西松建設 技 輔 VOL 4 U. D. C.624. 166∴156. 8 連続地中壁基礎の設計と施工 要 桃崎 徳* 前田 詔- *** 細井 武** 約 本報文は,首都高速道路横浜羽田空港線の橋脚基礎 に採用された連続地中壁基礎 につい て, その選定理由,設計 ・施工の概要及び今後の課題 について述べた ものである。 選定理由 としては,低公害工法,渇水期の急速施工,基礎形状寸法の制約,土丹掘削等 によるとしている。設計は, コンサルタン トによって,行われたが,本基礎 は従来にない 新 しい基礎形式であるので, その設計手法 も紹介す る。すなわち,矢板式基礎 に準 じ,弾 1-0. 5( 一部 p性床上の梁理論を採用 L,エ レメン ト間の継手の評価 として,合成効率 i 0. 7 5) としている。施工では,エ レメン ト間継手部に, ヒンジ鉄筋保護用に特殊 なジョイ ン トボ ックスを使用 し,成功 をおさめた。今後の連続地中壁基礎の課題 として,設計手法 の確立,剛結継手の開発,掘削精度の向上,安定液の研究等があげられる。 物 としての利用は, その施工精度や壁相互の継手方法 な §1. まえが き どに問題があ り,ご く特殊な構造に限 られていた。 §2.工事概要 最近にな り,連続地中壁 に関す る種々の研究,開発が §3.地質概要 進 められるとともに,連続地中壁工法の持つ低公害性 , §4.基礎構造の選定 広範囲の地質-の過剰 生,施工の安全性等が再確認され, §5.設計 本体構造物 として も徐々に脚光をあびてきた。 §6.施工 橋脚基礎 として,連続地 中壁 が最初 に採用されたの §7.連結地中壁基礎の今後の課題 Ⅰ 期工事 ( 北池袋 ランプ,熊野町ア は,首都高速 5号線 Ⅰ §8.あ とが き ンダーパ ス)においてであるO その後,首都高速 3号線 参考文献 Ⅰ Ⅰ 期工事 ( 新町交差点) ,首都高速横浜羽田空港線 Ⅰ Ⅰ 期 工事 ( 堀川筋) ,東北新幹線飯塚街道架遺橋工事等に, §1.まえが き 連続地中壁が,我国に導入されたのは,昭和 3 4 年 ( 1 9 連続地中壁基礎が採用されてきた。 本報告文は,上記の首都高速道路横浜羽田空港線 Ⅰ Ⅰ 期 5 9) ,イタ リアのイコス社 との技術提携 によ り,中部電 工事における,連続地中壁の施工が無事終了 したので, 力蝿薙ダムの止水壁に使用されたのが最初である。つい 施工の内容を紹介す るとともに,連続地中壁 その設計 ・ 6 年( 1 9 61 年) ,営団地下鉄 4号線,方南町の箱 で,昭和 3 基礎の今後の課題について述べ るものである。 形 トシわ レの側壁 ( 土留壁兼用)に鮎 、られた。 これ ら を契機 として,種 々の連続地中壁の技術が,開発 ・導入 §2.工事概要 0 年頃に至って,公害問題がクロ された。 その後,昭和 4 首都高速道路横浜羽田空港線 Ⅰ Ⅰ 期工事は,元町商店街 ーズアップされ,低公害工法 として,土留等の仮設構造 裏手の大岡川派川の堀川上 を高架で通 る首都高速道路の 物 に広 く利用されてきた。一方,連続地中壁の本体構造 袴脚 と,将来,予定されている堀川改修 に伴 う護岸改修 . 工事 を併せて築造す る工事である ( 図 - 1参照) 図-1の横断図にみ るように,左岸側 には横浜市道関 横浜 ( 支) 元町 ( 出)主任 2. 0m)が同時に新設される。 連街路山下長津田線 ( 幅員 2 本社土木設計部 右岸側では,ほ ゝ ナ 現状の ままで民地か ら4-8mの位置 本社土木設計部係長 56 西 松建 設 技報 VOL 4 連続地中壁の設計と施工 2 8. 9 2 3 5. 9 0 1 8. 0 0 0 6 0 06 0 0 8, 0 0 06 0 0 6 0 0 8, 0 01 三 g6 0 て J L〇 N 5. 000 了 7 … 9. 2 0 0 f 笥 淋 籍 ; L吉 ー 良 朋 胤L 、 、 ⊂ L N r ⊃ ⊃ ) 二 ⊃ ⊂ ⊃⊂ U ▽1 ∠ 与 ∇ . i 1 5 _ 5 9 1 4 0 % , 2 8 0 ▽1 3 1 _ . 3 5 ▽1 0 7 / 7 ] 3 b. 2 5 7 4 4 3 9. 2 0 0 8 7 9 9. 2 01 ⊃ ∼ 1 才 r一 2 5; --5 a, 0 ,喜 雫 -; ;, -0 -1 ∇ 2.768 6 0 0 を采 麿 2 8 0 0 . 2 3 uUu 595 , < 7 ∇ 32 . 1 , 2 87 ヽ 'H.H. W_L.十2, 3 0 5 〕 し 000 ▽ 3^ 3 0 ⊂ く q̀ = ⊃ ) L V1 .L -1. 