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ホワイト ペーパー
エネルギー業界でのシスコ データ仮想化の活用
エネルギー業界の複雑な IT 環境で俊敏性を実現
エネルギー業界には、調査、生産、精製、およびマーケティングの各段階にそれぞ
れ固有のビジネス課題があります。長期的な成功を収めるには、こうした個々の工
程を数十億ドル規模のグローバル エンタープライズへと統合することが不可欠
です。
同様に、上流/下流工程や社外で生成され、使用されるデータも、固有の IT 課題を
もたらします。こうしたサイロ化されたデータ資産は、多くの場合、活用されていない
ビジネス チャンスや洞察の宝庫となります。これらのデータ ソースを有効に活用で
きるエネルギー企業は、収益の増大、コストの削減、およびリスクの軽減を達成し
ます。
データ仮想化は、エネルギー企業が、保存場所にかかわらずデータにリアルタイム
で簡単にアクセスできるようにする、俊敏性の高いデータ統合アプローチです。
データが世界中の上流および下流のサイロに分散していても、必要なデータをタイ
ムリーにビジネスに提供します。
このホワイト ペーパーでは、データ仮想化、特に Cisco Data Virtualization Suite
が現在のエネルギー業界の課題をどのように解決するかについて説明します。
また、実際のエネルギー企業が、固有のビジネス課題に対応して目に見えるビジネ
ス メリットを獲得するために、どのようにシスコ データ仮想化を適用しているかにつ
いても説明します。
データ仮想化の概要
新しい上流ソースの発見、下流の流通チャネルを通じた製品の円滑な提供、そして
広範な規制への準拠は、エネルギー ビジネスで成功するための鍵と言えます。
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エネルギー企業はこれまで、こうした目標を達成するために多大な IT 投資を行っ
てきました。しかし、その結果としてもたらされたのは、膨大な数のデータ サイロと
IT 環境の複雑化だけでした。エネルギー企業は、今なおこれらの目標を達成する
ために、さまざまな IT 投資から得られた膨大なデータを統合および利用するため
の方法を模索しています。
データ仮想化は、データの保管場所にかかわらず情報アクセスをシンプル化する、
俊敏性に優れたデータ統合手法です。
データ ウェアハウスと ETL によるデータ統合やエンタープライズ サービス バス
(ESB)と FTP によるデータ レプリケーションなどの統合アプローチと異なり、デー
タ仮想化は余分なコピーを必要とせずに、さまざまなソースからオンマンドでデータ
を取得します。
この合理的なアプローチを使用すれば、増大するデータからはるかに少ないリソー
スで、より多くの価値をより速く引き出すことが可能になります。
エネルギー業界の課題に対応するデータ仮想化機能
現在、エネルギー業界は、分散したデータ サイロと爆発的に増え続けるデータ量に
圧倒されています。たとえば、たった 1 つの大型海上プラットフォームだけで、
OSIsoft などのリアルタイム プロセス管理アプリケーションにより 1 時間あたり約
100 万個の測定値が生成されます。これらのさまざまなソースからのデータを必要
とする新規アプリケーションを作成するか、既存のアプリケーションを更新する必要
がある場合は、データの検出とモデリングがプロジェクトの中で最も負担が大きく時
間のかかる作業になることがよくあります。
エネルギー企業はまた、データの保存方法(形式、構造、API など)と、レポート、
ポータル、およびその他のアプリケーションによるデータ利用方法との不一致という
問題も抱えています。このため、エネルギー企業は現在、MIMOSA や PIDX など
の業界標準を、共通の抽象化されたデータ共有方法として使用しています。
エネルギー データは、地表や地下、世界中の作業現場や工場、財務管理システム
内などあらゆる場所に存在し、ファイアウォール外のビジネス パートナーから提供
されることも少なくありません。これらには通常、リレーショナル データベース、デー
タ ウェアハウス、ファイル システムなどの構造化されたデータ ソースや XML ド
キュメントなどの半構造化されたデータが含まれます。このソース データへのアク
セスは、ソースにとって適切な(またはソースが対応できる)プロトコルと API を使
用して行う必要があります。
