2010/5/27 オペレーティングシステム -プロセスの仕組み- プ 倉敷芸術科学大学 平成22年度 平成22 年度 開講科目 担当: 小林 和真 kazu--k@cs.kusa.ac.jp kazu オペレーティングシステムの役割 • コンピュータの資源の管理 – ソフトウエア資源 – ハードウエア資源 • コンピュータの利用効率化 – 多重化 – スケジューリング システム プログラム ゲーム プログラム 表計算 プログラム ワープロ ・・・ ユーティリティ プログラム ウィンドウ システム コンパイラ プログラム ・・・ オペレーティングシステム • コンピュータの仮想化 ンピ タの仮想化 – 仮想記憶の実現 – ファイルシステムの提供 ハードウエア 1 2010/5/27 プロセスとは? • プログラムの実行単位 – プログラムはプロセスとして実行される • 資源割り当ての対象 • スケジューリングの対象 OS 環境(Environment 環境( Environment)) -プロセス資源- プロセス イメージ(Image イメージ( Image)) -実行可能プログラム- マルチプロセス • 同時に複数のプロセスを処理できる • タイム・シェアリング・システム タイム シェアリング システム – 時分割多重(Time 時分割多重(Time Sharing System System) ) – 時間を区切ってプロセスに資源を割当 てこれを順次切り替えることでマルチプ ロセスを実現 OS 2 2010/5/27 マルチユーザシステムの原理 • ユーザ毎にプロセスをグループ化して管理 – ひとりのユ ひとりのユーザが複数のプロセスを実行できる ザが複数のプロセスを実行できる – 他人のプロセスと自分のプロセスは独立して実行され ているように見える ユーザ A ユーザ B ユーザ C プロセス・スケジューリング • Process Scheduling • どのようなアルゴリズム(戦略)でプ どのようなアルゴリズム(戦略)でプロセスを実行していくか セスを実行していくか を決定する – シーケンシャル・スケジューリング(順次実行) – ラウンド・ロビン・スケジューリング – プライオリティ・スケジューリング など • スケジューリングの指標(おまけに追記) – 応答時間を最短に • ターンアラウンドタイム( ターンアラウンドタイム(Tern Tern Around Time Time) ) • レスポンスタイム( レスポンスタイム(Response Response Time) Time) – 実行時間(処理時間)を最小に • スループット( スループット(Throughput Throughput) ) 3 2010/5/27 プロセス処理 • 割込み処理(インターラプト) – 処理の中断、資源状態の通知など 処理の中断 資源状態の通知など • 共有処理(シェアード) – 複数プロセス間での資源共有の仕組みが必要 • 排他制御(デッドロック) – 複数プロセスによる資源確保の競合が発生した時に必要 プロセス間通信(Inter プロセス間通信( Inter Process Communication Communication) ) おまけ:システムの性能指標 • • • • • • 可用性(アベイラビリティ) 応答性(レ ポンシビリテ ) 応答性(レスポンシビリティ) 信頼性(リライヤビリティ) 対障害性(フォルトトレラント) 規模適用性(スケーラビリティ) 価格適用性(コストエフェクティビティ) 4
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