000 3000 -t、 1500 S 8i 1. 0 ' 0 02, 4 0 0 . l w ' く 葛 = ) 2. 00 68 6 2 2 6 71 計画河床 -4, 750 の ⊂ ⊂ C: = ) ⊃ 、 4, 5 0 0 TLp _ ■_J - T 書 ; H t l E ∫ ー ! … ≡ I l ; r し ⊂ \ ▲ = 「 ⊃ 管矢板 三 党 茶 河環 筒碁も 3 毒i ≧ 葺育皇‡ i i i 連続 地 中望蔓る 笈 妻 鍔 t I I l 0 き i 葺 i 皇 ⊂ く √ : : 、 ⊃ = ∴ ⊃ 〉 壬 ∼ 勺一 場目深I 図 - 1 P1 6 橋脚 相 秦- 1 に高速道路橋倣物言 新設される. 堀川の川幅は,現在一定 していないが,本工事で高速 遺路の基礎 と同時に護岸 も改修されることにな り,川幅 小 J 二 事名称 は2 8m∼3 0mに統一され ることになる。新設す る護岸の 法線は,左岸側では,ほ ゞ現在ある護岸の躯体 と重なる 企 業 先 十l J 岬1 問 ため,現護岸は大部分撤去す ることになる。 1二 串敷設 分 は,橋脚 P12- P1 8 の 7基及び延長1 83mの護岸である。 なお,工事概要を,義- 1に示す。 設 計 容 肖 一 都 高 速 退路 浜羽 排 煙i L E 線 Ⅰ 期 工 率 Y1 2 5 二 に 区( そ横 の1 ) 高 架 橋p f JⅠ ; 構 造 新 設工解( その1) 及び( 受託) 堀川筋讃岸新設¶二 番 首部i r . ? , J ; 速道路公【 I . 3 神奈川建設局 自 f 】 獅t ほ3 年1 0月 7u 至 昭和5 4 年1 0月 1日 連続地中壁 上記工事の うち,連続地中壁が本体構造物 に採用され たのは,左岸橋脚基礎 と左岸護岸工事である。当社施工 内 目 1 二事概要 躯 体 橋 脚工 二 L 滋岸 連続地中壁 矧 字8 0 c mX3 9 2 5m' ( 3 5 エレメント) ( コンクt )-ト2441m 3 、 鉄筋380t) コンクt )-ト1409m, 、 鉄筋183t 壁輝1 0 0 c mX5 0 2m壬 (7エレメント ) 壁蝉120cmX1952m‡( 2 3 エレメント) ( コンク1 )-ト2900m3 、 鉄筋328t) 擁 壁 コンクリート270m 3 、 鉄筋11t 三和姓設コンサルタント ㈱及び大日本コンサルタント ㈱ §3.地質概要 施工地点の堀川は,山下低地 ( 大岡川低地) と呼ばれ る沖棟低地を流れる大岡川派川の感潮潮 目である. d l l T 層 に属す る砂混 じりシル 堀川の河床表面には,桜j ト・シル ト混 じり寿 酢少及び砂標な どの堆積がみ られ, そ の下層には,支持層 となる第 3紀の固結 シル ト層 ( 土丹 堰,上総層群)が掌 く分布 している。施工地点の地質縦 降水圧 を示すこと等であ る。なお,支持層 となる土丹層 断図を図 -2に示す。 の土質粋 性は,表 -2の とお りである。 当地域の土丹層の特徴 としては,土丹層の中に細砂層 ∼中砂層を植物根状あ るいはレンフ q犬にはさんでいるこ と, また,ヰ 酎姉 別犬の砂層は被庄滞水屑 と逢っている箇 所が多 く,静7 帳 より1. Ot f /m2 -1. 5 t f /m2 程 度 高 い間 §4.基礎構造の選定 高架橋橋脚の劫 楚型式は,つぎのような制約条件を考 慮 して選定 された。 57 西松王 室設 技 報 VOL 4 連続地 中壁の設計 と施工 L井層の L質特性 秦- 2 ∃ 土質特性 ・ j 裾を : 体積垂範 γ (tf /m 3 ) 土粒 . f 比荻 Gs 内 問 飽 2. 6 5-2. 75 比 e 揮 和 0. 9 0-1. 1 6 度 Sr ( %) ≡ 喜 8 6-l oo n 自然 含水比 u , ( %) ∈ L 塑 性 指 容 1. 7 3-1. 8 0 t 5 4-6 2 数 l p( %) 2 0-3 6 E eW削り : 繍摘 三 度 q u( k g f / c m 2 )∃ 書2 1 0k 8 g f /c m Z ( 深部) 射 ヒ部)∼ 写薬 - 1 現場状 況 p+5, .0 0 ?小 タ r ' 納入 仰臥 I m ±otoo キ ㌧ 軒 f 妻 D O ミ ? 恥 9 959 -し 吉が . ? やし . N前 田 橋≡N N i I一 = J y J p ∼5, もo o 」 ダ + y Ⅶ 誹 N V ∼ 、 タ 予 華 ? ; - N ‡ r T t yL l + 夢 ∼ I 夢 N … 魔 ∼ h ∼ i/ q 軸 、が 受 i L緑 隻¥ 手 底 川 面緑硯河 床 寿 7 【 ≡ 】 - ー1 5, 着 ooo f 】2 0 , 1 . 