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2 0 1 1 年 11 月
教材ライブラリーだより
せんだいメディアテーク教材ライブラリー
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☆
秋の夜長は読書に最適
=ビ デ オで 見る文 学入 門=
初 冬 の 気 配 が 濃 く な っ て 参 り ま し た 。 教 材 ラ イ ブ ラ リ ー の あ る 「せ ん だ い メ デ ィ ア テ ー
ク 」前 の 定 禅 寺 通 り の ケ ヤ キ 並 木 も , よ う や く 紅 葉 が 見 頃 に な っ て 参 り ま し た 。
「秋 の 日 は つ る べ 落 と し 」と 言 い ま す が , こ れ か ら ど ん ど ん 夜 が 長 く な っ て き ま す ね 。
秋 に は 「食 欲 の - 」「ス ポ ー ツ の - 」な ど , た く さ ん の キ ャ ッ チ フ レ ー ズ が あ り ま す が , 秋
の 夜 長 に は 「読 書 の 秋 」が 似 合 い ま す 。 古 典 文 学 に 親 し む 絶 好 の 機 会 で は な い で し ょ う か 。
そ こ で , 本 ラ イ ブ ラ リ ー の 「日 本 の 古 典 文 学 」ビ デ オ シ リ ー ズ を ご 紹 介 い た し ま す 。
「読 書 の 勧 め に ビ デ オ ? 」と 訝 し く 思 わ れ る 方 も お い で と 思 い ま す が , こ こ で お 勧 め す る
ビ デ オ は , 「万 葉 集 」や 「古 今 和 歌 集 」, 「平 家 物 語 」な ど の 有 名 な 日 本 の 古 典 文 学 を , そ れ ぞ
れ専門に研究をしてきた著名な教授陣が丁寧に分かりやすく解説しているものです。
内容は中学生・高校生・一般向きになっておりますので,授業で,趣味の講座などで,
読 書 の 前 に 視 聴 し て み て は い か が で し ょ う か 。そ れ ぞ れ の 作 品 の 核 心 に 触 れ た 解 説 に よ り ,
とりつきにくい面がある日本の古典文学が一層身近になり,興味深く読み進めることがで
きるようになるかもしれません。各巻の詳細は裏面をどうぞ!
で は , 小 学 生 向 け に は - 「ア ニ メ 文 学 館 」シ リ ー ズ は い か が で し ょ う か 。 ア ニ メ に よ っ て
大 体 の 筋 立 て や 内 容 を 覚 え て か ら 「本 物 」に 目 を 向 け さ せ る の も あ り か な と 思 い ま す 。
①
伊 豆 の 踊 子 (川 端 康 成 )・ 野 菊 の 墓 (伊 藤 左 千 夫 )
<V95178>
②
高 野 聖 (泉 鏡 花 )・ 怪 談 (小 泉 八 雲 )
<V95179>
③
風 立 ち ぬ (堀 辰 夫 )・ 春 琴 抄 (谷 崎 潤 一 郎 )
<V95180>
⑤
舞 姫 (森 鴎 外 )・ た け く ら べ (樋 口 一 葉 )
<V95182>
⑥
あ す な ろ 物 語 (井 上 靖 )・ 人 生 劇 場 (尾 崎 士 郎 )
<V95183>
⑦
放 浪 記 (林 芙 美 子 )・ 奉 教 人 の 死 (芥 川 龍 之 介 )・ 高 安 犬 物 語 (戸 川 幸 夫 )
<V95184>
⑧
潮 騒 (三 島 由 紀 夫 )二 部 構 成
<V95185>
⑨
坊 っ ち ゃ ん (夏 目 漱 石 )二 部 構 成
<V95186>
⑩
路 傍 の 石 (山 本 有 三 )二 部 構 成
<V95187>
⑪
ビ ル マ の 竪 琴 (竹 山 道 雄 )二 部 構 成
<V95188>
⑫
姿 三 四 郎 (富 田 常 雄 )三 部 構 成
<V95189>
⑮
友 情 (武 者 小 路 実 篤 )・ 学 生 時 代 (久 米 正 雄 )
<V95192>
* 一つの作品が25分です。二話または二部構成では50分になります。
* こ ち ら の シ リ ー ズ が 中 学 生 ・高 校 生 ・一 般 の 皆 様 向 け で す 。
題名・時間・コード
主
な
内
容
日本の古典文学シリーズ
そ の 部 立 が 「 相 聞 」「挽 歌 」 「雑 歌 」 で あ る こ と か ら も 分 か る よ
