2013.1.31 新春特別対談 2 013 日本 TMA 理事長 日本事業再生士協会 代表理事 許斐 義信氏 アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー マネージング ディレクター 平野 博文氏 CEREMONY 2012 年 CTP 認定式を開催 EVENT 合同忘年会 CTP LIST 2012年認定事業再生士(CTP) Ambition as CTP みらいコンサルティング株式会社 プロフェッショナル・サービス事業本部 本間 健一氏 2013年のスケジュール Sponsors 日本 TMA スポンサー 2013 年 1 月 31 日発行 第 34 号 季刊 発行所 特定非営利活動法人 日本ターンアラウンド・マネジメント協会 〒 160-0022 東京都新宿区新宿 1-7-1 新宿 171 ビル 7F TEL: 03-5269-2303 FAX: 03-5269-1482 E-mail: info@tmajapan.org URL: http://www.tmajapan.org 34 新春特別対談2013 いくら資金が必要なのかを計算し、頭に入れ、そのため りが苦しくなっている。この 4 つの要件を満たすと、大 に何をしなければいけないかを学ぶことが必修のプログ 抵破綻する。日本の場合、1 番目から 3 番目の項目に該 ラムとなっています。キャッシュフローマネジメントに 当している会社は多いのですが、4 番目の項目で現在流 は再生のために必要なあらゆる要素が入っているからで 動性があることによって、救われている企業も多いので す。それは例えば、どう交渉していかに安く仕入れ、売っ はないでしょうか。予備的再生とか、予防的再生は今後 た物をどういう風に早く現金化できるか、というプロセ ますます必要になってくるでしょう。ターンアラウンド 日本 TMA 理事長 日本事業再生士協会 代表理事 アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー マネージング ディレクター スの中でコストの低減や利益幅の拡大などが実現する訳 というと、「そこまで当社は深刻な状況ではない」という で、そこが経営の基本になりますよね。 経営者が多いので、我々もエンタープライズ・インプルー 許斐 義信氏 平野 博文氏 許斐 経営を見ることができる CTP(認定事業再生士) ブメント、つまり企業価値をより良くし、業績改善のお がどれだけいるかはわかりませんが、そういうインタレ 手伝いをするというアプローチをすることのほうが多い ストを持ちたい人たち、CTP でいうと診断士やコンサル です。しかし、現実的には、それは予備的、予防的な企 今回は新春特別企画としてゲストにアリックスパートナーズ・アジア・エルエルシーの平野 タントはあきらかにそういうことをやらなければならな 業再生と同一のものです。 博文氏を迎え、日本 TMA 理事長の許斐義信氏との対談が実現。2013 年の事業再生業界をど い。弁護士、会計士、金融機関などは、法律問題や金融 許斐 2005 年に東京オフィスを設立された際、アメリカ 機関との調整とかがまず頭にあるかもしれない。 式のナレッジは日本人にも興味を持たれ、クライアント 平野 アリックスパートナーズのパートナーの一人に、 に知的関心が高く、アリックスパートナーズさんのご提 ゼネラルモーターズや K マートのチーフ・リストラクチュ 案は受け入れられやすかったですよね。 アリング・オフィサー(CRO)として、長年再生に携わっ 平野 当時は、日本企業に投資するプライベート・エクィ う予測するか、事業再生のプロフェッショナルに求められる資質とは、などについて有意義な お話が聞けました。 許斐 今回は、今後の事業再生業界を見据え、事業再生 は、法律家のための破産手続きにビジネスチャンスを見 てきたアル・コッチという人物がいるのですが、彼がよ ティ・ファンドが日本に上陸しはじめており、 「ファンド のプロフェッショナルに求められる資質などについてお 出し、法律家を対象にターンランドについてレクチャー く「再生を必要とする会社には 4 つの徴候が診られる」 資本主義」の第一次勃興期でした。したがって、当初は 話を聞かせていただきたいのですが、どちらかといえば を夜間に始めました。それがやがて評判となり、ある日、 と言っています。1 つは、業界自体が低迷している。2 つ メインのクライアントはアリックスパートナーズのよう エクイティをベースにして動いている国際的な金融と、 「デロリアン・モーター・カンパニー」の件で弁護士から 目はその中にあって、当該企業が売上と利益が徐々に縮 な会社が何をする会社で他のコンサルティング・ファー クレジッターをベースにする日本の金融との違いははっ 声をかけられ、その後自動車メーカー、自動車部品メー 小している。3 つ目はそのような情報が定量的になかな ムとの違いを知っている米系のファンドとなっていまし きりしており、いずれハーモナイズできるかどうかは金 カーなどの案件を次々と手掛け、いまだに自動車・自動 か経営陣にわかるようなシステムができていない。要す た。例えば、上場廃止後のライブドアには社長を含めい 融システムや財政などの問題とも関わってくる訳ですが、 車部品業界において当社は高いシェアを有しております。 るに、入ってくる情報が正確でないか、トップの耳に届 くつかの役職をアリックスの人間がインテリウム・マネー 経営者の定義というか、社会的な機能を展望し、これか 当初の段階では、法律事務所からの紹介案件が多く、ア かない。