0 0 0 宜u i F ∃ F . 事 【 0 0 0 -2 5 , ≡ i l i T こ ㍗i i 】 I E ほ 】事 ≡u ∃ l 図 -2 土質縦断図 ① 施工地点が,いわゆる渇水期施工の河川であ り, ソン基礎,及び連続地中壁基礎である。直捉 封建,杭基 渇水期の 7ケ月に完了させ るという急速施工が要求 礎 については,基礎の形状が大 きく, スペース的に不可 されたこと。 能であることや,床付以深 までの締切鋼矢板の打設が不 ② 何党 が繁華街であ り,低公害工法 に限定されたこ とo ③ 基経の形状が,河川側,護岸側 ともに場所的な制 約を受 けたこと。 ④ 土丹層の起伏がはげ しく,土丹激 変が浅 い ところ ン基礎の場合は,渇水期施工 という工期的な欠点 と,煤 育,ブロー等の問題があったO そこで, クローズアップされたのが連続地中壁劫 葦で あ り,上記の① ∼④ の条件 を満足する基経型式であるこ は,基礎を硬 い土丹層 にかな り挿入させなければな とが確認 された。た らないこと。 造物 としての色彩が強 く,橋脚基礎 という本体構造物 に 検討 した基礎型式は,通常の直接基礎,杭基経,ケ58 可能であること等が理由で検言 躯寸象外 とされた。ケー ソ ゞし,従来の連続地中壁 は,仮設構 採用す るには,施工精風 品質管理等 に充分留意の うえ 西 松主 要設 子 支報 VOL 4 施工す るこ とが必須条件であった。 §5.設計 ここで は,連続地 中壁基礎 を設計す る場合の,基本的 な考 え方 を述べ,本工事で採用 された設計手法 を紹介す 連 続地 中壁 の設 計 と施 工 ( 3) 水平断面の計算方法 連続地 中壁 の水平断面の応力計算 を行 う場合,エ レメ ン ト間の継手構造 と内部土の抵抗 を如何 に評価す るかが 重要 な問題であ る。 継手部 は, その構造 によ り, ヒンジあ るいは剛結 と仮 る。 定 して,応 力計算 を行 う必要があ る。 この とき,継手部 5-1 設計上の基本的な考 え方 の強度 につ いて も, その構造 と施工精度 に応 じて,1 扱 連続 地 中壁基礎 とケー ソン基礎及び矢板式基礎の設計 上の考 え方が異 なる点 を整理す る と,つ ぎの 3点に集約 で きる。 部 よ り低減す るこ とも考 えられ る。 また,内部土の抵抗 については, 当然期待で きるもの であ るが,計算 に考慮す る場合の条件設定がむつか しい。 地盤 と連続地中壁 の密着性 が,ケー ソン基経や矢 以上述べた ように,連続地中壁基礎の設計 には, まだ 板式基礎 とは異 な るため,支持 力に対す る考 え方 に まだ 不確定要素が多 く,今後の研究 に負 うところが多々 差異が生ず る。 あ ると思 われ る。 ① ② 平面的閉合断面基礎 において,施 工ジ ョイン トが 生 じるため, ケー ソン基礎や矢板式基礎 とは,断面 剛性が異 なる。 ③ 水平断面の応力計算 において,開合断面 内部 に地 山の土があ るこ とや,上記の施工 ジ ョイン トが存在 5-2 本工事の設計方法 本工事の設計 は,前記 コンサルタン トが行 ったが, そ の内容 を紹介す る。 本設計の基本方針 は,つ ぎの とお りであ る。 ① 基礎の安定計算 は,矢板式劫 産に準 じ,弾性床上 す るこ とによ り, ケー ソン基礎 とは,水平断面に対 の染部材 として取扱 う。 したがって,周面の摩擦 力 す る計算手法が異 なる。 による抵抗 は重税見す るO 以下 に,連続地 中壁基礎の設計上の基本的 な考 え方 を, ( ∋( む③ に関 して説明す る。 ( 参 安定計算 における断面剛性の低減方法 は了矢板式 矢板式基礎研究委員会)に 基経の設計 と施 工指 針 」 ( ( 1 )支持 力 おいて採用 してい る,合成効率 〃 とい う考 え方 に基 ケー ソン基礎の場合,施工時 に周辺地盤 を緩 めるこ と づ いている。合成効率 〃は,基礎の合成効果 を示す 早, フ リクシ ョンカ ッ トを設 けた場合 は,地盤 とケ- ソ 指標であ り,継手構造が,完 全剛 結 の場合 は 〃 - ン躯体 間 に,間隙が生 じる場合があ る。 したがって,原 0,完全 自由の場合 は 〃-0とな る。 1. 則 として,周面摩擦 力は期待せず,鉛直荷重 は,すべて た とえば,図 -3の断面を有す る基経の Ⅹ-Ⅹ軸 に ケー ソン底面で支持 させ る。 この とき,底面の全面積 が 関す る断面 2次モーメン トは 有効であ る と考 える。 