C O N T E N T S □ 第26回Beaconユーザシンポジウムご報告 2 □ Close Up!シンポジウム優秀事例発表賞インタビュー 4 □ Beaconユーザ会の組織と活動について 5 □ 平成21年度各地区研究会会長・代表ご挨拶 6 □ プレゼンテーションについて 8 □ 平成21年度研究グループKickoff 9 □ ユーザ会OBエッセイリレー 11 □ 役員の紹介/年間スケジュール 12 Beaconユーザ会ホームページ http://www.beaconuser.jp 3月5日(木)∼7日(土)に滋賀県大津市に ーションが行われました。 トセッション・海外IT動向セッション・パネル おきまして、第26回Beaconユーザシンポジウム 休憩の後は、6会場で事例発表9セッションと ディスカッションなどが行われました。 が開催されました。今回も全国から181社606 BeaconIT&BSPプレゼンテーション2セッション、 研究発表 名と多くのご参加をいただき、活気の溢れる3日 パートナープレゼンテーション7セッションが行わ では、3 4のグ 間となりました。 れました。オープンスペースに設置されたパート ループが、1年 Beaconユ ナーズゾーンには出展各社による展示ブースが 間の研究活 ーザ会定時総 並び、新しいソリューションや新製品の説明・ 動の集大成を 会はあらかじめ デモンストレーションが行なわれました。 発表しました。 Web総会とし 昼 食 後には、 て、登 録 代 表 山崎製パンからのおやつ差し入れ 元ホンダF1監督の桜井淑敏氏による講演が 者の皆様にご 行われました。 研究発表 投票をお願いしました。皆様のご協力のお陰で マネージャーの方々向けのプログラムも充実 無事議案のご承認となりましたこと、 この場をお した内容となりました。海外IT動向セッションでは、 借りして御礼申し上げます。 野口芳延氏による「クラウドコンピューティング」、 1日目の全体会では、坪井会長より開会式お 葛西清氏からは「大規模情報漏えい事故発生! よびWeb総会の結果報告に引き続き、 (株) ビー その時あなたはどうしますか?」と題したセッショ コンIT代表取締役社長 坂本 桂一氏による「不 パネルディスカッション ンが行われました。また運用管理事例研究グル 況に勝つ! "Tsunagi"テクノロジーとワンストップ 夕食および情報交換会では、様々なビュッ ープ主催のパネルディスカッション「利用部門 サービスでコスト削減」と、 (株)ビーエスピー フェ料理やミールスポンサーによる数々の屋台 が期待するI T部門の人材育成」では、体験に 代表取締役社長 竹藤 浩樹氏による「ITサービ が立ち並び、華やかな雰囲気の中、皆さん食事 基づく貴重なお話を聞くことができました。 スマネジメントの実践へ向けて∼LMI S (エルミス) と会話を楽しんでおられました。 2日目夜のパーティーでは、優秀な評価を得た による全体最適の実現∼」の2つのプレゼンテ 2日目は5会場で研究発表および、 マネジメン 事例発表/研究発表の表彰式とショーが行われ、 優秀事例発表賞 ●国分株式会社 「LMIS導入によるITサービスの向上と運用の品質改善」 研究グ ル ープ活動賞 最優秀 活動賞 ●東日本情報活用研究会 企業変革へのIT活用研究グループ 『顧客創造の決め手One on Oneマーケティング ∼対話型CRMで顧客の心をつかめ∼』 ●東日本情報活用研究会 Rubyは何を救うか?研究グループ 『ローリスクに始めるRuby ∼ 現実の壁を避けて ∼』 優 秀 ●東日本情報活用研究会 オンラインスプレッドシート活用研究グループ 活動賞 『最強ワークシート オンラインスプレッドシートってすばらしーと!』 (3グループ) ●西日本システム運用研究会 グリーンITを考えた運用ノウハウの 構築研究グループ 『いーんだよ、 グリーンだヨ! !∼節約は地球のために∼』 ●東日本システム運用研究会 ITサービスの継続性研究グループ 『情シスからのITサービス継続提案 ∼経営タイプ別企画の通し方∼』 ●東日本システム運用研究会 グリーンITで考えるシステムインフラ 審査員 と環境問題グループ 特別賞 『グリーンIT 実践ガイドライン』 (4グループ) ●東日本システム運用研究会 統合ログ管理研究グループ 『目的に応じたログ管理の導入 ∼ログとITILの親しい関係∼』 ●東日本情報活用研究会 情報セキュリティ技術研究グループ 『できる! !Webセキュリティ対策 ∼あなたの会社の未来を占う∼』 優 秀 論文賞 (3グループ) 2 ●九州情報活用研究会 マッシュアップ研究グループ 『これからのWebサービスとの付き合い方 ∼正念場のマッシュアップ∼』 ●西日本情報活用研究会 Ajax実践研究グループ 『The Change!!∼こうすりゃできるAjax∼』 ●東日本システム運用研究会 ITILの有効性の検証グループ 『ITIL これでいいのだ ∼小規模組織のためのITIL活用術∼』 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 (シンポジウムアンケートより) シンポジウム全体 ○これだけの熱気で進行するイベントはな かなか無いと思います。これからも是非 続けてください。 緊張がこちらにも伝わってくるようでした。 非常に参考になるような内容や場慣れし ているところもあり、 とても勉強になりました。 ○どこも切り口が面白く、 普段関らないような 内容も聞くことができてとても参考になった。 ○私自身、 当日発表をしましたが、社内では できない貴重な経験でした。 ○苦しい思いをしながらも、全メンバーが論 文や発表の準備に注力した。発表後に 皆がやりきったと実感できたことが何より ○研究チームの発表を聞くのがメインですが、 嬉しかった。 全体的にうまく構成されていて参加しや ○立場や職務内容が全く異なる方との意見 すい。 交換でしたので、 自分とは違う発想が色々 ○とてもよい環境で、 発表をすることも聞くこ 出て刺激になった。 ともできました。参加者が多く、 発表数も多 いので、 どうにもならないことですが、 もっと 事例発表 色々な研究発表を聞きたかったです。 ○このようなご時勢に600人を超える人が集 まることは凄いと思いました。 ○多数の企業が参加されており、 大変意味 のある場だったと思います。今回は研究 発表がメインでしたが、次回は情報交換 の場として活用したいと考えています。 ○貴重な体験をできたと思っています。様々 な業種・企業の方と交流できたこと、研究 発表など今後、 仕事をしていくうえで役立 つことばかりでした。 研究発表 ○他社の様々な事例をお聞きする機会は少 ないので、 興味深く聞きました。 ○各企業で思っている生の意見がわかった のでよかったです。 講演会 ○ラリー本線の内容に入ると、 引き込まれま した。リスクをとって勝負していくことはと ても大切だと思い勉強になりました。 ○1年間の集大成を発表されるのですから、 ○お話も面白かったですが、 考え方、 今の会 研究発表の様子 全体会の様子 大いに盛り上がりました。 事例発表 1日目情報交換パーティ ステージに上がり、期待と不安の入り混じった なによりチームワークのよさが受賞につながっ 久保 中での発表です。一年間メンバーと共に苦労を た結果となりました。 隆行氏による「LMIS導入によるITサービスの し、努力を重ねた研究成果を出し切り、 メンバー 3日目は、「ゴルフ」「京都観光(宇治と京菓 優秀事例発表賞は、国分株式会社 向上と運用の品質改 の代表として、各リーダが発表の瞬間を 子作り体験)」の懇親会が行われ、 それぞれ楽 善」が受賞されました。 待ちます。 しい時間を過ごしていただきました。 苦労話も含めた事例 栄えある最優秀活動賞には、東日本 発表はとても参考にな 情報活用研究会 企業変革へのIT活 りました。 用研究グループ「顧客創造の決め手 パーティー半ばでの One on Oneマーケティング ∼対話 ショーは、渡辺真知子 パートナーズゾーン さんによるコンサートをお楽しみいただきました。 型CRMで顧客の心をつかめ∼」が輝 きました。比較的中堅以上の年代が多いグル そして、 メインイベントとなる研究グループ活 ープでしたが、忙しい業務の合間をぬって結果 動賞の表彰式は、各研究グループの代表者が を出したことで、 メンバーたちは抱き合って喜び、 1日目情報交換 パーティの様子 第27回Beaconユーザシンポジウムは平成22 年3月4日 (木)∼6日 (土)開催予定です。 プログラム等の詳細は12月頃に皆様のお手 元にお届けいたします。 次回も多くの皆様の積極的なご参加を心より お待ちしております。 渡辺真知子さんによるショーの様子 表彰式の様子 社に必要なことなど色々勉強になりました。 その他 ○最新のクラウド情報が判りやすく楽しく聞 くことができました。 ○実体験に基づいた話で参考になりました。 「腹をくくること」の重要性を再認識しました。 ○自分も大障害を経験しているので、 共感す るところ・参考になったところも多く、 実践的 で良かった。 ○運用関係の業務に関っているため、非常 に参考になり知識向上にもつながりました。 ○一般的なパネルと違って本音の部分が聞 けてよかった。 マネジメントセッションより ○テーブルの隣りの方とゆっくりお話ができ て良かった。 くつろいだ雰囲気で懇親でき た。 ○演出が良く、 参加人数が多い割に一体感 の感じられる懇親会でよいと思う。 ○来年は屋台の行列に工夫が欲しい。 パーティーより アンケートへのご協力ありがとうございました。 今後も皆様にとって有意義なシンポジウムと なりますよう、 一層努力してまいります。 ック/三洋電機(株) (株) / CRCシステムズ/(株) あ(株)アークシステム/ アース製薬(株)/ (株)あいおい保険システムズ/(株)アスペ CACオルビス/(株)CSK-ITマネジメント/(株) ックス/アフラック収納サービス(株) (株) / ア ジェイ・アドクルー/(株)香川県農協電子計 算センター/(株)京都府農協電子計算セン プレッソ/(株)アミテック/アメリカンホーム保 ター/塩野義製薬(株) (株) / 滋賀県農協電 険会社/アリスタライフサイエンス(株)/安藤 算センター/静岡ガス・システムソリューション 建設(株)/EDSジャパン/イーリス/いすゞシス (株) / シ テムサービス(株)/出光興産(株)/伊藤忠 (株)/シス・コンピューティング(株) システムブレイン/(株) シ テクノソリューションズ(株) (株) / I NAX/(株) ステムエグゼ/(株) (株) / インテージ/(株) インフォテクノ朝日/インフォ ステムフロンティア/JFEシステムズ(株) テリア・オンライン(株) (株) / ウィルコミュニ ジャパンビバレッジ/十六コンピュータサービ ケーションズ/ウイングアークテクノロジーズ(株) ス(株)/昭和シェルビジネス&ITソリューショ ンズ(株)/新日本理化(株)/新日鉱I T (株) /ウルシステムズ(株) (株) / HI TC/AIG(株)/ (株) エー・エス・エー/エース (株)/エス・アイ・ /STARLECS(株)/生活協同組合連合会 (株)/ エス (株) (株) / エス・アイ・サービス/エステー コープネット事業連合/セイコークロック 積水リース(株)/ゼリア新薬工業(株)/セン (株) (株) / NEC情報システムズ/(株) NSP/ コー(株)/全日空システム企画(株) (株) / (株)エヌジェーケー/(株) NTTデータCCS/ NTTデータフォース (株)/エプソン販売(株) 全農ビジネスサポート/( 株)ソフトウェア・ パートナー/ソラン(株) /エムエルアイ・システムズ(株)/エン・ジャパ (株) / タイネット/ ン(株) (株) / 遠藤照明/小浦石油(株) (株) / た 第一工業製薬(株) ダイワ精工(株) (株) / タカインフォテクノ/(株) オージス総研/(株) オービック か カシオ計算機(株)/カシオ情報サービス DACS/(株)中電シーティーアイ/(株)中部 I S (株)/T I Sシステムサー (株)/神奈川トヨタ自動車(株) (株) / メイテ プラントサービス/T ビス(株)/T&D情報システム(株)/DI Rシス ツコム/関電システムソリューションズ(株) (株) / テムマネジメント (株) (株) / データ総研/デー 紀伊國屋書店/九電ビジネスソリューション (株)/東亜建設工業(株)/ ズ(株)/京セラ(株)/京セラコミュニケーショ タ・マネージメント ンシステム(株)(株) / 京装コンピューター/ (株)東急百貨店/東京システムハウス(株) (株)/東芝情報システムテ 近鉄情報システム(株) (株) / きんでん/(株) /東芝エレベータ グローバルエーインフォメーション/(株)ケイ・ クノロジー(株)/東武鉄道(株)/東邦ガス情 報システム(株)/東北インフォメーション・シ オプティコム/京葉ガス (株)/ケージー情報シ ステムズ(株)/東洋アルミニウム(株) (株) / ステム(株)/KDD I (株) (株) / コーキ/国際航 東洋紡システムクリエート/(株)東レシステ 業(株)/国分(株) ムセンター/(株) トーハン・コンピュータ・サー さ サイベース(株)/さくら情報システム ビス/(株) トッパン・マルチソフト/トッパン・ (株)/サッポロビール (株)/三愛石油(株) (株) / (株) (株) / トッパン・ SANKYO/サントリー(株) (株) / サンモアテ フォームズ・オペレーション マルチソフト/(株) トヨタコミュニケーションシ ステム/豊田ハイシステム(株) な (株)西出自動車工作所/日軽情報シス テム(株) (株) / 日経統合システム/日経BP 社/日研システム(株)/日清オイリオグループ (株)/日本アイ・ビー・エム(株)/日本オラク ル(株)/日本精線(株) (株) / 日本医療デー タセンター/日本ガイシ(株)/日本デルモンテ (株)/日本電気(株) (株) / 日本トラフィック コンピューターセンター/(株)ニューテクノロ ジー/ネットワンシステムズ(株) (株) / ノエビア は パナソニック エクセルスタッフ (株)/パナ ソニック テクニカルサービス(株)/パナソニ ック ソリューションテクノロジー(株) (株) / B OS/(株) ビーエスピーソリューションズ/(株) ビーティス/(株) ビジネスコンサルタント/(株) 日立ビルシステム/(株) ビッツ/(株) ファース トマネージ/(株)VSN/(株) フジシステムズ/ 富士ゼロックス (株)/富士ソフトディーアイエ ス (株) (株) / 富士通クレジットソリューション ズ/(株) フジテレビジョン/富士フイルムコン ピューターシステム(株) (株) / フジミック/(株) プラネット/ブレインセラーズ・ ドットコム(株)/ 北電情報システムサービス(株)/ボルボ・イ ンフォメーション・テクノロジー・ジャパン (株)/ ま マイクロソフト (株) (株) / 無限/(株) メイ テツコム/森下ソフトプロデュース/ (株) / ユー や 山崎製パン(株)/UFJIS(株) フィット/ ラス・インターナショナル/(株) リコー ら(株) (株) / リンクレア/労働金庫連合会/労働金 庫連合会西日本情報センター/(株)ローレ ルインテリジェントシステムズ/(株)湾岸シス テム/ Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 3 第26回Beaconユーザシンポジウムで優秀事例発表賞を受賞されました、 国分株式会社 久保 隆行氏にお話をうかがいました。 シンポジウムの感想やお仕事のこと、 また、ユーザ会へのご意見などお聞きしました。 久保 隆行 氏 国分株式会社 情報システム部システム企画・ 運用チーム チームリーダー 発表タイトル 『LMIS導入によるITサービスの 向上と運用の品質改善』 第26回Beacon ユーザシンポジウム優秀事例発表賞受賞 事務局:ユーザシンポジウムでの事例発表あ りがとうございました。また、優秀事 例発表賞の受賞おめでございます。 久保氏:ありがとうございます。 事務局:受賞の感想をお聞かせください。 久保氏:大変驚くとともにうれしく思っています。 予想していたより、 大規模なイベントだ ったので最初は緊張しましたが、 沢山 の企業の方にお声をかけていただ いて、事例発表によってより多くの皆 さんと交流できたことが印象に残って います。 事務局:受賞した後の社内での反応は? 久保氏:上司からは「当社の事例が少しでも 他の企業の役に立つのなら、 どんどん 宣伝してきなさい」 と言われてまして、 賞を頂いてから色々な所で講演をし ています。また表彰状は社内に貼り 出しています。それを見て、周囲から のサポートもより強くなったと感じてい ます。 築を目指したと言うことです。 事務局:ITILプロジェクトの概要や体制を教 えてください。 久保氏:実は、 専任部隊を設置するのが難しく、 運用部門のメンバを各ワークグループ に分けてテーマごとに併行で活動で きるようにしました。各グループは5∼7 名くらいで、 ユーザ会の研究グループ と同じくらいの規模ですね。戦略的に 運用部門以外のメンバも入れたので、 共通認識の基盤を作るのに若干時 間がかかりました。BSPソリューション ズのSYSDOCを活用して、ITILの理 解を効率よく進めるようにしました。 事務局:ユーザ会の研究グループも1年間、 山あり谷ありで大変ですが、ワークグ ループの活動は順調でしたか? 久保氏:そうですね。まず運用メンバー3名で 各業務フローやルールのたたき台を 作ってから、他部門のメンバが2∼4 名に参加してもらい、検証や確定の 作業となりました。 事務局:ITILを導入されるきっかけに なったのはいつ頃ですか。 久保氏:2007年にプロジェクトを立ち上 げたんですが、 その頃は各業 務システムごとに個別のサポー ト・運用ルールで活動していた ので、 色々な問題がありました。 グループ全体で最適化や 整理をせず、 どんどん資産や 資源が増加し、場当たり的な インシデントを追加していました。 事務局: 「自社版ITIL構築」特に自社 版と表明されているのは? 久保氏: 「インシデント管理」 「問題管理」 「変 更管理」 「構成管理」に狙いを絞って、 現状の課題を解決したいと考えたか らです。 セキュリティやアプリケーションの管 理、 サービスデリバリなど、他にも様々 な業務プロセスや体系がありますが、 今回は実務レベルの問題解決と現 場への定着を最優先で、 国分版の構 4 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 運用部門以外のメンバにも参加して もらうことで、情報システム部全体の 認識は構築できたと思います。 しかし、 約1年半の長期間にわたる活動だっ たので、 メンバのモチベーションの維 持向上には気をつけていました。 事務局:これから活動していくメンバやコーディ ネータにとっても参考になりそうです ね。 久保氏:はい、 「インシデント50%削減」 「IT資 産コストの最適化」 というプロジェクト 全体の目標と効果をおりにつけ、実 感してもらってビジョンを共有しました。 もちろん公式の活動だけでなく、飲 みュニケーションも大切ですよね。 事務局:プロジェクトでご苦労された点は何 でしょうか? 久保氏:部内共通の業務フローは完成した んですが、徹底や定着で難しいとこ ろがありました。意識改革や上司か らの指導だけでは、限界があったの です。また既存の管理DBを利用し ましたが、各業務でDBも分散して いたので、 プロセス連携する部分の 改修などが必須ということがわかり ました。 LMISを導入して、作業フロ ーをシステム化することでルールの 徹底化をはかり、共通DBに集約し て人的作業を軽減することができま した。 事務局:今後の取組みについて教えていた だけますか。 久保氏:ITILはあくまで参考書なので、 自社 に適したプロセスと数値目標の構築 を継続していきます。 