神戸親和女子大学附属図書館ニュース ホームページに掲載中 http://kswlib.kobe-shinwa.ac.jp/ Vol. 6 (July 1, 2001) 目次 9月1日より蔵書検索方法が変わります!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 図書館カレンダー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 図書館は 心のオアシスだ! 大内田貞郎(国文学科教授)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 図書館平成 12(2000)年度統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) インフォメイションのページ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 9月1日より蔵書検索方法が変わります! 9月1日から図書館システムが新しくなります。それに伴って、図書館の蔵書検索方法が少し変わります。この 5年間使っていただきました白黒画面の検索機(VT382 という名前でした)は廃止され、パソコンを使って検 索していただきます。図書館ホームページの蔵書検索画面(OPAC)で検索して下さい。なお、今までどおり図 書館内だけでなくインターネットに繋がっていれば、学内のパソコンからでも検索できます。 キーワード等の入力方法も多少変わります。詳細は次号のライブラリーニュー スでお知らせする予定です。 蔵書検索画面(OPAC)は下記の方法で出すことが出来ます。 館内の蔵書検索用の5台のパソコン・・・・図書館のホームページ→蔵書検索 館外(学内に限る)のパソコン・・・・・・大学のホームページ→付属施設→ 附属図書館→図書館のホームページ→蔵書検索 図書館カレンダー 2001 年 7 月 ∼ 10 月 網掛けの日は休館日です。 7月 水 4 11 18 25 木 5 12 19 26 金 6 13 20 27 土 7 14 21 28 8 月 10:00∼16:00 9 月 10:00∼16:00 月 火 水 1 6 7 8 13 14 15 20 21 22 27 28 29 月 火 水 木 金 土 1 3 4 5 6 7 8 10 11 12 13 14 15 17 18 19 20 21 22 24 25 26 27 28 29 木 2 9 16 23 30 金 3 10 17 24 31 土 4 11 18 25 10 月 月 2 9 16 23 30 火 3 10 17 24 31 月 1 8 15 22 29 火 2 9 16 23 30 ☆ 8月・9月の開館時間は午前 10 時∼午後 4 時、土曜日は休館します。 ☆ 8 月 27∼31 日はシステム移行のため休館しますが、事務室で業務を行っています。 ☆ システム保守点検・学内工事の都合等で急に変更する場合があるかもしれませんので 水 3 10 17 24 31 木 4 11 18 25 金 5 12 19 26 ご了承下さい。 ☆ 10 月 1 日(月)から平常どおり開館します。 夏休み長期貸出の受付は 7 月 17 日(火)開始。返却期限は 10 月 5 日(金)です。 貸出冊数は通常どおり。製本雑誌の貸出はできません 1 土 6 13 20 27 図書館は 心のオアシスだ! 大内田 貞郎 (国文学科教授) 今や世間ではIT革命とや 二つ目には、当時、文相の諮 さらに言えば、情報機器の使 らが喧伝されているが、勿論、 問機関である生涯学習審議会 用により掛かるコスト(費用) 図書館界でもその例外ではな の計画部会において、『公立 は、現在一枚十円で提供され く情報機器化 が進んでいる 図書館が高度情報化社会に応 ているコピー機によるサービ こと周知の事実である。そし じて多様な市民の「知る自由」 スのその例に倣えば済むこと。 て、このコンピューター化は を保障していくためには、電 軽々しく「十七条」を改変す 到底人間では為し得ない「高 子化資料(情報)の利用や検 ることなどこの段階では御免 速検索作業」が可能になった 索が不可欠である。しかし、 蒙りたいものである。 と言うことであり、このこと それには経費がかかるので、 さて、それはともかくとし は図書館における情報管理に この際そうしたサービスを受 て、今や図書館は保健室と同 関してもつ意味もまた絶大で ける市民には適切な負担をし 様、不登校生達が心の拠り所 あるということでもあろう。 てもらうべきではないか。だ としているようで、ここ二・ ただ、これに関して全く問題 が十七条の「無料の原則」に 三年来、本学でも図書館を利 がないわけではなく、馬場俊 抵触する』ために、この「十 用する学生曰く、「精神的に 明氏「図書館の一部有料化を 七条に何らかの手を加えて、 しんどい時、私はよく図書館 危ぶむ」(朝日新聞、10.9.29) 受益者負担の可能性を探るよ に行って書庫をブラブラして の指摘によると、「近年の技 うに問題提起」があったとい いると、心がとても落ち着き 術主導型情報社会においては、 うのである。 ます」と。書架でのブラウジ 新しい記録媒体としてのイン ングが、安らぎや癒しをもた ターネットの普及や電子本の らすことに気付き初めている 出現により、知らず知らずの ようだ。そこには、「書物その うちに本を読むことが軽んじ 物と司書(人の温もり)」の存 られ、それが図書館界にも及 在あってのものと思う。これ から図書館は、むしろ情報社 んでいる」とし、そのうち、 電子図書館論はその最たるも ので、そこには問題が二つあ ると指摘される。 その一つは、「技術信仰型 の図書館情報学の研究者や図 書館員が、インターネットや 電子本の部分知を強調して、 あたかも電子化された図書館 こそが新時代の<本との出合 い>を保障し、情報強者と情 報弱者の市民格差を解消する ものである」と主張すること。 