NEWS Japan 42号 - 日本TMA 日本ターンアラウンド・マネジメント協会

2015.1.30
42
事業再生の新しい時代へ
コーポレート・ドクター株式会社 代表取締役 大川 康治氏
Ambition as CTP
公認会計士作花良祐事務所 公認会計士 認定事業再生士(CTP) 作花 良祐氏
Office パートナー 代表 認定事業再生士(CTP) 渡辺 良勝氏
EVENT
日本 TMA・ACTP・SRC・TSK 合同忘年会
CERTIFICATION
2014 年 CTP 認定式を開催
Turnaround Professional
2015 年のスケジュール
CTP LIST
2014 年認定事業再生士(CTP)
Sponsors
2015 年 1 月 30 日発行 第 42 号 季刊
2013 年 11 月 25 日発行 第 37 号 季刊
発行所 特定非営利活動法人 日本ターンアラウンド・マネジメント協会
発行所 特定非営利活動法人 日本ターンアラウンド・マネジメント協会
〒 160-0022
〒 160-0022 東京都新宿区新宿 1-7-1 新宿 171
ビル 7F 東京都新宿区新宿 1-7-1 新宿 171 ビル 7F
TEL : 03-5269-2303 FAX: 03-5269-1482 TEL: 03-5269-2303 FAX: 03-5269-1482
E-mail: info@tmajapan.org URL: http://www.tmajapan.org
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事業再生の
新しい時代へ
中小企業金融円滑化法が2013年3月末で終了し早1
いて収益も改善、事業自体が立ち直ることもできた。
年10ヶ月が過ぎようとしている。
再生後の EXIT としては
(1)再生経営陣による買取
(MBO)
、
(2)大きい企業の傘下に入る
(M & A)ある
中小企業、病院或いは学校法人などの事業再生は
あれから10年日本経済を取り巻く環境は大きく変化し
いは (3)上場(IPO)
する等の方法が考えられるがいず
待ったなしの状況まで追い込まれている。振り返ってみる
た。自動車産業は生産の拠点を日本からアジアにシフトし
れの方法でも企業収益の根本を成す事業構造を見直す
と2003年に活動を開始した産業再生機構は41件の支
ている。内需型のスーパーや小売量販店でさえも海外に
必要がある。新しい収益の源になる事業(コアコンピタン
コーポレート・ドクター株式会社
援を実施し、2007年に活動を終了したが、支援企業に
市場を求め海外進出し始めている。もとより再生は財務
ス)
を見つけ確立する必要がある。特にこれからは IT 化、
代表取締役
対し、
(1)従来のビジネスモデルを転換、新たな事業の
内容の改善とコスト構造の改善で企業は立ち直る。むしろ
国際化(アジア展開)
、物づくりのサプライチェーンマネー
大川 康治 氏
再構築を行った上で財務リストラを実施、
(2)
将来のキャッ
トップライン
(売上)
に手をつけることは禁句とされていた。
ジメントの国際分業等の事業構造の変化を捉え新しい事
Koji Okawa
シュフローを勘案した企業価値の算定を前提に債権銀
確かに、債務超過に陥った企業のバランスシートを改
行等に債権放棄を要請した、
(3)
メインバンクを含め債
善することやコスト構造に手をつけて無駄を徹底的になく
権銀行に原則プロラタで損失負担を要請したことは事業
すことは必要最低限のことである。しかし、産業構造や
再生史上評価に値する実績であった。
事業構造が変化した状況で従来のビジネスモデル
(事業
大川康治
コーポレート・ドクター株式会社 代表取締役
1970 年慶應義塾大学経済学部卒業。日本興業銀行
(現みずほコー
ポレート銀行)入行、在職中は海外業務、特に中南米累積債務国
問題を始めとする海外の不良債権問題及びカントリーリスクを担当。
その後、外資系投資会社の財務担当最高責任者(CFO)を歴任、
産業再生機構(当時)のターンアラウンド・マネージャー(事業再生
専門家)として旧九州産業交通株式会社副社長に就任。2006 年
事業再生コンサルタント会社、コーポレート・
ドクター株式会社を設立。
日本ターンアラウンド・マネジメント協会(TMA)理事、事業再生実
務家協会会員、
日本CFO協会会員、
CTP
(認定事業再生士)
。兼職:
辻・本郷税理士法人シニア・アドバイザー、㈱マーバルパートナーズ
シニア・アドバイザー。著書:
「どこまで堕ちた企業を救えるか(共著)
」
「地域力の再生(共著)
」「世界標準の形成と戦略(共著)
」
URL: http://www.corporatedoctor.co.jp
E-mail: k.okawa@corporatedoctor.co.jp
2
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構造)
にしがみついていても業績はどうにも改善しない。