またすぐに効果 が出るものでもないので、 プロジェクト メンバのモチベーションを維持して、 PDCAのサイクルを実施することが 大切だと考えています。 事務局:運用改善は、継続することが大切だ ということですね。素敵なお話あり がとうございます。それでは、最後に、 ユーザ会に対して期待されることな どお聞かせください。 久保氏:業種が違う企業とのお付き合いは、 なかなか機会がありません。特に若 手には、 どんどん世界を広げていく 場所を提供しなければと思っていま す。ITベンダのユーザ会としては、 か なり自由で製品に偏らないテーマば かりで、驚いています。これからも次 のリーダの教育の場として、長く続け ていって頂きたいと思います。 事務局:ありがとうございました。 今後も、 当ユーザ会の活動の柱である研究会活動の内容・レベルの向上、 および研究会活動に参加される方のスキルアップ、 情報交換を目的に、 様々な取り組みを行なってまいります。 今年度より正式に上海に組織ができました。海外にビジネス展開されている会員各社のための新たな活動を計画中です。 総 会 組織図 研究会 運営会議 幹事会 <東日本地区> 情報活用研究会 システム運用研究会 <中部地区> 情報活用研究会 システム運用研究会 <西日本地区> 情報活用研究会 システム運用研究会 <九州地区> 情報活用研究会 システム運用研究会 東日本ITフォーラム 中部ITフォーラム 西日本ITフォーラム 九州ITフォーラム マネジメント 研究会 <その他の研究活動> 上海ITフォーラム 短期ゼミナール 1dayセミナー 等 研究会活動 1 地区一覧 対象 地区名 東日本地区 北海道・東北・関東・甲信越地方 中部地区 東海・北陸地方 西日本地区 近畿・中国・四国地方 九州地区 九州・沖縄地方 2 研究会活動内容 各研究会では、 1年間を通じてテーマごとに研究グループ活動を行い、 3月のユーザシンポジウムで研究成果を発表します。 また、 ユーザ相互の情報交換・ 技術交換を目的とした全体会を各地区毎に実施し、 親睦を深めるための懇親会を適宜行います。 研究会名 内容 情報活用研究会 あらゆる情報をビジネスの中に効果的に活用する方法や技術・事例をテーマにした研究グループ活動。 システム運用研究会 システムの運用・管理に関連する技術・事例をテーマにした研究グループ活動。 3 情報交換のための研究活動 名称 内容 東日本ITフォーラム 東日本地区の方々を中心に、 会員企業の各階層ごとに最新技術情報のテーマを設定し、 各研究会のカテゴリーを超えた 幅広い分野での意見交換・討議の場として年3回程度開催。 中部ITフォーラム 中部地区の方々を中心に、 開催時期ごとの旬な話題をテーマに講義およびテーマに関する討議を行い、 ユーザ相互の 親密な意見交換を行う。年3回程度開催。 西日本ITフォーラム 西日本地区の方々を中心に、 話題となっている最新の情報技術を中心にした会合を討議形式で年3回程度開催。 九州ITフォーラム 九州地区の方々の技術情報に関する意見交換の場として、 年3回程度開催。 マネジメント研究会 全国の部門長クラスの方々を対象に、 マネジメントの立場から見た情報システムにまつわる最新の話題を幅広く取り上げ、 情報交換を行う。年4回開催。 4 その他の研究活動 内容 名称 上海ITフォーラム 会員企業の中国担当者を対象に情報交換を行う。年1∼2回開催。 短期ゼミナール 1つのテーマを小人数・同一メンバで3∼5回に渡って討議・情報交換するゼミナールを各地にて年数回開催。 1dayセミナー 事例・新技術発表会・新バージョン説明会等の1日のセミナーを年数回開催。 上記のほか、 会員に有益と思われる企画を随時開催する予定です。 ※7月∼11月に随時開催の予定。 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 5 今年度も新たに情報活用研究会とシステム運用研究会の2研究会での研究会活動が始まりました。全国で259名の方が参加され、 39研究 グループが立ち上がりました。 また、 各地区のITフォーラムやマネジメント研究会も活発に活動が始まっています。 各地区の研究会会長・代表の方々より、 活動方針と抱負をお願いいたします。 東日本地区 熊野 憲辰 東日本情報活用研究会会長 ゼリア新薬工業(株) 今年度、東日本情報活用研究会は、全13グループで活動を行います。その内容は昨年にもまして多岐にわたっ ています。今年度の活動の特徴としましては、 7月という早い段階で合同合宿を実施したことです。これにより早期 にアイスブレイクをすることができ、結束力の強いチームを作ることができました。今後は、深くテーマを考察し斬新な アイデアで研究活動を行っていきます。昨年度は、最優秀活動賞をはじめ、多くの賞をいただきました。もちろん今 年も、全グループが最優秀活動賞を狙い活動を行います。シンポジウムをご期待ください。 四ヶ浦 明夫 伊藤忠テクノソリューションズ(株) 東日本システム運用研究会会長 昨年度に引き続き100人以上の大所帯の研究会となりました。毎年思うのですが、 システム運用の現場もかなり 幅が出てきており、 システム管理者が担う役割も多種多様になってきたと実感しています。昨年度に引続き「グリー ンI T」や「サーバー統合」などのテーマも継続していますし、既に施行されているJSOX法による IT全般統制をより良 い形で実装していくためにはといった研究もしています。また、SaaS、HaaS、PaaSと言ったクラウド・コンピューティ ングに関連した研究グループも活動しています。これから更に複雑化してくシステムをいかに効率よく、安定的にシス テム運用していくかが、 システム運用管理者の課題と 認識し、研究会参加者の皆さんに有益となる研究会活動を 推進して行きたいと思います。研究会の皆さん、楽しいこと、辛いこと、全てを参加者で共有して、今年度の研究会 活動をより良い活動として行きましょう! 米林 喜一郎 アフラック収納サービス(株) 東日本ITフォーラム代表 東日本ITフォーラムでは、臨機応変に、 その時々の旬なIT関連のテーマを選ぶように、心がけています。今年度の 第1回は、 「独断と偏見の米国最新IT事情∼クラウドコンピューティング∼」というテーマで、米国におけるクラウド技 術の最新ビジネス動向に着目し、講演を聴いた後、参加者全員でビジネスでの活用や日本における広がりの可能性 などについて意見交換しました。今年も、旬のテーマを選び、 その分野の第一人者をスピーカーにお迎えして、講演 の後参加者全員で議論を深めます。そして、 その後の懇親会で本音に迫るスタイルを続けたいと思います。興味あ るテーマの推薦も含めて、皆様の参加をお待ちしています。 