№2650 発行日 平成26年12月24日 発行所 全国消防長会 一般財団法人全国消防協会 担 当 企画部企画課 電話 03(3234)1321 週間情報 消防本部の動き 行 ◆ 事 夜間における火災予防啓発を実施 堺市消防局(大阪) 堺市消防局では、平成26年12月8日(月)から12日(金)にかけて、年末年始で繁忙期 を迎える焼肉店及びその他の飲食店を対象に、夜間における火災予防啓発を実施しました。 平成26年10月30日(木)に全国消防長会役員会で審議されましたように、近年焼肉店に おける火災が増加傾向にあります。当市消防局では12月に「焼肉店の火災予防対策に関する検 討報告書」を作成したことから、当啓発において、火気器具、排気ダクト等の実際の設置状況及 び維持管理状況を重点的に確認し、注意喚起を行いました。また、火気取り扱い等の注意を促す とともに、避難上必要な施設(廊下、階段、避難通路等)及び防火戸の維持管理状況を確認し、 必要に応じて指導しました。 【夜間における火災予防啓発の様子】 ◆ 防災フェスタ2014を開催 八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部(青森) 八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部では、 平成26年10月30日(木)、八戸市体育館に おいて、八戸地域防災協会及び今年で設立30周 年を迎えた八戸地域幼年消防クラブ連絡協議会 と共催し、防災フェスタ2014を開催しました。 このイベントは、住民の防火意識の高揚、民間 防火組織の拡大強化、さらには住宅火災の未然防 止と被害の軽減を図り、災害時要援護者が安心し て住める環境づくりを推進することを目的とし 隔年で開催しているものです。 当日は、管内の幼年・少年・女性消防クラブを 中心として、1,600人を超える防火関係者が 【防災フェスタ2014の様子】 一堂に会し、防火を誓い合いました。 1 ◆ 防火パレードを実施 川崎市消防局(神奈川) 川崎市消防局多摩消防署では、平成26年11月8日(土)、多摩区役所周辺において、多摩防 火協会と合同で防火パレードを実施しました。 このパレードは広く区民に火災予防を呼びかけ、放火火災の防止、年末における防火意識の高 揚、住宅用火災警報器の未設置世帯への設置指導強化及び住宅用消火器の普及促進を図るために 実施したもので、パレード後の防火コンサートも併せ、約500人の各協力団体及び区民の方々 が参加されました。また、多摩区にある川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムの協力を得て、ド ラえもんとパーマンにも参加していただきました。 南部消防局長から1日消防署長を委嘱されたパーマンには、パレードに同行しながら火災予防 を呼びかけていただきました。 【1日消防署長に委嘱されたパーマン】 ◆ 【防火パレードの様子】 C 藤子プロ ○ 火災予防PR活動を実施 埼玉西部消防局(埼玉) 埼玉西部消防局入間消防署では、平成26年11月8日(土) 、イオン入間店において、入間市 消防少年団による防火PR活動を実施しました。 この活動は、団員達が市民の方を対象に、防火チラシを折り込んだポケットティッシュ、火災 予防広報用の花の種及び火の用心名入り風船を配布し、火災予防と住宅用火災警報器の設置を呼 びかけたものです。 団員達が、「火の用心をお願いします!」「住宅 用火災警報器の設置をお願いします!」と元気よ く、ポケットティッシュを手渡すと、 「はい、あり がとう!」 「ご苦労様、頑張ってね!」と笑顔で答 えてくれる方もいました。その言葉と笑顔で団員 達はさらに張り切って火災予防を呼びかけていま した。 団員達の一生懸命な呼びかけは、来店された方 の心に届いたことと思います。入間市内における 住宅用火災警報器の設置率100%を目指し、 1件でも火災による被害を減らせるよう、今後の 活動も頑張っていきたいと思います。 