業モデルの下に安定した収益事業を確立することが求め
られる。
一方、再生に求められる知識は法律知識、会計知識
それに経営知識と言われている。事業再生がスタートし
産業再生機構の活動後、事業再生アドバイザー等民
例えば、自動車産業は自動車の生産を日本からアジア
た2003年頃より今日まで法律面では、私的整理ガイド
間の再生専門家が生まれ、事業再生 ADR 等の私的
に移している。生産ラインがアジアに移った業界に属する
ラインの設定、事業再生 ADR の創設、民事再生法の
整理の環境も整った。民事再生法、会社更生法等の法
企業はいくら日本で頑張って再生しても健全な発展は難
改正、会社法の改正、産業活力活性化法、産業再生
的整理もDIP ファイナンスや商取引の弁済等も認められ、
しい。 法、事業再生支援法等この10年でかなりの整備が行わ
私的整理と公的整理との連続性も出てきた。しかし、専
サービス産業についても日本の人口が現在の1億 2
門家の活動は一部であり事業再生実績全体としてはあま
千万人から2050年には8,500万人に減少すると言われ
しかし、事業経営的にはさしたる進展も無かった。コス
り進展しなかった。
ておりサービス産業の市場も確実に減少して行く中で再
ト構造の改善にしても債権者や、株主からの強い要請
具体的には、2003年小泉政権下時代に銀行の不良
生企業が着実に売上を伸ばして行くことは並大抵のこと
によりやむを得ず行ってきた面もある。財務内容の改善、
債権処理の一環として誕生した事業再生は産業再生機
ではない。これまでの財務リストラとコスト構造改善による
コスト構造の改善による収支の改善、更には事業構造
構、中小企業支援協議会、事業再生 ADR 制度等を
収支の改善だけでは再生出来ない、再生できずに二次
そのものを現在の経済環境に合わせ見直す必要がある
産みそれなりの成果を上げた。そしてその再生の中心は
破綻を起こす例も現実に起きている。
のではないだろうか?事業構造の見直し無くして本当の意
株主による減増資と銀行による債権カットあるいは銀行に
よる DIP ファイナンスであり銀行を中心とする債権放棄と
それではどうしたら良いのだろうか?
れた。 味で事業の再生は行われないのではないか?
帝国データバンクの2013年9月末時点での国内112
破綻企業のコスト削減による収支の改善であった。そし
再生後の生きる道、再生からの EXIT(脱却)
を考えな
行保有の延滞債権残高は7兆6千億円と一向に不良債
て、当時は企業の業績が立ち直れば業績もそれなり付
ければ為らない。
権処理が進んでいないことが分かる。本質的な企業再
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生は単なる財務調整やコスト削減だけでは解決出来な
い。事業構造の見直しも含めた事業そのものの見直し
(コーポレート・リニューアル)が不可欠であることが分か
(5)「ノンコア型」
発と技術開発にかかる予算を捻出しなければならな
を通じて実施された事業再構築
かった。
外資との提携を始めとする事業再構築が功を奏
A 社は上記の経営課題を解決する為に自社で「効率
し、一連の事業再構築に伴う
「生産の効率化」と
的な生産体制」を構築すると共に「製品・技術開発
「コスト削減」が実現、
3期振りの黒字を達成した。
以上 5 つの事業再構築分類の中で外資による増資、
事業再構築が行われた企業の事業再構築のパターン
は経済環境の変化、企業経営者の意識の変化や法制
資本提携等、外資系企業と関係を持つ中で行われた事
力」を強化し、国際的に競争優位を高めていく為に
業再構築「OUT - IN、IN - OUT 型」の実例を見て
外資 D 社との資本提携に踏み切った。
みよう。
度及び会計制度等の整備が進んだことも有り多様化して
いる。そこで、これらのパターンを(1)コア事業の強化
(4)事業再構築効果
コア以外の事業について、MBO,EBO 等のスキーム
る。
事業構造の改善とは
対する規制基準が厳しくなる中、業界各社は製品開
(3)具体的な事業再構築
a. 経営基盤の強化
(1)
A 社は 1970 年設立の輸送用機器器具製造メーカー
a. 業績は3期振りに黒字化
b. 経営情報の開示により従業員の士気が高揚
経営情報をイントラネットを活用し広範囲に開示し
た結果、従業員からも評判がよく多くの提案が寄
せられるようになった。
A 社は外資から第三者割当増資を受け入れた
を目指した事業再構築であるか、
(2)他企業間での経
である。
が、この増資を受け入れることで A 社の財務体
以上が、「OUT - IN、IN - OUT 型」の事業再構
営資源の再編を伴う事業再構築であるか、
(3)自社内
世界の自動車市場は成熟化しており、各国の自動車
質は改善された。又、外資の経営に対する関与
築の実例である。
で経営資源の分離・清算を伴う事業再構築であるか、
(4)
産業は「生産の効率化」、「収益性の向上」が緊急
度が高まり経営革新を図っており、「財務体質の
グローバルレベルでの再編を伴うかどうかの観点から、