中部地区 小林 潤一 (株)INAX 中部情報活用研究会会長 今年度の中部情報活用研究会では「システム認証」をテーマに1グループで研究活動を行います。昨年来より 市場経済も暗い話ばかりが続き、元気といわれてきた中部圏も上向きの兆候があるとはいえ、手放しで喜べるほど 見通しの明るい状態ではありません。そんな状況だからこそ、多大な投資を前提としない、知恵を絞った「目からウロ コ」の研究成果を発表していきたいと思っています。私も協力を惜しみませんので、 シンポジウムでは充実感いっぱ いで終われるよう、一緒にがんばっていきましょう。 横幕 浩一 (株)メイテツコム 中部システム運用研究会会長 今年度の中部システム運用研究会は「システム運用におけるコスト削減」、 「クラウドコンピューティングにおける システム構築と運用」の2グループで活動を行っていきます。研究内容から得るものだけではなく、異業種の方との 交流や活動の中から生まれる新たな人脈など、より多くの成果をあげていただきたいと期待しています。今年度は より一層メンバーの皆様に有意義な活動を行っていただくために、中部の関係者一同で支援していきたいと考えて います。 1年後に一回り大きくなった皆さんにお会いできる事を楽しみにしています。 戸松 雅彦 (株)中電シーティーアイ 中部ITフォーラム代表 中部I Tフォーラムでは、製造業が多い地域を意識し、 I TによるECOの取り組みが、 さらに加速していく動向などを積 極的に取り入れて行きたいと思います。I T活用での変化を提案し、会員各社のマネージャーの方や研究会へは参加 出来ない方、他社との意見交換が目的など様々な希望を取り入れ、地元に密着する身近な話題提供ができればと考 えています。また参加された方々が、活発な意見交換できる雰囲気や進行を心がけて進めて行きますので積極的な 参加をよろしくお願いいたします。 6 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 西日本地区 永田 俊哉 東洋アルミニウム(株) 西日本情報活用研究会会長 西日本情報活用研究会では、今年も4グループで活発な意見交換を始めております。参加メンバー方々が自らの 経験や知識を表に出し、各チームが一層の相乗効果を発 揮できるよう、 また、異業種交流の『場』ならではの創造的 な議論が行える環境作りを、支援して いきたいと考えております。 東野 彰 (株)オージス総研 西日本システム運用研究会会長 本年度もフレッシュな方々を迎えての活動がスタートしました。会長として 活動を支えるのは今年が初めてですが、 システム運用研究会の3つの研究グル ープともそれぞれに元気があって、本年度の活躍が今から楽しみです。研究 会活動を通じて、研究テーマについての知識を深めることはもちろんの ことですが、普段の業務ではなかなか知ること ができない他社や他業種の方々の考え方を知り、交流を深めて、 自分自身のフトコロを広げていただきたいと 思います。 ユーザ会はそれが可能な場所です。皆様のご参加、 ご支援をお願いします。 小田 建夫 塩野義製薬(株) 西日本ITフォーラム代表 情報あるいはそのシステム、 そしてそれらの活用の重要性が叫ばれて久しいですが、胸をはって実践できているとい うところは少ないのではないでしょうか。ITも人との関わりの中で活きるもの。総合的なマネジメントが必要になってきて いると思います。幅広いテーマで、鳥瞰的にあるいは複眼的にITを捉える機会を皆様方と共に作っていければと考え ています。積極的な参画をお願いします。 九州地区 秋山 泰志 シス・コンピューティング(株) 西日本情報活用研究会会長 兼システム運用研究会会長 今回、九州の研究会活動はいつもとちょっと違います。情報系、運用系ともに新参加メンバーが増えたことに加え、 一人ひとりのメンバーが情熱を持って取り組んでいます。「頼もしい!」の一言です。過去、合宿参加メンバーが1名 だけであったという寂しい状況を知っている者からすれば、今の現状を大変嬉しく思っています。 「今年こそ、大津で 泣こう!」をキャッチフレーズに、研究会活動を120%の力で走りぬきます。 栗田 政倫 九電ビジネスソリューションズ(株) 九州ITフォーラム代表 九州ITフォーラムでは、ユーザ会の目的である「会員の情報リテラシーの向上と情報技術の有効活用の促進」を 基本として、会員皆様の日常業務の中で抱えている様々な課題やこれからの新しい情報技術、先進事例など旬なテー マを選定し開催してまいります。異業種・異世代のユーザ会員の方々が自由に情報交流や意見交換ができる開かれた コミュニティを形成していきたいと考えておりますので、皆様方の積極的なご参加とご支援・ご協力をお願いいたします。 マネジメント研究会 白石 兼康 (株)日立ビルシステム マネジメント研究会会長 ユーザ会の皆様、 こんにちは!マネジメント研究会の会長を引き続き務めることになりました(株) 日立ビルシステム の白石です。マネジメント研究会では多くのユーザ会参加企業の皆様のご好意により様々な施設の見学、 あるいは 講演などを通して異業種の業態、文化をはじめとして日ごろ知ることのできない貴重な体験をして頂き、経営幹部の皆 様の見識を広めて頂くことをモットーに活動しております。また、共通の悩みを時にはお酒を傾けながら語り合い、人脈 を広げて頂ける場としてこれからも精力的に活動して参ります。会員の皆様の上司の方々に是非声を掛けて頂き、 よ り大きな人の輪(和)に成長してゆければと考えておりますのでみなさんのご支援をお願い致します。 上海IT フォーラム 中村 健一 NECフィールディング(北京)有限公司上海分公司 上海ITフォーラム代表 ユーザ会の皆さま、 こんにちは。NEC Fielding(北京)上海分公司の中村です。お陰さまで、昨年より準備を進め てきました「上海I Tフォーラム」を立上げることが出来ました。こちらではマネジメント研究会と地区研究会を足して2で 割った様な活動で、年2回のフォーラムと2ヶ月に1回∼2回の研究会を計画しています。活動は中国進出企業で働 く中国人と日本人にご参加を頂き、 お互いが様々な出来事の 何を見、 どのように理解し、何を考え、 どのように行動す るか、等の研究や中国経験豊富な 方の講演を予定しています。あなた (私) の常識は非常識?いったい何(成果) が 出てくるか?まだまだ手探り状態ですが、出来れば研究成果をシンポジウムで発表したいと考えています。ぜひ皆さま ご参加ください。 (敬称略) Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 7 私の「プレゼンテーション技法」Part1 仕事がら、 プレゼンテーションをする機会が多々ある。