一方,矢板式; 財産及び連続地中壁基礎の場合 は,摩擦 Ix 4 4 -1 ∑ I . +p ∑Al 2 1 l -1 y1 支持 と底面支持の複合支持 を考 える。 た ゞし,底面支持 となる。 については,外周 と内周間の面積 のみを有効 と考 えてい ここに, z l;i番 目のブ ロックのⅩx 軸 に関す る断 面2 る。 ( 2) 断面剛性 連続地中壁 の場合,基礎の鉛直方向の剛性 は,つ ぎの 要素 によ り変化す ると考 えられ る。 ① ェ レメン ト間の継手構造 ( 参 周囲の地盤条件 ③ 連続地 中壁 と項版 との接合方法 これ らの条件 を考慮 して,的確 に断面剛性 の低下 を細 雨 す るこ とは,現段階で は不可能であ り,今後の研究 を得 たねばな らない。 ケー ソン基礎では, い うまで もな く,断面剛性の低下 は考 えない。 また矢板式基礎で は継手構造 によ り,断面 剛性 の低Tの割合 を決 めている。 図-3 基礎の断面2次モー メン ト算定時のブ ロック 割 59 西松建設技報 VOL 4 連続地 中壁 の設計 と施工 次モーメン ト A, ;i番 目のブロックの断面積 y, ; 〝 ′ ′ 基礎中心軸 よ りの距離 l m/ 】r X \ j 〃 ;継手の合成効率 i 本設計では,合成効率 〃を決定す るにあた り, 〟 l -1. 0の場合 と,安全側の 〃-0. 5の場合 について, 断面力及び変位 を試算 している。 その結果,両者の ゝ 差は,3%程度で あ り,安全側 の値 を採 用 して, 〃 読 -0. 5を基本 とし, 土丹層に連続地中壁が半分以上 根入されている場合には,〟-0. 75を採用 している。 D1 D1 99 断面計算は,ケーソンの設計に準 じて行っている。 ただ し,継手部は, ヒンジ構造 として取扱い, 面 水 外 断 ③ /Dl Di 9 g D2 DI 5 G 寸法や許容応力度の低減は考 えていない。 また, 乎断面の内部の土の抵抗は期待で きるもの とし, 1 6 /\ D Dl I G g D 面 と同 じバネ定数を使用 している。 ④ 軸方向鉄筋は,つぎの手順 によ り決定 している。 r l / シ ー ★■ ′ T まず,水平阻簡i の短辺 と長辺の比 を一定にして,令 Dl g D1 6 t 成効率 pを考慮 した断面 2次モーメン トを有す る継 D D D 2 1 2 5 6 2 0c m)を算定す る ( 図 手のない換算断面 ( 有効厚 さ7 図 -5 -4( b) ) 0 標準 配筋 図 (P i s) つぎに, この換算断面を用いて配筋計算を行い,所 図-4( a) の有効断面)を対 要鉄筋量 をもとの断面 ( 〟-1 . 0の場 象 として配筋す る。なお,照査 として, 参考 として,東北新幹線の飯塚孝 抗豊架遺橋の連続地中 壁基 礎 と本工事の基経の比較表 を表 - 3に示す。 a) の有効断面で継手のない場合に,上記 合,図 -4( o ・ r -o TI o / Iなる算定式 配筋による応力計算を行い,o により,合成効率 〃なるときの応力度が許容応力度 表 - 3 連続地車 珪基礎比較 衣 川川L L:文献 9)の ・ 部 を修E E t . ) の範囲に入っているか どうかを確認 している。 80 0 0 警 工 卜 匝 8 C . D か ヨ 1 斬i g l a) 公称斬面及び考壬 j J 折面 ミb) 浪 繁 二 一日 . い. や a 4 40 L "図 -4 換 算断面計算例 ㌻ -描 - 18 ここで, o T o , I oは p-1. 0の ときの応力度および断面 2次モーメン ト, 0 . ,Iは N-0. 5( あ るい は p0. 75)の ときの応力度及び断面 2次モーメン トであ る。 ⑤ 連続地中壁の長手壁の断面が不足する場合は,隔 壁 を設 けているが,壁 と剛結す ることが施工上不可 能であ り, ヒンジ構造 としている。 以上の計算手法 に基づ き決定された代表的な配筋図を 図 -5に示す。 60 飯塚街道架遺橋基礎では,継手構造は,剛結であ り, 0を採 用 している。た ゞし,継手 継手の合成効率 〃-1. 部の許容応力度は,曲げ応力及びせん断応力に対 してそ 0% 及び8 0% に低減 している。なお,設計方法 れぞれ6 西松 建設技 輯 VOL 4 連 続地 中壁 の 設計 と施 工 ≡-1・ ': . :こ ; ・ r ∴ ・I-、i J i \ \ r L r T 3イ トウ キ--∫ レ ≡ i 1 / ,f] [-3 80X1 0 0 芸1 3x2 0 HI/ 4 00×400X1 3x2三 ?