の課題となっている。又、環境問題や自動車安全対
改善」と
「経営手法の革新」によって A 社の経
事業再構築のパターンを次の 5 パターンに分類した。
策へ対応する為研究開発費は拡大する方向にあっ
営基盤は強化されつつあった。
た。
(1)「OUT-IN,IN-OUT 型」
2000 年代以降、日本の中小企業は売上が伸び悩む
中、借入多過の状態で、収益性、生産性ともに低く、
大企業との格差は拡大している。
一方で「生産性の向上」と
「研究開発費の低減」を
A 社は外資の生産方式を導入し、モジュール化、
外資による増資、資本提携等、外資系企業と関係
図る為、各企業は部品のモジュール化や製品プラット
部品共用化の拡大、基本部品種類の削減を実
こうした中で、リーマンショックでマクロの経済環境が悪
を持つ中で実施された事業再構築
フォームの共通化を実施する必要があったが、個別
現し
「生産の効率化」を図っている。又同時に人
化し、加えて円高や技術競争力の低下から日本の製造
企業での対応には限界があった。それ故、世界の自
員の適宜削減、工場の閉鎖による生産設備の集
業の優位性が失われたこともあり、打撃を受けている中
国内起業間で M&A、増資、共同開発・生産等に
動車産業においては提携、合併や買収を通じて再
約化、資材調達の削減を実施、最適な生産体
小企業が増加している。更に地方では人口の減少が進
よって実施された事業再構築
編が進展していた。
制の構築を目指している。
んでおり、コストを削減しても売り上げを伸ばすことが出
(2)「IN-IN 型」
(3)「分社・清算型」
c. 品質の向上
来ず単独では再生の絵が描けない企業も増加している。
A 社は外資の品質管理システムを導入した。これ
2000 年代前半に事業再生ビジネスは進展したが、現状
迷」「アジア地域を中心とした現地生産の進展に因る
により商品企画段階からデザイン、設計、開発、
では人材と資本提供者が大きく不足している。
輸出の減少」を背景に自動車生産台数は停滞して
生産等 15 の検査機能を設け、適正でない製品
研究開発・生産・販売等に於けるビジネスプロセス
いる。
は次の行程に進めない仕組みを構築した。
の革新等によって実施された事業再構築
消費者の嗜好が多様化し、政府による安全・環境に
企業の分社化、清算等による事業の縮小・廃止等
によって実施された事業再構築
(4)「事業革新型」
4
b. 生産の効率化
事業再生市場の動向
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(2)翻って我国自動車業界を見てみると
「国内需要の低
事業再生は、事業と財務の適切な再構築を伴うもの
であれば、窮境状態では生かされなかった人的資源も
活性化し、新たな設備投資も可能になり、企業の生産
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Ambition as CTP
5 年前、祖父が会計事務所を開業した地元に戻り、税理士の父と共に仕事をしています。近畿北
部に位置する但馬地方は、経済が悪化していて、人口も 40 年間ずっと減少し続けています。クライ
アントの中には、徐々に廃業する企業も出てきており、このままでは今後 10 年、20 年後には全体の
性向上に結び付く。
また、事業再生が成功し企業の新たな活路が開かれ
ア市場での生き残りをかけたグローバル再生に変化して
れば、事業者によるM&Aを通じてマクロ的に見た資源
ゆかなければならない。しかしその為には、従来の事業
の効率的配分にも寄与するものと考えられる。その意味
再生技術に加えカントリーリスク調査、アジア市場の市場
でミクロレベルの事業再生を積み重ねていくことは、今後
調査及び多国籍をまたがる事業の再構築能力等の新た
の日本経済の成長にも結び付く極めて重要な事柄である
な能力が必要不可欠になってくる。
と考えられる。
しかしながら、ミクロレベルの事業の再生及び再構築
を行っていく為には事業再生に携わる人材が、量、質
1 〜 2 割が減少するでしょう。そんな中で、地元に支えられている会計事務所はどんなお返しができる
当然のことながら、中小企業を含めた事業再生もアジ
しかし、現在の日本ではこれらのノウハウや経験を積ん
のかというと、事業再生の知識面やサポートが必須になると思います。廃業によって企業の中に眠って
いるノウハウや技術を埋もれさせてしまうのは忍びないですし、企業再生に関するセミナーなどに参加す
るうち、CTP の方と知り合い、こんな資格があるんだという事を知りました。
公認会計士作花良祐事務所
公認会計士
共に大幅に不足している。特に事業の再構築について
そして、メインバンクである銀行が積極的に取引先のグ
分析の上、新たな事業の構築を提案できる人材は極め
ローバル再生に取り組むことが必要である。その為には
て少ない。
政策当局としては中小企業のグローバル再生を支援する
ことが肝要で、環境整備を行うことが不可欠である。グ
グローバル再生の必要性