4 つ目はその結果、過大な負債を抱え、資金繰 ジャーとして派遣されました。ライブドアの株主にはファ ら企業がどのようにして健全なる運営をしていけるかに メリカでは我々の仕事と法律家の仕事は明快なすみ分け ついて指針をいただければとも思います。 がされていました。その後ビジネスが拡大して 2000 初頭 平野 遠大な難しいテーマですが、我々にとって許斐先 にはヨーロッパへ進出し、2005 年には日本に東京オフィ 生の本は必読の書でありまして、先生のお考えと私たち スもできました。 の考えとは基本的に同じと思いますが、どうぞよろしく 許斐 アリックスパートナーズさんが歩み出した当時は、 お願いいたします。 1992 年に鄧小平が南巡講話を発表し、アジアのフォー 許斐 私はこれまで自分の事業再生キャリアをあまり公 ドラゴンズ(韓国、台湾、香港、シンガポール)から にはしてきませんでしたが、アメリカの半導体メーカー ASEAN へとサプライチェーンが再構成される中、日本 やヨーロッパのフィリプスなど、外国の友人から頼まれ では失われた 20 年が始まった時期にあたりますね。 て国際的な事業の再建をいろいろ手伝わされた経験もあ 平野 国内では事業再生ブームが起こり、新生銀行な ります。国際的ということでは、アリックスパートナー どが再上場し、当時は日本経済全体が今度こそ本当に ズさんは、全世界で企業再生の支援にあたるグローバル・ ターンアラウンドするのではないかという期待のもと、 ファームですね。 ファンドや我々のような再生のお手伝いをするサービス 平野 デトロイトで創業したアリックスパートナーズが ファームも海外から多く参入してきました。我々はキャッ 最初に手掛けた仕事は、アメリカの大ヒット映画「バック・ シュフローのマネージとプロジェクションをすることに トゥ・ザ・フューチャー」に登場するスーパーカーを作っ 重きを置きます。不完全な財務情報の中から、どうやっ た「デロリアン・モーター・カンパニー」の倒産案件で てキャッシュを予測するか。常に 13 週間をひとつのター した。元々は会計士だった創業者のジェイ・アリックス ムで見ていて、この期間中に資金がどう改善できるのか、 2 2013.1.31 2013.1.31 3 来る書類に対して稟議を回していくプロセスの中で、内 社が下請会社に「明日から商品価格を 2 割削れ」と言っ 許斐 経営や経営者に対する価値観が、日本では社会的 容の分析などをしているうちにどんどん時間が経ってい たとします。そんな指示は、下請会社にとっては死活問 に認知されていないと思います。 く。ある意味、日本の企業文化は時間との勝負が必要な 題です。では、どのように一緒にやれば下請け企業のコ 平野 日本の場合、法律家であれば「弁護士さんがこう 再生に向かない土壌があるのかもしれません。 ストを 2 割下げられるのかを考える。下請会社の納期を 言うから」とリーガルリスクを排除する意味でそのプロ 許斐 はっきり言って、日本の経営者には、経営の能力 ずらすとか、部品をなるべく標準化できるように設計段 フェッショナル性を認られ易いのですが、残念ながら「経 が欠けていると思います。 階から協議するとか、いくつも方法はあります。我々が 営のプロフェッショナル」となると法的な資格があるわ 平野 皆さん、経営者としての素養は大変高いと思いま 手がけたレストラン・チェーンのケースでは、ランチ用 けではないので、評価はむずかしいかもしれません。実 す。ただし、非常時における会社の舵取りという訓練を の食材を朝の 7 時に調理場へ届けさせるようになってい 績を積み重ねて信任を得るということが王道なのですが、 経験していないケースが多いのではないでしょうか。 るけれども、コックが作業を始めるのは 9 時以降であり、 TMA さんや CTP の啓蒙活動も必要です。2000 年の初 許斐 経営危機に陥った会社をどう舵取りするかという 交通渋滞のある朝の 2 時間を後ろにずらせば、10 台必要 期は株主の発言権が大きくなりかけたのですが、 「ファン ことで、アリックスパートナーズさんのようなアドバイ だったトラックが 8 台になる。そうすると、運送費は 3 ド資本主義」の極端な礼賛から一転して「ファンドは金 ザーが入っていくのですが、これまでのお話の結論とし 割減る。こういったことが経営の効率化につながってい 儲けしか考えていない悪者」と「ファンド拝金主義」へ て、今壁にぶつかっている難しい問題はいつか答えを出 くし、ベンダーにとってもメリットとなる。このように と評価が短期間に大きく振れてしまったことが残念です。 さないといけないし、まずは答えを出そうということで 見過ごされていることが多くあり、最適なコスト削減を 適度な状況で株主が経営に対しての牽制機能を働かせて す。そして将来に対して、企業は何らかの手を早く打た 提案するのも我々の仕事です。我々が普通のコンサルタ いれば良かったのですが。 ンドが投資をしており、株主である彼らから見れば、合 なければいけません。まずは確認してからなどと言って ントと異なるのは、インテリム(暫定)CEO とか COO 許斐 日本人は見えないコミュニケーションとかソサイ 理的に何とか再生し、投資した金額を回収を最大化する いれば、市場が動いて機会を逸してしまう。前者はみん といった役職をもらって会社の中に入る点です。