近未来型ポストプロダクションは、こうなる~ (詳報) - JAVCOM

設立:1981 年 8 月 21 日
NEWS
103
2014年5月 15日発行
vol.
JAVCOM ニュース(通巻第 103 号)2014 年5〜6月号
NPO 法人化:2004 年 8 月 31 日
発 行:特定非営利活動法人日本ビデオコミュニケーション協会
理事長:金 丸 幹 夫
編 集:広報出版委員会(委員長:塩原 孝夫)
〒 102-0093 東京都千代田区平河町 2-3-10-510
電話 03 ( 3 2 3 4 ) 5 9 9 4 FAX 03 ( 3 2 3 4 ) 5 9 9 5
http://www.javcom.or.jp
E-mail:info@javcom.or.jp
No.139 セ ミ ナ ー クラウドサービス利用により映像制作手法はどのように変貌を遂げるか!
~近未来型ポストプロダクションは、
こうなる~
(詳報)
開催のあいさつをした 金丸理事長 講演者にて行われたパネルディスカションの様子 司会進行 福 田 美 穂 氏
日 時: 2014 年 3 月 13 日(木)13:00 ~ 18:00
「今年の春の第一発目セミナーは…クラウドであります!」
会 場: 富士フイルム 西麻布ホール
金丸理事長の挨拶で始まった 139 回セミナー。
主 催: NPO JAVCOM(日本ビデオコミュニケーション協会)
後 援 : ( 一社) 映像情報メディア学会/( 一社) 日本映画製
その挨拶において「ジャブコムは常に、ソフトとハード
の最先端にスキンシップしながら、新しい情報を各企業
にフィードバックしてまいりました。現在は 4K8K など、
作者連盟/ ( 公社) 映像文化製作者連盟/( 一社) 日
映像ファイルの大容量化に伴い発生する諸問題がありま
本映画テレビ技術協会/( 一社) 全日本シーエム放
す。それらに対応すべくクローズアップされているのがク
送連盟/( 協同) 日本映像事業協会/( 一社) 全日本
ラウドです。そこにいかなるキーポイントがあるか、また
テレビ番組製作社連盟/( 一社) 日本ポストプロダ
どのように展開していくべきか。それが今回のテーマであ
クション協会/( 一社) 日本アド・コンテツ制作社
ります。」と続け、開催となりました。
連盟/ジャパンデータストレージフォーラム/
2013 年の4K 8K フィーバーで加速した映像制作の
NPO ディジタルシネマ・コンソーシアム
ファイルベース化。そこで今後期待されるクラウドシステ
※順不同
ムとは?
特別協賛: 富士フイルム株式会社
今回は〜近未来ポストプロダクションはこうなる!〜
と銘打ち、クラウドシステムを利用した新しい映像制作に
報映産業株式会社
JAVCOM 2014 1
ついて各界より講師をお招きしお話を聞かせて頂きました。
あいにくの雨風となり天候には恵まれませんでしたが、そ
会場は恒例となった富士フイルム西麻布ホール。当日は
れでも 152 名に及ぶ参加者を迎え大盛況となりました。
第1部 基 調 講 演 / 講 演
■基調講演■
画やデジタルサイネージ、また医療やサイエンスに使用さ
れる映像の高精細化などがビッグデータの大きな要因と
デジタルコンテンツ制作における
なっている。
クラウドとネットワークの活用
クラウドコンピューティングとは 2006 年に Google
CEO エリックシュミットが初めて提唱し、一気にホット
トピックとなり、米国国立標準技術研究所(NIST)は
クラウドコンピューティングの定義として、5の基本特性
慶応義塾大学理学工学部教授
と3つのサービスモデル、4つの実装モデルを明示した。
東京大学名誉教授
今までは各企業が自分自身で情報システムをベンダーか
青 山 友 紀 氏
ら購入し、それを構築、運用していたが、クラウドコン
ピューティングでは必要なサービス、インフラ、プラット
当初は「活用」とされていた表題を「活用に向けて」と
フォームを必要な分だけクラウドプロバイダから借用し、
変更し、クラウドのビジネス運用に向けての基礎知識をご
必要なくなれば返却する事によって経費節減、需要変化に
自身が理事長を勤められている NPO 法人ディジタルシネ
柔軟に対応することが可能となり、今後各ビジネス領域で
マ・コンソーシアム (DCCJ) での世界初4K デジタルシ
活用されることが予測されている。
ネマ研究開発の経験談などを織り交ぜながらお話して頂き
ハリウッドでも映像制作にクラウドの活用が始まってい
ました。
る。例えば3D シネマ 作品では映像素材が400TB に及ぶ事
今日現在、デジタルで発生するデータ容量は指数関数的
があり、その膨大な素材管理と作品の編集にクラウドを使
にものすごい勢いで増えていて、特に映像情報、スマホ、 用し制作期間と制作費の削減を実現している。通信ネット
タブレットコンテンツ、M2M、IOT などはビッグデータ
ワークも新しい技術がどんどん開発されており、無線ネッ
と呼ばれ大きな割合を占めている。それらは今後クラウド
トワークの5G LTE やTransferJet、ソフトウエア導入によ
に蓄積されそこで処理される。ICT がクラウドによって大
るSDN,オープンフロー、NFVなどが世界の通信・ネッ
きく変わろうとしており、その変化を自分の専門分野に結
トワーク業界で活発に開発されつつあり、それらを活用し
びつけ、新しい発想をもって進める事が重要である。
た4K /8K の映像転送実験も盛んに行われており、波長
ビッグデータの中心である映像データはインターネット
