龍山の暮らしの現状と今後の地域づくり 静岡文化芸術大学 文化政策学部 文化政策学科 舩戸ゼミ「龍山調査・現地報告会」 舩戸ゼミでは、1年間かけて、浜松市の中山間地域である、天竜区龍山町(旧・龍山村)の調査をしてきました。 そもそも、この地域は、浜松市と合併するまで、県内に残る「最後の村」でした。かつては秋葉ダムの建設や峰之沢鉱 山の開発などで、ピーク時の人口は1万3千人を超えていましたが、平成26年12月1日時点の人口は750人です。昨 年度には、龍山第一小学校が閉校し、町内からは小中学校がなくなりました。今後、さらなる人口減少によって集落の消 滅など過疎問題が深刻化することが予想されます。 このような地域を舩戸ゼミでは、龍山にある34全集落を訪ね歩きつつ、そこにお住まいの方々への聞き取りを行い、 集落の現状や課題について調べてきました。また、龍山のイベントやお祭りに参加することを通して現地の生活や暮ら しについてもフィールドワークを行ってきました。 さらに、龍山にお住まいの349全世帯にアンケートを配布し、現地の人たちの意識調査を行いました。また、すでに龍 山から転出された、現在20代から70代までの龍山出身者約600名にも、アンケートを配布し、ふるさとである龍山への 思いや現在の龍山とのかかわりについても調査をしました。 そこで、これまでの調査結果と考察を踏まえ、①龍山居住者の「家族構成」と「他出子(転出した子ども)」、②転出され た龍山「出身者」、③龍山の「女性グループ活動」、④龍山外から来る「移住者」、⑤買い物困難者を対象にした「移動販 売」、⑥人口減少から増加する「空き家」という6つのテーマから、今後の龍山の地域づくりについての提案を以下のよう な現地報告会で発表し、龍山ならびに浜松の中山間地域の再生に貢献していきたいと考えています。 現地報告会は、龍山以外にお住まいの方々もご参加になれますので、ご興味のある方は、是非、ご来場ください。 石倉達也・中込恭輔・山下貴帆(文化政策学科3年) 舩戸修一(文化政策学科講師) 【日時】 平成27年2月27日(金)午後7時~午後9時30分 【場所】 龍山森林文化会館(浜松市天竜区龍山町瀬尻982-2)※駐車場あり 【報告内容】 ① ふるさとに通う子どもたちと集落のかかわり ② ふるさとを出た龍山出身者たちの意識と行動 ③ 農村女性たちによる地域活動の意義と課題 ④ 移住者の意識と定住促進のための課題 ⑤ 買い物支援の現状と将来像 ⑥ 空き家の現状とその利活用の課題 【料金】 無料 【申込み】 不要 【お問い合わせ】 静岡文化芸術大学 文化政策学部 文化政策学科 舩戸修一 Mail:s-funa@suac.ac.jp あるいは、静岡文化芸術大学 地域連携室 Tel:053-457-6105/Mail:chiiki@suac.ac.jp 浜松市龍山協働センター(担当:高村) Tel:053-966-2111
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