2016 63 2016 2017 AFS年間派遣プログラム 帰国生より 海外のニュースが他人事ではなくなった 1年の留学を終えて帰国する際に、当時のAFSアメリカの事務局長が「違いがある ことをありのまま受け入れて、なおかつ世界中の問題や課題を、違った人々とどう解決し ていくか、その課題を一生かけてやっていくためにこの1年があったのです」というお話を され、大変感銘を受けた記憶があります。 AFSは一つの国に、世界中から高校生を集めてきて交流させるというところが、いわ ゆるバイラテラルな(2国間の)留学組織と一番大きく違うところかもしれません。例え ば、留学中の友人にアフリカーナーの女性がいたのですが、まもなくアパルトヘイトの 問題が起きたとき、その話が他人事には思えなくなりました。アメリカにいながらにして世 界中に友だちができたことで、ニュースなどで彼らの国について語られると、非常に身近 に感じ、非常に注意をもって、今何がおきているか考えるようになったことは、1年の留 学を終えて私の中に起こった変化ですね。 JAXA宇宙科学研究所 助教 や の はじめ 矢野 創さん AFS31期生 (1984年∼1985年) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 (ISAS) 学際科学研究系助教。米国NASAジョンソ ン宇宙センター勤務を経て、1999年より現職。小惑 星探査機「はやぶさ」のプロジェクトメンバー。 海外の家庭生活ができる機会は、 高校留学を逃したら二度とない AFSでアメリカに行っていなければ、全く違う仕事を選んでいたでしょうし、全く違う人 生を歩んでいたと思います。 どこに行くかということは置いておいても、高校生のときに海外に行って、1年間その 国の人と暮らすということは、その後の人生に非常に大きな影響を与えると思います。 それがアメリカやヨーロッパの先進国ではなく、発展途上国であればなおさら、その人が 早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科教授 うら た しゅう じ ろう 浦田 秀次郎さん AFS14期生 (1967年∼1968年) 慶応義塾大学卒業。スタンフォード大学経済学部大学院修士号および 博士号取得。ブルッキングス研究所研究員、世界銀行エコノミストを経て 早稲田大学へ。2005年より現職。アジア太平洋経済協力会議 (APEC)をはじめとする地域経済協力の研究で日本の第一人者の一 今まで体験してきた生活とはかなり違う生活を体験することになると思います。大学やそ れ以降の留学では寮に入ったり、自分でアパートを借りて生活したりするケースが多いで すから、家庭に入れる、向こうの人と1年間一緒に生活できるというチャンスは、この高 校留学の機会を逃したらもう二度とないのではないでしょうか。それは発展途上国に行け ばなおさらです。そういう意味では非常に貴重な体験ですので、若い人にぜひチャレン ジしてほしいと思います。 日本のことは忘れて、現地の生活を楽しんでほしい 私が留学した頃は、通信手段といえば電話か手紙しかありませんでした。今は当然イ ンターネットがあり、メールがあり、スカイプのようなリアルタイムでテレビ電話できる環境 もありますが、なるべくその場でしか経験できないことに対して100%の時間と自分の気 持ちを注ぎ込んでもらいたいと思います。インターネットで日本とチャットするぐらいなら、 現地の高校生同士のコミュニケーション手段としてインターネットを使ってほしいですね。 私も自分の子供が留学するときには、「日本のことは忘れて、現地の生活を楽しんでき なさい」と言いたいです。 楽天株式会社 いち み ひとし 一見 仁さん AFS38期生 (1991年∼1992年) 慶應義塾大学卒業後、大日本印刷株式会社入社。 翌1998年楽天株式会社入社。2006年金沢工業 大学知的創造システム専攻修士課程修了。 5 AFS はオリエンテーションがしっかりしている 昔も今もAFSが非常にいいなと思うのは、オリエンテーションがしっかりしていることで す。私のときは御殿場(静岡県)で泊まりこみのオリエンテーションを受けました。そこ で「アメリカに行くとこんな風に違う、だけどここでめげてはいけない」 「こんなことがある けど驚かないように」と教えてくれるのです。そうすると若干不安な気持ちにもなるので すが、楽しいばかりではないんだなということがわかって、相当色々な準備ができてから 行ったので、実を言うとそんなにショックを受けたということはありませんでした。 高校生で西も東もわからないまま外国に行くと、学校制度の違いはもちろん、 「まだ 順天堂大学 特任教授/国際教養学部アドバイザー とり かい 高校生」と大事にしてくれる温かな日本社会と、「高校生はもう大人」と突き放されるア く み こ (2015年4月以降予定) 鳥飼 玖美子さん メリカ社会という、高校生に対する態度の違いに直面します。そのような私自身の体験 AFS10期生 (1963年∼1964年) 上智大学卒業。 コロンビア大学で修士号(MA)、 サウサンプトン大学で博 士号(Ph.D.)。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科委員長 を経て現職。言語コミュニケーション論、英語教育学、通訳翻訳学の分野 で多数の著書。NHK「ニュースで英会話」 で監修/テレビ講師を務める。 もあり、やはりオリエンテーションはきちんとしている必要があるなと思いましたし、その意 味では本当にありがたかったです。 留学で 疑問の芽 を育てて ホストファミリーとよくテレビのコメディを見ていたのですが、みんなが楽しそうに笑って いるのに、自分だけが笑えないことがよくありました。ビデオなら一時停止して「今なんで 笑ったの?」と尋ねるのですが、テレビだとそうはいきません。だからその場でメモ。CM 中や番組後に「あの場面でこんな会話、どこが面白いの?」と家族を質問攻めにしてい ました。そのお陰で言葉遊びの裏に隠されていた文化や歴史を知ることができました。 疑問に感じたこと、自分の中で引っ掛かったものを面倒がらずにメモするといいです NHK国際放送局 チーフ・プロデューサー おお たけ まさ き 大武 正樹さん AFS29期生 (1982年∼1983年) 上智大学卒業後、NHK入局。NHKの海外向けラジオ「Radio Japan」の記者、アナウンサー、英語ニュースのライター・エディ ターを担当。ワシントンのAP通信社派遣などを経て、現在は海 外向け英語ニュース番組「NEWSLINE」のテレビデスク。 よ。私はこれを 疑問の芽 と呼んでいます。 「なぜ?」 とふと疑問に思ったものをメモして、 自分で辞書で調べたり、ホストファミリーに尋ねたりして、その謎が解けると一生忘れま せん。 疑問の芽 に水をあげるのと同じです。「そうだったのか」と分かると 花 が咲 いて、 実 がなります。地道な作業ですが。ひとつひとつそういうことを繰り返してきた ので、英語でニュース原稿を書いたり、チェックしたりする今の仕事で役立っています。 10代留学、異文化理解教育に関する様々なコンテンツを掲載 「留学しようと思った理由は?」 「留学してどんなことを学んだ?」 ▼ 様々な分野で活躍している 帰国生の声を掲載中! www.afs.or.jp 「AFS 帰国生インタビュー」で検索 経験者の生の声を動画で発信中! wave.afs.or.jp 動画専用サイト AFS WAVE ▼ 留学、ホストファミリー、ボランティアなど 様々な形でAFSに関係した人々=AFSerの レポート記事を掲載中! 「From AFSers 記事」で検索 Facebook、 twitterでもレポート、イベント、メディア掲載、その他最新情報をお知らせしています。 6 AFS年間派遣プログラム 2016年派遣「プログラム案内」 目次 高校生の交換留学 8 AFS年間派遣プログラム 9 AFSの組織 10 AFS 100年の歴史 12 AFS活動に参加しよう 12 進路についての帰国生アンケート 15 国別情報 17 1 応募資格 56 2 プログラムの流れ 57 3 留学先を選ぶ 59 ①2016年派遣予定 国別募集一覧 59 ②希望留学先を決めるにあたって 61 ③AFS派遣強化国 62 ④参加の取りやめについて 63 ⑤内定取消について 63 4 留学費用について 64 ①プログラム参加費 64 ②プログラム参加費の内訳 64 ③プログラム参加費の支払い時期 64 ④プログラム参加費に含まれない諸費用 64 5 応募と選考 7 65 ①選考試験の種類 65 ②優遇制度 66 ③選考手数料 67 ④提出書類一覧 67 ⑤申込書記入例 69 選考試験申込書 70 確認・同意書 72 推薦書作成について(お願い) 74 推薦書 76 奨学金のご案内 78 派遣・受入校、優遇制度対象校 87 参加規程 89 よくある質問Q&A 91 選考試験一覧 93 高校生の交換留学 交換留学は、10代の青少年を対象とした、一学年間にわたる異文化生活体験プログラムです。ボランティア の受入家庭 (ホストファミリー) に滞在しながら地域の公立または私立高校 (ホストスクール) に交換留学生として 通学し、異なる文化的背景を持つ人間同士が理解を深めることを目的としています。AFS年間派遣プログラム は、 世界で最も歴史のある高校生交換留学制度です。 参加者だと考えられて 交換留学は「みんなが参加者」 交換留学 地域社会 います。異文化と接 異なる文化的背景を持つ人間同士が理解を深め する 機 会を 得 る の ることを目的とした交換留学では、留学生本人だけ は、受け入れる側の でなくホストファミリーやホストスクール、地域コミュニ 人 々も同じだからで ティの人々、サポートボランティアも、プログラムの す。 交換 留学生 受入高校 ホスト ファミリー 生活体験環境の提供 保護者 プログラムへの参加 <参考:私費留学との違い> 私 費 留 学 (正規留学・卒業留学など) 交 換 留 学 海外で地域生活を体験し、異文化理解を 深めること 目 的 国の希望を出すことはできるが、配属地 域や学校、家庭は選べない 留学先の国・地域 海外の教育システムで、興味のある分野 の知識や技術を伸ばすこと 選べる 現地の一般家庭にホームステイ(無償) 滞在形態 寮滞在または現地の一般家庭にホームス テイ(有償のケースが多い) 1学年間(約10 ヵ月) 期 間 選べる 費 用 留学機関により異なるが、寮滞在で450 万 円 以 上、ホ ー ム ス テ イ で300万 円 以 上、国際航空運賃が別途必要になること が多い。 プログラム参加費は140∼150万円 (AFS年間派遣63期の場合。参加費に含 まれない諸費用はP64参照) 。 日本の高校における留学の取扱い し、36単位を超えない範囲で単位の修得を認定す ることができる』 。この規則の趣旨は、留学体験そ 高校生の留学では、事前に帰国後の復学につい のものを36単位分修得したものとして認定するもの て考えておく必要があります。復学には、在籍する です。この趣旨に則り、在学校が留学全体として 高校に対して「休学扱い」と「留学扱い」の2種 成果があったかどうかという観点で留学の取り扱い 類の方法があります。どちらを選択するかは、生徒と について審査を行い、最終的には学校長の裁量に 先生方で相談して決めることになります。 より単位認定が決定されます。学校によって規定や ●留学扱い…外国の高校での履修を認定してもら 方針が設けられている場合もありますので、留学を い、遅れずに進級(卒業)する ●休学扱い…帰国後、出発時の学年(1年下の クラス)に入る 決意するにあたっては必ず在籍校の先生によく相談 してください。 留学中のホストスクールの証明書が必要な場合 文部科学省は、 「学校教育法施行規則第93条 は、通学を開始したら直接交渉し、またホストスクー 第2項」で次のように定めています。 『校長は、留 ルが定める証明書発行の要件を満たすよう努力して 学することを許可された生徒について、外国の高等 ください。帰国後に証明書を希望しても取得はほぼ 学校における履修を高等学校における履修とみな 不可能です(P61参照)。 8 AFS年間派遣プログラム 2016年出発の「AFS年間派遣プログラム第63期」 は、38ヵ国・地域を対象に412名のAFS留学生 (AFS 生) を募集します。2015年4月1日より応募を受け付けますが、応募にあたっては、本冊子をよくお読みのうえ、応 募書類をAFS日本協会まで簡易書留で郵送してください。 プログラムの流れはP57-58をご覧ください。 留学体験を充実させるオリエンテーション AFS活動に関わっているのです。 現在日本では、社会人と学生をあわせて約4,000人 AFSでは、留学開始前に2回、帰国後に1回オリエ (登録数)がAFSボランティアとして活動していますが、 ンテーションを行います。オリエンテーションは目的を同じ 世界中のAFSネットワークをあわせるとその数は42,000 くする仲間たちとのディスカッションを通じて各自の留学 人以上にのぼります。各国のボランティアは、日本と同 動機を明確にしてもらうこと、AFS生としての心構えを学 じように海外からの留学生を地域コミュニティに受入 んでもらうことを目的としています。帰国後のオリエンテー れ、それぞれの知識と経験を生かしながら、彼らがより ションでは、留学を通して学んだことや進路についての よい異文化体験ができるよう無償でサポートしています。 情報を共有しながら、日本の生活に再適応するための 心構えを学びます。 また、留学中は各受入先のAFS組織がAFS生の適 応状況に合わせたオリエンテーションや地域ごとの交流 イベントを企画し、体験学習をさらに充実させています。 支部イベントで ホストファミリーの選定にあたっても、ボランティアが個 出発前オリエンテーション。同期の仲間と 別訪問をしてAFSの趣旨を説明し、その家庭に海外から の留学生を受け入れ、自らも異文化体験をしようとする 積極的な意思があることを確認します。そして、AFS生 一人ひとりにボランティアの担当者を配してAFS生やホ ストファミリーからの相談に応じたり、話し合いの場を設 留学先での オリエンテーション。 各国のAFS生と 定したり、必要に応じたさまざまな支援を行っています。 世界4万人のボランティアがサポート AFSの活動を支えるのは、ボランティアです。異文 化での生活を通してすばらしい経験をしたAFS帰国生や その保護者、留学生を自らの家庭に受け入れ心を通わ せたホストファミリー、その他多くの賛同者によって、こ の相互理解プログラムは現在に至るまで半世紀以上続 いています。ボランティアの多くは、自らの体験のすば らしさをより多くの人たちに伝えたいという想いから、 9 大学生ボランティアのミーティング AFSのサポート体制 AFS 国際本部 米国国務省・各国大使館 在米日本人 AFS 関係者 危機管理コンサルタント 外務省 各国在日大使館 商社 報道機関 AFS 日本協会 日本国大使館 政府関係機関 在外日本人関係者 各国 A F S 事務所 有給職員を配置 緊急時 2 4 時間体制 支部 留学生保護者 ホストファミリー L P 相談員 A F S 留学生 ホストスクール 災害や事故、病気など緊急事態の対応については、職員とボランティアが連携して適切な処置がとれるよう、各国共通のガイドラインを定めて24時間体制 で対応にあたります。保護者の皆様におかれましても、AFS日本協会と常に連絡が取れる体制を整えてくださいますようお願いいたします。 AFSの組織 米国ニューヨーク市の国際本部を中心に、世界約50 ヵ国のパートナー組織がネットワークで結ばれていま す。パートナー間の協力、連携を円滑にするため、国際本部はさまざまな調整を行うと同時に、全パートナー が守るべき国際基準を設けています。交換留学制度が始まった1947年以降、プログラムの参加者数は累 計で世界45万人を超えています。 AFS国際本部 (AFS Intercultural Programs, Inc. 在ニューヨーク市) 各国のAFS組織 AFS日本協会からの派遣生を受け入れる各国の ECOSOC(国際連合経済社会理事会)の非 AFS組織は、AFS日本協会のパートナーとして、 政府機関委員会(旧カテゴリーⅡ)、UNESCO(国 AFS国際本部の定める基準に則り、各国職員・ボ 際連合教育科学文化機関)国際NGO(非政府 ランティアの連携によりプログラムを実施しています。 団体)のB類(情報諮問関係)として承認されて います。1984年に国際交流基金奨励賞を受賞。 10 公益財団法人AFS日本協会 (AFS Intercultural Programs, Japan) AFSの加盟国・地域(2015年1月現在) アイスランド、アメリカ、アルゼンチン(ウルグアイ AFS国際本部との契約に基づき、各国のAFS を含む)、イタリア、インド、インドネシア、エクアド 組織の協力を得て異文化交流プログラムを実施し ル、エジプト、オーストラリア、オーストリア、オラン ています。東京・大阪に事務局を、全国に77の ダ、ガーナ、カナダ、韓国、グアテマラ、クロアチ 支部と4つの学生部を置いています。2004年に文 ア、ケニア、コスタリカ、コロンビア、スイス、ス 部科学省より「国際交流功労者文部科学省大臣 ウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、 表彰」を受け、2011年に公益財団法人の認定を セルビア、タイ、チェコ、中 国、チュニジア、チ 受けて公益財団法人AFS日本協会に名称変更しま リ、デンマーク、ドイツ、ドミニカ共和国、トルコ、 した。 日本、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、パラ グアイ、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラ ジル、フランス、ベネズエラ、ペルー、ベルギー (オランダ語圏)、ベルギー(フランス語圏)、ポー ランド、ボリビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポル トガル、香港、ホンジュラス、マレーシア、メキシ コ、ラトビア、ロシア、南アフリカ *上記の他に各AFS加盟国が独自に交流を行う国が約 50ヵ国あります。 オホーツク/帯広/札幌/旭川/岩手/秋田 宮城/福島/茨城水戸/茨城つくば/茨城日立 茨城鹿行/栃木/群馬/埼玉/京葉/東京 東京練馬/東京多摩/東京城北/神奈川 北神奈川/湘南/長野南信/長野北信/新潟 上越/長岡/(東京学生部) 福井/小松/金沢/岐阜/静岡/浜松/東海 2014年の100周年記念式典(フランス・パリ) 名古屋北/名古屋南/東三河/西三河/知多 尾張/(名古屋学生部) AFS年間プログラム参加人数 滋賀/京都/大阪三島/大阪北/大阪東 (AFS日本協会1954年∼ 2013年の地域別累計/年間プログラム) 大阪中央/大阪南/兵庫県/奈良/紀北/紀南 受 入 派 遣 鳥取県/松江/出雲石見/岡山/福山/尾三 アジア 1,476 678 東広島/広島/山口/愛媛/高知/福岡/博多 オセアニア 1,749 1,907 福岡南/佐賀/佐賀東/長崎/熊本/玉名 中南米 612 1,248 北米 1,314 7,543 欧州 1,513 2,218 大分/大分中部/大分南部/宮崎/宮崎南 鹿児島/(関西学生部)/(福岡学生部) (2015年2月9日現在) アフリカ 合計 2 0 6,666 13,594 *受入:海外から日本への受け入れ *派遣:日本から海外への派遣 11 AFS 100年の歴史 か、お互いの違いを認めあい、尊重しあうことがいかに大切であるか 戦時中の奉仕活動 に気づきました。そして、悲惨な戦争の結果である傷病兵の救助活 AFSはAmerican Field Service(アメリカ野戦奉仕団)の頭文 動よりも、 「戦争を起こさない」という前向きな活動に取り組む決意 字に由来します。1914年、第一次世界大戦が勃発した時、パリに をし、若者の留学制度を始めようという結論にいたりました。 いたアメリカ青年たちが、自分たちも何かしたいと戦場から後方の病 院へ傷病兵を輸送する活動を始めたのが発端でした。第二次世界 大戦でこの奉仕活動が再開され、ヨーロッパ、北アフリカ、中東、 高校生交換留学制度のはじまり インド、ビルマなどで多くの若いAFSボランティアたちが救護輸送活動 そして、1947年に世界11ヵ国から52人の若者がアメリカに派遣 に携わりました。彼らは軍隊のかたわらで輸送車を運転し、担架で傷 されました。ここに世界各国の高校生がアメリカで1年間の留学体験 病 兵を運び、120万 人 以 をする機会を提供するプログラムが生まれたのです。1971年には、 上の傷病兵の救援に尽力し これまでのアメリカのみとの交流からアメリカ以外の各国間での交換 ました。ナチス強制収容所 留学制度(マルチナショナル・プログラム)が発足し、世界50ヵ 解 放にも約70名のAFSの 国以上で、各国からの留学生たちが異なる文化を体験する現在のよ ボランティアが協力していま うなプログラムに進化しました。 す。 負傷兵の救護輸送を行ったAFSドライバーたち。 第二次世界大戦時撮影 交換留学制度が生まれた理由 2回の大戦を経験したボランティアたちは、その経験と活動を通し 留学先には、同じように各 国から留学してきている高 校生との出会いも て、他国の人たちとともに働くことから、どれだけ多くのことを学んだ AFS活動に参加しよう① AFS では、年間留学プログラムのほかに以下のプログラム・活動も行っています。 短期留学プログラム ボランティア活動 2週間∼4週間の留学プログラムで、ボランティア 社 会 人ボランティアは全 国 約70支 部で、留 学 のホストファミリーにホームステイしたり、寮に滞在した 生・ホストファミリー・ホストスクールのサポート、イベ りしながら現地で語学研修を受けます。2015年夏の ントの企画・運営、選考試験などの手伝いをします。 派遣先はオーストラリア、カナダ、アメリカ、インド、 大学生ボランティアは主にイベントやオリエンテーショ 韓国、中国、イギリスです。 ンの企画・運営を行います。 サマーキャンプ&交流会 サマーキャンプは毎年7月∼8月に全国各地で開催 しています。世界各国からの留学生との交流を楽しみ ませんか? 各種交流会の情報もWEBサイト等で随時 ご案内しています。 12 AFS活動に参加しよう② ホストファミリー(受け入れプログラム) 留学準備にホストファミリー体験を AFSでは日本から海外に留学するプログラムだけでなく、海外からの留学生を日本に受け入れることを通して、異文 化を学ぶプログラムも実施しています。 AFSでの海外留学を考えている皆さん、この機会にホストファミリーとして留学生を家庭に受け入れてみませんか? 留 学生と一緒に暮らしてみると、「異なる文化で育っ た家庭にホームステイするとはどういうことか」が実 感でき、きっと、あなたの留学をより充実させる経 験となるはずです。 ホストブラザーになって早めの異文化体験 留学生の影響で、娘も留学を決意 自分が留学する前にホストファミリー経験をするというの 我が家は受け入れがはじめてでした。受入生は、我が は、ホストシスター・ブラザーになる派遣生にとっては「留 家の環境と似ている家庭からの生徒の希望を出しまし 学生とはどういう生活を送るのか、どういう思いで一年間 た。ですから、子供たちにも自然に溶け込み、お互いを (半年)来ているのか」ということがその留学生を通して 『おもちゃ』としてからかいながらの生活でした。留学生 出発前に実体験で知ることができ、自分が派遣国に行っ が来て、一番影響を受けたのは高2の娘でした。AFSの てからその経験を基にして、よりよい留学生活が送れると 交流会があるたびに、支部に来ているほかの国の留学 いうことではないでしょうか?また、自分にとって一番身近 生達と仲良くしている姿を見て、娘もAFSの派遣生に応 な「家庭」という場に「異文化」が入ることによって、 募しました。 出発前から常に異文化に対して意識できる。それも魅力 今年の春には、留学生が母親と弟二人を連れて我が だと思います。 家に帰ってきました。ホスト中は楽しい事ばかりではありま (ホストファミリー経験者) せんでしたが、こうして時が経ち再び会うと実の娘と同じ 気持ちになっています。そして、私はタイに素敵な家族 がいる! と思うと本当に幸せな気持ちになります。 (ホストファミリー経験者) 13 クロエの日本留学体験記 2012年の春から約1年間、AFS生として神奈川県に 滞在したフランスのクロエさん。日本での生活を、インタ ビューを含めたドキュメンタリービデオでご紹介しています。 CHLOE クロエ日本留学体験記 http://www.youtube.com/watch?v=U71wN0lXnOw AFS クロエ 交換留学には、ホストファミリーが必要です 交換留学は、受入国で生徒を受け入れてくれるホストファミリーが見つかって、はじめて成立す る制度です。皆さんが海外で生活したいと思っているのと同じように、日本で生活したいと思って いる海外の生徒は多く、長期・短期をあわせると、毎年約400名もの高校生がAFSプログラム で来日しています。 ご興味のある方は、お気軽に下記までお問合せください。 公益財団法人 AFS日本協会 TEL : 03-6206-1911(代表) E-mail : info@afs.or.jp www.afs.or.jp 14 進路についての帰国生アンケート 交換留学生として海外の高校生の1学年を過ごすことは、 高校卒業後の進路にどのような影響を与えるのでしょうか。 57期∼ 59期生(2010年∼ 2012年に出発)を対象に行った進路についての (Eメール・FAXによるアンケート/有効回答数367名) アンケート結果をご紹介します。 何年生で留学した? 留学扱い・休学扱いのどちらで留学した? 高校3年生 16% 高校1年生 33% 休学扱い 51% 留学扱い 49% 高校2年生 51% 約半数が「高校1年生で応募し、高校2年生で出発」しています。な お、「中学3年生で応募し、高校1年生で出発する」生徒は中高一貫 校に在籍しているとは限らず、約半数が留学内定後、高校受験を経て 出発しています。 留学扱い(外国の高校での履修を認定してもらい、遅れずに進級また は卒業する)・休学扱い(帰国後、出発時の学年=1年下のクラスに 入る)の割合はほぼ半々の結果となりました。在学校によっては規定 がある場合がありますので留学前に確認しておきましょう(P8参照)。 進学(4年制大学・短大・専門学校)までの 期間は? 留学したことが進路決定に影響した? 一浪 6% 二浪・その他 5% 影響はなかった 18% 少し影響した 25% 現役入学 大いに影響した 57% 89% 回答者の中で「現役の高校生・高専生」については進学者に含めて いません。高校卒業または高専などから編入した帰国生の約9割が現 役で進学しています。 合計すると約8割の帰国生が、留学が進路決定に何らかの影響を与え たと回答しました。 留学したことで、大学入試に役立ったと思うことは? 入試方法は? 165名 広い視野・グローバルな視点で物事を考えられるようになったこと 158名 自信がつき、積極的になったこと 153名 人に語れる内容ができてアピールできるようになったこと 144名 問題解決力がついたこと 73名 集中力がついたこと 32名 語学力がついたこと その他 7% 推薦入試 26% AO入試 一般入試 49% 18% 0 100 120 130 140 150 160 170 180 この設問は複数回答可でした。語学力はもちろん、学びたいことが明 確になり学部選択にも大きく影響したというコメントが多く見られました。 15 半数近くの帰国生は一般入試で進学したと回答。なお、どの国に留学し たかということと入試方法には強い関連性は見られませんでした。 進学先 AFS年間派遣プログラム帰国生からのコメント み 海外の大学4% き あつ こ 三木 敦子さん 国公立大学 30% 私立大学 66% 入試方法と同様、どの国に留学したかということと進学先には 強い関連性は見られませんでした。具体的な進学先については 下表でご紹介します。 アメリカ派遣 【入試方法:推薦入試】 同志社大学 社会学部教育文化学科 2年生 内部推薦だったので帰国後は勉強に追われる ことはありませんでしたが、留学中に触れる機会 のなかった日本史の知識はどこかへ飛んでゆき、微分積分は手も足 も出ない状況でした。しかし留学を機に自分が大学で何をしたいのか はっきりとした道を見つけることができました。現地の子供たちと接する なかで彼らの考え方や捉え方が日本人の私と大きく異なっていることを 実感し、違った環境や文化が子供たちの人間形成にどう影響するの か学びたいと思ったので今の学部を志望しました。留学で得た経験が 今の私にとてもよい影響を与えていることを実感しています。 おお しま さお り 大島 早織さん 主な進学先一覧(五十音順) ■アイスランド大学 (アイスランド) ■千葉大学 ■愛知県立大学 ■中央大学 ■青山学院大学 ■筑波大学 ■岩手大学 ■津田塾大学 ■岩手県立大学 ■東京大学 ■ウィスコンシン大学リッチランド校(アメリカ) ■東京医科歯科大学 ■宇都宮大学 ■東京外国語大学 ■大阪大学 ■同志社大学 ■大阪ブライダル専門学校 ■東北大学 ■大阪府立大学 ■獨協大学 ■岡山大学 ■富山大学 ■学習院女子大学 ■豊橋技術科学大学 ■学習院大学 ■長岡技術科学大学 ■金沢大学 ■名古屋外国語大学 ■カリフォルニア州立大学サンノゼ校(アメリカ) ■南山大学 ■関西大学 ■日本大学 ■関西外国語大学 ■日本女子大学 ■関西学院大学 ■兵庫医科大学 ■神田外国語大学 ■広島大学 ■北九州市立大学 ■広島女学院大学 ■九州大学 ■フェリス女学院大学 ■京都大学 ■福岡女子大学 ■京都外国語大学 ■法政大学 ■京都産業大学 ■ボーンマス美術大学 (イギリス) ■京都橘大学 ■北星学園大学 ■京都府立大学 ■北海道大学 ■慶応義塾大学 ■三重大学 ■高知大学 ■ミネソタ大学ツインシティー校 (アメリカ) ■甲南大学 ■ミネソタコミュニティスクール (アメリカ) ■神戸大学 ■ミラノビコッカ大学 (イタリア) ■神戸市外国語大学 ■武蔵大学 ■国際教養大学 ■武蔵野音楽大学 ■国際基督教大学 (ICU) ■武蔵野美術大学 ■駒澤大学 ■明治大学 ■埼玉大学 ■明治学院大学 ■佐賀大学 ■目白大学 ■静岡大学 ■安田女子短期大学 ■芝浦工業大学 ■山口大学 ■上海交通大学 ■山口県立大学 ■順天堂大学 ■横浜市立大学 ■上智大学 ■立教大学 ■上智短期大学 ■立命館大学 ■白百合女子大学 ■立命館アジア太平洋大学 ■聖路加国際大学 ■早稲田大学 ドイツ派遣 【入試方法:一般入試】 愛知県立大学 外国語学部ヨーロッパ学科フランス語圏専攻 3年生 2年生の冬から休学扱いとして留学し、帰国後 は一学年下がり復学しました。留学では様々な 異文化に触れ、見て、経験をし、それら全ては私にとって大きな刺 激となりました。帰国後に、将来はアフリカで青年海外協力隊の一 員として働きたいと決意し、今の学科に進むことを決めました、今思 えば受験はたった一年の出来事でしたが、当時はとても苦しかった のを覚えています。しかし、その学校に行きたいという気持ち、そし てなによりも留学によって養われた粘り強さや集中力によって、無事 乗り越えることができたのだと思います。 み き り さ こ 三木 梨紗子さん アメリカ派遣 【入試方法:推薦入試】 上智大学 外国語学部ポルトガル語学科 2年生 私はアメリカへの留学を経験して、海外の文化 や言語に興味を持つようになり、私にとっては 未知な国ブラジルについて学びたいと思い、ポルトガル語学科を志 望しました。一般ではなく推薦入試を選んだ理由は、自分の留学経 験をアピールできると思ったからです。推薦入試では、大学で何を 学びたいのかを明確にし、主張出来るようにすることが重要だと思い ます。私は自己分析からはじめ、自分の進みたい分野についての本 をたくさん読みました。入試はレポートと面接がありましたが、学んだ 知識や、留学での経験を生かして受験を乗り切ることができました。 あお しま ゆう た 青島 勇太さん チリ派遣 米国Knox College 2年生 専攻予定:経済学 副専攻予定:スペイン語、社会学 留学前は国立大学受験を考えていたのですが、 海外で異なる文化を体験する楽しさを知るにつれ て、海外の大学進学を考え始めました。世界中から留学生が集まる アメリカの大学に挑戦を決めましたが、ほとんど知識がなかったので、 ネットや本で情報を集めることから始めました。受験準備は、英文法を 一から復習し、単語帳・過去問を使ってのTOEFLとSATのテスト勉 強、出願に必要なエッセイを書くことが主でした。英語はもともと得意 ではなかったのですが、スペイン語を学んだ経験が役に立ち、帰国か ら1年足らずで出願に必要なテストの点数に達しました。 ■セントクラウド州立大学 (アメリカ) ■多摩美術大学 ★AFS体験を通して海外進学を決めた帰国生が、後輩への情報提 供を目的としたグループをつくりました! Facebookページ「AFS-CONNECT」 16 国別情報 22 18 37 24 25 30 20 28 35 11 19 29 36 17 12 13 23 32 09 21 14 34 33 27 10 26 04 03 15 07 38 16 31 02 05 01 08 06 冬 組(2016 年 1 月∼ 4 月出発) アルゼンチン共和国 01 (ウルグアイ東方共和国) P.18 02 オーストラリア連邦 P.19 03 コスタリカ共和国 P.20 04 タイ王国 P.21 05 チリ共和国 P.22 06 ニュージーランド P.23 07 パナマ共和国 P.24 08 パラグアイ共和国 P.25 09 ホンジュラス共和国 P.26 10 マレーシア P.27 夏 組(2016 年 6 月∼ 10 月出発) 11 アイスランド共和国 P.28 12 アメリカ合衆国 P.29 13 イタリア共和国 P.30 14 インド P.31 15 インドネシア共和国 P.32 16 エクアドル共和国 P.33 17 オーストリア共和国 P.34 18 オランダ王国 P.35 カナダ 19 (英語圏 ・フランス語圏) P.36 20 スウェーデン王国 P.37 21 スペイン P.38 22 チェコ共和国 P.39 23 中華人民共和国 P.40 24 デンマーク王国 P.41 25 ノルウェー王国 P.42 26 ハンガリー P.43 27 フィリピン共和国 P.44 28 フィンランド共和国 P.45 29 フランス共和国 P.46 ベルギー王国 30 (フランス語圏 ・オランダ語圏) P.47 31 ボリビア多民族国 P.48 32 ポルトガル共和国 P.49 33 香港 P.50 34 メキシコ合衆国 P.51 35 ロシア連邦 P.52 37 ドイツ連邦共和国 P.54 38 ブラジル連邦共和国 P.55 冬 組/夏 組 36 スイス連邦 P.53 は派遣強化国です(派遣強化国についての説明はP. 62を参照)。 AFS日本協会WEBサイト (www.afs.or.jp)でも帰国生の体験談を多数紹介しています。 17 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 Argentine Republic·Oriental Republic of Uruguay 01 アルゼンチン共和国 ウルグアイ東方共和国 週 6 日制。学校により午前(8 時∼ 12 時)または午 後(13 時∼ 17 時)の授 業となります。1 年で平均 して 11 科目を必修科目として勉強します。 教 科:スペインまたはアルゼンチン(ウルグアイ)文学・地 理・生物・外国語・数学などの他、学校により様々 な科目を勉強することができます。 課外活動:ほとんどありません。 そ の 他 :真剣な学業への取り組みが重視され、AFS 生は授 業にまじめに出席する旨の誓約書に署名を求めら れます。滞在中の個人的な習い事、学校での特別 な選択科目の履修、 修学旅行代などは自己負担です。 生活様式 ヨーロッパの影響を強く受けていますが、独自のはつらつとし 配属の傾向 た文化を確立しています。人々はサッカーやタンゴを愛し情熱 ウルグアイへの配属は若干名で、大半の AFS 生はアルゼンチ 的であると同時に、家族や親戚との絆が強く、家庭生活を大 ンへ配属されます。配属先は、書類審査で AFS アルゼンチン・ 切にします。親は子供のことを常に気にかけ、子供への愛情 ウルグアイが決定します。どちらの国に配属されても、オリエ 表現を欠かしません。 ンテーションはアルゼンチン国内で実施されます。アルゼンチ ンでは、大半が郊外または地方に住む保守的な家庭に配属さ AFS アルゼンチン・ウルグアイ れ、ウルグアイでは都市部に配属される傾向があります。喫煙 AFS アル ゼ ンチン は 1955 年 から活 動しており、2014 年 は 28 ヵ国から AFS 生を受け入れました。数年前に、隣国のウル グアイにも支部ができ、現在は AFS アルゼンチン・ウルグア ルゼンチンでは、AFS 生は多くの場合、公立の共学校の 4 年 か 5 年(日本の高校 2、3 年 相当)に、ウルグアイでは 4 ∼ 6 イとして活発に活動しています。 年(日本の高校 1 ∼ 3 年相当)に編入されます。ホストスクー 家庭が多く、一家に一人は喫煙者がいるのが一般的です。ア ルの決定が現地到着後になる場合があります。 教育制度 少数ですがウルグアイにも配属されます。 識字率は 9 割以上です。初等教育が 7 年間、 中等教育が 5 年間、 計 12 年間です。 g 査証 h 取得のため、大使館から本人や保護者へ出頭要請があり ます。審査に時間を要し、発 給が直前になったり出発日 を変更したりする場合があります。 g 配属制限 h 菜食主義者や禁煙家庭希望者、ほこり、動物アレルギー のある生徒の配属は困難です。 精神科系の薬を服用している生徒の配属は困難です。 高校生活 学 年:3 月中旬∼ 12 月上旬。 授 業:アルゼンチンは月∼金の週 5 日制。ウルグアイは私 立学校が月∼金の週 5 日制、公立学校は月∼土の 帰国生の声 愛情と感謝の心 リーのほうも一緒に笑ってくれまし 私がいたフォルモサという町の人々 ホストファミリーとの関係がうまく はとても明るく情熱的でした。なぜそ いってないと相談したことがありまし た。それからホストファミリーも私も こまでしてくれるんだと言いたくなる た。そこでボランティアの人に事情を ともに分かり合い、かけがえのない絆 ほどにとても良くしてくれました。 この留学を通して得た出会い、家族 話すと、私がホストファミリーのこと ができました。彼らには本当に心から をどう思っているかわからず、ホスト 感謝しています。 や友達との絆、助け合いの心、など数 ファミリーが心配していると教えてく このことを通して学んだのは世界共 えきれないほど素晴らしいものを教え れ ま し た。 そ こ で 私 は ホ ス ト フ ァ ミ 通で理解できるもの、それは愛情と感 て頂くことができました。その学んだ ことの中で私が一番大切だと思ってい リーに一日一回「Te quiero」 、スペイ ン語で「大好きだよ」といってハグを つの心を学べたということは非常に大 ることは、家族や友人に対して素直に するというのを日常にしてみました。 きな事であると思います。そしてこれ 「好き」の気持ちや「感謝」の気持ちを 最初はとても抵抗がありましたし、恥 こそが異文化理解と世界平和の実現に ずかしさや照れも出て笑ってしまいま 欠かせないと思っています。 伝えることです。 ある日、 AFS のボランティアの人に 謝の心であるということです。この二 した。そんな時決まってホストファミ 18 冬組 2-3 月 出発 主要言語 英語 オセアニア《Oceania》 02 Australia オーストラリア連邦 化学、歴史、オーストラリア諸問題、地理、経済学、 商業、ビジネス学、コンピューター、音楽、家庭科、 木工、織物、デザイン、演劇、美術、体育など。 課外活動:学校によって異なりますが、音楽、スポーツ(サッ カー、陸上、水泳、 ネットボール、 クリケットなど) 、 ディ ベートなどがあります。 その他: 大半の学校で制服の着用が義務づけられています。 授 業にまじめに出席し、熱心に勉強し、学校生活 に適応することが、査証発給の条件です。このよう な努力をしない場合は査証が取り消され、プログラ ム参加を継続できなくなります。 生活様式 配属の傾向 オーストラリアは広大な国土をもつ若い国です。オープンで率 8 割近くが地方の小さな町への配属です。都市部への配属は 直、気さくな国民性で、家庭では皆で協力して家事を分担しま ごく少数です。受入家庭では両親が職業をもっている場合が す。子供は親を敬う一方で、自立した存在でもあります。 多く、一人親の家庭もあります。また、なかには複数の留学 AFS オーストラリア あります。受入家庭は、人種的にも言語的にも多岐にわたる 生(AFS だけとは限らない)を同時に受け入れている家庭も 50 年以上の歴史があり、短期・長期合わせて世界中から数多 ため、家族間では英語以外の言語を話す家庭もありますが、 くの AFS 生がオーストラリアでホストファミリーと生活を共に AFS 生とのコミュニケーションは英語です。多くは、受入高校 の 11 年(日本の高校 2 年相当)に編入されますが、特殊な理 由により、 12 年(高校 3 年相当)に編入される場合もあります。 近年アジアからの私費留学生が急増しているため、AFS 生の してきました。近年は、オーストラリア政府の留学生受け入れ 施策により、以前と比べて受入数が減少しています。 教育制度 配属先の確保が大変難しくなり、配属先の決定に時間を要し 全国共通の教育システムを採用していますが、運用方法は各 ています。状況をご理解の上、ご応募ください。 州により異なります。義務教育は 6 歳から15 歳までの 9 年間 (タスマニアでは 16 歳までの 10 年間)です。学 校は共学 校、 g 査証 h 日本国外での審査になるため時間を要します。大使館指 定病院での健康診断が求められます。慢性疾患等の健康 面で問題がある場合も審査に時間を要し、出発が遅れた り査証が発給されない場合があります。 g 配属制限 h ほとんどの家庭でペットを飼っているので、動 物アレル ギーでペットと同居できない方は留学先として希望できま せん。また、菜食主義者の配属も困難です。 g 出発日 h 配属状況により出発日が複数回に分かれます。 男子校、女子校があり、75%が公立校、25%が私立校です。 高校生活 学 年:1 月下旬∼ 12 月中旬。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日 制。 通 常 8 時 45 分 ∼ 15 時。1 時 限 40 分、1 日 7 ∼ 8 時限。 教 科:英語、数学、外国語(日本語、ドイツ語、フランス 語、スペイン語、インドネシア語) 、生物、物理、 帰国生の声 大家族の一員として 19 ファミリーが 8 人家族であることが私 いてくれ、この家族と出会えたことを本当 な真っ直ぐな愛情表現が、家族の絆や子 にとって最も大きな変化でした。日本の に嬉しく思います。ちなみに日本の食文 供たちの自信に繋がっているのだと心か 家族の 倍の人 数であるのにも関わらず、 化は本当に驚かれます!時には口に合わ ら感じました。私がホームシックや不安 賑やかな大家族の一員としての生活にこ ないこともあるみたいで、そのときの残 で落ち込んでいるときも、本当の娘のよ んなにまで 慣 れている自分 が 不思 議で り物の対処は大変ですが…。 