2014年度(前期)学部開講科目シラバス案内(PDF)

【注意】
EU 科目の開講状況やシラバスの内容は変更になる場合があります。
最終的な開講状況や履修条件は、各学部・研究科 HP で確認ください。
また、各大学で履修手続きは異なりますので、注意して下さい。
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
(a) Introductory Module/導入科目群 .................................. 1
(b) History Module/歴史科目群 ....................................... 2
(c) Law and Politics Module/法律・政治科目群 ........................ 3
(d) Economics Module/経済科目群 .................................... 17
(e) Science and Technology Module/科学・技術科目群 ................. 24
(f) Culture and Society Module/文化・社会科目群 .................... 26
(g) Incoming Visitors Programme/招聘講師による集中講義 ............. 30
(a) Introductory Module/導入科目群
EU 科目名:International Cooperation on Global Environmental Issues
/
開講大学での科目名:共通特論B(204)
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学商学部
市川 顕
2 単位
春学期
講義目的
地球環境問題に対処するためには、国際的な協力が必須であることは言うまでもありません。また、地球環境
問題はその原因が私たち自身にも存在することから、国家のみならず、企業・消費者・NPO/NGO などが一体とな
って解決を図る努力を行う必要があります。本講義では、地球環境問題解決のための国際的な合意形成は、ど
のように行えばよいのか、また、そのためには何が必要であるのかを主たるテーマとして取り上げます。
各回ごとの授業内容
第1回
ガイダンス 地球環境問題とは何か(1)
第2回
地球環境問題とは何か(2)
第3回
国際関係と地球環境
第4回
国家と地球公共財
第5回
国際レジーム
第6回
ガバナンス
第7回
地球環境政治の歴史的展開
第8回
環境国際会議のプロセスと事務局の役割
第9回
エピステミック・コミュニティ
第10回 地球環境問題と NGO/NPO の役割
第11回 持続可能な発展は可能か
第12回 地球環境をめぐる国際制度枠組み
第13回 地球環境政治におけるリーダーシップ
第14回 多層で多様な地球環境ガバナンスにむけて
授業方法
講義形式で行う。ビデオ教材を視聴し論じてもらうことがある。
教科書
市川顕(2014)、『地球環境ガバナンス 2014 年度講義ノート』、三恵社。
成績評価方法・基準
定期試験(80%)
その他(20%)
中間リポート
成績評価方法・基準 自由記述欄
中間リポートについては、第 1 回講義時に説明する。
学生による授業評価の方法
大学に準拠する。
1
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
講義資料を事前にあげておくので各自予習すること。講義後は復習すること。レポート作成、期末試験対策を
しっかりとすること。
EU 科目名:Contemporary European Politics / 開講大学での科目名:現代ヨーロッパ政治
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
大阪大学法学部
木戸
2 単位
1 学期
衛一
○授業の目的/Course Objective
欧州政治において格別の重みを持つドイツの政治構造・政治過程を、歴史的観点を織り交ぜながら考察する。
また、独仏共通歴史教科書を素材に、第二次世界大戦後のヨーロッパと世界の歩みに関する知見を深め、平和
で公正な 21 世紀のあるべき姿を展望する。
○講義内容/Course Content
欧州政党政治の原型を形成しているドイツの諸政党の沿革・現状・課題について解説する。時宜に応じて、日
独・日欧の比較政治的考察を行い、またビデオ鑑賞なども実施する。
○教科書/Textbooks
木戸衛一『ドイツ左翼党の挑戦』(せせらぎ出版、2013 年)
『ドイツ・フランス共通歴史教科書 1945 年以後のヨーロッパと世界』(明石書店、2008 年)
○参考文献/Reference
『平和を考えるための 100 冊+α』(法律文化社、2014 年)
○成績評価/Grading Policy
授業中に指示する。
○オフィスアワー/Office Hour
特に設けていないので、事前予約で対応する。
(b) History Module/歴史科目群
EU 科目名:Introduction to History of Christianity (From Ancient to Medieval Age)
/
開講大学での科目名:キリスト教の歴史(古代∼中世)
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学神学部
土井 健司
2 単位
春学期
講義目的
本講義を通して、受講生は二世紀からはじめて、中世末期までのキリスト教の通史を講義する。
各回ごとの授業内容
第1回
オリエンテーション(キリスト教の歴史観など)
第2回
キリスト教迫害
第3回
4世紀までのキリスト教の形成
第4回
教理論争(ニカイア公会議からカルケドン公会議まで)
第5回
修道院の成立と発展
第6回
アウグスティヌス
第7回
聖画像論争
第8回
グレゴリウス改革
第9回
教皇権の発展
第10回 托鉢修道会の成立
第11回 十字軍の展開
第12回 スコラ学の展開
第13回 中世末期の教会
第14回 講義のまとめ
授業方法
講義形式で進める。
教科書
2
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
特に指定しない。プリントを用意して講義していく。
参考文献
授業中に指示する。
成績評価方法・基準
定期試験(80%)
その他(20%)
出席、受講態度
学生による授業評価の方法
授業中に実施
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
ローマ帝国と中世ヨーロッパ史の基礎知識
キーワード
古代キリスト教史 中世キリスト教史 迫害 公会議 グレゴリオス改革
スコラ学
ローマ教皇
修道院
(c) Law and Politics Module/法律・政治科目群
EU 科目名:Russian Law / 開講大学での科目名:ロシア法
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
渋谷 謙次郎
4 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
私達が外国法としてロシア法をみる際、自国の法の学説・解釈や判例を体系的に学ぶ時のような実務的関心と
は異なって、法現象を通してロシア国家と社会の歴史を知るという知的好奇心を満たすことが、さしあたりの
目的となる。
ロシアの歴史をみると、西欧の影響を受けつつも、法の支配だとか立憲主義、権利保障や権力分立という諸原
則とそりが合わない例は枚挙にいとまがない。それどころか、1917 年のロシア革命後は「法の死滅」(法の超