何か問 エティとかを、リスクヘッジの重要な基盤にします。い という目的があり、クライアントと私たちの目線が同じ な仲良くという土壌があって決めにくいし、後者も将来 題が起こった時は会社や我々個人にも跳ね返ってきます くら赤字でも何とかやっていって、そうすればお客がつ であればやりやすい。しかし、対象が純粋な日本企業の の事業機会を架設してリスクテイクするという技能コン から、 「結果を出す」ことが求められ、その結果に対して いて、いつか売れるようになるといった風にやってしま 場合例えば日本航空でも自民党が与党の時に一部携わら トロールが好きなので後追い型となり、両面で経営的判 報酬を頂くというフィー体系にもなっています。 いがちで、科学的に物事を定義するのが下手です。これ せていただきましたが、ステークホルダーが多く、「日本 断ができない。再生しなければならない会社が、特にで 許斐 日本 TMA の会員や CTP の中でも、 会社の中に入っ が問題を非常に深刻化させています。政府は株式市場を 的な」 経営風土の会社では時間や手間が多くかかってし きていない。 ていろんな契約をして、レスポンシビリティをもって仕 活性化してリスクマネーが出てくるようにしている訳で まいます。 平野 問題を抱えている企業の中には、過去に業績が良 事をするという風に踏み込んでいない人は多い。しかし、 もないし、かといって為替資金が動くように手を打って 許斐 日本の経営問題の限界、壁を突き破る行動の中で、 かった商品や部門から撤退などの決断をできないケース 会社の中に入って再生にあたるのは王道です。我々が今 いる訳でもない。問題を定義できていない。アメリカで 少なくともマネジメントサイドのソフトウェアというか、 が多く見られます。「今は一時的に悪いけれども、将来 後仕事をしていくうえで、専門的な分野のみでアドバイス も、財務リソースがうまく回るようにどうすべきかとい ナレッジをサポートして経営的再生をしなければいけな また良くなる」とか「うちの会社の出自はこの事業部門 するのではなく、会社の中に入って様々な分野の総合性 うのは大問題だったんです。日本でも同じはずなんだけ いというような空気を持ち込んだ。で、それは壁にぶつ から始まっているから、これを売却したり、撤退するこ の中で自分のポジションを再定義しなければなりません。 ど、議論した試しがない。昨年のラオスでの ASEAN 首 かったんですか? とはできない」といった考えから脱却できないでいると、 平野 アリックスパートナーズや我々の同業他社には、 脳会議でも、国家資本主義か株主資本主義かという議論 平野 誤解を恐れずに言えば、毎日壁にぶつかっている 将来の方向性を見誤ってしまいます。多様なステークホ 普通のコンサル会社や会計事務所などにいて、もっとハ をしている。経営のリスクを解消して再生するための要 ようなものですが、先ほどの 4 つの症状には、その対処 ルダーの利害調整に時間を費やしすぎているケースも多 ンズオン(実践的に)でやりたいといって来られる方が 療法が 5 つぐらいあります。1 つは現実的だけどチャレ く見られます。 多いので、 「結果責任」を指向される人も多いと思います。 ンジングな目標を設定すること。2 つ目は完璧よりもス 許斐 日本の経営者は、広く外部から企業の行動を見直 また場合によっては事業再生を目指す人たちの中にも、 ピードを優先する。3 つ目は厳しい決断は早めに行う。4 す視点や視座を持って自社の事業や個人の行動を再定義 実践型よりも分析や調査を指向する人もおられるかと思 つ目は売却や再生などの作業と現業をいかに並行して行 し、どう再構成すべきなのか多元性を持って見直すこと いますが、アリックスパートナーズの場合は、結果を出 うか。どちらかに偏りすぎてはいけなくて、再生そっち がとても不得手。自己中心的な経営です。日本流の村社 すことに喜びを得る人間の集まりとなっています。 のけで今の事業に注力するのでは困るし、逆に再生や売 会におけるマネジメントが長く続いたことに、本質的な 許斐 日本の破綻しそうになったクライアント、困窮し 却にばかり一生懸命になって本業が疎かになっても困り 限界があるように思えます。 た企業側からの条件はありましたか? ます。最後はコミュニケーション。従業員にも、お客様 平野 日本で我々のようなターンアラウンド・ファーム 平野 そういった会社の中でターンアラウンドした時、 にも、銀行にも、株主にも、しっかりとコミュニケーショ が CRO として企業に入る場合「コストカットなどを情け 対価をどう払うかという考え方については難しい面もあ ンする。この 5 つが必要条件なのですが、お察しのよう 容赦なくやるのではないか」「単にベンダーを大量に切る ります。その点欧米では、債権者であれ、株主であれ、 「放 に日本の経営者はこれらがあまり得意でなく、厳しい決 のではないか」とか思われることがあるのですが、実は 置しておけば一層業績が悪くなるであろうから、それを 断を先送りにしたり、スピーディーな判断ができなかっ そうではなくて、ちょっとした工夫で全体最適となる解 好転させてくれるのなら対価を払うべき」という考え方 たりしています。銀行をはじめとする債権者も企業から を導くことが可能です。たとえば、例えば、発注する会 があります。 4 2013.1.31 2013.1.31 5 件は、大きな壁にぶつかっています。 うセミナーをしました。