うに接してくれて、家族として認められて す。そんなファミリーで週末にビーチ、美 日本との違いをはっきりと感じられた 術館、釣りなど様々な場所に行き、充実 のは両親や兄弟同士の愛情表現です。ハ した日々を送っています。日本の文化や、 グやキスなどを始め、恥ずかしくなるくら 震災の話をすると本当に興味を持って聞 いに真っ直ぐ伝えられます。しかしそん いる喜びを感じることができ、自然と涙 が出てきてしまいます。 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 03 Republic of Costa Rica コスタリカ共和国 高校生活 学 年:2 月中旬∼ 12 月上旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 7 時∼ 13 時または 16 時。 1 時限 45 分、1 日 6 ∼ 8 時限。 教 科:数学、化学、生物、心理学、哲学、美術、社会科、 保健体育、宗教学、スペイン語、フランス語、英語、 物理など。 課外活動:サッカー、水泳、音楽、国内研修旅行(学校によ り異なります)。 そ の 他 :全ての学校で制服が義務付けられています。厳し い校則を設けている学校も多くあります。 生活様式 配属の傾向 コスタリカはラテンアメリカの中で最も政治的に安定した国 大半が地方の中流家庭に配属されます。AFS 生は多くが共学 のひとつです。自国の民主主義や平和に誇りをもっています。 の公立校の 9 年から 11 年に編入されます。 また、自然も大変豊かです。父親は仕事中心で、家事や育児 ホストスクールの決定は現地到着後になります。 は母親に任される家庭が多いですが、家族はとても仲が良く、 親は子供のことを気にかけ、子供の行動を常に把握していま す。一般的に女子に対しては、より保守的です。 g 配属制限 h 菜食主義など食事制限がある生徒、 室内および室外にペッ トのいない家庭を希望する生徒の配属は困難です。 g 予防接種 h 配属のため、BCG 、ポリオ、ジフテリア、百日咳、破傷風、 はしか、風疹、おたふく風邪の接種が義務づけられます (62 期参考情報)。 AFS コスタリカ 1955 年から活動しています。2014 年は 24 ヵ国から AFS 生 を受け入れました。 教育制度 国家予算の 3 割近くが教育に使われ、幼稚園から始まり 6 年 間の小学校、5 年間もしくは 6 年間の中等学校を経て、大半が 大学に進学します。 コスタリカ×パ ラグアイ帰 国 生 座 談 会「 中 南 米留学の魅力 」も チェック‼ AFS座談会 中南米留学で 検索 帰国生の声 「幸せ」とは何なのかを見つめ直す いなくても、今回感じた人のぬくもり、 環 境 が違っても、人とのコミュニケー 人は真面目だ、いつも働いていて、ロ 人との密な繋がりは、生きていく上で ションの基 本は同じであることにも気 ボットのようだ」と言われたことがあり 最も幸せなことであると強く思いまし 付きました。相手の話に耳を傾け、意 ます。日本人のあたたかさや優しさを た。 ある日、コスタリカの友達に、 「日本 よく知っている私はその時咄嗟に否定 国が 経 済 的に発 展し、人の「幸 せ」 見を尊重し、相手を理 解しようとする 姿勢は、世界共通で同じなのです。文 しましたが、心のどこかで共感したの という価 値観も変わってしまい、目先 化や社会や価値観が違っても根本的に を覚えています。コスタリカの人々は確 の欲望の解消だけを「幸せ」だと感じ 通じ合えるんだ、そんな身近なことを かにゆとりを持って生活し、自分の幸 ていくようになってきているのかもしれ 意識するだけで、私は毎日の生活をもっ せに率直に生きているような気がしま ません。しかし私の感じた「幸せ」は、 と充実したものにできるかもしれない した。 今後も持ち続けたいものとして、私の ―今回の留学は、今の生活をより充実 中に残りました。 させる第一歩になってくれることと思い 私たちは、 「幸せ」といえば、経済的 に豊 かな生 活を思い浮か べがちです。 環境や価値観、根底にある思想の違 今回留学したコスタリカは、そんなに いを経験したことで、自分にとっての 「幸 経 済 的に発展した国ではありません。 せ」とは何なのかを見つめ直すことに しかし私は、たとえそのような環境に つながりました。そして同時に、国や ます。 20 派遣 強化国 冬組 4 月 出発 主要言語 タイ語 アジア《Asia》 04 Kingdom of Thailand タイ王国 高校生活 学 年:5 月中旬∼ 3 月中旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 15 時半。1 時限 50 分、1 日 7 ∼ 8 時限。 教 科:ドイツ 語、英 語、日本 語、タイ語、数 学、理 科、 タイ文化系教科(舞踊、音楽、美術、工芸、スポー ツ、ボクシング、フェンシング、料理など) 、フルー ツ・カービング(果物や野菜の彫刻)、宗教など。 課外活動:体育系と文化系があり、学校では AFS 生の積極的 な活動を期待しています。学校は地域社会の中心 として位置づけられています。 そ の 他 :タイの若者はよく勉強し、日本同様、学校中心の生 生活様式 活を送っています。制服着用、アクセサリー禁止、 タイは「自由の国」「ほほ笑みの国」として知られています。 長髪禁止などの校則があります。 東南アジアの中ではヨーロッパの支配を受けていない数少な 支部または学校で語学研修の機会があります。 い国で、伝統的な文化が大切に守られ、生活の中にもそれを 感じることができます。穏やかで親切、礼儀正しい国民です。 配属の傾向 家族や親戚の仲がとてもよく、週末などは家族でゆったり過 タイ全土に配属の可能性があります。州都の場合もあれば地 ごします。父親が大黒柱であり、家事や育児は主に母親の役 方の小さな町への配属もあります。両親共働きがほとんどで 割です。 す。キリスト教の活動への参加は困難です。国立校、私立校、 AFS タイ AFS 生は通常、11 年か 12 年(日本の高校 2、3 年 相当)に編 入されますが、8 ∼ 10 年の授業にも出席する場合があります。 男子校、女子校、職業校、教員養成校、芸術校に配属されます。 1962 年から活動しています。2014 年は 26 ヵ国から AFS 生 を受け入れました。 また、全ての授業を英語で行う「バイリンガルクラス」のある 学校へ配属されることもあります。 教育制度 6・3・3 制を実施。1 ∼ 3 年間の幼稚園の後、小学校 6 年間 および中学校 3 年間(6 ∼ 15 歳)の計 9 年間の義務教育があ g 査証 h 取得のため大使館から本人や保護者へ出頭要請がある場 合があります。 ります。 g 配属制限 h 菜食主義者や食事制限のある生徒の配属は困難です。 帰国生の声 暑さと、料理の辛さと、人々の眩しい笑顔 21 タイに来てまず思ったことは暑さと 命 食べ ています。友 達 や 家 族 が 毎 回 こんなことがありました。ある学校主 料理の辛さと人々のまぶしいくらいの そっとティッシュを渡してくれるので少 催のキャンプに参加した時のこと、新 笑 顔です。タイの気候は大きく分けて し申し訳ない気持ちになりつつ、なぜ 聞を小さく折り畳んでいまより小さなも 暑 季、雨季、乾 季の 3 つです。タイ人 タイ人は平気な顔をして食べていられ のに 3 人 乗れたグループが勝ちという ゲームをしました。その時僕の後ろに に尋ねると暑い、すごく暑い、死ぬほ るのだろうと不思議な気持ちです。そ ど暑い、と笑って答えてくれます。雨季 れでもやっぱりタイ料理は美味しいの いた同い年の女の子が「上の方に王様 の真っただ中は毎日のように、晴れてい で毎日幸せです。そして笑顔。 「ほほ笑 が写ってるわ。代えてもらえるかしら」 ても大 粒の雨がいきなり降ってくるの みの国タイ」と言われているのは知っ と言ったのです。これはいつまでたって で大変でしたが、10 月頃からは乾季に ていましたが、実際に現地の人々に触 も忘れることはできません。町中で王 入り、大分過ごしやすくなると聞いたの れるとそのことを改めて実感します。全 様への敬愛の言葉が書かれた看板など で楽しみです。タイ人は唐辛子が大好 く知らない屋台のおばちゃんでもあい はよく目にしますが、あんな小さな写 きでほとんどの料理に入っていて、好 さつをすれば笑 顔で 返してくれる。だ 真、それも隅っこに写っていたのです きな人は生でポリポリかじって食べるく からこっちも自然と笑顔になります。 らいです。毎回ご飯を食べるときは僕 タイに来て一番驚いたこと、それは 一人だけ大量の汗を流しながら一生懸 人々の王室に対する敬愛です。以前に から。タイ人は王室への敬愛を通して、 どこかでみんなの心が繋がっているよ うな気がします。 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 05 Republic of Chile チリ共和国 高校生活 学 年:3 月初旬∼ 12 月上旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時または 8 時半∼ 16 時 または 18 時です。土曜の午前に授業がある学校も あります。 教 科:数学、物理、化学、生物、歴 史、心 理学、哲学、 経済、外国語、スペイン語、美術、体育など。 課外活動:スポーツ、コーラス、民 族音楽、ダンス、少年団 活動、社会福祉活動など。 そ の 他 :制服があります。学業への真剣な取り組みが求め られています。 生活様式 配属の傾向 ラテンアメリカの中でチリは最も発展し、経済的に安定した国 イースター島を除くチリ全土に配属の可能性があります。大半 のひとつです。生活様式はヨーロッパの影響を大きく受けてい が小さな都市部か都市郊外の中流家庭に配属されますが、地 ます。チリ人はとても外向的・社交的で愛情深い国民です。家 方への配属もあります。喫煙家庭の割合が高い国です。AFS 族や親戚をとても大切にします。父親が一家の大黒柱ですが、 生は大半が私立高校に配属され、本国での学年によって 10 母親も家庭の中で大きな影響力をもっています。親は子供(特 ∼ 12 年(日本の高校 1 ∼ 3 年に相当)に編入されます。 に女子)を大切にし、子供たちは親の言い付けを守ります。時 間に対してはおおらかだといわれますが、ビジネスや学校の集 まりは時間厳守があたりまえです。 g 査証 h 取得のため、大使館から本人と保護者(両親)に出頭要 請があります。HIV 検査を含む健康診断が必要です。 g 配属制限 h 菜食主義者、グルテン不耐性、重度のアレルギーのある 生徒、特定の教会(モルモン教、エホバの証 人、ユダヤ 教など)に通う必要のある生徒の配属は困難です。 g 成績 h 学業成 績が一定して上位 2 分の 1 以内であることが求め られます。 g 語学 h 出発までにオンライン語学講座の提供があり、指定レベ ルまでの修了が求められます。 AFS チリ 1958 年から活動を始め、2014 年は 21 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 教育制度 教育への国民の関心は高く、義務教育は 6 歳からの 8 年間で 無償。その後 4 年間の中等教育があります。19 世紀にドイツ とフランスをモデルに教育制度を確立したチリは、南米でも最 も教育水準が高い国のひとつと言われています。 帰国生の声 チリに生き、学ぶ 十人十 色、10 人いれ ば 10 通りの 留 「TSUNAMI」という言葉しか聞き取 かないならやり方を変えればいい、つ 学生活があります。僕は今、南米のチ れず、かなり不安でした。4 ヵ月が過ぎ まらないなら違うことを始めよう、少し リで自分の留学生活を楽しみ、自分の た今でも余震は続いています。しかし でも考えが浮かんだのならすぐに取り 蓄えとしています。ここでの経 験や 仲 この震災が自分に大きな変化をもたら 掛かろう。今僕は、やらずに後 悔する 間が生涯かけがえのないものになるこ したことも事実です。避 難の際、多く なら、やってから後悔しようと考えてい とは間違いありません。 の人 が見 知らぬ 人と 支 え合 い 励まし ます。無論、後 悔しないのがベストで 1 年間の留学生活では様々なことが 合っているのを見ました。僕自身も老 すが失 敗が怖いから何もしないのは、 起こりえます。僕の場 合、大した被害 人を負ぶって高台へ避 難するなど、日 何より情けないと思います。失 敗した はなかったものの、2 度にわたるマグニ 常ではできない体験をしました。さら なら反省して次に活かせばいいだけの チュード 8 前 後の大地 震と 3 度の津 波 にこれをきっかけとして日常の中でもち 話です。僕は残り 6 か月の留学生活を、 からの避難や、避難中の人助けを体験 いさな人助けを行うようになりました。 日本ではできないこと、今までにやっ しました。当時は到着から1 ヵ月と少し 僕はこれまでの留学生活の中で「自 で、 町 に 鳴 り 響 く ア ラ ー ト か ら は ら挑むこと」を学びました。うまくい たことのないことに自ら挑 戦する、挑 戦の毎日にしようと思います。 22 冬組 1-2 月 出発 主要言語 英語 オセアニア《Oceania》 New Zealand 06 ニュージーランド 教 科:英 語、科 学、数学、歴 史、美術などの 他、観 光、 農業、戸外活動などを選択できる学校もあります。 一部の選択科目や全国的な試験を受ける場合は有 料です。 課外活動:スポーツ・文化的活動があり、特にアウトドア活動 が盛んです。 そ の 他 :大半の学校で制服の着用が義務づけられています。 配属される学校によっては、英語を母国語としない 人のための授業がある場合があります。 配属の傾向 9 割の AFS 生が地方の小都市や田園地帯に配属され、大都市 生活様式 への配属はほとんどありません。地方ではスクールバスが唯 ニュージーランドの国民は活動的で、飾らない気さくな人柄で 一の公共交通機関です。農家に配属された場合は、仕事を積 す。両親共働きの家庭が多く、家族皆で家事を分担します。 極的に手伝ってください。受入校では通常、12 年か 13 年(日 本の高校 2、3 年相当)に編入されます。 AFS ニュージーランド 近年私費留学生が急増しているため、AFS 生の配属先の確保 50 年以上の歴史があり、数多くの AFS 生を受け入れてきまし が大変難しく、配属先の決定に時間を要しています。状況をご たが、近年は私費留学生が急増し、以前と比べて受入数が減 理解の上、ご応募ください。 少しています。 教育制度 g 査証 h 日本国外での審査になるため時間を要します。取得のた め、大使館指定病院での健康診断が求められます。慢性 疾患など健康面で問題がある場合は、査証発給および出 発が遅れる可能性があります。 g 配属制限 h 屋内でペットを飼っている家庭やカーペット敷きの家庭 がほとんどなので、動物アレルギーやほこりアレルギー があり、ペットと同居できない方は留学先として希望でき ません。重度の花粉症や食品アレルギーのある生徒の配 属も困難です。アレルギーのある人は留学先として希望 しないことが賢明です。厳格な食事制限のある生徒も留 学先として希望できません。 6 ∼ 16 歳までの 10 年間が義務教育です。3 歳から就学前教育 が始まり、慣例的に 5 歳の誕生日を過ぎると小学校への入学が 許可されます。16 歳の誕生日を過ぎると、それ以降の就学課程 は任意進学になり、 義務教育期間は終了します。 教育が重視され、 教育水準や学力レベルは高く、高い学力と学習意欲が必要です。 高校生活 g 出発日 h 配属状況により出発日が複数回に分かれます。 学 年:1 月末∼ 12 月中旬、4 学期制。 g 成績 h 応募時点から出発直前まで、学業成績が一定してクラスあ るいは学年の上位 2 分の 1 以内であることが求められます。 授 業:月∼金曜日の週 5 日制。通常 8 時 45 分∼ 15 時 20 分。1 時限 40 ∼ 50 分、1 日 6 時限。 帰国生の声 ゆったりとした時間の中で 留学後半、通学期間が終わってから 国が近づくにつれ、日本の家族や友達 ました。留学中にはあまり気付かなかっ は地 域の小 学 校でボランティアとして と会える楽しみの反面、約 1 年過ごし たのですが、日本を外からみたことに 先生のお手伝いをしていました。毎朝 た私の町を離れることに寂しさを感じ より広い視野で物事を考えられるよう 教室に顔を出すと、 「こっちにきて!」と ずにはいられませんでした。たくさん になり、新しいことへの挑戦にそれほ 無邪気に私を取り合う子供たちが懐か の人と別 れ のハグ を 交 わして初 めて、 ど躊躇することがなくなりました。周り しいです。さらに、ホストマザーの知り 自分がどれだけの人に支えられていた からもよく言われることは、明るさやポ 合いの人からピアノを習っていて、私の のかを知りました。 「また帰ってきてね」 ジティブな姿勢です。ニュージーランド ために人生初のピアノリサイタルまで開 「また必ず会おうね」という言葉と共に いてくださいました。音楽を通して、そ プレゼントをもらい、私には帰るべき の人たちと居心地のいい素敵な時間を 第二の故郷ができたのです。 過ごせたことに感 謝をしています。帰 23 帰国して、日本の生活にも慣れてき のゆったりとした時間の流れから育ま れたのかもしれません。 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 07 Republic of Panama パナマ共和国 高校生活 学 年:3 月初旬∼ 12 月中旬、4 学期制。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日制。通常 7 時 ∼ 12 時半または 12 時半∼ 18 時(大半の AFS 生は午前中の授 業に出 ます)。1 時限 45 分、1 日 5 ∼ 7 時限。 教 科:理 科 系(物理、化学、生物、英 語、政治、北・中 米の歴史)、ビジネス系(タイピング、速記、会計、 実務事務、北・中米の歴史、地理経済)、人文系(西・ 英・仏文学、数学、哲学、北・中米の歴史) 。 課外活動:学業に重きをおいているため課外活動はあまり活 発ではありませんが、サッカー・バスケットボール・ バレーボールなどのスポーツやマーチングバンド・ 生活様式 フォークダンス・コーラスなどがある学校もあります。 パナマ運河によって発展した都市と、国土の半分を占める熱 そ の 他 :全ての学校で制服の着用が義務づけられています。 帯雨林のコントラストが面白い国です。国民は楽観的で社交 宿題はほぼ毎日出ます。 的です。家族の絆が強く、大家族も多くみられます。両親共 働きの家庭が多いので、子供たちは家事をよく手伝います。 配属の傾向 AFS パナマ ホストファミリーの多くは、保守的な中流家庭です。AFS 生は 1959 年から活動しています。2014 年は 13 ヵ国から AFS 生を 通常、共学の公立校の 11 年か 12 年(日本の高校 2、3 年相当) 受け入れました。 に編入されます。 1 割がパナマ市内、3 割が小都市、残りが地方へ配属されます。 教育制度 義務教育期間は 4 ∼ 14 歳 (就学前 2 年∼中学 3 年生)で無償。 g 配属制限 h 菜食主義者の配属は困難です。 高校進学率は 30 % 、大学は 10 %です。識字率は 97 %でラテ ンアメリカでは識字率が最も高い国のひとつです。 帰国生の声 幸せの基準は人それぞれ 「パナマ」という未 知の国への留学 れているとはいえない。しかし、私の あった。語学の習得の面では切磋琢磨 は、私にとって期待と不安でいっぱい 目にはそこに住む人々が幸せに暮らし して刺激しあえる仲間だった。それぞ だった。パナマに着くとまず肌でその ているように映った。家族がそろって、 れの国について聞いたり話したりする 気候の違いを感じた。強く照りつける 陽気な音楽と共に踊って、話して、手 のはとても新鮮で面白く、いつも時間 太陽と、街のいたるところに見られる 料理を食べて、それだけで十分に幸せ を忘れて語り合った。帰国の時には、 ヤシやバナナ、マンゴーの木。まさに だった。単純かもしれないが、彼らに 大人になったらそれぞれの国を訪問し 南国といったその雰囲気を、私はすぐ とってそれが最高の時間なのだ。幸せ あおうと約束までした。 に気に入った。 の基準は人それぞれで、物やお金に恵 パナマは日本のような先進国ではな まれることだけが幸せではないのだ。 い。生活格差やインフラストラクチャー パナマで出会った各国からの留学生 の 未 整 備 などの問 題 があるのが 現 実 との出会いも忘れられない。同じ立場 だ。水道や電気が止まることもあった。 に立つ彼らとはたくさんのことを共 感 物や生活水準の観点からは決して恵ま できたし、悩んだときはアドバイスもし たくさんの出会いと経験を得て私は ひとまわり成長できた。それを実現さ せてくれた AFS 、応援してくれた家族 や友人には本当に感謝している。 24 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 08 Republic of Paraguay パラグアイ共和国 高校生活 学 年:2 月下旬∼ 11 月末。 授 業:月∼金の週 5 日制。午前(7 時∼ 12 時)、午後(13 時半∼ 18 時)の 2 部制で、どちらかに出席します。 午前クラスでも午後に授業がある学校もあります。 教 科:化学、地理、歴史、外国語、数学、哲学、心理学、 スペイン語、美術など。 課外活動:あまり盛んではないため、学外で各自の興味にあう 活動を探すとよいでしょう。 そ の 他 :大半の学校で制服の着用が義務づけられています。 支部で語学研修の機会があります。 生活様式 配属の傾向 パラグアイはパラグアイ川によって緑の多い東側と肥沃でない 2 割が都市部、2 割が都市近郊、6 割が地方の小さな町に配 西側に分けられています。人口の 98%は東側の緑の多い地域 属されます。多くの家庭にはエアコン、洗濯機、電子レンジ、 に住んでいます。家族が社会の基本であると考えられていま 食器洗い機などの近代的な設備はありません。受入家庭の多 す。親は子供を大切にし、特に女子に対して保守的で、子供は くがペットを飼っています。AFS 生は通常高校 5 年か 6 年(日 親の意見を尊重します。 本の高校 2、3 年相当)に編入されます。 ホストスクールの決定は現地到着後になります。 AFS パラグアイ 1962 年から活動を始め、2014 年は 15 ヵ国から AFS 生を受 g 配属制限 h け入れました。 菜食主義 者や禁煙家庭のみ希望する生徒の配属は困難 です。 教育制度 小学校 7 年間と、中学校 3 年間、高校 3 年間が義務教育です。 高校では人文科学、商業(終了後に大学進学が可能) 、その他 にも技術者、教育、専門職養成のための専門学校(入学試験 あり)が多数あり、中学卒業後に受験が可能です。 コスタリカ×パ ラグアイ帰 国 生 座 談 会「 中 南 米留学の魅力 」も チェック‼ AFS座談会 中南米留学で 検索 帰国生の声 最後にもらった最高の宝物 パラグアイに留学をして、特に印象 言語の違いでなどで、偏見や、勝手な 験しましたが、最後に一番大切だと感 に残っていることは、パラグアイの人々 価値観を押し付けることなく、一人の人 じたのは、やっぱり感謝の気持ちです。 の温かさです。 間として向き合ってもらえることの幸せ 私が、この留学で唯一自信を持ってい を感じました。 ることは、11 か月間、ホストファミリー 例えば、 学校に行くときに、 ホストファ ミリーや友達だけではなく、近所に住 それから、パラグアイでは、頻繁に に毎日「ありがとう」を伝え続けたこと んでいる方々や、家の近くのスーパーの パーティーが開かれますが、たまたま です。自分の言葉で心からの感謝の気 店員さん、一度しか話したことのない 家の前を通りかかった初対面の人とも 持ちを伝えることはとても難しいこと 警察官の方までもが、私の名前を呼ん 肩を組んでパーティーを楽しみます。も でしたが、日本に帰国する際に、空港 で、毎朝、 「おはよう。いってらっしゃい」 ちろん最初は驚きましたが、言葉が通 でホストマザーに「あなたはたくさんあ と、声をかけてくれました。パラグアイ じなくても、何処に住 んでいても、た りがとうって言ってくれたね」という言 の人々は、日本人だからといって私を とえ、家 がない人だったとしても、老 葉をかけてもらいました。最後にもらっ 避けることもなく、なかなか 通じない 若男女、同じ人間として楽しい時間を た最高の宝物です。あの言葉は、生涯 下手くそなスペイン語に最後までしっ 共有できることを知りました。 私の誇りです。 かりと耳 を 傾 けてくれました。 外見、 25 たくさん の事を学んで、感じて、体 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 09 Republic of Honduras ホンジュラス共和国 高校生活 学 年:2 月∼ 11 月。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日制。通 常 7 時 ∼ 12 時 半、または 12 時半∼ 18 時。1 時限 45 分、1 日 7 時限。 教 科:一般コースでは、数学、物理、生物、歴史などで、 履修課目は学校が決めます。週末の社会福祉活動 は必須で、貧困地域、医療関係、駅の清掃などを 行います。加えてボランティア活動をすることもあ り、折り紙や歌、ダンスを教えたり、お年寄りの相 手をする人もいます。 課外活動:音楽、バスケットボール、バレーボール、サッカー、 ダンス、演劇などができる学校もあります。 生活様式 そ の 他 :制服があります。AFS 生への期待は高く、常に真 マヤ遺跡と恵まれた自然を有する国ホンジュラスでは時間が 剣に学校の授業や活動に取り組む姿勢が求められ ゆるやかに流れます。陽気で温かい国民性で保守的な家庭が ています。校則を守ることは大変重要と考えられて 多く、子供たちは親や年長者の意見を尊重します。 います。 AFS ホンジュラス 配属の傾向 1963 年から活動を始め、2014 年は 4 ヵ国から AFS 生を受け 配属地域は、北部と中部が中心で、ごく少数が西部に配属さ 入れました。 れます。3 割が都市部、6 割がその郊外、1 割は地方の小さな 教育制度 家庭の多くが、経済的に裕福で信仰があつく、保守的です。 7 ∼ 12 歳の 6 年間の初等教育は義務教育です。設備や人材の メイドがいる受入家庭も多いですが、子供たちも家事を手伝 町への配属です。貧富の差が大きい国ですが、AFS 生の受入 不足、家庭の貧困などが原因で、義務教育を終えられない子 います。AFS 生は通常、11 年か 12 年(日本の高校 2 年、3 年 供も多くいますが、政府は積極的に教育の普及に努めていま 相当)に編入されます。年齢や成績によっては 10 年に編入さ す。中・高等学部は 5 または 6 年間あり、 その後に大学(4 年間) れることもあり、判断は受入校にゆだねられます。芸術系の学 に進学することができます。 校や商業系の学校に配属されることもあります。 g 配属制限 h 菜食主義者の配属は困難です。 帰国生の声 それってどこ?? ホンジュラスから帰ってきて月日が経 ず周りを見渡しても遮るものが何もな そしてホンジュラスでは日本では絶 ち普通の生活を過ごしていますが最近 い自然たっぷりの土地、何時でもノリ 対に経験することの出来ない事も学べ 沸々とホンジュラスに帰りたいと思うよ ノリでフレンドリーなホンジュラス人、 ます。目を背けたくなるようなことも経 うになりました。 そしていつ食べても頬っぺたが落ちそ 験してきました。しかしそれがあったか 「ホンジュラスってどこだよ?」最初 うになるくらい 美 味しいごはん(ホン らこそ僕は忘れられない一年を過ごす 見たときはそう思いました。でも今は ジュラス一日目にして僕は胃袋をガッチ ことができました。裕福な人もいれば 違います。今ならばホンジュラスの魅力 リ掴まれました)。行くところ行くとこ そうでない人もいる。だけれども皆が を何十時間にも渡って語ることができ ろ何処でも衝撃的で、毎日が楽しくて 皆に優しくて救いの手を差し伸べてく るでしょう。 仕方がなく、日本に帰りたくありません れるホンジュラス 人 が 僕 は 好 きです。 ホンジュラスの生活は日本とは全く でした。これといった観光地はないか たとえ貧しかったとしても気にせずに生 違っていました。ほかの星に来てしまっ もしれないけれど、一度ホンジュラス きがいを持ち楽しそうに暮らしている たかのような錯覚、しかしそれが僕に に行ったら誰もがあの魅力に取りつか ホンジュラス人が僕は大好きです。だ とっては最高の一年になりました。ま れることでしょう。 から僕はホンジュラスに帰りたい !!!!! 26 派遣 強化国 冬組 1月 出発 主要言語 マレー語・英語 アジア《Asia》 10 Malaysia マレーシア 高校生活 学 年:1 月初旬∼ 11 月下旬の 3 学期制。 授 業:通常は月∼金の週 5 日制ですが、州によっては日∼ 木曜日の場合もあります。通常 7 時半∼ 13 時また は 13 時半。1 時限は 40 分∼ 45 分、1 日 8 時限。 教 科:数学、生物、物理、化学、マレー語、英語、歴史、 地理、商業、会計学、宗教学、倫理学、家庭科など。 課外活動:学校によって異なりますが、大半の学校で AFS 生 の積極的な参加を勧めています。コーラス・ブラス バンド・写真・コンピューター・青少年活動などがあ り、土曜日に活動が行われることもあります。 そ の 他 :制服があります。マニキュアや化粧の禁止、男子の 生活様式 長髪禁止などの校則があります。 民族的に多様で文化的背景も異なります。マレー系、中国系、 インド系が主な民族です。国教はイスラム教ですが、信仰の自 配属の傾向 由は認められています。マレー人の習慣はイスラム教の、中国 3 つの独自の文化背景をもつ民族(マレー系、中国系、インド系) 系民族の習慣は三教(儒教、道教、仏教が混ざり合ったもの) で成り立つこの国で生活することで、異なる文化について多く の影響を受けています。民族的には多様ですが、どの家庭で のことを習得できるでしょう。大半が地方に配属されます。英 も親が子供の行動を把握することは大変重要なことで、子供 語を話す家庭や地域もありますが、学校ではマレー語を使う はいつ、誰とどこに行くのかを親に知らせなければなりません。 ことが多いようです。AFS 生は通常 10 年または 11 年(日本の 公用語はマレー語ですが、英国植民地時代の公用語でもある 高校 1、2 年相当)に編入されます。多くの場合、保守的な家 英語も広く使用されており、マレー語とともに民族間の共通 庭に配属されます。 語の役割を担い、英字紙も広く読まれています。 AFS マレーシア g 査証 h 現地審査に時間を要するため、発給が出発直前になった り出発日を変更したりする場合があります。 1958 年から活動しており、2014 年は 12 ヵ国から AFS 生を受 g 配属制限 h 重 度の食 物アレルギーのある生徒は個 別に審 査されま す。 け入れました。 教育制度 義務教育は 11 年間で無償です。学業や成績が重視される社会 のため、AFS 生も積極的に勉学に取り組むことが期待されます。 帰国生の声 断食を通して 27 マレーシアには主に 3 つの民族がい を考えると、その迷いは大きくなるの そうして迎えた断食の最終日。この る、という話は有名です。いま私は国 み。その状況で思い出されるのは、当 日の日没が楽しみで仕方なく、前の晩 の中でも多数派のマレー系の家族と暮 たり前のように 1 日 3 食の生活をしてい から全く寝られませんでした。日の出 らしています。全員がムスリム、つまり た日本での日々。ああ、恵まれていた の前の、朝 4 時台の朝食も、写真に収 イスラム教徒であるマレー系では約 1 ヵ んだな、 と心から感じました。そして、 「こ めたくなる程、気分が高揚していまし 月間の断食がありました。 の経 験は辛いけど、ここでやめてしま た。この日が過ぎるのはいつも以上に 初め、思ったよりも1 日 1 日を難なく うと、何か大きなものを学べないまま 早く感じ、気付くと夕食も過ぎて夜中。 過ごし、 「これはあまり辛くないな」と の帰国になってしまう」と思い、私自 断食を耐え抜いた嬉しさから、ハリラ 感じていました。しかし、日が経つに 身が断食を乗り越える大きなきっかけ ヤと呼ばれる断食明けを祝う日の早朝 つれて暑さが気になってゆき、断 食 月 にもなりました。もちろん、それから まで起きていました。そしてファミリー の半ばには、もう終わらせてしまおう 先の断 食を辛く感じなくなったという の親戚達と迎えたハリラヤ。みんな笑 と考えたほど辛くなりました。中華系 訳ではありませんが、思い返してみる 顔で語り合うのを見ていると、何か新 が多い私のホストスクールでは、むし と自分自身の大きな励みともなった判 鮮な気分がして、ここまで貫いてきたこ ろ断食をしている人の方が少ないこと 断でした。 とを今後の糧に出来る気がしました。 夏組 8 月 出発 主要言語 アイスランド語 ヨーロッパ《Europe》 11 Republic of Iceland アイスランド共和国 教育制度 小中学校(6 ∼ 16 歳の 10 年間)は義務教育で、その後は試 験を受け、約 93%が高等学校(16 ∼ 20 歳の 4 年間)へ進学 します。大学は 3 ∼ 5 年間(学部や学科により多少異なる)で す。 高等学校は大きく3 種類に分かれ、大学進学をめざした普通 高校のほかに、それぞれの専門のコースに特化した高校、職 業高校があります。 高校生活 学 年:8 月下旬または 9 月初旬∼ 5 月下旬。 授 業:月∼金の週 5 日制で 8 時∼ 15 時または 18 時。1 週 生活様式 間に 26 時間授業。 アイスランドの人々は家族の絆をとても大切にしています。両 教 科:主にアイスランド語、古典、物理、自然科学、社会、 親が共働きで、家事は家族みんなで分担するのがあたりまえ 音楽など。 です。ティーンエイジャーは自立している一方で、家庭生活で 課外活動:放課後にさまざまな活動があります。写真・映画・ は夕食を家族共にとることを大切と考えています。外出の際に 無線・コーラス・調理などで、学校間の競技会も実 は行き先や時間をきちんと伝えることを好みます。生活や文 化は自然と密着しています。夏には多くの家庭で家族そろって 施されます。 そ の 他 :支部で語学研修の機会があります。 旅行にでかけます。 配属の傾向 AFS アイスランド AFS 生は高校もしくは中学の最終学年に編入されます。 1957 年から活動を始めています。2014 年は 19 ヵ国から AFS 生を受け入れました。 g 査証 h 現地審査に時間を要するため、発給が出発直前になった り出発日を変更したりする場合があります。また本人が 最寄りの大使館、領事館に出頭する必要があります。 g 配属制限 h 食事制限のある生徒、動物アレルギーのある生徒の配属 は困難です。 帰国生の声 17年間で一番深くて濃い時間 す。 「はやく聞き取れるようになって、 た、教科が自分で選択できるのも、自 の絆が強いです。そこからたくさん学ぶ この会話に混ざりたいなあ…」とずっ 分の興味のあることを学べるので、楽 アイスランドの人たちはとても家 族 ことがあります。そして、温かいです。 と思っていました。そして、聞き取れる しいです。日本の高校にはない教科も 私のホストファミリーは週に一回、おじ ようになって、アイスランド語で答える 沢山あってすごく興味深いです。今ま いちゃん、おばあちゃんの家でお菓子 と、相手もとても嬉しそうにしてくれま で興味のなかったことにも目を向けら を食べます。そのときに、いろんな話 す。そうしたら、 「もっと頑張ろう!」と れるようになって、気づかなかった面白 をします。留学当初は、その話の内容 思えて、文法や発音が間違っていても さ、深さを知るいい機会にもなりまし が全く分からなくて、面白い話をしてい いいから、恥ずかしがらずに積極的に た。今までの自分ならしないようなこ るというのは雰囲気でわかるのだけど、 いろんなことを聞くようになりました。 とも、 「やってみよう」と思えるように 苦笑いしかできませんでした。だけど、 アイスランドの高 校 は 16 歳 から 20 なりました。 4 ヵ月経った今は内容もわかってくるよ 歳までの学生が通っています。いろん 生まれてきて 17 年 の中で 今 が 一 番 うになって、わかった上で笑えるように な年代の学生をみて、こうすればいい 深くて濃い時間を過ごしているような なりました。 んだ、とかそういう考えもあるんだな、 気がします。残り半分の留学生活もア アイスランドの人はとても愉 快なの 大人だなあ、と思うことが増えたよう イスランドのこと、その他のことも学ん で、学校でも楽しそうに会話していま な気がします。そして、面白いです。ま で後悔のないようにしていきたいです。 28 夏組 8-9 月 出発 主要言語 英語 北米《North America》 12 United States of America アメリカ合衆国 生活様式 配属の傾向 気候も生活様式も 地 域によって大き く異なります。様々 な背景を持つ人々 から成る多文化社 会です。 配属は多くが地方の小都市または小さな町で、アラスカ州や ハワイ州も含まれます。受入家庭は人種的・言語的に多岐にわ たり、英語以外の言葉を話す家庭、ひとり親や同性カップルの 家庭、国籍の異なる AFS 生を複数受け入れる家庭への配属も あります。ホストファーザーとホストシスターのみの家庭に女子 生徒が配属される場合もあります。映画やテレビで観る中・上 流家庭と現実の受入家庭とは違う場合が多いと思ってくださ い。学校の受入条件として本国での成績や英語力が重視され ます。世界中から多数の生徒を受け入れるため、配属決定に 時間を要するほか、出発日も配属決定時期により複数設けら れています。 AFS アメリカ AFS 活 動 発 祥 の 国で、1947 年から活 動を始めています。現在 40 ヵ国 以 上に 1500 人以上のアメリカの高校生を送り、約 2000 人の AFS 生 を 50 ヵ国以上から受け入れています。 【参考】AFS 生には、交流訪問者(J-1)ビザが発給されます。 教育制度 アメリカでは高等学校の 8 割が公立で、2 割は宗教団体または 民間によって運営されています。アメリカの教育は各州に委ね られているため、それぞれの学校制度に違いがありますが、 義務教育は一律 16 歳までです。 高校生活 学 年:8 月中 旬または 9 月上 旬 ∼ 5 月中 旬または 6 月下 旬。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日制。通常 7・8 時 ∼ 14・15 時。90 ∼ 120 分、1 日 5 ∼ 6 時間。 教 科:米国史・米国政治、英語、数学など。自動車教習 のクラスは選択できません。 課外活動:バスケットボール・フットボール・野球・バレーボー ルなどのスポーツ・演劇・オーケストラ・合唱など。 学校側は、AFS 生が課外活動に積極的に参加する ことを奨励していますが、希望する活動が保証され るわけではありません。 そ の 他 :公立高校では一般的に制服はありませんが、服装 基準を設けている学校もあります。学校の勉強に熱 心に取り組み、 一定の成績を修めることが大切です。 配属前に複数の予防接種が義務づけられています (州によって異なります) 。 過去に J-1 または F-1 ビザを取得したことのある人は J-1 ビ ザ申請に必要な DS-2019 が現行法においては発給されな いため、アメリカには応募できません。ご注意ください。 g 査証 h 取得のため、 指定されたアメリカ大使館または領事館(東京・ 大阪)で本人が面接を受ける必要があります。 g 配属制限 h ペットを飼っている家庭が多いため、動物アレルギーで室内 ペットと同居できない方は留学先として希望できません。地 方への配属やカーペット敷きの家庭が多いので、深刻なほ こりアレルギーやぜん息のある生徒の配属も難しい場合が あります。 g 出発日 h 配属状況により出発日が複数回に分かれます。 g 成績 h 応募時点から出発直前まで、学業成績が一定してクラスあ るいは学年の上位 2 分の 1 以内であることが求められます。 g 予防接種 h 配属のため、はしか・おたふく風邪・風疹・ジフテリア・百日咳・ 破傷風・ポリオ・B型肝炎・水痘の予防接種または免疫抗 体検査が義務づけられます。A 型肝炎の接種が義務づけ 。 られる地域もあります(62 期参考情報) g 語学 h アメリカの派遣生は ELTiS(P 66 参照)で 8 割以上の正答 率が 必 須 条 件であるほか、内定 後に所 定の 英 語レベル チェックの提出が義務づけられます。配属前に ELTiS 以外 の英語レベルテストの受験が求められたり、配属決定後に 独自の英語レベルテストを課したりする受入校があり、一定 水準に達しないとその学校への通学許可が出ないこともあ ります。留学希望者は英語力向上を目指して努力を続けて ください。 帰国生の声 I Was There 29 私はワシントン州シアトル 郊外 のバ アメリカでは、高校生によるミュージ ラード地区に配属されました。バラード カルがほとんどの学校で毎年行われて は元々スウェーデンなどのスカンジナビ いて、特にバラード高校は地 域でも質 ア系の移民が形成したコミュニティで、 の高いパフォーマンスに定評がありまし その面影が色濃くうかがえる生活習慣 た。私は 10 月末のオーディションに合 のではないか、やっぱり辞めるべきで や文化が残っています。たとえば、夜は 格して、3 月の舞台に出ることが出来ま はないかと踏みとどまるようなこともあ 10 時までに布団に入る、料理に使う食 した。3 か月間の間、平日は舞台稽古、 りました。それでも、実際に一歩踏み出 材はオーガニックのものを選ぶ…など。 土曜日は舞台装置と衣装の製作という したことで素晴らしい経験をすることが 特に早寝早起きはホストファミリーが大 ハードなスケジュールでした。練習は大 出来たことを思うと、日本を離れて 1 年 切にしていた習慣で、私自身も健 康の 変でしたが、それでも毎日が楽しくて充 間を送れたことは、この上ない幸福だっ ために出来るだけ早く寝るように勧めら 実していました。最終公演が終わったあ たのだと思います。 れていました。 とも、日本の高校では考えられないよう な本格的なプロダクションに出演できた ことに胸がいっぱいでした。 留学 を決 めてから出発 するまで に、 本当は自分の想像以上に苦しいものな 夏組 9 月 出発 主要言語 イタリア語 ヨーロッパ《Europe》 Italian Republic 13 イタリア共和国 半または 14 時。1 時限 50 分、1 日 5 ∼ 6 時限。 教 科:イタリア語、外国語、数学、心理学、物理、美術、 電子工学など。 課外活動:勉学に大変な重きがおかれていて、課外活動は活 発ではありません。AFS 生は積極的な学業への参 加を求められます。 そ の 他 :宿題が多く出されます。 支部で語学研修の機会があります。 配属の傾向 大半が都市近郊に配属されます。島への配属もあります。北 部のフランスやオーストリア国境近くではフランス語やドイツ 生活様式 語を話す家庭もあります。受入家庭では、家庭の決まりごと イタリア人は政治・サッカー・オペラ・ファッション・食べ物など、 を守り、家族行動に参加することが非常に大切です。