一 三三 享/ / ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ て こ、 K三重 l 】 rJ 」 電 ≡ ⊇ i 7 7 二王 ど こ/ ■ 一 ・ ・ ・ ・ ・ ■ 什 800f r , , I; /; ), H-3 0 棋 0X3 ( ) OX闘 1 0×1 5 ≡ i 十 i ≡ 〕≡ ; 餐 妻 簿 : 影 ∼ ! j 萱 妻 i j ≡ 蔓 毒 ; l ] [ J蔓 ] ≦[ 2 . ト 弓 ≡ 0 ー ト 0 ー 0 . ・ i I 弓 ≡ ∃、 菜 r t J や 烹 I i H _ 主 }- 一 一 ∴ m W + // / A l , / 八′ / / 八: // 図-6 仮 設断 面 図 の詳細については,参考文献 4) 5) を参照されたい。 §6.施工 施工地点は堀川内であ り,仮設桟橋 と仮締切の設置, 土留鋼矢板の打設,既設護岸の撤去 ・埋戻 し・ガイドウ ォール築造等の準備作業があった。渇水期施工の為工程 短縮 を目的 として,連続地中壁面 をそのまま護岸面に利 用す る為,連続地中壁天端をT. P. 十1. 2として,連続地 中壁完了後,た ゞちにガイドウォール撤去,二重締切及 び桟橋撤去がで きるようにしたO また,現護岸撤去後の 施 連続地中壁 工部の埋戻 しは,地下水位以下でガイ ドウ し . - _ ォールの士 腰 丈力を満足する埋戻 しが施工で きない為セ メン ト系地盤改良材で改良をおこなった。 ここでは,連続地中盤の施工に焦点をしぼ り,説明す る ( 図 -6参照) 0 6- 1 橋脚基礎の施工 橋脚基経の掘削には,低公 性 に者 目し,回転多軸式 害 図-7 t L . l 転 多軸式 BW掘削機 掘削機 BW5 5 8 0を使用 した ( 図- 7,写真 写真 -2参照 )0 BW55 80の 1回の掘削長 ( 公称掘削長 2. 7 20m 有効掘 削長 1. 920m) を考慮 して,エ レメン ト割 と施ココ憤序 を 0m∼2 6. 0l T l で壁厚は8 0 決定 した。なお,掘削深度は8. c mである。 ( 1) エ レメン ト割 エ レメン ト割は,図-8に示す とお り, 5エ レメン ト とした。 ( 2)施工手順 施工手 順 を図-9に示すO 回転 多軸 式 BW掘 削機 81 西松建設 技 報 VOL 4 連続地 中壁の設計 と施工 図- 8 橋脚基礎及び. 勘L f ' ・ エレメン ト割 図 4 2 )⊥L /メ / トコ/ク リ卜7 3 TI L ,メ ノ トJZ T t工i ノメ / ㍗ ノ ∫ 盲に レ て' t u き2那 写り I TJ工 レメ / L 等f ' j〕-i こ ノ/ 那 チ エノ Lフ L /- レメン トに関 して も② ェ レメン トと同様である。 つぎに,エ レメン ト端部にジョイン トボ ックス ( 図- 1 0-図-1 2 ,写真 -3参照)を連込み,ジョイン トボ ッ n ノキ ンク クス中央の溝 に沿って,鉄筋かごを建込んだ。鉄筋かご の建込み精度は, ジョイン トボ ックスの連込み精度 によ るので,施工にあたっては, トランシットで垂直精度 を 0 確認 しつつ,慎重 におこなった。なお,掘削時の壁厚 8 2 (l jエレメ ン トコ ンク リ - 卜汀設 5 漆工L /メ ン ト吉 尾弧 譜 琵 ; r 采 エ レメ ン トは施工 すみ ⑤ エ レメ ン トも同軌 こして施 = r j ソキ ンクパ イ プ c mに対 して,鉄筋のかぶ りを20c mとしたこと,各エ レメ ン トの鉄筋かごを形鋼 によ り補強 したことなどによ り, 鉄筋かごの建込みは,比較的スムースに施工で きた。 ジョイン トボ ックス背後 には, コンクリー ト打設輝の 側圧 を考慮 して, ロッキングパイプ 2本を連込んだ。 T , 3 1 t l l 3 2 /r -レメ ノ 8 0 0 .4 O Ot 8 00 l 先行 エ レメ ン ト ト 琶ヨ H{5r 享 j ◆ F Jり 穣 = L ,メ ン ト 」 : 5 IJ 工 レメ ; ∼/ M A x l I 二 ∴ W x 1- 姓t.+仕切 号 室, f , F }t=3 , . 2「 n r n L' _二二 :二 I .] o: 0 ら -̀ 8 _〟. _ ′し o ・ 0 . , // /i+1 / r . . C ∴ り √ 図-9 施 工丁 ・ 順図 JW 桝「 W y′ ′ 79m :: ; :W :": ' W ○p l / キンクパイプが0 0 ×1 6 1)① ェ レメン トの施工 ① ェ レメン トの掘削は,2回掘 りとした。 