シュテファン・テミング - Andreas Janotta Arts Management

シュテファン・テミング
2009年コンサート・ツアー
ヨーロッパ、日本、南アフリカ
コレルリ・ア・ラ・モード
ソナタ集 作品5
... バロック・エクストラヴァガンツァとヴィルトゥオジティ ...
... 250年後の再発見 ...
... 全く革新的な解釈 ...
シュテファン・テミング (リコーダー)
オルガ・ワッツ (ハープシコード)
DEMO CD
with excerpts
(not for sale)
2009年1月発売 (Nr. OC 598)
1 ソナタ第11番: Allegro - 2:20
2 ソナタ第7番: Largo - 1:50
3 ソナタ第10番: Allegro - 0:59
4 ソナタ第12番“ラ・フォリア“- 0:55
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シュテファン・テミングは、全く斬新にコレルリを演奏します。
18世紀バロック最盛期に生み出されたソナタ集「作品5」の革新的な初録音です。
2009年のツアーでは、シュテファン・テミングとオルガ・ワッツは、アルカンジェロ・コレルリ(1653-1713)のとても意欲的な世界
初録音を発表します。ソナタ集「作品5」のソナタ第7番から第12番はバロック時代に最も人気の高かった作品です。
“この南アフリカ出身の若いリコーダー奏者は、ステージに立つと華麗な装飾音で彩られたバロック音楽を見
事に演奏します。ハープシコード奏者オルガ・ワッツとの素晴らしいチームワークで、鮮やかで息を呑むくらい刺
激的、そして虹色のように光彩放つ音の粒を生み出していきます。” (南ドイツ新聞、2007年9月)
ヨーロッパ、日本、南アフリカ各地の聴衆は250年間忘れられていた演奏スタイルが蘇る瞬間を楽しまれることでしょう。シュ
テファンは、装飾音絢爛に編曲されたコレルリの作品を完璧な演奏技術をもって勇敢に挑み、その一言で表せないような名
演奏は1750年代のバロック時代でも形跡を残すほどのものであったでしょう。
豪華絢爛に装飾音が彩られ、コレルリが新しく蘇る
シュテファンは数ヶ月間ヨーロッパで研究を重ねた結果、ジェミニアーニ、ヴェラチーニ、 デュブール (ヘンデル・メサイアを初
演した指揮者)など有名な作曲家によるコレルリの編曲集を集めました。そして優れた見識を持って独自の感性でソナタ集
「作品 5」を集めました。ソナタ各曲に18世紀の演奏家の天才ぶり、そしてシュテファンの未知なる音楽センスが見られます。
“完璧なテクニックの持ち主だが、それ以上に感銘を受けるのは、知性溢れるフレージング、斬新な演奏、そ
してリコーダー奏者に類まれな音楽的感性である。 (南ドイツ新聞、2007年9月)”
このCDでは、シュテファンの即興ヴァリエーションと装飾音絢爛なコレルリの編曲版が、世界初録音としてお楽しみいただけます。
1750年以来、最初の演奏家としてシュテファンとオルガは、ずば抜けた演奏テクニックと類まれな音楽センスを持ってこの作
品にチャレンジしました。そして数世紀を経て、この革新的なバロックの傑作はようやく蘇るのです。
コレルリ・ア・ラ・モード
1750年代のコレルリの熱狂的な人気
アルカンジェロ・コレルリのソナタ集「作品5」はヨーロッパで出版された作品です。それ以来、50以上も再編曲版が出版されま
した。コレルリ自身はこのカルト的な扱いを楽しみました。コレルリの音楽は当時の技巧的奏法と芸術家の独自性の発展の動
きに多大な影響を与えました。イギリスでは熱狂的な人気ぶりとなり、コレルリ・マニアのブームもおこり、クライマックスを迎え
たのです。有名な音楽家達は競ってソナタ「作品5」を独自の芸術的感性で挑戦することに必然性を感じました。コレルリの
音楽はもはや誰も無視できないほど大きな存在となったのです。
“今日まで、バロック時代の音楽文化であった際限なく自由で遊び心あふれる演奏スタイルは、歴史的資料
に記された物語にすぎなかったのです。シュテファンは、そのバロック時代の演奏スタイルを見事に蘇らせて、
その世界の活発な様子を再現してくれます。;その音楽家は単なる執行者以上の存在であり、作品の共同ク
リエーターとして音楽を作り上げていきます。“ (クリスティーナ・ウルシェギーナ博士、コレルリ完全版の編集
者、チューリッヒ大学 2008年6月)
シュテファンはコレルリ・マニアからインスピレーションを受けながら、ひとにぎりの人しか到達できないような演奏レベルに仕上
げていきました。2009年1月にはドイツの注目のレーベル、エームス・クラシックスからCDがリリースされます。世界21カ国で発
売され、ヨーロッパ、アジア、アフリカでもツアーが予定されています。
シュテファン・テミング