「まず買収ありき」ではなく、買 したが、経営的スタンスでプランニングも実行も含め、 視点からも経営問題を抱えている企業をどう救済できる 平野 この 10 年間を見ていて日本の経営者の報酬レベル 収前から企業のマネジメントを融合することを考える どういう風に企業のポテンシャル、企業力を高め、破綻 かのナレッジをもっと持つべきであるということでしょ が徐々に上がってきています。経営をするリスクの対価 必要があるというお話をさせていただきました。楽天や や経営危機リスクをいかに回避できるかを併せてどう考 うか。 としての報酬をもらうことにまずは日本の社会がそれを ファーストリティリングは公用語が英語なようですが、 えていくかが重要なテーマであると、今日の対談から追 平野 何故問題が起きているのか、利益がでていないと 受け入れられるようにすることが大事ではないかと思い もっと小さな会社でも、誰がどうコミュニケーションを い込んでよろしいですか? いうことは「売上が足りない」のか、 「コストが高い」のか、 ますので、これはよい傾向ではないかと。上場企業であ とって、そのガバナンスを効かせるのかということを考 平野 破綻は非常に極端な結末ですが、破綻に至らなく 更に売上低迷を分析すれば、 「営業マンの質が悪い」のか、 れば株主は、株式を選ぶ際にアメリカ、ヨーロッパ、ア える必要があるでしょう。我々は日本企業のグローバル ても、本来この程度の価値創造をするだろうと思って買 「会社の予算の立て方が悪い」のか、「製品が他社より劣 ジアの同業の会社とグローバルに比較して、日本の企業 な買収後のマネジメントのお手伝いをすることに最近多 収した案件が、結果としてそうならず、株主や債権者の るから」なのか、分析していくと課題の樹形図ができて が選ばれるようにするためには世界標準の経営者を育て く取り組んでいます。これは一種の日本経済の予防的再 利益を毀損してしまうようなことは回避しなければいけ いきます。何故こうなるのか、という疑問を潰していか ていかなければいけません。 生の意味があると思います。決して経営者としての資質 ません。企業経営の中で必要なのは、グローバルな理解 なければなりません。これを行うのは全てのプロである 許斐 日本企業が国際化するには、信用が過度に膨張し、 がないということではなく、日本とカルチャーの違う国 とローカルな事象への理解の双方です。従ってアリック 必要はなく、経営のベースを理解し、信頼できる情報と 取引に絡むリスクが潜在化している。赤字でもオフセット の企業の役社員をマネージできるような教育を受けた経 スパートナーズでも業種のプロ、営業・生産・財務など 分析能力があれば仮説を構築し、検証することで問題点 すれば何とかなると、債務超過になっても生きている会 営者はまだまだ少ないですから。 のファンクションのプロ、それかローカルな事情に詳し が浮き彫りになっていきます。 社は一杯あります。これはまさに信用の膨張の結果。中 許斐 日本企業が海外企業を買収後、グローバルなマネ いプロ、この 3 つの要素を持った人間でチームを組んだ 許斐 今日は貴重なお時間をどうもありがとうございま 小企業金融円滑化法の終了と、一方で大量の金融緩和の ジメントができないからそれを外人に任せ、ガバナンス 時、一番成功します。例えば我々は一昨年、ブルネイ政 した。 中で、日本の企業を取り巻く金融環境は大きく変わりま も放棄して、気が付いたら大変な事態になっていた、と 府からの依頼でブルネイ航空の再生案件に取り組みまし 平野 こちらこそ、有意義なお話をどうもありがとうご す。中小企業をサポートする機能はなくなり、今後多く いうことが現実に起こっています。 たが、政府からは航空業界に通じたターンアラウンド経 ざいました。 の倒産及び倒産予備軍が出てくるでしょう。下手をすれ 平野 買収後、ガバナンスを外人に任せるという事例は、 験者、特にお手本とする日本においてなぜ日本航空が経 ば何 10 万社もの企業が破綻してしまう。再建という立場 潔いという印象も受けるのですが、任せる相手が経営の 営に失敗したのかをわかっている日本人を集めるよう依 で未来を見据えた時に、2013 年はどうあるべきでしょう? 資質を持っているのなら問題はありません。しかし、単 頼されました。それ以外にはグローバルに航空産業およ 平野 先生がおっしゃった信用膨張ということもあって に外人にやらせればいいという判断だと、困ったことに び航空機産業に詳しいメンバーとイスラム教を理解しマ 懸念しなければいけないのは、昨今の日本企業の海外企 なります。 レー語をしゃべられる人材も投入いたしました。日本の 業の買収ではないでしょうか。国内の市場は飽和状態で 許斐 結局、経営問題になってくる。社で行うべき重要 企業の買収においても、そういったプロフェッショナル 売上も伸びず、少子高齢化で先行きも暗いという中で資 な議論が欠落すると、失敗する。 のチームと日本のチームとが組んで、日本企業と買収先 金は会社自身も多く有している上に、銀行もどんどん貸 平野 一般的に言えば、日本企業は海外買収は下手です。 の企業で作業にあたるというのが私たちの仕事のメイン してくれるので、海外企業を買収しないと始まらないと 最初は「経営はお任せします。定期的に報告をもらえれ です。 いうような風潮があるように見受けられます。日本式の ばそれでいい」とする。役員報酬は日本企業と海外企業 許斐 再生にからむファンクションがバラエティーに富 経営と、海外企業の経営には違いがありますが、今まで をそろえずにやってますから、日本側はそこに若干のわ んでいる、ということですね。