越)さえ唱えられた。ソ連解体後のロシアは、「近代化のやり直し」のために紙の上では立派な現代型憲法と
先進的な各種法典を制定済みであるが、法治国家の発展は前途多難である。
このようにロシア法の世界を通じて、諸君は、法治国家の模範を見るのではなく、専制と反乱、革命と反動、
ユートピアとテロリズム、法ニヒリズムと秩序万能主義の絡み合いを知ることになろう。翻って、法の支配だ
とか立憲主義というのは、かなり特殊な文明形態であることもわかるだろう。
だが、それらを通じて単にロシア的特殊性を知るというのみならず、立憲主義が目指されつつ、なぜ権威主義
的体制に退行していくのか、法現象を規定する経済的、文化的、文明的要因とは何かという問題に対する手掛
かりを得ることにもなろう。
■授業の概要と計画
以下の三部構成で進める(個々のテーマに関して、実際に配布するレジュメの章立てはもっと細分化されてい
る)
ガイダンス
【第一部】「帝政ロシア法」
ロシア国家の原型
ロシア帝国の発展
専制と自由主義
大改革と司法制度改革
立憲君主制と議会制
【第二部「ソビエト法」】
ロシア革命と法
ソビエト憲法史
裁判所と検察
ソビエト民法史
ソビエト刑法史
ペレストロイカと法
【第三部「現代ロシア法」】
権力分立の発生と二重権力
立憲政治
司法制度改革
3
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
私有化の法的諸問題
法文化論とロシア法の歴史
■成績評価と基準
授業のポイントに関する期末筆記試験による。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
特に専門的な予備知識は必要としないが、外国法の歴史という性格上、高校時代の世界史程度の教養があれば、
理解はより進むであろう。
予習・復習については、授業の中で指示する。
■学生へのメッセージ
多くの人にとってロシアは未知の国であり関心の対象外でもあろうが、これを機にロシアについて知ってみよ
うという人々をも歓迎する。
■教科書
教科書は用いない。レジュメ集を数度に分けて配布予定(配布方法については未定)。
■参考書・参考資料等
講義やレジュメ集で適宜紹介する。
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
ロシア ソ連 外国法 比較法 ソビエト法 社会主義法 法文化 基礎法
EU 科目名:History of International Relations / 開講大学での科目名:国際関係論 II
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
増島 建
4 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
国際関係論の応用科目として、国際関係における先進国・途上国関係(南北関係)の展開を対象として取り上
げます。先進国による途上国政策(主として開発援助を中心とした国際協力)の歴史と現状を明らかにするこ
とを目標とします。
■授業の概要と計画
前半では国際協力の生成と展開を取り上げ、後半では冷戦後の先進国・途上国関係を取り上げます。
(1)国際開発協力の生成と展開
国際開発協力の起源
国際開発協力の誕生
国際開発協力の展開
(2)冷戦後の先進国・途上国関係
冷戦の終焉と先進国・途上国関係
民主化・ガバナンス支援
紛争予防・解決支援
の2部にわけて行います。詳しい進行予定表は初回に配布します。
各回は、概ね3つのセッションに分かれます。
(1)先進国・途上国関係に関する時事問題についての参加者によるデイスカッション
(2)教員による講義
(3)資料(テキスト・映像)をもとにしての参加者による作業(レポートの執筆など)
授業ではビデオなどの映像資料を活用し、可能なかぎり歴史の臨場感をもってもらえるようにしたいと思いま
す。また国内・外からのゲスト(専門家、国際機関職員、外務省職員など)もお招きする予定です。
■成績評価と基準
期末試験(60%)と参加率(40%)によります。参加率は、授業への参加、発言、レポート提出状況を総合的
に勘案したものです。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
この授業は、教員に一方的な講義形式ではなく、参加者の主体的な参加(発言、授業中のレポートの作成等)
4
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
が求められます。英語の資料も用います。授業への準備として、配布資料や参考文献にできるだけ目を通して
おくことが求められます。EUIJ科目。
■学生へのメッセージ
国際機関(国連、国際金融機関、OECD等)に関心のある方にも参考になるでしょう。
グローバル専門科目(特にグローバル政治学)とあわせて履修すると特に参考になるでしょう。
■教科書
利用する場合には初回に提示します。
■参考書・参考資料等
開発援助の経済学(第4版) / 西垣・辻・下村 : ,2009年 ,ISBN:
開発の政治経済学 / 絵所秀紀 : 日本評論社 ,1997年 ,ISBN:
開発と平和 / 稲田十一 : 有斐閣 ,2009年 ,ISBN:
■授業における使用言語
日本語。ただし英語資料(視聴覚含む)を多く用います。
■キーワード
開発、国際協力、南北問題、援助、国際政治、先進国・途上国関係
EU 科目名:Law of International Organisation /
開講大学での科目名:国際機構法
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
柴田 明穂
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
国際機構・国際連合をめぐる国際交渉・判例・事件を具体的に検討し、その法的分析を通じて、国際機構法の
理解が深まることを目的とする。[EUIJ科目]
■授業の概要と計画
本講義は、大まかに、以下の3部で構成される。第1部(3回)は、国際交渉の現場でいかに国際法ないし国
際機構法の知見、理論が問題となっているかについて、教員が体験した南極条約事務局設立交渉について検討
する。第2部は、同交渉で問題となった国際機構法上の諸問題(国際機構の概念・要件、法主体性、権限、責
任等)について、学説と判例を中心に検討を加える(8回)。第3部は、国際機構の諸活動とそれを律する法
規範の展開について、主に国際連合を中心に考察する(4回)。
より詳細な講義内容、レジュメ等は、教員の個人 HP 上で公開すると共に、授業開始時に適宜配布する。
■成績評価と基準
期末試験を中心に、加点事由として、授業時の議論への貢献度、期間中実施する可能性があるミニテストを加
味して評価する。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
国際法概論、および、憲法・行政法・国際関係論関連科目を履修済であるか並行して履修することが望ましい。講
義は、必読文献を中心とした予習を前提に、対話形式を取り入れて行われる。
講義第1部で予定される必読文献:
柴田明穂「南極条約体制の基盤と展開」ジュリスト 1409(2010)86-94 頁。
柴田明穂「南極条約事務局設置の法的意義」岡山大学法学会雑誌 53(3-4)(2004)119-182 頁。
講義第2部で予定される必読文献:
植木俊哉「第7章国際組織法」『講義国際法』 (2010) 181-206 頁。
小寺彰「国際組織の誕生」『国際社会の組織化と法』 (1996) 1-24 頁。
ICJ Reparation Case(ICJ Reports 1949)174-188.