【ポケットティッシュ配布の様子】 2 ◆ 第29回八尾市幼年消防クラブ防火フェスティバルを開催 八尾市消防本部(大阪) 八尾市消防本部では、平成26年11月8日 (土)、八尾市立総合体育館「ウイング」において、 秋の火災予防運動の一環として、第29回八尾市 幼年消防クラブ防火フェスティバルを開催しま した。 このフェスティバルには、4園から年長園児約 200人が参加し、華やかに行われました。 八尾市幼年消防クラブは、当市内の幼稚園、保 育園の計6クラブで結成され、幼年期における火 災予防思想の高揚を図ることを目的として活動 しています。 ◆ 【防火フェスティバルの様子】 「宇宙人サンダーくん」を一日消防署長に任命 はくい 羽咋郡市広域圏事務組合消防本部(石川) 羽咋郡市広域圏事務組合消防本部では、平成26年11月10日(月) 、秋の火災予防運動の一 環として、コスモアイル羽咋のマスコットキャラクター「宇宙人サンダーくん」を一日消防署長 として任命しました。 制服に身を包んだサンダーくんに羽咋消防署長 から委嘱状を交付し、サンダー署長の署長点検から 1 日が始まりました。その後、大型商業施設におい て街頭宣伝を行い、地域住民に火災予防を呼び掛け、 防火意識の高揚を図りました。また、コスモアイル 羽咋で行われた消防演習では、近隣保育園の園児が 見守るなか、サンダー署長が梯子隊隊長として上空 からの放水を行いました。 一日消防署長を通して、「サンダー署長」の防火 メッセージを数多くの市民の心に届けることがで き、火災予防啓発に大変効果的なイベントとなりま した。 【一日消防署長サンダーくんの様子】 訓練・演習 ◆ 近隣市及び他機関との山岳救助合同訓練を実施 春日井市消防本部(愛知) 春日井市消防本部では、平成26年10月29日(水) 、当市みろくの森において、山岳救助合 同訓練を実施しました。 本訓練は、岐阜県との県境付近の山道からハイカーが滑落したとの想定で実施しました。愛知 県防災航空隊及び隣接する岐阜県多治見市消防本 部との連携強化に主眼をおくとともに、中部大学に よるラジコンヘリ及びJAXAから提供された地 図情報を活用しての情報収集及び山岳救助活動の 向上を目的としました。 ラジコンヘリや地図情報を活用しての合同訓練 は初めてでしたが、現場指揮本部とともに情報収集 して入山した活動隊は、現地で情報共有を行いなが ら要救助者への早期接触に繋がる活動を実施しま した。また、救出訓練では傾斜地で要救助者を全脊 柱固定し約30mの引き揚げ救出等、他機関との連 携した現場対応能力の向上を図りました。 【中部大学による情報収集用ラジコンヘリ】 3 ◆ 高速道路での重大事故想定訓練を実施 ちくまさかき 千曲坂城消防本部(長野) 千曲坂城消防本部では、平成26年11月11日(火) 、上信越自動車道長野インターチェンジ 駐車場内において、重大事故想定訓練を実施しま した。 この訓練には当消防本部のほか、NEXCO東 日本、長野県警察本部、長野赤十字病院DMAT、 佐久ドクターヘリなどから約100名が訓練に 参加しました。 訓練は、大型観光バスなど3台が絡む事故で多 数の負傷者が発生したとの想定により、関係機関 による情報収集や伝達、消防及び警察による救助 やトリアージ、DMATによる早期治療、ドクタ ーヘリによる搬送訓練などを行い、関係機関相互 【高速道路での重大事故想定訓練を実施】 の手順や連携について確認を行いました。 ◆ 研究施設において火災想定訓練を実施 あさか 朝霞地区一部事務組合埼玉県南西部消防本部(埼玉) 朝霞地区一部事務組合埼玉県南西部消防本部 新座消防署では、平成26年秋季全国火災予防運 動期間中の平成26年11月14日(金)、管内 の株式会社ホンダアクセスにおいて、「研究施設 内で爆発火災が発生」したとの想定で訓練を実施 しました。 この訓練では、火災予防意識の高揚と災害対応 力の強化を図るために新座市消防団第8分団と 連携して火災防ぎょ、負傷者の救出救護、一斉放 水等を行いました。 