TMA にも CTP にも多用 は主戦場は国内であったから、日本式経営でよかった訳 だかまりを持ったまま進んでいく。うまくいっている時 なメンバーがそろっており、様々な職業の横断的なチー ですが、この壁を越えて向こう側へ行った時にどうする は表に出ないのですが、悪くなると「あいつはあんなに ムを組んで再生ができれば良いという議論はしょっちゅ のか。その準備が整っていないまま海外進出している会 年俸をもらってるんだから、自分たちで何とかしろ」と うしています。しかし、今のお話を聞いていると、この 社が多いですね。最近もヨーロッパの弁護士事務所と一 なってくる。本社からスタッフも派遣されるのですが、 会の中だけではダメです。アメリカの TMA では、今 緒にクロスボーダーの買収後、どう統合していくかとい この人たちも海外の会社を買収し慣れていないからモニ 聞かせてくださったようなスタンスで組織を再構成する タリング資料の請求だけに留まり、誰もどうしろと指示 チーム活動をしているのですが、日本では見られません。 しない。すると海外企業から見ると「日本の親会社は何 平野 全ての業種をカバーするのは無理ですから、枢要 も言わない」となり、どんどん溝が深まっていく。我々 なファンクションや業種に詳しい人材を確保することが がいつも言っているのは、結婚と同じで、ハネムーンピ 大事です。 リオド中にお互い全ての問題点を出して、どう解決する 許斐 現状に対する認知度を上げ、問題分析力を高め、 か議論しなければなりません。そのためには、もっと早 問題解決の代替案が出せるという意味で、そういったこ い段階からデューデリジェンスが必要になるのですが、 とが必要であると。アリックスパートナーズさんでは、 日本はどちらかというと法律や財務は見るものの、ビジ 平野さんのような方たちがチームの全体を統合して、判 ネス・デュー・デリジェンスが足りていない。 断を下していくのですね。私たちの組織としては、専門 許斐 予防的再生について別の角度からお話いただきま 性を深めるのは当然として、併せてマネジメントという 6 2013.1.31 〈 アリックスパートナーズ 〉 世界的なターンアラウンド・コンサルティング・ファームとし て、経営改善、企業再生、訴訟コンサルティング、財務アド バイザリーの、4つの主要分野でサービスを提供しており、法 律、規制、経済環境が複雑化する中、専門知識を生かして 企業の緊急課題を診断・評価し、課題のスムーズな解決に取 り組んでいる。 他社との違いは、様々な経営の場面で実績のある経験豊富 なチームがクライアント企業に駐在して実務を企業といっしょに 行なう点。今日の厳しい事業環境では、企業は難しい経営環 境における経験が豊富なプロフェッショナルを必要としており、 社内には適任者リスクと機会を十分理解し、顧客企業と密に 連携しながら最適な対応方法を策定・実施している。 幅広い専門知識と経験を持つ同社のプロフェッショナルは、 世界 18 か所に拠点を置き、50 か国以上の言語に精通。経営、 オペレーション、財務、ターンアラウンド、訴訟、コンサルティ ングなど幅広い専門領域を網羅し、ビジネスのあらゆる問題に 対応。毎日世界中で、難しい環境に直面したクライアントを支 援している。 平野 博文 プロフィール アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー マネージング ディレクター 1983 年 日興證券 ( 現 SMBC 日興証券 ) 入社、2000 年 日興プリンシパル・インベストメンツ (NPI) 社 長、2004 年 NPI 会長、日興コーディアルグループ取締役執行役に就任。 2008 年にアリックスパートナーズ入社、同社日本代表を経て、 2011 年よりアジア地域フィナンシャル・サービス・インダストリー 統括に就任、現在に至る。タワーレコードジャパン、西武ホー ルディングスなどの社外取締役を務めた経験もある。 2013.1.31 7 CEREMONY ● 2012 年 CTP 認定式を開催 一般社団法人日本事業再生士協会は 2012 年 12 上場会社の例にも見られるようにメザニンファイ きりしていくと指摘しました。 事業再生に携わるか、そうでなければ専門分野に 月 16 日(日) 、認定事業再生士(CTP)認定式を ナンス、つまりデットファイナンスでもエクイティ さらに、金融機関の再生テーマは債権回収の極 特化すべきであるとアドバイスしました。 東京都内で行いました。2012 年の CTP 試験合格者 ファイナンスでもない中間に位置する金融をうま 大化であるため、回収できればそれでよいという 次に、アクタスアドバイザリー株式会社代表取 は計 30 名で、認定者(CTP 登録者)は 27 名。こ く使って、一挙にスペックオーダーのバランスを 発想になり、中小企業の目線で真剣には取り組ま 締役の稲村榮典副理事長が協会の概要を説明。「世 のうち 22 名が、認定式に参加しました。 変えて再生するといったようなことも金融界では ないうえ、金融円滑化法によって貸付条件の変更 界の何処においても、事業再生といえば TMA と 開会にあたり、許斐義信理事長が合格者に祝辞 話題になっていることを紹介。 等を行った 40 万社以上もの会社をどうやって助け いわれること」とするビジョンや、「事業再生の産 を述べると共に開会の辞。 