Syncheck3 クイックスタート:AV同期テスト 1. 初めてのテストは、照明を落とした静かな部屋で行ってください。 室内が明るいとテスト結果に影響することがありますが、完全に暗くする必要はありません。また雑音 もテスト結果に影響することがあります。 2. 新しい9ボルト電池をご使用ください。 古い電池、もしくは残量が不明な電池を使用した際のテスト結果の正確性は保証できません。 3. 適切なテストファイルを読み込みます。 素早く機能を試すには、QuickTimeやWindows Media Playerなどのメディアプレーヤーで付属のテス トムービーを開きます。ワークステーションでは、システムのフレームレート(29.97、25、24、 23.976fps)に一致したファイルからオーディオとビデオをインポートします。再生時間を延長するに は、ムービーを必要なだけ複製(コピー&ペースト)します。ループ再生ではオーディオとビデオの同期 を維持できないシステムもあるため、ループ再生での測定は推奨しません。 4. Syncheck3の電源を入れ、[FPS]ボタンを押します。 Frame Rate Set (フレームレート設定)メニューが開きます。[+]と[-]ボタンを使って、希望す るレートに設定します。23.976や29.97などの整数ではないレートの場合は、最も近いレート(24、ま たは30など)を選択します。メニューを閉じるには[FPS]または[Halt]を押します(ヒント: [Halt]はすべてのメニューを閉じます)。この設定は、フレーム値でのAVエラーを計算するために使 用されます。 5. テストムービーを再生し、Syncheck3を点滅しているビデオモニターに向けます。 本体のディスプレイの上列中央に2つのアイコンが表示されます。「サウンド」アイコンが発信音に合わ せて反応するよう、十分な音量で再生してください。また「モニター」アイコンはビデオの点滅(発 光)に合わせて反応するはずです。必要であれば、モニター画面からの距離を調整します。ビデオモニタ ーが非常に明るい場合、またはテストムービーの「黒」の部分でも「モニター」アイコンが反応してしま う場合は、[Bright]ボタンを押さえながら測定します。これによりSyncheck3の輝度に対する感度が 変更されます。両方のアイコンとも、画面の発光と、発信音に反応していることをご確認ください。 6. オーディオ・ビデオのタイミング誤差を確認します。 Syncheck3は、発光を発振より先に検知した場合は Video← を、発振を発光より先に検知した場合 は Audio→ を、画面に表示します。発振と発光を1/2ミリ秒の間隔以内に検知した場合は、両方の言 葉が表示されます。計測値が無効である場合、エラー表示は0のままで、どちらの言葉も表示されませ ん。AVエラー、つまり音と光の到達時間差は、ミリ秒とフレーム/秒の両単位で示されます。 7. 測定値は変化したり、少しずつ変わることがあります。 このような不安定な結果は、多くの再生システムで見受けられます。測定値の変化は通常1/2フレーム以 内の範囲で起こりますが、Syncheck3が故障しているわけではありません!この現象については取り扱 い 説 明 書 の 「 AV 同 期 と 誤 差 の 範 囲 に つ いて 」 を ご 参 照 く だ さ い 。 ま た 画 面 上 の ど の 縦 位 置 に Syncheck3を向けているかによっても測定値が若干異なることがあります。 タックシステム株式会社 2011.12
© Copyright 2024 Paperzz