これら二つの問題はともに、 図書館に関わる者に取って無 関心に見過ごせる事柄ではな く、図書館に情報機器を導入 会で疲れた心を癒す場所(オ アシス)として、もっとこの 面を強力にアピールする必要 がありそうだ! したことが、仮に革命的であ ったにせよ、それはあくまで も手段(ツール)であり、図 書館に営々と蓄積(ストック) されてきた情報を、今までよ りも即座早業に間違いなく利 用者へ提供できる、単なるそ れの道具と見るべきであり、 2 大内田教授は、書誌学のご専門 です。『本と活字の歴史事典』/ 印刷史研究会編(柏書房、 2000.6)で「第 1 章きりしたん 版について」を担当され、平成 13 年度日本出版学会賞を受賞 されました。また、同書は造本 装丁コンクールで日本図書館協 会賞を受賞しました。 平成12(2000)年度 統計 I 資料受入部門 年間資料受入数 年間累加蔵書数(図書のみ) 単位:冊 分類 和書 洋書 合計 総記 953 25 978 哲学 313 91 404 歴史 357 14 371 社会科学 1,603 118 1,721 自然科学 345 62 407 工学 113 0 113 産業 75 0 75 芸術 417 10 427 語学 500 176 676 文学 1,228 185 1,413 絵本 1 9 10 未分類 9 0 9 合計 5,914 690 6,604 和書 洋書 合計冊数 図書 5,178 372 5,550 購入 雑誌 12 0 12 視聴覚資料 231 8 239 逐次刊行物 148 88 236 編入図書 612 318 930 112 0 112 寄贈図書 合計 6,293 786 7,079 注 単位: 図書は冊数、逐次刊行物はタイトル数 視聴覚資料は巻数 II カウンター部門 開館日 入館者数 1日当りの入館者数 貸出冊数 全体 (図書) 学生 教職員 248日 62,480人 252人 14,288冊 13,133冊 636冊 非常勤講師 355冊 その他 164冊 2,714件 文献複写 17,197枚 過去5年間の図書貸出冊数の推移 18,000 16,000 14,000 学生 学科別貸出比率 12,000 10,000 専攻科 0% 8,000 6,000 4,000 人間科学 19% 児童教 32% 国文 30% 2,000 0 貸出(全) 1996 1997 英米 19% 1998 1999 2000 学生 教職員 学生 学科別貸出統計 分野別 1人当りの貸出冊数 国文 7.2冊 英米 5.5冊 児童教育 5.3冊 人間科学 6.0冊 冊 4,500 4,000 3,500 3,000 相互利用 文献複写 文献照会 人間科学 児童教育 英米 国文 2,000 1,500 1,000 500 そ の他 文学 芸術 語学 産業 工学 自然科学 社会科学 歴史 0 総記 貸 借 60件 160件 11件 7件 10件 1件 7件 5件 哲学 閲 覧 2,500 依頼 受付 依頼 受付 依頼 受付 依頼 受付 2001年3月末現在 3 学生購入希望図書制度ってなに? カウンターの記帳台に「コピー申込書」なんかと一緒に 「学生購入希望図書申込書」があるんですけど、学生の皆さん知っていますか?卒業論文やレポート や発表の調べものをするとき、「こんな本ぐらい入れといて欲しいわ」と思うことあるでしょう?そん な時申し込んで下さい。図書館は皆さんのためにあるんですから。卒業論文・研究のテーマが決まっ たら次には資料集め。今のこの時期に申し込んで夏休み中キープするのがベストです。 それから、「この本はすごく面白いから図書館に置いて皆に読んでもらいたい」とか、「値段が高い ので図書館で買ってもらえないかなあ」と思うような本もぜひ申し込ん で下さい。けれど、推理小説やジュニア小説など、買い始めたらキリの 申し込んでニャ ないものとか大学図書館の蔵書としてはチョットね…と思われる本は お断りします。また文庫本の場合は損傷しやすいのでハードカバーがあ ればそれを入れるようにしています。 図書館では学生の皆さんのご希望に最大限添った大学図書館として の蔵書構成を考えています。ご協力下さいね。 寄贈図書より ○『ひと―まち―昔語り センター 2001.3。 テキスト版』 、 辻憲男著、神戸親和女子大学生涯学習 著者(国文学科教授)より寄贈。 ○『子供へのメッセージ』 、橋本喬雄(作曲)大熊誠(詩) 、音楽の友社、2000.10。 作曲者(本学名誉教授)より寄贈。 自著のご寄贈をお待ちしています。 図書館往来 4月 5月 6月 2001 年 4 月−2001 年 6 月 新入生対象ライブラリーツアー 4 日∼13 日 2001 年度第 1 回阪神地区協議会小委員会 摂南大学 20 日 2-4 年生対象文献・情報検索講座 7-30 日 小部東小学校3年生図書館見学 8 日 神戸市幼稚園教諭図書館見学 21 日 入試説明会来学高校教諭図書館見学 23 日 2001 年度第 1 回阪神地区協議会 摂南大学 25 日 第 2 回新 CALIS システム・デモ 4 日 図書委員会 13 日 平成 13 年度第 2 回 ILL システム講習会 (国立情報学 研究所) 14-15 日 2001 年度第 1 回阪神地区相互利用担当者連絡会(英知 大学) 25 日 第 3 回新 CALIS システム・デモ 26 日 神戸親和女子大学附属図書館ニュース 編集後記 そろそろ卒論用の資料集 めの時期です。教育実習か ら帰ってきたばかりの4年 生が、就職活動の合間をぬ って来館し始めました。資 料集めは早めに、購入希望 や相互利用の制度をうまく 利用してください。(淳) SHINWA LIBRARY NEWS 編集・発行 神戸親和女子大学附属図書館 〒651-1111 神戸市北区鈴蘭台北町 7-13-1 お問い合わせは library@kobe-shinwa.ac.jpまで 4 TEL: 078-591-3595 FAX: 078-592-9517 http://kswlib.kobe-shinwa.ac.jp/
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