平成28年1月 8日 不審電話情報提供 北海道後期高齢者医療広域連合 ① 発 生 日 平成27年12月14日 市 町 村 石狩市 12月14日午後12時50分頃、石狩市在住の被保険者宅に、市役所 保険課の「オオクラ」を名乗る男から電話があり、「還付金が37,50 0円あるので銀行口座を教えて欲しい。今年の2月か3月にお知らせが来 概 要 たはずだ。」と言われた。 被保険者はそのような郵便に覚えが無く不審に思い、「市役所に直接確 認しに行く。」と電話を切った。 来庁された際に「オオクラ」という職員は居ないこと、保険料の還付や 高額療養費の支給の予定はなく、案内の郵便は送っていないこと、電話で 銀行口座を尋ねることはないと説明した。 対 応 被保険者は過去にも、投資に関する詐欺未遂に遭っており、今回以外に も不審な電話が来るとのことなので、警察への相談と不審な電話に注意す るよう促した。 ② 発 生 日 平成27年12月15日 市 町 村 岩内町 12月15日昼頃、岩内町在住の被保険者宅に、岩内町役場「オオクラ」 を名乗る男から電話があり、「平成27年2月診療分の医療費の戻りを振 り込んだが、振込不能となってしまっている。」と言われた。 概 要 「役場に直接行ってお話を聞きます。」と対応すると電話が切れた。 被保険者が不審に思い、12月16日に役場窓口に来たことから発覚し た。 役場に「オオクラ」という職員はおらず、高額療養費の振込状況につい ても確認したところ、振込不能とはなっていないことから、不審電話と思 われることを説明し、警察に相談することや、今後同様の電話に注意する 対 応 よう助言した。 また町としても、今回の事案を警察に情報提供するとともに、防災無線 にて住民への注意喚起を行う。 ③ 発 生 日 平成27年12月17日 市 町 村 美瑛町 12月17日14時頃、美瑛町在住の被保険者宅に、役場保険課を名乗 る男から電話があり、「平成20年度から24年度の5年分の医療費の還 付金が37,500円あるので銀行かゆうちょ銀行に口座がないか。」と 聞かれた。 「ゆうちょ銀行に口座はあるがほとんど使っていない。いつもは農協の 口座に振り込まれている。」と答えると「農協では振り込みできない。ゆ うちょ銀行のカードは持っていないか。」と聞いてきた。 概 要 高額療養費はいつも農協の口座に振り込まれているので不審に思い「い つもは農協の口座に振り込んでもらっているのに、出来ないなんておかし いですね。」と言うと「確認してまたかけます。」と言って電話が切れ、そ れ以降かかってこなかった。 農協の通帳を確認したところ、毎月の高額療養費が振り込まれていたの で、還付金詐欺ではないかと思った。 (親戚の方からの情報提供により、ご本人へ電話で聞き取りし、状況を確 認した。) 医療費や保険料の還付について役場から電話をかけることはないと説 対 応 明し、今後もこのような電話に注意するよう伝えた。 また、防災無線で町民に対し、注意喚起を行った。 ④ 発 生 日 平成27年12月21日 市 町 村 石狩市 12月21日、石狩市在住の被保険者宅に、市の福祉課を名乗る者から 電話があり、「9月頃に高額医療費還付の青い封筒を郵送しているが、未 だ手続きがされていない。還付額は41,500円です。」と言われた。 還付口座を教えてもらいたいとのことで、「口座情報をFAXしてくれた ら銀行職員から連絡させる。」と言われFAX送信した。 概 要 その後、銀行職員を名乗る者から電話があり、入金する手続きのために ATMに行くように言われる。ATM到着後再度電話があり、職員が行け なくなったということで、電話での説明で言われるがまま操作している と、いつの間にか99万円振り込んだことになっていた。 22日13時、本人から市役所国民健康保険課に相談があり、事件が判 明した。 相談の内容から、典型的な還付金詐欺事例と判断し、警察に届け出るよ う促した。(同日、警察への届出は確認済み。 ) 対 応 また、市職員が銀行に確認したところ、本人と銀行との間で対処すると の回答であった。 なお、市の対応として、メール配信サービスにて市民に対し注意喚起を 行った。 ⑤ 発 生 日 平成27年12月21日 市 町 村 根室市 12月21日午前、根室市在住の被保険者宅に、市役所保険課「オオク ラ」を名乗る者から電話があり、「お返しするお金があるが、その手続き が終わっていない。 」と言われた。 娘が電話の対応をし、内容が分からないため、息子から電話をかけるよ 概 要 うにすると言って電話を切った。 その後、息子から根室市に連絡が入った。 確認したところ、保険料や医療費の還付はなく、「オオクラ」という者 もいないことから、詐欺だと思われるため今後も注意するよう伝えた。 