当たり100Gbps 超高速光通信技術を使った8K /4K 映
を流れる情報量の多くをしめ、2015 〜 16 年には全体の
像データの同時パラレル転送実験などが行われている。ク
半分以上になるとされている。デジタルシネマや 4K 8K
ラウドと次世代ネットワークがエンターテインメントコン
で話題になっているテレビ放送。YouTube 等の WEB 動
テンツ制作に根本的な変革をもたらすことが予測される。
■講 演 ①■
カメラ機器メーカーとしての立場から4K 8K への取り
組みや、クラウドを活用した映像制作においてどんなサー
クラウド活用の映像制作
ワークフローの提案
~4K/8K 時代の新しい効率的
ワークフローをめざして~
パナソニック株式会社 イメージング
事業部マーケティンググループ
マーケティング企画チーム参事
宇郷 法明氏
2 JAVCOM 2014
ビスが提供できるか、その次に何を考えているのかをお話
して頂きました。
4K 8K の膨大なデータ容量の圧縮記録技術や、4K の
制作を実用的にするモニターの開発を目指していきたい。
アメリカのディスプレイサーチによると 2017 年には民生
用4KTV も9万円程度になり、4K の配信も IPTV やパッ
ケージメディアのコンテンツを中心に早い時期に実現する
と思われる。パナソニックはそれら4K 8K 映像制作に対
してしっかりサポートしていく。
NAB で4K カメラ「4K VARICAM」を発表する予定
く事。新しい圧縮技術として H264 をベースとした「AVC
で、他メーカーにはないユニークな機能を搭載したもの
ULTRA」「AVC LongG」を開発している。それらを利用
にする。カメラヘッドとレコーダー部を切り離し、組み
した消費電力の少ないカムコーダーも開発。これには wifi
替えて使用できるモジュール構造のカメラ。4K カメラで
や LTE のドングルをつけ、プロキシの映像データを撮影
あると同時にベストな HD カメラとして提供したい。ま
と同時にクラウドサーバーにあげる事ができ、そのデータ
た、撮影現場にも持ち出せる 31 インチ4K モニター「BT-
を元に編集した EDL をカメラへ戻すと、カメラ内で高解
4LH310」。 DCI-P3 の色域を 96%までカバーをしていて、 像度の撮影データで再編集し、必要な部分だけを高解像度
広い視野角もある。その他にも 20 インチの4K タブレッ
で再度クラウドサーバーへあげる事ができる。
トなども製造販売している。これは今後ユーザーからの意
今後はカメラの CPU では難しい高度な機能、顔認識や
見などを元に映像制作分野での使用用途を模索して広げて
音声認識等もクラウド上の CPU を利用すれば可能になっ
いきたい。
ていく。こういった技術はセキュリティ問題でまだ課題が
映像をクラウドにのせる時にメーカーとしてやるべき事
あるので、ユーザーとメーカーで議論し一緒に作り上げて
は高画質を保ちながら出来るだけデータレートを下げてい
いきたい。
■講 演 ②■
昨年8 月に「PERUSH!」の運用を開始、いままで約10 作品
映画製作現場でのクラウド活用
でこれを使用している。
iPad で使えるアプリで、
ドイツで開
とセキュリティー~ピクチャーエ
発されたCOPRA をベースにプライベートブランド製品と
レメントが構築したクラウドサー
してシステムを構築している。
ビス~
ラッシュとはクリエイティブワークに伴って制作関係
者が目にする映像であり、その日に撮影した映像や、編集映
株式会社ピクチャーエレメント
代表取締役 大 屋 哲 男 氏
像、
VFX のチェック映像などで、それらをどこでも簡単に
ビューイングする事が出来るシステム。
カテゴリーで分ける
事が出来、それぞれ閲覧制限をかける事が出来る。明るさや
色味を全員が同じ状態で見られるように設定を統一にした
iPad をレンタル提供している。
また、
映像内に手書きでメモ
を書く事が出来、それをメールで送信したりシェアして作
業のやり取りを円滑に行える。
エム・ソフトが開発したアッ
株式会社エム・ソフト映像事業部
映像開発部課長代理 江 畑 勝 氏
プローダー等を使いクラウドにアップされたデータにはメ
タデータがついており検索も用意に出来る。その他にもグ
レーディング機能やマスク機能、またタグ機能、ソート機能
などといった便利な機能がある。
この様にサーバーに置くだ
けでフルHD の解像度で映像を共有する事が出来るシステ
小規模な会社がどうやって大規模な映画製作を動かして
ムである。
いるのか。その中でのクラウドの活用方法を自社で開発し
セキュリティにはいくつも対策をとっており、
iPad のパ
た iPad アプリ「PERUSH!」を使用した実例を元にお話
スコードはもちろんの事、
ネット環境化であればリモート操
して頂きました。
作による閲覧制限や、使用状況の管理が行える。映像自体も
クラウド上にある為、それを消してしまえばiPad から見る
ピクチャーエレメントは、
社員9 名で映画製作の企画から
事はできなくなる。
初号までに発生するデータ、システムの管理、また映像編集
安全性に関して、自社のミスによるデータ紛失や漏洩に
からVFX、
DI などを行っている。エム・ソフトはピクチャー
対して保証としてIT 保険をかけている。その他フリーのス
エレメントと同じ東宝スタジオ内にオフィスを構え、設計、 タッフには、
契約書を作成しサインしてもらう事を制作プロ
開発、
運用など技術面でのバックアップを行っている。