リコーダーを演奏するシュテファン・テミングは1978年ケープタウンにドイツ人と南アフリカ人の両親のもとに生まれる。1998年
から2003年にディプロマを取得するまでミュンヘンのリヒャルト・シュトラウス音楽院でマーカス・ツァーンハウゼンに師事し、そ
の後フランクフルト音楽院でミヒャエル・シュナイダー教授のもとで研鑽を磨く。
シュテファン・テミングはバロック時代のリコーダーのレパートリーの大半を弾きこなす。アーリー・ミュージックのスペシャリストと
してノイエ・デュッセルドルファー・ホーフムジーク、ラウテン・カンパニー・ベルリン等アンサンブルと組んで演奏活動を行う。他
にもトーマス・ボイセン、セルジョ・チョメーイ、ジョエル・フレデリクセン、ナオキ・キタヤ、マルグレット・クル、カルステン・エリッ
ク・オーセ、モーリス・シュテーガー等と共演を重ねる。ドイツや南アフリカにとどまらず、オランダ、スイス、レバノン、クロアチア、
ロシア各国に招待されて国際的な演奏活動を展開する。CD録音は参加したフランス・ハルモニア・ムンディ、クリストフォール
ス、南西ドイツ放送局、バイエルン放送局などで制作されたもの。2009年1月には18世紀のコレルリのソナタ集「作品5」の装
飾音バージョンがエームス・クラシックスから世界初録音としてリリースされる。
シュテファンはバロックから現代音楽まで幅広く演奏をこなす。リコーダーのレパートリーを開拓することに非常に意欲的である。
ベルンハルト・ラング、 ナディール・ヴァッセナ、 ゴルドン・カンペ、 ヘルガ・ポガッチャーといった現代音楽の作曲家に作曲を
委託し、現代音楽のプレミア・コンサートも開催する。2008年にはミュンヘンより現代音楽の部門で奨学金を授かる。
シュテファン・テミングはさらに南アフリカの伝統音楽とヨーロッパのクラシック音楽融合の可能性を試みている。レフジウムと
ディズ・クドゥホルン・バンド等バロック・アンサンブルとはコラボレーションを行い2004年のヨーロッパのツアーを行った。
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オルガ・ワッツ
オルガ・ワッツはモスクワに生まれ、ピアノと音楽学をモスクワ音楽院で学ぶ。ミュンヘンの音楽院でラース・ウルリッヒ教授とク
リスティーネ・ショーンシャイム教授に師事する。1998年には最優秀の成績でディプロマを取得。 メノ・ヴァン・デルフトとボブ・
ファン・アスペレンのマスタークラス、そしてラインハルト・ゲーベル、フランス・ブリュッヘン、トーマス・ヘンゲルブロックとのコラ
ボレーションは彼女のキャリアに大きな影響を及ぼした。ヨーロッパの数々の室内楽オーケストラの常連ゲスト・アーティストで
もある。
1997年にはバイエルン州主催のコンクールで「歴史的な演奏」部門で若手アーチストとして第1位を獲得する。2000年には
ヴァイオリニストのリュディガー・ロッターとアンサンブル・リリアルテを設立して、ドイツと隣接した国々のバロック音楽シーンで
早くも注目を浴びる。
オルガ・ワッツは通奏低音と室内楽の分野でスペシャリストとして評価が高い。ARD(ドイツ放送連盟)主催のミュンヘンコンクー
ルの専属伴奏者であり、2002年のバッハ・コンクールでも伴奏を担当した。
www.lyriarte.de
コンサート・プログラム1
コレルリ:ソナタ集作品5
アルカンジェロ・コレルリ (1653-1713) : ソナタ集作品5より ソナタ第7番から第12番
ソナタ第7番 ト長調 (原調 ニ短調)
Preludio (Vivace) — Corrente (Allegro) — Sarabanda (Largo) — Giga (Allegro)
ソナタ第8番 ホ短調
Preludio (Adagio)— Allemanda (Allegro) — Sarabanda (Largo) — Giga (Allegro)
ソナタ第10番 ハ長調 (原調 ヘ長調)
Preludio (Adagio) — Allemanda (Allegro) — Sarabanda (Largo) — Giga (Allegro) — Gavotta (Allegro)
— 休憩 —
ソナタ第9番 イ長調
Preludio (Largo) — Giga (Allegro) — Adagio — Tempo di Gavotta (Allegro)
ソナタ第11番 ホ長調
Preludio (Adagio) — Allegro — Adagio — Vivace — Gavotta (Allegro)
ソナタ第12番 ト短調 “ラ・フォリア”(原調 ニ短調)[ヴェラチーニ版による]
装飾音: ウィリアム・ベイベル、ミシェル・ブラヴェ、
ピエトロ・カストゥルッチ、 マシュー・デュブール、
フランチェスコ・ジェミニアーニ、ジュゼッペ・タルティーニ、
