ケニア産コーヒー”KUOKOA TEMBO”のご案内 2015年 兼松株式会社 食品第一部飲料・酒類課 *ケニア産コーヒー”KUOKOA TEMBO”とは *ケニア産コーヒーをより普及させ、その素晴らしさに触れる機会を広く提供することを主目的とし、 *その素晴らしいコーヒーを届けてくれるケニアという国に対して、消費国からできることはないか という想いを込め、 *ケニアで活動するNGO団体“The David Sheldrick Wildlife Trust”(以下、DSWT)と提携し、 *そのコーヒーの販売重量に応じて、子象を支援する同団体に寄付金を送る、兼松株式会社オリジナル の新しい社会貢献プログラム。 *商品名の“KUOKOA TEMBO”とは、スワヒリ語で「象を救おう」という意味。 *NGO団体 ”The David Sheldrick Wildlife Trust” とは 【団体概要】 ナイロビ国立公園で働いていたDavid Sheldrickと、その妻Daphne Sheldorickの二人は野生動物の生 態研究や、生態系維持のための活動に尽力。夫Davidの死後、妻Daphneは、象の孤児を救いたいという夫 の遺志を引き継ぎ、1977年に同団体を設立。https://www.sheldrickwildlifetrust.org/ 象牙乱獲で親象を殺され孤児となった子象を保護し、ケニア首都ナイロビにある国立公園の施設で育て る活動を継続。また同時に、ケニア国内の象の生育地域の民度向上のため、教育機関の設立や教育支援等 も平行して行う。 【活動実績・象保護実態】 一般的に、子象は生まれてから2年間は母親の母乳に依存する。そのため、早くに親を亡くす子象は生 きる術を失ってしまうため、保護が必要になる。 寄付金は、個人であれ法人であれ、1年間でUS$50から受け付けを行っており、実際に団体が保護して いる複数の象の中からどの象の「里親=Forstering」になるかを決めて寄付を実施し、その象に関する里 親証明書を発行している。 1940年代にケニアに生息していた野生象は300万頭とされており、その後、象牙の乱獲により、1980 年代には150万頭に半減、更に直近2014年には、70年前の10分の1相当の、30万頭にまで減少している といわれている。 実際、同団体設立30年にあたる2003年までに保護できた子象はわずか11頭であり、広大なケニアの大 地から乱獲を防いだり、孤児となった象を保護する活動は困難を極める。ただ、徐々に活動が認知されて 、寄付額も増加するにつれ、生息地帯に監視基地を設置できるようになり、その後の2013年までの10年 間で43頭にまで急増。大人になった象は、元来の生息地域に設けている保護区域に再び返し、象牙乱獲の 被害にあうのを避ける策も講じつつある。 *”KUOKOA TEMBO”は、具体的にどんな商品? 【商品概要】 ケニア産コーヒー生豆のみを対象とし、通常はAA FAQないしはAA FAQ Plusを取り扱い予定。 公設オークションで入手できるロットを当社でカップ評価し、単一農協や精選ステーション、 などの単位で良質なロットをブレンドすることで、1ロット100~300袋の単位で、常時輸入、 国内在庫。 初回貨物は2015年6月中旬、AA FAQ Plusを入荷予定。COFFEE NETWORKでは、常に当社が 選定しうる中でもっとも良質と思えるロットをご用意致します。 【寄付の仕組み】 国内での生豆販売単価は、当社買い付け時のコーヒー国際相場、為替相場に応じて、ロットごとに 固定化。 重量1kgに対しUS$0.1/kgの寄付額を上乗せして単価設定し、販売重量 x US$0.1の合計金額を DSWTに送金・寄付。 実際の寄付は、毎年4月~3月の実販売重量を計算し、3月で締めた翌4月に実施。年1回を予定。 現行為替相場で換算すると、生豆1kgあたり約12円の寄付額。 おおよそ、コーヒー1杯(焙煎豆10g使用として)につき15銭の寄付、というイメージ。 寄付にあたっては当社の名前で実施し、ご購入いただいたすべてのお取引先様に、実販売数量と 寄付額の証明書を後日公開致します。 (この場合、証明書には個別企業様のお名前は記載されません) 【寄付の実施にあたり】 DSWTの活動拠点は、右図のとおり。 ケニア産コーヒーに関連する社会貢献プログラムで あるため、活動拠点の中でも特にコーヒー生産地域と 関連の深い、ケニア中央部にあるMeru N. Eastern 区域 から保護されてきた子象を当社が任意に選び、寄付を 実施する予定です。 【使用規定】 KUOKOA TEMBOをご購入いただくすべてのお客様に、以下の団体マークをご使用いただけるよう 手配致します。 使用コーヒー原料中の何%配合すればこのマークを使用できるか、あるいは「KUOKOA TEMBOブレン ド」のような表記ができるかと言うような制限は、現時点では設けておりません。 あくまでも「ケニアのコーヒーを飲んで現地の象を救おう」ということを主目的にした商品ですので、 使い方や名前の出し方などにおいては、ご使用を検討いただける客様の善意や良識に委ねたいと考えて おります。 【ケニア国立公園@首都ナイロビにあるDSWT施設風景】 【目指す将来像】 実際、1匹の子象の年間の食事代(主にミルク代)は、約US$11,000(日本円にして、140万円弱)。 この金額を、現在考えている寄付額単価から換算すると、当社の年間販売重量目標は、120トン。 皆様のご協力によってこの重量目標が達成できると、COFFEE NETWORKで毎年1匹の象の食事代が まかなえる、ということになります。実際に支援する象をこちらで指定することもできますし、将来的 には、新たに保護された象にCOFFEE NETWORKで公募した名前をつける、といったことも目指して おります。 皆様ひとりひとりが誰でも参加でき、かつ自分達が「どこの国の」「何に」対しての活動に貢献できて いるのか、具体的にイメージを持ちやすい形になれば良いと願っております。 ケニアといってまっさきに想像できるのは、サファリや野生動物のイメージ。 当社ではその大自然のイメージに乗せたコーヒーを皆様にお届けしつつ、それを口に する全ての方が参加できる、野性動物保護プログラムをご用意致しました。 上質なケニアのコーヒーをお使い頂くこと自体が貴社の商品力アップにつながると 自負しておりますが、そこに更にCSR要素を付加し、 企業イメージ・商品イメージを向上させていただきたいと願っております。 以 上 *本件に関するお問い合わせ先 兼松株式会社/食品第一部飲料・酒類課 TEL:03-5440-9594 FAX:03-5440-6559 MAIL:coffee_team@kanematsu.co.jp 11
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