ダクションに促しているなど、
ハリウッドとの仕事経験を元
2 年前に法人化したピクチャーエレメントでは現在、
大小
にワールドワイドに通用するセキュリティシステムを構築
合わせ年間 20 〜30 の映画製作に関わっている。その中で
している。
JAVCOM 2014 3
■講 演 ③■
題、また利用価格について。それらを解決していく為に専
門の技術者を社内にいれ、将来のポストプロダクションの
クラウドを使ったデータ共有と
ありかたを一緒に考えてく事にした。回線速度について、
レンダリング作業~東映ラボ・
専用の高速回線を引く事はできない為、一般回線を使いソ
テックが提供するグラウドサー
フトウェアベースでの構築を前提とした。そこで Skeed
ビス~
社とパートナーシップを結び、シルバーバレットというソ
フトウェアを使用した。暗号化によるセキュリティ対策や、
レジューム機能により使い勝手が改善された。サーバー本
東映ラボ・テック株式会社
体はパブリッククラウドを利用した。非常に貴重なデータ
取締役映像プロセス統括部長
を扱うため使用するクラウドは厳選し、ニフティクラウド、
根岸 誠氏
IDC フロンティアを選択。ここでもパートナーシップ契約
を結び、話し合いながら進めていった。
元はフィルムの現像所である東映ラボ・テックは、その
実際のサービスは、デイリーカラコレをした撮影データ
形を時代にあわせた技術に対応しながら変化させていっ
の共有、オフライン編集室へのデータ送信、合成用データ
た。今現在ポストプロダクションとして取り組んでいるク
の受け渡しといったデータ共有サービスと、after effect
ラウドを使った新しいサービスについてお話して頂きまし
の分散レンダリングサービス。
た。
データ共有の使い方は、プロジェクトの規模からどれく
らいのデータをクラウド上でハンドリングする必要がある
2010 年に撮影所の中に東映デジタルセンターというポ
のかを相談し、ファイルサーバーとストレージの容量を選
ストプロダクションを作った。撮影したものをすぐ確認す
び金額を提示する。レンダリングはデータ共有の為の環境
る事ができる環境が重宝されていたが、さらにお客様から
に金額がかかる。実際のレンダリングデータ量、HD なの
の要望で地方で撮影したデータや、各地で行っている編
か 4K なのか、それらによってサーバーの CPU やメモリ
集作業データを共有できないかと提案され、試行錯誤し
が変わってくる。また期間、日程により台数を決め、1日
2012年8月にクラウドを使ったデータ共有サービスを
単位で課金していく。
スタートさせた。昨年9月にはクラウドを使ったレンダリ
今後こういったサービスをみなさんに使って頂きたい。
ングサービスもスタートさせた。
さらに同じサービスを提供する会社がもっと増えてほし
クラウドを選んだ理由は、自社でのサーバー保有、管理
い。みなさんが積極的にクラウドを使っていけばデータセ
に限界を感じた為だが、クラウドにも問題点がいくつも
ンターの利用価格もさがり、結果ユーザーが低価格で利用
あった。データ集約に時間がかかる事やセキュリティの問
することが出来るようになる。
■講 演 ④■
きた。「デジタル化の波はいきなりやってくる」その教訓
を経て、イマジカとフォトロンが始めた新たなサービス
「映像業界で必要とされるクラウ 「HARBOR」についてお話して頂きました。
ドサービスとは」〜クラウド利
用によりここまで変わる、利用
HARBOR は昨年7月からサービスイン。開発元がフォ
事例とそのメリット〜
トロン。パワーユーザーであり HARBOR 上に乗る色々な
サービスを提供するのがイマジカ。グループ全体で推進し
株式会社 IMAGICA Network Lab.
ているプロジェクトである。
ジェネラルプロデューサー
収録では CM や報道からファイルベースが準備されて
きている。各局のサーバーも数年で移行する。その中で制
株式会社フォトロン HARBOR
プロジェクト プロジェクトリーダー 加 藤 弘 幸 氏
作会社への指示、業務委託をどのようにファイルベースで
進めていくかの検討が必要。ファイルベースでおこりうる
事故は、HDD の紛失、故障、保管、コピー時のノイズ、
映画市場から進んできた映像のデジタル化。その流れは
撮影データの漏洩、労務問題(長時間労働の慢性化)など
予想以上の速さで、もはや9割がデジタルへと変わって
があり、これらの対策として開発したのが HARBOR。
4 JAVCOM 2014
HARBOR には転送、ストレージ、倉庫、運送と4つの
合させた安心な運用スタイルを推奨していく。
サービスがある。大容量のストレージを使った転送では専
一般的なクラウドの課金は預ける時、引き出す時の両方
用ソフトを使い送信し、暗号化、ウィルスチェックが行わ
にかかるが、HARBOR では預ける時のみの課金となって
れる。クラウドへの転送と同時に届けたい相手先のボック
いる。またサーバーの HDD も大容量データを扱う為に高
スへの転送も行う。回線は専用の 10G ダーク回線または
速ストレージで組まれている。
100M 回線を複数束ねたものを使用。大容量データを安価
クラウドを使用する上で重要な事は、まず担当者の決断
で届ける事ができる。海外へもファイアウォールを経由し
では話は進まない。会社としてのコンプライアンス、セ
て届ける事が可能。プロジェクトが終了したら LTO やブ
キュリティの方針。それらを決めた上でどういうインフラ
ルーレイにバックアップして倉庫にしまう。HDD 収録し