CTP は今後ますます重要な時期を迎えるが、こ るかを考える時、これまでの出口戦略で救えるの 業組織として、事業再生に関わる情報と知識を交 現在、政治的にも経済的にも混乱し、日本全体 の組織にはまだ不十分な点もあり、新たに CTP と はせいぜい 1 万社くらいしかないため、自身の会 換共有する場を提供する」ことなどのミッション がシステム不全に陥っており、中小企業は金融円 なった人たちの意見も取り入れながら、事業再生 社では、脱出戦略という言い方に変え、自力再生 をはじめ、会員の構成、活動内容、CTP 職業倫理 滑化法の期限切れを前に落ち着かない状況にあり、 に対する高度な知見を共有できる場を増やしてい しようとする社長をヘルプする、脱出戦略へとシ 概要などがわかりやすく紹介されました。 事業再生については中小企業、大企業共々、大問 くと話しました。 フトさせたことをた明かしました。 出席した合格者には、許斐理事長から一人一人 題に直面していることに触れ、CTP は新しい考え 続いて、株式会社 TSK プランニング代表取締役 事業再生については、ほとんどの関係者がまだ に認定証が授与され、合格者が一言ずつ自己紹介。 方を取り入れ、研鑽を重ね、個別企業や経済の再生、 の立川昭吾理事が「事業再生の歩みと事業再生実 一部分のことしかやっておらず、業態の再生ソ 引き続き、ゲストとして招かれた先輩 CTP も交え 再活性化に寄与しなければならない立場にあるこ 務家の役割」と題して講義。 リューションの重要性に言及。事業承継用事業再 て懇親会が行われ、新たに CTP となった参加者た とを強調。 バブル崩壊前、バブル崩壊後、金融円滑化法の 生と事業譲渡・会社分割、為替デリバティブ(通 ちは名刺交換や情報交換を通じて、これから様々 また、負債だけでなくファンドを含め、エクイ 出現と、我が国の事業再生 20 年の歩みを紹介。 貨オプション取引)対策、不動産流動化対応、ア な事業再生に挑む決意を新たにしていました。 ティとデットのバランスを考えながら新たな再生 これから期待される事業再生実務家の役割につ ウトバウンド・インバウンド、上場廃止企業対応 のストラクチャーを提案しなければならず、一部 いて話し、これからは事業再生の本物と偽物がはっ などについて解説し、今後の CTP は様々な種類の 許斐義信理事長 8 2013.1.31 稲村榮典副理事長 立川昭吾理事 2013.1.31 9 EVENT ● 合同忘年会 SRC 理事長の出津氏 乾杯の音頭を取る南氏 会を締め括った三澤氏 日本 TMA(NPO 法人日本ターンアラウンド・ まず、株式会社 TSK プランニング代表取締役、 する中、最終的には事業をどういう風に再生でき がら会話を弾ませました。 マネジメント協会)、ACTP(一般社団法人日本事 日本 TMA 理事、日本事業再生士協会理事の立川 るかに焦点を当てることが大切であり、この場に 歓談の途中には、新たなスタイルの演奏で注 業再生士協会) 、SRC(一般社団法人事業再生支援 昭吾氏が開会のあいさつ。 集ったいろんなメンバーと交流し、良い仕事をし、 目を集めている琴プレイヤー・増田厚司さんに 協会) 、TSK(株式会社 TSK プランニング)の合 2013 年は事業再生にとって大きな変わり目にな 社会に貢献できるよう 2013 年を新たな挑戦の年と よる楽曲「鳥のように」「戦場のメリークリスマ 同忘年会が 2012 年 12 月 25 日、東京・新宿のハイアッ ると予測したうえで、これまでの「出口戦略」に することを誓いました。 ス」、現役女子大生の歌手・Risa さんによる楽曲 トリージェンシー東京で開催され、全国から集っ 対して、「脱出戦略」と位置付け、自力再生の支援 次に、出津税務会計事務所所長で、日本 TMA た 100 名以上の会員、関係者が親睦を深めました。 をテーマにして再生に取り組んでいることを説明 理事、日本再生士協会理事、SRC 理事長の出津平 さらに、Risa さんをプレゼンター役として、恒 しました。 氏が、我が国の貿易収支を例にあげながら、再生 例のビンゴゲームも開催。老舗旅館の宿泊&ディ 続いて、日本ターンアラウンド・マネジメント の手がかりとして、円安によって貿易が持ち直す ナー券や、国産霜降り名産牛、銘柄豚のしゃぶしゃ 協会理事長で、日本事業再生士協会代表理事の許 ことに可能性を見出し、日本経済が復活すること ぶセットをはじめとする豪華賞品が用意され、会 斐義信氏があいさつ。 を期待し、個々の企業の再生に全力を尽くし、社 場は歓声と熱気に包まれました。 経営は転換点を迎えており、見えない課題、毀 会貢献していくことを訴えました。 最後に、株式会社三澤経営センター代表取締役 損している部分をどうやって見つけ、再生してい この後、弁護士法人リオ・パートナーズ代表弁 で日本 TMA 理事の三澤壯義氏が、被災地・仙台 くかが今後のテーマであると指摘。中小企業金融 護士・南裕史氏による発声の挨拶で乾杯。会は歓 の現状を報告し、「今後も事業再生に一生懸命取り 円滑化法や大会社の資金フローなどの問題が山積 談に移り、参加者は美味しい料理に舌鼓をうちな 組みたい」と力強く語って、一本締めで閉会しま 開会の挨拶をする立川氏 10 2013.1.31 日本 TMA 理事長の許斐氏 「recollection」「IF YOU」などが披露。 した。 