エネルギー企業は、それぞれ複数の記録システム、補完アプリケーション、統合ス
トア、外部データ ソースを事業運営に使用しており、今後、大幅に増え続けていくと
考えられます。生産量を最大化しつつ新しい規制に対応するには、油井の監視
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データとメンテナンス データ、技術データと財務データなど、複数のソースからの
データを組み合わせる必要があります。エネルギー企業は、データへのアクセスを
シンプル化し、迅速な分析を可能にするソリューションを必要としています。
ビジネス意思決定の改善
シスコ データ仮想化は、データの保管場所にかかわらずアクセスを容易にする、俊
敏性に優れたデータ統合ソフトウェアです。シスコ データ仮想化は、従来のデータ
ソースと新しいデータ ソースとを結合し、クエリ、計算、ネットワークのインフラストラ
クチャを最適化して、データ統合を改善します。ネットワーク上に散在する多様な
データに対して、1 ヵ所にあるかのようにクエリを実行できます。
Cisco Information Server の実行時、ビジネス情報のクエリ実行、統合、および抽
象化をオンデマンドで安全に行い、各人が必要とするすべてのデータに、好みの方
法で即座にアクセスできるようにします。
俊敏性の向上
Cisco Data Virtualization Platform では、多くの場合、従来のデータ統合方法より
も 2 ~ 5 倍速く問題を解決できます。そのため、エネルギー企業はより俊敏に変
化に対応できます。
•
プロセスの合理化:CIS でのビジネス ビューとデータ サービスの構築は、
ETL を使用した物理データ ストアの構築とデータ入力よりも高速で、データ
の移動がはるかに少なくて済みます。
•
迅速な IT 対応:CIS の再利用可能なビューとサービス、柔軟なアーキテク
チャ、自動化された影響分析により、IT 部門には、ビジネスの変化について
いくための俊敏性が提供されます。
•
リスクの軽減:データ仮想化による最新のビジネス情報が、ビジネス リスク
を管理し、コンプライアンスに関するペナルティを減少するのに役立ちます。
さらに、データ仮想化の俊敏性により、迅速な開発と素早い反復が可能に
なり、IT プロジェクトのリスクが軽減されます。
IT の効率性を向上
Cisco Data Virtualization Suite のインターフェイスは使いやすいため、IT スタッフ
の生産性や効率性が向上し、ビジネス用のデータ ビューのカスタマイズもできます。
本製品を通じてビジネス データの全体像の把握が可能になり、ネットワークの価値
が向上します。また、企業データの可視性が向上することで、現在のエネルギー環
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境における意思決定と俊敏性を強化します。また、ビジネスの変化にも迅速に対応
できます。
データ ガバナンスに対応するため、CIS はデータ セキュリティを確保します。デー
タの品質と監査性が向上します。
エネルギー業界の使用例
使用例 1:シスコ ソリューションを利用した海上プラットフォームのデータ分析
海上プラットフォームでは、圧力、振動、温度、その他何百もの指標をキャプチャす
る 40,000 個のセンサーから大量のデータが生み出されます。エネルギー企業は、
こうしたデータに圧倒されてしまうことが少なくありません。この重要データを生産、
安全性、財務、およびコンプライアンスに関するさまざまな分析ニーズに活用する
には、すべてのデータを技術者ユーザとビジネス ユーザの両方に迅速かつ簡単に
提供する高性能なソリューションが必要です。
シスコは、メキシコ湾最大級の石油会社が海上プラットフォーム データ全体を対象
とするデータ仮想化を開発・導入するのをサポートしました。その結果、この会社は、
大幅な生産増とコスト削減を達成しました。
状況と要件:
この会社は、メキシコ湾全域にわたって多数の海上石油掘削設備を保有しており、
1 秒あたり 25 個のセンサー測定値をキャプチャしています。油井から毎日何百万
行ものデータが Informatica ETL によって陸上の Netezza データ ウェアハウスに
渡され、何十億行ものデータがウェアハウス内で生成されていました。ウェアハウ
スに加え、SAP のプラント メンテナンス システムも重要なデータ ソースの役割を果
たしていました。これらのデータをすべて組み合わせることが、エンジニア、メンテナ