AFS 生 何に対しても情熱的です。家族の絆が強く、子供は結婚する は通常は高校 3 年か 4 年(日本の高校 1、2 年相当)に編入さ まで親と一緒に住むのが一般的です。 れますが、それよりも若い学年に編入されることもあります。 学業に熱心な AFS 生が望まれます。 AFS イタリア 1955 年から活動を始め、2014 年は 49 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 g 査証 h 取得のため、大使館から本人と保護者(両親)に出頭要 請があります。審査は年々厳しくなっており、審査に時間 を要し発給が出発直前になったり、出発日を変更したり する場合があります。大使館が指定する保険への加入が 必要です。 g 配属制限 h 喫煙家庭が多いため、 禁煙家庭への配属は希望できません。 また、菜食主義者の配属も困難です。 g 予防接種 h 配属のため、ポリオ、ジフテリア、百日咳、破傷風、B型 肝炎の予防接種が義務づけられます(62 期参考情報) 。 g 語学 h 出発までにオンライン語学講座の提供があり、指定レベ ルまでの修了が求められます。 教育制度 6 歳 から16 歳 の 10 年 間 が 義 務 教 育 です。高 校 は 5 年 制で、 理系・文系・古典(ギリシャ語・ラテン語等の専攻)に分かれ ています。 高校生活 学 年:9 月中旬∼ 6 月。 授 業:月∼土曜日の週 6 日制。ただし学校によっては月∼ 金曜日の週 5 日制。通常 8 時または 8 時半∼ 13 時 帰国生の声 アモーレ AMORE 溢れる第二の故郷 イタリアに到 着した 9 月は、言 葉は ザーと些細なことから大きな言い合い も少しずつ理 解できるようになってい 本当に何も話せない、何も理解できな をしました。思っていることすべてをぶ て、あれほど怖い思いをしていた毎日 い状態で、毎日が辛く、それでも必死 つけた初めての日です。次の日にシス の 散歩も毎日の 楽しみになるぐらい、 に話したくて話したくて毎日のように勉 ターからちゃんとしたこの家のルール、 この街の文化に馴染めてきました。と にかく人と人との繋がりがこの街では 強しました。家族と街に散歩に出かけ イタリアの文化についても教えてもら れば、すぐにご近所さんと立ち話。い い、そこで初めて今まで自分が日本の 一番大切なのです。その中で、毎日の つも私にもたくさん話しかけてくれま なにかと比べ、わがままに過ごしてき ように支えられ、街のみんなの優しさ す。しかし最初の頃はそれも嫌な時が たことがわかりました。 あり、理 解できないのにわからせてく この日を境 に自分 の中で 過ごし方、 に触れここに過ごせているこの時間は 本当に幸せな時間なのだと改めて思い ます。 れようとして、もっとわからなくなって、 考え 方が本当に変わったと思います。 毎日のその時間がなにか怖くもありま 理由は簡単で、イタリアにいるのだか 言葉を学ぶことも大切ですが、ここ した。 らイタリア人みたいに、ナポリ人みたい で過ごしていくにつれて、もっと人とし 精 神 的 にも体 力 的 にも一 番 大 変 に に過ごせばいいんだ!とハッキリと思え て大切な物を学ぶことも必要なのだと なってき た 10 月の 半 ば 頃、 ホストマ たからだと思います。その頃には言葉 感じています。 30 派遣 強化国 夏組 6-7 月 出発 主要言語 英語・ヒンディー語 アジア《Asia》 14 India インド 教育制度 6 歳から14 歳までの 8 年間が義務教育です。14 歳から18 歳 は、前期 2 年・後期 2 年の 4 年間の中等教育を受けます。 高校生活 学 年:4 月∼ 3 月。 授 業:月∼ 金 曜日の 週 5 日制。月に 2 回 土 曜 授 業 あり。 通常 8 時∼ 14 時。 教 科:物理、化学、数学、英語、電子工学、体育など。 そ の 他 :制服の着用が義務付けられています。 英語力が低い AFS 生には語学研 修の機会が提 供 される場合もあります。現地語の基礎レッスンを受 生活様式 ける場合もあります。 インドでは、祖父母を含め大家族で生活することが多く、年 長者が敬われています。5 時半頃に起床するなど、多くの人が 配属の傾向 朝型の生活を送っています。連邦公用語はヒンディー語で、他 文化的背景から、男子生徒のほうが配属が決まりやすい傾向 に憲法で公認されている州の言語が 21 ありますが、英語も日 にあります。受入家庭は 60 % がヒンドゥー教、20 % がイスラ 常的に話されます。 ム教、10 % がキリスト教、10 % がその他の宗教です。大半の AFS インド 本の高校 2 年相当)に編入されます。 家庭がベジタリアンで卵なども食べません。AFS 生は 11 年 (日 インドは 1960 年代にアメリカへの派遣プログラムを実施して いましたが、その後、政府の方針でプログラムが中止されま g 査証 h 発 給までに時間を要し、発 給が出発直前になったり、出 発日を変更したりする場合があります。 生を受け入れました。日本からインドへの年間派遣は今回で 3 g 配属制限 h 乳製品の摂取制限がある生徒の配属は困難です。 年目となります。 g 予防接種 h 配属地域により黄熱病の予防接種が必要です(62 期参考 情報) 。 した。2005 年に活動を再開し、2014 年は 14 ヵ国から AFS AFS インドより 多文化・多言語で、 様々な民族や宗教の人々が見事に 共存している神秘の国インドを、 ぜひ訪れてください。 31 派遣 強化国 夏組 8 月 出発 主要言語 インドネシア語 アジア《Asia》 15 Republic of Indonesia インドネシア共和国 高校生活 学 年:7 月∼ 12 月、1 月∼ 7 月の 2 学期制。ただし、毎年 ラマダン(断食月)の間は学校が休校になります。 授 業:月∼土の週 6 日制。授業は 7 時∼ 14 時半、金曜日 と土曜日は 12 時までです。ただし、イスラム系の 学校の場合は土∼木の 6 日制で金曜日が休みにな ります。 教 科:語学、数学、物理、社会学など。 課外活動:生徒は課外活動をするように勧められています。音 楽・ダンス・コーラス・マーチングバンド・自然活動(山 登り・ハイキングなど) ・スカウト活動・科学クラブな どがあります。 生活様式 そ の 他 :大半の高校が男女共学で、制服の着用が義務づけ 国のモットーは "unity in diversity(多様性の融和)" で、多 られています。勉学だけでなく、学級活動に積極 くの民族が住み、様々な言葉や方言を話しています。9 割がイ 的に参加する意欲が求められています。 スラム教徒ですが、インドネシア人は民族的宗教的背景に関 支部で語学研修の機会があります。 係なく、社交的で親しみやすい国民です。インドネシアには大 家族が多く、地域社会に溶け込んで生活しています。多くの家 配属の傾向 庭がイスラム教徒のため、豚肉を使った食事が出ることはほ 大半が大都市周辺か小都市に住む保守的な家庭に配属されま とんどありません。 す。保守的な家庭が多く、若者は親の言いつけを守ること、家 庭のルールを守ることが重要だと考えられています。通常、高 AFS インドネシア 校 1 年または 2 年に編入されます。 1956 年に設立されました。現在は Bina Antarbudaya(ビ ナ・アンタルブダヤ)の名称で活動しており、2014 年は 13 ヵ 国から AFS 生を受け入れました。 教育制度 g 査証 h 現地審査に時間を要するため、発給が出発直前になった り、出発日を変更したりする場合があります。 g 配属制限 h 菜食主義者の配属は困難です。 g その他 h ラマダン(断食)の関係で出発日を変更する場合がありま す。 日本での高校に相当する中等学校にも政府が多額の助成金を 出しており、教育が重要視されています。小学校(6 年間)と 中学校(3 年間)が義務教育で、高校(3 年間)には普通校と職 業校があります。公立校と私立校のほかイスラム校もあります。 留学中の生活 &インタビュー 動画もチェック ‼ Shino&Ka iya AFS Indo nesiaで検索 帰国生の声 イスラームへの理解が深まった 留学中は特に大きな問題はなく、確 いましたが、実際にはそんなことは全 別にイスラームの教えは私をとても安 かに少しは悲しいことや、腹だたしい くありません。私の好きなイスラームの 心させてくれる、良い宗教です。また、 事もあったと思います。ですが、今は 習慣はラマダン(断 食 月)前のシャバ イスラームのほかにもアラビア語や礼 それを忘れているくらい楽しい思い出 ンの月またはラマダン明けの時に、会 拝のやり方なども学びました。日本に う人、会う人に「今までにもし 私 があ いては、なかなか体験できないことを なたに対して間違いをしていたら、ご 学ばせてもらい、改めて自分は今、異 ることはイスラームのことです。インド めんなさい」 「私の方こそごめんなさい」 文化体験をしているのだ、と感動しま ネシアに来たからにはイスラームのこと とお互いに謝る行為です。人は知らず した。 を学びたかったので、週に 2、3 回イス 知らずのうちに家族や友達に間違いや 私はこれから沢山のことを学び、世 ラームの先生をつけてもらい、基礎か 失礼なことをしていると思います。謝っ 界、アジアと日本の懸け橋になれるよ が沢山ありました。 帰国した今、とても印象に残ってい ら学びました。留学前は全くイスラー たあとは、過去のことは気にすること うな仕事を持ち、世界、アジア、イン ム の ことを 知 らず、 よく分 か ら な い なく、また良い関係が作れるのではな ドネシアに貢献、還元できるような人 ちょっと怖そうな宗 教だな、と思って いかと思います。改宗する、しないは になります! 32 派遣 強化国 夏組 8 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 16 Republic of Ecuador エクアドル共和国 高校生活 学 年:(内陸地方)9 月∼ 6 月。 (沿岸部)5 月∼ 2 月。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 13 時または 14 時。 1 時限 40 ∼ 50 分、1 日 7 ∼ 9 時限。 教 科:英語、社会、文学、物理、数学、化学、生物、哲学、 体育など。 課外活動:体育系(陸上、サッカー、バレーボール、バスケッ トボールなど)や文科系(環境問題研究、 新聞研究、 演劇、コーラスなど)。 そ の 他 :制服があります。平日は宿題が出されます。 配属の傾向 生活様式 山間都市のキト、港湾都市のグアヤキルなどの都市部への配 赤道が通るエクアドルは、アンデス山脈や熱帯雨林、ガラパ 属が多いですが、地方の町への配属もあります。受入家庭は ゴス諸島など、気候が多様な国です。国民は愛情深くオープ とても保 守 的 で、 信 仰 心 も あつ い の が 一 般 的 で す。通 常、 ンです。また、家族や親類との絆が強く、共に過ごす時間を (日本の高校 1 ∼ 3 年相当) AFS 生は一般統合教育校の 1 ∼ 3 年 楽しみます。親は子供のことを常に気にかけ、子供たちは親 に編入されます。 の言うことをよく聞きます。男子に比べて女子に与えられる自 ホストスクールの決定は現地到着後になります。 由はやや少ないかもしれません。 AFS エクアドル g 査証 h 取得のため大使館から本人や保護者へ出頭要請がある場 合があります。 1962 年から活動を始め、2014 年は 12 ヵ国から AFS 生を受 g 配属制限 h 禁煙家庭への配属、菜食主義者の配属は困難です。 け入れました。 教育制度 10 年間の基礎一般教育と 3 年間の一般統合教育に分かれま す。一般統合教育の 1 ∼ 3 年生は以前の中等教育の 11 ∼ 13 年に相当します。エクアドルは教育熱心な国です。高校の最 終学年で自分の進路に沿った科目を選択し、さらに集中的に 勉強します。大半の高校が男女別学です。 帰国生の声 Ama la vida 人生を愛せ 33 は活気的で踊りだす人ばかりです。 赤道直下の未知の国、エクアドルへ れたのは、気 楽で 優しいエクアドル人 の留学はたくさんの刺激を私に与えて の性格です。常に私の心 配をしてくれ Ama la vida は今自分が一番好き くれました。私が住んでいた町はキト (首 る友 達や、スペイン語を教えてくれる な言葉で、エクアドル政府が国民に積 都)から約 2 時間南下したところにあ 家族に恵まれたおかげで言語習得でき 極 的に広めている言 葉 で もあります。 る小さな都市でした。どの場所にいて ました。 私は留学して初めて、自分の人生はたっ も世界遺 産である活火山コトパクシを 最初の 1 ヵ月は全く慣れなかったエ ながめることができ、気温も秋ぐらい クアドル の 習 慣 が 今で は恋しいです。 た。留学前までは自分にとって漠然と で住みやすかったです。 エクアドル の 挨 拶 は 互 い の ほっ ぺを していた「人 生 」という二文字を、自 分の身体で感じ、自分の生き方を愛す たの一回なんだと身にしみて感じまし 公用語であるスペイン語の習得は特 くっつけてキスの音をならします。学校 に時間はかかりませんでした。という は 13 時で終わり、家に帰ってからファ るエクアドル人を見て美しいなと何度も のもホストファミリーは英語が全くでき ミリーと昼食をとります。昼食を多くと 思いました。なに不自由ないことに退 ず、スペイン語を学んでいたベルギー るのがエクアドルの習慣で、スープ、ご 屈さを感じはじめている日本人が、彼 人の女の子と住 んでいたので、2 ヵ月 飯、鶏肉、野菜、サルサ、フルーツジュー らから学ぶべきことがたあくさんあるの 程度でなんとなく学校の授業も分かる スが基本です。週末や休暇に入ると大 ではと思います。 ようになりました。そして、本当に救わ きな祭りや家庭でパーティーをし、町 夏組 8 月 出発 主要言語 ドイツ語 ヨーロッパ《Europe》 17 Republic of Austria オーストリア共和国 高校生活 学 年:9 月∼ 7 月。 授 業:月∼ 金・土の 週 5 または 6 日制。通常 8 時 ∼ 13 時または 14 時。 教 科:ドイツ語、英語、数学、地理、歴史、芸術、宗教、 体育、化学、物理、心理学、哲学、生物。 課外活動:コーラス、オーケストラ、演劇、サッカーなどのチー ムスポーツ。 そ の 他 :修学旅行、スキー旅行などがありますが、参加費 用は自己負担です。 配属の傾向 生活様式 オーストリアには大都市が少ないため、多くの AFS 生は地方 氷河や滝、古城や修道院をもつ美しいアルプスが国土の 3 分 小都市または小さな町や村への配属となります。AFS 生は通 の 2 を占めています。伝統的に家父長制の傾向が残っていま 常、公立高校の 10 年か 11 年(日本の高校 1、2 年相当)に編 すが、とてもオープンで革新的な国民としても知られています。 入されますが、ドイツ語能力によっては 9 年(中学 3 年相当) また、音楽とスポーツを愛する国民です。 に編入される場合もあります。ドイツ語を全く話せない生徒 AFS オーストリア 語を勉強してくることが求められます。 を受け入れない方針の学校もありますので、出発までにドイツ 1949 年に設 立されました。2014 年は 30 ヵ国から AFS 生 を受け入れました。 g 配属制限 h 禁煙家庭のみを希望する生徒や、カトリック以外の教会 に通うことを希望する生徒の配属は非常に困難です。厳 格な菜食主義者の配属はできません。 こころの問題でカウンセリングまたは投薬治療を受けてい る最中、またはプログラム参加時点で、治療終了後 24 ヵ 月が経過していない場合は、留学先として希望できません。 g 語学 h 出発までに、オンライン語学講座の提供があり、指定レベ ルまで修了が求められます。 教育制度 4 年間の初等教育の後、8 年間の中等教育が行われています。 AHS( Allgemeinbildende Hohere Schule 大学入学準備 をする高校)と BHS(Berufsbidende Hoher Schule 工 業/職業高校)があります。 帰国生の声 笑顔は世界の公用語 異文化の中で最初に感じたこと、そ そんな中で、片言のドイツ語を一生懸 や福島についてのプレゼンテーション れは母親へのありがたさでした。毎日 命 伝 えようとすること、周りの 言 語、 の機会をいただいたり、IAEA(国際原 自分のために時間を使うオーストリア 文化を理解しようとすることを通して、 子力機関)を訪問したり、積極的にお のお母さん の背中を見ているうちに、 世界の公用語は英語ではなく、 「笑顔」 話をさせていただいたり、貴重な話を 日本で自分や子供のために自分の時間 であるということ、そして、宗 教や言 伺いました。 の大半を割いてくれていた本当のお母 語が違っても、人は少しの思いやりで 留学したことで、自分ができること さんの、当たり前のようで当たり前で 繋がっていけるということを学習しまし を見つけ、積極的に行うことの大切さ なかった温かさに気づかされました。 た。 に気付くことができ、また、ほかの国 学校は、トルコ人が多く住む町にあ オーストリアに滞 在して半 年が過ぎ や人々を知るだけではなく、自分の国 や自分自身を見つめなおすことができ るため、クラスメイトの大半はトルコ語 てからは、生活や言語に慣れてきたた を話しています。日本ではそういった め、自分のしたいことを見つけて行い ました。オーストリアに留学して本当に 経験がなかったので、とても新鮮で興 ました。ひとつは周りの人に、日本につ 良かったと心から思います。 味深い印象を持ちました。自分自身も いて伝えることです。学 校では、日本 34 夏組 8 月 出発 主要言語 オランダ語 ヨーロッパ《Europe》 18 Kingdom of the Netherlands オランダ王国 高校生活 学 年:8 月∼ 7 月。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日 制。 通 常 8 時 10 分 ∼ 16 時。1 時 限は 50 分で、1 日 6 ∼ 7 時限。 教 科:オランダ語、英語、第二外国語、理科、社会、文 化、数学、体育、選択科目など。 課外活動:学校によりますが、平日は課外授業を行わずに勉強 に集中する生徒が多いようです。 そ の 他 :ロッカー使 用料や PTA 会費等が AFS 生の自己負 担となることがあります。 支部で語学研修の機会があります。 生活様式 配属の傾向 オランダ人は個人の自由が大切だと考えます。自国の言語と文 大部分の生徒が地方の小都市や農村に配属されます。公共交 化に誇りを持ち、細かく気配りをしながらよく働く国民でもあ 通機関が発達しているところも多くなっていますが、自転車で ります。また、家族をとても大切にします。子供は家事を手伝 い、家族の決まりごとをよく守ります。 の移動が多い地域もあります。AFS 生は通常 HAVO の 4 年生 (日本の高校 2、3 年相当)か V WO の 4 ∼ 5 年生(日本の高 校 3 年相当)に編入されます。ホストルクールの決定は現地 AFS オランダ 到着後になります。 1947 年に設立され、2014 年は 24 ヵ国から AFS 生を受け入 オランダ語の習得が遅いと、ホストスクールから受入継続を拒 れました。 否されることがありますので、積極的な取り組みが必要です。 教育制度 5 歳から16 歳が義務教育です。12 歳までが初等教育です。中 等教育からは進路別に分かれ、VMBO / MAVO(中等職業 教育:4 年間)、HAVO(一般中等教育:5 年間) 、V WO(大学 準備教育:6 年間)の 3 種類があります。 g 出発日 h 配属の遅れにより出発日を変更する場合があります。 g 語学 h 母語が英語ではない生徒の場合、英語レベルチェックや 英語能力試験の結果提出が求められます。出発までにオ ンライン語学講座の提供があり、指定レベルまでの修了 が求められます。 帰国生の声 オランダは一つの家族 オランダに着いて最初に思ったこと どんな場所でも気さくに話しかけてく ツ選手が活躍すれば自分の事のように は、とても空が広いことです。どこを れます。電車で隣になれば、その場で 喜び自慢します。また、 皆が国王を敬い、 見渡しても山が無いため空が広く感じ 会 話 が 始まることもあります。 また、 慕っています。僕のホストファミリーは、 ます。到着してすぐに乗った電 車の窓 オランダ人との会話でジョークが欠け オランダは一つの家族であるとも言い から見えたものは、僕にとってとても ることはなく、ユーモアにもあふれてい ました。 感動するものばかりでした。レンガ造 ます。そしてオランダ人は身長がとても そんな素晴らしいオランダという国 りの建物に、ユニークな形をしたビル 高いです。オランダへ滞 在した後日本 へ留学したことで、広い視 野と、オラ や 建 物、どこまでも続くサイクリング に帰ってきた時に、あなたは日本のも ンダ人のようなフレンドリーさを身につ ロードに、ときどき見かける古い風車。 のがすべて小さく、低く感じることで けることが で きたと思います。また、 どこまでも広がる畑に、放牧されてい しょう。 日本から離れることで、日本を客観的 る羊や牛。出発前に本やテレビで見た に見ることもできました。僕がそうだっ オランダが目の前でずっと続いている 年に何度もお祭りがあります。王様の たように、皆さんにとってもオランダ のです。また、じめっとしない夏の気 日や、オランダ 特 有のクリスマス、南 で過ごす 1 年は非常に新鮮で、身に染 候に涼しい風が心 地よく、自転車をこ の地方のカーニバル。国民全員が一緒 みることも多く、人生にとってかけがえ ぎ始めればどこまでも苦にならずに行 になって祝日を祝うことができるのは、 のない経験となることでしょう。 けます。 オランダ人全員に 愛国心 があるから オランダ人はとてもフレンドリーで、 35 また、オランダは休日が非常に多く、 だと僕は感じました。オランダのスポー 夏組 8 月 出発 主要言語 英語・フランス語 ★ 北米《North America》 19 ★ Canada カナダ AFS カナダ 1978 年から活動を始め、2014 年は 25 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 教育制度 州により独自の教育制度を設けており、ノースウエスト準州は 6・6 制、ケベック州は 6・5 制です。 高校生活 学 年:8 月下旬∼ 6 月末。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日 制。 通 常 8 時 30 分 また は 9 時 ∼ 15 時 30 分または 16 時。1 時限 45 分 生活様式 教 科:英語、フランス語、数学、歴史、地理、科学(物理、 カナダは 10 州と 3 準州に分かれ、世界で 2 番目に広い国です 化学、生物) 、体育など。他に演 劇、美 術、音楽、 が、人口のほとんどは南のアメリカ合衆国との国境近くに集中 コンピューターなど(学校によっても異なります)。 しており、国土の 9 割には誰も住んでいません。日本からの 課外活動:音楽、視覚芸術、演劇、スポーツなど。 AFS 生はケベック州(フランス語圏)とノースウエスト準州・ そ の 他 :勉学だけでなく、学級活動に積極的に参加する意 イエローナイフ市(英語圏)に配属されます。 欲が必要です。 英語圏のノースウエスト準州は人口 6 万 5 千人、イエローナイ フ市は 1 万 8 千人で、3 つの準州のなかでは最も人口の多い地 配属の傾向 域 です。平均 気 温は、夏は 15 ∼ 17 度、冬 はマイナス 20 ∼ 地方の小都市への配属がほとんどです。1 人親や同性カップ 30 度で、北極圏に近くオーロラがよく見られることで有名です。 ルへの配属も一 般的です。大半が 10 ∼ 12 年(日本の高校 1 カナダ人は礼儀正しく、それでいて親しみやすく、正直で寛容 ∼ 3 年相当)に編入されます。 な国民です。家庭は両親共働きが多く、 皆で家事を分担します。 家庭内の信頼関係、尊敬しあうことが大変重要です。 g 査証 h 日本国外での審査になるため時間を要し、出発日を変更 する場合があります。 g 配属制限 h 多くの家庭でペットを飼っているため、動物アレルギーで ペットと同居できない方は留学先として希望できません。 食品アレルギーや食事制限のある生徒の配属は大変困難 で、菜食主義者は留学先として希望できません。 帰国生の声 私も「ケベック人」 ケベックは春夏秋冬の四季がはっき ナイターの光で雪がより一層きれいに りしていて、どの季 節でもそれぞれの 見える中でスキーを楽しんだ。正月は 「frette !( 」寒い)とケベックの方言ま 楽しみ方がある。なかでもその特有な 元日から、友 人の家の前で、積もった で使いこなせるようになったのは、現 魅力として挙げられるのは、驚くほど 雪に穴を掘ってトンネルを作ったり、雪 地の言葉であるフランス語で話しかけ、 雪が降り積もる冬だろう。 合戦をしたりして本気ではしゃいだの 分からない言葉もフランス語で一つ一 も、忘れられない思い出の一つである。 つ説明してくれた、ホストファミリーや ケベックの冬は極寒で、積雪の量も ぶん苦労した。しかし、極 寒の 冬に、 半端ではないので、冬を乗り越えるの そんなケベックに暮らす人々は、自身 は一苦労だろうと私は思っていた。し が「ケベック人」であることに誇りを持 今や私も、現地のホストファミリー・ かし、ケベックの人々は、冬 を乗り越 ち、ケベックをこよなく愛していた。そ 友人が認める程の 「ケベック人」である。 えるというよりも、むしろ冬を心待ち のため、留学生の私にも、わりと始め ケベックに 家 族 が いて、友 人 が いて、 にしているようだった。冬になり、雪が から州の公用語であるフランス語で話 そして私はケベックをこよなく愛してい 積 もると、毎日のように外 に出 か け、 しかけてきた。当初フランス語は私に るのだから。 朝から晩まで雪で遊んだ。日中はかん とってほとんど未知の言語だったため、 じきを履いて雪の上を歩き回り、夜は 言っていることを理 解するのにはずい 友人たちの助けがあったからだった。 36 夏組 8 月 出発 主要言語 スウェーデン語 ヨーロッパ《Europe》 20 Kingdom of Sweden スウェーデン王国 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 15 時または 16 時。 1 時限 40 分、1 日 4 ∼ 8 時限。 教 科:スウェーデン語、英語、数学、宗教学、体育、科学な ど。高校の最終学年では好きな科目を選択できます。 課外活動:課外活動はあまりないので、スポーツや音楽をやり たい人は民間のクラブなどに入るとよいでしょう。 そ の 他 :通学に時間がかかる場合もあり、自転車とバスで通 います。制服はありません。 学校で語学研修の機会が設けられることがありま す。 配属の傾向 生活様式 地方の中小都市や田園地帯への配属がほとんどです。北部へ スウェーデン人は初めて会う人に対して礼儀正しく控えめな態 の配属もあります。北部では暗く厳しい冬を過ごさなければな 度をとりますが、本当は親しみやすく、ユーモアのセンスをもっ りませんが、雪景色はすばらしく、また夏には白夜を経験する ている国民です。子供は小さなころから一個人として扱われま ことができます。受入家庭の形態は様々ですので、両親そろっ す。家庭では家族皆が平等に家事を分担します。 ている家庭、子供のいる家庭のみを希望することはできません。 AFS スウェーデン とんどの AFS 生が、高校 1 ∼ 3 年に編入されますが、年齢や 野外活動に興味を持つ AFS 生は歓迎されます。受入校ではほ 1948 年から活動を始め、2014 年は 22 ヵ国から AFS 生を受 語学力によっては中学 3 年に編入されることもあります。 け入れました。 ホストスクールの決定が現地到着後になる場合があります。 教育制度 g 査証 h 取得のため大使館から本人に出頭要請がある場合があり ます。 16 歳)です。学校はすべて公立で、授業料、教科書代、昼食代 は無償。9 割が 3 年制の高校に進学します。 g 配属制限 h 受入家庭の多くが室内ペットを飼っているため、動物アレ ルギーのある生徒の配属は困難です。菜食主義者や特定 の宗派の教会に通うことを希望する生徒の配属も困難で す。 高校生活 g 語学 h 到着時に日常生活で困らない英語力が必要です。出発前 にオンライン語学講座が提供されます。 スウェーデンは高い教育水準を誇り、義務教育は 9 年間(7 ∼ 学 年:8 月中旬∼ 6 月上旬。 帰国生の声 主張すること、相手を尊重すること 37 留学中の一番の思い出はやはりホスト いることが不満ならチェンジしたい、そ 激動の一年でたくさん苦労もしました ファミリーとの日々です。私は、2 つの異 うでないなら残りたい」と言ったことが が、今思うと 行ってよかった。途中で なる家族を経験しました。 あります。もちろん、彼らはそんなこと あきらめなくて良かった と心から思い 一つ目のファミリーは里子をしている ないよ。と言ってくれ、腹を割ってお互 ます。頼るばかりでなく、一回立ち止ま り考えて行動する力がついたと思いま 大きな家族でした。最初は新発見ばか いのことを話しました。本当の家族でな りで探求心に燃えていましたが、慣れて い、ましてや外国人とぶつかることは怖 す。また、相手のことを考えて行動する くるとホストママが 「外にでなさい」 と言っ かったけれど、自己主張と相手への尊 こともできるようになりました。外国へ てくるようになりました。ママパパは 2 人 重の大切さを感じました。自己主張は恥 行ったことで、さまざまな人種の人とふ で出かけ、姉弟はゲーム、私は語学勉 ずかしいことでないし、日本人には必要 れあったことで、一人の日本人として考 え行動できるようになりました。 強したいのに…。 今では 「自分で外にでて、 な力ではないかと思いました。日本語で いろいろなことを学びなさい」という意 言うのは簡単です。異なる言語を使って、 味だとわかるのですが、当時の私は、私 思いを伝えるこの経験は私にとって大き 今でも Facebook で連絡を取ったり、 プレゼントを贈ったり、去年の冬は東京 のことが邪魔なんだと思っていました。 な自信となりました。結局他の事情から に遊びにきた向こうの友達と再会したり さらにママパパはよく喧嘩をして、それ チェンジをすることになり、最後の 3 ヵ と交 流を 続けています。外 国に友 達、 も私にとってストレスでした。思いも言 月は一つ目のファミリーと過ごしました 家族ができたこと、世界に友達がいるこ 葉で伝えられる頃、私は「私がこの家に がとても楽しい濃い時間でした。 とは大きな自慢であり、最高の宝物です。 夏組 9 月 出発 主要言語 スペイン語 ヨーロッパ《Europe》 21 Spain スペイン 授 業:月∼ 金 の 週 5 日制。通常 8 時 ∼ 14 時 半または 15 時。1 時限 50 分。 教 科:理系は数学、物理、生物、化学などが中心。文系 はスペイン語(またはカタルーニャ語、バスク語、 ガリシア語、バレンシア語)、文学、歴史、外国語、 哲学、ラテン語など。その他に技術系があります。 課外活動:あまり活発ではありませんが、学 校によってサッ カーやバスケットボール、演劇部があります。 そ の 他 :昼食はだいたい家に帰ってとります。特定の私立校 以外、制服はありません。 配属の傾向 生活様式 約 4 割がスペイン語圏、約 6 割が第一言語としてカタルーニャ スペインではスペイン語のほか、地域によってカタルーニャ語・ 語・バスク語・ガリシア語を話す地域に配属されます。またカ バスク語・ガリシア語・バレンシア語も話されており、文化的 ナリア諸島や、北アフリカの領土への配属の可能性もあります。 にも多様です。スペイン人は誇り高く寛容な国民で、祭りやサッ 約 9 割が都市部かその近郊、1 割が地方への配属です。スペ カーの試合では大勢で騒ぐことを好みます。家庭は社会の中 インの家やアパートメントはあまり広くないので、ホストブラ での基 本と考えられています。近 年は共 働きの家 庭 が増え、 ザーやシスターと部屋を共有するのが一般的です。AFS 生は 家事は家族皆で分担します。 通常、公立学校の 10 ∼ 12 年(日本の高校 1 ∼ 3 年相当)に編 入され、理系・文系・技術系のいずれかを選択します。 AFS スペイン 1954 年から活動を始め、2014 年は 28 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 g 査証 h 審査が厳しく、発給までに時間を要し、発給が出発直前 になったり出発日を変更したりする場合があります。大使 館指定用紙による健康診断書の提出が必要です。取得の ため、大使館から本人と保護者(両親)へ出頭要請があ ります。大使館が指定する保険への加入が求められます。 g 配属制限 h 喫煙家庭が多く、禁煙家庭への配属を希望することはで きません。菜食主義者は留学先として希望できません。 g 予防接種 h 配属のため、ジフテリア、百日咳、破傷風、はしか、風疹、 おたふく風邪、B 型肝炎の接種が義務づけられます(62 期参考情報)。 教育制度 10 年間の義務教育終了後、大学進学をめざす一般教育課程 か、実社会で必要な技術の習得課程かを選ぶことができます。 高校生活 学 年:9 月∼ 5 月または 6 月。 帰国生の声 私のスペイン留学 留学先がスペインのマドリッドに決ま リッド郊外であった。周りの AFS 生た 遅くまで遊ぶ習慣の無かった私にとっ り、語学の勉強を頑張ろうと意気込ん ちは拙いまでも自分の意見を言うこと てそれがとても奇妙に思えたし、苦痛 でいたが、高校生活はかなり忙しく思 ができるぐらいにはスペイン語を勉強 だった。でも、そのおかげで何でも話 い通りに勉強もできずに出発の日を迎 しており、それが 私にとってはすごく し合える仲間や友達ができたと思う。 えた。語学やこれから生活する環境な ショックだった。この出来事が私のスペ 学 校 で の 勉 強 は、日本人 だ からと ど、空港では期待より不安のほうが大 イン語に対する姿勢を変えたように思 いって容 赦 がなく、レポートも歴 史も う。それまでは、学校でも家でもスペ 物理も最初から最後まですべてスペイ スペインに着いてすぐ、私は言葉の イン語にしり込みして自分から話すこ ン語ですごく大変だった。しかし、慣 れてきてしっかりできるようになると友 きかった気がする。 壁にぶつかった。毎日、毎日、辞書を とはなかったが、それを機に友達も少 持ち、ホストファミリーはジェスチャー しずつ増えホストファミリーからも明る 達や先生から認められるようになって 混じりのスペイン語(単語?)を一生懸 くなったねと言われるようになった。 いった。それ は、すごく嬉しかった。 命聞いてくれた。 スペインに来て 1 ヵ月が過ぎたころ、 第 1 回目のオリエンテーションがマド 毎 週 金 曜日、マドリッドでは夜の 9 スペインの家族そして、私の留学に関 時 や 10 時ぐらいまで友 達と遊ぶのが わってくれたすべての人に感 謝をした 普通だった。最初の 3 ヵ月は平日に夜 い。¡ Muchísimas gracias! 38 夏組 8 月 出発 主要言語 チェコ語 ヨーロッパ《Europe》 22 Czech Republic チェコ共和国 高校生活 学 年:9 月上旬∼ 6 月下旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 7 時半または 8 時∼ 14 時 または 15 時。 教 科:チェコ語、チェコ文 学、ドイツ 語、英 語、歴 史、 物理、数学、化学、生物、体育など。 課外活動:スポーツ、演劇、コンピューターなどのクラブ活動 がありますが、AFS 生は地 域のスポーツクラブや 団体に入って活動をすることも多いでしょう。 そ の 他 :積極的に授業や学校の活動に参加することが期待 されています。 生活様式 配属の傾向 チェコは芸術の国で、国民は親しみやすく親切です。日本人と 多くの生徒は小さな町や田園地帯へ配属されます。AFS 生は 同じように衛生意識が高く、家では靴を脱ぎ、靴を履いたま 高校 1 ∼ 3 年に相当する学年に編入されます。公立校、私立 ま足を何かの上に置くことはしません。社会では年長者が敬 校どちらもあります。 われ大切にされます。家庭では両親共働きの場合も多いため、 子供は家事をよく手伝います。子供は親に大切に育てられま g 査証 h 取得のため大使館から本人へ出頭要請がある場合があり ます。また審査に時間を要し、発給が出発直前になった り出発日を変更したりする場合があります。 AFS チェコ g 配属制限 h 1947 年に設立されましたが、1948 年から活動を中断してい ました。1989 年のビロード革命により活動を再開し、2014 年 は 27 ヵ国から AFS 生を受け入れました。 食事制限のある生徒の配属は困難です。多くの家庭でペッ トを飼っているため、動物アレルギーのある生徒の配属 は困難です。 g 成績 h 応募時点から出発直前まで、学業成績が一定してクラス あるいは学年の上位 2 分の 1 以内であることが求められ ます。 す。 教育制度 義務教育は 6 歳から 9 年間。中等教育は 4 年間で、主に大学 進学をめざすギムナジウム普通校・商業・工業・看護・音楽・芸 術など専門分野の勉強をする中等専門学校と、企業などに付 属する中等見習職業訓練センターがあります。 帰国生の声 チェコで過ごした 10 ヵ月 チェコと聞いてみなさんは何を思い 39 に思い出す事が出来ます。 トファミリーとお話をしながら山を散歩 浮 か べ ま す か?私 は 留 学 をするま で チェコに行った私の生活は新しい事 チェコという国についてほとんど何も知 づくしでした。クリスマスの祝い方、イー ンチでおしゃべりをしたこと、チェコの りませんでした。私が希望国を選ぼう スター、スキー、休日の過ごし方…し AFS のイベント、チェコの色々な町を してみた景色、友達と一緒に広場のベ と留学のパンフレットを開いていた時、 かしホストファミリーや現地の友達が、 訪れたこと、ホストファミリーに日本食 一つの写真が目に留まりました。それ チェコ語はおろか英語もろくに話せな をごちそうしたこと、教会でクリスマス はチェコの美しい風 景の写 真でした。 かった私に、分かるまで丁寧に説明し コンサートをしたこと…楽しかった思い それを一目見た瞬間、私はチェコがど てくれたので、不安になる事はありませ 出は数え上げたらきりがありません。 んな国なのか全くと言っていい程 知り んでした。チェコ語は世界の言語の中 私の留学をこんなに充実して楽しい ませんでしたが、この国に行きたいと で三大難関言語と聞いた事もあり、行 1 年にしてくれたみんなに感謝の気持ち で 一杯です。本当にありがとう。出会 思いました。チェコに着いた日、私は く前に勉強したのですが、それでも行っ これが現実のことだと信じられません てから相当苦労しました。最初の頃は えて良かった、行って良かったと心から でした。まるで絵本の中に行ったよう 学校の授業が眠くてたまらなかったり、 思います。このキラキラとした一年を でした。今でも目を閉じるとチェコの バスの運転手さんになかなか話が通じ 私は一生忘れません。 美しい風景、楽しかった思い出を鮮明 なくて困ったりしました。しかし、ホス 派遣 強化国 夏組 8 月 出発 主要言語 中国語 アジア《Asia》 23 People's Republic of China 中華人民共和国 高校生活 学 年:9 月初旬∼ 7 月上旬。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日 制。 通 常 8 時 ∼ 16 時 30 分。1 時 限 45 分、1 日 7 ∼ 8 時限。 教 科:中国語、数学、英 語、地 理、歴 史、生物、音楽、 美術、体育、化学、経済、政治、コンピューター など。 そ の 他 :中高一貫校もあり、大きな学校では生徒数は 2000 人にもおよびます。制服の着用が必要です。AFS 生も例外なく学 校の規 則を守らなくてはなりませ ん。学業への積極的な取り組みが求められます。 学校で語学研修の機会があります。 生活様式 広大な国土、世界の 5 分の 1 を占める人口、長い歴史を持つ 配属の傾向 中国は急速に近代化しています。中国の人々は親しみやすく、 温かい心を持っています。中国社会では家族は重要な単位で、 AFS 生は都市部へ配属されます。ほとんどの場合、両親は共 働きで、子供は 1 人です。祖父母と同居している場合も少なく 親類付き合いも盛んです。階級意識をもち、 義理を重んじます。 ありません。居住スペースに制限があるため、ホストシスター AFS 中国 常高校 1 年に編入されます。受入校は学力レベルの高い学校 1982 年に教育省のもとで活動を開始しました。現在は教育省認 可の組織 China Volunteer Committee for Intercultural Education(CVCIE)としてプログラムを実施しており、2014 年 は 24 ヵ国から AFS 生を受け入れました。 が多く、AFS 生も積極的に勉学に取り組むことが求められま やブラザーと部屋を共有することが一般的です。AFS 生は通 す。 g 査証 h HIV 検 査などを含む健 康 診断が必 要です。B 型 肝 炎の g 成績 h 応募時点から出発直前まで、学業成績が一定してクラス あるいは学年の上位 2 分の 1 以内であることが求められ ます。 g 予防接種 h 配属のため、ポリオ、ジフテリア、百日咳、破傷風、はし か、風疹、おたふく風邪、髄膜炎、B 型肝炎の接種が義 務づけられます(参考情報) 。 予防接種が求められます。 教育制度 義務教育は小学校と中学校の 9 年間。ほとんどの生徒が高校 に進学しています。人口が多いことと大学の数が限られている ことから、大学入試は非常に難しくなっています。 帰国生の声 日本と中国をもっと近い国に 留学前も留学後も、 「どうして中国な ごす人々。そのどれもが日本では見る ある。 「日本と中国の関係が悪くなって の?」と聞いてくる人が一番多い。今と ことのできない光景でありながら、今 も、私たちの関係は変わらないよ」 なっては 明 確 な 理 由 は 思い 出せ ない の私には懐かしさを覚えさせる。 が、頻繁に流れる中国についての暗い 中国人は家族を大切にする心と客人 留学前には、中国は私にとってとて も遠い国だった。しかし留学を終えた ニュースを見ながら漠然と「この国を自 をもてなす心を持っている。ホストファ 今、中国は私にとって第二の母国と言 分の目で見てみたい」と思ったことは ミリーもその親戚も、日本人の私を本 えるほど近い国になった。国家間の関 何度もあった。 当の 家 族 のように可 愛 がってくれ た。 係はどうであれ、より多くの人 が国民 中 国 は 活 気 に溢 れるパ ワフルな 国 中国語の指導をして下さった先生や学 同士の交流を大切にしたならば、少し だ。忙しく行き来するたくさんの自動車 校の友達もいつも私を温かく迎え入れ ずつでも必ずいつか中国と日本は本当 とバイク、自転車。街中に軒を連ねる てくれた。そんな彼らとの交流があっ の意味で近い国になれるだろう。そし 賑やかな食堂に整然と立ち並ぶアパー ても、時には日本人として中国で生活 て AFS の留学を通して経験したことや ト。休日の朝、まれに聞こえてくる爆竹 していく中で思い悩むこともあった。