ローバル再生専門家の育成、グローバル再生に成功した
変わる世界のビジネスパラダイム
事例の関係者での共有、リスクマネーの提供者であるファ
たのは残った「法律」です。法律に関しては資格取得専門予備校の講座を 1 度受講し、普段の仕
認定事業再生士(CTP)
事の合間を縫いながら専門書籍を読み込んでパスしました。
作花 良祐氏
どんな資格でも言えることでしょうが、資格を得て初めてスタートラインに立てる訳で、今から多種多様
Ryosuke Sakuhana
だベテランの、グローバル再生の専門家は極めて少なく、
育成が急務である。
思い立ってすぐ受験した昨年春に「経営」と「会計・財務」の二科目に合格したので、今年受け
〒 668-0024
兵庫県豊岡市寿町 5 番 4 号
電話:0796-23-3987
FAX:0796-24-3009
メールアドレス:
r.sakuhana@themis.ocn.ne.jp
な物事を学んでいかなければなりません。地元では、事業再生に特化した企業やコンサルタントはほと
んどいないので、都市部の仲間の方々とタッグを組んでいきたいですね。
地元・豊岡での CTP というのは極めて珍しい存在であり、そもそも会計士自体も但馬地方では 1、
2 名しかいないため、金融機関さんからも期待を寄せられています。ただし、再生事例は中小企業再
生支援協議会を通して数えるほどしか経験していませんから、まだまだ新米です。
仕事のエリアは北近畿全域に及びますが、普段の業務をこなしているだけでは、最新の再生事例な
どの情報は得られません。資格を取って一番嬉しいのは、事業再生に関わる様々な方達とお知り合い
になれること。CTP のパイプを広げ、今後先輩方からいろいろ教えていただきながら、地元に恩返しが
したいと思っています。
東京で 2 年間 地元に戻り 静岡県三島市で 7 年間 会計事務所に勤務をしていましたが、もっと社
長の話を聞けるんじゃないか、もっと他のサービスができるんじゃないかという悶々とした思いが膨らみ、平成
従来のビジネスパラダイム
(認識)は国境や種々の境
ンドをグローバル再生に組み込んでいくことが重要である。
14 年に独立しました。財務のコンサルを行いながら経営者の様々な相談に乗っております。また、コーチン
界、更には関税障壁等の障害が存在。ビジネスもこれら
そしてその実現の為には、官・銀行・民間の出資によ
グ研修やファシリテーション研修などのコミュニケーション系のセミナーや資金繰りや財務分析などの財務系の
の障害をベースに成り立っていたが、現在は境界、障
るグローバル再生機構を創設、専門家の育成、実例の
壁が撤廃されたり低くなったり、一方でネットワーク化が進
積み重ね、成功したグローバル再生事例の共有化、債
がほとんどです。経営は常に流れていますので、過去の会計数値を見ながら 現在の経営状況や会計数
み、ネットワークが国境、境界、障壁を乗り越えて張り巡
権銀行や出資者
(ファンド)等、リスクマネーの提供者か
値を社長と確認し合い、翌月以降の予測を話し合っていきます。リアルタイムの数字を元に社長さんと話を
らされ、それに伴い従来のビジネスのやり方も飛躍的に
変化してきている。
自動車生産のアジアシフト、内需型のスーパーやコンビ
ニエンスストアも中国や東南アジアに進出する一方、日本
国内では産業の空洞化が進んでいる。
日本のビジネスパラダイムも従来の日本発のビジネスパラ
ダイムから中国、東南アジアを市場とするビジネスパラダ
イムにシフトして行かなければならない。
らの理解の取り付け等を行うことが重要である。
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クライアントは小売業から卸業、製造業など多岐にわたり、年商 1 億 5000 万円以下の中小企業さん
して、各業界特有の事情、物の見方を教えてもらい、私自身も常に勉強しながら仕事にあたっています。
全国的に見ても多くの中小企業、小規模企業がリスケをして 経営の破綻を食い止める事を行ってい
グローバル再生機構を中心に、日本の中小企業の国
ると思いますが、私のクライアントもリスケをしたり、事業改善計画を策定したりして経営の破綻を必至で
際化が進めば中小企業の事業再生に新たな光明が射
食い止めていました。そのような状況をみていて、このままでは多くの中小企業、小規模企業が倒産して
すことになるものと期待している。
いくのではないかという危機感を持ち始めた時、偶然ネットで ATP(事業再生士補)の資格を知り、受
験して合格。もっと専門的に勉強して、仕事に活用したいと思い、続けて CTP にも挑戦しました。
実は、私も倒産を経験している人間。故郷で祖父が小さな食料品スーパーを経営していて、代替わりの際に父が
<参考資料>
・ ㈱帝国データバンク 2013/12/26 付 特別企画:国内主要 112
事業主、22 歳の私が店長を務めました。当時は商売の何たるかもわからず、価格競争の波にのまれ、バブル崩壊
後に借金まみれになって倒産したのです。私が経験した倒産という辛さを知り合った社長さん達にさせたくないと思い、