訓練を終えて、事業所関係者及び消防団からは 「緊張感のある訓練でいい刺激を受けた。」と非 常に好評でした。 【研究施設において火災想定訓練を実施】 ◆ 異常時総合訓練(鉄道災害訓練)を実施 埼玉東部消防組合消防局(埼玉) 埼玉東部消防組合消防局では、平成26年11月18日(火) 、東武鉄道南栗橋車両管区構内(久 喜市)において、東武鉄道株式会社、埼玉県レッ カー事業協同組合と異常時総合訓練(鉄道災害訓 練)を実施しました。 この訓練は、踏切障害事故等の異常が発生した 場合における二次災害防止や事故復旧体制の確 立を図るために行いました。当消防局は踏切内で 大破した乗用車運転者の救出、東武鉄道職員と連 携して負傷者のトリアージ及び避難誘導にあた りました。 このような合同訓練を通じて各関係機関との 連携を強化し、救助技術の向上を図るとともに、 安全管理に留意した活動を行っていきます。 【異常時総合訓練を実施】 4 ◆ 新坂出市立病院との合同訓練を実施 坂出市消防本部(香川) 坂出市消防本部では、平成26年11月19日(水) 、坂出市立病院が新築移転されたことに伴 い、「病院5階から出火し、多数の入院患者が逃げ 遅れている」との想定により、病院職員と合同で消 防訓練(ブラインド型)を実施しました。 災害時には自衛消防隊としての初動対応が重要 となります。そこで多数傷病者発生に備え、火災発 見から119番通報、初期消火、避難誘導、救護所 の設置及び消防隊への情報提供までの総合的な実 働訓練を実施し、消防機関と医療機関との連携強化 を図ることができました。 また、相互機関での検証会を開催しPDCAサイ クルを活用することにより、さらに連携体制を強 化・構築し、災害対応力の向上を図っていきます。 【合同訓練の様子】 ◆ 特殊災害対応訓練(多重衝突事故)を実施 松戸市消防局(千葉) 松戸市消防局では、平成26年11月19日(水) 、当市消防訓練センターにおいて、京成バス 株式会社、千葉県警察(第三機動隊・松戸警察署・松戸東警察署)、松戸市立病院(ドクターカー) 及び松戸市役所と合同で特殊災害対応訓練(多重衝突事故)を実施しました。 この訓練には関係機関から約220名が参加し、 路線バス及び乗用車3台の衝突事故で負傷者が5 0人発生したとの想定で行いました。 合同指揮本部の設定、応急救護所の設定、事故車 両からの要救助者の救出、トリアージの実施及び救 急搬送までを関係機関が連携して実施することで、 各機関の理解を深める良い機会となりました。 今後もこのような連携訓練を実施し、お互いに顔 の見える関係を構築することで、更なる連携活動の 強化を図り、大規模災害及び局地災害に対応してい きます。 【特殊災害対応訓練を実施】 ◆ 平成26年度 茨城県高速自動車道等消防協議会総合訓練を実施 茨城県高速自動車道等消防協議会(茨城) 茨城県高速自動車道等消防協議会では、平成26年11月19日(水) 、あみプレミアム・アウ トレット駐車場において、首都圏中央連絡自動車道上で車両の多重衝突事故が発生し、多数の傷 病者がいるとの事故想定により総合訓練を実施しました。 この訓練には協議会に加盟する稲敷地方広域市 町村圏事務組合消防本部、つくば市消防本部、阿見 町消防本部、東日本高速道路株式会社関東支社谷和 原・水戸管理事務所、茨城県警察本部交通部高速道 路交通警察隊のほか、隣接する成田市消防本部及び 筑波メディカルセンター病院の協力のもと総勢7 機関15隊48名が参加しました。交通事故発生時 における情報共有訓練、道路管理機関の交通規制訓 練、消防機関による現場指揮本部の設置訓練、多数 傷病者の救出・救護訓練、火災防ぎょ訓練を行い、 関係機関相互の協力体制の強化を図ることができ ました。 【総合訓練の様子】 5 ◆ エボラ出血熱疑似症患者対応訓練に参加 千葉市消防局(千葉) 千葉市消防局では、平成26年11月29日(土)、 千葉市総合保健医療センターにおいて、当市保健所 が開催した対応訓練に当市消防局救急隊員60名が 参加しました。 