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ他
コンサート・プログラム2
コレルリと仲間たち
コレルリの影響を受けた作曲家達
アルカンジェロ・コレルリ (1653–1713)
ソナタ集作品5第7番 ト短調
Preludio (Vivace) — Corrente (Allegro) — Sarabanda (Largo) — Giga (Allegro)
ヨハン・マッテゾン (1681–1764)
ソナタ第12番“誠実なるヴィルトゥオーゾ”
Alla Corelli — Corrente — Sarabande — Giga
フランチェスコ・ジェミニアーニ (1687–1762)
シャコンヌ
コレルリの ソナタ第7番作品5 “サラバンド”のテーマによる
アルカンジェロ・コレルリ(1653-1713)
ソナタ集作品5第10番 ハ長調
Preludio (Adagio) — Allemanda (Allegro) — Sarabanda (Largo) — Giga (Allegro) — Gavotta (Allegro)
— 休憩 —
ゲオルク・フリードヒリ・ヘンデル (1685–1759)
ソナタ ト短調 (HWV 360)
Larghetto — Andante — Adagio — Presto
アントニオ・ヴィヴァルディ (1678–1741)
ソナタ作品2第4番 へ長調
Andante — Allemanda (Allegro) — Sarabanda (Andante) — Corrente (Presto)
アルカンジェロ・コレルリ
ソナタ集作品5第12番 ト短調“ラ・フォリア” [ヴェラチーニ版による]
コンサート・プログラム3
イタリアーニタ
イタリアの初期と盛期のバロック音楽
フランチェスコ・マリア・ヴェラチー二 (1690-1768)
ソナタ イ短調
Overtura — Allegro — Paesana (Allegro) — Largo — Postiglione (Giga)
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ (1630没)
ソナタ第2番
ベルナルド・ストラーチェ(1637頃-1707)
ハープシコードのためのアラミレによるパッサカリア
ジュゼッペ・サンマルティーニ (1695-1750)
ソナタ第11番 ヘ長調 (パルマ写本)
Andante — Allegro — Adagio — Andante Allegro
— 休憩 —
アントニオ・ヴィヴァルディ (1678–1741)
作品2ソナタ第4番 ヘ長調
Andante — Allemanda (Allegro) — Sarabanda (Andante) — Corrente (Presto)
メアリ・パンドルフィ (17世紀)
ソナタ “カステラ”
アンジェロ・ベラルディ (1636-1694)
カンツォーネ・セスタ
アルカンジェロ・コレルリ (1653-1713)
ソナタ集作品5第12番 ト短調 “ラ・フォリア” [ヴェラチー二に版]
3つのコンサートの枠組み
- ヴァロッティ調律のハープシコード
- CD販売とサイン会
オーケストラのコンサート
リコーダーとバロック・オーケストラのための協奏曲と組曲
- A. ヴィヴァルディ、G. Ph. テレマン、G. サンマルティーニ、A. ヘーベレ作曲のリコーダー協奏曲
- コレルリ「作品5」 ジェミニアーニによるオーケストラの編曲
プレス
南ドイツ新聞 ミュンヘン 2007年9月
“完璧なテクニックの持ち主だが、それ以上に感銘を受けるのは、知性溢れるフレージング、斬新な演奏、
そして最近のリコーダー奏者に類まれな音楽的に深い部分へと導いていく感性である”
プレス
アーベント・ツァイトゥング(新聞) ミュンヘン 2007年9月
“リコーダーの巨匠 –シュテファン・テミング バロック音楽と現代音楽を自由に行き来する”
プレス
ノイエ・ムジーク新聞 (レーゲンスブルク) 2007年11月
“ シュテファン・テミングはポガッチャーのテキストとプレイバックとライブ演奏で構成された奇抜なミニ
チュア作品を上演するのに、充分なウィット感と演奏技術を持ち合わせていた。大きな拍手を呼び起こし
た。”
プレス
南ドイツ新聞 2008年3月
“「ステンレス・サファリ」のワールドプレミア; ユーモアと魅力に溢れた作品で、リコーダーの名手シュテ
ファン・テミングが、数本のリコーダーを使いこなして野生動物のざわめきを見事に表現する。時には2本
のリコーダーを同時に使いこなす。”
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Photography © Siggi Mueller 2008