土壌・水質浄化 高機能フッ素処理剤「Fクレスト」 チヨダウーテ株式会社 (三重県川越町) 概 要 ・ 廃石こうボードに含まれるフッ素の溶出を防ぎ、廃石こうボードを泥土等の固化材としてリサイ クルする高機能フッ素処理剤「Fクレスト」。 ・ 土壌、廃水中及び焼却灰のフッ素も固定・不溶化処理。 特 徴 1.フッ素化合物を短期間・高効率にフッ素アパタイトとして固定・不溶化するリン酸カルシウム塩を 主原料とした、中性の高機能フッ素処理剤。 2.虫歯予防のために歯にフッ素を塗布するプロセスからヒントを得た「バイオミメティックナノ表面 反応」が、環境中の低濃度フッ素化合物を難溶性のリン酸カルシウム塩(フッ素アパタイト)とし て固定・不溶化。 3.フッ素との反応性が高く、少量の添加量で高い不溶化能力を発揮。 4.フッ素汚染土壌等の短時間での固定・不溶化が可能で、土壌等の入れ替えが不要。かつ、 処理後の土壌等は環境変化に対し長期安定性が高い。 5.フッ素含有廃水には既存の処理技術(硫酸バンド)を上回る高い効率(約1/10の添加量)で 処理でき、発生汚泥も少ない。 ○廃石こうボードの 泥土等の固化材として のリサイクル工程例 廃石こうボード Fクレストの添加 フッ素の不溶化 廃石こう粉 粉砕・分級 固化材 泥土 浚渫土 混合・攪拌 半水化 泥土の固化 「中部地域環境技術シーズ集」(中部経済産業局) 導入実績 ○○○○ 廃石こう中のフッ素処理 (中間処理業者・北海道) 焼却灰廃棄物中のフッ素処理 (中間処理業者・千葉県) 廃水中のフッ素処理 (中間処理業者・愛知県) 固化材 効 果 フッ素不溶化例 土壌浄化処理工法 添加量 市販品のDCPDよりフッ素との反応性が非常 に高いので、少量の添加で廃石こうからの フッ素溶出量を環境基準の0.8mg/L以下まで 抑えることができる。 技術の高度化 ・ 2011年 NEDO「イノベーション推進事業」助成を活用し、富山高等専門学校との共同開発による 成果品。 ・ 中国、韓国、米国、ヨーロッパに海外特許出願中。2013年1月現在、米国特許取得済。 販路開拓の取組 ・ 海外のリン酸塩メーカーと連携し、廃水処理技術の全世界に向けた取り組みを進めている。 ・ 富山高等専門学校が中国、スリランカ、チュニジア等で問題となっている地下水中のフッ素対策 技術として、本成果の展開を現地機関と連携して推進中。 企業概要 連 絡 先 環境事業本部 藤田 巧 代 表 者: 代表取締役社長 平田 晴久 資 本 金: 37億4,320万円 所 在 地: 三重県三重郡川越町高松928 主な製品等: 石膏ボードの開発・製造・販売 T E L : 059-361-4976 U E – m a i l : takumi.fujita@chiyoda-ute.co.jp R L : http://www.chiyoda-ute.co.jp
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