すなわち,① -1を先行掘 りし,① -2の掘削時は, ど ットが3-1の方向に逃げる傾向を示 したが,荷重を制 限 し,慎重 に掘削 した。 ① ェ レメン トのコンクリー ト仕上 り長は,@,③ ェ レ メン ト-の食いこみを考慮 して,正規寸法 よ り若 干短 く Lt J.エ レメン ト端部は, ロッキングパイプ及び砕石 を 設置 し, コンクリー トの側圧 に抵抗 させた0 2)② ,③ ェ レメン トの施工 長手方向の②,③ ェ レメン トの掘削は, 5回掘 りとし た。すなわち,② -1,② -2,② -3を先行掘 りとL, ② -4,② -5をラッフ閣 別 してt LLげた。なお,③ エ 62 ∵ ンぎ シ ヨイ ン トホ ソクス郡芸 蔓も 5 3 図-l l ②, ( 動エ レメン ト端部詳細= 叫 i 西卓 公建 設 技 報 VOL 4 連 続 地 中壁 の設 計 と施 工 図 -1 2 ジョイン トボ ックス 写衷 - 4 橋 田基礎②. ③ェ レメン ト鉄筋かごの建込み 3)④ ,⑤ ェ レメン トの施工 側壁の④,⑤ ェ レメン トの掘削ず りが ヒンジ筋周辺 に 堆積 しないように, ヒンジ鉄筋をジョイン トボ ックスで 防護 した。 ④,( 彰エ レメン斗の鉄筋かごはコ型であ り, 1体 に組 L上無薫が あ り,水平方向及び上 んで吊込むことは,施二 下方向 にそれぞれ 2う滑 j ,計 4分割 して,継 ぎ足 しなが t L I t i 二 図及び鉄筋かごの建込み順序 を図 ら建込んだ。鉄筋糸 -1 4に示す。 ( 畝 ⑤ ェ レメン トの ヒンジ鉄筋は,先行エ レメン ト②i 写真 -3 ジョイン トボ ックス ③ が終了 してか ら,1週間 ∼1ヶ月 も泥7 回I に放置 され た ま ゝの状態であった。 したがって, ヒンジ鉄筋内にス ライムがかな り堆積 しているもの と推定 された。 そこで, ジョイン トボ ックスを引 き抜 いたあ と,鉄筋かごの建込 みに先だち, ヒンジ鉄筋に沿って3 〝 鉄管 を,泥水 を噴出 させなが ら下 げていき, ヒンジ筋肉に滞留 しているスラ イムを噴 きとば した。 また,④ ( 参エ レメン トの トレミー管は,配筋の関係上 2ヶ所 しか設置で きず,間隔が3. 7m になった。 この 2 本の トレ ミー管だ けで スライム処理 をす ることは問題で 」 皿 あ り,鉄筋かこ;下端 に,有礼ガス管 (1 " ) を全長 にわた 」 図 -1 3 スラ イム処Jlli方法 スライム処理 は, コンクリー ト打 設用 の トレ ミー管 (¢2 0c m) 2本 を利用 した。すなわち, 1本の トレミー 管を泥水ポンプに接続 し,泥水を亨L底 目がけて噴射 させ, もう 1本の トレミー管で,舞 い上 ったスライムを排泥す 3 参照)0 る方法 を採用 した ( 図 -1 り配置 Lでお き,エアを噴射 させて トレミー管で排泥 を おこなった。 コンクリー トは, セ ッ トした 2本の トレミ ー管で打設 した。 ( 3) 安定液 安定液の配合 を決定す るにあた り,つ ぎの事項 を考慮 した。 ① 地下水位 にば らつ きがあるが,H. W. L+1 , 0 0 0と 63 連続地 中壁の設計 と施工 西, f 公建設 妓報 VOL 4 ・ 主 jL)ul)i =ついては左 ( か くIの71 主 要込 み ② (Iの士) 手 蔓照 琵 与票 羊 上 下 はェ L 取 下i W 蓬 (I)淫込み 窮 か こ を示 す ④ 川 の下)竣込み ∴ ⑤i l l の 上 、 i 婁 弦 笹 川 ) 淫込み ⑦ 目 指 所定位苫i =重 量憲 ⑧ 川 )を所定位賃に設賃 露 麿 層 図-1 4 鉄 筋 カ ゴ C/ )建 込 み 順 J tl: 同水位 と考えた場合,水頭 差が確保で きること。 ② 堀川が感潮河川であるため,耐塩 性であること。 ③ 都嗣 汀 川特有の化学成分に対 して,劣化 Lないこ と。 ④ 発/ iI スライムが少ないこと。 種々の試験の結果,孔壁の安定を第 1と考え,④ の条 件は必ず しも満足するものでないが,つぎの配合 とした。 ) ベン トナイ ト ( クニゲルVl 5. 0% 嚇 占 剤 CMC( テルセローズTEF) 0. 5% 分散剤 ( テルフロー C) 0. 2% 比重は1. 0 3-1. 0 5 , フアンわ レ 相 性2 7-3 0 秒,脱水 量 8C . C ▲ ,pH8-1 0であった。 ( 4) 施ユニ 楕度 油 元 ユ ニ 掘削精度 ( 水平誤差/深度) の 目標は, 1 / 3 0 0であるが,今 他 回の実績は表 -4の とお りであった。 