サービスプロバイダ • もともとインターネットは自分で相互接続 • 接続を代行する事業者がISP • ASP(Application Service Provider) – インターネット経由でアプリケーションの機能を 提供 – 最近はSaaS(クラウドのイッシュ) • SSP(Storage SP)、MSP(Managed SP)も • 最近のISPはxSP全般をサービスとして提供 検索エンジン • カテゴリ型 – カテゴリでWebサイトを分類 – 人手で登録 • ロボット型 – プログラムがWebサイトを巡回して登録 – キーワードで検索 – SEO(サーチエンジン最適化)で上位に • Webサイトは膨大でカテゴリ型は非現実 的になった 高度な検索方法 • 論理演算子 – AND, OR, NOT – ()で優先順位制御 – 省略するとANDの場合が多い • 効率のよい検索には – フレーズで検索 – 固有名詞を使う – 表記のゆれを意識 – 別の言葉を加える 電子商取引 • 企業間取引はBtoB • 企業と個人消費者はBtoC – オンラインショッピング • 個人対個人はCtoC – ネットオークション – 「エスクローサービス」で安全確保 • オンライン販売では様々なコスト削減が可能 – 在庫保管・販売店への配送が不要 – 卸業者を入れずに直接取引 Web利用などのマナー (ネチケット) • • • • Webによる情報公開 BBS(SNSも) チャット オンラインゲーム – 過度に感情的にならない – 不確実な情報を掲載しない – 他人を誹謗中傷しない – 著作権・プライバシーを侵害しない – 個人情報を掲載しない 電子メールのマナー (ネチケット) • • • • • • • • • 内容、宛先を十分に確認する 適切な「件名」を付ける 署名は名刺に記載する項目程度 一行は半角70~76文字 段落と段落の間に空白行 誤解を与えないような文章 添付ファイル・HTMLメールは相手の環境に留意 第三者に読まれたくないときは暗号化 メーリングリストでは – 宛先を確認 – テーマから逸脱しない – ウイルスを送らないように十分に注意 – ローカルルールを尊重 迷惑メール • SPAMメール – 不特定多数にばらまかれるメール – 特定商取引法・特定電子メール送信適正化法で罰 則強化するも増加傾向 – フィッシング詐欺 • チェーンメール – 読んだら他の人にも転送するよう指示 – 真偽が確認できない「デマ」であることが多い – 真実だとしても送るべきでない • Webページで裏付けを取る→メディアリテラシー 特定商取引法 • オンラインショッピングでの被害から消費者 を守る • 以下の表示を義務付け – – – – – – 価格と送料 支払時期と方法 商品の引き渡し時期 返品の可否と条件 販売業者名・住所・電話番号・代表者/責任者名 申込有効期限があるときはその期限 • 意に反して注文させることの禁止 – わかりやすい画面表示 迷惑メールの規制 • 特定商取引法・特定電子メール送信適正化法 で規制 – – – – – 前者は広告事業者、後者は送信者を規制 承諾していない場合の広告メール禁止 受信拒否の通知を受けた場合のメール禁止 記録を3年間保存 送信者の氏名・名称、受信拒否連絡先の表示 • 違反すると罰則あり – 日本産業協会、日本データ通信協会で相談受付 プライバシー • 個人情報の管理 – 自分・他人の個人情報をむやみに公開しない – 個人情報を収集する場合はプライバシーポリシーを 定める • 個人情報保護法 – 個人情報取り扱い事業者対象 – 取得、管理、第三者提供などについて規定 • プロバイダ責任制限法 – 違法情報を放置すれば責任を負う – 削除依頼の手続き – 発信者情報の開示が可能 著作権 • 著作物 – 小説、詩、曲、絵画、映画、プログラム • 著作者人格権:永久に保護 – 公表権、氏名表示権、同一性保持権 • 著作(財産)権:死後50年まで保護 – 複製権、上演権、上映権、展示権、貸与権など • 何をするにも著作者の許諾が必要 • 例外もある – 私的使用のための複製や引用など • プログラムの著作物 – オープンソース:ソースコードが公開・自由に改変可能 – PDS:著作(財産)権を主張しないソフトウェア – フリーウェア:無料・シェアウェア:有料(試用は無料) 電子政府 • 電子公証制度 – 公証制度を電子文書に拡大 • 住基ネット – 