植木俊哉「国際組織の国際違法行為と国際責任」国際法外交雑誌 90 (4) (1991) 48-82 頁。
ILC, Draft Articles on the responsbility of international organizations (2011) 2-16.
講義第3部で予定される必読文献:
西村智朗「環境保全に関する国際制度」『講義国際組織入門』274-284 頁。
柴田明穂「締約国会議における国際法定立活動」世界法年報 25 (2006) 43-67 頁。
■学生へのメッセージ
国際法ないし国際機構法が、単に、机上の理論だけではなく、実際の国家間の交渉や実行において議論され、
使用され、発展させられていることを、体感していただければと思っている。なお、将来の目標として外交官や
国際公務員を考えている学生には、必ず受講してほしい。.
教員のプロフィール等については、下記 HP を参照。
5
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
■教科書
教科書は指定しない。条約集は必携。必読文献は、授業中に配布する。
ベーシック条約集 2014 年度版 / 坂元茂樹、田中則夫、薬師寺公夫 : 東信堂 ,2014 ,ISBN:
■参考書・参考資料等
参考文献・資料等は、教員側で用意して授業時に配布する。講義対象の性質上、英語資料を配付することもある。
第1部については、以下を中心に扱う。柴田明穂「南極条約事務局設置の法的意義」『岡山大学法学会雑誌』
53 巻 3/4 号(2004 年)、119-182 頁。
(授業開始前に事務を通じて配布するので、初回から予習をしてくること。)
国際組織法 / 佐藤哲夫 : 有斐閣 ,2005 ,ISBN:9784641046344
国際機構条約・資料集 / 香西茂、安藤仁介 : 東信堂 ,2002 ,ISBN:9784887134553
International Institutional Law:Unity within Diversity, 5th Edition / Henry G. Schermers and Niel M.
Blokker : Martinus Nijhoff Pub. ,2011 ,ISBN:9789004187986
■授業における使用言語
講義は日本語で行うが、必読文献、参考文献には英語のものが多く含まれる。
■キーワード
国際法 国際機構法
EU 科目名:Aspects of EU Law and Politics(Lecture)
/
開講大学での科目名:プログラム講義 Aspects of EU Law and Politics(Lecture)
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
リミヌッチ M.
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
本講義は、「EU エキスパート人材養成プログラム」の科目として、欧州連合の独特な法律・政治の検討を通じ
て EU の理解を深めることを目的とする。
■授業の概要と計画
入門編なので、EU 法の基本知識に関することである。
① 欧州統合の歴史(1)
② 欧州統合の歴史(2)
③ 欧州統合の進化
④ EU の制度的枠組み(1)
⑤ EU の制度的枠組み(2)
⑥ EU の制度的枠組み(3)
⑦ EU 法の法源
⑧ EU 法の立法(1)
⑨ EU 法の立法(2)
⑩ EU 法の施行(1)
⑪ EU 法の施行(2)
⑫ 具体的な EU 法(1)
⑬ 具体的な EU 法(2)
⑭ 質疑応答&復習
⑮ 予備
■成績評価と基準
平常点(20%)と学期末試験(80%)により評価する。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
本講義は初心者向けなので、予備知識を全く持たずに履修できるが、学生が資料を読んで予習をすることが望
ましい。
事前学習・復習の内容については、授業の中で指示する。
■学生へのメッセージ
学生の積極的な授業参加を期待する。皆さんと一緒に EU について楽しんで考えましょう。
■教科書
必要な資料は授業中や授業前に配布する。
■参考書・参考資料等
興味があれば、以下の参考書を参照してください。
An introduction to European Law / Robert Schutze : Cambridge University Press ,2012 ,ISBN:9781107654440
6
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
Essentials of EU Law / Reinisch August : Cambridge University Press ,2012 ,ISBN:9781107025660
■授業における使用言語
(主に)英語
■キーワード
EU 法、欧州連合
■参考 URL
http://www.ejce.kobe-u.ac.jp/eup/
EU 科目名:European Private International LawⅠ
/
開講大学での科目名:プログラム講義ヨーロッパ国際私法Ⅰ
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
フィオリーニ A.
1 単位
前期集中
■授業のテーマと到達目標
EU においては 1997 年にアムステルダム条約が発効して以降、国際私法の分野において「規則(Regulation)」
という形式で EU 全体において適用される統一法を、欧州委員会の提案により、制定することが可能になった。
その後のヨーロッパにおける国際私法の急速な展開には目を見張るべきものがある。
本講義ではそのうち、日本企業との国際取引に関連しても問題となり得る EU の国際裁判管轄規則及び国際契約
の準拠法選択規則の最新の動向を中心として取り上げる。また日本法との比較をも行う。ヨーロッパと関連す
るビジネス紛争に対応するための基礎知識と法律的な調査能力をみにつけることが到達目標とされる。
■授業の概要と計画
1. Historical Introduction to EU PIL
2. EU PIL today: legal basis, procedure, role of ECJ etc
3. Brussels I Regulation (EC 44/2001): General overview
4. Brussels I -Jurisdiction in contract & tort (1)
5. Brussels I -Jurisdiction in contract & tort (2)
6. Brussels I -Recognition & Enforceability
7. Resent Movement of Recasting BrusselsⅠ
8. EU PIL: Towards the Future
■成績評価と基準
予習及び出席を含む授業に対する熱意ある取組(40%)と、レポートの評価(60%)によって評価を行う。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
受講者は十分な予習を行った上で出席することが求められる。
この科目はグローバル人材育成のために外国語で授業を行うグローバル専門科目です。
他学部生の履修:可
履修する上での語学能力:特に必要なし
★文科省特別経費「シチュエーショナルトレーニング・プログラム」指定授業です。
■学生へのメッセージ
EU の国際私法及び国際民事訴訟法の動向は、わが国の国際私法や国際裁判管轄規則にも多大な影響を与えてき
ている。また、EU 全体を統一する国際私法規範を制定することによって、国際私法の世界は新しい局面を迎え
た。ヨーロッパ国際私法の最先端を担う研究者による本講義からぜひ次世代の民事司法制度の国際協力進展を
感じ取ってもらいたい。
■教科書
基本資料は配布するリストにある URL から各自ダウンロードしていただく。その他の資料は、受講者に配布す
る(その多くは pdf 等の電子ファイルである)。
■参考書・参考資料等
講義中に指示する。
■授業における使用言語
英語(English)
■キーワード
EU 国際私法 国際裁判管轄 ブラッセルズⅠ規則 外国判決の承認執行 民事司法協力 グローバル
7
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
EU 科目名:European Private International LawⅡ
/
開講大学での科目名:プログラム講義ヨーロッパ国際私法Ⅱ
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
マッケリーヴィ P.