エボラ出血熱疑似症患者が発生した場合、関係機 関が連携し、それぞれの役割を理解し共通認識を持 って行動できるよう、医療機関までの移送方法、防 護衣脱着要領、検体輸送等の一連の活動が確認され ました。 【エボラ出血熱疑似症患者対応訓練の様子】 ◆ 鉄道災害時の安全対策研修会を実施 豊中市消防本部(大阪) 豊中市消防本部では、平成26年12月3日(水)、北大阪急行電鉄株式会社車両課事務所にお いて、吹田市消防本部とともに鉄道災害時の安全対策研修会を実施しました。 平成16年2月に軌道敷内における災害について 「鉄道事故時の安全対策に関する覚書」を北大阪急 行電鉄株式会社と締結し、平成17年度から当研修 会を実施しています。 今回で10回目となる研修会では、当市消防本部、 吹田市消防本部、北大阪急行電鉄株式会社及び阪急 電鉄株式会社の職員計38名が参加し、車両の構造 や電気機器配置、災害発生時の通報連絡体制等の講 義を受けるとともに、実車による車両説明や事故対 策想定訓練を実施しました。事故対策想定訓練では、 鉄道会社の職員と消防職員が連携し、迅速・的確に 実災害さながらの救出訓練を実施しました。 【事故対策想定訓練の様子】 研 修 等 ◆ 第1回119番受信時の口頭指導技術発表会を開催 岐阜市消防本部(岐阜) 岐阜市消防本部では、平成26年11月7日(金)、当市消防本部において、第1回119番受 信時の口頭指導技術発表会を開催しました。 本発表会は、指令課員の教育の一環として口頭指導技術の資質向上を図り、救命率の向上に寄 与することを目的に行いました。 当市消防本部で策定している「救急要請受信時の 口頭指導に関する実施要項第4条」に定める指導項 目(心肺蘇生法・気道異物除去・止血法・熱傷手当) 及び口頭指導が有効とされる事案等を6事案用意し、 事前に発表者へ知らせないブラインド型シミュレー ション方式で行いました。 今回の発表会には救急隊の隊長等が参観し、普段 あまり見ることのない119通報受信時の状況を確 認し、救急現場からの視点で指令課員に対する意見 やアドバイスを述べるなど、活発な意見交換をする ことができました。 【口頭指導技術発表会の様子】 6 ◆ 職員の資質向上のため講演会を開催 常総地方広域市町村圏事務組合消防本部(茨城) 常総地方広域市町村圏事務組合消防本部では、職員の資質向上を図るため各界で活躍中の方々 を講師に迎えて定期的に研修会を実施しており、平成26年11月11日(火)には、一般財団 法人消防科学総合センター主任研究員の渡辺雅洋 氏を講師として、 「事故発生の本質 - 安全管理 をヒューマンエラーから捉える」と題した講演会 を開催しました。 渡辺講師の研究テーマは幅広く、また日頃から 全国の消防組織を実地で調査研究しているだけに、 講演は「安全管理」に留まらず各地域における消 防の実情などにも話題が及ぶなど大変示唆に富む 内容でした。同時に、様々な困難な条件の下で、 黙々と業務を遂行する全国の消防職団員に対する 講師の温かい眼差しが随所に感じられ、受講した 職員一同大いに啓発されるとともに励まされるひ 【講演会の様子】 と時となりました。 ◆ 平成26年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練に伴う事後検証会を実施 和歌山市消防局(和歌山) 和歌山市消防局では、平成26年11月11日(火)、当市消防局において、平成26年度緊急 消防援助隊近畿ブロック合同訓練に伴う事後検証 会を、本訓練に参加したスタッフ総勢59名によ り実施しました。 この検証会では、今回和歌山県下で開催された 本訓練における良かった点、悪かった点、課題等 を検証し、実災害が発生した際の資料とすること、 また、9年後再び本県で訓練を開催する際の資料 とすることを目的に行いました。 本訓練にスタッフとして参加した職員からは、 各訓練会場や担当役割のなかで感じたこと等、活 発な意見が出され、非常に有意義な検証会となり ました。 