住民基本台帳ネットワークシステム – 住民基本台帳(住民票をまとめたもの)を全 国どこからでも確認 • 電子申請 – e-Taxで税の申告・納税がオンラインで可能 • 電子証明書の取得が必要(住基カード利用も) ファイアウォールの仕組み(再) • アプリケーションレベルゲートウェイ型 – 外部と内部の直接通信を禁止 – 代理サーバーを利用 • パケットフィルタリング型 – IPパケットの宛先を判別して禁止されている 宛先向けの通信を遮断 – NAPTを併用して外部からの直接通信を禁止 – SPI • 応答パケットの遮断を回避する仕組み 迷惑メール送信防止 • 外部に送らない仕組み – ウイルス感染などにより迷惑メールを送信し てしまう – OP25B(Outbound Port 25 Blocking) • PCからのメール送信を禁止・ISPのメールサーバ からのみメール送信が可能 • サーバを不正に使用されない仕組み – ISPのメールサーバ経由の送信を防ぐため SMTP Authによる認証を導入 暗号化技術 • 機密性の確保 – 第三者に内容を知らせない – 暗号化通信 • 完全性の確保 – 改ざんされていないことを保証 – 改ざん検知用のデータを付加して通信 • 相手の認証 – パスワード・電子署名 共通鍵暗号方式 • 暗号化・復号化に用いる「鍵」を共通に 持つ方式 – 同じ「鍵」でないと解読できない • 「鍵」の受け渡しが問題 – 「鍵」が漏洩すると暗号通信の意味がない – この問題を解決したのが「公開鍵暗号方式」 公開鍵暗号方式 • 鍵を秘密鍵と公開鍵の2つに分ける • 暗号化には公開鍵、復号化には秘密鍵を 用いる – 公開鍵は全世界に公開されている – 公開鍵とペアになった秘密鍵でしか復号化で きない→親展通信 – 秘密鍵は絶対に秘密 – 公開鍵から秘密鍵を知ることは原理的に不可 能 改ざん検知 • 一方向ハッシュ関数を用いてメッセージ ダイジェストを作成 • ハッシュ関数=入力するデータの変化に 応じて異なる数値を出力 • 出力値からは入力値を推定できない=一 方向 電子署名 • 公開鍵暗号方式を使う – 秘密鍵で暗号化 • 公開鍵でしか復号化できない→本人確認が可能 • 「公開鍵」が本物であることの証明が必 要 – 「認証局」がその役割を果たす • 認証局が本物であることの証明も必要 • 政府機関や有名企業などが認証局になることがふ つう 安全な電子商取引の仕組み • SSL – 公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を併用した 仕組み – 公開鍵暗号方式で共通鍵の受け渡しを行う • 共通鍵は自分で作り、公開鍵で暗号化してサー バーに送る • 公開鍵=電子証明書に入っている 企業で使われる安全な通信 • IPsec – 暗号化、改ざん検知、認証を備える – IPレベルで暗号化するため上位のプロトコルとは 無関係にセキュリティを高められる – 宛先・送信元は秘匿できない • VPN – 専用線の代わりにインターネット上に仮想的な専 用線を作る仕組み – IPsecを使ったものとSSLを使ったものが代表的 無線LANのセキュリティ • 暗号化 – WEP • 64bitと128bit • 数秒から数分以下で解読可能 – WPA • TKIP:WEPを自動更新のようなもの • AES:WEPより強固なのを自動更新 – WEP < WPA-TKIP < WPA-AES – WPA2 • WPA-AES+CCMP(改ざん検知) • MACアドレスによる接続制限 不正プログラム • ウイルス – プログラムに寄生して破壊・感染 • ワーム – そのものが破壊・感染 • トロイの木馬 – 一見無害を装う • ボット – 第三者の命令を実行する不正プログラム – SPAM、DDoSに悪用 • スパイウェア – ユーザーの情報を盗み見る • アドウェア – 広告を表示する 不正プログラムの感染経路 • USBメモリなどのリムーバブルメディア – 自動実行の仕組みを悪用 • 電子メール – 添付ファイル • P2Pソフト – 映像・音楽に見せかけたウイルスが多数流通 – 暴露ウィルスによる情報漏洩 • セキュリティホール – 自動的に感染拡大 • ホームページ閲覧 – ホームページ書き換えによりウイルスを仕掛ける
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