1 単位
前期集中
■授業のテーマと到達目標
EU においてはアムステルダム条約以降、国際私法の分野において「規則(Regulation)」という形式で EU 全体
において適用される統一法を、欧州委員会の提案により、制定することが可能になった。その後のヨーロッパ
における国際私法の急速な展開には目を見張るべきものがある。
本講義ではそのうち、国際的な家族法に関連するヨーロッパ国際私法の最新の展開を扱う。わが国が間もなく
締約国となるであろう「子の奪取の民事面に関するハーグ条約」はヨーロッパで長く運用され、様々な実務的
問題が明らかとなるとともに、その改善に向けた方策を進展してきている。本講義においては、欧州における
国際的な子の奪取をめぐる法制度における第一人者によって提供されるものである。
受講者に課される到達目標は、ヨーロッパの家族法に関連する国際私法分野の動向と子の奪取をめぐる法制に
ついて基礎的な理解をもち、わが国にとって学ぶべき点を正しく理解することである。
■授業の概要と計画
1.
Introduction to EU Family Law
2.
Connecting Factors I
3.
Divorce II Jurisdiction & Recognition
4.
Divorce III Choice of Law
5.
Children I Council Regulation 2201/2003
6.
Child Abduction I
7.
Child Abduction II
8.
Child Abduction Ⅲ
■成績評価と基準
予習及び出席を含む授業に対する熱意ある取組(40%)と、レポートの評価(60%)によって評価を行う。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
事前学習・復習の内容については、授業の中で指示する。
この科目はグローバル人材育成のために外国語で授業を行うグローバル専門科目です。
他学部生の履修:可
履修する上での語学能力:特に必要なし
★文科省特別経費「シチュエーショナルトレーニング・プログラム」指定授業です。
■授業における使用言語
英語(English)
■キーワード
グローバル
EU 科目名:Global Comparative LawⅢ
/
開講大学での科目名:プログラム講義グローバル比較法Ⅲ
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
カーペンター K.
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
The aim of the course will be to :
1. Provide an overview of the principal parts of the English legal system, which is the most international
of all legal systems, being the source of the legal system of many other countries
2. Provide an understanding of English legal terms and concepts
3. Encourage and develop students’ ability to communicate in English in relation to legal matters
■授業の概要と計画
The course will consist of 15 lectures. The following gives an indication of the likely topics to be
covered by the lectures but this may change depending on the speed at which the topics can be covered
and by feedback from attending students:
1-2 Introduction
3-4 Sources of law (legislation)
8
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
5-6 Sources of law (case law)
7-8 Sources of law (case study)
9-10 The civil courts
11-14 The civil process
15 The criminal courts
■成績評価と基準
The achievement of the students will be evaluated according to their attendance record and positive
attitude in participating in discussions in the class room.
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
There will be no absolute requirement to prepare for attending lectures but students、especially lower
level English speakers, are encouraged to read hand-out materials in between lectures.
★This course is a part of the "Situational Training Program" funded by the MEXT.
■学生へのメッセージ
Students should not feel afraid to attend because they are unable to speak English fluently. The lecturer,
as well as being a qualified English lawyer, also has a qualification for and experience of teaching
English to Japanese students. The lecturer understands that the native language of the students is not
English and he will aim to make the content of the lectures as easy as possible to understand.
Students should consider the course as an opportunity to improve not only their listening skills but
also their English speaking skills. A significant part of the lectures will be interactive and students
will be encouraged to practise and express their opinions and ideas in English. Students will be able
to speak and ask questions not only on the specific content of the lecture but on law related subjects
generally.
There will be some opportunity to do some written work in English.
■教科書
It will not be necessary for students to purchase any text book. Information about relevant text books
will be given for those students who are interested in further reading.
■授業における使用言語
The lectures will be conducted in English
■キーワード
International & English.