行の貸出金不良債権実態調査
・ 日本総研 2013/2/7 付 円滑化法終了を迎える事業再生市場
の動向と今後の課題
Office パートナー 代表
認定事業再生士(CTP)
渡辺 良勝氏
Yoshikatsu Watanabe
Office パートナー
〒 410-2123
静岡県伊豆の国市四日町 101-8
電話 /FAX:055-949-8570
URL:http://www.office-partner.jp
メールアドレス:
info@office-partner.jp
CTP の勉強で得た知識は苦しみ悩んでいる社長さん達の役に立つと思っています。私の活動エリアである静岡県
東部にも、資金繰りに行き詰まった企業、もしくは近い将来そうなるであろう企業がかなりあります。今回 取得した
・ 産業基盤整備基金 2014/3 月 事業再構築事例調査
等
6
セミナーを各地の商工会、商工会議所、中小企業大学校などが開催する講座の講師も行っております。
CTP の資格と勉強で得た知識、そして、私が持っている管理会計や経営改善、人財育成や組織活性化のコミュニケー
ション知識などを活用して、地域の中で 1 社でも倒産を防ぎ、再生後の発展のお手伝いをしたいと思っています。
2015.1.30
7
EVENT
日本 TMA・ACTP・SRC・TSK 合同忘年会
日本 TMA(NPO 法人日本ターンアラウンド・マネジメン
皆さんのインタレストと合流する機会があれば、来年モノにでき
加し、カントリーの名曲「コットン・フィールズ」を披露、会場
気に包まれました。
ト協会)、ACTP(一般社団法人日本事業再生士協会)、
るいくつかの事例に関わってみたいし、提案もしたい」と述べ
から大きな拍手と声援が起こりました。
最後に、株式会社ジャパン・トラスト・コンサルティング代表
SRC(一般社団法人事業再生支援協会)、TSK(株式会
ました。
この後、恒例のビンゴゲームも開催。旅行券や高級食材な
取締役で日本 TMA 理事、SRC 幹事の日比将博氏が、一
社 TSKプランニング)
の合同忘年会が 2014 年 12 月 25 日、
次に、出津税務会計事務所所長で、SRC 理事長、日本
どの豪華賞品が用意され、出雲さんの軽妙な司会進行のもと、
本締めの音頭を取って閉会しました。
東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で開催され、全国
TMA 理事、ACTP 理事の出津平氏は「ニュースでも取り上
当選者はガッツポーズをしたり、ハイタッチをしたりと会場は熱
から集った 100 名以上の会員、関係者が親睦を深めました。
げられた『今年の漢字』は、
1 位の〝税〟から始まって〝嘘〟
〝災〟
まず、株式会社 TSK プランニング・代表取締役の立川昭
〝泣〟〝噴〟などと来て 10 位の〝妖〟まで、これだけを見る
吾氏が「事業再生は国家的な事業のようになり、そのスタイ
と最悪な年だったという印象を受けるのですが、果たしてそうで
ルが変化してきました。 私どもの会社でもイノベーションしなけ
しょうか。私が振り返った今年の一番の特色は、日本文化の
ればならず、来年は今後最も大事なビジネスになるであろうIP
海外への浸透でした。これはやがて日本への観光につながり
(知的財産)に日本の事業再生としては初めて取り組む予定
ます。世界中で日本に行ってみたいという人たちが増え、来年
です。 特にアメリカではこの分野の時流が IT からいきなり IP
は観光業がより盛んになるのではないかと思っています。そん
に移っており、我々がやらないと全部アメリカに持って行かれる
な勢いに乗って、皆さんもますます仕事に頑張ってください」と
ような気がします。皆さんと一緒になって IP と事業再生に取り
あいさつし、乾杯の発声。会は歓談に移り、参加者は豪華な
組んでいきたい」と開会のあいさつ。
料理の数々を楽しみながら会話を弾ませました。
続いて、日本 TMA 理事長で、ACTP 代表理事の許斐義
歓談の途中には余興として、自衛隊出身という異色の経歴
信氏が祝辞と共に「中小企業の場合、一企業ではなかなか
を持つ演歌歌手・出雲光一さんが持ち歌「日本人」などを歌
再生できない。温泉街とか工業団地とか商店街とかが一体と
うミニライブ。さらには〝おやじバンド〟の「THE COUNTRY
なった〝面〟でどうやって再生するか、社会としてどう競争力を
BOYS R65」
がカントリーミュージックを次々と演奏。その最中、
再生するかが重要であり、今後のキーワードになると思います。
かつて歌唱経験があったという立川氏がボーカルで飛び入り参
開会の挨拶をする立川氏
8
2015.1.30
祝辞を述べる許斐氏
乾杯の音頭を取る出津氏
THE COUNTRY BOYS R65 のカントリー演奏
飛び入り参加した立川氏に拍手と歓声
歓談する出席者たち
出雲さんの司会で盛り上がるビンゴゲーム
豪華な賞品に喜ぶ出席者の皆さん
日比氏の一本締めで閉会
異色の経歴の演歌歌手・
出雲さんのミニライブ