をするのか。運用時にはそれらをきちっとまとめる必要が
た撮影原版のバックアップサービスも近々行う予定。24
ある。ポストプロダクションも2、3年後にくる局のファ
時間サポート体制で、仮にクラウドが止まってしまった場
イルベース化に向けて、今のうちから検討し、しかるべき
合もバイク便代を保証したり、衣装、小道具、台本等様々
時に向かって準備すべきだと考える。ただクラウドも全て
なものを倉庫へしまう事も出来る。イマジカ便(車)を業
が万能ではない。運用があってのクラウドだと思う。その
界の社内便として提供するなど、アナログとデジタルを連
あたりも含めてトータル的にサポートしていく。
■講 演 ⑤■
「放送業界向けクラウドサービス
アップが縮退運転をするものだった。しかし 3.11 の発生
により主センターが復旧しない可能性があると考え方を修
の現在と未来」
正する必要がでてきた。そこでクラウドの柔軟性を使い
〜クラウド時代に対応するため
バックアップは縮退と同時に動的に資源拡張ができるよう
の準備とは〜
にし主センターと同じ規模まで拡張する。また非バック
日本アイ・ビー・エム株式会社
アップ体制の業務もこのデータセンターで復旧していく。
IBM 東京ラボラトリー
新しい技術として SoftLayer と Aspera という二つのテ
研究開発ビジネス開発
クノロジーがある。SoftLayer は世界中に 13 のデータセ
担当部長 藤 原 忍 氏
ンターをもつなど、グローバルに展開しているクラウド提
供サービス。Aspera は特許技術 fasp という転送技術を
2006 年頃からファイルベースを仕事にしてきた藤原
使った高速転送技術。グローバルなコネクションが配信上
氏。その経験を元にクラウドを使ったサービスの現在と未
重要になってくる時代にむけ、こういったテクノロジーが
来について、また運用に向けてのシステム構築や心構えに
重要になってくる。
ついてお話して頂きました。
次に求められるテクノロジーとしてアーカイブデータや
ビッグデータを再利用する研究も始まっている。アーカイ
ファイルベース化を進めていくとほぼ必ず初期投資と保
ブは利用頻度が少ないが増え続け、コスト的にマイナス要
守費という壁にぶつかる。映像業界では新しいシステムを
因。その為アーカイブコストをさげる事と、アーカイブコ
導入する際最低でも 10 年は保ってほしいと話をされるが、 ンテンツの再利用率を上げるという考え方がある。ビジネ
IT の機械は最長でも 5 年が寿命。それを従来の放送機材
スをより収益率の高い形へもっていく、こういったものは
の投資、償却計画で考える人が多くなかなか大型投資に踏
クラウドで実現されると思う。
み切れない。この「固定費」という壁をいかに「変動費」 クラウド時代への心の準備として「必要な時に必要なも
にするかが必要。弾力性のある資源提供、欲しい時に欲し
のを必要なだけ」「BigMove( 引っ越し ) に備える」とい
いだけオーダーでき、従量課金であるクラウドコンピュー
う事を考えてみる。その結果何をしたらよいのかという話
ティングという考え方がでてくる。その際の心配事が、運
になる。
用継続性、パフォーマンス、セキュリティ。
クラウドは集約型のビジネスなので大量に使わない事に
これらに対し IBM では FNS 系列のクラウド営放シス
は回転率が上がらない。たくさん使う事でもっと使えるよ
テムで使用している運用を止めない仕組みがある。データ
うになる。そういった性質のサービスである。このような
センターを主センターとバックアップセンターの二つ用意
事を考えながらスモールスタートでもよいので使ってみる
し、主センターに障害がおきた場合、復旧までの間バック
事を検討していただけたらと思う。
JAVCOM 2014 5
第2部 パネルディスカッション
セミナーの最後には、基調講演をされた青山氏の司会進
行で、講師の方と会場の参加者を交えたパネルディスカッ
ションが行われた。
東映ラボ・テック根岸氏は、開始当初ほとんどのプラ
グインで許諾を得る事ができず浸透しなかったレンダリ
ングサービスも、最近では nuke を使ったサービスはでき
ないか?など、ユーザーからの要望も増えてきたと語っ
た。4K 解像度の映像を同時に複数箇所にあるサイネー
ジ等へクラウドを使い配信できないか、という質問に対
し、パナソニックの宇郷氏は、全体のサイネージのシス
テムコントロールを 4K で提供できるまではいっていない
が、100Mbps 程度のデータレートであれば 4K 解像度で
ないかと答えた。他にも東京オリンピックに向けセキュリ
再生できるモニターは準備できているので、回線速度もス
ティとして東京中に 4K カメラが配置され、それにクラウ
トリーミングとしてそこまでおいこめれば可能ではないか
ドがシステムとして活用されるのではないかといった話
と答え、イマジカ加藤氏は映画館でのパブリックビューイ
や、ハリウッドと日本におけるクラウドの価値観の違い、
ングなど、いろんな意味でネットワークを使った配信は技
制作体制の違い、必ずしもアメリカが先を行っている訳で
術的なインフラレベルでは実現しつつある。あとは帯域を
はないといった意見が出るなど、活発な意見交換が行われ
どう確保してコストをどうペイするか等で実現するのでは
た。
ナビゲータ ー
青山 友紀氏
( 慶応義塾大学理学工学部教授、東京大学名誉教授)
パネラー
宇 郷 法 明 氏 ( パナソニック㈱ )
大 屋 哲 男 氏 ( ㈱ピクチャーエレメント )
江畑
