承認類型:① 株式会社リオ か ぶ し き が い し ゃ 承認年月日 平成 24 年 5 月 30 日 代 表 者 市川 正秀 所 在 地 木更津市井尻 998 電 話 番 号 0438 - 71 - 1700 資 本 金 3 , 000 千円 売 上 高 約 8 千万円 従 業 員 数 5名 業 種 食品製造業 E - m a i l hide@kazusa-smoke.com U L 支 援 機 関 代表取締役 市川正秀氏 ★ 申請のいきさつは R http://kazusa-smoke.com 木更津商工会議所 (公財)千葉県産業振興センター ������������������������� 先代が昭和 51 年から地元で営んでいた洋風居酒屋を平成 12 年から継いできましたが、 高齢化の著しい住宅街にあり、ロケーションも良くないことから将来的な事業の安定を 図る必要性を感じていました。既に自店で好評を得ている「燻製調味料」は、“ 液体を 燻製する ” という新発想でしょうゆやオリーブオイルを燻製したものであり、この商品 の製造販売を新たに加え、食への新たな分野へ挑戦することに致しました。 ★ テーマ及び内容は ������������������������� 1 テーマ 「燻製液の製造及び販売」 2 計画期間 平成 24 年 6 月 ~ 平成 28 年 12 月(5 年計画) 3 付加価値額の向上 計画時 5 , 206 千円 計画終了時の目標伸び率 79 . 3 % 4 内容 燻製液の製法については、当面は従来の方法で燻製を 行います。自らの持つ特許第 4783463 号による製法でス ケールアップを図り、更に研究を重ね、大量生産を目標 とします。この商品は、既存事業顧客への使用実績・評価・ 経験を生かして開発してきた商品であり、生産と販売展 開を通じて、当店の経営革新を図ろうとするものです。 燻製しょうゆ・燻製オリーブオイル 44 ★ 取組は �������������������������������� ①販売への取組 元々、液体調味料を燻製し香りを付加させるという発想は理解されにくく、まずは知 名度を上げることが先決と思い、新聞、テレビ、雑誌などのメディアに取り上げていた だくことに力を注ぐとともに、百貨店などの催事にも積極的に参加し、とにかく試食を してもらうことに取り組んできました。 地道な活動で少しずつ売上を上げてきましたが、どうしても個人事業という壁が取引 の支障となってきたことから、平成 26 年 12 月に株式会社リオとして法人化し、取引体 制の強化を徐々に図ってきました。 ②生産への取組 生産体制は極力投資額を抑えながら、自らが持つ特許技術の機械化に努め、生産量の 向上と価格・品質の安定化を目指してきました。現在は、新規に工場を確保し、クリー ンルームでの生産を計画中です。製品の安全性や作業の効率化を行い、燻製調味料が多 くの方々に支持いただけるような生産体制を徹底いたします。 ★ 成果は �������������������������������� 知名度の向上と生産体制の充実に取り組んできた結果が、平成 27 年 3 月のフーデック スジャパンで評価されました。多くのステークホルダーと良好な関係を構築でき、国内 屈指の大手企業との取引も決まり、着実に売上を伸ばしています。 生産体制の向上により、今まで予想していなかった燻製加工を依頼されることも多く、 クラス 10000 レベル※のクリーンルームを持つ食品工場として、更に新規取引先が増え ていくことを期待しています。 また、既存の調味料商品にも容易に付加価値をつけられる技術なので、今後も様々な 広がりが期待できます。 ※ 1 フィート立方中に 0 . 5 ミクロン以上の微粒子が 10 , 000 個以下であること。 社 長 さ ん の 一 言 経営革新計画の承認によって得られるものは 様々。公的機関から販路拡大の支援や機械導入の補 助金、専門家派遣や育成基金の薦めなど、数多く の支援が提供されます。やる気のある中小企業は、 これらの支援策を積極的に活用することで、公的 機関(特に銀行)から更に高い評価が得られます。 様々な支援策を活用する好循環を作り上げること が大切です。 経営革新の承認は、アイディアとやる気、実行 力があれば弱者も絶対に救われるということを感 じさせてくれました。 展示会風景 45
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