10数人の る際は、 「優れた、魅力ある内容なんだ!」 という意識を忘れない 前での、 弊社のソリューションの紹介から、 新たなテーマで取り組 ようにしている。自信のないプレゼンテーションは覇気がなく、 聞き むセミナー講演など、 プレゼンテーション絡みの業務は多岐にわた 手を退屈にさせてしまう。 る。今年で入社6年目。場数をこなす中で、 自分なりの「プレゼン ④ その場を楽しむこと テーション技法」を身につけ、 ある程度のレベルアップを図ること ③と関連するが、 プレゼンテーションの場を楽しむとよい。プレゼン ができるようになった。学生時代、大勢の前でプレゼンテーション テーターである自分自身が楽しみながら話しを展開することで、 プ することが大の苦手であった私が、 この「プレゼンテーション技法」 レゼンテーションの内容も魅力的なものとして聞き手に伝わるの のおかげで、 今、 セミナー講師の依頼を頂くまでに成長することが ではないか、 良い印象を与えることができるのではないか、 との持 できている。 論にもとづき、 その場を楽しむ、 ということを心がけている。 そこで、 今回はこの場を借りて、 僭越ながら、 自分なりの「プレゼン ⑤ うなずいている人をみながらプレゼンテーションを進める テーション技法」 をコラムとして記述させて頂きたいと思う。プレゼ プレゼンテーション実施の場で、 上記③と④を実現させるためには、 ンテーションの定義、 また、 プレゼンテーション実施のための事前 聞き手が自分自身の話しを聞いてくれている、 という確証がある 準備、実施、質疑への応答といった一連の流れは他著に譲ると とよい。会場を見渡すと、 うなずいて頂いたり、 メモをして頂いたり、 して、今回は、 プレゼンテーションの「心構え」 「姿勢」 という点に こちらに興味を持って話しを聞いて下さる方がいる。プレゼンテ 注視し、 自分なりの「プレゼンテーション技法」 を記述することとする。 ーションを実施する際は、 そういった方々に目線を送りながらプレ プレゼンテーションを実施する上で、 私自身が最も意識しているポ ゼンテーションするように心がける。聞いてくれている人がいると イント―それは、 「聞き手のニーズを汲んで、 限られた時間の中で、 認識することで、 自分自身の伝えたいという気持ちも強くなるので いかに自分の伝えたいことを魅力あるように伝えられるか」 という はないか。 また、 自信を持ち、 楽しみながらプレゼンテーションを進 点である。以下、 その実現のために私が心がけている5つのポイ めることができる。 ントを提示させて頂く。 以上が、 主に心がけている5つのポイントである。 ① 伝えたいポイントを絞ること 最後に、不安克服法をお伝えしたい。プレゼンテーションを実施 伝えたい事象が多々あるとしても、聞く側の立場に立つと、一度 するうえで、 一番肝となるのは、 「緊張して頭の中が真っ白になっ に多くのことを受け止めるのは難しい。 まずは、 聞き手のニーズを たらどうしよう」 といった、 緊張への不安である。 もともと、 プレゼン 汲んだ上で、 自分が伝えたいことは何か、 それを見極め、 自分の テーションが苦手だった私は、 日々この緊張に苦しめられてきた。 伝えたいことについて、 ポイントを絞ってプレゼンテーションに臨む また、 多くの人が実際に苦しめられているであろう。 ことが重要となる。例えば「今日はこの3点が伝われば目標達成!」 これを打破するために、 私が日々意識していることがある。それは、 という、 プレゼンテーション実施にあたっての自分なりの目標を掲 「自分自身の置かれている状況を重要視しない」 ということである。 げる。そうすると、 限られた時間のなかで、 その3点に注力してプレ 他との比較で考えて、 いかにこれから立とうとしている舞台がち ゼンテーションを実施することができる。 またポイントを絞ることで、 っぽけなものなのかを自分に言い聞かせる。例えば、私は、毎日 相手に伝わりやすくなる。 何千万人を相手にしているテレビの生放送の司会者の緊張感 ② 事前準備は怠らないこと (必ずリハーサルをする) を思い浮かべる。そうすることで、 自分の置かれている状況がい 例えばパワーポイントを使用してのプレゼンテーションを実施する かに甘い環境であるかを認識することができ、 気持ちが楽になる。 場合、 私は、 特にはじめの2-3枚目について、 重点的に、 事前にプ 平易な発想であるが、 お試し頂きたい。 レゼンテーションのシミュレーションをするよう心がけている。口に どんな場面においても、 何かを「伝える」 という作業は重要であ 出して何度もリハーサルをする。そうすることで、本番において、 る。何か画期的な発見をしたり、 研究をしたりした場合においても、 気持ちの上でスムーズに軌道に乗ることができる。はじめに軌道 そのものを分かりやすく、 かつ魅力的に人に伝えていかなければ に乗れるか乗れないかで、 そのプレゼンテーション全体の行く先 意味がない。 「伝える」 という手段は が左右される。無論、 はじめの部分のみではなく、 シナリオ、時間 多々あるが、 その一つであるプレゼン 配分を再確認するなどといったプレゼンテーション全体の事前準 テーションを自分のものとすることで、 備も重要である。 自分自身の思考、成果などもより有効 ③ プレゼンテーションしようとしている内容に自信を持つこと なものとして相手に伝わるのではない 講演の舞台に立つと、 自分自身がこれから伝える内容について、 かと思う。また、 自分自身に自信を持 自信を持つようにする。自信を持つためは、 シナリオ、 資料作成の つことができ、 自分のモチベーションア 段階から、 プレゼンテーションの内容について、 自分自身の腹に落 ップにも繋がるのではないか、私はそ 日本電気株式会社 とすということが重要となってくるが、 プレゼンテーションを実施す う信じている。 村木 麻衣子 8 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 平成 21年度 東日本地区 5/18の九州地区を皮切りに、研究グループKickoffとなる「春の全体会」が各地区で開催され、会長・副会長の 支援のもと、情報活用研究会とシステム運用研究会の2研究会での研究会活動がスタートしました。今年度は新 型インフルエンザの対策として、残念ながら九州地区を除いて、懇親会の開催は見送られました。 グループ活動をより早く効果的に立ち上げて、 シンポジウム前の負荷を軽減するために、 「チームマネジメント」に ついて、 (株) ビジネスコンサルタントのベテランコンサルタントから講演がありました。また従来よりグループディス カッションの時間を長くして、初回から積極的に討議に入る会場もありました。 