勝 氏 ( ㈱エム・ソフト )
根岸
誠 氏 ( 東映ラボ・テック㈱ )
加 藤 弘 幸 氏 ( ㈱ IMAGICA・㈱フォトロン )
藤原
忍 氏 ( 日本アイ・ビー・エム㈱ )
*文責:株式会社テクニカランド 相原 健一郎/*写真:広報出版委員会 平野 健治・塩原 孝夫
6 JAVCOM 2014
NAB 2014 報 告 会
DPSJ 青木さん
本年は、当会と月刊FDI との共同企画にて催したNAB
2014 参加ツアー自体は成立致しませんでしたが、本年の
・本年の現地にて驚いたのは、ハリスの放
NAB に出展していた会員社や参加した方々と、現地での状
送通信事業部がイマジンコミュニケー
況を把握するための情報交換会を開きました。
ションになったこと。
・同社が扱っているデジタルラピッド製
品は、ワークフローのインフラがデジ
タルラピッド補完関係にある会社をど
んどん買収している。
・囲い込み戦略とも思える買収の仕方である。
・開催前のひと月でハリスがイマジンになるという事は以
前に公表されていたが、さらにデジタルラピッドを買収
したというのはこのNAB にて知ったので、大変驚いた。
FAIRLIGHT JAPAN 金指さん
・放送機材の頂点は移る。その昔、放送機
材といえばアンペックス、カメラは池
上、モニターはシバソクと言った時代
・4K 関連ではNHK のハイブリッドキャストが大変注目を
浴びていた。
・クラウド関係では、トランスコードとか配信をさらにを発
展させようとしていることが伺えた。
からSONY、Panasonic といった総合
・ま たNHK で は、毎 回 や っ て い た コ ン テ ン ツ の ほ か に
メーカー時代へ移り。その後パソコン
NASA の人向けの特別デモを行い、NASA の映像が上映
絡みの関連メーカーが上位に顔を出し
されていた。
てきてる中、さらに安いメーカーのア
ジャとかブラックマジックデザインなどの安価な製品の
メーカーが元気で活気があった。
・JPPA のNAB 企画は、各メーカーブースとタイアップし
日本語応対時間帯ツアーを組んでいて、人数が集まって
きていた。中国のBIRTV や韓国のKOBA なども企画する
とよいかも知れない。
計測技術研究所 平野さん
東通産業 村田さん
・アジャとかブラックマジックデザイン
のように活気のあるサウスホール1F
にもっと日本メーカーが出てきてほし
いところ。
・パナソニックは、4K カメラを展示して
いたが、詳しく見ようとカメラに近づ
くと海外スタッフのインド人が視野を
・昨年も今年も行っていないけれど、本
塞ぐかのように立ちふさがっていて、見せないようにし
年は渡辺が行っており、当日行われた
ていたのは異常な行動だった。
(もちろんその後日本人ス
社内会議があってNAB の最新情報聞
タッフと話をして詳細を教えてもらいましたが)
いてきた事を報告します。
・一番興味があるのはHD-SDI 1本で4K
・日本メーカーのブースの中で、JVC はいろいろな4K カメ
ラを発表して元気だったのが特徴的。ヘリにも搭載出来
60P が送れる12G, 6G になるかなぁ、
そうなカメラなどもあって、製品は大変魅力的であった
ただし安定して伝送できるかが心配。
と思う。
・今回自社ブースではFE 超解像コンバータを展示して
・ 4K8K は、まだシネマ以外のコンテンツのクオリティが
4K-8K 超解像変換をお見せしたが、超解像を英訳した
追いついていない印象があった。これが機材の性能なの
スーパーレゾリューションという言葉はアメリカでは
か作り手の経験値なのかどうかは知りたいところ。8K
通用しない。ビデオエンハンサーが一般的でスーパーレ
のスポーツ映像はもう少しシャッタースピードを上げて
ゾリューションは学会用語となってしまう。ブースでの
撮ってほしかった。
(感度がまだ低い?)
キャッチはネイティブチェックをすることが大事…との
こと。
・渡辺からは『4K が普通になったね』と言うことでした。
・また、クリスティのレーザー4K プロジェクターが特筆も
の。デモで行っていた3D 映像で久々に感動しました。
※裏表紙に NAB2014 出展会員社のカラー写真を掲載
JAVCOM 2014 7
会 員 紹 介
ブロードデザイン株式会社
昨年(平成25 年)
4月24 日、
放送・映像機器のメーカー
として起業しました。
ぴかぴかの一年生企業です。
当社はファブレス企業です。
自社工場を持たず製造機
能を外部に委託し、
企画力や設計力・営業力で他社と差別
化できるよう日々事業活動を進めております。
私も含め当社スタッフ(3名しかいませんが・・・)
は、
放
送・映像業界に25 年以上精通し、
長年培ったノウハウを
いかし、
「ものつくり」
で、
お世話になりました我が業界に
恩返しができればと思っております。
昨年のInter Bee では、
三友様のご協力もいただき大き
なブースを構えることができ、
大成功のInter Bee 初出展
昨年行われたInterBEE での出展風景
となりました。
当社製品をご紹介させてください。
Compact シリーズ「DDA、
LTC ゼネレータ、
LTC インサータ」
は、
高品質とのご評価をいただ
きお陰様で多くのお客様にご採用いただいております。
電源搭載ワンボックス・軽自動車は、
2.8KVA/5.5KVAの発電機を
搭載した車両です。
ワンボックスの床下に電源(発電機)
を搭載し、
荷台スペースを
フルに使用できる為、
中継車・SNG 車、
中継支援車等々でご使用で
きます。