目標 に達 していな いエレメン トが 6エ レメン トあったが,掘削途上で, こ の原図を追求 し,次の対第を施 した。 ① 障害物 ( 松杭や聞知石など)が ビットに当った と ッ ト仕 様 r l . _j J 事 H メ- ン 1 4 0( 1 2 0 ) k g / c n z 1 5 0( 1 8 0 )氏/mi n 4p4 5 k W 吐l H J EF l . メー ンモ ー タ ー 吐, l l .i l リー ル 1 日 4 8( 5 7)a/ mi n 4 p7, 5 k W 7 0 08 1 )-ルF Hモ- クー タ ン ク 容 ! ー 思われる時は,無鞘 をして掘削を続行 しないで, ど 1 箪書物の撤去を ットを引き揚げ,グラフ㌧ け ットで おこなった。 ② 掘削機のず り揚げパイプ ( 6' ′ ) に玉石がたびたび i 淵 \ 諦 形J \ぺt聖 A 例時 シェル外 つまり,掘削機の上げ下げが 多かったが,サクショ C 一 柳i Y : シェル外 \ ンパイプを8℃ してか ら,つまり少な くな り,スム ースに掘削で きた。 B 8 0 0HL 1 0 0 0 1 2 0 0 M 8 01 2 0 1 8 5 0 1 8 5 0 1 8 5 0 シ ェ ル 相. 8 0 0 1 0 0 0 1 2 0 0 B lガ 2 0 0 0 2 0 0 0 2 0 0 0 イ ド1 ' I . 7 7 0 9 7 0 1 1 7 0 H l y j昨 今 l L : , ' ; 7 0 0 07 0 0 07 0 0 0 ③ 地層の境界線の起伏がはげ しく, この境界付近の 掘削には,ビット荷重を極力制限 し,慎重に掘削 し た。 64 図 -1 5 真砂i 帖 ÷ロ ン グ バ ケ ッ ト 連続地 中壁の設計 と施工 西 松 建設技 章 転VOL 4 表-4 連続地中 壁紬 l 川鉛l 桐 制空 l JJ r 」1 -1 エ レ メン ト/ ( I 称 ._ l '1 2-I 2 F 1 4, 0 0 0i405を4 5 5… 巨21, 0 0 0 405を4 2 5 -5 0 ≡2 7 0ミ5 3 3 -2 0 賀 213 1 /130 60 ∼ 1/700 3 ≡21, 0 0 0 45 2∼3 9 8三 5 4 0 4 弓21, 5 0 0毒41 0∃4 2 0 8 0 90 5 と2 0, 0 0 0 41 178 ≧ 1/247 64 i 1/656 40 1/700 -6 0 90 1/467 -1 70 220 を 1/191 -1 1 0 130 1/323 p1 3 -1 P1 41 4 2 3 0 ≦3 7 0I 4 6 0 1 9 2 14 8 0…3 4 3 2 2, 0 0 0;3 43≡48 0; -1 3 7 ≧435 4 0 0〉 測 J , 上 ィ 、 測 ' J i J l i 0…45 0i - 3 0 弓3 9 01 4 6 0∈ ∃1 4, 0 0 0 42 45 0 45 0≦ 0 3 3 0号5 0 0… 0 0 0ぎ43 0妻40 0 4 0 0≧ 4 6 0… 0∋40 0弓 5 0 …3 3 0≒ 5 0 01 ≧21, 0 0 0 45 41 0; 2 0 3 7 0∃ 4 8 0… 2 i4 0 5 1 2, 0 0 0uO5H 4 7 -4 …2 0, 00 0≡405∃44 6 -1 05 i 63 1 1/380 -160 ≧ 119 2 1/336 イ く 能 測 2 1/α i 1/477 33き3 4 1き き1 4, 0 0 0 5 6書434 … 弓434 弓 26,000 ≦416 壬26,000 41 435 真 4 ∃26,000 5 E26,000 E447 …403 / t 能 能 -7 0 -1 7 0 6 438 1412 を 6-2 -2 6 3 1 0 5 2 - 1 / 4 9 5 18 - 18 - 37 44 護岸の施工 3 8 2喜 6 9 喜4 3 針4 1 2喜 2 6 8 7 ≡1 /5 9 8 3 7 ≡1 /1, 4 0 5 1 8 !1 / 2, 8 8 8 ケ ッ トMHL801 2 0( 図-1 5)を使用 Lた。先行エ レメ , ェ レメン ト割 については,図 -8に示す とお りであっ ン トは ①③ ェ レメン トとし,②④ を後続エ レメン トと 01 2 0 た。使用 した掘削機 は,③ エ レメン ト以外 は,BW8 Lた。 なお,エ レメン ト嫁部 は, 図-1 6の ような構造 を ( 図- 7) ,③ ェ レメン トに対 しては,真砂油圧 ロングバ 採用 Lた。 