5月22日 (金) コートヤード マリオット 銀座東武ホテルにて開催。 79社229名参加。 ● チームマネジメントについてのプレゼンテーション 「チーム活動のためのグループダイナミックス」 ● 第26回シンポジウム最優秀活動賞受賞 東日本情報活用研究会 企業変革へのIT活用研究グループ 『顧客創造の決め手One on Oneマーケティング ∼対話型CRMで顧客の心をつかめ∼』 ● 平成20年度活動報告、 平成21年度活動計画について ● 研究グループ討議、 活動計画発表 ●東日本情報活用研究会 13グループ 企業変革へのIT活用、 Google Gadget研究、 Ajaxを利用し たHCI研究、 エンタープライズRuby、 クラウドコンピューティング 利用研究、 顧客満足度の高い要求定義書の作成術、 アジャ イル開発のプロジェクト管理、 ITアーキテクチャ研究、 企業内 SNS活用研究、 実践DWH、 現場部門でのデータ活用術、 情 報セキュリティ技術、 UMLモデリング技術研究 中部地区 ●東日本システム運用研究会 14グループ 運用管理事例、 サーバ統合(サーバ仮想化環境) における運用管理、 運用部 門のグリーンITへの取り組み、 運用管理とSaaS利用についての研究、 ITIL適 用によるITサービス管理とCMDBの構築方法、 ソフトウェアの資産管理、 これか らの運用システム部門の役割と人材育成、 システム運用における顧客満足度向 上への取り組み、 システム運用での障害対応と管理、 システム運用の業務改善、 IT統制を意識した実践的システム運用管理、 運用現場の事例活用研究、 マイ グレーションの手法研究、 顧客満足度向上への取り組み 5月27日 (水) 名鉄ニューグランドホテルにて開催。16社40名参加。 ● チームマネジメントについてのプレゼンテーション 「チームシナジーと効果的会議の運営」 ● 平成20年度活動報告、平成21年度活動計画について ● 研究グループ討議、活動計画発表 ●中部情報活用研究会 1グループ システム認証研究 ●中部システム運用研究会 2グループ システム運用におけるコスト削減、 クラウドコンピューティングに おけるシステム構築と運用 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 9 平成21年度 西日本地区 5月26日 (火) ホテル大阪ベイタワーにて開催。29社67名参加。 ● チームマネジメントについてのプレゼンテーション 「チームシナジーと効果的会議の運営」 ● 平成20年度活動報告、平成21年度活動計画について ● 研究グループ討議、活動計画発表 ●西日本情報活用研究会 4グループ ●西日本システム運用研究会 3グループ 企業のモバイル活用、 オープンソースで変わる企業活 用、 BPM活用、 業務変革とIT活用 九州地区 ITIL V2からV3に見る変化、 効果的なサーバ統合と管理手法、 IT統制の実態を探る 5月18日 (月) グランド・ハイアット福岡にて開催。22社50名参加。 ※第24回九州ITフォーラムと合同開催 ● チームマネジメントについてのプレゼンテーション 「チーム活動のためのグループダイナミックス」 ● 第26回シンポジウム最優秀事例発表賞受賞 『LMIS導入によるITサービスの向上と運用の品質改善』 国分株式会社 久保 隆行 氏 ● 平成20年度活動報告、 平成21年度活動計画について ● 研究グループ討議、 活動計画発表 ● 懇親会 ●九州情報活用研究会1グループ ビジネスにおける最新情報技術活用研究 ●九州システム運用研究会 システム運用部門における運用改善 ユーザ会ポータルサイトの開設について Beaconユーザ会では、研究会活動の活性化および利便性の向上を目的に、 ポータルサイトを開設いたしました。研究会 活動の支援ツールとしてご活用ください。 Beaconユーザ会 ポータルサイト(研究グループメンバ専用) URL:http://beaconuser.beacon-it.co.jp/users-inicio/ ※ポータルサイトの立ち上げには、株式会社ビーコンITより『Xuras inicio』 (XMLナレッジコラボレーション)をご提供いただいております。 http://www.beacon-it.co.jp/products/pro_serv/e-business/xurasin/index.shtml 10 Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 私がユーザ会に関わって、 はや20数年 体の幹事、 会計幹事、 副会長、 会長と12年 まで持っている。彼に台本を見せ、音楽を が過ぎ去った。その間、 コンピュータ技術の 間勤める事になった。この間、 研究会の運 作れと言った所、 ハイと直ぐに作ってくれ、 ク 大きな変化があったと共にユーザ会も変化 営について、研究会出身として、言いたい ロージングは感動的に終わった。探せばユ しながら発展しているのは嬉しい限りである。 事を言って、 先輩諸氏にはご迷惑をおかけ ーザ会の中にも多才な人がいるものだ。か 最 初にユーザ 会に参 加したのは、A ― したようである。 くして、構成・演出・司会を続ける事になっ AUTO分科会ができた年の夏頃であった また、 合同分科会のパーティーが面白くな たが、 ユーザ会の発展と共に手作りでは大 と思う。システムには縁の無かった営業から いと運営会議で文句を言ったら、 末舛 (現BIT) 変となり、予算を付けていただき、 プロにお システム部門に異動し、 システム周りと運用 さんだったと思うが、 「自分で企画してやれば」 願いする事にした。 どう言う訳か、 影のプロ を担当する事になって、 しばらくたった頃、 と言われ、 「元はイベント屋だ。やってやろう デューサーはいまだに続いている。パーティ A―AUTOの導入が決まった。その勉強 じゃないか」 と啖呵を切ったのは良かったが、 ーに関しては、 笑い話も数々ある。パーティ を兼ねて参加したのが最初である。当初は、 お金は無いと言われ、 四苦八苦する事にな ーの時に、同じテーブルにいた人に、私の 言われている言葉がわからず、 どうしようか った。言わなければ良かったと反省したも チームの一フジミック社員が、 「あの司会を と困惑した事を覚えている。そして、 1984年 のの、 やるより仕方が無い。なんとか、台本 やっているフジテレビの人はパーティーのた に浜松の第1回の合同分科会(現在のユ を書き、 進行表を作り、 音のテープを作成して、 めにだけ来ているのですか」 と聞かれ、 「私の ーザシンポジウム) に参加したが、 周りに友 熱海の赤根崎ホテルの会場に乗り込んで 部長で、 SEです」と答え、 相手がびっくりし 達もいず、 また、共通の話題も無く、寂しい 行ったら、 ミラーボールもある立派なホールで、 たと言う話もある。 