メディアプレーヤー FP-500、
こちらは日本テレビ様、
三友
TIS-C30
様、
当社の3者共同開発品で、
3 月のデジテグ2014 に出展いたしま
した。
XDCAM 等の次世代メディアをVTR 感覚で再生するプレーヤー
です。
以上簡単ではございますが、
引き続き宜しくお願い申し上げま
す。
ブロードデザイン株式会社(担当:長田 達雄、
田嶋 善一)
東京都八王子市明神町2-27-6 TEL:042-649-9399 FAX:042-644-2121
FP-500
NAB 2014 Photo(裏表紙に出展会員社のカラー写真を掲載)
日本企業が並ぶセントラルホール中央付近
8 JAVCOM 2014
NHK SUPER Hi-Vision シアター
会 員 紹 介
クロスコ株式会社
今 年 2 月 か らJAVCOM に 入
会させていただきましたクロス
コと申します。
入会にあたってご挨拶のス
ペースを頂戴いたしましたので、
弊社のご紹介をさせていただき
ます。
私たちの社名「クロスコ」
は「ク
ロスメディア・コミュニケーショ
ン」
に由来します。
メディアを問わ
ない映像を軸としたコミュニケー
芝オフィス
六本木スタジオ
ションによって、
社会、
企業、
生活者のお役に立ちたいという
ポートする体制を整えるべく準備を進めています。
思いが込められています。
昨今では、
ネット環境の高速・大容量化にともなってネッ
2013 年、
弊社は創立30 周年を迎えました。弊社の特徴は、
トワークでの動画の視聴環境が一般化してきました。
マル
放送と通信、
ネットと映像という分野に精通しているという
チデバイス環境も進み、
モバイルでの動画視聴はもとより、
点です。
これまで、
撮影・編集といった映像技術サービス事業
リビングルームのテレビは単に放送局が配信しているコン
とともにWeb やクロスメディアを用いたマーケティング・
テンツのみを見るモニターではなくなってきています。
つ
プロモーション事業を展開して参りました。
まり視聴者はネットもテレビも関係なく、
見たいコンテン
映像技術サービス事業(ビジュアルコミュニケーション
ツを自由に見ているということだと思います。
本部)
では、
ENG やマルチカメラでの放送用・企業向けコ
弊社においても、
放送やネットワークといった枠にとら
ンテンツの撮影と、
六本木(六本木編集センター)
の編集・
われれず、
一般の企業や生活者を直接の顧客としてサービ
MA 室と構えリニア・ノンリニアの編集とMA 業務をお
スを提供していく時代になってきたと痛感しているところ
こなっています。
この編集センターには簡易的な撮影がで
です。
きるスタジオも組み込まれており、
バーチャルスタジオを
こうした状況の中、
JAVCOM に入会することは、
急速に
使った収録やライブ配信にも対応しています。
進展する技術や環境をともに研究し、
ビジネスの発展をと
そのほか、
通信分野での強みを活かしたハイエンドから
もに目指すことができる仲間と機会を得ることだと考えて
ローエンドまでの映像中継サービスも提供しています。
います。
一方のマーケティング・プロモーション事業(ビジュア
弊社としては、
JAVCOM の活動に積極的に関わり、
皆様
ルマーケティング本部)
では、
映像の制作はもとより企業
の「和」
に加わっていきたいと思いますので、
研究委員会等
のホームページの制作やイベント、
平面広告、
ポスター・パ
で「クロスコ」
をお見かけのときは、
是非お気軽に声をかけ
ンフレットといったいわゆる販促ツールの制作など、
顧客
ていただきますと幸いです。
のマーケティング課題の中でも広告・販促施策の企画から
どうぞよろしくお願いいたします。
制作までをワンストップで承るサービスを提供しておりま
す。
クロスコ株式会社(担当:松尾 圭介)
そして、
2013 年にベトナムに制作拠点をつくり、オフ
東京都港区芝二丁目5 番6 号 芝256 スクエアビル 6 階
ショアによる映像制作とアジア進出を図る日本企業をサ
TEL:03-5765-7964 FAX:03-5765-3529
マルチスタジオ①
マルチスタジオ②
JAVCOM 2014 9
JAVCOM 運営会議便り
■■■第 201 回運営会議■■■
日時: 平成 26 年 3 月 27 日(木)
18:00 〜20:00
場所: 麹町区民館 洋室C、
出席 12 名
1.
会員動向
(旧)
(新)
(正会員<団体>)
● ㈻東放学園キャリアサポートセンター
<新住所> → 〒151-0071
渋谷区本町3-40-6
東放学園清水橋校舎4F
電話・FAX は変更ナシ
●ナショナル物産㈱
<新住所> → 〒106-0044
港区東麻布3-3-1
アイザック東麻布ビル3F
電話・FAX は変更ナシ
2.
№139 セミナー報告
「クラウドサービス利用により映像制作
手法はどのように変貌を遂げるか!」
~ 近未来型ポストプロダクションは、
こうなる ~
開催日程:平成 26 年 3 月 13 日(木)
13:00 ~18:00
開催場所:富士フイルム西麻布ホール 参加申込 有料115 名+御招待10 名
+講師・関係者15 名
+スタッフ9 名 ⇒149 名
参加者 有料118 名+御招待10 名
+講師・ 関係者15 名
+スタッフ9名 ⇒152 名
(有 料-当日参加5 名、欠席2 名)
(御招待-当日参加1 名、欠席1 名)
※参加者内訳
有料参加者
118 名
JAVCOM
74 名
JAVCOM 以外 44 名
3.