2015.1.30
9
C
ERT I F IC AT ION
2014 年 CTP認定式を開催
一般社団法人日本事業再生士協会(ACTP)は 2014
いった議論も各地域でようやくされるようになっており、機会
特に気を付けている点としては、「いかに〝部外者〟の匂い
年 12 月 14 日(日)
、認定事業再生士(CTP)認定式を
があれば皆さんにも提議していただき、ご討論をお願いした
を消し組織に溶け込むか」「機関としてふるまう」「信頼関
「CTP は業務契約を遂行する資格または能力を偽ってはな
東京都内で行いました。2014 年の CTP 合格者は計 33
い」と挨拶しました。
係が構築されるまでは、
必然的に傾聴中心のコミュニケーショ
らない」「CTP は他の会員を中傷してはならない」といった
名で、
認定者(CTP 登録者)は 26 名。このうち 17 名が、
出津理事が役員を紹介した後、株式会社 TSK プランニ
ン」を提示。
CTP 職業倫理概要をわかりやすく説明しました。
認定式に参加しました。
ング・パートナーの阿久津正人理事が「ハンズオン型事業
定量的情報だけでは様々な意味で限界があり、ハンズオ
この後、株式会社 TSK プランニング 代表取締役の立
司会進行は出津税務会計事務所所長の出津平理事が
再生〜現場で使えるヒント〜」と題して記念講演。
ンにとって「経営者」「組織」「コミュニケーション / 情報」
川昭吾理事が挨拶に立ち「最近、農協の再生を依頼され
務め、開会にあたって元慶應義塾大学大学院経営管理研
演題となっている「ハンズオン」とは、企業買収や投資
の定性的情報がいかに重要であるかが指摘され、特に「コ
て四国にも足を運んでいますが、結局これまでの施策は〝弱
究科教授の許斐義信代表理事が合格者に祝辞を述べると
を行う際、その後にどのくらいマネジメントに関与するかを表
ミュニケーション / 情報」に関わる複数のミスが重なると深
者保護〟だった。何十年も保護しているうちに、世界の流
共に開会の辞。
現する言葉。自ら社長や社外取締役を派遣し、経営に深く
刻なトラブルを引き起こす事を具体的な事例も引き出して紹
れから全く違う農業ができてしまい、いつの間にかおかしくなっ
この中で許斐代表理事は「今年合格し、認定された皆
関与するスタイルが「ハンズオン」、逆に買収先、投資先
介。
てしまった。競争力のないものを延命させてしまう、これは我
さんを加え、国内の CTP はついに 200 人の大台を突破し
のマネジメントに任せるのが「ハンズオフ」であると説明。
ハンズオンの心得として
「組織におけるミスコミュニケーショ
が国最大の欠点。アメリカの CTP はほとんど弁護士が中
ました。 世界的にも合格するのが難しい資格であり、数年
似たように見える「コンサル」と「ハンズオン」には大き
ンは、半ば必然的に起こる」「正しくても伝わらなくては意味
心で、法的な処理、バランスシートの徹底的なオフバランス
前にはヨーロッパに広がり、アジアでは中国語での試験実
な相違点があり、コンサルの立ち位置が「部外者」である
がない」「〝知っている〟という事と、〝できる〟という事は全
から始まり、選択と集中、グッドとバッドに分けて、事業を活
施に向けて作業が具体化していくなど、国際化がますます進
のに対してハンズオンは「関係者であるが、当該組織のオリ
く違う」という3 点を挙げ、「とにかく明日から 1 つでも実行
かしていく。経営責任や株主責任も取らせる〝外科的〟な
んでいます。企業そのものも国際活動が盛んになっており、
ジナルメンバーから見れば、紛れもない部外者」、必要な知
していただき、一緒に事業再生のフィールドを盛り上げてい
事業再生です。ところが日本の事業再生は、〝会計学的〟
国際企業におけるガバナンス問題や債権・債務問題など
識が「専門的」に対し「包括的」、取り扱う事象が「定量的」
きましょう」と訴えました。
な手法。私に言わせれば、再生どころか、復活しない計画。
様々なコンフリクトに対応できる資格としても CTP は認められ
に対し
「定性的」、成果が「比較的わかりやすい」のに対し
「目
次に、アクタスアドバイザリー株式会社代表取締役の稲
延命をやってはいけないのです。市場に合っている会社を育
ています。 法律や金融など、国によって異なる制度の違い
に見えづらい」、活動が「オープン」であるのに対し「クロー
村榮典理事が協会の概要を説明。TMA のビジョン、
ミッショ
て、成長させるのが、我々の大事な仕事。これを、皆さん
をどう乗り越えるかは大きな懸案事項でしたが、国際的な事
ズド」になっていると解説しました。
ン、会員の構成、活動内容などと共に、「CTP は ACTP
が勇気を持ってやらなければならない」と激励。
業の定義とは何か、どうすれば健全になったと見なすのかと
阿久津理事が現場での経験からハンズオンの初期段階で
を守るために誠実にターンアラウンド専門家として行動す
出席した合格者には、許斐代表理事から一人一人に認
許斐義信代表理事
10
2015.1.30
出津平理事