EU 科目名:Japanese Legal SystemⅡ
/
開講大学での科目名:プログラム講義 Japanese Legal SystemⅡ
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
角松 生史 他
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
海外の大学から交換留学制度等を利用して神戸大学で学ぶ短期滞在の外国人留学生を主たる対象として、日本
法の各分野においてとくに日本法の特徴や、現在の 日本の社会経済状況との関係で注目を集めるトピックを取
り上げ、法律学の各専門分野の教員がそれぞれ数コマの講義を英語で提供する。
トピックの選択においては、特に国際的な比較という視点を重視して、日本法の特徴を明らかにすることが重
視される。その意味では日本人の学生に とっても、日本法を広い視野から見直す意味において有益なものであ
る。
本講義で学ぶことによって、日本の法制度についての基礎的な理解だけでなく、それらが実際に日本の社会に
おいてどのように機能するかについて、受講者がある程度の「土地勘」のようなものを獲得することが到達目
標である。
■授業の概要と計画
(1)導入(Introduction)
(2)日本国憲法の誕生( Birth of the Constitution of Japan)
(3)憲法(1):統治機構(Constitution and Form of Government)
(4)日本法に関する映像教材の視聴 (watch a Video related to Japanese Law)
(5)刑事手続(Japanese Criminal Procedure)
9
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
(6)行政法(1):行政過程論(Administrative Law and Process)
(7)行政法(2):行政救済論(Administrative Litigation and Dispute Resolution)
(8)行政法(3):情報公開その他行政情報法制(Information Disclosure and Related Legal Schemes)
(9)競争法(Competition Law)
(10)租税法 I (Tax Law Ⅰ)
(11)租税法 II(Tax Law Ⅱ)
(12)環境法Ⅰ(Environmental LawⅠ)
(13)環境法Ⅱ(Environmental LawⅡ)
(14) 憲法(2):人権保障(The Guarantee of Constitutional Rights)
(15)総括―比較の中の日本法(Summing Up: Japanese Law in Comparative Perspective)
■成績評価と基準
Class Participation and Engagement(20%)
Minute Paper(計7通を予定。英語または日本語。様式等は別途指示する)(40%)
Final Report(40%)(英語。様式等は別途指示する)
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
この科目はグローバル人材育成のために外国語で授業を行うグローバル専門科目である。
○他学部生の履修:可
○履修する上での語学能力:
英語によって行われる授業をある程度理解でき、参考文献が読解できるのであれば、特定の資格・水準は設定
しない。
受講者は日本法の背景的な知識を得るために、日本法制度の概説書等を読むなどの予習・復習 を自主的に行っ
て出席することが求められる。 また、各講師が英文を含むい参考文献を指定した場合、それらを予習・復習す
べきことは言うまでもない。
■学生へのメッセージ
英語による授業ですが、怖がらずにチャレンジしてみて下さい。英語能力に十分な自信がない場合は、まずは
第一回に出席してみて下さい。
■授業における使用言語
英語
■キーワード
グローバル専門科目 Japanese Law
EU 科目名:Governance and Public Policy / 開講大学での科目名:ガヴァナンス論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
阪野 智一
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
グローバル・ガヴァナンス、ローカル・ガヴァナンス、さらにマルチレベル・ガヴァナンス等に示されるよう
に、近年「ガヴァナンス」(governance)という言葉が目立って使用されるようになってきた。ガヴァナンス
論台頭の背景には、1980 年代以降の新自由主義的潮流の台頭やグローバル化の進展に伴い、政府(government)
という形で統治機能を独占してきた国家の役割が、相対化されつつあるという状況がある。本講義では、国内
政治と国際政治の交錯をはじめ、主として先進諸国を中心に、経済のグローバル化が各国の戦後政治経済体制
に及ぼす影響や変容の諸相、経済発展と政治的民主化の相互関係、さらにヨーロッパ統合という国民国家を超
えた政治の実験について、比較政治経済学や国際政治経済学の視点から検討したい。
■授業の概要と計画
1.比較政治と国際政治の交錯?アリソン・モデルから two-level game へ
2.国際政治経済学の諸潮流?リアリズム、リベラリズム、従属論、世界システム論
3.戦後政治政治経済体制
4.福祉国家の再編?収斂論 convergence と分岐論 divergence
5.グローバル化の政治経済学
6.経済発展と政治的民主化
7.ガヴァナンスとは?
8.ヨーロッパ統合と Multi-Level Governance
■成績評価と基準
学期末試験 80%
授業への参加(質問カードの提出度) 20%
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
10
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
講義の進行に沿ってレジュメや資料を配付する。
講義の終わりに質問カードに記入・提出してもらい、次回に幾つかピックアップして補足説明する。全体及び
テーマ毎の参考文献を基に、講義内容に関する事前の準備学習を行うこと、また講義後は、主要な論点やキー
ワードについて理解を確認し、深めることが求められる。
■学生へのメッセージ
本講義は、比較政治政治経済学、国政政治経済学を主要なテーマとしていますが、現象に対する社会科学的ア
プローチの習得も目標としています。
■参考書・参考資料等
新川敏光他『比較政治経済学』有斐閣、2004 年。
河野勝・竹中治堅編『アクセス国際政治経済論』日本経済評論社、2003 年。
講義中に適宜プリントを配布するほか、参考文献を指示する。
■授業における使用言語
日本語。
■キーワード
ガヴァナンス アリソン・モデル リアリズム リベラリズム 戦後政治経済体制 福祉国家 グローバル化