各委員会報告
■広報出版委員会
● JAVCOM ニュース№103 5月中旬発
行予定
掲載 記 事 - №138 新 春 セ ミ ナ ー 詳 細、
№139 セ ミ ナ ー 詳 細、
NAB 出 展 情 報
(JAVCOM 会員社)
新 会 員 紹 介「 ク ロ ス コ 」
「ブロードデ
ザイン」
他
■ニュービジネス研究委員会
◇№139 セミナー報告
◇第32 回ニュービジネス研究委員会
定例会予定
日時 平成 26 年 4 月 22 日(火)
19:00 ~
会場 ㈱テクノハウス 会議室
■技術研究委員会
◇「人こよみ・語りべ」
打ち合わせ 日時 平成 26 年 3 月 19 日(水)
18:00 ~
10 JAVCOM 2014
会場 報映産業㈱ 会議室
出席 5名
議題
第2回、
第3回の記録物のまとめ
次回(第4回)
の人選
今後の方針
*次回は5月定例会開催時にアストロ
デザイン㈱ 峯澤氏を予定。
来年度は5月分を含め3~4回程度
の開催を予定。
*4月定例会は未定
投票締切は4月4日( 金) 事務局必着。
第 3 回選挙管理委員会(4月7日( 火)
麹町区民館洋室D)
にて開票、
集計を行
う。
■ソフト研究委員会
◇3月定例会報告
日時 平成 26 年 3 月 19 日(水)
18:00 ~
会場 ㈱スタジオ・エコー 会議
出席 8名
1.
来年度(4 月以降)
の「勉強会」
活動計
画について討議。
・ 著 作権の勉強会での取り組みができ
ないか?
・関 係団体とのコラボレーションを考
える。
・ ニュービジネス委員会、
技術研究委員
会との活動コラボは、
今後もお願いす
る。
・ テ アトルエコーの観劇とショービジ
ネスをテーマとする勉強会
・TPO が中国で制作したCGアニメ作
品「トレインヒーロー」
( テレビ東京
でON AIR 中) の 制 作 余 話 及 び 最 新
の中国情報等。
○Web 委員会からの報告
・JAVCOM ホームページリニューアル
打ち合わせ
日時 平成 26 年 3 月 12 日(水)
17 時~
会場 日本電子専門学校7号館
参加メンバー
関根先生
日本電子専門学校 小山内先生、
担当学生 井上和也君、助川拓真君
JAVCOM 田村、
小城
※4 月4 日( 金) 第1回プレゼン、5月
上旬第2回プレゼン予定
ソフト委員会のメンバーの増員について
2.
*委員会終了後、
懇親会を行った。
次回、
定例委員会:
2014 年 4 月 21 日(月)18 時~
スタジオ・エコー
4.
第129 回常任幹事会報告( 相原幹事長)
日時 平成 26 年 3 月 24 日(木)
17:00 ~
会場 ㈱テクニカランド
出席者は楡井理事、
事務局を含め7名。
議題
①№139 新春セミナー収支報告 ②平成 26・27 年度役員選挙について
③各委員会の活動状況
④2014 NAB ツアーについて
⑤その他(事務局からの報告連絡事項等)
※来年の新春セミナー
日程 平成 27 年 1 月 22 日 ( 木)
アイビーホール
5.
平成 26・27 年度役員選挙について
・ 第2回選挙管理委員会
平成 26 年 3 月 17 日(月)
18 時~
麹町区民館洋室C
立候補届の開封
立候補が 21 名のため、
直ちに役員候補
者推薦委員会を立ち上げ6名を推薦し、
第129 回常任幹事会(3/20)
において、
大竹委員長よりその旨報告致しました。
最終立候補者は27 名。
・「役員立候補者の告示と投票のお願い」
と「役員投票用紙」
を3 月 24 日会員社
に郵送。
6.
その他
○JAVCOM&FDI 共同企画 NAB2014 視
察ツアーについて
平成 26 年 4 月 6 日
(日)
~4 月11 日
(金)
料金は258,000 円(一人一部屋利用)
○入会促進の状況
現在正会員 74 社4個人、特別会員13 個
人。
○二口事務局長からの報告
・ 映像関連団体連絡会議(3/5) 報告
・ 第17 回JDSF 定期総会
平成 26 年 4 月 30 日(水)
(受付開始 14:00 ~)
ゆうぽうと7階「重陽の間( 東)」
金丸理事長、
大竹委員長参加予定。
・ 映像団体総会予定
JPPA 5/30
映像文化製作者連盟 6/4
映画テレビ技術協会 6/5
日本音楽スタジオ協会 6/6
※次回常任幹事会
4 月 17 日(木)17:00 〜
㈱テクニカランド
5 月 15 日(木)17:00 〜
※次回運営会議
4 月 24 日(木)
18:00 〜
麹町区民館 洋室C
5 月 22 日(木)
18:00 〜
■■■第 202 回運営会議■■■
日時: 平成 26 年 4 月 24 日(木)
18:00 〜20:00
場所: 麹町区民館 洋室C、
出席 12 名
1.
会員動向
※6月発行の会員名簿をご参照下さい。
2.
各委員会報告
■広報出版委員会
● JAVCOM ニュース№103 5 月中旬発
行予定
掲載記事-№139 セミナー詳細、
NAB 報
告、
NAB 出展情報(JAVCOM 会員社)
新会員紹介「クロスコ」
「ブロード・ デザ
イン」
他
■ニュービジネス研究委員会
◇第32 回ニュービジネス委員会定例会報告
日時 平成 26年 4 月 22日
(月)19:00~
会場 ㈱テクノハウス 会議室
出席 15 名
議題 1.
№139 セミナーの報告
2.
平 成25 年度事業報告・平成26
年度事業計画について
3.
今後の勉強会について
4.