ンス マネージャ、ビジネス アナリストにとって非常に重要でした。それぞれが、さま
ざまな切り口のデータを、各自が使用している専用の分析ツール(Business
Objects、Excel、Tibco Spotfire、Matrikon ProcessNet、Microsoft Reporting な
ど)に最も適したフォーマットで必要としていたからです。
シスコ データ仮想化ソリューション:
この企業は、Cisco Data Virtualization Platform を使用して、Netezza 海上プラッ
トフォーム データ ウェアハウスへのアクセスをシンプル化する共有仮想化レイヤを
構築し、このデータをさまざまな分析ツールで使用できるようにしました。このレイヤ
には、ウェアハウスのほか、SAP プラント メンテナンス データなどの追加のデータ
も組み込まれています。(図 1 を参照)
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ビューとサービスをすばやく新規作成する CIS の機能により、新しいアドホックなク
エリにも迅速に対応できるようになりました。こうした迅速なデータ アクセスに加え、
抽象化(ウェアハウスの保存形式から必要な形式へのツールによる変換)も容易に
できるため、アナリストは、ローカルの信頼できないデータ マートにデータを複製す
るのではなく、信頼できる単一のソースとしてウェアハウスを使い続けたいと思うよ
うになりました。
さらに、CIS の高パフォーマンス クエリ エンジンにより、アナリストは 1 回のクエリ
で 200 万行もの大容量のデータ セットを抽出できるようになりました。Cisco
Information Server(CIS)の導入以前は、アナリストはクエリを制限し、データのサ
ブセットに基づいて意思決定を下さなければならないことがよくありました。
図 1 シスコのソリューションによって海上石油掘削設備のデータ分析が実現
成果:
シスコ データ仮想化により、この企業は次のような多数のメリットを得ることができ
ました。
•
海上のダウンタイムが 1 % 減少し、収益が大幅に増大した。
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•
新たな分析アプリケーションと新しいタイプの分析の開発時間が短縮
され、意思決定の有効性が高まるとともに開発コストが減少した。
•
信頼できないデータ マートの増加率とコストが減少した。
•
技術コミュニティとビジネス コミュニティの両方のアナリストの生産性
が向上した。
使用例 2:油井のメンテナンスと修理に シスコ データ仮想化を活用
エネルギー業界では、常に油井を稼働させて石油をくみ上げ続けることが収益の
増大につながります。油井が停止したときには、適切な修理器具と修理チームを現
場に迅速に派遣することが不可欠です。こうした貴重なリソースを適切に配備する
には、手配担当者とトリアージ チームがさまざまな地表データ、地下データ、および
ビジネス データにリアルタイムでアクセスできる必要があります。このデータには、
修理器具の状態、スタッフの可用性、ベスト プラクティスの手順、メンテナンス レ
コード、流量などの情報が含まれています。
シスコは、カリフォルニア州最大の石油ガス生産企業が、石油とガスを絶え間なく
生産し続けるために、この異種データにリアルタイムでアクセスし、データを統合し
て提供できるようサポートをしました。
状況と要件:
この企業は、カリフォルニア州に複数の生産拠点があり、各拠点からは自動的に油
井の活動データが生成されます。このデータは複数のシステムでキャプチャされま
す。たとえば、油井管理データはカスタム SQL Server に、プラント メンテナンス
データは SAP に、履歴データは Oracle データ ウェアハウスにそれぞれ保存され
ます。すべての拠点からのデータが毎晩統合され、エンジニアがこのデータに基づ
いて行動できるように、翌日にエンジニアに提供されていました。しかし、この企業
は、油井のメンテナンスおよび修理作業に必要なデータをその日のうちにリアルタ
イムでエンジニアに提供しようと奮闘していました。油井が停止したときには、手配
担当者、エンジニア、および修理チームが修理器具を適切に配備し、生産と収益の
損失を最小限に抑えられるように、タイムリーで正確な情報が必要でした。
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シスコ データ仮想化ソリューション:
この企業は、Cisco Data Virtualization Platform を使用して油井データの仮想化
レイヤを開発し、メンテナンスと修理の判断の自動化に必要な情報を全日にわたっ
て統合し、提供できるようになりました。またこれに伴い、付加価値を生む他のタス
クにスタッフを割り当てることができるようになりました。(図 2 を参照)
シスコ データ仮想化を使用する前は、油井が停止するたびに、エンジニアリング、
メンテナンス、および運用部門から編成されたアドホックなチームが電話会議に召
集され、問題、活動方針、必要な修理器具、修理器具の状態などに関する情報を
提供しました。修理器具、メンテナンス クルー、および生産率は 1 日を通して変化
するため、前日の情報は頼りになりませんでした。そのため、最新データを収集し
ている間に意思決定が遅れてしまうことがよくありました。
シスコ データ仮想化を導入した現在は、油井が停止するとすぐに、手配担当者が
CIS を使用して必要なすべての関連データの最新のスナップショットを取得し、何を
すべきかを迅速に決定します。多数の優秀なスタッフが作業を中断して、「何をすべ
きか」を話し合う電話会議に参加する必要はありません。
図 2. シスコによって最新の油井メンテナンスおよび修理が実現
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成果:
シスコ データ仮想化により、この企業は次のような多数のメリットを得ることができ
ました。
•
修理器具の利用率が 89 % から 98 % に 10 % 上昇した。
•
シスコ データ仮想化への投資をわずか数ヵ月で全額回収した。
•
後方支援作業をエンジニアから手配担当者にオフロードすることで、個々の
フィールド エンジニアの作業効率が 20 % 向上した。
使用例 3:精製所間共通の Web データ サービスにシスコ ソリューションを活用
現在の石油精製所は、1 日に数十万バレルの原油を精製できます。このため、
プロセスの最適化と高度なプロセス管理が重視されます。これらはともに、高い
スキルを持つスタッフによる大量の精製所データのインテリジェントな分析を必
要とします。精製所が複数ある場合は、分析アプリケーションに対してデータを
用意するのが大きな課題になります。
シスコは、世界最大級の石油精製会社が、世界 10 数ヵ所の精製所の異種
データにアクセスし、抽象化して提供する業界標準(MIMOSA)の Web データ
サービスを開発し、展開するのを支援しました。その結果、この企業は生産およ
びコンプライアンスに関する大きなメリットを達成しました。
状況と要件:
この企業は、世界10 数ヵ所の大規模精製所のプロセス管理データとその他の
データを共有したいと考えていました。化学エンジニア、プロセス エンジニア、メ
ンテナンス マネージャ、ビジネス アナリストは、この最新データを各自専用の分
析ツールで利用していました。
ソースと使用法が多種多様であるため、この企業は、精製所間でデータを共有
するための共通のアプローチとして、運用とメンテナンス(O&M)および
Collaborative Asset Lifecycle Management(CALM)に関する MIMOSA 標
準を採用しました。
シスコ データ仮想化ソリューション:
この企業は、Cisco Data Virtualization Platform と MIMOSA データ モデルを
使用して、何百もの再利用可能な Web データ サービスを構築しました。これら
のデータ サービスは、それぞれの精製所ソース データにアクセスし、このデー
タを、さまざまな分析ツールで利用できる MIMOSA 標準データ オブジェクトに
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抽象化します。たとえば、ある共有データ サービスは、呼び出されたときに一連
のセンサーの温度履歴を提供します。コンシューマが知る必要があるのはサー
ビス名と精製所 ID だけです。(図 3 を参照)
これらすべてのサービスを共通のシスコ データ仮想化環境内で結び付けると、実際の精製所のソースや形式
にかかわらず、グローバルな「ワンストップ ショップ」として共通ソースがユーザに提供されます。これによりアナ
リストは、精製所の運営の改善に役立つ広範な分析を迅速に実行できるようになりました。
図 3. シスコによって MIMOSA 標準ベースのサービス レイヤが実現
