記の参考図書に目を通し、医療における他職種連携教育やチーム医療への理解を深めてから実習に望むこと。 ◇復習 振り返りの発表は、参考図書を引用しながらまとめること。 ― 178 ― 5.ICT活用(eラーニング等) レポートやグループワークの成果物などは、e ラーニングや e ポートフォリオを通じて提出する。提出場所や共 有の仕方を間違わないよう十分注意を払うこと。 6.評 価 1.合格点: 60 点を合格点とする。 2.最終評価点:最終評価点=実習評価 3.正当な理由がない限り欠席は認めない。 (病欠、忌引などであらかじめ届け出ていればこの限りではない) 4.筆記試験の形式:筆記試験は行わない 5.評価の方法と内訳(%) ◇実習評価 ➢シミュレーション:30% ➢レポート:20% 表:20% ➢発 ➢そ の 他:各部署の教員による観察評価 30% ➢注意事項:レポートやグループワークの成果物などを e ラーニングや e ポートフォリオを通じて提出する 際には、期限を過ぎての提出は 0 点とする。 6.再試について ➢再実習は、年度末までに1回実施する。 7.学習上の注意等 ◇学習上の注意 1)多職種の職員から教授を受けるという実習の性格上、遅刻や早退はもちろん、実習への積極的参加やグルー プワークでの態度など、態度全般について厳密に評価する。 2)遅刻をしないこと。遅刻は出席とみなされない(正当な理由があり、予め届けていればこの限りではない) 3)レポート提出やeラーニング・eポートフォリオを通じての提出は、締め切り厳守のこと。時間が過ぎてか らの提出は未提出とみなされる。 ◇オフィスアワー ➢石 龍徳(組織・神経解剖学) 時間:基本的にはいつでも来室可能。ただし対応できない場合があるので、メールにより時間を調整してから 来室する方が望ましい。 場所:新宿キャンパス第一校舎2階 組織・神経解剖学教授室 TEL:0333516141(内線 274) Email:sekit@tokyomed.ac.jp ➢泉 美貴(医学教育学分野) 時間:基本的にいつでも歓迎。 予め電話やメールなどで、予約してから来室するとなお良い。 場所:西新宿校舎自主自学館9階 TEL:0333426111(内線 2041) ― 179 ― Email:mizumi@tokyomed.ac.jp ➢阿部 幸恵(シミュレーションセンター) 時間:木曜日以外はいつでも可能。確実に時間を取りたい場合は、アポイントメントをとってから来ると良い。 場所:西新宿校舎自主自学館5階、 TEL:0333426111(内線 2031) Email:yabe@tokyomed.ac.jp ➢柳生 久永(茨城医療センター、総合診療内科) 質問・感想・意見を、気軽にメールしてください。 Email:hisay@tokyomed.ac.jp ➢青木 昭子(八王子医療センターリウマチ性疾患治療センター) 質問等 email で随時受け付けます Email:aaoki@tokyomed.ac.jp ➢明神 哲也(東京医科大学病院 看護部 副看護部長) 時間:メールか電話により時間を調整してから来室してください。 場所:西新宿キャンパス、東京医科大学病院 看護部 6 階 TEL:0333426111(内線 3835) Email:temyojin@tokyomed.ac.jp ◇ e ラーニング・e ポートフォリオに関する質問・問い合わせ ➢ R. ブルーヘルマンス(医学教育学分野) 西新宿校舎自主自学館3階 TEL:0333426111(内線 2039) Email:rpb@tokyomed.ac.jp 8.指定する教科書、参考書 教科書:指定なし 参考書: 1.篠田道子 多職種連携を高めるチームマネジメントの知識とスキル、医学書院、2011 2.福原麻希 チーム医療を成功させる 10 か条-現場に学ぶチームメンバーの心得、中山書店、2013 3.水本清久、石井邦雄、土本寛二、岡本牧人 実践チーム医療論-実際と教育プログラム(インタープロ フェッショナル・ヘルスケア) 、医歯薬出版、2011 ― 180 ― 9.講義内容・日程 第2学年 後 期 回 月 日 曜日 時限 形式 1 月 2 1 月 2 3 月 3 4 月 4 5 火 1 6 火 2 7 火 3 8 火 4 1 月 16 日 1 月 17 日 9 1 月 18 日 水 21 1 月 23 日 25 1 月 24 日 29 1 月 25 日 33 1 月 26 日 到達目標 シミュレーションにより、バ イタルサインや医療面接を正 しく実施することができる。 基礎医学で学んだ知識と、臨 A 班:基礎医学・臨床 床の症例とを関連付けて考察 することができる。 医学統合演習 B 班:多職種連携教育 講義 とは シミュレ 医師以外の医療 ーション 職 (コ・メディカル) 病院が様々な職種によって運 の役割 営され、どのような業務があ るかを知る。 多職種がそれぞれ、患者や医 師とどのように関わりあって いるかを知る。 シミュレーションにより、バ イタルサインや医療面接を正 しく実施することができる。 