日 学んだものによって、これからもたくさ の音。将棋やダンス、楽器の演奏に太 中関係が冷え込むたびに、ホストファ んの高校生がそんな未来の実現を手伝 極拳まで、公園で思い思いに時間を過 ミリーがいつも私に言ってくれた言葉が うことができたら本当に素敵だと思う。 40 夏組 8 月 出発 主要言語 デンマーク語 ヨーロッパ《Europe》 24 Kingdom of Denmark デンマーク王国 Greenland 高校生活 学 年:8 月初旬∼ 6 月下旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 15 時。1 時限 50 分、 1 日 6 ∼ 7 時限。 教 科:デンマークの政治、国語、歴史、文学など。高校 の最後の 1、2 年で、教養学科、現代言語、または 技能コースのいずれかを選択することができます。 課外活動:コンピューター、スポーツ、コーラス、演劇など。 そ の 他 :制服はありません。 学校で語学研修の機会が設けられることがありま す。 生活様式 配属の傾向 デンマークは貧富の差が小さい国です。国民は高い税金を払っ 8 割が地方や都市 郊外への配 属です。グリーンランドやフェ ていますが、社 会福祉や医療・教育制度は充実しています。 ロー諸島への配属の可能性もあります。グリーンランドではグ 気さくで寛容、教養のある国民です。ほとんどの家庭で両親 リーンランド語、フェロー諸島ではフェロー語もデンマーク語 は仕事を持ち、子 供達は家事を手伝うことが期待されます。 と共に話されます。ひとり親の受入家庭も増えています。通常、 子供は多くの自由が与えられていると同時に責任ある行動をと フォルクスコール(前期中等初等教育)の 10 年(日本の中学 ること、すなわち家の決まりを守る、手伝いをする、外出の 3 年相当) 、またはギムナジウム (後期中等教育)の 1 年か 2 年 (日 本の高校 1、2 年相当)に編入されます。 際は行き先などを明らかにすることなどが期待されます。 AFS デンマーク 1957 年から活動を始め、2014 年は 37 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 g 査証 h 取得のため、大使館から本人への出頭要請があります。 g 配属制限 h 豚肉と牛肉をよく食べ、冬には野菜が非常に高価となる ため、菜食主義者や食事制限のある生徒の配属は困難で す。重度の花粉症の生徒の配属も難しい場合があります。 教育制度 義務教育は 7 ∼ 16 歳の 9 年間です。多くの学校が政府により 運営助成されている公立校ですが、私立の学校もあります。 帰国生の声 現地の言葉で話す大切さ ドイツの北に位置するデンマークは、 冬がとても長い。日の出が遅く、日の 41 校 に持っていく。誕 生日に関 係 無く、 この国では英語教育が小学校から始ま 毎週金曜日にクラスの誰かがケーキを り、高校生にもなるととても流暢に話 入りが早い。そしてほぼ毎日曇り空であ 焼 いて持ってくる決まり(?)もある。 す。お年寄りでも理解できる人が多い。 る。なんとなく気分が落ち込むが、そ これは大切な休日を祝うためのものだ。 しかし現地の人と、現地の言葉で会話 の中でクリスマスをとても盛大に祝う。 金 曜 日 の 授 業 終 了 後 に は、 「God することが大切であり、そうすることで、 家族がみんな集まり、特別な料理、デ weekend!(よい週末を!)」と言って もっと身近に感じられた。 ザートを食べる。その後、大きなクリ 友達と別れる。日本ではなかなか言わ スマスツリーの周りを、皆で手をつな ないが、素敵な挨拶だと思った。 良い事ばかりではなく、ホストファミ リーとすれ違ったり、クラスになかなか ぎ、歌いながら回る。そして、プレゼ 留学中は毎日が語学勉強で、少しず 馴染めない時もあったが、日本の家族 ント交換が待っている。ちなみにデン つデンマーク語の表現のレパートリー を離れての生活は、私を成長させてく マーク人は、サンタクロースはグリーン が増えていくのを実感できた。英語を れた。とても長く濃い夢をみていたよ ランドから来ると信じている。デンマー 話せないホストブラザーと会話できた うに感じる。 ク人はイベントが大好きで、自分の誕生 り、先生が話す早口のデンマーク語を 日にはクラスメイトにケーキを作り、学 聞き取れた時 は、とても嬉しかった。 夏組 8 月 出発 主要言語 ノルウェー語 ヨーロッパ《Europe》 25 Kingdom of Norway ノルウェー王国 高校生活 学 年:8 月下旬∼ 6 月中旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時または 9 時∼ 14 時ま たは 15 時。1 時限 45 分、1 日 7 時限。 教 科:英 語、ノルウェー語、歴 史、数 学、宗 教、地 理、 経済、演劇、音楽、体育など。 課外活動:ほとんどありません。学校が終わった後は、個々に スポーツやコーラスなど、地域活動に参加していま す。 そ の 他 :ほとんどが公立校で制服はありません。学校へは 長距離を徒歩で通学するということもごく当たり前 です。 生活様式 ノルウェー人は控えめな国民ですが、とても親切で、ウインター 配属の傾向 スポーツに関しては熱狂的になります。男女平等の考え方が広 国土全域に配属されますが、ほとんどが地方の小さな町です。 く根付いています。家族や友達をとても大切にし、近所付き 2 割の生徒は北極圏内へ配属されます。冬にはほぼ全土が雪 合いは都市部でも盛んです。子供は独立心をもち自由を多く に覆われます。AFS 生は通常、高校 1 ∼ 2 年に編入されます。 与えられますが、大人からの信頼に応え責任ある行動を取る スキー、コンピューター教育の学校に配属されることもありま ことが期待されます。家事を手伝ったり自分の予定について す。ホストスクールの決定が現地到着後になる場合があります。 親に報告したりすることはごく一般的なことです。 近年社会情勢の変化等により、AFS 生の配属先の確保が大 変厳しく、配属の決定に時間を要しています。状況をご理解 AFS ノルウェー の上、ご応募ください。 1947 年から活動を始め、2014 年は 31 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 g 配属制限 h 物 価が高く、また魚 類と肉類 がよく食卓にのぼるため、 菜食主義など食事制限のある生徒の配属は困難です。キ リスト教ルター派以外の宗派の教会に通う必要のある生 徒の配属も困難です。大半の家庭でペットを飼っている ため、ペットのいない家庭を希望する生徒の配属も困難 です。 g 成績 h 学業成績が一定して良好であることが求められます。 教育制度 学校制度や義務教育(7 歳から16 歳までの 9 年間)はほぼ日 本と同じです。教育水準は高く、学校による格差はほとんど ありません。 帰国生の声 第二の故郷、家族 今回の留学は私にとって初の海外で 共に生活し言葉が上達していくにつれ、 く成長もありました。本当に充実した 1 した。不安と楽しみが入り混じった気 自然と身についていきました。自然、 年となりました! 持ちで最初のオリエンテーションを終 と言ってもホストファザーとホストマ 勿論日本の家が懐かしくなる時もあ え、ホストファミリーと会いました。初 ザーが毎晩ティータイムにたくさん話す りましたが、今はノルウェーの家が恋 めての海外渡航で疲れきり、英語も十 機会を与えてくれ、また学校や聖歌隊 しいです。刺激的な体験もたくさんあり 分 に喋ることがで きない私でしたが、 の活動でもたくさん相談にのってくれた ましたが、私が何よりも忘れられない 彼らは笑顔と温かいノルウェー料理で ことが大きな助けとなりました。本当 のは、ホストファミリーや学 校 の友 達 迎えてくれました。 に良い環境に恵まれたと思います。気 と過ごした、日本で過ごすのと何ら変 食事 の時 間も洗 濯の 仕 方も掃 除の 候も考え方も教育方針も全く異なる国 わりのない他愛のない日常です。今で 仕方も何もかも日本とは違う中で私が で、自分が常識だと思っていたことの もホストファミリーや友達とは 7 時間の 一番身に沁みたのは、自分の意見を言 ほとんどは覆されて、日本の地に降り 時差を超えて毎日のようにメールをし うことの大切さでした。分からなけれ 立った時、日本が小さく感じるほどに ています。こんな素敵な経験と第二の ば聞く、思っていることがあれば言う。 は成長しました。自分では変わってい 故 郷、第二の家族を与えてくださった 当たり前のことですが、意外と難しい ないと思っていても、 家族や周りから 「随 AFS に心から感謝です。ありがとうご ことだと思い知らされました。けれど、 分変わったね」と言われ、初めて気づ ざいました! 42 夏組 8 月 出発 主要言語 ハンガリー語(マジャール語) ヨーロッパ《Europe》 26 Hungary ハンガリー 高校生活 学 年:9 月初旬∼ 6 月上旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 15 時。1 時限 45 分、 1 日 6 ∼ 7 時限。 課外活動:学校や地域で、演劇、スポーツ、フォークダンス、 音楽などの活動をすることができます。 そ の 他 :生徒は学業を真剣にとらえています。ほとんどの学 校で修学旅行があります。通常、 制服はありません。 支部あるいは学校で語学研修の機会があります。 配属の傾向 約 6 割は都市とその近郊、4 割は地方の保守的な家庭に配属 生活様式 されます。AFS 生の大半はギムナジアの 10 年から12 年(日本 ハンガリーの文化は西欧と東欧の両者によって作られてきまし の高校 1 ∼ 3 年相当)に編入されますが、サッコゼープイシュ た。ハンガリー人は気 取らない国民ですが、独 立心が 強く、 コラにも少数が配属になります。 人権に対しての意識が高い国民でもあります。家庭生活では ホストスクールの決定は現地到着後になります。 家族の絆が強く、親は子供を大切に育てます。 g 予防接種 h AFS ハンガリー 1989 年から活動を始め、2014 年は 27 ヵ国から AFS 生を受 配属のため、BCG 、ポリオ、ジフテリア、百日咳、破傷風、 はしか、風疹、B 型肝炎の接種が義務づけられます(62 期参考情報)。 け入れました。 教育制度 6 歳から16 歳が義務教育です。中等教育は、ギムナジア(普 通校で、上級の学校への進学を目的とする学校) 、サッコゼー プイシュコラ(経済、工業、商業などある分野を専門に勉強し、 就職もしくは大学進学を目的とする学校)、サクムンカーシュ ケープゼー(職業訓練校)の 3 つのタイプがあります。 帰国生の声 日本にいてはわからなかったこと 留学では、言語だけでなく色んな物 理解も無かった私ですが、今は宗教の また、ハンガリー人はとても陽気で 事に対する興味や理解、日本にいては 事をもっと学んでみたいと思うほどで 楽 天的なのですが、日本人もこのくら 見つけること、学ぶ事ができなかった す! い楽天的だと良いのにと感じるときも たくさんの機 会を得ることができまし あれば、たまに個人主義意識が強くて て、彼女とはひとつの部屋をシェアして 改めて日本人で良かったと感じるとき 例えば、私の学校は宗教の学校なの います。毎日同じ部屋に一 緒にいるか もあります。こういう国民性などを日本 た。 43 私には同い年のホストシスターがい ですが、今まで一度も宗教に接したこ らこそ、日本の兄弟と喧嘩するように と比 較してみて、改めて自国の良さを とがなかった私にとって、宗教の授 業 何度か喧嘩することもあったのですが、 知れるのも留学ならではだなぁと思い はとても興味深いです。聖書を読んで、 お互い本音を言い合えば何が悪かった ます! 書かれていることを実際に自分たちで のか理解できるし、彼女は一人のハン 留学する前はただ他の国に興味を抱 表現してみて、それに対してどう感じた、 ガリー人であり阿吽(あ・うん)の呼吸 いていただけでしたが、この 約 1 年間 なぜこの聖書にはこう書かれているの でわかりあえるわけでもないので、思っ を通し自分の視野が広がり、もっと色々 か、などを生徒達で討論したりします。 たことははっきり明 確に伝えることが な国に行ってその国ならではの文化を 留学する前は全く宗教に対して興味も 正解だと改めて感じました。 また学びたいと思うようになりました。 派遣 強化国 夏組 7月 出発 主要言語 フィリピン語・英語 アジア《Asia》 27 Republic of the Philippines フィリピン共和国 教育制度 義務教育は初等教育(6 年) 、中等教育(4 年) 、高等教育(2 年) の 12 年間です。 高校生活 学 年:6 月上旬∼ 3 月下旬または 4 月上旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 7 時半∼ 17 時半。1 時限 40 分∼ 1 時間。 教 科:英語、数学、科学、フィリピン語、フィリピンやア ジアの歴史、経済、体育など。 課外活動:スポーツ、ディベート、ダンス、映 像 芸 術、音楽、 家庭科、ドラマ、環境活動など。学校によっていず 生活様式 れかのクラブ活動に参加することが求められます。 フィリピンはマレー文化をベースにしながら、スペインとアメリ そ の 他 :支部あるいは学校で語学研修の機会があります。 カ統治時代の歴史を通じて様々な文化を吸収し、多様で豊か な文化をはぐくんできました。公用語は国語であるフィリピン 配属の傾向 語と英語ですが、世界の中でも英語を話す国民の割合が多い AFS 生は中等教育の 10 年生(日本の高校 1 年相当)に編入さ 国のひとつです。国民は親しみやすく親切で、家族や親戚や友 れます。マニラなどの都市部もしくは郊外に配属されることが 人の絆を大切にします。ひとつの家に多くの家族が同居する 多いですが、地方への配属もあります。 場合もあります。目上の人を大事にする文化です。 AFS フィリピン 1956 年に設立されましたが、1980 年から 20 年間活動を中 断していました。2000 年より AFS 帰国生の働きかけでアジ ア各国と協力関係を結び、2003 年から再び AFS パートナー に復帰しました。2014 年は 19 ヵ国から AFS 生を受け入れま g 配属制限 h 菜食主義者や食事制限のある生徒の配属は困難です。 g 語学 h 内定後に所定の英語レベルチェックの提出が義務づけら れます。 した。 帰国生の声 全力で駆け抜けた 10 ヵ月間 2013 年 7 月 19 日から 2014 年の 5 月 19 日までフィリピンのパンガシナン州 し、全力で二か国語に挑戦していたあ また、学校の友 達ともたくさんの衝 という、ルソン島北部の田舎に留学を の 10 ヵ月間はきっとこれからあまりな 突をしました。宗 教的な違い、フィリ していました。ひとつひとつの経 験が い経験なのだと思います。 いえるものではありませんでした。しか く感じました。 ピンはカトリック教 徒がとても多いの 次に、大きな経 験としてはやはりホ で、食前にはお祈り、クリスマスなど 本に帰ってからの進路にも大きく影 響 ストファミリーとの交流でした。ホスト の行事はとても大きかったです。最初 しました。 ファミリーも一つの家族。私が入ったこ は友 達もできませんでしたが、周りの とにより、大きな異物が入ったような 支えもあり、今は親友と思える友達も た、というか私は 10 ヵ月間ずっとぶつ 感覚。その新しい空間を作り上げるの できました。 かっていたので はないかと思います。 にはすごくすごく時間がかかりました。 それは、フィリピンでは英語を話すも そこへの挑戦、新しい家族を作り上げ はありますが、あの 10 ヵ月間全力で駆 のだと思っていたのですが、タガログ ようとするホストファミリー、私のホー け抜けた期間は周りの支えなしでは過 語という現地語のほうが使われていて、 ムシックや新たな挑戦。自分を受け入 ごせなかったです。AFS や家族、日本 特に子どもはそれしか 話 せない ので、 れてくれていることに対する感謝や、そ の友 人たち、そしてホストファミリー。 習得するのにすごく時間がかかりまし れから異文化に対する困惑。たくさん 本当にありがとうございました。 た。最後まで習得したと自信をもって 感じながらも、成長している自分を強 私にとっては大きなものでしたし、日 言 語 の 壁 には長 い 間 ぶつ かってい まだまだたくさん語りきれないこと 44 夏組 8 月 出発 主要言語 フィンランド語 ヨーロッパ《Europe》 28 Republic of Finland フィンランド共和国 高校生活 学 年:8 月中旬∼ 6 月初旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 14 時。1 時限 45 分、 1 日 5 ∼ 7 時限。 教 科:フィンランド語、スウェ̶デン語、英語、その他の 外国語、数学、化学、生物、心理学、歴史、体育 など。 課外活動:写真、コンピューター、演劇、スポーツなどのクラ ブがある学校もあります。 そ の 他 :宿題が多く出されます。 配属の傾向 生活様式 約 7 割が都市とその近郊の小都市、3 割が地方の小さな町に 多くの芸術祭が開かれ、世界に誇れるテクノロジーを持ち、環 配属されます。ラップランドにも配属されます。フィンランド 境保護にも力を入れている国です。国民はシャイで打ち解けに 語を話す人が 9 割以上ですが、スウェーデン語を話す家庭に くいと言われていますが、知り合うにつれ温かく愛情深い人々 配属された場合、スウェーデン語を使用する学校に通います。 であることがわかります。共働きの家庭が多く、子供の家事 通常公立高校の 1 年か 2 年に編入されます。 参加は一般的です。子供は 10 代のうちから自立した存在とし ホストスクールの決定が現地到着後になる場合があります。 て扱われ、大人からの信頼に応える責任ある行動が求められ ます。 AFS フィンランド g 査証 h 取得のため、大使館から本人へ出頭要請があります。 g 配属制限 h ルター派以 外 のキリスト教会へ通うことが必 要な生徒、 菜食主義者など食事制限のある生徒の配属は困難です。 1948 年から活動を始め、2014 年は 31 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 教育制度 7 歳から16 歳(小学校 6 年間と中学校 3 年間)までの 9 年間 が義務教育です。 帰国生の声 フィンランドの冬 私の最初のフィンランドのイメージは 45 てつくられるビタミン D が不足してしま ドでは真冬の氷点下の中でもサウナに 「とにかく寒い」というものでしたが、 うため、サプリメントで補います。外を 入ります。凍った湖に穴をあけてつかり、 現 地に到着した 8 月はとても暑く、皆 歩くときには呼吸をするたび口や鼻の 冬を楽しむのです。帰国直前の 6 月に 半 袖 を身 にまとっていました。また、 穴の中が凍り、凍った暗い道路で何度 は太陽が 1 日中沈まない白夜も体験す まわりにはいつも森が、湖が、サウナ も転びなかなか立ち上がれないことも ることができました。 があり、人はもちろん犬もサウナに入っ ありました。しかし外気温が− 30 ℃近 このような特殊な環境の中で、ホス た後湖に飛び込み夏を楽しみます。私 くあったとしても、家はもちろんのこと トファミリーや留学仲間、友 達といっ もサウナと湖に入り、フィンランドの夏 学校や建物の中にはオイル管が張られ た大切な人々に出会いました。迷惑を を短い間でしたが満喫しました。 ているため、いつでも暖かく過ごすこ かけ、うまくいかなかったこともありま す。それでも、日本に帰りたくなくなる 夏が過ぎるとすぐに肌 寒くなり、手 とができます。また暗く、寒くなること 袋 やマフラーが 必 要 になってきます。 で朝の登校中でも月や星が美しく見え、 くらいフィンランドに馴染み、楽しい時 フィンランドの秋はほんの少しで、瞬く 日中で もときどき夕焼 け が 現 れます。 間を過ごしました。これからも周りの 間に冬がやって来ます。冬の間は日照 体育の授 業ではカリキュラムにアイス 支えがあることや感謝を忘れずに、こ 時間が非常に短く、1 日に数時間ほど ホッケーやスキーが入っており、スケー の経験を活かせるようにしたいです。 しか太 陽が 昇らない時 期もあります。 トの授業は近辺の凍った湖の上で行わ その間は、太陽の日を浴びることによっ れることもあります。そしてフィンラン 夏組 9 月 出発 主要言語 フランス語 ヨーロッパ《Europe》 29 French Republic フランス共和国 高校生活 学 年:9 月∼ 6 月下旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。水曜日の午後は授業はありま せん。通常 8 時∼ 17 時半。55 分。1 日 8 時限。 教 科:数学、フランス文学、歴史、地理、物理、体育など。 課外活動:水曜日の午後や週末にスポーツや演劇などの課外 活動がある学校もあります。 そ の 他 :制服はありませんが、一定の服装基準があります。 学校配属のために、いくつかの予防接種が義務付 けられています。留学生には自立心をもつことが求 められます。 生活様式 配属の傾向 フランスは芸術の国であると同時に農業国です。自国の言語 約 8 割が地方の小さな町への配属です。AFS 生の場合、リセ や文化、歴史に誇りをもっていますが、他文化への興味もあ の 10 年か 11 年(日本の高校 1、2 年相当)に配属される場合 ります。率直で、冗談が好きな国民でもあります。核家族が が多いですが、年齢やフランス語のレベルによってはコレー 多く、家庭の中では父親が大黒柱で、家事は母親に任される ジュの 9 年(中学 3 年相当)に編入されることもあります。 ことが多いですが、子供も家事を手伝います。 ホストスクールの決定が現地到着後になる場合があります。 AFS フランス g 査証 h 取得のため、大使館から本人と保護者へ出頭要請があり ます。取得に時間を要し、発給が出発直前になったり出 発日を変更したりする場合があります。ポリオと BCG の 予防接種が必要です。大使館が指定する保険への加入が 必要です。 g 配属制限 h 禁煙家庭への配属および 菜食主義 者の配属は非常に困 難です。カトリック以外のキリスト教会に通うことは困難 です。アレルギー症 状のある人は、出発前までに詳しい 情報提供が必要です。 あります。一般高校(リセ)の最終学年では、大学進学をめざ g 予防接種 h す生徒はバカロレアという最終試験受験にそなえてかなり勉強 配属のため、ポリオ、ジフテリア、破傷風の予防接種が義 務づけられます(62 期参考情報) 。 g 語学 h 1947 年から活動をしています。2014 年は 52 ヵ国から AFS 生を受け入れました。 教育制度 義務教育は 6 ∼ 16 歳までで、幼稚園から中等教育、職業教 育まで無償です。義務教育の最終年から進学する職業学校も をします。 語学が一定のレベルに達していない場合、コレージュ(中 学校)に配属される可能性があるので、リセ(高校)に 配属の必要がある場合には、フランス語をしっかり勉強 しておく必 要があります。出発までにオンライン語学講 座の提供があり、指定レベルまでの修了が求められます。 帰国生の声 10 ヵ月の留学を経て 私は一昨年の 9 月から去年の 7 月まで て、逆に日本のことを教えて欲しいと言っ フランスに留学していました。フランス てくれたりもしました。この様にコミュニ 本に帰りたい、と思ったことは一度もあ での新しい生活は自分を積極的にしてく ケーションを取っていくことで、徐々に りませんでした。今は、留学する前や、 した。落ち込んだ時もありましたが、日 れました。その一方で、相手とコミュニ 相手との距離が縮まり、絆を深めること 留学中、そして帰国後に私を支えてくれ ケーションを取ることができない、など が出来たと思います。 双方の文化を学び、 た人全てに感謝しています。この支えが 生活の不安も感じました。悩みや不安 自分の中で混ぜ合わせることで自分の なければ 私の留学は充実したものにな で落ち込んでいた私を励ましてくれたの 視野を広げることができました。 らなかったでしょう。 は、両国の家族や友達でした。同じくフ このように毎日人と交流することで、 これからは、この留学で身に付けた ランスに留学していた友達とは同じ悩み 私は留学によって単に国のことを知るこ 様々な力を日常生活から未来まで活か や不安を抱えていたので、いろいろな面 とができる機会を得るだけではなく、他 していきたいと思います。また、留学が で共感しやすく、話し合うことができま 国の人と絆を育むことの大切さ、絆を育 自分に何を教えてくれるのか、自分がど した。フランスの家族や友達も私が早く むためにコミュニケーションを取ろうと う成長できるのかを周りの人に伝えてい フランス生活に慣れるように、たくさん する勇気、自分から学ぼうとする姿勢、 き、 これから留学したいという人をサポー 話しかけてきてフランス語を教えてくれ などを身につけることができると思いま トしていきたいと思います。 46 夏組 8 月 出発 主要言語 フランス語・オランダ語 ヨーロッパ《Europe》 Kingdom of Belgium 30 ベルギー王国 1 日 6 ∼ 7 時限。 教 科:フランス語、フラマン語(オランダ語圏)、その他 の科目があり、授 業の程 度は高く、まじめに勉強 に取り組み学習意欲を示すことが求められます。 そ の 他 :多くの場合は自転車通学ですが、バス通学の場合 もあります。AFS では生徒に自由時間を活用して ボランティア活動に参加することを奨励しています。 学年末に旅行をする学校もありますが、参加費用 は AFS 生の自己負担です。 支部で語学研修の機会があります(オランダ語圏) 。 生活様式 配属の傾向 ベルギー南部ではフランス語が話され、北部ではフラマン語 ホストスクールの決定は現地到着後になります。 (オランダ語のベルギー方言)が話されています。小さな国で フランス語圏:大半が地方の小さな町、またはその近郊に配 すが、チョコレート・ 料理・美術など誇るものがたくさんあり 属されます。ほとんどがフランス語圏への配属ですが、ごくま ます。人々は豊かな温かい心を持っています。 れにドイツ語圏に配属されることもあります。ドイツ語圏の家 庭ではフランス語とドイツ語が話されています。受入家庭では AFS ベルギー 大半の両親が共働きです。 1948 年に設立されました。現在、フランス語圏とオランダ語 オランダ語圏:大半が小さな市町村に配属されます。半分以上 圏のふたつの組織に分かれて活動しています。 の受入家庭は両親が共働きです。通常、11 年か 12 年(日本の高 教育制度 の学校への配属もあります。オランダ語を学ぶ意欲が必要です。 校 2、3 年相当)に編入されます。芸術系・工業系・職業訓練系 公立の義務教育は 6 ∼ 18 歳までの 12 年間で、無償で行わ れます。公立学校とカトリック教会によって運営されている私 g 査証 h 日本赤十字社病院での健康診断が必要です。 立高校があります。 g 配属制限 h 犬、猫などのペットを飼っている家庭が多いため、動物ア レルギーのある場合は配属が困難です。菜食主義者や小 麦アレルギーの生徒等、食事制限のある生徒の配属は大 変困難です。 特定の宗派の教会(特にエホバの証人)に通う必要のあ る生徒の配属は困難です(フランス語圏) 。 g 語学 h 出発までにフランス語学習証明書の提出を求められるこ とがあります(フランス語圏のみ)。 高校生活 学 年:9 月中旬∼ 6 月下旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。水曜日の午後は授業はありま せん。 通常 8 時または 8 時半∼ 16 時。1 時限 50 分、 帰国生の声 日本にいただけではわからない で 専 門としている 科目が 異 なります。 乱しました。急に幾つもの言語に触れ 食べるもの、生活すべてがカルチャー 英 語など共 通 の 授 業 が 合 同クラスに たことでの戸惑いはありますが、初体 験の良い刺激となっています。 ベ ルギーで は見るもの、聞くもの、 ショックの連続です。ベルギーの生活 なったり、ホームルームがないところな で一番の壁となったのは、やはり言語 どは、高校というより大学に近いかも です。一対一のオランダ語会話は、な しれません。 んとか成り立つようになりましたが、グ ベルギーではオランダ 語とフランス ループでの会話は後から確認しないと 語が主に使われ、一部の地域ではドイ だと改めて感じます。今まで 気付かな 理 解できないことが多いです。それで ツ語も話されています。多くの人は英 かった日本の良いところも見えてきまし など、これが異文化に接することなの も接する人たちは皆親切で日本に興味 語 も話すことがで きます。EU 本 部 の た。この素晴らしいチャンスを与えて下 を持っているので、たまに失 敗をして あるベルギーは、まさにヨーロッパ経 さったすべての人々に心から感謝です。 も温かく受け入れてくれます。友達との 済の中心であり首都だと感じます。私 ようやく慣れてきたベルギーでの生活、 信頼関係の中で、会話を楽しみながら、 のいる地域はオランダ語圏ですが、親 ただ楽しいだけで終わることなく、帰 思いやりや助け合うこと、協力し合う しい人と会話する時や挨拶などはフラ 国するまでの残された時間をより積極 ことの大切さを感じています。 ンス語も混じります。オランダ 語だけ 的に情熱を持って、自分のベストを尽く で精一杯の留学当初は、少なからず混 したいと思います。 私が通っている学校は、クラスごと 47 日本に居ただけではわからない文化 の違いやものの考え方・価値観・習慣 派遣 強化国 夏組 7月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 31 Plurinational State of Bolivia ボリビア多民族国 高校生活 学 年:2 月初旬∼ 11 月中旬。 授 業:月∼ 金 の 週 5 日制。土 曜 授 業 の場 合もあります。 通常 8 時∼ 13 時。 教 科:数学、物理、科 学、生物、文学、哲学、宗 教学、 地理、公民、コンピューター、音楽、体育、社会、 自然 科 学、美 術、スペイン語などのうち 12 ∼ 14 教科を必修科目として履修しなければなりません。 課外活動:コーラス、音楽、ダンス、サッカー、バレーボール、 バスケットボールなど。 そ の 他 :2 ∼ 3 週間の修学旅行に参加できる場合もありま す。制服のある学校がほとんどです。昼食は多くの 生活様式 生徒が家に戻ってとります。 政府所在地ラパスは世界で最も高地にある事実上の首都とし AFS 生は、教育省および受入校の奨学生という扱 て有名です。ボリビア人は、礼儀正しく寛容で、互いを思いや いで 受け入れられますので、期 待に応えるように ることを大切にする国民です。家族の絆を大切にし、子供に対 しっかり勉強してください。 しては保守的です。子供は親を敬い、交際や門限などの約束 支部で語学研修の機会があります。 をきちんと守ることが要求されます。 配属の傾向 AFS ボリビア 都市部に住む中流家庭への配属が大半です。AFS 生は私立校 1956 年から活動を始め、2014 年は 8 ヵ国から AFS 生を受け への配属が多く、10 ∼ 12 年(日本の高校 1 ∼ 3 年相当)に編 入れました。 入されます。ホストスクールの決定は現地到着後になります。 教育制度 大学進学前の教育期間は 12 年間(うち義務教育は 6 ∼ 14 歳 g 査証 h 取得のため、大使館から本人や保護者へ出頭要請がある 場合があります。HIV 検査を含む健康診断が求められま す。黄熱病の予防接種が必要です。 g 配属制限 h 肉料理をよく食べるため、菜食主義者の配属は困難です。 の 8 年間で無償)です。 帰国生の声 ボリビアで出会った仲間 私は 60 期でボリビアに 1 年間留学し ました。現 地のオリエンテーションで 家族に会えてよかったね!などよくメー 現地の小学生はとても元気で、なかな ルをくれます。 か言うことを聞いてくれなかったり、理 は、アメリカ、ドイツ、ベルギーから また、わたし達より少し遅れてきたド 解してもらえなかったりして、とても辛 の留学生たちとゲームをしたり英語で イツ人の女の子ビオも同じように優しく い時もありました。そんな時、いつも 会話したりしました。大学生が多くて、 してくれました。ビオはボランティアと 私のことを気にかけて、支えてくれたの ボリビアの大学へ留学する人、ボラン して働きに来ました。私も 2 月から彼 はビオでした。ボランティアからの帰り 女と同じ施 設で放 課 後、ボランティア 道、いつも遠回りをして一緒に帰ってく を始めました。そのボランティアは小 れて、 学 校 の 話、 ボランティアの 話、 で女の子の大学生ナエマでした。ナエ 学生たちの宿題を手伝うためのもので 日本の話、ドイツの話といろんなこと マはとても優しくて、いつもお姉ちゃん した。留学して半年経っていましたが、 を話しました。 のように私の面 倒をみてくれていまし 国語や理科などはわからない単語や用 た。今でも、 もう日本には慣れた?とか、 法 が 多く、とても大 変 でした。また、 ティアとして働く人がいました。 私と同じ支部に行く人はベルギー人 48 夏組 9 月 出発 主要言語 ポルトガル語 ヨーロッパ《Europe》 32 Portuguese Republic ポルトガル共和国 高校生活 学 年:9 月∼ 6 月。 授 業:週 30 時間。通常 8 時半∼ 18 時半。 教 科:必須科目:ポルトガル語、英語もしくはフランス語、 哲学、体育、情報通信など。 選択科目:5 つの分野(科学技術、社会科学・経済、 社会・人文科学、言語・文学、映像芸術)から科 目を選択。 課外活動:ほとんどありません。 そ の 他 :学校で語学研修の機会が設けられることがありあ す。 生活様式 配属の傾向 ポルトガルはユーラシア大陸最西端に位置しており、かつて大 都市や郊外地域への配属が多いですが、最近は地方への配属 航海時代にヨーロッパで最初に日本を含む東アジアと接触を も増えています。まれにアゾレスやマデイラなどの島へ配属さ もった国です。国民のほとんどがカトリック教徒です。隣国ス れる場合もあります。 ペインと同様、闘牛やサッカーが盛んです。 AFS 生は通常、一般教育課程の 10 ∼ 12 年(日本の高校 1 ∼ 3 年相当)に編入されます。 ポルトガル人は家族を大切にし、保守的な傾向があります。子 どもは親の意見を尊重します。 AFS ポルトガル g 査証 h 審査が厳しく、発給までに時間を要し、発給が出発直前 になったり出発日を変更したりする場合があります。取得 のため、大使館から本人と保護者(両親)へ出頭要請が あります。大使館が指定する保険への加入が必要です。 g 配属制限 h 喫煙者のいる受入家庭がほとんどのため、禁煙家庭への 配属は希望できません。 大半の家庭がペットを飼っており、 動物アレルギーがある生徒の配属は困難です。また、菜 食主義の生徒やカトリック以外の教会に通う必要のある 生徒の配属も困難です。 1996 年に設立されました。2014 年は 25 ヵ国から AFS 生を 受け入れました。 教育制度 6 歳から14 歳(1 ∼ 9 年生)までが基礎教育(義務教育)、15 歳から17 歳(10 ∼ 12 年生)までが後期中等教育(日本にお ける高等学校)です。後期中等教育は大学進学をめざす一般 教育課程、技術・職業教育課程、職業教育課程、芸術教育 専門課程などに分かれています。 帰国生の声 ポルトガールになるということ 長いフライトのあとにようやく到着し ししかいなかったのでとても不安でし て帰る!」ということでした。ポルトガ たポルトガルはもう夜遅くて、少し寒く たが、初日からたくさんの人 が周りに ルにガールをかけたそれだけですが、 て、新 鮮で、ポルトガル語だらけの空 集まってきてくれて、すぐに学校にいく わたしにとってのポルトガールはただポ 港を見たとき、不安よりも先に、 「やっ のが楽しみになりました。到着から 3 ヵ ルトガル語を話せるようになるだけで てやるぞ!」というような気持ちになり、 月目に、先 生に手 伝っていただ いて、 はなく、よく遊び、よく学び、よく笑い、 その後の留学生活に意気込んだのをい それまで英語で友達と会話していたの 毎日を楽しく過ごすことができる、本 までも覚えています。 をポルトガル語にしたいという思いを 当のポルトガル人のようになることで Facebook に載せたのは、わたしがポ す。留学生活、上手くいかないことは わたしが配属されたのはポルトガル 49 の 2 大都市の 1 つのポルトで、 ホストファ ルトガルに着いてから初めてまともに たくさんあって、何度も泣いたし、悩ん ミリーは明るく陽気で素敵な家族でし 積極的になれた出来事です。次の日か だし、体 調を崩しかけたこともありま た。いつもわたしのことを気にかけて ら友達が私に分かるように少しずつポ した が、後半 は 120 日が 2 日くらい の くれて、特にホストファザーはたくさん ルトガル語で話しかけてくれて、難しい スピードに感じるくらい、気 がつけば サッカーの試合に連れていってくれて、 けど、嬉しい気持ちになりました。 わたしもすっかり地元チームの大ファン くだらないことを言いますが、わた になりました。学校では留学生がわた しの留学の目標は「ポルトガールになっ すっかりポルトガルに溶け込んでいたわ たしは、立派なポルトガールになって いたと思います。 派遣 強化国 夏組 8 月 出発 主要言語 中国語・英語 アジア《Asia》 33 Hong Kong 香港(中華人民共和国) 高校生活 学 年:9 月∼ 5 月下旬または 7 月中旬。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 8 時∼ 15 時半。1 時限は 35 分(夏季)または 40 分(冬季)で、1 日 8 時限。 学校によっては土曜日に補習があります。 教 科:中国語、英語、数学、一般教養、社会、理科、美術、 体育など。 課外活動:運動部、ディベート部、演劇部など、放課後の部 活動が活発です。 そ の 他 :校則を守ることが求められます。制服の着用が義 務付けられている学校がほとんどです。 生活様式 配属の傾向 1842 年に英国の領土となりましたが、1997 年に中国に返還 共働きの家族が多く人口密度が高い香港では、住居はあまり されました。広東語が最も広く使われています。また、英語を 広くありません。ホストブラザーやシスターと部屋を共有する 流暢に話す人も少なくありません。平日は両親共に夜遅くまで のが一般的です。 仕事をし、日曜日には家族の時間を大切にすると言われてい ほとんどの受入校では広東語で授業が行われます。AFS 生は ます。アパートメントでの暮らしが一般的です。 通常、中等教育学校の 4 年生か 6 年生(日本の高校 1 年または 3 年相当)に配属されます。 AFS 香港 1982 年に発足し、2014 年は 15 ヵ国から AFS 生を受け入れま した。 教育制度 初等教育 6 年、中等教育 3 年が義務教育です。2009 年に制 g 配属制限 h ぜん息等と診断されたり通院中の方は留学先として希望で きません。体重過多、菜食主義者の配属も困難です。家 が狭いので女子の受入れを希望する家庭が増えています。 g 成績 h 応募時点から出発直前まで、学業成績が一定してクラスあ るいは学年の上位であることが望まれます。 g 語学 h 内定後に所定の英語レベルチェックの提出が義務づけら れます。 度が改訂され、7 年間だった中等教育が 6 年間になりました。 多くの学校が男女別学で、カトリック教会によって運営されて います。 帰国生の声 逆カルチャーショック・逆ホームシック また、 「逆ホームシック」というのも 行ったり、毎晩夕食後に 2 人でドラゴン は、 「逆 カル チャーショック」でした。 経験しました。一緒の部屋を共有して フルーツを食べたり…ここには書きき 街に日本 語がたくさん 書いてあり、道 いたホストシスターとは、服の趣 味や れないほどのたくさんの思い出が恋しく が広く、建物も人も香港に比べて少な 音楽の趣味が似ていて、一緒にお菓子 て、今すぐにでも香港に帰ってまたい く、ごみ箱も少なく…。帰国して改めて を作ったり、一 緒に動画を撮ったりし つものようにあの家で生活したいです。 見た「日本」というのは、私にこれま たのが本当に楽しかったし、嬉しかっ これからまた日本で普通の学生とし での生活すべてを思い起こさせました。 たです。日本が大好きなホストブラザー て生活するにあたって、この思い出の 同時に第二の故 郷から離れた寂しさ、 には広 東語を教えてもらったり、私の 数々はどのように役立つか、正直わか ホストファミリーともう前のように一緒 知らないアニメを一 緒に観たり、私の りません。しかし留学したことによって 日本に帰ってきて最初に経 験したの に生活できない悲しさ、色んな感情が 知らない「日本」を教えてもらったりし 得られた「何か」は私の人 生のなかで 入り混じって、嬉しいのか悲しいのか自 て、 毎日が楽しかったです。ホストマザー 大きく役 立つことになると信じていま 分でも判断しがたい、不思議な気分に にはたくさんの場所に連れてってもらっ す。 なりました。 て、ホストファザーとはランニング に 50 派遣 強化国 夏組 8 月 出発 主要言語 スペイン語 中南米《South and Central America》 34 United Mexican States メキシコ合衆国 高校生活 学 年:9 月∼ 6 月。 授 業:月∼金曜日の週 5 日制。通常 7 時∼ 13 時。1 時限 60 分、1 日 5 時限。 教 科:メキシコの歴史、倫理、心理学、数学、化学、地理、 生物、スペイン語、文学、外国語、メキシコの法律、 ギリシャ・ラテンの古典など。 課外活動:スポーツや工芸など。 そ の 他 :制服がある学校もあります。 配属の傾向 メキシコは歴史と文化と自然が多様な国で、国民は親しみや 3 割が都市部、6 割が都市近郊、1 割が地方に配属されます。 保守的な家庭に配属されることが多く、AFS 生は通常、私立 校の 10 ∼ 12 年(日本の高校 1 ∼ 3 年相当)に編入されます。 すく、親切・寛容で、飾らない人々です。家族が社会生活の中 ホストスクールの決定が現地到着後になる場合があります。 生活様式 心で、親戚との交流も大切にします。親は愛情深く子供たち を育て、子供たちは親や年長者を敬い、彼らの意見を尊重し ます。男子の方が女子よりも自由を与えられる傾向があります。 g 査証 h 取得のため、大使館から本人と保護者(両親)へ出頭要 請がある場合があります。 g 配属制限 h 菜食主義者や食事制限のある生徒の配属は困難です。 AFS メキシコ 1976 年から活動を始め、2014 年は 16 ヵ国から AFS 生を受 け入れました。 教育制度 政 府は教育普及のため国家予算の 約 1 割を教育関 係費に充 て、学校施設の増強や教師の養成に努めています。小学校の 6 年間と中学校の 3 年間が義務教育で無償です。高校が 3 年 間、大学が 5 年間です。 帰国生の声 明るくて元気なメキシコの人々 アミーゴの国メキシコでの留学生活 私の思うメキシコの人々のすばらしい は私にメキシコの踊り「サルサ」を教え も残り半分となりました。