対 応 ⑥ 発 生 日 平成27年12月21日 市 町 村 和寒町 12月21日午後、和寒町在住の被保険者宅に、保険年金課「サエキ」 を名乗る男から電話があり、「医療制度が変わり、41,500円戻るお 金があり、9月に封書を送っている。」と言われた。 被保険者が高額医療費の心当たりがないので不審に思い、詳しく会社名 概 要 など尋ねると、「後で、もう一度封書を送る。 」と言って電話を切った。 被保険者は電話終了後、すぐに役場住民課へ問い合わせた。 役場には、保険年金課という部署はなく「サエキ」と言う男性職員も実 在しないこと、医療費の還付も発生していないことを伝える。 高額医療費が発生した場合の支払い方法を説明し、電話をかけてきて手 続きをすることはない旨説明し、今後の注意を促した。 対 応 警察・庁内関係部署へ情報提供を行うとともに、今後庁内防災無線等に より、町民に対し注意喚起を行う。 ⑦ 発 生 日 平成27年12月24日 市 町 村 せたな町 12月24日午前、せたな町在住の被保険者宅に、役場職員を名乗る男 から電話があり、「平成20年中に病院にかかった医療費の還付金が3万 数千円あり、通知を送ったが届いていますか?」と確認された。 不審に思った被保険者は「息子が役場職員であるため、息子に確認して 概 要 みます。」と言うと電話を切られた。 被保険者は直接警察へ連絡し、警察では切電の経緯から特殊詐欺の予兆 電話であると判断したため、役場に確認せず警察から被保険者へ注意を促 した。 警察から役場に情報提供があり、防災無線にて還付金詐欺に注意するよ 対 応 う放送を流し、町民に注意喚起を行った。 ⑧ 発 生 日 平成27年12月24日 市 町 村 江差町 12月24日午前10時25分頃、江差町在住の被保険者宅に、役場福 祉係「オオクラ」と名乗る者から電話があり、「旦那さんと共に20年∼ 23年分の医療費の払い戻しがある。」と言われた。 さらに「銀行口座を教えて欲しい。」と言われ、振込口座について北洋 銀行をしてきたとのこと。被保険者は北洋銀行の口座はあったが、不審に 概 要 思い電話を切った。 その後役場の国保医療係に電話があり発覚した。 江差町役場に「オオクラ」という職員は居ないことを伝え、医療費で還 付となるものが無い旨説明した。また、最近他市町村でも類似した内容で 不審電話が相次いでいるので、気をつけるよう注意を促し、町消費者協会 対 応 へ連絡した。 ⑨ 発 生 日 平成27年12月28日 市 町 村 当麻町 12月28日、当麻町の被保険者宅に、役場の者と名乗る男(名前を名 乗ったが、忘れてしまった。)から電話があり、 「医療費の還付金があるの で申請書を送っていたが、まだ申請されていない。早く申請しないと期限 概 要 が来てしまう。直接銀行へ振り込むので口座番号を教えて欲しい。」と言 われた。 不審に思った妻は夫へ電話を替わると言うと電話が切れた。 その後夫が役場へ確認の電話をかけてきた。 還付金はない事、役場から電話をかけていないこと、今度同じような電 話がかかってきても個人情報は教えないよう注意して欲しいと説明した。 対 応 また、心配であれば警察へ連絡するよう促した。 その他、庁舎内関係部署へ情報提供を行うとともに、有線告知放送によ り町民に対して注意喚起を行った。 ⑩ 発 生 日 平成28年1月6日 市 町 村 北海道後期高齢者医療広域連合 1月6日午後1時30分、函館市在住の被保険者より下記のとおり不審電 話の情報提供があった。 「本日、午後12時50分頃市役所を名乗る者から電話があり、「平成2 概 要 0年∼23年の払戻が37,500円ある。」と言われ、市内の病院のA TMで担当が待っているので手続きをするよう案内された。またその際携 帯番号と口座番号を教えてしまった。 その後病院のATMへ行ったが誰もおらず、被保険者本人の還付につい て覚えがなかったため、確認のため広域連合へ電話連絡をした。」 確認したが、被保険者本人に対する還付は発生しておらず、夫に対する 還付は振込済みであること、市役所から電話で口座番号を聞き出すこと や、ATMへ手続きに行くよう案内することはあり得ないことを伝え、不 対 応 審電話と考えられることを説明した。 口座番号や電話番号を教えてしまっているため、今後も同様の電話があ るかもしれないので、十分注意していただきたいことと、心配であれば警 察へ相談してみるよう伝えた。 貴管内において、同様の事例が発生した場合は、当広域連合へ情報提供願います。 北海道後期高齢者医療広域連合 担当:総務班 〒060-0062 札幌市中央区南2条西14丁目 国保会館内 TEL:011-290-5601 FAX:011-210-5022 mail:soumu@iryokouiki-hokkaido.jp
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