政治的民主化 ヨーロッパ統合
EU 科目名:Modern Political Thought / 開講大学での科目名:近代政治思想論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
上野 成利
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
現代政治思想のフロンティア――〈暴力〉を超えて
グローバル化が加速度的に進み、テロや難民などの問題が浮上している現在、「市民権(シティズンシップ)」
「自由」「民主主義」といった近代の政治概念は根底から揺らいでいる。これらの概念を自明の前提としてき
た近代の政治のパラダイムが、いまや大きな曲がり角に立っているわけである。それをふまえてこの講義では、
とくに「暴力」をキイワードに据えながら、現代の社会理論・政治理論のフロンティアがどこにあるのかを考
えてみたい。こうした作業をつうじて、来るべきデモクラシーの方向性や今日における批判的社会理論の可能
性について、多少なりとも思考を巡らせてみたいと思う。
■授業の概要と計画
おおむね以下の三つの観点から、授業が組み立てられることになるだろう。
(1)〈暴力〉の歴史的考察
国民国家や戦争という近代の政治現象のなかで、いかなる〈暴力〉が作動してきたのか、そしてそれが 20 世紀
にどのように変容していったのかを検討する。
(2)〈暴力〉の概念的考察
古代ギリシアから中世を経て近代にいたる西洋政治思想の歴史をたどりながら、これまで〈暴力〉という概念
がどのように論じられてきたのかを振り返る。
(3)〈暴力〉の批判的考察
20 世紀の「現代思想」のなかで〈暴力〉がどのように論じられているのかを検討し、〈暴力〉批判の論理をど
のように構想すべきなのかについて考察する。
■成績評価と基準
原則として、学期末の筆記試験の成績にもとづいて評価します。
理解力と思考力、そしてそれを的確に論述する力が試されます。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
「近代社会思想論」をはじめとするモダニティ論分野の授業は、この講義の内容とも密接に関連しているので、
できるだけ履修してもらいたいと思います。
■学生へのメッセージ
すぐに役立つ知識はすぐに古びます。思想史の勉強という迂回路を経ることによって、長い射程で思考する力
を鍛えてほしいと思います。
■教科書
拙著『思考のフロンティア――暴力』(岩波書店、2006 年)をベースとしつつ、そこで十分に論じられなかっ
た主題をできるだけ取り上げたいと思います。
暴力(思考のフロンティア) / 上野成利 : 岩波書店 ,2006 ,ISBN:
■参考書・参考資料等
11
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
壊れゆく世界と時代の課題 / 市野川容孝・小森陽一編 : 岩波書店 ,2009 ,ISBN:
■授業における使用言語
日本語
EU 科目名:European Legal History A
/ 開講大学での科目名:西洋法史A
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学法学部
深尾 裕造
2 単位
春学期
講義目的
「何故にヨーロッパにおいて普遍的な近代法文化が成立したのか」を主要テーマに、ヨーロッパ近代法の成立
史を概括的に学ぶことを目的とし、ヨーロッパ社会の古層としてのギリシア・ローマ世界とゲルマン社会の法
文化を検討し、キリスト教のヨーロッパ法文化に与えた影響、ローマ法継受、自然法論の近代法形成に果たし
た役割を学びます。さらに、自由主義的市場経済の展開と近代的法典及び法学の形成過程の検討を通して、近
代法文化の歴史的特質とその現代における問題性を探ります。
各回ごとの授業内容
第1回
序論・講義予定 ―近代法文化の源流を求めて―
第2回
ギリシア的ポリス共同体と法 ―國法と悲劇の生誕―
第3回
ローマ帝国と万民法の世界 ―ローマ法学と法学者の生誕―
第4回
キリスト教とゲルマン社会 ―ヨーロッパ世界の生誕と法―
第5回
一二世紀ルネサンスと法学の復活 ―聖俗二分統治とローマ法学の復活―
第6回
王権の伸張とローマ法学 ―大陸法と英米法の分岐―
第7回
自治都市・王国共同体の発展と法定立 ―註解学派と条例優先理論―
第8回
人文主義法学と3Rの時代 ―イタリア学風とガリア学風―
第9回
ローマ法の包括的継受と近代自然法論の形成 ―正義論の転換と所有権問題―
第10回 近代自然権論とドイツ自然法学派 ―世俗的国家の弁証と公共の福祉―
第11回 イギリス市場経済の発展と法 ―自由主義的市場の展開と法及び立法学―
第12回 フランス革命とナポレオン法典 ―近代国民国家形成と法典編纂―
第13回 ドイツ法学の形成と民法典(BGB)編纂 ―意思の自由と近代法体系の形成―
第14回 まとめにかえて ―近代法体制の展開と変容―
授業方法
教科書は使用せず、レジュメをを配布する。図像資料、原典資料等をプロジェクターで提示することによって
視覚的に理解できるように試みる。
成績評価方法・基準
定期試験(100%)
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
高校世界史程度の知識、法学部一年次の法学一般に関する基礎知識の修得を前提として授業を行う。日本近代
法史、西洋政治史、西洋政治思想史等を合わせて学ぶことによって理解を深めることが出来る。また、三年次
以降、日本法史、東洋法史を学ぶことによって比較法史的視点からの理解が深められます。英米法、ローマ法、
法思想史に関心のある人にも基礎知識としての修得が望まれます。
キーワード
西洋法制史/比較法文化史/ローマ法/十二世紀ルネサンス/ローマ法大全/教会法大全/聖俗二分統治/ローマ法
継受/自然権論/自然法思想/市場経済と法/法典編纂
EU 科目名:History of Western Political Philosophy
/
開講大学での科目名:西洋政治思想史
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学法学部
岡本 仁宏
2 単位
春学期
講義目的
現代政治は、日本であれどこであれ、西洋政治思想の文化的遺産を継承し、いわゆる近代政治思想の洗礼を受
け、その基本的な思想世界を制度的に前提として成立している。本講義では、「西洋」政治思想史から幾人か
の思想、思想家を取り上げ、現在当たり前として疑われていない制度的「常識」や現実政治における対抗関係
12
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
が、思想的にはどのような人間の思想的営みによっているのかを把握したい。人並みならぬ「西洋人」と直接
対話できる快楽を共有したい。その過程で、社会、政治に対する代表的な見方、基本的な問題を考える。
各回ごとの授業内容
1. 導入 西洋政治思想史について