大きな期待 ところ、それは、人の繋がりを大切に てくれました。最初は難しくて、よく足 と少しばかりの不安を抱えていたファミ することです。特に家 族。忙しくて時 を踏んだり、下を向いたりしていたけど、 リーとの初対面の日や初の登校日のこ 間がなくても家族団らんの時間があり 今ではリズムカルに踊ることができま とを思い出すと、時間が経つのがとて ます。私の両親は毎日仕事が忙しくて す。 も早く感じます。 家に帰ってくるのが遅いけど、私たちが 明るくて、元気なメキシコの人々と過 帰宅すると必ず電話をしてくれます。 「学 ごす私の留学生活も、もう残り半年し メキシコでの生活を始めた頃、驚く ことばかりでした。例 えば、食べ 物。 校どうだった?ご飯食べた?」と。本当 かないのだと思うととても寂しくなりま とにかく辛い。メキシコの人々は何に に温もりを感じます。 すが、貴重な経験をさせてもらえている で もチレ や サルサをかけて食べます。 51 また、メキシコは大家族で、全員合 ことに感謝し、メキシコの人々のように 肉や野菜はもちろん、フルーツや飴に わせると二十人程にもなり、お祝い事 人との繋がりを大 切にし、充実した時 まで。あまりに辛すぎて、最初の頃は の度に集まるととてもにぎやかです。私 間にさせていきます。Viva Mexico!! よくお腹をこわしました。でも、今は の家族はもちろん、メキシコの人々は 自分から辛い物を好むようになり、友 パーティーが大好き。食事の後のダン 達からよく驚かれます。 スパーティーは永遠に続きます。パパ 派遣 強化国 夏組 8 月 出発 主要言語 ロシア語 ヨーロッパ《Europe》 35 Russian Federation ロシア連邦 教育制度 小中学校(6 ∼ 15 歳:1 ∼ 9 年生)は義務教育で、その後は 大学進学を前提とした高等学校に進むコースと専門学校に進 むコースがあります。高等学校は 2 年(16 ∼ 18 歳:10 ∼ 11 年生) 、大学は 5 年(18 ∼ 23 歳)です。 高校生活 学 年:9 月∼ 5 月。 授 業:月∼金の週 5 日制(一部の学校は土曜日も授 業が あります)通常 8 時または 9 時∼ 15 時。 教 科:ロシア語、文学、数学、歴史、外国語、現代社会、 心理学、生物、物理、科学、天文学、体育などが 生活様式 必修科目です。 ロシアは 3 世代同居や大家庭が多く、家族の絆をとても大切 課外活動:音楽、ダンス、スポーツが中心です。 にしています。両親が共働きで、家事や育児は祖母が担当して そ の 他 :近年、理科、外国語、芸術に特化した専門高校も いるという家庭が大半を占めます。ロシアでは、比較的狭い 設立されました。 集合住宅に住む家族が多く、少なくとも家族の一人は喫煙者 支部で語学研修の機会があります。 である可能性が高いです。またプライバシーの概念が根付い ていないため、プライバシーを尊重してもらうことは期待でき 配属の傾向 ません。家族は子どもを大切に育て、外出の際には行き先や 大半が西部、中部の都市郊外、あるいは小さな町に配属され 時間をきちんと告げることを好みます。 ます。シベリアに配属される可能性もあります。モスクワやサン 週末は郊外の別荘に行ったり、離れたところに住む家族や友 クトペテルブルクなど大都市への配属はほとんどありません。 人に会ったりして過ごします。 AFS ロシア g 配属制限 h 喫煙者のいる受入家庭が大半であるため、禁煙家庭への 配属は困難です。菜食主義者の配属も困難です。 1990 年から活動をはじめ、2014 年は 23 ヵ国から AFS 生を g 予防接種 h BCG など指定の予防接種が必要です。 受け入れました。 帰国生の声 何でもありの国、ロシアの四季 私はロシア南西部のヴォルゴグラー 内は真夏並みの暖かさでみんな半袖で 飼いをし、その後は畑仕事、時間があ ドという大きな街に 8 月の 終わりに派 過ごしていましたし、毎日、放 課 後に れば近くの川でシスターや友達と泳い 遣され、秋と冬をそこで過ごしました。 は近くの川でアイスホッケーに熱くなっ で遊びました。時には、お父さんたち 10 月には雪が降り始めるのではと考え ていた私の期待ははずれ、11 月の初め には AFS のキャンプでソチへ行って黒 ていたのでそのせいかもしれません。 について森に入り鳥を狩ったり、薪で くの小さな村に引越しました。ここは 海で泳ぐことができるほど暖かかった 前半の都会での生活とは違い、学校帰 このようにロシアは決して寒い 冬だ のです。ソチへは寝台列車で約 2 日か りに羊やヤギの群れに遭遇したり、隣 けではありませんし、広大な国土をもっ 2 月になるとホストチェンジをして近 火を起こしてサウナに入ることもありま した。 けていき、ロシアの壮大さを実感した のおじさんのところへ行って牛乳や生 ているからこそ、住む 場所によって生 ことを覚えています。12 月に入ると一 みたての卵をもらったりと大自然に囲 活様式も全く違います。それが何でも 気に寒くなりマイナス 20 度、30 度は当 まれた生活でした。3 月に冬にお別れ ありのロシアの良いところであり、どん たり前になりました。いくら南 部とは を告げ、春を迎え入れるお祭りがあり、 な環 境でも細かいことは気にしない、 いってもやはりロシアの厳しい寒さはつ それが終わると一気に暖かくなりまし 寛容なロシア人が暖かく支えてくれるで きまといましたが、実際に生活して私 た。5 月になると、気温はプラス 40 度 しょう。今でも目を閉じるとハンモック はロシアの冬は暖かいなと感じてしま 以 上になり、夏休みに入ります。朝は に寝転がって眺めたロシアの星空がよ いました。外は寒くても学校や家の室 おばあちゃんを手伝って馬に乗って羊 みがえってきます。 52 冬組 2 月 出発 8 月 出発 夏組 主要言語 ドイツ語・フランス語 ヨーロッパ《Europe》 Swiss Confederation 36 スイス連邦 課外活動:学校にはないので、自主的に地域のクラブなどを探 してください。 そ の 他 :スイスの学校のレベルは高いので、派遣生は積極 的に授 業に参加し、学業に取り組むことが望まれ ます。 支部で語学研修の機会があります(ドイツ語圏)。 配属の傾向 ひとり親の家族が多く、家事を積極的に手伝うことが期待さ れます。 配属先は主にドイツ語圏です。フランス語を一定期間学んだ 生活様式 ことがあり、語学能力を証明することができる生徒は、まれ 緻密な仕事を得意とし、礼儀正しく、個人のプライバシーを重 にフランス語圏に配属されることがあります(フランス語圏へ んじるスイス人は時々よそよそしいと誤解されるようですが、 の配属は、最低でも 2 年以上のフランス語学習歴が必要です) 。 ドイツ語圏・フランス語圏・イタリア語圏・ロマンシュ語圏と四 特定の配属言語圏を希望することはできません。配属される つの文化を併せ持つ親しみやすい国です。 言語圏が決まったら、すぐに言語の勉強を開始してください。 地方への配属がほとんどです。AFS 生は通常ギムナジウムま AFS スイス たはカントンシューレの 10 年か 11 年(日本の高校 1、2 年相当) 1953 年から活動を始め、2014 年は 45 ヵ国から AFS 生を受 に編入されます。 け入れました。 g 配属制限 h 教育制度 長年にわたり教育に大変力を入れています。義務教育は 6 歳 から15 歳までの 9 年間または 10 年間で、学校は初等、中等、 高等学校からなり、制度については各カントン(州)の責任に 乳製品と野菜のみしか食べない生徒の配属は困難です。 受入家庭の 9 割以 上で室内ペットを飼っているため、動 物アレルギーのある生徒の配属は困難です。特定の教会 (モルモン教、エホバの証人)に通うことを希望する生徒、 体重過多の生徒の配属も困難です。 g 成績 h ホストスクールの受入条件として、過去 3 年間において全 ての科目の成 績がトップクラスであることが求められま す。選考試 験の受験にあたっても、学業成 績が上位 1/ 4 以内であることが条件となります(P 56) 。 g 語学 h 出発までにオンライン語学講座の提供があります。 委ねられています。 高校生活 学 年:8 月下旬∼ 7 月上旬。 授 業:月∼金曜日の週 5 日制。通常 7 時半∼ 16 時。 教 科:数学、理科、歴史、地理、英語、フランス語、ド イツ語、体育、音楽、美術など。 帰国生の声 本当の家族、そして大人の一員として ハイジやアルプス山脈などで有名な なく、私が理解するまでドイツ語を使っ それは私にとって新鮮なことです。そし スイスは、想像する通り本当に美しい てくれました。そのおかげもあって 3 ヶ て彼らは休みがあると出かけたりして、 自然がたくさんありますが、私はここに 月程 経ってようやく理 解も出来る様に 私にスイスを見せてくれます。日曜は全 来てすぐに壁にぶつかりました。それ なってきました。 53 ての店が閉まっているので必ず家族の スイス人は本当に温かい人ばかりで 時間が出来ます。日本でそんなことは 強をしていったものの、いざ話す、聞く、 す。私のホストファミリーは両親に加え、 ないので最初は多少の不便利さを感じ 理 解するとなると全く出来ませんでし 年下の妹と弟がいます。家族は私を本 ましたが、今ではちゃんと皆が休息を た。ドイツ語は人生の中で初めての挑 当の 子 のように見てくれると同 時 に、 取れて、かつ家族と共有する時間もで 戦で、始めは人が言っていることに耳 18 歳の私を大人の一員としても扱いま きる日曜日が素敵に思います。私は日々 は言語です。出発前に少しは言語の勉 を傾けることに集中して理 解するだけ す。日本にいれば私はまだ学生でいつ 家 族 へ の 感 謝 の 気 持ちで いっぱ いで で精一杯でした。しかし、私のホスト も親に頼ってばかりですがここではそ す。 ファミリーは私に英語をあまり使うこと うはいきません。自分のことは自分で。 冬組 2-3 月 出発 9-10 月 出発 夏組 主要言語 ドイツ語 ヨーロッパ《Europe》 37 Federal Republic of Germany ドイツ連邦共和国 高校生活 学 年:8 月下旬∼ 6 月下旬。 授 業:週 5 日または 6 日制。通常 8 時から13 ∼ 16 時。 教 科:ドイツ語、英語、数学、物理、生物、科学、歴史、 社会、美術、音楽、地理、哲学、体育など。 課外活動:学校ではほとんどありませんので、音楽やスポーツ の活動をしたい人は自主的に行ってください。 そ の 他 :多くの生徒はかなりの時間を勉強に使います。授業 は一 般に少人 数 制で、自分 の意 見や 考えをもち、 発表することを重視しています。多くの学校で修学 旅行があります。 生活様式 支部で語学研修の機会があります。 自分の意見を率直に述べる国民です。活動的でスポーツを楽 しみます。家族の形態は様々で、父親が外で働き、母親が家 事を任されている家庭もあれば、両親共に仕事をもち、家事 配属の傾向 ほとんどの AFS 生が地方の中流家庭へ配属されます。都市へ を公平に分担する家庭もあります。子供は両親に自分の行動 の配属はごく少数です。また、旧東ドイツに配属される可能性 についてきちんと事前に報告しなければなりません。 もあります。通常、公立高校ギムナジウムかレアルシューレの 10 年(日本の高校 1 年相当)に編入されますが、現地到着後、 AFSドイツ 1947 年に設立されました。2014 年は 50 ヵ国から AFS 生を 受け入れました。 生徒の語学力等をみながらホストスクールが決定されます。近 年社会情勢の変化等により、AFS 生の配属先の確保が大変 厳しく、配属の決定に時間を要しています。状況をご理解の上、 ご応募ください。 教育制度 教育は各州の教育省に任されています。義務教育は 6 歳から 15 歳までの 9 年間 (一部の州は 6 歳から15 歳までの 10 年間)。 小学校 4 年を終えた後、能力・志望に応じ大学進学コースのギ ムナジウム(9 年)、職 業コースのレアルシューレかハウプト g 配属制限 h カトリック・プロテスタント以外の特定の教会に通うことが 必要な生徒や、野菜しか食べられない、肉しか食べられ ないなど厳格な食事制限のある生徒の配属は困難です。 g 出発日 h 配属状況により出発日が複数回に分かれます。 シューレに進みます。上記コースを合わせたゲザムトシューレ g 語学 h 出発までにオンライン語学講座の提供があります。 も少数あります。 帰国生の声 自分を見つめ直す機会 「留学なんて行ってみたら何とかなる 自己意識の違いなどを学ぶことができ、 友 達はできなかった。それでも親 身に よ」私はそんな言葉を何度も聞いてきた。 非常に興味深い日々であった。それによっ なって助けてくださった先生もいたり、別 しかし私は今そういう人の話をそんなこ て鏡で自分を見るように日本のこと、自 の国から同じ AFS で留学してきた外国人 とはないと思いながら聞き流している。 分を見つめ直す機会を得ることもできた。 と仲良くなってドイツ語でコミュニケー 仕方のないことだ。私も留学のことにつ 辛いことも勿論数え切れないほど記憶 ションを取ったりしていたため有意義で いて他人にアドバイスをするならきっとそ している。言語について、英語はまるで はあった。しかし、クラスでの雰囲気と う言うだろうから。 通じない環境であったし、ドイツ語も無 自分に対する嫌悪感、軋轢は拭い去るこ ドイツでの暮らしは、非常に悠然とし 知であり、ジェスチャーから辞書、絵を とは最後まで出来なかった。 ていてそれでいて規則的であった。中世 描いたりと、ありとあらゆる手段を活用し の暮らし、とでも形容できると私は思う。 て必死に自分の思っていることを伝えた。 そうして憂鬱な日々もあり、落ち込む ことも多かったが、そんな自分が通して 物を大切に扱い、家族との絆を深め、勿 わからない単語を聞いたら手に書いて覚 頑 張 ることが で きたの は ホストファミ 論友達や知人も温かく受け入れる。そん えていたりもした。 リー、友 達、AFS のサポーターさん方、 な何か自分に欠けている大切なものに触 学校については非常に苦労した。殆ど そして日本での家族のお蔭だと思う。 「あ れる時であった。それと同時にあちらの の生徒、先生ともにアジア人、日本人に りがとう」と感謝の言葉を述べるだけで 世界でのスタンダード、言葉の意味につ ついての理解がなく、多少人種差別的な はなく、いつの日か「行動」によってこの いての概念や、ある事象に対する考え方、 発言もあった。そのためクラスでは殆ど 恩を返していきたいと思う。 54 派遣 強化国 冬組 2 月 出発 8 月 出発 夏組 主要言語 ポルトガル語 中南米《South and Central America》 38 Federative Republic of Brazil ブラジル連邦共和国 高校生活 学 年:2 月∼ 12 月。 授 業:月∼金の週 5 日制。通常 7 時から12 時。午後授業 の学校もあります。1 時限 50 分、1 日 5 時限。 教 科:ポルトガル語、数学、生物、ブラジル文学、世界史、 化学、物理、 外国語(英語、 フランス語、スペイン語) 、 体育、地理、公民など。 課外活動:課外活動はありません。 そ の 他 :大半の学校で制服の着用が義務づけられています。 配属の傾向 AFS 生はブラジルのほぼ全地域に配属され、大半が中流家庭 生活様式 へ配属されます。受入校は、公立、私立のいずれの場合もあ 熱帯雨林とサンバカーニバルで有名なブラジルの国民は明る ります。AFS 生は通常、 10 ∼ 12 年(日本の高校 1 ∼ 3 年相当) く陽気で親切、時間にあまりこだわらないところがあります。 に編入されます。 気取りのない社会で、家族のつながりをとても大切にします。 典型的なブラジルの家庭では、父親は仕事中心、母親は仕事 と子育て、家事を両立させながら忙しくしています。親は子供 g 配属制限 h 菜食主義や肉料理が食べられないなど食事制限のある生 徒の配属は困難です。 現在、医師から処方されている薬を服用している生徒の 配属は大変困難です。 g 語学 h 出発までにオンライン語学講座の提供があり、指定レベ ルまでの修了が求められます。 を大切にし、特に女子に対しては保守的です。 AFS ブラジル 1956 年から活動しています。2014 年は 28 ヵ国から AFS 生を 受け入れました。 教育制度 9・3・4 制を実施しています。7 歳から 9 年間の義務初等教育 の後、3 年間の中等教育(高校)と 4 年間の高等教育(大学・ 専門学校など)があります。中等学校卒業者の約半数が専門 学校に進学します。国公立学校は無償です。 帰国生の声 大きな繋がり ブラジルの空港からホストファミリー ラ州フォルタレーザはブラジル東北部 ないときもあった。学校に行きたくなく 宅へ向かう車の中で「これがブラジル に位置する都会だった。ブラジルの国 なったときもあった。それでも必死に、 か !!!」とあまりの活気とパワフルさに 土は日本の 約 23 倍。それぞれの地 域 貪 欲にブラジルを受け入れようと決め 驚いたのをよく覚えている。大音量で に特色があり、まるで世界を凝縮した て日々を過ごすことができたから、1 年 音楽を流し走る車、道路でサッカーを ような国だった。AFS のオリエンテー 間を実りあるものにできとのだと思う。 する子供たち、カーニバルでもないの ションに行くのに 12 時間もかかり、大 この 1 年間で私がブラジルから得た にサンバを踊る人々̶想像はしていた き す ぎ るブ ラ ジル に 唖 然 とした日々 一番大きいものは、間違いなく人との し、テレビを通しては知っていたつもり だった。 だったが、自分の目で見た「南米ブラ 55 私がこの留学でモットーにしたのは 「繋がり」だと思う。本当にいろんな人 と出会い、繋がることができた。ブラ ジル」の壮大さはまるでケタが違った。 「貪欲に過ごす」ことだった。この目で ジルへの留学を決めていなければこん 正に「百聞は一見に如かず」を感じた 余すことなくブラジルを見て、感じ、他 なに繋がりの多い人生にはならなかっ 瞬間であった。たった数分の間にブラ の留学生とはひと味 違う1 年間にした たはず。このブラジルとの大きな繋が ジルという国にのみ込まれ、ここで 1 いと思った。日本での当たり前なんて りはきっと私の人生で一番の財産にな 年間も過ごせるのかと考えただけでワ 通 用し なくて 時 に は 挫 折 することも ると思う。これからもずっとブラジルと クワクしていた。私が派 遣されたセア あった。ホストファミリーとうまくいか の繋がりを大切に生きていきたい。 1 応募資格 2016 年の年間派遣プログラム参加のための応募資格です。 下記の 5 つの項目をすべて満たしていること 高校生 ❶ 異文化体験に対する興味と意欲を持ち、留学先での生活に心身ともに適 応できる資質のあること。カウンセリングまたは投薬治療を受けていた場 合、2015 年 4 月 1 日時点で治療終了後 12 ヵ月が経過していること(注 1) ❷ 2015 年 4 月の時点で、学校教育法が定める日本の高等学校・高等専門 学校または専修学校高等課程の第 1、2 学年に在学する人。かつ、前年度 と今年度の欠席日数の合計が目安として 30 日以内であること(注 2)(注 3) ❸ 1998 年(平成 10 年)4 月 2 日以降生まれであること(注 4) ❹ 応募時点で学業成績が中程度以上であること、特に、スイス希望者は学 業成績が上位 1/ 4 以内であること(注 5) ❺ 在学校の学校長から推薦されること 下記の 5 つの項目をすべて満たしていること 中学生 ❶ 異文化体験に対する興味と意欲を持ち、留学先での生活に心身ともに適 応できる資質のあること。カウンセリングまたは投薬治療を受けていた場 合、2015 年 4 月 1 日時点で治療終了後 12 ヵ月が経過していること(注 1) ❷ 2016 年 4 月の時点で、学校教育法が定める日本の高等学校・高等専門 学校または専修学校高等課程の第 1 学年に在学する予定で、2015 年 4 月の時点で中学校第 3 学年に在学する人。かつ、前年度と今年度の欠席 日数の合計が目安として 30 日以内であること(注 2)(注 3) ❸ 2000 年(平成 12 年)4 月 2 日から 2001 年(平成 13 年)4 月 1 日まで の生まれであること(注 4) ❹ 応募時点で学業成績が中程度以上であること、特に、スイス希望者は学 業成績が上位 1/4 以内であること(注 5) ❺ 応募時点で在学校の学校長から推薦されること。かつ、高校進学後、進 学先の学校長の推薦書を提出すること (注 1) 精神科、心療内科、神経(内)科、小児科、臨床心理士に不登校や対人関係などのこころの問題でカウンセリングまたは投薬治 療を受けている最中、または治療終了後 12 ヵ月が経過していない場合は、お申込みできません。 (注 2) 中等教育学校の場合、 「第 1 学年」は第 4 学年を、 「第 2 学年」は第 5 学年を指します。 (注 3) 前年度と今年度の欠席日数の合計は、保険室登校などで登校していても全授業に出席しない日数を含みます。なお、けがや病気 が完治し、留学生活に支障がない場合は考慮します。選考試験申込書に理由と現状を記入してください。場合によっては診断書 の提出を求めます。 別途さらなる年齢制限が設定されています。必ず 「2016 年派遣予定:国別募集一覧 (P 59 - 60)」 (注 4) 受入国によっては、教育事情により、 とあわせてご確認ください。 (注 5) 受入国内定後、過去 3 年分の成績証明書の提出を求めます。 56 2 プログラムの流れ 応募から帰国後までのプログラムの流れです。 2016 年の年間派遣プログラムは 2015 年 4 月 1 日から応募を受け付けます。 1 留学の情報を集める 2 応募する国を決める 3 応募に必要な書類を揃える 第 63 期では、38 ヵ国・地域から留 「国別情報」 で配属制限を、 「国別募 応募に必要な書類を揃えます。在学 学先を選べます。 「国別情報」の留学 集一覧」で年齢制限を確認してくださ 校による推薦書作成は、余裕をもって 体験談を読んだり、留学説明会に参加 い。 また、一般選考 C 日程以降は募集 お願いしてください。 したりして、情報を集めましょう。 継続国のみが対象となりますので、 WEB サイトまたは電話で、募集状況 を確認してください。 ▶P17-55 ▶WEB サイト 国別情報 留学説明会 ▶P17-55 国別情報 ▶P59-60 国別募集一覧 ▶WEB サイト 14 家庭訪問 募集状況 13 英文書類を作成・提出する 配属やサポートに必要な情報確認 受入国内定後に質問用紙(本人・ のため、受入国が内定した全てのお宅 保護者用)を提出するほか、身上書・ に AFS のボランティアスタッフがお 健康診断書・成績証明書(過去 3 年分) 伺いします。 などの書類を英文で作成します。 この 英文書類で、受入国 AFS 事務所が書 類審査を行います。 15 受入国による書類審査 ▶P67 提出書類一覧 12 第1回 オリエンテーションに参加 オリエンテーションに出席してくだ さい。居住地によって会場が指定され ます。欠席の場合は内定取消の対象と なりますので注意してください。 東京:2015 年 8 月 15∼17 日 愛知:2015 年 8 月 15∼17 日 大阪:2015 年 8 月 23∼25 日 (上記日程以降に受入国が内定した方 は 11 月 21∼23 日または 2016 年 3 月 19∼21 日予定。 東京会場のみ) ▶P63 内定取消について 英文書類を受け取った受入国が、成 績や配属制限などを確認し、書類審査 を行います。 16 渡航手続きが始まる 当協会指定の旅行代理店の案内に 従って渡航手続きや査証取得の準備 に入ります。 17 出発前オリエンテーション・ 保護者オリエンテーションに参加 オリエンテーションに出席してくだ AFS 生とホストファミリーの双方が さい。居住地によって会場が指定され 有意義な体験を送ることができるよう ます。欠席の場合は内定取消の対象と に、受入国は慎重に組み合わせを考え なりますので注意してください。 ていきます。配属は大変時間のかかる 冬組対象 作業ですので、決定時期には個人差 東京:2015 年 11 月 21∼23 日 大阪:2015 年 11 月 14∼16 日 夏組対象 があり、お知らせが出発直前になる場 東京・愛知・大阪:2016 年 6 月 地到着後になる場合もあります。 ▶P63 内定取消について 57 18 ホストファミリー・ ホストスクールが決定する 合がありますのでご了承ください。 国によってホストスクールの決定が現 ▶P17-55 国別情報 4 選考手数料を振込む 5 応募書類を郵送する 受験票を受け取る 6 選考日の約 1 週間前に AFS 日本 選考手数料を支払ってください。い 希望する選考方法と受付期間を確 協会から受験票が届きます。選考会場 かなる事由でも払い戻しはできませ 認のうえ、東京の AFS 日本協会まで 名や開始時間などは、受験票に記載さ 簡易書留で応募書類を郵送してくだ れています。 んのでご注意ください。 さい。事務所への書類持ち込みは受け 付けません。 希望国を変更する 7 一般選考では、応募書類に記入した 選考手数料 ▶P67 ▶P65 選考試験の種類 希望国の変更を、各選考につき 1 回 ▶P67 提出書類一覧 限り受け付けます。締め切りは選考試 験直前の金曜日午後 5 時までです。 11 奨学金を申請する 10 ▶P61 希望国の変更について プログラム参加費を支払う 選考試験を通過し、受入国が内定し 指定された期限内にプログラム参加 た方が対象です。結果(内定)通知に 費の支払いを完了してください。 詳細書類を同封しますので、希望者は ・受入国内定後 2 週間: 案内に従って書類を揃えて申請してく 一次納入金(一律 30 万円) ださい。全額支給の奨学金の受給が ・受入国審査通過後 2 週間: 決定した方には、既納入金は返金され ます。 選考試験を受ける 8 時間に遅れないよう余裕をもって会 場に到着しましょう。 二次納入金 (残額) ※納入期日は各通知に記載されます。 結果発表・受入国が内定する 9 選考試験の結果は郵送でお知らせ ▶P78-85 奨学金のご案内 ▶P63 参加の取りやめについて ▶P64 留学費用について 19 出発 20 プログラムに参加する します。 一般選考のみ、 試験日の翌々日 にインターネットでも発表します。 22 帰国後 オリエンテーションに参加 指定の国際空港に集合します。出発 受入国のルールを守りながら有意 留学体験を振り返りながら、日本の 日は、配属や査証発給の状況により出 義な異文化体験を! 日常生活への再適応や進路について 発間際で変更になる場合があります。 情報交換します。 冬組対象:2017 年 3 月 21 夏組対象:2017 年 8 ∼ 9 月 帰国 ▶P61 出発日の変更や プログラムの中止等 当協会指定の旅行代理店による点 呼確認後、流れ解散となります。 58 3 留学先を選ぶ 【重要】留学先ごとに制約、条件が異なります。P 17- 55 の国別情報とあわせてよく読ん でから応募してください。 ※中学生の方は冬組には応募できませんので注意してください。 2015 年 2 月時点での予定人数です。 ❶ 2016 年派遣予定:国別募集一覧(定員は 変更になる場合もありますのでご了承ください。) 留学先 定員 (予定) 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 5 月 1 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 5 月 19 日 1998 年 7 月 19 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 7 月 30 日 1998 年 10 月 20 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 7 月 20 日 1998 年 8 月 1 日 ∼ ∼ 2000 年 4 月 1 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 2 月 19 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 1 月 30 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 4 月 1 日 2000 年 2 月 19 日 2000 年 4 月 1 日 アイスランド 2名 8月- 6月 アメリカ 120 名 8,9 月 - 6 月 イタリア 22 名 9月- 7月 インド 5 名 6,7 月 - 5 月 インドネシア 7名 8月- 7月 エクアドル 5名 8月- 6月 オーストリア 9名 8月- 7月 オランダ 3名 8月- 7月 カナダ(英語圏 1 名・フランス語圏 1 名) 2名 8月- 7月 スイス 6名 8月- 7月 スウェーデン 7名 8月- 6月 スペイン 5名 9月- 6月 チェコ 7名 8月- 6月 中国 3名 8月- 6月 デンマーク 8名 8月- 6月 ドイツ 10 名 9,10 月 - 7 月 ノルウェー 10 名 8月- 6月 ハンガリー 8名 8月- 7月 フィリピン 5名 7月- 5月 フィンランド 15 名 8月- 6月 3名 8月- 6月 ブラジル フランス 18 名 9月- 7月 ベルギー(オランダ語圏) 5名 8月- 7月 ベルギー(フランス語圏) 2名 8月- 7月 ボリビア 5名 7月- 6月 ポルトガル 3名 9月- 6月 香港 2名 8月- 6月 メキシコ 8名 8月- 7月 ロシア 6名 8月- 6月 311 名 412 名 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 12 月 1 日 1999 年 1 月 1 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 7 月 20 日 1998 年 11 月 19 日 1999 年 2 月 21 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 7 月 22 日 1999 年 3 月 9 日 1998 年 4 月 2 日 1999 年 1 月 20 日 1998 年 8 月 5 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1999 年 1 月 16 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 12 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 4 月 2 日 1998 年 8 月 3 日 1999 年 7 月 27 日 1998 年 10 月 22 日 1999 年 2 月 26 日 ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ 2000 年 11 月 20 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 1 月 1 日 2000 年 8 月 18 日 2001 年 2 月 18 日 2001 年 3 月 19 日 2001 年 4 月 1 日 2000 年 8 月 20 日 2000 年 8 月 19 日 2000 年 12 月 21 日 2000 年 6 月 30 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 2 月 19 日 2001 年 2 月 5 日 2001 年 3 月 15 日 2000 年 8 月 19 日 2001 年 2 月 19 日 2001 年 4 月 1 日 2000 年 12 月 31 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 4 月 1 日 2000 年 8 月 26 日 2001 年 1 月 29 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 4 月 1 日 2001 年 4 月 1 日 オーストラリア コスタリカ スイス ∼4月 (1出 発 ) タイ チリ ドイツ ニュージーランド パナマ パラグアイ ブラジル ホンジュラス マレーシア 冬組 計 夏 組 ∼10月 (6出 発 ) 夏組 計 総合 計 59 年齢制限 10 名 2月- 1月 12 名 2,3 月 -12,1 月 15 名 2月- 1月 5名 2月- 1月 10 名 4月- 3月 10 名 2月- 1月 11 名 2,3 月 - 1 月 5 名 1,2 月 -12 月 3名 2月- 1月 3名 2月- 1月 7名 2月- 1月 3名 2月- 1月 7名 1 月 -12 月 101 名 アルゼンチン(ウルグアイ) 冬 組 出発 – 帰国(予定) ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ 大使館の査証発給条件の変更により、スペインの年齢制限が変更となりました。 1999 年 3 月 9 日∼ 2001 年 4 月 1 日→ 1999 年 3 月 9 日∼ 2000 年 6 月 30 日 ※ 2015 年 6 月 17 日現在 一般選考 A・B 日程は基本的に全ての国が対象になりますが、定員が英語圏・フランス語圏各 1 名のカ ナダについては、A 日程選考が優先されます。また、指定校推薦の対象国で定員が 2 名の香港について も同様です。A 日程で内定者が出た場合、B 日程の選考対象国から外されますので、ご了承ください。 対象となる選考方法/○=応募可 △=定員に達していなければ応募可(募集状況は随時 WEB サイトで発表します) ×=応募不可 プログラム参加費 /★=派遣強化国(P 62)に内定した方に対しては一律 20 万円のプログラム参加費支援を行います(ただし、他の奨学金・助成 金によりプログラム参加費の全額が支払われる場合は対象外)。 (※)応募時点の募集状況を確認のうえご応募ください。また、秋以降は定員に達していない国を対象に追加募集を行います。 留学先 対象となる選考方法(応募可能な期間) プログラム 参加費 国別情報 掲載ページ △ 140 万円★ 150 万円 140 万円★ 140 万円 140 万円★ 140 万円★ 140 万円 150 万円 140 万円★ 140 万円★ 140 万円★ 140 万円★ 140 万円★ P18 P19 P20 P53 P21 P22 P54 P23 P24 P25 P55 P26 P27 × △ × △ △ △ × × × × × × × △ × × × × △ × △ × × × △ × △ △ △ 140 万円 150 万円 140 万円 140 万円★ 140 万円★ 140 万円★ 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円★ 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円★ 140 万円 140 万円★ 140 万円 140 万円 140 万円 140 万円★ 140 万円 140 万円★ 140 万円★ 140 万円★ P28 P29 P30 P31 P32 P33 P34 P35 P36 P53 P37 P38 P39 P40 P41 P54 P42 P43 P44 P45 P55 P46 P47 P47 P48 P49 P50 P51 P52 一般選考 A (4/1 ∼ 6/1) 一般選考 B (4/1 ∼ 7/6) 一般選考 C(※) (7/22 ∼ 9/16) 指定校推薦(※) (4/15 ∼ 10/30) アルゼンチン(ウルグアイ) ○ ○ × △ オーストラリア ○ ○ × × コスタリカ ○ ○ △ △ スイス ○ ○ △ × タイ ○ ○ △ △ チリ ○ ○ △ △ ドイツ ○ ○ × × ニュージーランド ○ ○ × × パナマ ○ ○ △ △ パラグアイ ○ ○ △ △ ブラジル ○ ○ △ △ ホンジュラス ○ ○ △ △ マレーシア ○ ○ × アイスランド アメリカ イタリア インド インドネシア エクアドル オーストリア オランダ カナダ(英語圏 1 名・フランス語圏 1 名) スイス スウェーデン スペイン チェコ 中国 デンマーク ドイツ ノルウェー ハンガリー フィリピン フィンランド ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ○ ○ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ ブラジル フランス ベルギー(オランダ語圏) ベルギー(フランス語圏) ボリビア ポルトガル 香港 メキシコ ロシア 60 ❷希望留学先を決めるにあたって AFS の留学プログラムは「異文化理解と相互交流」を第一の目的としたプログラムです。応募者の皆さんが世界中のさまざま な国に関心を寄せてくださることを期待しています。派遣生としての制約事項にふれない限り、できるだけ多くの国に順位を つけてください。 ■受入国の内定方法について □配属制限(P 17- 55 参照) 内定国は申告した希望留学先のなかで AFS 選考試験の成 績に基づいて決められます。 第 1 希望国に内定しない場合は、全受験者の第 1 希望国へ ペットによるアレルギーや食事制限がある場合は、配属先 を見つけることが困難な国が増えています。P 17- 55 の国 別情報をよく読んでから応募してください。 の配属終了後に定員に達していない国に対して第 2 希望国 □成績基準 への配属を行います。第 2 希望国で内定しない場合は、第 原則として学業成績がクラスあるいは学年で上位 2 分の 1 2 希望国への配属終了後に定員に達していない国に対して 第 3 希望国への配属を行います。 に入っていることが AFS の国際基準になっています。国に よっては、これより条件が厳しかったり(スイス 4 分の 1 以 申込書に順位を記載した国の数だけ、この作業が繰り返さ れます。そのため、申込書に順位をつける希望国が多いほ ど、内定の可能性が高くなります。選ぶ国の数に制限はあ りません。 アメリカ以外の国については、同一校からの応募が複数の 場合は、内定人数に制約を設ける場合があります。 内)、また、この条件を満たしていなくても受け入れを考慮 してくれたりする場合があります。ただし、AFS 国際基準 よりも成績が下である場合は、受入国の審査を通過すると は限りません。在学校からの推薦書や学業誓約書などの書 類提出を追加で求める場合もあります。 □英語力 AFS で は 2016 年 派 遣 の 一 般 選 考 試 験 に ELTiS(P 66) を採用します。アメリカへの留学には ELTiS で 8 割以上の ■希望国の変更について 申込書に希望順位を書いた国は全て希望国と判断します。 一度受入国が内定すると、受験者の都合で変更することは できませんので、希望しない国には順位をつけないように してください。ただし、選考前であれば希望国の変更が可 能です。一般選考の場合、試験日直前の金曜の午後 5 時ま 正答率が求められます。また、どの国でも最初のオリエン テーションは英語で実施されますので、最低限の英会話力 が必要です。 で受け付けます。ただし、各選考とも申請は 1 回限りです。 配属作業の遅れや査証・政情不安等の問題で、出発間際 に出発日の変更やプログラムの中止または他国への振替を お知らせする場合があります。 指定校推薦の場合は応募後の希望国の変更はできません。 申請書類は受験 票に同封します。申請書を FAX 送 信 後、 必ず受験生本人から AFS 日本協会に、確認の電話を入れ てください。 ▲ ▲ FAX:03- 3507- 4300 TEL:03- 6206-1913 ■出発日の変更(遅延)やプログラムの中止等 過去に出発日の変更をお知らせした国: アメリカ、アルゼンチン、インドネシア、オーストラリア、 オランダ、カナダ、スペイン、ドイツ、ニュージーランド 過去にプログラムの中止をお知らせした国: ベネズエラ(他国への振替を実施しました) ■再受験について 選考試験に通過しなかった場合でも、同年度の選考試験 に再チャレンジすることが可能です。1 回目にどの選考を受 験したかによって条件が異なりますので、以下を確認してく ださい。 □一般選考後の再受験 異なる日程の一般選考または異なる選考方法を選んで再受 験してください。 □指定校推薦後の再受験 指定校推薦を再受験することはできません。異なる選考方 法を選んで再受験してください。 ■制約条件に注意! 当協会の応募資格(P 56)に加え、国別に年齢制限、配属 制限、成績基準が定められています。国別情報(P 17- 55) や国別募集一覧(P 59 - 60)をよく読んでから応募してくだ さい。条 件を満たしていない場合は、受入国での書類審 査を通過できませんので注意してください。 □年齢制限(P 59- 60 参照) 国の教育制度上の規定や査証の発給要件などにより、年 齢制限が定められています。 61 ■受入人数の変更 受入事情の変化により、書類審査通過後に内定国の変更 をお願いする場合があります。 過去に内定国の変更をお願いした国: アイスランド、スペイン、ドイツ ■在学校に持ち帰る書類は各自で(重要) AFS プログラムは単位修得を目的としたものではありませ んので、ホストスクールに関する基本情報の提供は行いま すが、単位認定(P 8 参照)の条件を満たす配属先やサポー トを保証することはできません。ホストスクールの証明書 が帰国後の単位認定資料として必要な場合は、 ホストスクー ルに通学を開始したら直接交渉し、またホストスクールが 定める証明書発行の要件を満たすよう努力してください。 帰国後に証明書を希望しても取得はほぼ不可能です。 受入国との教育制度の違いや語学習得レベルによっては日 本の中学校相当の学年に配属される場合があります。また、 ファミリーチェンジの結果スクールチェンジとなったり、受 入国の社会状況や教育環境の違いにより、ストライキなど で休校になったりする場合(例:フランス、ボリビア、チリ、 エクアドル)もあります。 ❸ AFS 派遣強化国 AFS の派遣国の中には、なかなか訪れる機会がなかった に定め、これらの国に内定した方に対して一律 20 万円のプ り、日本に入る情報が少なかったり、中高生の皆さんには まだあまり馴染みのない国も含まれているかもしれません。 しかし、感受性の豊かな若い時期に、このような国で現地 の高校生として生活を送ることは、グローバルな視野をもつ 「地球市民」となるために、大変有意義で貴重な経験にな ると AFS は考えています。 ログラム参加費支援を行います(ただし、他の奨学金・助 成金によりプログラム参加の全額が支払われる場合は対象 外になります)。 皆さんのチャレンジを歓迎します。 派遣強化国に関するご質問は以下まで ▲ 第 63 期では以下に記載した国と地域を「AFS 派遣強化国」 派遣強化国 相談窓口 info@afs.or.jp 【派遣強化国】 ロシア ホンジュラス 中国 香港 フィリピン パナマ メキシコ マレーシア ブラジル コスタリカ インド エクアドル タイ ボリビア インドネシア チリ パラグアイ アルゼンチン (ウルグアイ) 派遣強化国 帰国生の 声 わ だ なな え 和田七重さん(AFS 50 期/アルゼンチン派遣) ● 株式会社オスカープロモーションレポーター、MC 「ワクワク、楽しそう」それが私の最初の直感 でした。 