2013.1.31 11 2012 年認定事業再生士(CTP) 201 2年は、資格試験、書類審査・面接を経て、27 名が認定事業再生 大矢知 哲也 Tetsuya Oyachi 大矢知公認会計士事務所 所長 公認会計士 〒 460-0003 愛知県名古屋市中区錦 3-5-31 ジブラルタ生命名古屋錦ビル 6F TEL:052-962-0400 FAX:052-962-0403 oyachi@gmail.com 士(CTP)として、認定されました。CTP リストは、日本事業再生士 協会ホームページ http://www.actp.jp でご覧になれます。 奥村 和仁 Kazuhito Okumura 株式会社グラックス・アンド・アソシエイツ 取締役常務執行役員 秋谷 剛志 Tsuyoshi Akiya 弁護士法人あきや総合法律事務所 代表社員 所長 弁護士 〒 060-0005 北海道札幌市中央区北 5 条西 2 丁目 5 JR タワーオフィスプラザさっぽろ 20F TEL:011-261-7171 FAX:011-261-7185 tsuyoshi@akiya-law.com 荒木 浩明 Hiroaki Araki 株式会社事業サポート 代表取締役社長 〒 105-0004 東京都港区新橋 4-21-3 新橋東急ビル 2F TEL:080-5607-4337 FAX:050-3730-0158 araki@js-ltd.com 有銘 寛之 Hiroyuki Arime 有銘公認会計士事務所 公認会計士 〒 901-0155 沖縄県那覇市金城 3-8-9 一粒不動産ビル 202 TEL:098-851-3072 FAX:098-851-3073 h-arime@nirai.ne.jp 市田 知史 Satoshi Ichida 清友監査法人 公認会計士 〒 604-8134 京都府京都市中京区烏丸六角 WEST18 ビル 6F TEL:075-213-7090 FAX:075-212-2809 ichida@seiyu.or.jp 乾 進一 Shinichi Inui 株式会社日本政策金融公庫 中小企業診断士 〒 100-0004 東京都千代田区大手町 1-9-4 岩﨑 雄司 Yuji Iwasaki くまもと森都心プラザ ビジネス支援センター 副センター長 中小企業診断士 IT コーディネーター 〒 860-0047 熊本県熊本市西区春日 1-14-1 TEL:096-355-7402 FAX:096-355-7412 y.iwasaki.kco@gmail.com 宇津井 高時 Koji Utsui 日本駐車場開発株式会社 公認会計士 〒 100-6510 東京都千代田区丸の内 1-5-1 新丸の内ビルディング TEL:03-3218-1904 FAX:03-3218-1901 utsui@n-p-d.co.jp 〒 113-0033 東京都文京区本郷 2-3-7 お茶の水元町ビル TEL:03-5804-3058 FAX:03-5804-3053 okumura@gracchus.co.jp 五島 宏明 Hiroaki Goshima ヒロパートナーズオフィス 中小企業診断士 〒 167-0053 東京都杉並区西荻南 1-14-19-303 TEL:03-6662-6154 FAX:03-6662-6154 ddhooo@grape.plala.or.jp 佐々木 洋子 Yoko Sasaki 辻・本郷税理士法人 税理士 〒 163-0631 東京都新宿区西新宿 1-25-1 新宿センタービル 31F TEL: 03-5323-3301 FAX : 03-5323-3533 sasaki-yoko@ht-tax.or.jp 高橋 知英 Tomohide Takahashi TEL:090-8593-4978 tomo4382@hotmail.co.jp 田中 勘斎 Kansai Tanaka 株式会社三井住友銀行 投資銀行統括部 田中 慎也 Shinya Tanaka 明治通り税理士法人 札幌事務所 公認会計士・税理士 〒 060-0806 北海道札幌市北区北 6 条西 6 丁目 2-24 第 2 山崎ビル 2F TEL:011-756-1010 FAX:011-774-2990 s.tanaka@meijidori.jp 田中 匡 Tadashi Tanaka 三井物産企業投資株式会社 〒 100-0004 東京都千代田区大手町 1-3-7 日本経済新聞社本社ビル 8F 田中 祥博 Yoshihiro Tanaka 田中祥博法律事務所 弁護士 〒 640-8044 和歌山県和歌山市板屋町 22 和歌山大同生命ビル 403 TEL:073-433-5510 FAX:073-433-5592 柘植 直也 Naoya Tsuge 〒 241-0825 神奈川県横浜市旭区中希望ヶ丘 153-2-214 TEL:045-364-6610 FAX:045-364-6610 tsuge@kbo.ms246.net 12 2013.1.31 2013.1.31 13 野口 敏史 Toshifumi Noguchi Ambition as CTP 西村あさひ法律事務所 弁護士 みらいコンサルティング株式会社 プロフェッショナル・サービス事業本部 〒 107-6029 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル TEL:03-5562-8500 FAX:03-5561-9711 t_noguchi@jurists.co.jp 本間 健一氏 濵井 耕太 Kota Hamai 株式会社東日本大震災事業者再生支援機構 弁護士 入社以来、クライアントの「経営改善支援」を担当しています。