2.ソクラテスと哲学への問いテキスト:プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』岩波文庫
3.プラトンの問いかけ----その1、正義とは何か1 テキスト:プラトン『国家』(岩波文庫)。
4.プラトンの問いかけ----その2、正義とは何か2 テキスト:プラトン『国家』(岩波文庫)、参考書:
『饗宴』
5.アリストテレスの世界----その1、奴隷制と正義 テキスト:アリストテレス『政治学』
6.アリストテレスの世界----その2、生の目的 テキスト:アリストテレス『政治学』、参考書『ニコマコ
ス倫理学』
7. 一神教のインパクト(ヘブライズム) テキスト:旧約聖書 モーセ五書 預言書からどれかひとつ。ヨ
ブ記。参考図書:マックスウェーバー『古代ユダヤ教』
8. イエスの改革 テキスト:『新約聖書』 福音書から一つ パウロの手紙から一つ、参考図書:アウグス
ティヌス『告白』
9. マキャベリの世界 テキスト:『君主論』
10.ホッブズの革新 テキスト:『リヴァイアサン』
11.ロックの世界 テキスト:『市民政府論』。
12.ルソーの世界 テキスト:『人間不平等起源論』『社会契約論』
13.マルクス・エンゲルスの批判 テキスト:『空想から科学へ』と『共産党宣言』
14.ニーチェの批判 テキスト:『ツァラトストラはこう言った』『権力への意志』を中心に。
授業方法
講義と討論
教科書
プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』(講談社学術文庫)。プラトン『国家』(岩波文庫)。アリストテ
レス『政治学』(岩波文庫 品切れの場合は、図書館で全集を使って読むか、中公バックスに部分訳があるの
でそれで間に合わせる。高いが京大出版会のもあるので余裕があれば購入すること)。『聖書 旧約続編つき
新共同訳』(日本聖書協会)(ほかの訳でもよいが旧約は不可欠)。マキャベリ『君主論』(中公文庫)。ホ
ッブズ『リヴァイアサン』(1、2)(岩波文庫)。ロック『市民政府論』(岩波文庫)。ルソー『人間不平
等起源論』『社会契約論』(講談社学術文庫)。マルクス『共産党宣言』(岩波文庫)。その他ニーチェの幾
つかのテキスト(『善悪の彼岸』『この人を見よ』『ツァラトストラはこう言った』『権力への意志』等から
一冊でよい)。
参考文献
プラトン『饗宴』岩波文庫、アリストテレス『ニコマコス倫理学』岩波文庫、ルソー『学問芸術論』(岩波文
庫)、エンゲルス『空想から科学への社会主義の発展』(岩波文庫)(他の版でもよい)
成績評価方法・基準
定期試験(60%)
この割合は、テストの出来によって変化させることがある。
平常リポート(30%)
その他(10%)
授業中の発言など
成績評価方法・基準 自由記述欄
定期試験(Final examination)/平常リポート(Ordinary paper)/その他(others)
コメントシートを適宜とって、その内容も採点に加える。授業中レポートも数回実施予定。
学生による授業評価の方法
授業中実施予定
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
上記の講義日程に合わせて、古典テキストを事前に読むことが基本。長いものについては、特に読了を求める
部分について、事前に具体的に指示する。
キーワード
西洋政治思想史
EU 科目名:International Cooperation / 開講大学での科目名:国際協力論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学法学部
望月 康恵
2 単位
春学期
講義目的
「国際協力」とは何か、その概念や活動の歴史的変遷を探りながら、国際社会、国際機構、国家などが行って
13
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
きた協力のあり方について理解を深める。国際協力については、開発援助分野が中心とされる。国際社会の活
動はさまざまなルールによって行われている。本授業においては、開発援助の重要性を踏まえながら、国際社
会におけるルール(規範)の作成、発展、実行という観点を取り入れながら、国際協力のあり方について、考
察を行う。さらには、国際協力分野における日本の役割についても概観することによって、私達の生活と国際
協力とのつながりを考えたい。
各回ごとの授業内容
1. はじめに
2. 国際社会による規範作成、発展、実践
3. 貧困
4. 人権・人道分野
5. 開発援助
6. 平和活動
7. 犯罪
8. 環境
9. 軍縮
10.感染症
11.国際協力と国際機構
12.国際協力と市民社会、企業
13.日本の取組み―多国間援助
14.国際協力の今後の課題
15.まとめ
成績評価方法・基準
定期試験(100%)
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
新聞に目を通し、国際協力について理解を深めることが望ましい。
EU 科目名:European Union Law / 開講大学での科目名:EU法
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学法学部
庄司 克宏
2 単位
春学期
集中
講義目的
あなたは超国家的法秩序としての EU についてどれくらい知っていますか。欧州連合(EU)法は新領域の法分野
として研究者や学生の興味をそそる研究対象となっているだけでなく,実務的な必要性からも企業や実務家の
注目を集めるようになっています。なぜならば,EU は 28 加盟国,総人口 5 億人以上からなる巨大な単一市場
を形成し,そこで制定される EU 法規制は域内で直接適用されるか又は国内法化され,かつ国内法に優越して施
行されるからです。それはまた,域外においても環境規制のように事実上のグローバル・スタンダードを形成
する場合があります。このように,EU 域内で事業を展開する域外企業にとっても EU 法は無視できない存在で
す。日系企業も細心の注意を払って,EU 法令のコンプライアンスを確保する必要があります。しかし,日本に
は「EU 法ギャップ」が存在します。すなわち、わが国では EU 法に十分精通した日本人がほとんど存在しない
ため,ビジネス上多くの問題に直面しがちであると言われています。本授業の具体的内容は,第 1 に組織法(EU
諸機関,立法手続,行政制度),第 2 に EU 司法制度および裁判手続、第 3 に EU 法と国内法との関係(直接効
果,優越性,EU 法上の権利の国内的救済,基本的人権の保護)です。それらについて判例を紹介しながら、ま
た、実体法(域内市場法、競争法など)にも触れながら、双方向的講義を行います。
各回ごとの授業内容
第1回
EU 法入門
EU の仕組みを簡単に紹介し、EU 基本条約の概要について説明する。
第2回
EU の権限と行使
EU の権限類型にはどのようなものがあり、どのように異なるのか、どのように行使されるのについ
て解説する。
第3回
EU 法の法源
EU の法源について、成文形式と不文形式、第一次法と第二次法に分けて説明し、それらの優劣関