【検証会の様子】 ◆ 医療関係者を志す地元高校生に救急講習を実施 三原市消防本部(広島) 三原市消防本部三原市消防署西部分署大和出張 所では、平成26年11月13日(木)、広島三育 学院高等学校において、医療関係者などを志す高 校生のための授業にゲスト・ティーチャーとして 参加し、救急講習を実施しました。 将来、医師や看護師、作業療法士など医療関係 者を志す高校生12名は、救急事案を想定したシ ミュレーション訓練への参加、訓練人形を使った 心肺蘇生法やAEDトレーナーの体験を通じて、 和やかな雰囲気のなかにも真剣な眼差しで取り組 み、救急医療の一端に触れる貴重な体験をしまし た。 7 【救急講習の様子】 ◆ 「平成26年度指導救命士養成研修」報告会の実施 高崎市等広域消防局(群馬) 高崎市等広域消防局では、平成26年11月 18日(火)、今年度から新たに開始された「指 導救命士養成研修」(救急救命九州研修所)に派 遣した2名の職員による報告会を実施しました。 報告会では、救急救命士だけではなく救急業務 に携わる職員を対象に、研修の内容や指導救命士 の役割、また処置拡大(追加2項目)については 実演等を通して報告を実施し、全体への周知を図 りました。 【報告会の様子】 ◆「第18回静岡県西部地区救急隊員・看護師研究発表会」を開催 静岡県西部地区救急業務研究委員会(静岡) 静岡県西部地区7消防機関で構成する静岡県西部地区救急業務研究委員会では、平成26年 11月22日(土)、磐田市のアミューズ豊田において、「第18回静岡県西部地区救急隊員・看 護師研究発表会」を開催し、消防関係者、医療関係者など約260人が参加しました。 第1部の研究発表は、救急隊員の部と看護師の部に分かれ、それぞれの業務での現状や課題を 発表し、救急隊と医療機関相互の業務の理解を深めることができました。 また、第2部では、アビット株式会社の浅川洋子氏を招き、 「命のサービス業~利用者の心を満 たす~」を演題に、市民は何を求めているのか、満足していただくためにどういった対応が必要 であるのかを、接遇や心配りを踏まえ講演していただきました。 【第1部 研究発表の様子】 【第2部 8 講演の様子】 ◆ 法令違反是正事例研究会を開催 千葉県消防長会(千葉) 千葉県消防長会では、平成26年11月21日(金)、千葉市消防局において「千葉県消防長会 違反是正推進連絡会・平成26年度法令違反是正事例研究会」を開催しました。 この事例研究会は、県内消防本部の査察業務を担当する職員の違反是正に関する知識・技術の 向上と情報交換を図ることを目的に開催したもので、聴講者を含め83名が参加しました。 今回は、事例研究及び各消防本部の査察業務の取り組み状況等について、事前に自己研究を行 った上で、当日4グループに分かれ検討しました。 【検討内容】 ① 立入検査時における違反の検討と関係行政 機関との連携について ② 効率的かつ効果的な違反是正について(立入 検査実施対象物の選定方法、長期立入検査未実 施対象物や法令違反対象物の放置防止への対応 等) この事例研究会では、各消防本部間の情報交換 等が活発に行われ有意義なものとなりましたの で、これを機に県内予防行政の更なる向上を目指 します。 【法令違反是正事例研究会の様子】 消防学校からの便り ◆ 初任教育第41期の卒業式を挙行 京都府立消防学校(京都) 京都府立消防学校では、平成26年11月14日(金)、初任教育第41期の卒業式を挙行しま した。 卒業の初任教育第41期生は、京都府内13消防本部で採用の57名(内2名は女性)で、平 成26年4月7日(月)から約7か月に渡る厳しい教育訓練を受けてきましたが、来賓及び府内 全消防長が出席の下、そして多くの卒業生の家族が見守るなか、57名全員が揃って消防学校を 巣立っていきました。 卒業生には、消防学校で培った知識と技術を基に更なる研鑽を積み重ね、京都府民の安心・安 全のために活躍してくれることを、教職員一同期待しています。 