阿久津正人理事
稲村榮典理事
る」「CTP は他の会員に有償で顧客を紹介してはならない」
立川昭吾理事
2015.1.30
11
定証が授与され、合格者が一言ずつ自己紹介。出津理事
2014年 認定事業再生士(CTP)
の乾杯の音頭で懇親会に移り、新たに CTP となった参加
者たちは和やかなムードの中で歓談し、情報交換やネットワー
2014 年は、資格試験、書類審査・面接を経て、
26 名が認定事業再生士(CTP)として認定されました。
クの構築にも努めていました。
■ CTP リストは、日本事業再生士協会ホームページ http://www.actp.jp でご覧になれます。
※掲載情報は、ご本人の公開・非公開の選択に基づくものです。※掲載は 50 音順です。
安藤 慶一 Keiichi Ando
東京シティ信用金庫 経営支援部 副部長
〒 103-0022 東京都中央区日本橋宝町 1-9-14
TEL:03-3279-4323 FAX:03-3231-2545 j-shien@tokyo-city-sk.co.jp
Tu r n a ro u n d Pro f e s s i o n a l
磯海 雄介 Yusuke Isogai
株式会社ガイア・プロジェクト 須賀川事務所 代表取締役 公認会計士 税理士
〒 962-0839 福島県須賀川市大町 442-3
TEL:0248-75-2207
事業再生士補(ATP)資格試験 科目合格者数 受験者数 136 名
科目合格者数
経営
113 名
法律
78 名
会計・財務
93 名
全科目
60 名
井上 貴裕 Takahiro Inoue
株式会社フィナンシャル・インスティチュート
〒 105-0021 東京都港区東新橋 2-11-7 住友東新橋ビル 5 号館 4F
TEL:03-5425-4600 FAX:03-5425-0078 inoue@financial-i.co.jp
●2015 年の スケジュール
行事
開催団体
総会(東京)
日本 TMA
特別セミナー
日本 TMA・ACTP
4 月 5 日(日)
CTP セミナー
ACTP
5 月 17 日(日)
ATP 春試験(東京・神戸)
ACTP
6 月 13 日(土)
CTP 試験(東京)
ACTP
10 月 5 日(月)~ 10 月 7 日(水)
TMA コンベンション(米国スコッツデール)
TMA
11 月 15 日(日)※予定
ATP 秋試験(東京・神戸)
ACTP
12 月 13 日(日)※予定
CTP 認定式(東京)
ACTP
12 月 25 日(金)※予定
合同忘年会(東京)
TMA・ACTP・SRC
日程
4 月 4 日(土)
日程については、変更になる場合がありますのでご注意下さい。
12
2015.1.30
日本 TMA…日本ターンアラウンド・マネジメント協会
ACTP…日本事業再生士協会
SRC…事業再生支援協会
TMA…Turnaround Management Association
岩本 陽 Yoh Iwamoto
株式会社日本政策金融公庫 西日本企業支援室 福岡支援課 課長
〒 812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前 3-21-12
TEL:092-431-5306 FAX:092-431-5311
大柳 光央 Mitsuo Ohyanagi 株式会社日本政策金融公庫
〒 530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎 2-3-5
TEL:06-6314-7684 ooyanagi-mi@jfc.go.jp
奥村 辰典 Tatsunori Okumura
テクノプロ・キールディングス株式会社 執行役員 CFA 協会認定証券アナリスト
〒 106-6135 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 35F
TEL:03-6361-6125 tokumura@ric.hi-ho.ne.jp
門田 浩一郎 Koichiro Kadota
双日プラネット株式会社 業務部副部長 中小企業診断士 安全保障貿易管理士 公認不正検査士 与信管理士
〒 100-8691 東京都千代田区内幸町 2-1-1 飯野ビルディング
TEL:03-6871-2451 FAX:03-6858-7256 kadota.koichiro@sojitz-planet.com
2015.1.30
13
小林 憲司 Kenji Kobayashi
株式会社フィナンシャル・インスティチュート
〒 460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内 3-6-41 AM ビル 9F
TEL:052-955-5225 FAX:052-955-5226 kobayashi@financial-i.co.jp
坂 将典 Masanori Ban
株式会社フィナンシャル・インスティチュート コンサルタント