成果:
シスコ データ仮想化により、この企業は次のような多数のメリットを得ることが
できました。
•
•
•
プロセス管理と混在プロセスの改善により、精製所からの収益が増加し
た。
予防保守の改善により、ダウンタイムと EPA リスクが減少した。
新たな分析アプリケーションと新しいタイプの分析の開発時間が短縮さ
れ、意思決定の有効性が高まるとともに開発コストが減少した。
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•
データ統合の開発とサポートにかかるコストが大幅に減少した。
使用例 4:SAP マスター データ品質にシスコ ソリューションを利用
エネルギー業界では SAP for Oil and Gas と Financials、HR、および CRM の組
み合わせが ERP システムとしてよく選択されます。これらのシステムは、通常、複
数の地域の上流工程、下流工程、およびバック オフィス業務にわたって複数のイン
スタンスで展開されます。SAP マスター データの管理はしばしば大きな課題になり
ます。
シスコは、総合エネルギー企業上位 5 社のうちの 1 社がデータ仮想化を使用して
30 数個の実稼働 SAP インスタンスの SAP マスター データを制御するのを支援し
ました。これにより、マスター データの品質が大きく向上するとともに運用コストが
大幅に減少しました。
状況と要件:
この企業は、33 個の実稼働 SAP インスタンスと 100 個以上の開発、テスト、およ
びステージング インスタンスのマスター データを制御する必要がありました。この
プロセスの最初のステップとして、コスト センター、アカウント コード、市場セグメン
トなどのマスター参照データに狙いを定めました。データ クレンジング ソリューショ
ンとして DataFlux を採用することに決めたため、SAP から DataFlux にデータを
移行するためのグローバル アプローチが必要でした。
シスコ データ仮想化ソリューション:
この企業は、データ品質の分析と DataFlux による修正のために、Cisco
Information Server と Application Data Services for SAP R/3 を使用して、SAP
データへのアクセスをシンプル化および高速化するグローバル SAP マスター参照
データ仮想化ソリューションを構築しました。フラット ファイル抽出プロセスは、エ
ラーを起こしやすく、高度に専門的で、複雑な SAP 環境では拡張が見込めないた
め、シスコ データ仮想化ソリューションが代わりに採用されました。(図 4 を参照)
分散している SAP サポート チームによる導入を促進するために、会社の IT はシ
スコ データ仮想化を集約サービスとして実装し、各サポート チームがこの標準アプ
ローチを簡単に活用できるようにしました。
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図 4:シスコによって SAP マスター データの品質が向上
成果:
シスコ データ仮想化により、この企業は次のような多数のメリットを得ることができ
ました。
•
SAP の収益実現アプリケーションとコスト削減アプリケーションのデータの
品質が向上した。
•
データ品質の問題の解決にかかる時間とコストが減少した。
•
R/3 と SAP BW の両方に格納されているその他のマスター データの品質
向上の道が開かれた。
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まとめ
シスコ データ仮想化は、実績あるアプローチとして、総合エネルギー企業上位
5 社のうちの 4 社から、上流工程および下流工程でのデータ統合の重要課題に対
処するために利用されています。ここで説明した具体的な使用例は次のとおりです。
•
海上プラットフォーム データの分析
•
油井のメンテナンスおよび修理
•
精製所間共通の Web データ サービス
•
SAP マスター データ品質
同様の問題を抱えるエネルギー業界のお客様は、データ仮想化をリードする シス
コ データ仮想化の導入をご検討ください。
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この資料の記載内容は 2015 年 2 月現在のものです。
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