コミュニケーションはジェスチャーと片言のス ペイン語から始まりました。彼らは陽気で私たち が頭で考える言葉よりも「そのものらしさ」を大 切にしています。すなわちそれは人間本来の感 性で対話し、人間らしさを大切に尊重し調和をし ています。「ありがとう」「愛しています」「感謝 します」彼らは感覚をフルに使いこなし言葉を表 現しているでしょう。 アルゼンチン人に「幸せってどんな人?」と聞 くと、きっと「自分を愛 し、人を愛することがで きる人」だと答えるでしょ う。この世界はみなが つながり合って生きてい るのですから。 私の探 求の旅は「人生の手が かり」となり私の一部と して存在しています。 うえ はら あ き 上原亜季さん(AFS 43 期/マレーシア派遣) ● ムティアラ・アーツ・プロダクション 代表 数年前に個人事務所を立ち上げて、マレーシ アの文化を紹介するための執筆活動や講演、マ レー語の通訳・翻訳、マレーシアの伝統芸能家 を招聘するイベントの企画・制作、日本からア ジアにアーティストを派遣するコーディネート など幅広く活動を行っています。 AFS の1年間で自分にとって何が大事なのか 考えたり、道を切り開くことを覚えたりといっ た経験を積んだことで、自分の中に軸ができた ように思います。長い人生から考えたら、1年 間というのはそんなに長い時間ではありませ ん。その時間で世界を 見てくるということは、 ものすごく自分を育て る 時 間 に な り ま す し、 必ず取り返すことがで きる1年なので、ぜひ 思い切って外にでてほ しいと思います。 62 ❹参加の取りやめについて 受入国内定後、プログラムへの参加を取りやめる場合は、一次納入金振込期限(受入国内定後 2 週間)までに必ずお電話に てご連絡ください。折り返し、辞退届の書式をお送りいたします。書類の記入・返送をもって手続きが完了します。 巻末の参加規程に則り、取りやめの時期により以下の辞退金が発生します。プログラム参加費の支払期日後、出国予定日以前 に参加生がプログラムへの参加を取りやめた場合、AFS 日本協会は、その理由のいかんを問わず、参加生とその保護者が支 払ったプログラム参加費から、参加取りやめの時期に応じて下記の(a)、 (b)または(c)の金額を差し引いた上、残りの金額 を参加生とその保護者に払い戻します。 (a)出国予定日の前日から起算して 60 日前までの場合、30 万円 (b)出国予定日の前日から起算して 59 日前から 31 日前までの場合、45 万円 (c)出国予定日の前日から起算して 30 日前以降の場合、70 万円 参加の取りやめについては「参加規程」P 89 - 90 に掲載していますので、あわせてご確認ください。 ❺内定取消について 受入国が内定してから日本を出発するまでの間に次のような事態が生じた場合には、 「内定取消」になることがあります。 「内 定取消」は AFS から「内定取消通知」の書類が届いたときに効力を生じます。内定取消になった場合は、同年度の選考試験 の再受験はできません。なお、下記への該当性の有無は、当協会の判断によります。 1)当協会および留学内定国が定めている学業成績および心身の健康状態などの基準を満たしていないとき 2)犯罪に関わり、あるいは重大な交通事故を引き起こしたとき 3)自己または他人を傷つけ、あるいは危険にさらしうる言動をしたとき(ソーシャルメディアへの投稿などによる場合を含む) 4)在学校の学校長から推薦を取り消されたとき(原因が参加生本人にあるかどうかを問いません) 5)在学校から他の高等学校・高等専門学校または専修学校高等課程に転校し、転校先の学校長から留学が承認されなかっ たとき 6)日本の高等学校・高等専門学校または専修学校高等課程に在学しなくなったとき。ただし、在学校での留学手続きのた め出発直前に退学手続きを取る場合を除く 7)当協会に提出した書類の情報が正しく記載されていなかったとき 8)当協会に提出すべき書類の提出あるいは報告を怠ったとき 9)当協会で定められたオリエンテーションの全日程を終了しなかったとき 10)オリエンテーションなど当協会の催しにおいて、AFS 生として適切ではない行動または態度が見られたとき 11)受入国の AFS 事務所が受け入れを拒否したとき。ただし、他の希望国に配属された場合は除く 12)中学 3 年生受験者が高校進学後、進学先の学校長から推薦を得られなかったとき 13)プログラム参加費の支払い期日を過ぎても支払いがなされないとき、および出発予定日の前日までに参加費全額の支払い が完了しないとき 14)AFS の名誉あるいは AFS に対する社会的評価を傷つけ、AFS 生の品位を汚し、その他 AFS 生として不適切な言動があっ たとき 15)以上のほか、AFS 生として適性を欠くと認めるべき事由があるとき なお、内定取消になった場合の返金規定は下記の通りです。 「参加規程」は P 89 - 90 に掲載していますので、併せてご確認く ださい。 * 上記 1)および 11)で内定取消となった場合は、参加規程第 3 項①によりお支払いただいたプログラム参加費全額を返金し ます。 * 上記 5)および 12)で学校長の承認または推薦が得られなかった原因が参加生本人にない場合は、お支払いただいたプロ グラム参加費からオリエンテーション参加費および銀行振込手数料を差し引いた残り全額を返金します。その場合は、学校 の方針として承認または推薦できない事由を明記した学校長名の文書を当協会までお送りください。 * 上記 2)3)4)6)7)8)9)10)13)14)15)で内定取消となった場合は、取消の時期に応じ参加規程第 2 項に従って プログラム参加費を返金します。ただし、4)で推薦取消の原因が参加生本人にない場合は、参加規程第 3 項③に従います。 推薦書作成後、当該生徒が転校・長期休学、あるいは退学した場合、および上記に該当する事態が生じた場合には速やかに 当協会までご連絡ください。 63 4 留学費用について 2016 年の年間派遣プログラムの参加費と、参加費に含まれない諸費用についてご説明します。 奨学金については「奨学金のご案内」 (P 78- 85)をご覧ください。 国際航空運賃 ❶プログラム参加費 150 万円 140 万円 アメリカ・オーストラリア・ ニュージーランド その他の国 ※派 遣強化国(P 62 参照)に内定した方に対しては、一律 20 万円のプ ログラム参加費支援を行います(ただし、他の奨学金・助成金により プログラム参加の全額が支払われる場合は対象外)。 ❷プログラム参加費の内訳 AFS加入保険料など 国際本部経費 6% 日本から受入国までのエコノミークラス往復航空運賃 受入国経費 日々の学校通学・AFS が企画する参加必須のオリエンテーションや行 事・カウンセリングに関わる経費、プログラム運営費、管理費など ※ホストファミリーはすべて善意のボランティアであり、留学生を家族の一 員として受け入れ、日常の食事・生活費を負担します。ホストスクールも 交換留学生として特別待遇で受け入れます。 派遣国経費 AFS 留学生・保護者・派遣校・海外との連絡諸経費、渡航前・留学中 のサポート経費、出発前・帰国後オリエンテーション参加費、プログ ラム運営・管理費など 6% 国際航空運賃 20% 国際本部経費 国際ガイドラインを定めたり、AFS 組織間の調整を行ったりするための 管理費、既存の AFS 組織、および新しく AFS に参加した国の育成・維 持に貢献するための費用 派遣国経費 32% 受入国経費 36% AFS が加入する団体保険(強制加入) 1)AFS 医療費プラン:全 AFS 留学生に対する傷害・疾病治療実費を 1 件につき 100 万米ドルまで支払うための二次的(secondary)保険 2) AFS 留学中の万一の事態に備えるために当協会が保険契約者と なって加入する海外旅行保険 ❸プログラム参加費の支払い時期 指定された期限内にプログラム参加費の支払いを完了してください。 ・受入国内定後 2 週間:一次納入金(一律 30 万円) ・受入国審査通過後 2 週間:二次納入金(残額) ※納入期日は各通知に記載されます。 ❹プログラム参加費に含まれない諸費用(受入国や配属先、為替の変動などにより異なります) 空港税、燃油サーチャージおよび出国手続き諸費用(当協会指定の旅行代理店による) ※ 1 15,000 円∼ 60,000 円程度 査証申請料・取得関連費用(指定された大使館までの交通費、指定病院での健康診断作成費用)など ※ 1 7,000 円∼ 100,000 円程度 予防接種など、受入国からの連絡により必要となる諸費用 3,000 円∼ 100,000 円程度 当協会が指定する集合・解散場所(成田または羽田空港を予定) と自宅間の移動・前泊の費用 海外旅行傷害保険、加入費用(任意加入) ※ 2 130,000 円∼ 200,000 円程度 留学中の歯科治療費、眼鏡(コンタクトレンズ)代金、直近の既往症および現症の傷害・疾病継続治療費、 健康診断料、視力検査料、予防接種代金、予防薬代金、美容外科費用など保険でカバーされない費用 留学中の小遣い(受入国により持参指定金額が異なります) 800 ∼ 1,500 米ドル程度/年 受入国 AFS 主催の任意参加旅行費用(受入国により異なります) 受入国 AFS が出発前に指定する学校費用 (教科書代、検定試験受験料、制服代、スクールチェンジに伴う学校費用などが必要となる場合があります) 維持会費(当協会の維持会に、奨学金の受給者も含め全員ご入会いただきます) 入会金 5,000 円、初年度 5,000 円 ※ 1 出国手続きおよび査証申請は、当協会指定の旅行代理店が手配します。申請方法・申請料などは受入国や為替の変動によって異なります。また、燃油サーチャー ジは出発時期や留学先により大きく異なります。空港税は日本と受入国の利用空港でかかります。 ※ 2 任意保険にはなるべくご加入いただくことをお勧めいたします。査証取得のため任意保険加入が必須の国もあります(2014 年参考情報:イタリア・スペイン・ フランス・ポルトガル) 。 64 5 応募と選考 2016 年の年間派遣プログラムの選考試験と応募方法です。プログラムの流れ(P 57- 58) を確認して、応募書類を簡易書留で郵送してください。 ❶選考試験の種類 選考試験の方法は以下の 2 種類です。どちらの選考も AFS で決められた基準を満たしているかどうかを確認するためのもの です。受験の条件・対象国・実施時期を確認のうえ、いずれかの試験を受けてください。秋以降、定員に達していない国に ついては追加募集を行います。 特徴 一般選考 指定校推薦 広く一般の中高生を対象とした選考で、毎年大半の方が A また 指定校に在学し、条件を満たしていれば原則書類選考のみで受け は B 日程で受験します。試験科目は多いですが、受験条件はなく、 られますが、希望できる国は限られます。また、奨学金申請は一 希望できる国が多いことが特徴です。また、受入国内定後、奨学 部を除きできません。中学生は対象外です。実用英検 2 級以上 金申請ができます。 のアメリカ希望者や派遣強化国希望者にお勧めです。 選考日程カレンダー 2015 年 4 月 5月 A 日程 一般選考 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月以降 6/14 B 日程 C 日程 7/19 10/4 指定校推薦 追加募集 …出願期間 日付…試験日 秋以降、定員に達していない国については追加募集を行います。詳細は AFS 日本協会 WEB サイトで確認するか、電話でお 問い合わせください。 一般 選 考 応募資格(P 56)以外の受験条件:特になし 対象国と書類受付期間(消印有効・持ち込み不可) : A 日程/ 2015 年 4 月 1 日(水)∼ 6 月 1 日(月) 派遣予定の全ての国 ● ● B 日程/ 2015 年 4 月 1 日 (水)∼ 7 月 6 日(月) 派遣予定の全ての国 注) ● C 日程/ 2015 年 7 月 22 日(木)∼ 9 月 16 日(水) 募集継続国 *募集継続国は AFS 日本協会 WEB サイトで確認するか、電話でお問い合せください。 試験日 :A 日程/ 2015 年 6 月 14 日(日) B 日程/ 2015 年 7 月 19 日(日) C 日程/ 2015 年 10 月 4 日(日) 試験内容 :筆記【英語:80 分】【一般教養:30 分】 *英語試験は ELTiS(P 66 参照)です。 *一般教養試験は学校で勉強する内容及び時事問題を出題します。 試 験会場 :A 日程/ 帯 広・旭 川・札 幌・北 見・盛 岡・仙 台・ 東京・新潟・浜松・名古屋・福井・大阪・ 予定 倉吉・出雲・岡山・広島・山口・福岡・熊本・ 大分・宮崎 B 日程/ 帯 広・旭 川・札 幌・仙 台・新 潟・東 京・ 静岡・名古屋・金沢・大阪・鳥取・松江・ 岡 山・広 島・山 口・福 岡・佐 賀・長 崎・ 熊本・大分・宮崎 C 日程/ 帯 広・旭 川・札 幌・仙 台・新 潟・東 京・ 名古屋・大阪・鳥取・松 江・岡山・広島・ 福岡・熊本・大分・宮崎 。 希望国変更:選考試験直前の金曜日午後 5 時まで(1 回限り) 結果発表 :郵送で通知。試験終了 3 日後に応募者ならびに在 学校長あてに結果通知を発送します。また、試験 の 翌々日から 3 日間 は 本人に限り結 果 発 表専用 WEB サイトでも結果を確認できます。 個人面接【日本語:15 分程度】 *面接員 2 名。 「異文化の中で、何事に対しても自分で考え行動するこ 「知 とができるか」「受け入れ家庭にうまく溶け込むことができるか」 的好奇心を持っているか」という点をみます。 65 注)一般選考 A・B 日程は基本的に全ての国が対象になりますが、定員が英語圏・フラン ス語圏各 1 名のカナダについては、A 日程選考が優先されます。また、指定校推薦の 対象国で定員が 2 名の香港についても同様です。A 日程で内定者が出た場合、B 日程 の選考対象国から外されますので、ご了承ください。 指定校推薦 応募資格(P 56)以外の受験条件: 対象国と書類受付期間(消印有効・持ち込み不可) : ・指定校に在学する生徒であること ● ・派遣強化国希望者は実用英検準 2 級以上の資格を有しているこ と。アメリカ希望者は実用英検 2 級以上で後日 AFS が実施する ELTiS 受験でアメリカ受入基準に到達すること(選考実施期間 中に複数回受験可) *対象校には当協会の指定校である旨通知しますが、在学する学校が指定校かどうか不明な 場合はお問い合わせください(中学校は対象校なし。中等教育学校は第 4 学年以上、中高 一貫校は高等部の応募者のみが対象となります) 。 *奨学金の申請(P 78- 85)を予定している方は一部を除いて一般選考を受験してください。 ELTiS とは 2015 年 4 月 15 日(水)∼ 10 月 30 日(金) 派遣強化国(P 62)およびアメリカ *定員に達し次第募集終了となります。応募時点の募集状況を確認のうえご応募ください。 推薦枠 :1 校につき計 3 名まで。ただし派遣強化国は同一国 への応募は 1 校につき 1 名まで。 選考試験 :書類選考 結果発表 :郵送で 通 知。応募書類 到着後 1 週間から10 日後に 応募者ならびに在学校の学校長あてに結果通知を発 送します。 ELTiS(The English Language Test for International Students)は、アメリカの高校の授業を受 けるために必要な「聴き取り能力」や「読解能力」があるかどうかをチェックする、 英語力判定テストです。 SLEP に替わる新たな英語レベルチェックテストとして 2013 年にCSIET(The Council on Standards for International Educational Travel)が採用しました。文法・語法や長文・会話の理解に加え、計 算や統計などを含む一般教養問題を英語で解答するという要素が加わっているのが特徴です。 全米の高校が交換留学生の受け入れにあたり、今後、ELTiS のスコア提示を求めることになります。 AFS でアメリカ留学するには ELTiS で 8 割以上の正答率が求められます。 ELTiS 内容 リスニング 24 問(三者択一のマークシート) 約 30 分 Part 1: Follow Classroom Directions Part 2: Comprehend Mathematical Language Part 3: Understand Classroom Dialogue Part 4: Listen and Respond to Academic Lectures リーディング 26 問(四者択一のマークシート) 約 50 分 Part 1: Demonstrate Vocabulary Knowledge Part 2: Read a Graph Part 3: Read and Respond to Academic Texts ELTiS について http://www.afs.or.jp/goabroad/year_programs/steps/eltis/ (「AFS ELTiS」で検索) 参考問題や受験ガイド、説明会情報などを掲載していますのでぜひご覧ください。 ❷優遇制度 AFS 日本協会では、今までに AFS 留学生の受け入れにご協力いただいた方々、またこれから受け入れを予定されている方 への優遇制度を設けています。 同じ家庭内、もしくは同じ学校内で留学生と過ごした経験は、これから AFS 生として海外で暮らす際の素地となり、応募資 格にも掲げている「留学先での生活に心身ともに適応できる資質」の一端を担うものだと、AFS は考えています。 また、交換留学制度が成り立つためには、海外からの留学生を日本でも積極的に受け入れることが必要です。留学したとき にホストファミリー側の気持ちをよりよく理解できるようになるという意味でも、ぜひホストファミリーを体験することを お勧めします。 以下の対象となる方は、応募の際に必ず申込書の「AFS 留学生の受け入れについて」の欄に記入をしてください。申告のな い場合は対象者であっても優遇措置が受けられません。 対 象 AFS 年間・短期・セメスタープログラムの受け入れに 4 週 ホストファミリー 間以上ご協力をいただいた家庭の子弟。受け入れ予定の 方を含みます。 以下の期間中に AFS 年間・短期・セメスタープログラムの 受入校としてご協力をいただいた学校に在籍する生徒 ホストスクール 2014 年 3 月 1日∼ 2015 年 5 月31日 *ショートタームエクスチェンジ(異地域交換)は除く。 *優遇制度対象校は P87-88 に太字で表記されている学校です。 特 典 応募者の試験点数 の総得点に 10% 加点 両方に該当する場合 応募者の試験点数 の総得点に 応募者の試験点数 の総得点に 10% 加点 5% 加点 66 ❸選考手数料 挟み込みの払込用紙または郵便局・銀行備え付けの用紙をご使用のうえ、払込み手続きをしてください。 選考手数料: 21, 600 円 ・郵便振込の場合 口座番号:00130-5-610767 加入者名:AFS プログラム口座 振込時、通信欄に応募者氏名・学校名・学年・希望選考試験・希望受験会場を ご記入ください。 ・銀行振込の場合 ゆうちょ銀行 〇一 九 店 当座 口座番号:0610767 加入者名:AFS プログラム口座 ゆうちょ銀行から: 振込時、通信欄に応募者氏名・学校名・学年・希望選考試験・希望受験会場を ご記入ください。 ゆうちょ銀行以外の金融機関から: 振込後、別途メールで振込日・応募者氏名・学校名・学年・希望選考試験・希望 受験会場をお知らせください。メールアドレス:info@afs.or.jp * ATM、インターネットバンキング等でお振込みされる場合は、応募者本人の氏名を依頼人・振込人としてください。 名義変更ができない場合は、別途メールで振込内容(63 期派遣の選考手数料)、振込日時、応募者氏名をお知らせください。 メールアドレス:info@afs.or.jp *選考手数料はいかなる事由でも払い戻しません。 ❹提出書類一覧 発送前に必ず不備がないことを確認してください。書類が足りなかったり、内容に不備があったりするものは受け付けません。 1 2016 年 AFS 年間派遣プログラム 選考試験申込書(P 70) 2 確認・同意書(P 72) ・ 記入例(P 69)を参考に、黒ボールペンで記入もれのな いように記入してください。 ・申込書はコピーをとって控えとしてお手元に保管してくだ さい。 ・黒ボールペンで記入もれのないように記入してください。 ・確認・同意書はコピーをとって控えとしてお手元に保管し てください。 3 選考手数料の払込受領書 ・コピー(1 部)をお送りください。 ・ 「推薦書作成について(お願い) 」と「推薦書」をハサミで 切り取り、2 枚一組にして在学校に作成をお願いしてくだ 推薦書(P 76) 4 (指定校推薦選考の推薦書は、 P 76 の推薦書とは別書式です) さい。 ・作成していただいた推薦書(厳封)は、応募者本人が申 込書などの他の書類と一緒に当協会にお送りください。 ・中学 3 年生で応募する方は、申込時に在学校の推薦書を 提出していただくほか、翌年 4 月以降に進学先の高等学校 からの推薦書を改めて提出していただきます。 5 67 英語能力の証明書 (指定校推薦の応募者のみ該当) 派遣強化国希望者は実用英検準 2 級以上、アメリカ希望者 は実用英検 2 級以上の英語能力を証明するもの(コピー 1 部)。 応募書類送付先 応募書類に関する お問い合わせ先 〒105 - 0001 東京都港区虎ノ門 1-22-14 ミツヤ虎ノ門ビル 7F 公益財団法人 AFS 日本協会 年間派遣 係 TEL: 03-6206-1913(プログラム本部) www.afs.or.jp 在住地域の公平性の観点から、持ち込みは受け付けていません。 必ず簡易書留で郵送してください。 68 ❺申込書記入例 「在学校」 ■省略せず、正式な学校名を記入すること ※ふりがなを忘れずに! 「受験方法」 ■希望する選考方法を 1 つ選び をつける ■一般選考は、希望会場を○で囲むこと 「希望留学先」 ■冬組・夏組に関係なく希望順位を国名の前に 数字で記入すること ■希望しない国は空欄のままで、番号は記入しないこと ※選ぶ国の数に制限はありません。派遣生として制約事項にふ れない限り、できるだけ多くの国への留学を希望し、順位を つけてください。 ■番号が重複しないように注意すること 「署名」 ■本人、保護者各々が署名してください ! *出願書類は黒のボールペンで記入してください。 *いただいた個人情報は参加規程第 21 項に基づき厳重に管理いたします。 69 2016年 AFS年間派遣プログラム(第63期)選考試験申込書 記入日 年 月 日 性 別 ふりがな 男・女 氏名 NAME (ローマ字で記入。 パスポートを持っている場合は同じ表記にしてください) ※過去3ヶ月以内に撮影した TEL( ) ー FAX( ) ー 携帯TEL (本人) : 携帯TEL (保護者) : 縦45mm 横35mm (パ スポートサイズ)の無背景顔 写真を貼付。表情の明るい写 ふりがな 真を用いてください。裏面に 現住所 〒 氏名を記入。 (アパート・マンション名も記入してください) ご記入いただいた住所に受験票をお送りします。 ふりがな 在学校名(いずれかを○で囲む) 中学校 国立 中等教育学校 高等学校 公立 高等専門学校 私立 専修学校高等課程 在学校 在学校 お問合せ番号(Service Ref)WEBサイトから資料請求された方は、受付完了メールに記載されている7桁の数字を記入してください 再受験の方は、既に受験した第63期の選考方法を□してください □一般A日程 □一般B日程 □一般C日程 □指定校推薦 (希望の選考に□を入れてください) (一般選考は希望受験会場を○で囲んでください) (確認のうえ□を入れてください) □一般選考 A日程 6月14日 (日) B日程 7月19日 (日) C日程 10月4日 (日) 帯広・旭川・札幌・北見・盛岡・仙台・東京・新潟・ 浜松・名古屋・福井・大阪・倉吉・出雲・岡山・広島・ 山口・福岡・熊本・大分・宮崎 帯広・旭川・札幌・仙台・新潟・東京・静岡・名古屋・ 金沢・大阪・鳥取・松江・岡山・広島・山口・福岡・ 佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎 帯広・旭川・札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・ 鳥取・松江・岡山・広島・福岡・熊本・大分・宮崎 □指定校推薦 □追加募集 秋以降、定員に達していない国を対 象に実施します。詳細はWEBサイ トにて発表します。 □選考手数料の払込受領書(コピー) □推薦書 □確認・同意書 □選考手数料の払込受領書(コピー) □推薦書(指定校推薦用の書式) □確認・同意書 □実用英検の証明書(コピー) 派遣強化国希望者:準2級以上 アメリカ希望者:2級以上 詳細はWEBサイトにて発表します 追加募集用記入欄 ※交換留学は、 ホストファミリーが不可欠の制度です。積極的なご協力をお願いします。 ※優遇制度 (P66) を利用する方は以下の2、3を必ず記入してください。 ※該当するものに□をしてください AFSホストファミリーの希望 海外からのAFS留学生を家庭に □受け入れたい(申込済) □受け入れたい(申込希望) □受け入れられない (理由: ) AFSホストファミリーの経験 ※海外からのAFS留学生があなたの家庭に滞在していたまたはこれから滞在予定の期間 (あなたが生まれる以前のホストファミリー経験を除く) キリトリ 期 間: 年 月 ∼ 年 月 滞在期間の世帯主名: AFSホストスクールの経験 ※海外からのAFS留学生があなたが通う学校に滞在していた期間 期 間: 年 月 ∼ 年 月 70 あなたの資格・特技について 資格 (例:英検2級、柔道初段) 特技・実績 (例:野球県大会ベスト16、 ピアノ練習暦10年) 配属制限について 制限内容 チェック欄 体質や健康上の理由により喫煙者と同居できない方のみ、チェックしてください。 イタリア・スペイン・ポルトガルなどでは、ほとんどのホストファミリーが喫煙するため、 留学先として希望できません。 □禁煙家庭のみを希望する 室内ペットと同居できない方のみ、チェックしてください。 アメリカ・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドでは、ほとんどのホストファミリー が動物を飼っているので、留学先として希望できません。 □動物アレルギーのため ペットと同居できない 過去にF-1またはJ -1ビザを取得した方はアメリカを希望できません。 □過去にF-1またはJ -1ビザを 取得し、 アメリカに渡航した 前年度と今年度の欠席日数の合計が 30 日以内であることが応募条件です。 けがや病気が完治し、留学生活に支障のない場合は考慮しますので、以下に欠席理由と現状 を記入してください。病気の場合は応募資格① (P56)を満たしていることが条件です。 ( □前年度と今年度に 合計30日以上欠席した (理由を左欄に記入のこと) ) 希望留学先 留学を希望する国の左の空欄に、希望順位を数字で記入してください。★がついている国は派遣強化国(P62) です。 希望順位記入にあたって、以下の項目をチェックしてください。 □P59-60(国別募集一覧) で年齢制限を確認した □P17-55(国別情報) で配属制限を確認した □WEBサイトまたは電話で募集状況を確認した (一般選考C日程・指定校推薦・追加募集) □番号に重複・欠落がないことを確認した □希望国には冬組・夏組に関係なく順位をつけた (中学生は夏組のみ) 2016年 冬組 (選考対象:高校生のみ) 2016年 夏組 (選考対象:中学生・高校生) アルゼンチン(ウルグアイ)★ パラグアイ ★ アイスランド スイス(夏組) フィンランド オーストラリア ブラジル(冬組)★ アメリカ スウェーデン ブラジル(夏組)★ コスタリカ ★ ホンジュラス ★ イタリア スペイン フランス スイス(冬組) マレーシア ★ インド ★ チェコ ベルギー(オランダ語圏) タイ ★ インドネシア ★ 中国 ★ ベルギー(フランス語圏) チリ ★ エクアドル ★ デンマーク ボリビア ★ ドイツ(冬組) オーストリア ドイツ(夏組) ポルトガル ニュージーランド オランダ ノルウェー 香港 ★ パナマ ★ カナダ(英語圏) ハンガリー メキシコ ★ カナダ(フランス語圏) フィリピン ★ ロシア ★ 上記の通り申し込みをいたします。 上記の通り申し込みに同意いたします。 キリトリ 71 公益財団法人 AFS 日本協会 御中 2016 年 年間派遣プログラム 確認・同意書 年間派遣プログラムの応募にあたり、下記を確認・同意のうえ申し込みます。 確認・同意事項 「2016 年派遣年間プログラム案内(第 63 期生)」を読み、内容を理解しました。 参考ページ 全頁 AFS は交換留学プログラムであり、私費(卒業)留学や語学留学プログラムではな いことを理解しています。 P8 AFS のプログラムは、無償のボランティア(支部、学校、家庭)の活動によって支 えられていることを理解しています。 P9 AFS のプログラムに参加するにあたり、AFS の理念をよく理解し、参加生自らがす すんで学び、異文化を受入れる努力をします。また、AFS 日本協会のさまざまな活 動(支部活動や留学生の受入など)にも積極的に関与するよう努力します。 P9∼14,P94 留学期間中、保護者は緊急時に備え、AFS 日本協会と常に連絡が取れる体制を整え ておかなければならないことを理解しています。 P10 「2016 年派遣年間プログラム」の応募資格のすべての項目を満たしていることを確 認しました。特に応募資格④の学業成績については、応募後も維持するよう努めます。 P56 留学準備は、出発前から参加生本人が積極的に取り組みます。 P57∼58 単位認定(留学扱いまたは、休学扱い)の条件を満たす配属先/サポートは保証さ れないこと、単位認定に必要な書類は留学先の高校から自分で入手し在学校と調整 しなければならないことを理解しています。 P8,61 全ての提出物の内容が正しく申告されていない場合は、留学内定が取り消される場 合があることを理解しています。 P63 配属先(受入地域・ホストスクール・ホストファミリー)は希望できないことを理 解しています。 P8,89 受入国内定後は、奨学金受給の確定時期にかかわらず決められた日程、会場のオリ エンテーションに参加します。 P57,89 留学期間中に、家族・親類が留学先の国に滞在することになった場合、適応上の観 点から参加生との面会は制限されることを理解しています。 P89 「年間派遣プログラム参加規程」を読み、内容を理解しました。 プログラム参加費の支払期日後にプログラムへの参加を取りやめた場合は、 「年間派 遣プログラム参加規程」に則り、プログラム参加費の一部を公益財団法人 AFS 日本 協会に納める必要があることを理解しています。 P89∼90 P63,P89 キリトリ 72 キリトリ 73 関係中学校・高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程 学校長、担当教諭 各位 公益財団法人 AFS日本協会 推薦書作成について(お願い) 公務ご多忙とは存じますが、貴校生徒の当協会プログラムへの応募にあたり、下記をご参照のうえ、推薦書を作成していただ きたく、お願い申し上げます。 記 AFS の目的 AFS は国際的なボランティア団体であり、営利を目的としない民間の組織です。より公平で平和な世界の実現に必要な知識・ 能力・理解力を多くの人々が身につけるため、さまざまな異文化と接する機会を提供することを目的としています。 AFS 年間派遣プログラム 若者を外国に派遣し、留学先での異文化体験を通して国際理解を深めることができる教育的機会を提供します。留学期間は一 学年とし、AFS 留学生は派遣された国でボランティアの受入家庭に家族の一員として滞在し、現地の高校に通学します。出発 時期は留学先により異なりますので、 『プログラム案内』または当協会 WEB サイト (http://www.afs.or.jp/) にてご確認ください。 推薦書作成上の留意事項 1. 学校長印について 応募者が持参する「推薦書」に必要事項をご記入のうえ、学校長印をご捺印ください。 2. 学業成績および欠席日数 「推薦書」 の成績順位を必ずご記入ください。記入にあたっては貴校の同学年の全生徒の中での順位、 または同学年の学科・ コース別などの生徒の中での順位を勘案し、ご記入ください。入学時まもない場合は、入試の成績または入学後に実施 した試験の結果をご考慮ください。成績順位が内定後に提出された成績証明書と著しく乖離している場合は、内定取 消となる場合がありますのでご注意ください。 また、応募者の前年度(高校 2 年生は高校 1 年生、高校 1 年生は中学 3 年生、中学 3 年生は中学 2 年生)および今年度(記 入日現在)の欠席日数をご記入ください。高校進学等により前年度の欠席日数が不明な場合には、応募者に通知表を持参 させて記入してください。それでも不明な場合は空欄で構いませんが、その理由をご記入ください。 3. 特記事項 AFS の留学生は親元を離れ、未知の文化・未知の人間関係の中で、多くのことを自分で判断し、行動しなければならない 一年を過ごします。このような体験に臨む若者にふさわしいかどうかという観点から、本人の意欲・資質などについて、 お気づきの点があればご記入ください。 4. 提出方法 ご記入いただいた推薦書は厳封のうえ、応募者本人にお渡しください。本人が申込書などその他書類と一緒に当協会に キリトリ 提出します。 裏面もご参照ください。 74 応募資格 高校生 下記の 5 つの項目をすべて満たしていること 1)異文化体験に対する興味と意欲を持ち、留学先での生活に心身ともに適応できる資質のあること。カウンセリングまたは投薬治療 を受けていた場合、2015 年 4 月 1 日時点で治療終了後 12 ヵ月が経過していること(注 1) 2)2015 年 4 月の時点で、学校教育法が定める日本の高等学校・高等専門学校または専修学校高等課程の第 1、2 学年に在学する人。 かつ、前年度と今年度の欠席日数の合計が目安として 30 日以内であること(注 2) (注 3) 3)1998 年(平成 10 年)4 月 2 日以降生まれであること(注 4) 4)応募時点で学業成績が中程度以上であること、特に、スイス希望者は学業成績が上位 1/4 以内であること(注 5) 5)在学校の学校長から推薦されること 中学生 下記の 5 つの項目をすべて満たしていること 1)異文化体験に対する興味と意欲を持ち、留学先での生活に心身ともに適応できる資質のあること。カウンセリングま たは投薬治療を受けていた場合、2015 年 4 月 1 日時点で治療終了後 12 ヵ月が経過していること(注 1) 2)2016 年 4 月の時点で、学校教育法が定める日本の高等学校・高等専門学校または専修学校高等課程の第 1 学年に在学 する予定で、2015 年 4 月の時点で中学校第 3 学年に在学する人。かつ、前年度と今年度の欠席日数の合計が目安とし て 30 日以内であること(注 2)(注 3) 3)2000 年(平成 12 年)4 月 2 日から 2001 年(平成 13 年)4 月 1 日までの生まれであること(注 4) 4)応募時点で学業成績が中程度以上であること、特に、スイス希望者は学業成績が上位 1/4 以内であること(注 5) 5)応募時点で在学校の学校長から推薦されること。かつ、高校進学後、進学先の学校長の推薦書を提出すること (注 1)精神科、心療内科、神経(内)科、小児科、臨床心理士に不登校や対人関係などのこころの問題でカウンセリングまたは投薬治 療を受けている最中、または治療終了後 12 ヵ月が経過していない場合は、お申込みいただけません。 (注 2)中等教育学校の場合、「第1学年」は第4学年を、 「第2学年」は第5学年を指します。 (注 3)前年度と今年度の欠席日数の合計は、保健室登校などで登校していても全授業に出席しない日数を含みます。なお、けがや病気 が完治し、留学生活に支障がない場合は考慮します。選考試験申込書に理由と現状を記入してください。場合によっては診断書 の提出を求めます。 (注 4)受入国によっては、教育事情により、別途さらなる年齢制限が設定される場合もあります。必ず「2016 年派遣予定国別募集一 覧(P59-60) 」とあわせてご覧ください。 (注 5)受入国内定後、過去 3 年分の成績証明書の提出を求めます。 内定の取消 受入国が内定してから日本を出発するまでの間に次のような事態が生じた場合には、「内定取消」になることがあります。「内定取消」 は AFS から「内定取消通知」の書類が届いたときに効力を生じます。内定取消になった場合は、同年度の選考試験の再受験はできませ ん。なお、下記への該当性の有無は、当協会の判断によります。 1)当協会および留学内定国が定めている学業成績および心身の健康状態などの基準を満たしていないとき 2) 犯罪に関わり、あるいは重大な交通事故を引き起こしたとき 3) 自己または他人を傷つけ、あるいは危険にさらしうる言動をしたとき(ソーシャルメディアへの投稿などによる場合を含む) 4) 在学校の学校長から推薦を取り消されたとき(原因が参加生本人にあるかどうかを問いません) 5) 在学校から他の高等学校・高等専門学校または専修学校高等課程に転校し、転校先の学校長から留学が承認されなかったとき 6) 日本の高等学校・高等専門学校または専修学校高等課程に在学しなくなったとき。ただし、在学校での留学手続きのため出発直前に 退学手続きを取る場合を除く 7) 当協会に提出した書類の情報が正しく記載されていなかったとき 8) 当協会に提出すべき書類の提出あるいは報告を怠ったとき 9) 当協会で定められたオリエンテーションの全日程を終了しなかったとき 10)オリエンテーションなど当協会の催しにおいて、AFS 生として適切ではない行動または態度が見られたとき 11)受入国のAFS 事務所が受け入れを拒否したとき。ただし、他の希望国に配属された場合は除く 12)中学 3 年生受験者が高校進学後、進学先の学校長から推薦を得られなかったとき 13)プログラム参加費の支払い期日を過ぎても支払いがなされないとき、および出発予定日の前日までに参加費全額の支払いが完了しないとき 14)AFS の名誉あるいは AFS に対する社会的評価を傷つけ、AFS 生の品位を汚し、その他 AFS 生として不適切な言動があったとき 15)以上のほか、AFS 生として適性を欠くと認めるべき事由があるとき なお、内定取消になった場合の返金規定は下記の通りです。「参加規程」は P89-90 に掲載していますので、併せてご確認ください。 * 上記 1)および 11)で内定取消となった場合は、参加規程第 3 項①によりお支払いただいたプログラム参加費全額を返金します。 * 上記 5)および 12)で学校長の承認または推薦が得られなかった原因が参加生本人にない場合は、お支払いただいたプログラム参加 費からオリエンテーション参加費および銀行振込手数料を差し引いた残り全額を返金します。その場合は、学校の方針として承認また は推薦できない事由を明記した学校長名の文書を当協会までお送りください。 * 上記 2)3)4)6)7)8)9)10)13)14)15)で内定取消となった場合は、取消の時期に応じ参加規程第 2 項に従ってプログラム 参加費を返金します。ただし、4)で推薦取消の原因が参加生本人にない場合は、参加規程第 3 項③に従います。 推薦書作成後、当該生徒が転校・長期休学、あるいは退学した場合、および上記に該当する事態が生じた場合には速やかに当協会まで ご連絡ください。 プログラム本部 派遣担当 TEL : 03-6206-1913 FAX : 03-3507-4300 業務時間:月∼金 9:00 ∼ 17:00 75 キリトリ 【本件に関するお問い合わせ先】 年 月 日 公益財団法人 AFS日本協会 御中 学 校 名: 所 在 地 :〒 学校長名 : 学校長 印 推薦書 本学は学校教育法の定める学校で、本学在学中の下記の者は『AFS 年間派遣プログラム 2016 年派遣プ ログラム案内』に示された応募資格のすべてを満たす者として、本学在学中の下記の者を推薦いたします。 選考試験を通過し、受入国が内定した場合には、AFS 日本協会が定めるオリエンテーションへの出席 を許可いたします。 記 生 徒 氏 名: 生 年 月日: 年 月 日生まれ 性別:男・女 学科 / 学年: 科 年 成績順位:以下の該当欄にひとつだけ○をつけてください。 貴校の同学年の全生徒の中での順位、または同学年の学科・コース別などの生徒の中での順位を勘案し、ご記入ください。 上位4分の1以内 上位4分の2以内 上位4分の3以内 上位4分の3未満 原則として学業成績がクラスあるいは学年で上位 2 分の 1 に入っていることが AFS の国際基準になっています。国によっ ては、これより条件が厳しかったり(スイスは上位 4 分の 1 以内)、また、この条件を満たしていなくても受け入れを考 慮してくれたりする場合があります。ただし、AFS 国際基準よりも成績が下である場合は、必ずしも受入国審査を通ると は限りません。在学校からの推薦書など書類提出を追加で求められることもあります。 学業成績が後日提出される成績証明書と大きく異なる場合、内定取消になることがあります。 前年度の欠席日数: 日(出席すべき日数 日 不明な場合の理由: ) 今年度の欠席日数: 日(出席すべき日数 日)/ 月 日 記入 特記事項: キリトリ 記入者名: 以上 76 77 2016 年年間派遣プログラム 奨学金のご案内 奨学金申請期間:2015 年 6 月∼ 7 月(詳細は選考試験通過者にお知らせします) 2016 年間派遣プログラム(第 63 期)では、AFS 日本協会の選考試験(P65)を通過し、受入国が内定した 方を対象に、奨学金の申請を受け付けます。本冊子では各奨学金の概要についてご案内しますが、申込手続 きや必要書類などの詳細は、選考試験通過者にお知らせします。 78 ■ AFS どさんこ奨学金 趣旨 北海道を愛し応援する個人と企業の支援により設立された奨学金。AFS 年間派遣プログラムを通じ て北海道の高校生を海外に派遣することにより、青少年の国際相互理解と国際友好を促進し、未来の 北海道と日本を担う人材を育成することを目的とする 対象 募集人数 AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受 入国が内定している、北海道内の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程および中学校在学者 1∼2名 AFS プログラム参加費の一部として 50 万円を支給。50 万円を超える参加費およびそれ以外の経費(選 支給内容 考手数料、パスポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *派遣強化国(P62)の内定生には、本奨学金とは別に、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラ ム参加費支援を行う 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること ②学業、人物ともに優秀であること ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) ●奨学生の義務 ①留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポートを AFS 日本協会に提出する その他 ②留学体験レポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●他奨学金との併願可。