ライセンス技術情報 No.0186(特願 2006-154387) 連絡先:TLO ひょうご(tlo@niro.or.jp 078-306-6805) TECHNOLOGY LICENSING ORGANIZATION HYOGO <技術分野> 実時間カメラワーク評価に基づく訓練指向型撮影ナビゲーショ ン装置及びその方法 <技術名> 撮影ナビゲーションプログラム及び撮影ナビゲーションシステム 神戸大学 大学院工学研究科上原邦明教授、有木康雄教授、龍谷大学理工学部 熊野雅仁 技術概要 本発明は、後の編集に使用可能なショットが撮影できるように、実時間でカメラワークを解析し て評価を行い、撮影者に撮影技法の問題箇所を指摘する装置であると共に映像文法の形に従 うショットを撮影者に提示し、それに従って撮影者が撮影を繰り返すことで、映像文法に沿った撮 影技法をゲーム感覚的に習得できる、訓練指向型の撮影ナビゲーション装置に関するもの 撮影者 カメラワーク の解析 評 価 問題個所 の指摘 映像文法に 基づく撮影 ナビ 6個の評価項目 編集に 適した ショット リアルタイムに指摘 従来技術の課題 近年、安価なデイジタルカメラが普及し、一般ユーザが、気軽に動画像を撮影することが出来 るようになった。また、デイジタル化によって動画像をノンリニアに取り扱うことが可能になり、さま ざまな動画像編集ソフトも販売されている。しかしながら、一般ユーザが編集作業を行うのは稀で、 各家庭で大量の動画像が未編集のまま残されているのが現状である。この現状を解決するため、 発明者は、特許(特開 2005-348328、ビデオカメラの撮影支援プログラム及び編集支援プログ ラム)を出願したが、当該発明では、映像文法に基づくショットの型をユーザの身に付けさせるこ とができなかった。当該発明は、この問題を解決するために行われたものであり、映像文法に基 づくショットの型をユーザの身に付けさせると共に、ビデオカメラの撮影時に、ユーザのカメラワー クに対して、リアルタイムに注意を喚起することが可能な撮影ナビゲーションプログラム及び撮影 ナビゲーションシステムを提供するものである。 発明の効果 本発明に係るナビゲーション効果は次の点にあります。 ① リアルタイムで、撮影中に問題個所の指摘が可能となったこと。 ② フレーム単位での処理が可能となったこと。 ③ カメラワークの解析で、手ぶれ、早すぎる動き、速度のゆらぎ、急激な加速度、急峻な方向転 換、蛇行(方向のゆらぎ)の 6 項目をリアルタイムに指摘できること。 ④ 映像文法の型に従うショットを提示し、それに従って撮影を繰り返すことにより、撮影技法を 身に付けることができること。 ⑤ 編集が出来るショットが多くなり、撮影者のモチベーションが上がること。 応用例(用途・応用展開の可能性) ① ビデオカメラの価格競争に対して、付加価値を与える商品戦略 例えば、松下電産、三洋電機、日本ビクター、日立など。 ② 放送局、カメラ専門学校などで教育用教材としての利用
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