その他活動について
■技術研究委員会
◇ 第188 回定例会報告
日時 平成 26 年4 月14 日(月)
18:00 ~
会場 千代田区麹町区民館 洋室C
出席 16 名
議題
{1} №201 回運営会議報告
{2} 今後の活動予定
・ 25 年度の勉強会活動状況が例年
より開催が少なかった事を反省し、
2014NAB の状況を基に来年度の
勉強会案の説明が行われた。
・ 委員各位( 班単位) で次回定例まで
に2~3の企画案の提出をお願い
したい。
{3} その他
・「人こよみ・
語りべ」
プロジェク
トから今後方針とプロジェクトメ
ンバー参加の呼び掛けが行われた。
*定例会の終了後、
近隣にて懇親会が
行われた。
(参加12 名)
□ 次回開催日:2014 年5 月29 日(木)
□ 場所:千代田区麹町区民館 洋室B
第4回人こよみ・語りべは、
アストロデ
ザイン㈱ 峯澤氏です。
・ 5 月21 日(水)に委員長・副委員長会
議を予定
■ソフト研究委員会
◇4月定例会報告 日時 平成 26 年 4 月 21 日(月)
18:00 ~
会場 ㈱スタジオ・エコー 会議
出席 8名
議題
平成26 年度活動計画について
①ソフト委員会会員拡大について
②勉強会・課題について
・6 月勉強会:
『演劇を学び、
演劇に親しむ夕べ』
~「おかしな二人」
演劇鑑賞
日時: 平成26 年6 月10 日(火)
会場: エコー劇場
・ 7 月の勉強会:
「歌舞伎」
の話 講師-
塩崎氏(元JAC専務理事)
。
・ 8 月勉強会:日本映画テレビ技術協
会との合同勉強会。
・ 以降の勉強会テーマ選定
❖データ・マネージメント
❖クラウド・ファウンディング(少
額投資の集合による投資)
・次 回セミナーのテーマ出し→CES、
NAB の状況を見ながら決定
③その他
技 術委員会との共同で「ソフトの語
り部」
大竹委員長に相談し、
共同で行うか単
独で行うかを決める
議題 平 成 25 年 度 事 業 報 告 書( 案 )他
総会資料の確認
※ご案内は 4/14 郵送、
欠席の場合は必ず
委任状をご提出下さい。
次回の定例会議は未定。
7.
その他
○Web 委員会からの報告
・ JAVCOM ホームページリニューアル
第1回プレゼン
日時 平成 26年 4月 4日
(水)
17時~
会場 日本電子専門学校7号館
3.
第130 回常任幹事会報告 ( 相原幹事長)
(木) 17:00〜
日時 平成 26年 4月 17日
会場 ㈱テクニカランド
出席者は阿部理事、
楡井理事を含め7 名。
議題
①平成26・27 年度役員選挙結果について
②平成25 年度収支報告
③第12 回理事会、第10 回通常総会について
④各委員会の活動状況
⑤その他(事務局からの報告連絡事項等)
4.
平成 26・27 年度役員選挙について
・ 第3回選挙管理委員会
平成 26 年 4 月 8 日(火)
18 時~
麹町区民館洋室D
役員選挙の開票・集計を行い、
立候補者
27 名の方々が新役員に選出されまし
た。
選 挙結果は4/17 開催の第130 回常任
幹事会を経て、
4/18 に会員に郵送致し
ました。
6 月の通常総会の承認をへて決定とな
ります。
5.
第12 回理事会、
第10 回通常総会
○第12 回理事会
日時 平成 26 年 5 月 15 日(木)
18:00 ~
会場 千代田区麹町区民館 洋室C
○第10 回( 創立第34 回) 通常総会
日時 平成 26 年 6 月 6 日(金)
16:00 ~17:45
会場 報道基金ごうら山荘
*ゴルフは仙石ゴルフコース 6組
※総会のご案内は4/25 郵送予定
ゴルフのご案内、
受付は相原理事が担当
し、
メールで行います。
6.
平成 25 年度収支報告
・ 会計監査 4 月 15 日(火)
17:00 ~ JAVCOM 事務局
平野監事、
尾崎監事、
二口事務局長
両 監事による監査が無事終了致しまし
た。
○入会促進の状況
現在正会員 73 社4個人、
特別会員 13 個
人。
○二口事務局長からの報告
・ 映像関連団体連絡会議(4/4) 報告
○「IMC Tokyo2014」
(6/11 〜13)後援名
義使用の件
〇「MPTE AWARD 2014」
(10 月 下 旬 )後
援名義使用の件
本会議において承認されました。
※次回常任幹事会
5 月 15 日(木)
16:30 ~
麹町区民館 洋室C
6 月 19 日(木)
17:00 ~
※次回運営会議
5 月 22 日(木)
18:00 ~
麹町区民館 洋室C
6 月 26 日(木)
18:00 ~
〜広報出版委員会より〜
広報出版委員会では、今年度の反省と来年度からの事業への
取り組みの意向を総会前に確認しあう目的で、去る5月8日
(木)に“麦星by グリル満天星”
(新宿小田急百貨店本館12 階)
に6名が集まりました。
なお、このたび新たに東通産業㈱の村田健太郎氏と㈱フェア
ライト・ジャパンの金指篤美氏のお二人を当委員会の副委員長
として招き入れることとなりました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。 (広報出版委員長 塩原孝夫)
左より、
村田さん、
中山さん、
金指さん、
(以上3名は副委員長)
阿部さん、
平野さん
(以上2名は広報出版委員)
JAVCOM 2014 11
会員社 NAB 2014 Photo (五十音順)
アストロデザイン
Evertz
(テクノハウス取扱)
アビッドテクノロジー
CACHE-A
(アスク取扱)
池上通信機
クォンテル
グラスバレー
計測技術研究所
TBC Consoles
( ニッキャビ取扱)
Digital Rapids
(日本デジタル・プロセシング・システムズ取扱)
FilmLight
(報映産業取扱)
フェアライト
朋 栄
リーダー電子
ローランド
12 JAVCOM 2014