但し、みちのく応援奨学金、オデッセイ IT 奨学金、ボランティア奨学金、クン・ サナン奨学金、ビナ・アンタルブダヤ奨学金、公益財団法人設立記念奨学金との併給不可 支給法人・団体 公益財団法人 AFS 日本協会 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 ■ みちのく応援奨学金 趣旨 東日本大震災と福島原発事故により大きな被害を受けた地域の中・長期的な復興を支援するため、地 域と世界をつなぎつつ地域の未来を担う人材を育成することと、被災地の高校生に異文化体験の機会 を提供することにより夢を与えることを目的とする 東日本大震災および福島原発事故発生当時に被災地(※)に居住又は在学していた AFS 年間派遣プロ グラム第 63 期内定生。AFS 選考試験で一般選考 A または B 日程(P65)を受験した者に限る 対象 ※被災地 青森県・岩手県・宮城県・福島県の全域、および茨城県・千葉県の以下の自治体 茨城:水戸市・日立市・土浦市・石岡市・龍ヶ崎市・下妻市・常総市・常陸太田市・高萩市・北茨城市・ 笠間市・取手市・牛久市・つくば市・ひたちなか市・鹿嶋市・潮来市・常陸大宮市・かすみがうら市・ 桜川市・神栖市・行方市・鉾田市・つくばみらい市・小美玉市・東茨城郡茨城町・東茨城郡大洗町・ 東茨城郡城里町・那珂郡東海村・久慈郡大子町・稲敷郡阿見町・稲敷郡美浦村・稲敷郡河内町・那珂市・ 筑西市・稲敷市・北相馬郡利根町 千葉:旭市・香取市・山武市・山武郡九十九里町・千葉市美浜区・習志野市・我孫子市・浦安市 (奨学金設立の 2011 年 5 月 9 日時点で災害救助法が適用されていた自治体) 募集人数 1名 支給内容 AFS プログラム参加費(アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド 150 万円、その他の国 140 万円) および 20 万円の留学準備金を支給。それ以外の経費はすべて個人負担 ※留学準備金は、プログラム参加費に含まれない諸費用(P64)などに充てる費用 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること ②学業、人物ともに優秀であること ③ AFS 日本協会が経済的必要度が高いと判断する者 ④国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ⑤健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 79 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) ●奨学生の義務 ①交流会など当協会が企画するイベントに出席すること ②留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポートを AFS 日本協会に提出する その他 ③留学体験レポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●一次納入金の支払い 本奨学金申請予定者はプログラム参加費の一次納入金支払い時期(P64)が通常と異なる(詳細は 奨学金申請者に通知) ●他奨学金との併願可。但し、AFS どさんこ奨学金、AFS ひろしま奨学金、オデッセイ IT 奨学金、 ボランティア奨学金、クン・サナン奨学金、ビナ・アンタルブダヤ奨学金、公益財団法人設立記念 奨学金との併給不可 支給法人・団体 公益財団法人 AFS 日本協会 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 (公財) 新潟市国際交流協会 高校生留学奨学金 ■ 趣旨 対象 次代を担う高校生に、海外で 1 年間ホームステイをしながら地元の高校に通い、家族やクラスメイト、 地域の人々との交流を通じて政治、経済、文化、教育など様々な分野で国際相互理解を深めてもらう ことを目的とする 保護者が新潟市内に住所を有している、または新潟市内の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課 程および中学校に在学している AFS 年間派遣プログラム第 63 期内定生。AFS 選考試験で一般選考 A または B 日程(P65)を受験した者に限る 募集人数 3 名予定 AFS プログラム参加費の一部を支給。支給額を超える参加費およびそれ以外の経費(選考手数料、パ 支給内容 スポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *派遣強化国(P62)の内定生には、本奨学金とは別に、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラ ム参加費支援を行う 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること ②国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ③健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること ④外国において、中学校以上の教育(日本人学校を含む)を 1 年以上受けたことがないこと 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき(公財)新潟市国際交流協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年秋予定((公財)新潟市国際交流協会より本人宛に通知) その他 ●奨学生の義務 ①奨学金授与式・帰国報告会の出席 ② AFS 新潟支部の行事参加などを通じて広報活動に参画する ③帰国後に留学体験レポートを提出する ●他奨学金との併願可、併給可 支給法人・団体 公益財団法人新潟市国際交流協会 問い合わせ先 ●奨学金申請に関するお問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 ●奨学金内容に関するお問い合わせ先 公益財団法人新潟市国際交流協会 TEL:025-225-2727 80 (公財) 田口福寿会奨学金 ■ 趣旨 対象 1985 年に田口福寿会の支援により設立された奨学金。岐阜県の青少年を海外に派遣することにより、 国際相互理解と友好を促進し、未来の岐阜県と日本を担う人材を育成することを目的とする AFS 選考試験を一般選考 A・B 日程または指定校推薦で 8 月末までに受験し(P65-66)、AFS 年間 派遣プログラム第 63 期の受入国が内定している、岐阜県在住(寮滞在は除く)かつ県下の高等学校・ 高等専門学校・専修学校高等課程および中学校在学者 募集人数 10 名以内 AFS プログラム参加費の一部として 50 万円を各国出発前に支給。50 万円を超える参加費およびそ 支給内容 れ以外の経費(選考手数料、パスポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *派遣強化国(P62)の内定生には、本奨学金とは別に、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラ ム参加費支援を行う 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること ②学業、人物ともに優秀であること ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 奨学金申請者を対象に、岐阜県教育委員会の参画を得て奨学金面接選考を 10 月上旬に実施。AFS の 選考方法 選考結果と奨学金面接選考結果の総合評価に基づき、岐阜県教育委員会が田口福寿会に推薦し、受給 者を決定する 選考結果通知時期 2015 年秋予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) その他 ●奨学生の義務 帰国後、留学体験レポートを田口福寿会に提出する ●他奨学金との併願可、併給可 支給法人・団体 公益財団法人田口福寿会 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 ■ AFS ひろしま奨学金 趣旨 広島県を愛し応援する個人と企業の支援により設立された奨学金。AFS 年間派遣プログラムを通じ て広島県の高校生を海外に派遣することにより、青少年の国際相互理解と国際友好を促進し、未来の 広島県と日本を担う人材を育成することを目的とする AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受 対象 入国が内定している、広島県在住かつ県下の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程および中学 校在学者 募集人数 1名 AFS プログラム参加費の一部として 50 万円を支給。50 万円を超える参加費およびそれ以外の経費(選 支給内容 考手数料、パスポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *派遣強化国(P62)の内定生には、本奨学金とは別に、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラ ム参加費支援を行う 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること 応募資格 ②学業、人物ともに優秀であること ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) ●奨学生の義務 ①留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポートを AFS 日本協会に提出する その他 ②留学体験レポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●他奨学金との併願可。但し、みちのく応援奨学金、オデッセイ IT 奨学金、ボランティア奨学金、クン・ サナン奨学金、ビナ・アンタルブダヤ奨学金、公益財団法人設立記念奨学金との併給不可 81 支給法人・団体 公益財団法人 AFS 日本協会 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 ■ オデッセイ IT 奨学金 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズは、コンピューターやインターネットを使いこなすための 知識とスキルを測る IT 資格の試験の実施・運営を事業としている。本奨学金は、株式会社 オデッセ 趣旨 イ コミュニケーションズの社会貢献活動の一環として、AFS 年間派遣プログラムを通じて海外の高 校に日本の高校生を派遣することにより、青少年の国際相互理解と国際友好を促進し、IT スキルと国 際コミュニケーション能力を併せ持つ人材の育成と、社会のリーダーの育成を図ることを目的とする AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受 対象 入国が内定している、日本全国の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程および中学校在学者 *定員に達していない場合は、下記応募資格②が取得できた段階で、随時奨学金申請書類を AFS に 提出することができる。募集状況は AFS ホームページを確認のこと 募集人数 4名 AFS プログラム参加費の一部として 50 万円を支給。50 万円を超える参加費およびそれ以外の経費(選 支給内容 考手数料、パスポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *派遣強化国(P62)の内定生には、本奨学金とは別に、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラ ム参加費支援を行う 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること ②(株)オデッセイ コミュニケーションズが実施する IT 資格のうち、マイクロソフト オフィス ス ペシャリスト(MOS)、IC3(アイシースリー)、VBA エキスパートのいずれかの資格を取得、ま たは、IT 分野における国家資格(注 1:その他の欄に記載)の取得のいずれかによって IT スキル 応募資格 を証明できる書類を提出できること ③学業、人物ともに優秀であり、奨学金申請時に過去 3 年間の成績証明書または通知表のコピーを提 出できること ④経済的必要度が高く、保護者の給与等の年間収入金額の合計額が 700 万円以下であること ⑤国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ⑥健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 選考方法 選考結果通知時期 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき(株)オデッセイ コミュニケーションズが受給者を 決定する 2015 年 9 月以降、随時予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) ●奨学生の義務 ①出発前および帰国後に(株)オデッセイ コミュニケーションズを表敬訪問する ②留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポートを AFS 日本協会に提出する ③留学体験レポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●「IT 分野における国家資格」(注 1)とは、下記の国家試験に合格していることを指す IT パスポート試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、IT ストラテジスト試験、システムアー その他 キテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベースス ペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、情報セキュリティスペシャリスト 試験、IT サービスマネージャ試験、システム監査技術者試験 各試験制度に関する詳細情報は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)公式サイトの掲載内容を 確認のこと[出典:独立行政法人 情報処理推進機構 公式サイト より抜粋] ●他奨学金との併願可。但し、AFS どさんこ奨学金、みちのく応援奨学金、AFS ひろしま奨学金、 ボランティア奨学金、クン・サナン奨学金、ビナ・アンタルブダヤ奨学金、公益財団法人設立記念 奨学金との併給不可 支給法人・団体 (株)オデッセイ コミュニケーションズ ●奨学金に関する問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 問い合わせ先 ●(株)オデッセイ コミュニケーションズが実施する「IT 資格」に関する問い合わせ先 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ カスタマーサービス TEL:03-5293-1881(受付時間:平日 10 時∼ 18 時)Email:mail@odyssey-com.co.jp 82 ■ ボランティア奨学金 趣旨 対象 募集人数 経済的必要度の高い AFS 留学生を助成することを目的とする AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受 入国が内定している、日本全国の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程および中学校在学者 5名 AFS プログラム参加費の一部として 50 万円を支給。50 万円を超える参加費およびそれ以外の経費(選 支給内容 考手数料、パスポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *派遣強化国(P62)の内定生には、本奨学金とは別に、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラ ム参加費支援を行う 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の受入国が内定していること ②成績優秀かつ経済的必要度が高いこと ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること ⑤保護者の給与等の年間収入金額の合計額が 800 万円以下であること 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) その他 ●奨学生の義務 ①留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポートを AFS 日本協会に提出する ②留学体験レポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●他奨学金との併願可。但し、AFS どさんこ奨学金、みちのく応援奨学金、AFS ひろしま奨学金、 オデッ セイ IT 奨学金、クン・サナン奨学金、ビナ・アンタルブダヤ奨学金、公益財団法人設立記念奨学 金との併給不可 支給法人・団体 公益財団法人 AFS 日本協会 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 ■ クン・サナン奨学金 (タイ派遣内定者限定) 趣旨 AFS タイと AFS 日本協会の友好関係を促進するため設立された奨学金 AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期のタ 対象 イ派遣が内定している、日本全国の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程在学者 *定員に達しない場合は、一般選考 C 日程で受験した内定生も対象とする 募集人数 1 名(対象国:タイ) AFS プログラム参加費の一部としてタイ派遣生に 25 万円を支給。それ以外の経費(選考手数料、パ 支給内容 スポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *本奨学金受給者にも、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラム参加費支援を行う 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の派遣が内定していること ②学業、人物ともに優秀であること ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) その他 ●奨学生の義務 ①帰国後、AFS タイへのお礼状をタイ語または英語で提出する ②留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポート(日本語)を AFS 日本協会に提出する ③帰国後のレポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●他奨学金との併願可。但し、AFS どさんこ奨学金、みちのく応援奨学金、AFS ひろしま奨学金、オデッ セイ IT 奨学金、ボランティア奨学金との併給不可 83 支給法人・団体 AFS Intercultural Programs Thailand(AFS タイ) 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 ■ ビナ・アンタルブダヤ奨学金 (インドネシア派遣内定者限定) 趣旨 AFS インドネシア(現地組織名:ビナ・アンタルブダヤ)と AFS 日本協会の友好関係を促進するた め設立された奨学金 AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期のイ 対象 募集人数 ンドネシア派遣が内定している、日本全国の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程および中学 校在学者 *定員に達しない場合は、一般選考 C 日程で受験した内定生も対象とする 1 名(対象国:インドネシア) AFS プログラム参加費の一部としてインドネシア派遣生に 25 万円を支給。それ以外の経費(選考手 支給内容 数料、パスポート・査証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *本奨学金受給者にも、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラム参加費支援を行う 応募資格 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の派遣が内定していること ②学業、人物ともに優秀であること ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) その他 ●奨学生の義務 ①帰国後、AFS インドネシアへのお礼状をインドネシア語または英語で提出する ②留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポート(日本語)を AFS 日本協会に提出する ③帰国後のレポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●他奨学金との併願可。但し、AFS どさんこ奨学金、みちのく応援奨学金、AFS ひろしま奨学金、オデッ セイ IT 奨学金、ボランティア奨学金との併給不可 支給法人・団体 Bina Antarbudaya(AFS インドネシア) 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 中国、パラグアイ、ホンジュラス、ボリビア、 ■ 公益財団法人設立記念奨学金(パナマ、エクアドル派遣内定者限定 ) 2011 年 1 月 4 日に AFS 日本協会が公益財団法人に認定されたことを記念して設立された奨学金。 趣旨 高校時代に新しい体験をしたいという志をもつ若者を支援し、将来国際的に活躍する人材を育成する ことと、青少年の国際相互理解と国際友好を促進することを目的とする AFS 選考試験を一般選考 A または B 日程で受験し(P65)、AFS 年間派遣プログラム第 63 期の派 対象 遣が内定している、日本全国の高等学校・高等専門学校・専修学校高等課程および中学校在学者 *定員に達しない場合は、一般選考 C 日程で受験した内定生も対象とする 募集人数 7 名(対象国:中国、パラグアイ、ホンジュラス、ボリビア、パナマ、エクアドル) AFS プログラム参加費の一部として 25 万円を支給。それ以外の経費(選考手数料、パスポート・査 支給内容 証取得費、国内交通費など)はすべて個人負担 *本奨学金受給者にも、AFS 日本協会より一律 20 万円のプログラム参加費支援を行う 次のすべての条件を満たしていること ① AFS 年間派遣プログラム第 63 期の派遣が内定していること 応募資格 ②学業、人物ともに優秀であること ③国際相互理解、異文化体験に興味と意欲があること ④健康で、留学先でのホームステイおよび学校での学習に適応できること 選考方法 AFS 選考試験の結果と奨学金申請書類に基づき AFS 日本協会が受給者を決定する 選考結果通知時期 2015 年 9 月予定(AFS 日本協会より本人宛に通知) ●奨学生の義務 ①留学中・帰国後の計 2 回、留学体験レポートを AFS 日本協会に提出する その他 ②帰国後のレポートの提出などを通じて広報活動に参画する ●他奨学金との併願可。但し、AFS どさんこ奨学金、みちのく応援奨学金、AFS ひろしま奨学金、オデッ 支給法人・団体 公益財団法人 AFS 日本協会 問い合わせ先 公益財団法人 AFS 日本協会 TEL:03-6206-1911 セイ IT 奨学金、ボランティア奨学金との併給不可 各奨学金とも、留学先の決定や渡航手続等に関しては、AFS 年間派遣プログラムの参加規程に準じます。 84 下記の奨学金の応募については、各奨学金支給法人・団体に直接お問合せください。締切日は各奨学金によって異なります。 支給法人・団体 支給額 対象者 人数 アメリカ、オースト ラリア、ニュージー 150 万円 ランド その他の国 140 万円 公益財団法人 長岡市米百俵財団 〒 940-0084 長岡市幸町 2 丁目 1 番 1 号 TEL:0258-39-2238 小松市 一部支給 小松市在住の高校・高専生 小松市国際都市こまつ推進センター 〒 923-8650 小松市小馬出町 91 TEL:0761-24-8039 広島県* 30 万円支給 広島県立学校に在学する者 上限 50 万円 迄支給 保護者が福岡市在住で、当会が指定 する県下の高校・高専生 佐賀県* 100 万円を上限 に貸与 佐賀県が行う海外留学奨学金の対象 となる者 TEL:0952-25-7148 佐賀県* 50 万円または 80 万円支給 佐賀県が行う海外留学助成金の対象 となる者 TEL:0952-25-7411 イトーヨーカドー スカラシップ アメリカ、オースト ラリア、ニュージー 150 万円 ランド その他の国 140 万円 セブン&アイ HLDGS. 各社の正社 員、パートナー社員(1 年以上勤務) 10 名 の子弟 公益財団法人 伊藤謝恩育英財団内 米国伊藤財団 TEL:03-3512-5800 E-mail:iy-scholarship@ito- 小川奨学財団奨学金 アメリカ、オースト ラリア、ニュージー 150 万円 ランド その他の国 140 万円 大宮化成株式会社及び関係先会社の 役員及び社員の子弟で、中学 3 年∼ 高校 2 年に在学する男女 ソニーグループ 国際教育基金 アメリカ、オースト ラリア、ニュージー 150 万円 ランド その他の国 140 万円 (公財)長岡市米百俵財団 (公財)福岡市教育振興会* ソニーグループ社員の子弟で、海外 年間派遣内定者 若干名 広島県教育委員会 教育改革推進課グローバル教育推進担当 (高校生海外留学担当) TEL:082-513-4969 10 名程度 公益財団法人 福岡市教育振興会 TEL:092-721-1709 佐賀県教育庁教育支援課総務担当 佐賀県教育庁教育政策課 foundation.or.jp 若干名 小川奨学財団 〒 103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町 2-14-8 TEL:03-3662-3275 若干名 公益財団法人 ソニー教育財団内 ソニーグループ国際教育基金事務局 〒 140-0001 東京都品川区北品川 4-2-1 御殿山アネックス 2 号館 TEL:03-3442-1005 *前年度実績 ・情報に追加、変更がある場合は、AFS 日本協会 WEB サイトにてお知らせします。 ・AFS 日本協会の維持会費は、奨学金の受給者にもお支払いいただきます(P64)。 85 問い合わせ先 長岡市内に引き続き 1 年以上居住す る世帯の子弟であり、申込時に新潟 県内の高校・高専 1・2 学年に在学 3 名予定 する者、又は中学校 3 学年に在学し、 翌年県内の高校・高専に進学する見 込みの者 ご 支 援ありがとうございます 以下に記載する法人から、毎年一定額以上をご寄付またはご協力いただいているか、 もしくは過去5年間に大口のご寄付をいただきました。 奨学金(P78-85 記載)にご協力いただいている諸団体にもお礼申しあげます。 〔北海道〕 北海道旅客鉄道(株) (株)ユーエムイー 〔新潟県〕 笹菊薬品(株) (有)ランゲージハウス 〔群馬県〕 上毛電鉄 (株)ベイシア 〔東京都〕 アフラック (株)ATOMIC S ロイヤルホールディングス(株) 〔神奈川県〕 国際ソロプチミスト鎌倉 〔千葉県〕 ホテル日航成田 〔静岡県〕 小糸製作労働組合 アメリカン・エキスプレス・インターナ (財)静岡県勤労者信用基金協会 ショナル, Inc. 静岡県労働金庫 AFS 友の会 しずおか信用金庫 小田急電鉄(株) 鈴与(株) 京王電鉄(株) 全矢崎労働組合本部 京成電鉄(株) 全労済静岡県本部 相模鉄道(株) 中部電力(株)静岡支店 ジブラルタ生命保険(株) (株)大和電機製作所 (株)JTB コーポレートセールス 〔大阪府〕 (株)ジンテック 〔岡山県〕 スウェーデンハウス(株) 〔広島県〕 SPUTNIK Int’ l Japan 東京空港交通(株) パナソニック(株) (株)アクシス 広島電鉄(株) (株)広電ストア 〔福岡県〕 東京地下鉄(株) 九州旅客鉄道(株) 福岡市交通局 東武鉄道(株) 〔アメリカ〕 Japan Society 日本アムウェイ 〔インドネシア〕 AFS インドネシア 日本たばこ産業(株) 〔オーストラリア〕Japan Australia LNG (MIMI) Pty. Ltd. 東日本旅客鉄道(株) Marching J 〔タイ〕 AFS タイ 三菱商事(株) 〔香港〕 JF Asset Management Ltd. (株)明治 (株)モノレール・エージェンシー 都道府県別 五十音順 86 派遣・受入校、優遇制度対象校 ■過去数年間の AFS 年間・短期プログラム派遣生の出身校およびホストスクール。 ■優遇制度対象校は、太文字の学校です(「指定校」とは異なりますのでご注意ください) 。 2014 年 3 月 1 日∼ 2015 年 5 月 31 日までの間、AFS 年間・短期プログラムの(ショートタームエクスチェンジ/異地域交換は除く) ホストスクールとしてご協力いただいている学校です。これらの学校に在籍している応募者は、第 63 期の優遇制度の対象になります。 」を参照してください。なお、中等教育学校は第 4 学年以上、中高一貫校は高等部の応募者のみが対象となります。 詳細は、 「優遇制度(P 66) ■北海道 > 藤女子/札幌北/札幌新川/札幌国際情報/有朋/札幌藻岩/札幌稲雲/函館ラ・サール/小樽市立望洋台中学校/苫小牧東 登別明日中等教育学校/苫小牧工業高等専門学校/札幌大通/札幌日本大学/札幌平岸/北海/札幌山の手/北星学園女子 札幌聖心女子学院/札幌光星/岩見沢東/立命館慶祥/大麻/旭川東/旭川藤女子/旭川北/旭川実業 旭川工業高等専門学校/富良野/旭川市立緑が丘中学校/旭川東栄/旭川南/旭川農業/旭川大学/旭川凌雲/音更/帯広北 帯広緑陽/帯広大谷/帯広南商業/帯広柏葉/鹿追/芽室/根室/北見藤女子/網走南ヶ丘/網走桂陽/遠軽/斜里 ■青森県 > ■岩手県 > ■宮城県 > 八戸北/三本木/八戸聖ウルスラ学院 盛岡白百合学園/盛岡市立/岩手/盛岡第三/盛岡中央/盛岡南/盛岡第四/盛岡第二/盛岡第一/一関第一/不来方 仙台市立五橋中学校/宮城第一/尚絅学院/聖ドミニコ学院/仙台第二/仙台高等専門学校/角田/東北学院榴ヶ岡/泉 仙台白百合学園/宮城学院/仙台市立郡山中学校/仙台三桜/仙台育英学園/仙台第三/東北学院/仙台二華 聖ウルスラ学院英智/仙台東/仙台第一/築館/宮城広瀬/富谷 ■秋田県 > ■山形県 > 秋田/秋田北/御所野学院/秋田南/聖霊女子短期大付属 ■福島県 > 福島/橘/福島成蹊/郡山/郡山市立日和田中学校/学校法人石川/郡山市立郡山第二中学校/あさか開成/郡山東/安積 山形西/米沢中央/九里学園 郡山商業/会津学鳳/会津/会津若松ザベリオ学園/喜多方/磐城/翔洋学園/湯本/原町 ■茨城県 > 土浦湖北/土浦第一/土浦日本大学/土浦日本大学中等教育学校/常総学院/東洋大学附属牛久/つくば開成/取手松陽 江戸川学園取手/水海道第一/下妻第一/竹園/並木中等教育学校/茗溪学園/下館第二/水戸第一/水戸商業/水戸第二 茨城/水城/水戸葵陵/水戸桜ノ牧/麻生/太田第一/神栖/波崎柳川/波崎/つくば国際大学東風/明秀学園日立 ■栃木県 > 日立第二/茨城キリスト教学園/清真学園 宇都宮中央女子/宇都宮/宇都宮女子/作新学院/宇都宮短期大学附属/宇都宮南/宇都宮北/今市/大田原女子/石橋 さくら清修/那須高原海城/栃木翔南/佐野日本大学 ■群馬県 > 中央中等教育学校/高崎女子/東京農業大学第二/富岡/明和県央/高崎北/前橋西/前橋/前橋女子/前橋商業/前橋育英 伊勢崎/桐生女子/渋川女子/前橋南/共愛学園 ■埼玉県 > 浦和西/浦和第一女子/浦和/南稜/浦和明の星女子/浦和東/栄東/浦和学院/浦和北/開智/草加南/獨協埼玉/越谷北 越谷南/不動岡/山村国際/西武学園文理/和光国際/立教新座/慶應義塾志木/東京農業大学第三/大妻嵐山/聖望学園 自由の森学園/国際学院/伊奈学園総合/早稲田大学本庄高等学院 ■千葉県 > 稲毛/千葉西/渋谷教育学園幕張/幕張総合/千葉東/千葉女子/市立千葉/聖徳大学附属女子/専修大学松戸/市川東 市川学園/日出学園/国府台女子学院/千葉日本大学第一/津田沼/東邦大学付属東邦/八千代松陰/芝浦工業大学柏中学校 流通経済大学付属柏/柏の葉/麗澤/東海大学付属浦安/成田国際/佐原/市立銚子 ■東京都 > 日比谷/大島海洋国際/共立女子/九段中等教育学校/三輪田学園/女子学院/麹町学園女子/白百合学園/大妻/雙葉 日本橋女学館/晴海総合/芝/麻布/広尾学園/東洋英和女学院高等部/山脇学園/明治学院/頌栄女子学院/聖心女子学院 三田/慶應義塾女子/普連土学園/慶應義塾/上野/筑波大学附属/日本大学豊山/獨協/お茶の水女子大学附属/京華 跡見学園/小石川中等教育学校/駒込/郁文館/桜蔭/工芸/文京学院大学女子/順天/王子総合/聖学院中学校 東京成徳大学/桜丘/飛鳥/女子聖学院/星美学園/開成/竹台/江北/立志舎/両国/本所/小松川/江戸川女子/深川 かえつ有明/城東/科学技術/朋優学院/品川女子学院高等部/攻玉社/青稜/小山台/香蘭女学校/文教大学付属 つばさ総合/田園調布/國學院/青山/渋谷教育学園渋谷/実践女子学園/東京女学館/青山学院高等部/関東国際 富士見丘/トキワ松学園/八雲学園/桜修館中等教育学校/国際/日本工業大学駒場/駒場東邦/筑波大学附属駒場 東京学芸大学附属/世田谷学園/昭和女子大学附属昭和/東京農業大学第一/恵泉女学園/鴎友学園女子/佼成学園女子 目黒星美学園/聖ドミニコ学園/成城学園/東京都市大学付属/東京都市大学等々力/玉川聖学院高等部/田園調布雙葉 田園調布学園/新宿区立四谷中学校/新宿/戸山/新宿山吹/早稲田/学習院女子高等科/成城/東亜学園/大妻中野 明治大学付属中野/宝仙学園/東京大学教育学部附属中等教育学校/鷺宮/杉並学院/文化学園大学杉並/佼成学園 女子美術大学付属/日本大学第二/日本大学鶴ヶ丘/専修大学附属/西/國學院大學久我山/立教女学院/海城/淑徳巣鴨 本郷/巣鴨/豊島岡女子学園/立教池袋/学習院高等科/川村/千早/北園/日本大学豊山女子/芝浦工業大学/富士見 武蔵/井草/早稲田大学高等学院/東京学芸大学附属国際中等教育学校/武蔵高等学校附属中学校/聖徳学園/成蹊 明星学園/法政大学/三鷹中等教育学校/神代/明治大学付属明治/桐朋女子/晃華学園/国際基督教大学/中央大学附属 国立/桐朋/錦城/小平/田無/明治学院東村山/立川国際中等教育学校/立川/南平/日野台/東京純心女子/松が谷 八王子/東京工業高等専門学校/桜美林/和光/啓明学園/昭和/東海大学菅生/狛江/保谷/武蔵野女子学院 自由学園高等科/多摩大学附属聖ヶ丘/大妻多摩/東大和南/拓殖大学第一 ■神奈川県 > 法政大学第二/洗足学園/カリタス女子/多摩/日本女子大学附属/麻生/桐光学園/神奈川総合/神奈川学園/横浜翠嵐 捜真女学校高等学部/港北/新羽/慶應義塾/日本大学/荏田/サレジオ学院/川和/中央大学附属横浜/市ヶ尾/桐蔭学園 桐蔭学園中等教育学校/神奈川大学附属/横浜翠陵/森村学園高等部/横浜市立もえぎ野中学校/聖ヨゼフ学園 横浜サイエンスフロンティア/橘学苑/東/みなと総合/横浜立野/横浜緑ヶ丘/横浜雙葉/フェリス女学院/横浜共立学園 聖光学院/関東学院/横浜商業/横浜国際/氷取沢/横浜創学館/金沢総合/関東学院六浦/湘南学院/横須賀/横須賀学院 横須賀総合/横須賀明光/光陵/商工/横浜富士見丘学園中等教育学校/聖セシリア女子/大和西/厚木 公文国際学園高等部/横浜緑園総合/戸塚/横浜桜陽/柏陽/山手学院/大船/栄光学園/清泉女学院/鎌倉女子大学高等部 横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校/七里ガ浜/鎌倉/深沢/聖和学院/逗子/逗子開成/藤沢清流/湘南/鵠沼 湘南白百合学園/聖園女学院/座間総合/弥栄/相模原中等教育学校/神奈川総合産業/上鶴間/相模大野 慶應義塾湘南藤沢高等部/日本大学藤沢/アレセイア湘南/茅ヶ崎西浜/茅ヶ崎北陵/鶴嶺/平塚江南/平塚中等教育学校 西湘/伊志田/自修館中等教育学校 87 ■新潟県 > 長岡/帝京長岡/長岡大手/長岡農業/長岡市立関原中学校/長岡向陵/糸魚川/直江津中等教育学校/上越/関根学園 上越総合技術/高田/高田北城/高田商業/柏崎/小千谷/久比岐/国際情報/新潟明訓/高志中等教育学校/新潟江南 新潟南/新潟市立小針中学校/東京学館新潟/新潟清心女子/新潟西/敬和学園/万代/新潟青陵/新潟中央/新潟 新潟商業/新潟第一/佐渡/新津南/新津/新発田中央/新発田/村上中等教育学校 ■富山県 > 富山国際大学付属/富山東/富山高等専門学校 ■石川県 > 金沢西/星稜/金沢辰巳丘/北陸学院/金沢伏見/金沢大学人間社会学域学校教育学類附属/金沢泉丘/金沢二水/金沢 小松市立/小松明峰/小松/石川工業高等専門学校 ■福井県 > ■山梨県 > 仁愛女子/藤島/北陸/高志/大野/敦賀/丹南/足羽/金津/美方 甲府第一/甲府南/都留/吉田/富士学苑/甲陵 ■長野県 > 白馬中学校/松川/長野西/長野日本大学/長野工業高等専門学校/長野吉田/須坂園芸/中野西/佐久長聖/上田東 軽井沢/飯山北/飯山/松本県ヶ丘/松本深志/諏訪清陵/諏訪二葉/下諏訪向陽/岡谷南/飯田/飯田女子/飯田風越 伊那弥生ヶ丘/伊那北 ■岐阜県 > 鶯谷/岐阜総合学園/富田/岐阜東/岐阜/岐阜農林/聖マリア女学院/関/岐阜城北/長良/岐山/岐阜北/大垣商業 大垣北/大垣東/大垣南/各務原/飛騨高山/斐太/多治見北/岐阜各務野/中京/麗澤瑞浪/恵那 ■静岡県 > 加藤学園暁秀/不二聖心女子学院/三島南/吉原/静岡市立/静岡学園/静岡城北/常葉学園橘/静岡東/静岡中央 常葉学園/静岡/清流館/静岡聖光学院/静岡サレジオ中高一貫教育学校/藤枝東/藤枝西/島田/島田商業/金谷/浜松北 浜松海の星/浜松南/聖隷クリストファー/浜北西/掛川西/袋井/常葉学園菊川 ■愛知県 > 豊橋/豊橋東/桜丘/小坂井/新城東/成章/豊橋西/豊橋南/御津/国府/蒲郡/海陽中等教育学校/愛知産業大学三河 岡崎商業/人間環境大学岡崎学園/岡崎北/光ヶ丘女子/岡崎/岡崎西/岡崎城西/西尾/安城東/安城学園/安城/碧南 刈谷北/刈谷/新川/中村/松蔭/熱田/大同大学大同/名古屋南/鳴海/金城学院/明和/愛知商業/旭丘/名古屋/北 名古屋商業/菊里/椙山女学園/愛知/愛知工業大学名電/名古屋大学教育学部附属/愛知淑徳/名東/千種 向陽/南山高等学校女子部/南山高等学校男子部/名古屋国際/瑞陵/愛知みずほ大学瑞穂/昭和/天白/中部大学第一 豊田/南山国際/星城/阿久比/武豊/豊田北/豊田西/豊田工業高等専門学校/知立東/大府東/大府/半田/東海商業 横須賀/丹羽/西春/尾北/江南/滝/犬山南/春日丘/聖霊/美和/一宮商業/一宮/木曽川/清林館/津島 ■三重県 > 鈴鹿工業高等専門学校/川越/津田学園/桑名西/メリノール女子学院/津/津西/セントヨゼフ女子学園/三重 鳥羽商船高等専門学校/名張西 ■滋賀県 > ■京都府 > 膳所/高島/国際情報/彦根市立東中学校/彦根総合/彦根東/近江兄弟社/立命館守山/光泉/滋賀学園/八日市/水口 京都産業大学附属/洛南/同志社女子/平安女学院/紫野/山城/銅駝美術工芸/日吉ヶ丘/京都文教/同志社 京都市立花山中学校/城陽/同志社国際/洛西/莵道/立命館宇治/京都聖母学院/立命館/京都橘/京都教育大学附属 京都外大西/花園/京都学園/嵯峨野 ■大阪府 > 東淀川/北野/関西大学北陽/大阪成蹊女子/東/常翔学園/旭/開明/大阪信愛女学院/大阪女学院/大手前/明星 府立夕陽丘/四天王寺/大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎/大阪夕陽丘学園/プール学院/明浄学院/住吉/大谷 大阪教育大学附属高等学校平野校舎/西/市岡/帝塚山学院/梅花/桜塚/箕面/関西学院千里国際/聖母被昇天学院 池田北/池田/大阪教育大学附属高等学校池田校舎/園芸/能勢/関西大学第一/山田/千里/金蘭千里/関西大倉 茨木/大冠/槻の木/芥川/高槻北/三島/同志社香里/枚方/香里丘/太成学院大学/四條畷/関西創価/布施/樟蔭 花園/近畿大学附属/松原/富田林/長野/清教学園/狭山/帝塚山学院泉ヶ丘/賢明学院/泉陽/堺上/佐野/登美丘 ■兵庫県 > 神戸山手女子/葺合/神戸国際/啓明学院/六甲/親和女子/神戸海星女子学院/松蔭/甲南女子/灘/国際 芦屋国際中等教育学校/甲南/西宮北/仁川学院/関西学院高等部/神戸女学院高等学部/宝塚西/小林聖心女子学院 雲雀丘学園/川西緑台/三田学園/姫路工業/小野/北条 ■奈良県 > 奈良/奈良女子大学附属中等教育学校/帝塚山/奈良北/登美ヶ丘/東大寺学園/山辺/畝傍/高取国際/西大和学園 法隆寺国際/郡山/奈良工業高等専門学校/奈良学園 ■和歌山県 > 桐蔭/和歌山信愛/向陽/近畿大学附属和歌山/市立和歌山/星林/耐久/日高/南部/田辺工業/神島/田辺 きのくに国際高等専修学校/橋本/那賀/笠田 ■鳥取県 > ■島根県 > ■岡山県 > 鳥取西/鳥取敬愛/鳥取東/八頭/鳥取城北/鳥取商業/倉吉総合産業/倉吉東/米子/米子南/米子東 米子工業高等専門学校/米子西/湯梨浜/鳥取中央育英 松徳学院/開星/松江東/松江市立女子/松江南/平田/出雲農林/大田/江津/大社/津和野 岡山工業/明誠学院/就実/清心女子/岡山城東/岡山操山/岡山朝日/岡山東商業/岡山県美作/津山工業高等専門学校 玉島/岡山県高梁日新/岡山県共生/金光学園/おかやま山陽 ■広島県 > 福山誠之館/近畿大学附属広島/福山/盈進/福山暁の星女子/尾道商業/尾道東/尾道北/尾道/御調/因島/三原 忠海/基町/広島女学院/修道/舟入/ AICJ /祇園北/安西/安佐北/沼田/美鈴が丘/広島なぎさ/広島城北 広島県瀬戸内/広島商業/広島観音/ノートルダム清心/広島井口/鈴峯女子/広島学院/崇徳/広島皆実/広島大学附属 比治山女子/安芸府中/広島国際学院/海田/安芸南/広/賀茂/広島/賀茂北/武田 ■山口県 > ■徳島県 > 熊毛南/光/華陵/山口県桜ケ丘/下関南/山口中央/山口/慶進/宇部/サビエル ■香川県 > ■愛媛県 > 高松北/三木 ■高知県 > ■福岡県 > 高知追手前/高知商業/高知南/土佐/土佐塾 明治学園/九州国際大学付属/福岡市立平尾中学校/筑紫女学園/福岡雙葉/上智福岡/福岡大学附属大濠 鳴門/徳島市立/城南/生光学園/名西 松山東雲/松山東/愛媛大学附属/済美平成中等教育学校 福岡大学附属若葉/福岡女学院/福岡海星女子学院/柏陵/中村学園女子/修猷館/西南学院/福岡第一/筑紫中央/筑紫 筑陽学園/太宰府/福岡女子/福岡西陵/福岡舞鶴/糸島/嘉穂/久留米/柳川/西日本短期大学附属/輝翔館中等教育学校 山門/三池/小郡市立三国中学校/久留米大学附設/久留米信愛女学院 ■佐賀県 > ■長崎県 > ■熊本県 > 佐賀西/佐賀北/鳥栖/東明館/神埼/武雄/有田工業/小城/多久/早稲田佐賀/伊万里/三養基/牛津/致遠館 長崎東/海星/諫早商業/大村/聖和女子学院/佐世保商業/西陵/波佐見 ■大分県 > 大分上野丘/大分豊府/岩田/大分舞鶴/大分雄城台/大分西/大分東明/中津南/杵築/別府羽室台/別府鶴見丘/明豊 南関/熊本北/熊本マリスト学園/東稜/熊本工業/熊本学園大学付属/熊本/荒尾/北稜/玉名/玉名女子/八代/宇土 佐伯鶴城/豊後高田市立高田中学校 ■宮崎県 > 宮崎大宮/宮崎日本大学/宮崎北/鵬翔/宮崎南/宮崎西/日向/高鍋/小林/小林秀峰/日南学園/日南振徳/都城東 ■鹿児島県 > 甲南/鹿児島情報/鳳凰/出水中央/伊集院/国分/志布志/末吉 ■沖縄県 > 那覇国際/那覇商業/興南/沖縄尚学 88 重要 確認・同意書(P72)に署名する前に必ずお読みください。