車載イーサネットのコンフォーマンス/相互接続性テスト

SOLUTION BRIEF
車載イーサネットのコンフォーマンス/相互接続性テスト
車載ネットワーキングは急速に進化しており、自動車メーカー
は、複雑なECU(電子制御ユニット)を増やすことで対処してい
ます。ECUの多くは、高価でメンテナンスの難しい専用のケーブ
ルやネットワーキングインタフェースを必要とします。エンジン
とシャーシに次いでワイヤーハーネスが車で3番目に重く、コス
トのかかるコンポーネントとなっているのは、この複雑なケーブ
ソリューションのハイライト
車載イーサネットに相互接続性と規格適合性のテストが求
められる理由:
• これまで独立していたシステムが、共有バスを介して強
調する必要がある
ルとインタフェースのためです。
自動車業界には、同じ物理媒体で多様なテクノロジーに対応す
る標準インタフェースが必要です。そこで、同じプラットフォー
ムに各種テクノロジーを統合する最もコスト効果の高いソ
• TCP/IPは複数のデバイスが互いに通信できるよう設計
されている
• ワイヤレス接続によって内部スタックが外部の脅威にさ
らされるため、内部システムがプロトコルスプーフィン
リューションとして、イーサネットが注目されています。イーサ
グ、認証、プロトコル攻撃に関連したプロトコル動作の
ネットは、安価で標準化されているだけでなく、専用ケーブルに
比べて軽量です。また、車の重量を軽減する技術はすべて燃費
向上につながることから、イーサネットは自動車業界に大歓迎
被害を受ける可能性がある
• 自動車開発のV 字モデルの早期段階からクオリティを
構築する必要がある
されています。
まず第一歩として、インフォテイメントと ADASシステムにイー
サネットが導入され、これらのシステム間の相互接続性と安全
性を確保することが重要です。また、自動車メーカーは、相互
接続性と規格適合のテストやレポートを通じて、ECUコードの
クオリティ / サービスレベルチェックを徹底する必要があり
ます。
集中型イーサネットシステムの利用により、侵入や悪意ある攻撃、
すなわちセキュリティ侵害が問題となり、セキュリティや脆弱
性のテストも、製品が市場投入に適切かどうかの判断に役立ち
ます。
コネクティッド・カー
アプリケーション
スイッチ
ECU
コンフォーマンス
機能
インフォテイメント
ADAS
パーソナル
プロトコル
パフォーマンス
セキュリティ
プロトコル
脆弱性
アタック
Wi-Fi /
ワイヤレステスト
アプリケーション
エミュレーション
セキュリティテスト
プロトコル
コンフォーマンス
スイッチ&
ECUエミュレーション
タイミング&
インペアメント
エンドツーエンドのイーサネットおよび
ワイヤレステストソリューション
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イクシアコミュニケーションズ株式会社 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-24-1西新宿三井ビル11F | TEL:03-5326-1948
SOLUTION BRIEF
コンフォーマンステスト
実装が規格に適合していることをスピーディーかつ信頼できる
方法で確認することは、スムーズな市場化に欠かせません。
イクシアのコンフォーマンス
テストソリューション
イクシアのIxANVLにより、自動車 / 部品メーカーは、自社シス
• 現場での問題の発見遅れを防ぐため、さまざまなベンダー
のプロトコルスタックに相互接続性がある
テムや製品が IEEE およびAUTOSAR 規格に適合し、旧来のシ
ステムとも相互運用可能であることを確認できます。さらに、
以下への適合性と相互接続性もテストします。
• システムに回復性がある
• AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)
:
• システムが変形パケットや細工したパケットを処理できる
• 他のシステムによる否定的なプロトコル動作を処理できる
• システムが強力なセキュリティ態勢をサポートできる
自動車メーカー、サプライヤー、ツール開発者が共同で開発
した車載ソフトウェアアーキテクチャのオープン規格
• GENIVI:車載インフォテイメント(IVI)業界に人気の高い
• 現場への導入によってスタックが損なわれるリスクが最小化
Linux カーネルベースのオペレーティングシステム、ミドル
ウェア、プラットフォーム
されている
IxANVLの特長:
• 業界をリードするプロトコル相互接続性テストスイート
ƒƒ AUTOSAR および/またはGENIVI スタックをベースとし、
AUTOSAR、Open Allianceおよびその他の標準化団体に
1,500以上のテストケースを提供
ƒƒ IPv6スタックテストに対応する500以上のテスト
ƒƒ IPv4、IPv6 の両方でUDPとTCP のテストが可能
ƒƒ 幅広いプロトコルに対応し、ネガティブテストを含め、サ
• 開発上のニーズ
ƒƒ 実環境のシナリオの事前適用や各種のテスト
方式によるスタック開発時間の短縮
ƒƒ 正しいプロトコル設計
ƒƒ 統合チェーンの早期に欠陥を修正
ƒƒ 将来の付帯的損害を防止
ƒƒ ラボ認定の準備
ポートする各プロトコル向けの何百ものテストを自動化
Total test
count:
500+
Total test
count:
Automotive Ethernet
Network IPv6 Infrastructure
Conformance
Main RFC and
supporting RFC’s
768, 1122
AUTO-ETH-IPv6
2460, 2464
791, 1122
AUTO-ETH-IPv6CP
2472
AUTO-ETH-ICMPv4
792, 1122, 1812
AUTO-ETH-MLD
2710
AUTO-ETH-TCP-Core
792, 1122, 2460
AUTO-ETH-DHCPv6-Client
3315
AUTO-ETH-ARP
826
AUTO-ETH-DHCPv6-Server
2131
AUTO-ETH-TCP-Advanced
2001, 1191, 2385, 2463, 1981, 896,
cubic-tcp-draft
AUTO-ETH-Mobile IPv6
3775
AUTO-ETH-IPv6ov4
4213, 2529, 3056, 3068
AUTO-ETH-DHCP-Client
2131, 2132
AUTO-ETH-NDP
4861, 4291
AUTO-ETH-DHCP-Server
2131, 2132
AUTO-ETH-ICMPv6
4443, 2463
AUTO-ETH-DHCP-AutoConf
AUTO-ETH-UDP
AUTO-ETH-IPv6-AutoConf
4862
Automotive Ethernet
Network IPv4 Infrastructure
Conformance
Main RFC and
supporting RFC’s
AUTO-ETH-UDP
AUTO-ETH-IPv4
500+
ƒƒ テストの簡素化、デバッグの合理化、複雑なス
タック実装における障害点の分離、反復可能な
形で迅速に分析/ 再テストする機能
ƒƒ 自動化 /リグレッション
URL : http://www.ixiacom.jp
E-mail: salesjapan@ixiacom.com
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features, and functionality. Ixia is only obligated to provide those deliverables specifically included in a written agreement between Ixia and the customer.
PN: 915-3514-03 Rev. A, December 2014
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