木星およびIoの特徴 ・赤道半径:71492km ・自転周期:9時間50分 9時間55分 ・公転周期:12年 ・ガス状の惑星 木星 NASAのRadio Jove projectより 特徴 木星の直径は地球の約11倍といわれている。木星の磁場は地 球の30倍とされており、 自転周期は10時間くらいで高速に自 転している。 また、木星はヘリウム、 メタン、 アンモニアを主成分 として構成されているといわれている。 ・赤道半径:1821.6km ・自転周期:約42 時間 Io ・公転周期:約42時間 ・木星の第1衛星 ・火山活動が活発 NASAのRadio Jove projectより 特徴 Ioの直径はほぼ月と同じくらいとされている。Ioは唯一火山活 動を行っている衛星とされており、木星の電波発生大きくと関 わっているとされている。 また、硫黄やナトリウムを主成分とし て構成されているといわれてる。 光学望遠鏡による撮影 撮影結果 光学望遠鏡の特徴 今回のプロジェクトではMEADE社製のETX-90 Premire Editionという光学望遠鏡を使用した。 こ の望遠鏡にはオートスターという天体自動追跡機 能が搭載されており、 目標の天体を自動的に視野を あわせてくれる。 月 木星 CCDカメラ ETX-90 なぜ電波が発生するのか 磁力線 衛星Ioの火山活動により、噴出された塵などが太陽風によってイオン化され、 Ioの軌道上にIoトーラスとよばれるドーナッツ形の層を形成する。 そして、 こ こで最も重要なのは木星の自転周期約9時間55分と衛星Ioの公転周期42 時間という差である。 このことによってIoは木星の磁力線を通過することにな る。 木星 Ioトーラス Io NASAのRadio Jove projectより 断 面 図 Ioトーラス ミラーポイント 木星の強力な磁場を衛星Ioが通過することで電磁誘導が起きて、Ioに高 電圧が生じる。Ioトーラス内の自由電子が木星の磁力線によってらせん 情に加速する。加速した自由電子は磁力線の密度が高いミラーポイント で跳ね返り磁場の中を行き来する。 その中でミラーポイントに自由電子 が集合した時に地球に届くような電波が発生する。 木星 ミラーポイント 磁力線 NASAのRadio Jove projectより 加速する自由電子 電 波 発 生 図 木星 地球への電波 地球 NASAのRadio Jove projectより ミラーポイントからコーン状に電波が放出される。 その中でコーン のふちの部分が地球に面している時にだけ地球で電波観測が可 能になる。
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