なお、参加規程には受入国内定後に改めて署名していただきます。 参加規程 AFS Intercultural Programs, Inc. は、米国ニューヨーク州ニューヨーク市に本部を置く非営 プログラム中の家族や親類、友人たちの訪問を制限しています。家族や親類、友人たちが参 利法人です。公益財団法人 AFS 日本協会は、 内閣総理大臣により認定された非営利法人です (以下、 加生を訪問するにあたっては、あらかじめ、受入国 AFS 事務所の承諾を得なくてはなりませ AFS Intercultural Programs, Inc.、公益財団法人 AFS 日本協会、ならびに両者の関係団体を 併せて、 「AFS」と総称します。 ) 。AFS は、さまざまな異文化体験学習プログラム(以下、 「AFS ん。また、訪問の時期や期間については、受入国の規則に従います。場合によっては家族や プログラム」といいます。 )を通じて、参加生、家庭、ボランティア、そして地域の人々に対し、 ミリーに滞在するなど負担をかけるようなことをしてはなりません。 多様な文化で構成されている一方で相互依存の度合いを増しつつある世界において、有意義な貢 親類、友人たちの訪問が必ずしも許可されないこともあります。なお、訪問中に、ホストファ 7. 参加生はプログラム参加中、その地域の法律に則った免許を必要とする自動車やその他の 献をするために必要な技能、態度、知識を得ることができるような機会を提供しています。 乗り物を運転してはいけませんし、また免許を取得するためのいかなる行動も起こしてはい AFS プログラムは、各国の独立した AFS 組織が運営を担っています。AFS は、各国 AFS 組織 けません。この規定を守らなかった場合、プログラムは中止となり、参加生は早期帰国とな を通してホストスクール、ホストファミリー(ホームステイの場合)への配属、オリエンテ−ショ ンの手配を行います。また、一般の業者を通して往復の交通手段の手配をし、緊急事態が生じた場 ります。 8. 参加生は、出発前、受入国滞在中、および帰国後を通じて AFS が実施するオリエンテーショ 合には、医療および特別の移送の手配を行います。 ンなどの各種の活動に関して、AFS から求められた義務を果たし課題をこなさなければなり 日本では、公益財団法人 AFS 日本協会(以下、 「AFS 日本協会」といいます。 )が AFS プログ ません。年間またはセメスタ−プログラムの参加生は、ホストスクールの授業に出席し、そ ラムを運営しています。 の学校のガイドラインに沿って定められた課程を修める責任があります。こうした責任や義 以下に記載された AFS 年間派遣プログラム参加規程は、AFS が参加生およびその保護者の協 務を怠ったりそれらに違反したりした場合は、プログラムが中止され早期帰国となる場合が 力を得て AFS プログラムを運営していくための条件を定めたものです。 あります。 参加生および保護者は、本参加規程の末尾の署名をもって、本参加規程を遵守することに同意し ます。 9. ホストファミリーやホストスクール、ならびに受入地域への配属(以下、 「プレースメント」 といいます。 )の決定、および受入国内で AFS が必要と判断した場合のプレースメントの変 更に関しては AFS がすべての権限を持ちます。AFS は、プログラム参加中に参加生を複数 の家庭に配属する場合があります。参加生は、人種・信条・肌の色にかかわらず決定された 年間派遣プログラム参加規程 プレースメントを承諾しなければなりません。参加生とその保護者が AFS の決定したプレー スメントを拒否した場合、AFS は別のプレースメントを保証しません。なお、受入国による 書類審査を通過した場合でも、最終的にホストファミリーやホストスクールへの配属ができ 年間派遣プログラム参加費に関する規定 1. 参加生とその保護者は本規程に定める条件のもとに、 「AFS 年間派遣プログラム参加費説 明書」 (別紙)に定める年間派遣プログラム参加費全額を、以下のとおり、AFS 日本協会に ないため出発が不可能となることや、受入国の査証が発給されないため AFS プログラムに 参加できないことがあります(これらの場合のプログラム参加費の返還については、第 3 項 を参照してください。 ) 。 支払います。 AFS は AFS の定めたガイドラインに従ってホストファミリーを選びます。これらのガイ 参加生とその保護者は、日本国内の選考試験の合格通知を受け取った後、別途 AFS 日本 ドラインは経験と研究に基づいて設定されたもので、順応性、適合性、および AFS の目的 協会が指定した方法で指定した期日までに、第一次納入金として、プログラム参加費のうち に対する関心度に重きがおかれています。プログラムを通じて参加生とホストファミリーは 30 万円を AFS 日本協会に支払います。プログラム参加費の(30 万円を除いた)残額は、第 二次納入金として、 「受入国による書類審査通過のお知らせ」を受け取った後、別途 AFS 日 本協会が指定した方法で指定した期日までに、AFS 日本協会に支払います。プログラム参加 して、ホストファミリーに対するオリエンテーションを行い、ホストファミリーとしての十分 費が指定された期日までに支払われなければ、参加生のプログラムへの参加が取り消される 可能であり、また不適切でもあるので、ホストファミリーが理解し実行しているホストとして ことがあります。 の役割を果たすための態度や方法が適切であるかということを、AFS がホストファミリーそ AFS のボランティアや職員からサポートを受けることができます。AFS はサポートの一つと な理解を求めます。ただし、この AFS によるサポートは、日常生活を常に監督することは不 なお AFS 日本協会は、本規程第 2 項および第 3 項の場合を除き、支払われたプログラム れぞれの日常生活に立ち入って監督や指導することまでは含んでいません。また、この AFS 参加費の払い戻しは行いません。また、出国予定日の前日までにプログラム参加費が支払わ によるサポートは、ホストファミリーに対して AFS およびそのプログラムへの理解を求める れていない場合は、事情のいかんを問わず、参加生のプログラムへの参加は取り消しとなり オリエンテーションは行うものの、いかなる目的のためにもホストファミリーが AFS を代表 ます。 したり代理人として行動したりすることを認めるものではありません。 2. プログラム参加費の支払期日後、出国予定日以前に参加生がプログラムへの参加を取りや したがって、AFS は、ホストファミリーの家族の故意または過失が原因であると主張され めた場合、AFS 日本協会は、その理由のいかんを問わず、参加生とその保護者が支払ったプ る損害や損傷に対する賠償請求に関してはいかなる法的責任も義務も負いません。また同時 ログラム参加費から、参加取りやめの通知が AFS に届いた時点に応じて、下記の(a) 、 (b) に AFS は、そうした故意または過失に基づく損害賠償請求からホストファミリーを守る義務 または(c)の金額を差し引いた上、残りの金額を参加生とその保護者に払い戻します。 (a)出国予定日の前日から起算して 60 日前までの場合、30 万円 (b)出国予定日の前日から起算して 59 日前から 31 日前までの場合、45 万円 (c)出国予定日の前日から起算して 30 日前以降の場合、70 万円 を負うものではなく、そのような弁護を行い、ホストファミリーを擁護することはありません。 10. プログラムを通じて参加生は AFS ボランティアや職員からサポートを受けることができま す。この AFS によるサポートは、経験と研究に基づき適切と思われる助言や援助が中心とな りますが、参加生がホストファミリーとの日常生活を営む中で参加生としての役割を果たす 払戻金の振込手数料は上記(a) 、 (b)または(c)いずれの場合も、参加を取りやめた参 ための態度や方法が適切であるかということを監督することまでは含んでいません。また、 加生とその保護者の負担となります。 この AFS によるサポートは、参加生に対して AFS およびそのプログラムへの理解を求める 参加取りやめの通知が AFS に届いた時点において、 プログラム参加費の支払いが上記(a) 、 オリエンテーションは行うものの、いかなる目的のためにも参加生が AFS を代表したり代理 (b)または(c)に記載された金額に満たない場合、参加生とその保護者は、参加取りやめ 人として行動したりすることを認めるものではありません。 の通知が AFS に届いた時点に応じて、上記(a) 、 (b)または(c)に記載された金額に満つ したがって、AFS は、プログラム参加中の参加生本人の故意や過失が原因であると主張さ るまで残金を支払います。上記(a) 、 (b)または(c)に記載された金額を上回るプログラ れる損害や損傷に対する賠償請求に関してはいかなる法的責任も義務も負いません。またプ ム参加費が支払われている場合は、AFS 日本協会は、上記(a) 、 (b)または(c)に記載さ ログラム参加中に参加生が被った損害や損傷に対する損害賠償にかかわることは、すべて参 れた金額を差し引いた上、残りの金額を参加生と保護者に払い戻します。 加生およびその保護者の責任となります。AFS は、要請があれば、弁護士を紹介するなどの 3. 参加生が次のいずれかに該当する場合には、 AFS 日本協会は、参加生とその保護者が支払っ たプログラム参加費全額を、参加生とその保護者に払い戻します。 ① 受入国による書類審査を通過しなかった場合 ② 受入国による書類審査を通過した者であって、下記(a) 、 (b) 、 (c)のいずれかに該当 する場合 法的援助を行いますが、そうした参加生本人の故意や過失に基づく損害賠償請求から参加生 を守る義務を負うものではなく、そのような弁護を行い、参加生を擁護することはありません。 11. 麻薬の使用に関する法律は多くの国で厳しいものになっており、長期間の投獄か、死刑が 科せられています。AFS の参加生は受入国と受入地域の法律に従わなければなりませんし、 参加生が違法薬物にかかわったり、いかなるものであれ、違法行為にかかわったりした場合、 (a)出国予定日当日またはそれ以前に AFS がプログラムを中止した場合 AFS もその参加生が国籍や市民権を持つ本国政府も参加生を逮捕や処罰から保護することは (b)最終的にホストファミリーやホストスクールへの配属ができず出発が不可能となっ できません。そうした犯罪やその他の法的事柄に関して法的手続きを取る場合の費用につい た場合 (c)受入国から査証が発給されずプログラムに参加できなくなった場合 ③ 在学校の学校長より推薦が得られないか、取り消された場合で、その原因が参加生本人 にない場合 4. AFS は、プログラムの準備段階で実際に発生した経費および予想される経費に基づきプロ グラム参加費を定めています。予測できない理由で経費が増加した場合、AFS はプログラム ては、参加生およびその保護者の負担となります。医療目的以外で麻薬の使用にかかわった 場合は、早期帰国になります。 参加生はアルコール飲料の購入や消費については、受入国や受入地域の法律に従わなくて はなりません。加えて、AFS は参加生が飲酒に関しては責任感ある態度をもって受入国や受 入地域の慣習やしきたりを尊重することを求めています。プログラム期間中は、一気飲みに 類するものを含め、アルコール飲料の乱用は許されません。アルコール飲料を乱用したり、 参加費を増額することができます。その場合、参加生とその保護者には増額の理由が通知さ 短時間に多量の飲酒をしたりすることは、自他を危険にさらすことになります。例えば、短 れます。 時間に多量に飲酒をすると急性アルコール中毒を起こし、死に至ることがあります。酔っ払っ て、不適切な行為を行うこともあります。そのようなことを他の人に勧めたりすると刑事事 安全とサポートに関する規定 件になる場合もあります。そのような飲酒にまつわる言動は、AFS プログラム参加中は許さ 5. AFS は積極的な体験学習を推進するよう努めていますが、すべての参加生の生活を厳しく れず、参加生は早期帰国となります。アルコールの使用に関して逮捕されたり、ホストスクー 監視することができないという意味において、参加生の健康と安全を保障することはできま せん。参加生は、受入国滞在中は受入国 AFS の旅行に関するガイドラインを守らなければ なりません。参加生の個別旅行については最終的な日程を決める前に、受入国 AFS 事務所 ないしは地域担当者の承認を得なければなりません。 参加生と保護者は、プログラム参加期間中参加生がこれまでに経験のない、あるいは本国 たりすることができます。参加生あるいは保護者がある特定の受入国の状況について心配が では経験することのないスポーツや諸活動に取り組むことがあり得ることを理解し、本参加 ある場合には、AFS に連絡を取り、AFS は入手している情報を提供するか、外交にかかわ 規程の署名をもってそのようなスポーツや活動に参加するための書面による許可を与えます。 る地域の官庁への照会を勧めます。AFS が危険になり得ると判断する事態がプログラム期間 参加生と保護者は、受入国が内定した時点で、 「受入国での諸活動への参加および免責に関 中に受入国で生じた場合、AFS は参加生を帰国させることがあります。 する同意書」に署名を求められます。また参加生と保護者は、参加生が特定の活動やホスト (b) 参加生が本参加規程の各規定を守らなかった場合、参加生または保護者が参加生にかかわ スクールが行うスポーツ行事に参加するため、参加生の行事への参加と行事関係者の免責に る重大なことがらを正しく報告していなかったり開示していなかったりしたことが判明した場 同意する文書への署名を求められる場合があります。 合、または参加生や AFS のためにならないような言動が参加生にあったと AFS が判断した 6. 長年にわたる経験から AFS は、家族や親類、友人たちの訪問が参加生の受入地域での活 動やホームステイ体験を阻害する可能性があることを学んできました。したがって、AFS は、 89 ルから停学処分を受けたりした場合も早期帰国となります。 12. 進行中のプログラムの中止 (a) 参加生が受入国への移動中または滞在中に参加生が危険にさらされるような状況が受入国 側にあると AFS が判断した場合、AFS はいつでもプログラムを取り消したり、一時中止し 場合、AFS はその参加生のプログラム参加を取り消し、本国に早期帰国させることができま す。例:参加生が自動車やエンジン付きの乗り物を運転した場合(第 7 項参照) 、早期帰国と なります。またアルコ−ルを乱用したり、 医療目的以外に麻薬を使用したり、 あるいはかかわっ たりした場合(第 11 項参照)も早期帰国となります。 19. AFS は、以下に関する費用については、それらの医療などがいつ行われ、費用がいつ発生 したかにかかわりなく、その費用を一切負担しません。すなわち、参加生が出国するための 参加生が自動車やエンジン付きの乗り物を運転したことや、医療目的以外に麻薬を使用し 集合場所に到着した時点から遡って 18 ヵ月の間に治療を求めたか、治療が行われた症状(以 たり、あるいはかかわったりしたことや、その他の自他を危険にさらすような言動があり、そ 下、 「直近の既往症および現症」といいます。 ) 、予防薬、予防接種、歯科治療、眼鏡、コンタ れらについての情報がソーシャルメディア(例として、ユーチューブなどの動画投稿サイト、 クトレンズ、通常の視力検査、美容整形手術や緊要ではない手術など。参加生が上記医療な ツイッターなどの簡易投稿サイト、mixi や Facebook などのソーシャル・ネットワーキング・ どを必要とした場合には、保護者は参加生またはホストファミリーから、医療を行うこととそ サービス、ブログなど)や他の公開サイトで得られた場合も早期帰国の対象になり得ます。 の費用を支払うことへの許可を求める連絡を直接受け、必要な金額を参加生またはホストファ 受入国の旅行に関する方針やその他、参加生の安全を守るための方針を守らなかった場合も ミリーに直接送金しなければなりません。 早期帰国の対象になり得ます。 直近の既往症および現症の治療に必要な器具、医薬品の手配・輸送・管理などは、すべて (c) 保護者の同意のあるなしにかかわらず、プログラムを完了しないと参加生が決断した場合、 参加生の責任で行わなければなりません。AFS は、上記器具、医薬品の輸送に関する費用な 参加生のプログラムへの参加は中止され、 引き続き受入国に滞在することはできません。また、 どの直近の既往症および現症に関する費用を一切負担しません。直近の既往症および現症に 出国するために国際空港へ向かうまでの国内運賃も含めてプログラムの残り期間におけるプ 起因して早期帰国をしなければならない場合、参加生と付き添い者の航空運賃や付き添い者 ログラム関連のサポートを受けることができません。ただし参加生には、出国する国際空港 の宿泊食費や日当を始めとする必要諸経費など関連諸経費は、保護者が負担します。直近の までの受入国の国内旅行の運賃を除き、 即時帰国のための航空券が AFS から支給されますが、 既往症および現症に関する医療措置や治療に関しては、AFS には説明責任はありません。上 帰国日時を変更したり延期したりすることは許されません。 記に関連する費用が発生し、 これを AFS あるいは AFS が依頼した第三者が立て替えて支払っ (d) 参加生のプログラムへの継続的参加に実質的に支障がでるような身体的、医学的、心理的 な問題が生じる、またはすでに参加生にそのような問題が生じている、と AFS が判断したと き、または参加生が本国で治療を続けた方がよいと医療専門家が判断したとき、AFS は参加 た場合は、参加生とその保護者がその費用全額を AFS またはその第三者に対し、返済します。 20. 医療行為を受けるかどうかの最終的な決定は保護者が行います。ただし、AFS 医療費プラ ンは、参加生が出国するための集合場所に到着した時点から、本国に帰国するまでまたは 生のプログラムへの参加を中止させ、早期帰国させることができます。 AFS プログラムを離脱した日のどちらか早い時点までの間に主治医の勧めに基づいて行った プログラムの応募書類とともに提出する健康診断書は真実を記したもので、一切間違いや 医療行為の医療費だけが弁済の対象になります(第 12 項d参照) 。参加生と保護者は、医療 記入漏れがあってはなりません。もし応募書類提出後、出発前に何らかの重大な健康上の出 来事(処方薬の種類や量の変更や身体面や精神面での治療の開始または終了を含むが、それ 行為に関して以下の条件を承諾します。 (a) 医療機関の選択にあたっては、その受入地域で広く信頼されている水準にあるものを選 らに限らない)が生じた場合には、AFS に直ちに文書で報告しなければなりません。AFS は ぶよう最大限の努力をします。一部の国ではその国の守秘義務や医療手続きに関する法律 参加生の AFS プログラムへの参加が適切かどうかを決定し、AFS プログラムへの参加が参 のために、AFS が参加生の治療に関する医療記録や文書を入手できないことがあります。 加生や AFS にとって最善ではないと AFS が判断した場合には、AFS はプログラムへの参 加を取り消したり、出発を延期したりすることができます。健康診断書の間違いや記入漏れ (b) 医療にかかわる緊急事態が生じた場合、もし時間の余裕があれば、AFS は AFS 日本 協会を通じて保護者に連絡を取り、 手術やその他必要な処置の許可を要請します。ただし、 は参加生のプレースメントの実施や継続を困難にし、プログラム参加の出発前の中止や、早 参加生と保護者は、AFS に対し、保護者に連絡を取る時間的余裕がなく、その状況にも 期帰国の原因となり得ます。 ないと AFS が判断した場合、AFS が保護者に代わり、医師の勧めに従い、その監督のも 以上の例で説明したような事態が生じた場合には、プログラム参加費は返還されません。 とで行われる医療処置、レントゲン検査、麻酔、輸血、その他内科的または外科的診断、 また早期帰国の決定に関連し AFS は国際線航空券の復路部分を回収し、これに替えて有効 治療、入院に同意することを認めます。 期限を限定した本国までの片道航空券を参加生に支給することがあります。 加えて、一刻を争うような緊急事態が発生した場合には、医療従事者が参加生の命を 救うために必要と判断した場合、保護者や AFS に連絡がある前に、レントゲン検査、輸血、 旅行に関する規定 13. 参加生は AFS の単一のプログラムに参加し、AFS によってあらかじめ定められた旅行期 間を除き、そのプログラム期間中受入地域に滞在しなければなりません。滞在途中で受入国 を離れたり、帰国したり、滞在中に一時帰国したりすることは許されていません。参加生は 受入国内のプログラム終了後、本国に帰国します。 手術などの医療処置が取られることを認めます。 (c) 主治医が医療上の理由により国外退去を勧めた場合など参加生がいったん受入国を離 れ他の施設に移った場合には、AFS 医療費プランの対象から外れます。 (d) 参加生と保護者は、緊急治療にかかわる措置に関して、AFS に対し、一切責任を求め ません。 14. 本国内の自宅と出国国際空港との間ならびに帰国国際空港と自宅との間の旅行手続きおよ びそれにかかわる一切の費用は、参加生とその保護者の負担となります。 個人情報保護 出入国管理法の規定あるいはその他受入国固有の事由に拠り、プログラムが終了もしくは 21. AFS は、個人情報を重要なものと認識し、その取り扱いについては細心の注意を払います。 参加生およびその保護者は、以下に掲げる AFS における情報セキュリティー・個人情報保 中止した参加生は、受入国にとどまることができないことが多々あります。そのため、プログ ラムが終了または中止次第、参加生はあらかじめ決められた旅程に沿って受入国を離れなけ 護に関する基本方針に同意します。 ればなりません。このような規定のある国に滞在する参加生は、プログラムが終了または中 個人情報の保護・管理 止次第、速やかに帰国します。 15. 参加生は AFS および AFS の指定代理店が決定した出発日および帰国日、旅行手続き、交 AFS は参加生とその家族から提供された個人情報の保護を重視し、その取り扱いについて は細心の注意を払います。個人情報はコンピュータ、ファイルキャビネットなどで厳重に管 通機関、日程に従わなければなりません。この日程や手続きに従わない場合は、プログラム 理し、安全な方法で保管します。電子化した個人データは漏洩、滅失、破棄・毀損などの防 に関連するサポートを受けられない場合があります。 止のために、厳重に管理された国内および海外の複数のデータセンター内のコンピュータに 16. 参加生が書類を提出しなかったり不備のまま提出したり、適切な旅行条件を満たさなかっ たり、責任を果たさなかったりしたために生じた、あるいは参加生の不適切な行動により生 じた、余分な旅費や経費は、参加生とその保護者が AFS に弁済しなければなりません。 17. 参加生とその保護者は旅行に関する以下の条件に同意します。 安全な方法で転送し、保管します。 個人情報の利用について 参加生の応募時点以降、AFS が取得する参加生およびその家族などに関する個人情報は、 参加生の選考、旅行手続き、プレースメント、研修、サポート、評価・改善など、AFS プロ 責任について グラムの実施に必要な範囲内でのみ保管し、AFS 役職員、顧問、ボランティアが必要な場合 AFS は、利用する交通機関(陸上交通機関、水上交通機関、ならびに航空機)の選択にあ に限り利用します。 たっては、その交通機関が受入地域で広く信頼されている水準にあるものを選ぶよう最大限 個人情報の第三者への提供について の努力をします。 AFS は以下の場合を除き、参加生とその家族に関する個人情報を第三者に提供しません。 AFS は、参加生に代わり交通機関の手配を行いますが、旅行または交通機関により生じた (1)あらかじめ参加生と保護者の同意を得ている場合。 物的損害、人的損害および損失については、AFS に故意または重大な過失がない限り、原則 (2)AFS プログラム運営のため、AFS が適切な監督を行う業務委託先に提供する場合。 として責任を負いません。 (3)参加生の生命、身体または財産の保護に必要な場合で、参加生およびその保護者の同 変更とキャンセルについて 意を得ることが困難な場合。 旅行の日時、日程、利用交通機関は変更することがあります。この場合、AFS は、日程変 (4)司法機関、行政機関などから法令に基づき提供を命じられた場合。 更により生ずる不都合ないし損害については、AFS に故意または重大な過失がない限り、原 サポートに関する情報の保管・利用について 則として責任を負いません。 AFS は、プログラム参加期間を通して、参加生やその他複数の AFS 関係者にかかわる個 AFS に責任のない事由による追加費用について AFS に責任のない事由(天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関の旅行サービスの中止、 人情報を適切に保管します。また、AFS は参加生のサポートに関する情報を記録し、機密情 報として保管します。これらの情報は AFS に帰属し、AFS プログラムの実施に著しい支障 官公署の命令等の不可抗力を含む)により、航空運賃、交通費、宿泊食費などの追加費用が を及ぼす恐れがあるため、法律により義務づけられる場合を除き、開示しません。 発生した場合、その費用は参加生と保護者の負担となります。 22. 本参加規程は、別途参加生および保護者が提出した AFS プログラム参加応募書類、「受入 個人の荷物と所有物について 国での諸活動への参加および免責に関する同意書」 、 「医療パンフレット」とともに、当事者 AFS は、個人の荷物や所有物の損失や損害について責任を負いません。また参加生が自分 間の完全な合意をあらわすものです。 の所有物の損害や損失に関し交通機関に対し請求できる範囲は限られており、その範囲は航 空券の条件、あるいは参加生に対して航空会社や輸送業者が発行する輸送約款に定めるとお りです。 荷物料金(受託手荷物手数料や超過料金など)やその他、航空券代に含まれていない付随 的な費用は、参加生の負担になります。 23. 参加生と保護者は、プログラム参加応募書類には事実を正確に記載したことを確認し、また、 何らかの変化が生じた場合は、直ちに AFS に報告することを約束します。 24. 本参加規程に関連して、特別の事情により発生した損害賠償の請求については、AFS は一 切、責任も義務も負いません。ただし、AFS(その職員・ボランティアを含む)に故意また は重大な過失がある場合はこの限りではありません。 25. 本参加規程に記載されている規定のいずれかが効力を失ったり、強制力を失ったりしても、 医療に関する規定 18. AFS は、二次的旅行医療保険に加入しています。この保険は、1件あたり 1,000,000 米 ドルを上限として、参加生に発生し支払われた医療費すべてを補償するものです。ただし、 本参加規程に記載されている残りの規定の有効性には何の影響も及ぼしません。 26. 本参加規程の内容およびそれに関連する事項についての争訟は、日本法を準拠法とし、東 京地方裁判所を第一審管轄裁判所とします。 参加生が出国するための集合場所に到着した時点から、AFS プログラムを離脱した時または 本国に帰国した時のどちらか早い時点までに治療が行われる場合に限ります。この旅行医療 AFS Intercultural Programs, Inc. と公益財団法人 AFS 日本協会が締結したパートナーシップ 保険は、参加生が帰国した後の医療費については、そのような費用が AFS プログラム参加 協定第 19 条および第 23 条に基づき、公益財団法人 AFS 日本協会理事・事務局長は、本参加規 中に生じた事情に起因するかどうかにかかわらず、 補償しません(ただし、 「医療パンフレット」 程において AFS Intercultural Programs, Inc. と公益財団法人 AFS 日本協会の両者を代表する で詳述されている場合はこの限りではありません。 ) 。参加生とその保護者は、AFS が加入し ことが正式に承認されています) ているのは二次的な保険であるため、参加生が契約している一次的保険契約会社に対し、 AFS が求償することがあることを理解しています。 補償の具体的な条件については、 「医療パンフレット」を参照してください。 (2015 年 1 月改訂) 参加生とその保護者は、参加生が公的な健康保険および傷害保険の制度に加入していない 場合には、個人的に健康保険および傷害保険に加入するよう、AFS が参加生に対し強く勧め ていることを理解しています。 90 よくある 質問 留学先の国について Q 1 A 英語圏以外の国への留学は言葉が通じるかどうかとても不安です。 どの国へ留学しても、言葉については最初の数ヵ月は相当の努力が必要です。現地生活への 適応が進めば、相手の話がほぼ理解でき、自分の話したいことも伝えることができるように なるでしょう。語学に対する吸収力の高い高校時代こそ、さまざまな言語を身につける絶好 の機会といえます。留学前に語学教材・情報を各 AFS 生に送って事前学習を支援したり、 支部や学校で語学研修の機会を設けたりしている受入国もあります。 Q &A Q 2 A Q 3 A Q 4 A Q 5 A 受入国内定後、希望する国を変更できますか? いったん内定した後に留学先を変更することはできません。申込書の希望留学先の欄に順位を つけた国が希望国と判断されますので、希望しない国がある場合は順位をつけないようにしてく ださい。ただし、 選考前であれば変更が可能な場合があります。詳しくは P 61 を参照してください。 受入国による書類審査に通過しない事例としてどのようなものがありますか? 例えば成績が受入国の基準に達していない場合や、健康状態などの基準が満たされていな いと判断された場合などです。 AFS 年間派遣プログラムは、日本の学校への不適応や、精 神的な治癒を目的としたい方には適していません。異文化のなかで過ごすことは、参加する 高校生にとって精神的にもかなり負担がかかる点を十分ご理解ください。 地域や学校を指定することはできますか? AFS の年間派遣プログラムは、異文化での生活体験を通して異なる文化的背景を持つ人間 同士が理解を深めることを目的とした「交換留学」です。与えらえた環境で努力し、自ら考 え行動する力を身につけることが、この制度の特徴のひとつです。そのため、選考時に国の 希望を出すことはできますが、地域、学校、家庭を指定することはできません。受入国では 治安や生活環境を最優先で考慮したうえ、 AFS 生と家庭・学校とのマッチングを行います。 ホストファミリーには滞在費を支払うのですか? ホストファミリーはすべて善意のボランティアであり、留学生を家族の一員として受け入れ、 日常の食事・生活費を負担します。 交換留学では、留学生を受け入れるホストファミリーや学校、地域の人々も異文化と接する 機会を得るという意味で、自主的な参加者であると考えられています。留学生は家族の一員と して責任を果たし、地域社会での善き市民として行動することを期待されますので、感謝と協 調の心を忘れずに過ごすことを心がけましょう。私費留学との違いは P 8 を参照してください。 応募や選考について Q 6 A Q 7 A Q 8 A どの選考方法が有利ですか? どの選考も AFS の決められた基準に達しているかどうかを確認するもので、有利・不利とい うことはありません。 ELTiS の事前勉強はどうしたらよいですか? アメリカ留学を実現するには 8 割の正答率が必要ですので、アメリカ希望の人は、対策を始めてくだ さい。新しく開発された試験のため、対策本は市販されていませんが、参考問題は紹介されています 。その他、 実用英検(2 級レベル)や TOEFL ITP 対策問題集などで勉強するとよいでしょう。 (P 66 参照) 希望留学先を決めるのに迷っています。どうしたらよいでしょうか? まずは本冊子の国別情報(P 17- 55)および国別募集一覧(P 59- 60)をよく読んで制約条 件を確認してください。体験談は AFS 日本協会 WEB サイト(www.afs.or.jp)で紹介して おり、動画サイト AFS WAVE(wave.afs.or.jp)では帰国生の生の声を聞くこともできます。 留学説明会も各地で開催しています。帰国生から直接話を聞いたり、不安や疑問を解消した りするよい機会ですので、ぜひご出席ください。 91 Q 9 A Q 10 A Q 11 A 英語能力を証明する書類を持っていないのですが、指定校推薦を受けられますか? 英語能力の証明書は必須です。実用英検以外の資格をお持ちの方はご相談ください。 AFS 日本協会の試験を通過したら必ず留学できるのでしょうか? 日本協会での選考試験に通過後、受入国事務所での英文書類審査があります。受入国での 審査に通過すると留学に向けての具体的な手続きが始まります。受入国への配属決定をもっ て正式に留学が決定します。また出発までに「内定取消」になることもありますので、 P 63 の「内定取消について」をよくお読みください。 在学する学校が指定校かどうかわかりません。 対象校には当協会の指定校である旨通知しますが、在学する学校が指定校かどうか不明な場 合は、協会までお問い合わせください(TEL:03- 6206- 1913)。なお、対象校は高等学 校のみで、中学校の対象校はありません。中等教育学校は第 4 学年以上、中高一貫校は高 等部の応募者のみが対象となります。 Q 12 A Q 13 A 留学のための奨学金はありますか? 第 63 期では、選考試験を通過し受入国が内定した方を対象に、奨学金の申請を受け付けま す。奨学金の種類や支給内容は P 78- 85 でご案内していますが、申込手続きや必要書類な どの詳細は、選考試験通過者にお知らせします。また、追加の情報や変更がある場合は、 随時 WEB サイトにてお知らせします。 一般選考と指定校推薦を併願することはできますか? 併願はできません。受験の条件、対象国、実施時期を確認のうえ、いずれかひとつの選考・ 日程を選んで申し込んでください。ただし、異なる選考・日程で再受験することは可能です。 詳しくは P 61 を参照してください。 留学中について Q 14 A Q 15 A 留学中、ホストファミリーとうまくいかない場合はどうしたらよいですか? AFS の場合、AFS 生一人ひとりにボランティアの担当者がつきますので、まずその人に相談 してください。担当者の呼び方は国によってさまざまですが、AFS 生の適応を見守り、必要な 場合には話し合いの場を設けるなど、AFS 生・ホストファミリー・ホストスクールのパイプ役 を果たします。状況が改善されない場合には、ホストファミリーを変更する (ファミリーチェンジ) という判断が AFS によってなされる場合もあります。 留学期間を延長・短縮することはできますか? プログラムの出発・帰国日はすべて AFS が指定した日程になります。参加生の都合で留学期 間を延ばしたり、短くしたりすることはできません。 進路について Q 16 A 大学受験のことを考えると、留学すべきかどうか迷っています。 留学は大学受験に決してマイナスではありません。それどころか異文化の中で 1 年間生活した Q &A 結果、「生活のあらゆる面で自信がわき、勉強にもより力が入るようになった」という話もよく 聞きます。また、最近の大学入試では高校時代の異文化体験を評価するところも増えており、 進路も語学の分野だけでなく、あらゆる方面に広がっています。 AFS プログラムの帰国生に 進路についてのアンケートを実施しましたので、P 15- 16 をご覧ください。 92 選考試験一覧 選考方法 対象国 (P59-60参照) 書類受付期間 (消印有効・持ち込み不可) 試験日 一般選考 指定校推薦 A日程:派遣予定の全ての国 B日程:派遣予定の全ての国 C日程:募集継続国 派遣強化国およびアメリカ A日程: 4月 1日∼ 6月 1日 B日程: 4月 1日∼ 7月 6日 C日程: 7月22日∼ 9月16日 4月15日∼10月30日 (定員に達し次第募集終了) A日程: 6月14日 (日) B日程: 7月19日 (日) C日程:10月 4日 (日) ーー 試験会場 全国約20会場 (予定) (65-66参照) 応募資格以外の 受験条件 ーー 派遣強化国:実用英検準2級以上 アメリカ:実用英検2級以上 後日AFSが実施するELTiS受験で アメリカ受入基準に到達すること × (P56、65-66参照) 選考手数料 21,600円 (P67参照) 応募書類 (P67参照) 申込書 ○ ○ 確認・同意書 ○ ○ ○ ○ 払込受領書(コピー) 推薦書 ○ 英語証明書 × 試験内容 ○ (指定校推薦用の書式) 派遣強化国:実用英検準2級以上の証明書 アメリカ:実用英検2級以上の証明書 (P65-66参照) 日本語面接 ○ × 英語 ○ メリカ:後日AFSが実施するELTiS受験で (ア ア メリカ受入基準に到達すること ) 一般教養 ○ × その他 希望国の変更・追加 (P61参照) 受入国内定発表 (P65-66参照) 奨学金 (P78- 85参照) ○ 各選考1回限り。 選考試験 直前の金曜午後5時まで ( ) 郵送ならびに インターネット × 郵送 ○ × (受入国内定後、 申請受付) (一部を除く) ※秋以降、 定員に達していない国を対象に追加募集を行います。詳細はWEBサイトで発表します。 93 AFS の理念 AFS の目的 A F S は国際的なボランティア団体であり、営利を目的としない民間の 組織である。 より公正で平和な世界の実現に必要な知識、能力、理解力を多くの 人びとが身につけるため、さまざまな異文化と接する機会を提供するこ とを目的とする。 AFS Statement of Purpose $)6 LV DQ LQWHUQDWLRQDO YROXQWDU\ QRQJRYHUQPHQWDO QRQSUR¿W organization that provides intercultural learning opportunities to help people develop the knowledge, skills and understanding needed to create a more just and peaceful world. AFS の基本的価値観と立場 多様性に満ちた世界において、平和と相互理解の推進のため行動す る、責任ある地球市民を育てようと AFS は考える。平和は常に、不正、 不公正、偏狭な心によって脅かされる危ういものだと認めるからである。 A F S はすべての個人すべての国と文化に、それぞれの尊厳と価値が あると確信し、その考えが広く確立されるよう努力する。そして、人種、 性、言語、宗教、社会的地位の違いとは無関係に、人権と基本的自由 が尊重されるよう、その実践を推進する。 A F S 活動は人間の尊厳、違いの尊重、調和、感受性、寛容の精神と いう基本的価値観に基づいて行われる。 - 1993 年開催 AFS 世界会議で採択 The Core Values and Attributes of AFS AFS enables people to act as responsible global citizens working for peace and understanding in a diverse world. It acknowledges that peace is a dynamic concept threatened by injustice, inequity and intolerance. $)6VHHNVWRDI¿UPIDLWKLQWKHGLJQLW\DQGZRUWKRIHYHU\KXPDQ being and of all nations and cultures. It encourages respect for human rights and fundamental freedoms without distinction as to race, sex, language, religion or social status. AFS activities are based on our core values of dignity, respect for differences, harmony, sensitivity and tolerance. -Adopted at the 1993 World Congress 94 AFS 年間派遣プログラム 2016年派遣「プログラム案内」 発行年月日 2015年3月1日 発行/公益財団法人AFS日本協会 AFSでは年間派遣プログラム以外にも、 短期派遣プログラムの参加者や 来日留学生のホストファミリーを募集しています。 ご興味のある方は当協会までご連絡ください。 www.afs.or.jp 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 1-22-14 ミツヤ虎ノ門ビル 7F T E L 03-6206-1911 FAX 03-3507-4300 E-mail i n f o @ a f s . o r . j p AFS Intercultural Programs, Japan 2015. Printed in Japan 第2版 本書内容の全部または一部を許可なく複写、転載することは、著作権上での例外を除き禁じられています。 【払込取扱票】記入例 赤枠内を記入してください。 郵便局で所定の払込用紙(青) を用いてください。 「通信欄」 には応募者氏名、学校名、学年、希望選考試験、希望受験会場を黒の ボールペンでもれなく記入してください。 ATM、インターネットバンキング等でお振込みされる場合は、応募者本人の氏 名を依頼人・振込人としてください。 名義変更ができない場合は、別途 E メールで振込内容(63 期派遣の選考手数 料)、 振込日時、応募者氏名をお知らせください。 E メール:info@afs.or.jp
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