65 西松建設 i 支報 VOL 4 連続地 中壁の設計 と施工 結構造が採用されている( 秦 -3参照) 。今後,さらに継 手構造が研究 ・開発され,施工性 にす ぐれた,より確実 な剛結構造継手を有す る連続地中壁基礎が採用されてい くであろう 0 7-4 安定液 連続地中壁基礎の掘削孔 には,平面的にL型,T型十 字型等の部分が/ _ t 三 ずる日 用錯 三 がある。 したがって,才し 壁 を保持するためのさらに高度の技術が必要 となる。 また, 本体構造物の基経 としては, スライムの発/ i ・ I を極力抑 え る必要がある。 これらの条件を満足する安定液の研究 ・ 開発が重要な課題 となろう。 §8.あ とが き 首都 高速道路の高架橋で採用された連続地中壁基礎に ついて,設計 ・施工面か ら, その概要を説明 し,今後の 課題について述べてきた。 i 誕生の連壁地中壁の研究 ・開発には,すさまじい もの J 5 で 一 一 l i O 1 ナ ■ - 一「 卜- i) OO iも j Of ヲ - ) I 図 -1 6 護; '工 があ り, それだけ剥二 会的なニーズにマ ッチ Lた二 l 二 法であ るといえる。いままで,仮設構造物 としては,有力な工 法であった連続地 壁が,本体構造 としても脚光をあび 中 連続地[ 恒1 . 8 . C / )エ レメン ト端部 は じめ,今後 ます ます多方面に利用されてい く傾向にあ る。た とえば,地下貯 蔵タンク側壁,護岸, ドックて 則壁, §7.連続地 中壁基礎の今後の課題 換気口,重要構造物基礎,地下格納庫など列記すればい 今回の連続地中壁基礎の施二 日二あた り, 試行錯誤的な とまがない。当社 においでも,連続地中壁の研究 ・開発 面 もあったが,無事,工事は終 rした。 しか し,問題点 が進められてお り,当社独自の手法が開発されつ ゝある や改良点が多々あることを痛感 した。 が,本 報告書が開発の一助 となれば望外の幸せである。 ここでは,今回の工事をふ りかえり,設計 ・施工両面 か ら,連続地中壁基礎の今後の課題について述べ る。 7-1 設計方法 §5で述 べた とお り,設計方法 については, まだ確立 最後に,御時評錘r J 鞭達いただいた首都高速道路公団の 関係各位 と本支店の関係職員に謝意を表する次第である。 参考文献 1)矢板式基礎研究委員会 ;矢板式基礎の設計 と施工指 針, 昭和 4 7 年1月 された ものがない。今後,訊険等により,不明な点を解 明 し,よ り合理的な設計法の確立が望 まれる。 2)渡辺 健 7-2 掘削精度 地下連続蟹工法, 総合土木研究所,昭和5 2 年 連続地中壁の掘削における掘削機の姿勢制御は,BW 機の有する制御機構により,ある程度は,効果的であっ 3)玉置 修 たが,やは り,掘削機運転員の高度な熟練度 にたよる面 ;本体 構造物 として利用する地 下連続壁,地下連続壁工法, が多かった。今後,連続地中壁基礎が幅広 く普及 してい くためには,掘削精度を管理す る総合的な制 御装置の開 ;地下連続壁工法の現況 と展望, 総合土木研究所, 昭和5 2 年 4)岩 田敏雄,封土生而,平野烹 ;地下連続壁工法によ 発や,大i 級 の LNG地下タンクの建設等で開発されて る鉄道橋基礎,鉄道土木, いる掘削手法 ( 先行ボ- 1 )ングにより,掘削機の案内ガ 1 9 7 9. l l イ ドを設置す る方法)の導入が必要であると思われる。 7-3 継手構造 エ レメン ト間の継手は,基礎の剛性を高めるためには, 5)海野隆哉 ;連続地中壁を用いた函型剛体 基経,土木学会言 , 志 ,1 9 8 0. 4 6)坂本貞雄,小笹太郎 ;わが国における技術開発例, 剛結構造が望 ましいことはいうまで もない。本工事に引 地下連続壁基礎,土木学会誌 き続いて施工された東北新幹線飯坂街道架遺橋では,剛 1 9 8 0. 8 66 連続地中壁の設計 と施工 西松 建 設 技 輔 VOL 4 7)板垣秀克 ;首都 高速横羽線 Ⅰ Ⅰ 期堀川 筋 に お け る地下連続壁 の本体利用, 基経 工,1 98 0. 6 8)大植英亮, 中村 兵次 ;地下連続壁 を基礎 として用 い る場合の利用方法 と問題点, 基経 工,1 9 8 0, 6 9)中村,鈴木 ;地下連続壁基礎 を用 いたケー ソンの封1 鼠 橋梁 と基線, 8 08 1 0 )門田睦雄 ・羽 田 稔 ;格子状地下連続壁 の施工,逮 98 0. 1 0 設の機 械化,1 67
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