〒 460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内 3-6-41 AM ビル 9F
TEL:052-955-5225 FAX:052-955-5226 ban@financial-i.co.jp
小林 史泰 Fumiyasu Kobayashi
株式会社日本政策金融公庫 中小企業診断士
〒 100-0004 東京都千代田区大手町 1-9-4 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
kobayashi-fu@jfc.go.jp
松木 大 Makoto Matsuki
株式会社ゴードン・ブラザーズ・ジャパン
〒 101-0047 東京都千代田区内神田 1-1-14 日立鎌倉橋ビル 7F
TEL:03-3518-9450 FAX:03-3518-9517 mmatsuki@gordonbrothers.co.jp
作花 良祐 Ryosuke Sakuhana
作花経理事務所 公認会計士
〒 668-0024 兵庫県豊岡市寿町 5-4
TEL:0796-23-3987
丸山 悠由 Yu Maruyama
株式会社 AGS コンサルティング マネージャー 公認会計士 税理士
〒 103-0022 東京都中央区日本橋宝町 1-7-1 スルガビル 7F
yu-got-mail@hotmail.co.jp
菅井 啓勝 Hirokatsu Sugai
株式会社三菱東京 UFJ 銀行 ssuuggaaii1984@gmail.com
溝渕 雅男 Masao Mizobuchi
共栄法律事務所 弁護士
〒 541-0041 大阪府大阪市中央区北浜 3-7-12 京阪御堂筋 8F ビル
TEL:06-6222-5755 FAX:06-6222-5788 mizobuchi@kyoei-law.com
谷川 安徳 Yasunori Tanigawa
しんめい法律事務所 弁護士
〒 530-0047 大阪府大阪市北区西天満 4-11-22 阪神神明ビルディング 501
TEL:06-6362-8013 FAX:06-6362-8133 tanigawa@shinmei-law.com
中島 和浩 Kazuhiro Nakajima
株式会社日本政策金融公庫 国民生活事業本部 企業支援室 企業支援グループ
〒 100-0004 東京都千代田区大手町 1-9-4 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
中村 貴司 Takashi Nakamura
岡三アセットマネジメント株式会社 ファンドマネージャー
nakamtak@mse.biglobe.ne.jp
西村 秀星 Shusei Nishimura
株式会社地域経済活性化支援機構
〒 100-0004 東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル 9F
森田 範彦 Norihiko Morita
株式会社三井住友銀行 中小企業診断士
norihiko-morita@mvi.biglobe.ne.jp
泰山 秀政 Hidemasa Yasuyama
LB 事業再生コンサルティング
〒 242-0001 神奈川県大和市下鶴間 2775-5 グランディ大和 605
TEL:046-289-1417 yasuyama-h@jcom.zaq.ne.jp
山口 満 Mitsuru Yamaguchi
CPA パートナーズ株式会社 代表取締役 公認会計士
〒 103-0022 東京都中央区日本橋宝町 1-10-10 LXS 宝町 503
渡辺 良勝 Yoshikatsu Watanabe
Office パートナー 代表
〒 410-2123 静岡県伊豆の国市四日町 101-8
TEL:055-949-8570 FAX:055-949-8570 info@office-partner.jp
野中 進也 Shinya Nonaka
株式会社 NONAKA 経営 代表取締役社長
〒 810-0001 福岡県福岡市中央区天神 2-3-10-616
TEL:092-401-2444 FAX:092-401-2466 info@nonaka-keiei.co.jp
14
2015.1.30
2015.1.30
15
認定事業再生士(CTP)
、事業再生士補(ATP)
一般社団法人日本事業再生士協会
TEL : 03-5269-5054 E-mail : info@actp.jp
S
資格については、ウェブサイトをご覧下さい。
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P O N S O R S
Silver
アクタスアドバイザリー株式会社
いけうち会計事務所
KRB コンサルタンツ株式会社
株式会社ジャパン・トラスト・コンサルティング
株式会社 TSK プランニング
株式会社 TTM
税理士法人はやぶさ
www. tmaj a pan. or g
www. tur nar ound. or g