経営改善支 〒 100-0005 東京都千代田区丸ノ内 2-2-2 丸ノ内三井ビル 9F TEL:03-6268-0146 FAX:03-3218-3717 kota_hamai@shien-kiko.co.jp 藤田 均 Hitoshi Fujita 援の目的は、 「財務的な成果」を出すことにあります。そのために、 「現状把握・ 解決策立案・実行支援」までをサポートしています。 CTP 取得の目的は、実務で得た「知識と経験」を体系的に整理することです。CTP の試験勉強は暗記するタイプ 堀口 智哉 Tomoya Horiguchi のものではありません。CTP は実務家試験なので、デューデリジェンスや事業計画の策定に真剣に取り組むことが 株式会社フィナンシャル・インスティチュート 合格につながるものと思います。 〒 105-0022 東京都港区海岸 1-9-11 マリンクス・タワー 2F TEL:03-5425-4600 FAX:03-5425-0078 horiguchi@financial-i.co.jp CTP 取得後は、経営改善のスキルを今まで以上に高めたいと考えています。経営改善が必要になる会社は、コミュ ニケーションに問題がある場合が多いと感じています。「財務的な成果」を出すというゴールは同じはずなのに、「経 本間 健一 Kenichi Homma 営陣/従業員」 「営業/製造」 「現場/管理」というように、それぞれの視点が対立し話が進まない場合があります。「総 みらいコンサルティング株式会社 コンサルタント 論賛成・各論反対」という状態です。それらを取りまとめていく力が今後はより一層必要になると考えています。 〒 460-0008 愛知県名古屋市中区栄 2-4-18 岡谷鋼機ビルディング 2F TEL:052-253-5628 FAX:052-253-5608 前田 晃宏 Akihiro Maeda 松田 世治 Seiji Matsuda 株式会社 NEKO - KEN 中小企業診断士 〒 164-0011 東京都中野区中央 5-38-13 B502 TEL:03-5342-9488 FAX:03-5342-9481 matsuda@nekojiro.net 村上 一幸 Kazuyuki Murakami 中小企業診断士 公認不正検査士 TEL:080-5888-4281 shindanshi-km@m2.gyao.ne.jp 村上 義文 Yoshifumi Murakami ジブラルタ生命保険株式会社 シニア・ライフプラン・コンサルタント 〒 812-0039 福岡県福岡市博多区冷泉町 2-1 TEL:092-261-5540 yoshifumi.murakami@gib-life.co.jp 結城 愛作 Aisaku Yuki 株式会社ブレイブコンサルティング 代表取締役 〒 231-0052 神奈川県横浜市中区桜木町 1-1-7 TOC みなとみらい 10F TEL:045-228-5310 ■2013 年のスケジュール 日程 行事 開催団体 4 月 6 日(土) 日本 TMA 総会・特別セミナー(東京) 主催:日本 TMA 共催:ACTP 4 月 7 日(日) CTP セミナー(東京) ACTP 5 月 19 日(日) ATP 春試験(東京・神戸) ACTP 6 月 23 日(日) CTP 試験(東京) ACTP 10 月 2 日(水)~ 10 月 7 日(月) TMA コンベンション(ワシントン DC) TMA 11 月 2 日(土) ※予定 ATP 秋試験(東京・神戸) ACTP 11 月 9 日(土) ※予定 SRC 総会・セミナー(東京) 主催:SRC 共催:日本 TMA 12 月 8 日(日) ※予定 CTP 認定式(東京) ACTP 12 月 25 日(水) 合同忘年会(東京) TMA・ACTP・SRC 日程については、変更になる場合がありますのでご注意下さい。 ※ 掲載情報は、ご本人の公開・非公開の選択に基づくものです。 ※ 掲載は 50 音順です。 14 2013.1.31 日本TMA ...... 日本ターンアラウンド・マネジメント協会 ACTP ............ 日本事業再生士協会 SRC .............. 事業再生支援協会 2013.1.31 15 Sponsors KRB コンサルタンツ株式会社 株式会社 TSK プランニング w ww.tma ja p an .o rg w ww.turna rou n d .org アクタスアドバイザリー株式会社 いけうち会計事務所 株式会社銀行研修社 株式会社ジャパン・トラスト・コンサルティング 株式会社 TTM デルタ経営コンサルティング合同会社 税理士法人はやぶさ Certification 【事業再生士補(ATP)資格試験】 w ww.a c tp .jp 日 程 : 平成 25 年 5 月 19 日(日) 東 京 会 場 : 都市センターホテル 神 戸 会 場 : 神戸夙川学院大学 【認定事業再生士(CTP)資格試験】 日 程 : 平成 25 年 6 月 23 日(日) 会 場 : 都市センターホテル ●お問合せ先 一般社団法人日本事業再生士協会 TEL: 03-5269-5054 E-mail: info@actp.jp http://www.actp.jp ※詳細はウェブサイトでご確認下さい。 16 2013.1.31
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