基礎医学で学んだ知識と、臨 B 班:基礎医学・臨床 床の症例とを関連付けて考察 することができる。 医学統合演習 A 班:多職種連携教育 講義 とは シミュレ 医師以外の医療 ーション 職 (コ・メディカル) 病院が様々な職種によって運 の役割 営され、どのような業務があ るかを知る。 多職種がそれぞれ、患者や医 師とどのように関わりあって いるかを知る。 1~ 4 多職種連携実習: 本院 : 看護部(病棟、外来) 薬剤部 1~ 放射線部(診断部、治 金 4 療部、核医学) 中央検査部(病理部を 1~ 含む) 月 4 病院 栄養管理科、透析セン 実習 ター、外来化学療法セ 1~ ンター、臨床工学部、 火 4 リハビリテーションセ ンター 1~ 総合相談・支援セン 水 4 ター 医事課 八王子医療センター 茨城医療センター 1~ 木 4 13 1 月 19 日 木 17 1 月 20 日 講義内容 1~ 4 病院が様々な職種によって運 営され、どのような業務があ るかを知る。 多職種がそれぞれ、患者や医 師とどのように関わりあって いるかを知る。 チーム医療とは何か、なぜ必 要であるのかを知る。 医学生として恥ずかしくない 服装、態度、言葉遣いをする ことができる。 ― 181 ― キーワード 担当者 縦断的統合教育 基礎医学・臨床医学融 合 シミュレーション 阿部幸恵 多職種連携教育、専門 伊藤正裕 職連携教育、チーム医 石 龍徳 療、チームビルディン 泉 美貴 グ、プロフェッショナ R. ブルーヘルマンス リズム 松林 純 シミュレーション 林 省吾 看護部、 薬剤部、 中央検査部、 放射線治療部、 画像診断部、 核医学部、 栄養管理科、 透析センター、 外来化学療法 センター、 臨床工学部、 縦断的統合教育 リハビリテー 基礎医学・臨床医学 ションセン 融合 ター、 シミュレーション 総合相談・支 多職種連携教育、専 援センター、 門職連携教育、チー 医事課 ム医療、チームビル ディング、 プロフェッ ショナリズム 土田明彦 泉 美貴 R. ブルーヘルマンス 柳生久永 志村雅彦 尾田高志 多職種連携教育、専 青木昭子 門職連携教育、チー 薬剤部、 ム医療、コ・ワーカー 中央検査部、 看護師、薬剤師、臨 放射線治療部、 床検査技師、放射線 画像診断部、 科技師、理学療法士 核医学部、 (PT、OT) 、臨床工 栄養管理科、 学技士、栄養士、病 透析センター、 院事務(医事課、総 外来化学療法 務課、総合相談・支 センター、 援センター) 、リハビ 臨床工学部、 リテーション リハビリテー ションセン ター、 総合相談・支 援センター、 医事課 回 月 日 曜日 時限 形式 37 金 1 金 2 39 金 3 40 金 4 38 1 月 27 日 講義内容 到達目標 グルー 多職種連携実習の振り 個人の経験を、学生間で共有 プワー 返り し、省察することができる。 ク ― 182 ― キーワード 担当者 経験の共有、プレゼ ンテーション、省察、 泉 美貴 多職種連携教育、 チー R. ブルーヘルマンス ム医用 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻌䠒 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻌䠓 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻌䠔 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻌䠕 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻝㻜 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻝㻞 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻝㻟 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻝㻠 䊡 ་⒪䝥䝻䝣䜵䝑䝅䝵䝘䝸䝈䝮 䊢 ♩♩⠇䞉䝁䝭䝳䝙䜿䞊䝅䝵䞁 䊣 䝏䞊䝮་⒪䞉ከ⫋✀㐃ᦠ 䊤 ⬟ືⓗᏛ⩦䞉⏕ᾭᏛ⩦ 䊥 ண㜵་Ꮫ䞉ಖ䞉⚟♴䞉ᆅᇦ་⒪ 䊦 ᅜ㝿ᛶ 䊧 ་Ꮫ◊✲䞉⛉Ꮫⓗ᥈✲ 䊨 㻵㻯㼀ά⏝ ᮾி་⛉Ꮫ 䞉䞉䞉䞉䞉䞉䞉 㻼䠊㻌䠍 䊠 ་⒪䛾▱㆑䞉ᢏ⾡ ૼǫȪǭȥȩȠųᏋПᢋႸ 䊨 ་Ꮫⓗሗࢆṇࡋࡃྲྀᤞ㑅ᢥࡋࠊ,&7ሗ㏻ಙᢏ⾡ࢆຠ⋡ࡼࡃά⏝ࡍࡿࡇࡀ࡛ࡁࡿࠋ 䊧 ་Ꮫ◊✲ࡢ㔜せᛶᚲせᛶࢆㄆ㆑ࡋࠊ་Ꮫ࣭་⒪ࡢⓎᒎ㈉⊩ࡍࡿࡇࡀ࡛ࡁࡿࠋ 䊦 ᅜ㝿ⓗど㔝ࢆ᭷ࡋࠊ་⒪ࢆᐇ㊶ࡍࡿୖ࡛ᇶᮏ࡞ࡿㄒᏛຊࢆ㌟ࡘࡅࡿࡇࡀ࡛ࡁࡿࠋ 䊥 ண㜵་Ꮫࠊಖ࣭⚟♴࡞ࢆ㏻ࡌࠊᆅᇦ་⒪㈉⊩ࡍࡿࡇࡀ࡛ࡁࡿࠋ 䊤 ⬟ືⓗᏛ⩦ἲࢆ⋓ᚓࡋࠊ⏕ᾭΏࡾ◊㚼ࢆ⥆ࡅࡿࡇࡀ࡛ࡁࡿࠋ 䊣 ᝈ⪅୰ᚰࡢࢳ࣮࣒་⒪࠾࠸࡚ࠊከ⫋✀ࡢ༠ㄪᛶࢆࡶࡗ࡚㈉⊩ࡍࡿࡇࡀ࡛ࡁࡿࠋ 䊢 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