【校長から卒業証書を受領する卒業生】 【答辞を述べる卒業生代表】 9 国等の動き 消防庁通知等 ◆ 特定駐車場における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省 令等の運用等について(通知)(12月15日、消防予第501号) 予防課長より、各都道府県消防防災主管部長、東京消防庁・各指定都市消防長あてに次のと おり通知されましたのでお知らせします。 「特定駐車場における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する 省令」(平成26年総務省令第23号。以下「省令」という。)及び「特定駐車場用泡消火設備の設 置及び維持に関する技術上の基準」 (平成26年消防庁告示第5号。以下「告示」という。 )の公 布については、 「特定駐車場における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備 等に関する省令の公布について」 (平成26年3月27日付け消防予第109号)及び「入居者等の避 難に要する時間の算定方法等を定める件等の公布について」 (平成26年3月28日付け消防予第 110号)にて示しているところです。 省令及び告示は、従前消防法第17条第3項に基づき特殊消防用設備等として設置された「閉 鎖型ヘッドを用いた駐車場用消火設備」等の事例から蓄積された知見をもとに制定されたもの です。 これまでに、特殊消防用設備等として設置された「閉鎖型ヘッドを用いた駐車場用消火設備」 は、消防法第17条第3項に規定する設備等設置維持計画に従い維持管理されることが原則です が、省令及び告示の施行等により設備等設置維持計画に適合しなくなる場合があることから、 今般、その取り扱いについて運用を定めましたので通知します。 また、特定駐車場用泡消火設備に用いられる閉鎖型泡水溶液ヘッド、開放型泡水溶液ヘッド 及び感知継手は、使用条件により性能等が異なるものがあるため、その留意点についても併せ て示します。 貴職におかれましては、下記事項(省略)に十分ご配慮頂きますとともに、各都道府県消防 防災主管部長におかれましては、貴都道府県内の市町村(消防の事務を処理する一部事務組合 等を含む。 )に対しても、周知していただきますようお願いします。 なお、本通知は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第37条の規定に基づく助言として発出 するものであることを申し添えます。 ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2612/pdf/261215_yo501.pdf)に掲載されています。 【問い合わせ先】予防課設備係 担当:金子、近藤、勝沼 ◆ 寒冷な環境下における自動体外式除細動器(AED)の適切な保管・運搬について(12月 18日、事務連絡) 救急企画室より、各都道府県消防防災主管部(局)あてに次のとおり通知されましたのでお知 らせします。 平素より救急行政の推進について御理解、御協力いただき御礼申し上げます。 今後の本格的な冬の到来とともに、寒冷な環境下において救急業務を実施することが多くな ると想定されます。 救急業務中に使用される自動体外式除細動器(AED)については、これまでも適切な管理 をお願いしてきたところですが、気温が氷点下になるなど寒冷な環境下においては、バッテリ ーの出力低下や電極パッドの凍結等により、正しく作動しない可能性が指摘されています。救 急業務の実施に際してAEDが正しく作動せず、その活動に支障が生じることを防ぐため、各 消防本部が所有するAEDの日常的な保管や寒冷な環境下への運搬に際して適切な温度管理を 10 行うよう、貴都道府県内市町村(消防の事務を処理する組合を含む。 )に対して周知されますよ うお願いします。 なお、本通知は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第37条の規定に基づく助言として発出 するものであることを申し添えます。 ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2612/pdf/261218_jimuren.pdf)に掲載されていま す。 【問い合わせ先】救急企画室 担当:寺谷専門官、立花、濱砂 報道発表 ◆ 「平成26年版消防白書」の公表(12月19日、消防庁) 消防白書は、国民の生命、身体及び財産を災害等から守る消防防災活動について紹介するも のであり、毎年刊行しています。 平成26年版消防白書では、特集において、緊急消防援助隊の機能強化、消防団等地域防災 力の充実強化、最近の大規模自然災害・火災爆発事故への対応及びこれを踏まえた消防防災体 制の整備について取り上げています。 なお、消防白書は、消防庁のホームページに掲載するとともに、政府刊行物サービスセンタ ーや主要書店などで販売されます。 (以下省略) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h26/2612/261219_1houdou/01_houdoushiryou. pdf)に掲載されています。 【問い合わせ先】総務課 担当:小谷政策評価広報官、落合広報係長 ◆ 「石油コンビナート等の消火用屋外給水施設における合成樹脂配管の使用に関する検討会」 の発足(12月19日、消防庁) 石油コンビナート等に設置されている消火用屋外給水施設について合成樹脂配管を使用する 場合の各種検討を行う「石油コンビナート等の消火用屋外給水施設における合成樹脂配管の使 用に関する検討会」を発足することとしましたのでお知らせします。 (以下省略) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h26/2612/261219_1houdou/02_houdoushiryou. pdf)に掲載されています。 【問い合わせ先】特殊災害室 担当:宮崎課長補佐、瀧下係長 ◆ 平成26年版 救急・救助の現況(12月19日、消防庁) 消防庁では、全国の救急業務及び救助業務の実施状況等について、毎年調査を実施しており ます。今般、 「平成 26 年版 救急・救助の現況」 (救急蘇生統計を含む。)を取りまとめましたの で、公表します。(以下省略) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h26/2612/261219_1houdou/03_houdoushiryou. pdf)に掲載されています。 11 【問い合わせ先】 (救急)救急企画室救急連携係 担当:寺谷、平井、鈴木 (救助)国民保護・防災部参事官付 担当:小林、鶴見、西本 (航空)国民保護・防災部防災課広域応援室航空係 担当:山尾、小泉、藤城 ◆ 「消防団員入団促進キャンペーン」の実施(12月19日、消防庁) 消防庁では、平成 27 年1月から3月までの間を「消防団員入団促進キャンペーン」期間と位 置づけ、消防団員募集の運動を展開します。 毎年3月末から4月にかけて、消防団員の退団が多くなる傾向にあります。このことから、 消防庁では、本年度も地域防災力の向上を図るために、退団時期の前の1月から3月を「消防 団員入団促進キャンペーン」の期間として位置づけ、消防団員募集についての広報の全国的な 展開を図ります。 【添付資料】 (省略) 「消防団員入団促進キャンペーン」に基づく広報の推進について(通知) ・消防団員入団促進ポスター・リーフレット(全国の都道府県、市町村、消防本部等に配布) ・平成 26 年4月1日現在の消防団員数について ・消防団を中核とした地域防災力の充実強化の在り方に関する中間答申(抄) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h26/2612/261219_1houdou/04_houdoushiryou. pdf)に掲載されています。 