また、 ADABASの機能を 参加であった。研究会に参加している内に、 会場のスタッフはかなりのプロであった。 駆使した全文検索の事例発表を行ったら、 話ができる人々ができ、 なんとなく、 慣れ親し 演出打ち合わせを始めたら、台本を見て、 若い人に「渡部さんはこんな難しい話が出 んだ頃に、第2回開催の箱根で、 『運用の 照明と音は任せてくれと言うので、大枠の 来るのですね。パーティーのために来ている 標準化と中高年齢者オペレーション』の事 打ち合わせだけで任せた。照明がどうなる 人だと思っていました。」と言われ、苦笑し 例を発表した事が、 ユーザ会人生で、大き のか、一抹の不安を感じつつパーティーを たのも、今は懐かしい。当時は、 パーティー な転機となった。当時のタイムリーな話題で 開始。会場は暗闇、 5分程単調な音楽だけ、 だけの人と皆に思われていたらしいですね。 もあり、一度に知人が増えると同時に飲み 観客は何が起こるのか興味津々で見守る。 振り返ってみると、 ユーザ会は色々な意味 にケーションも増え、様々な情報が入ってく そこに、 いきなりスポットライトがあたり、 私が で、 私の学校であり、 出会いの場でもあった。 るようになり、 ユーザ会に参加するのが楽し 司会者として登場、 会場は一気に盛り上がり、 右も左もわからない時に、親切に技術を指 くなった時期でもある。 パーティーは大好評で終わった。終わるや 導していただき、 曲りなりに仕事ができるよう そして、 ユーザ会の運営に深く関わるよう 否や、 ステージで胴上げされ、 やって良かっ になったし、 数々の人々と知り合いになり、 色々 になったのは、当時の運用研究会の会長 たと安堵した事は懐かしい思い出である。 な事を教えていただくと共に、 長く付き合え であった竹花(ニコン) さんが、 全体の幹事 これが今のパーティーの原型となった。来 る友もできた。そんなユーザ会に深く感謝 になる時に、 運用研の副会長をやって欲し 年は誰かやると思っていたら、 幹事会で来 している。 いと要請があり、補助金を運用研にも出し 年も担当と言われ、何か考えなければとオ てくれる事を条件に(ADABASのアサイン ープニングに悩み、 構成はどうしょう、 音楽は には出ていた)、副会長を引き受けた時か どうしようかと考えていたら、 高橋英樹 (現BSP) らである。この後、 研究会から、 ユーザ会全 君がいた。音源を沢山持ち、家にミキサー Beacon Users' Group News ○ 2009.7.31 / No.36 11 ●平成21年度のBeaconユーザ会役員の方々をご紹介します。 会 長 坪井 祐司 (株)INAX 平素はユーザ会活動にご協力いただき、誠に有 り難うございます。 当ユーザ会は、 さまざまな業種、 さまざまなIT環 境のメンバーが集まる人脈形成の場であり、 また、他のユーザ会と異なる大きな特徴として、 1 年を通した研究会活動による 技術力向上をテーマにした活動を中心としてい ることがあげられます。 異業種交流の場としてだけでなく、人材育成の 場としても活用していただけます。 監査幹事 副会長 幹 事 会 計 幹 事 米林 喜一郎 白石 兼康 国吉 典仁 伊藤 春男 カシオ情報サービス(株) (株)フジテレビジョン アフラック収納サービス(株) (株)日立ビルシステム 東日本地区代表幹事 幹 事 幹 事 幹 事 幹 事 幹 事 幹 事 戸松 雅彦 小田 建夫 栗田 政倫 櫛橋 保雄 戌亥 稔 増田 栄治 (株)中電シーティーアイ 塩野義製薬(株) 九電ビジネスソリューションズ(株) 出光興産(株) (株)ビーコンIT (株)ビーエスピー 中部地区代表幹事 西日本地区代表幹事 九州地区代表幹事 (敬称略) ■平成21年度Beaconユーザ会年間スケジュール(平成21年4月∼平成22年3月) 平成22年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2月 1月 運営会議 6/3(水) 幹事会 6/11(木) 幹事会・研究会運営会議 等 情報活用研究会 東 日 本 システム運用研究会 中 部 システム運用研究会 西 日 本 システム運用研究会 システム運用研究会 州 1/28(木) 合同GL会議 10/29(木) 冬の全体会 12/10(木) 春の全体会 5/26(火) 冬の全体会 12/9(水) 合同GL会議 10/28(水) マネ研と 合同開催 9/10(木) 6/24(水) 1/22(金) 合同GL会議 10/16(金) 九州ITフォーラム と合同開催 春の全体会 5/18(月) 九州ITフォーラム 1 月 平下 成旬 二か 十ら 二2 年月 度上 研旬 究ま グで ルに ー プ 活 動 の 計 画 決 定 ユーザシンポジウム 3/4(木)-6(土) 九州ITフォーラム と合同開催 冬の全体会 12/15(火) 10/16(金) マネジメント研究会 5/14(木) <東京> 7/30 (木) <福岡> 9/10(木)<大阪> 西日本ITフォーラム と合同開催 11/25(水) <名古屋> 幹事会と合同開催 マネジメント研究会懇親会 5/15(金) <東京> 7/31(金) <福岡> 9/11(金) <大阪> 11/26 (木) <名古屋> 短期ゼミナール・ 1dayセミナー 1/21 (木) 11/25(水) 6/23(火) 情報活用研究会 九 冬の全体会 12/4(金) 10/8(木) 春の全体会 5/27(水) 西日本ITフォーラム 幹事会 (準備会) 2/3(水) 3/4(木) WEB総会 10/21(水) 6/25(木) 中部ITフォーラム 情報活用研究会 GL会議 10/20(火) 春の全体会 5/22(金) 東日本ITフォーラム 情報活用研究会 運営会議 11/5 (木) 幹事会 11/25(水) 3月 7-11月 随時開催 ※日程は都合により変更される場合があります。 Beaconユーザ会ニュース No.36 平成21年7月31日 編集発行:Beaconユーザ会事務局 〒160-0023東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル 株式会社ビーコンIT内 TEL:03-3340-0228 FAX:03-3340-0229 E-Mail:usergrp@beacon-it.co.jp URL:http://www.beaconuser.jp/
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