『万葉集』
う に , 「万 葉 集 」は , 愛 と 死 を 歌 っ た 歌 集 で も あ り ま す 。 人 磨
(3 0 分 )
呂 ・ 穂 積 皇 子 ら 代 表 的 歌 人 の 「相 聞 」(愛 の 歌 )・ 「挽 歌 」(死 の
歌 )を 取 上 げ , そ の 愛 と 死 の 歌 か ら , 万 葉 集 の 豊 か な 生 命 観 ・
V95067 自 命 観 ・ 自 然 観 ・ 世 界 観 を く み と る こ と の で き る 作 品 で す 。
日本の古典文学シリーズ
歌集では,四季の歌や恋の歌が斬新な趣向や複雑な修辞技
『古今和歌集』
法によって歌われ,近代にまで大きな影響を与えました。そ
(3 0 分 )
の優美繊細で典雅端正な美の世界,理知的で感性的な言語の
遊戯の世界を,代表的な歌人の歌を取り上げながら解きあか
V95068 し , そ の 魅 力 に 触 れ て い ま す 。
日本の古典文学シリーズ
光源氏の誕生から恋の遍歴を経て栄華の地位を確保する第
『源氏物語』
一部,身辺に様々な事件が起こり深い悩みを抱いて一生を終
わろうとする第二部,次の世代の薫・浮舟などが登場して男
(3 0 分 )
女の悲劇的な人生が描かれる第三部から構成されています。
源氏と藤壺・六条御息所・紫の上・明石の君など登場人物の
極限的な人生の中で愛すること,生きることの意味が深く追
V95069 求 さ れ て い る こ と を 見 る こ と が で き ま す 。
日本の古典文学シリーズ
作者清少納言の新鮮な感覚でとらえた自然や美的世界,宮
『枕草子』
廷貴族の華やかな雅の世界,そして鋭い観察力によってとら
え ら れ た 人 間 の 世 界 が 描 か れ て い ま す 。 そ の 中 か ら 「雪 の い と
(3 0 分 )
た か う 降 り た る を 」と 並 ん で 有 名 な 「頭 の 中 将 の , す ず ろ な る
そ ら ご と を 聞 き て 」(7 8 段 )を 取 上 げ , こ の 段 に 表 れ た 作 者 の
才 知 を 解 き あ か し て い く と と も に 「文 章 を 読 む と は ど う い う こ
V95070 と か 」を 考 え る 作 品 で す 。
日本の古典文学シリーズ
物語では,平和な時代よりも乱世,平家の栄光よりも衰退
『平家物語』
・滅亡が語られています。日本の歴史の中で最もドラマチッ
クな源平の争乱の時代を生き,時代の運命のあや,定めなき
(3 0 分 )
世の辛さをしたたかに体験した人々の中から,義仲,知盛,
建礼門院を取り上げ,その生き方と死に至る様を故地を訪ね
V95071 な が ら 見 て い き ま す 。
日本の古典文学シリーズ
作 者 兼 好 法 師 が 描 い た 「世 俗 」 「仏 道 」「 遁 世 」の 三 つ の 世 界 全
『徒然草』
2 4 4 段 の 中 か ら , 「能 を つ か ん と す る 人 」(第 1 5 0 段 ), 「城
陸 奥 守 泰 盛 は 」(1 8 5 段 ),「あ る 人 ,弓 射 る こ と を 習 ふ に 」(第
(3 0 分 >
9 2 段 )を 中 心 に 取 上 げ , そ の 中 で 人 間 の 実 践 的 な 生 き 方 の 原
理 「理 」「道 理 」 が 探 求 さ れ , 自 覚 さ れ , 確 立 さ れ て い る と こ ろ
V95072 に 中 世 文 学 と し て の 意 義 と 価 値 を 見 い だ す 作 品 で す 。
* 1 6 mm フ ィ ル ム に も 日 本 の 古 典 を 扱 っ た も の が あ り ま す 。 名 機 エ ル モ X P -3 8 0
で 見 る 「平 家 物 語 」や 「竹 取 物 語 」も 味 わ い 深 い の で は な い で し ょ う か 。
暖かさが恋しい季節-火災にご用心!
① ハ ム 太 郎 の と っ と こ 大 事 だ 防 災 訓 練 <V05015>1 3 分
② 親 子 で 学 ぶ 火 事 の 用 心 ・ 地 震 の 用 心 <V02096>1 1 分
③ ト ラ ち ゃ ん の 消 防 隊 長 <V96160>1 5 分
④ 動 物 村 の 消 防 士 <V95045>2 0 分
⑤ わ た し た ち の 防 災 <V90022>3 5 分