【問い合わせ先】国民保護・防災部地域防災室 担当:伊藤課長補佐、山下 情報提供等 ◆ 第26回全国消防本部対抗駅伝競走大会の開催について 東京消防庁(東京) 東京消防庁陸上競技部会では、全国の消防本部等の同好者との交流を図り、相互の理解を深め、今 後の消防業務に資することを目的として、恒例の全国消防本部対抗駅伝競走大会を、下記のとおり開 催いたしますので、ご参加くださいますようご案内申し上げます。 1 大会名等 第26回全国消防本部対抗駅伝競走大会 東京都千代田区皇居内濠周回歩道コース(大会本部―桜田門前広場、時計塔横) 2 日時等 (1) 平成27年2月28日(土) (2) 受 付 9時00分(大会本部前) (3) 開会式 10時00分 (4) スタート 10時30分 3 競技実施方法 皇居内濠周回歩道を5周します。 (1人1周 4.95Km)スタート・中継及びゴールは、桜田 門前広場、時計塔となります。 4 チーム編成 正選手5名、補欠2名、監督1名(監督は、選手を兼ねることが出来るものとします。) 各消防本部とも、男子チーム、女子チームともに1チームまでとします。 5 申込み方法 12 (1) 大会申込書(選手名簿)の提出 所定の申込書に必要事項を記入のうえ、メールにて送信してください。 ※ 申込書が必要な場合は、下記メールアドレスにその旨わかるように送信してください。 ワード形式の申し込み用紙を返信します。 (2) 申込み先 メールアドレス suga.wara@ymp.ms246.net (3) 申込締切日 平成27年 1 月28日(水)※ 期限を厳守してください。 (4) 参加申込みをされた消防本部には、メールを返信しますので、1週間経過しても返信がな い場合は、電話等により確認をお願いします。 6 参加料 1 チーム 10,000円(ナンバーカード代及び傷害保険代を含む) 7 表 彰 (1) 団体賞 チーム単位とし、1位から3位までトロフィー、メダル、賞状、4位から10位まで楯、賞状 を授与します。 (2) 個人賞 ア 各周回ごとの最高記録者に、区間賞を授与します。 イ 最優秀選手1名に、最優秀選手賞を授与します。 ウ 参加者全員に参加賞を贈呈します。 8 懇親会 希望者による懇親会を13時30頃から開催いたします。会場はアリスアクアガーデン東京丸の 内です。 会費は1人4000円です。参加の有無は申込書に記入してください。 9 その他 (1) 参加費及び懇親会の振込みについて ア 参加費・懇親会費は、東京消防信用組合本店・普通口座・口座名「陸上競技部会2」 口座番号0515151(東京都千代田区大手町1-3-5)に振込みをお願いします。 振込み期限は、平成27年1月28日(水)としますので、期限を厳守してください。 郵便局以外の金融機関ならば、どちらからでも振り込み出来ます。 ※振込み者名は消防本部名でお願いします。 イ 納入された参加料等は、準備の都合上、不参加の場合でも、一切返金致しかねますので予め ご了承ください。 (2) ナンバーカード・たすきは、大会事務局で準備いたします。 (3) 問い合わせ等は担当の下記メールにてお願いします。 【連絡先】東京消防庁陸上競技部会 担 当 : 菅原 孝幸(すがわら たかゆき) メ ー ル : suga.wara@ymp.ms246.net 携帯電話 : 090-2239-3253 ※ 消防庁各課室の直通電話番号は(http://www.fdma.go.jp/neuter/about/tel.html)に掲載さ れています。 週間情報では、各本部の身近な情報を掲載していますので情報をお寄せ下さい。 週間情報への投稿は企画課へ! TEL 03-3234-1321 FAX 03-3234-1847 E-mail : weekly@fcaj.gr.jp 【お知らせ】 次回の週間情報は、平成27年1月7日(水)の発行となります。今年一年間、多 くのご投稿ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。 13
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