係についても解説する。
第4回
EU 立法1
EU の最高意思決定機関である欧州理事会について触れた後、EU 立法過程に関与する諸機関として理
14
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
事会、欧州議会およびコミッションの任務、構成および権限について説明する。
EU 立法2
通常立法手続および特別立法手続、立法手続における諸機関の役割、補完性手続による国内議会の
監視について説明する。また、「民主主義の赤字」という問題についても触れる。
EU 行政
コミッションによる委任立法、EU 立法の実施におけるコミトロジーおよび補助機関についてメロー
ニ原則を中心に解説する。
EU の司法1
まず、裁判所組織と訴訟の類型を概観した後、先決付託手続と国内裁判所との関係について説明す
る。
EU の司法2
義務不履行訴訟、取消訴訟および違法性の抗弁、不作為訴訟、損害賠償請求訴訟、条約適合審査に
ついて解説する。とくに最初の 2 つに焦点を当てる。
EU 法の直接効果と優越性1
EU 法の直接効果を確立した Van Gend en Loos 判決および優越性を確立した Costa v ENEL 判決を紹
介した後、EU 法の直接効果の定義および要件および EU 法の優越性の範囲と国民的一体性条項につい
て解説する。その際、立憲的多元主義についても触れる。
EU 法の直接効果と優越性2
とくに「指令」の直接効果およびその他の効果(国内裁判所の適合解釈義務、抵触国内法の適用排
除義務、加盟国の損害賠償責任)について解説する。
EU 法上の権利と加盟国の手続的自律性
直接効果を有し、かつ国内法に優越する EU 法規定に基づく権利が私人に付与されたとしても、その
侵害に対する救済は国内裁判所において国内法に依拠して行われる。それは加盟国の手続的自律性
と呼ばれる。その内容および範囲について理論的に解説する。とくに根拠および定義、要件として
の同等性および実効性に焦点を当てる。
基本的人権の保護1
EU 司法裁判所が基本権保護に関する判例法をどのように形成してきたのかについて、とくに国内裁
判所(ドイツ連邦憲法裁判所)との関係から解説する。
基本的人権の保護2
EU 司法裁判所の基本権に関する審査権の範囲はどこまで及ぶのかについて概観した後、EU 基本権憲
章の内容と位置づけについて説明する。
基本的人権の保護3
EU 法と欧州人権条約の関係、EU 司法裁判所と欧州人権裁判所の関係について、EU の欧州人権条約加
入の前後に分けて解説する。
授業方法
講義形式で行うが、法科大学院の双方向的授業の形式で進める。教科書および配付補助教材(ハンドアウト)
を使用する。本授業担当者が寄稿した日経新聞「経済教室」記事5本を配付する。本授業担当者が出演した NHK
テレビ番組等のビデオを併用する。
教科書
庄司克宏著『新 EU 法 基礎篇』(岩波書店、2013 年)および同『欧州連合 統治の論理とゆくえ』(岩波新書、
2012 年 7 月第 6 刷以降のもの─大幅改訂のため)。初回より毎回使用するので、必ず2冊とも持参すること。
授業中に関連箇所を参照する。 また、上記教科書に対応して設問および資料を印刷したハンドアウトを補助
教材として事前に配布する。各ハンドアウトには、上記教科書の該当ページがすべて示されている。
参考文献
庄司克宏著『新 EU 法 政策篇』(岩波書店、2014 年 6 月刊行予定)
成績評価方法・基準
授業中試験(100%)
成績評価方法・基準 自由記述欄
授業中試験について:1.集中講義の 1 日の最後にその日の授業内容について、小テストを行う(計4回)。持
込可で行う(教科書2冊、ハンドアウト、ノート[コピー可])。:60%
2.集中講義の最終日の最後に、全体試験を持込可(教科書2冊、ハンドアウト、ノート[コピー可で行う。:40%
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
新聞、インターネット(下記参照)で EU に関する報道に関心を持って下さい。EU 代表部
http://www.deljpn.ec.europa.eu/ (日本語)EU 公式 HP http://europa.eu/index_en.htm (英語等)ジャン・
モネ EU 研究センター慶應大学(所長:庄司克宏)http://www.jean-monnet-coe.keio.ac.jp/(日本語)集中講義な
ので予習を前提としません。授業に集中してその場で理解することを心がけて下さい。質問は適宜受け付けま
す。
15
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
キーワード
EU 条約、EU 機能条約、EU 基本権憲章、EU 司法裁判所、域内市場、ユーロ、経済通貨同盟、EU 市民権
EU 科目名:Roman Law / 開講大学での科目名:ローマ法
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
大阪大学法学部
林
4 単位
1 学期
智良
○授業の目的/Course Objective
ローマ法は, その高度な技術性と精密性ゆえに, 母体のローマ帝国が衰亡した後も中世以降の西欧を中心に再
解釈され, 各国の法の中に生き続けてきた。この科目では, 全体を概論と各論の二つに分けて講義を展開した
い。(1)まず概論としてローマ法の歴史的発展と, その背景たる社会・国家との関わりを大きく見通してみたい。
伝統的に, 私法中心に語られることを通例とするローマ法であるが, それと密接に関わるものとしてローマの
国制と社会の在り方にも言及したい。(2)次いで, 各論として共和政末期・古典期ローマ私法の個別問題を扱っ
てみたい。その内容は授業計画に記すとおりである。
○講義内容/Course Content
I.概論
(1)ローマ法学習の現代的意義
(2)ローマという社会と国家
(3)古代ローマ法の生成と展開(その一)・・・共和政期
(4)補論・・・共和政期の国制とその変遷
(5)古代ローマ法の生成と展開(その二)・・・元首政期・専主政期
(6)古代ローマ法の生成と展開(その三)・・・東西分裂期
(7)古代ローマ法の生成と展開(その四)・・・ユースティーニアーヌス帝期
(8)古代ローマ法の生成と展開(その五)・・・東ローマ帝国での展開
(9)中世以降のローマ法(その一)・・・ローマ法の復活・注釈学派
(10)中世以降のローマ法(その二)・・・註解学派・人文主義法学
(11)中世以降のローマ法(その三)・・・ドイツの歴史法学・民法典編纂と日本
民法への射影
II.各論
(1)ローマ法の担い手
(2)ローマ法の体系
(3)手続法と実体法
(4)所有権・物支配
(5)債権
(6)契約
(7)法思想史的に見たローマ法
(8)全体のまとめ○教科書/Textbooks
『ドイツ・フランス共通歴史教科書 1945 年以後のヨーロッパと世界』(明石書店、2008 年)
○教科書/Textbooks
特に指定しない。
○参考文献/Reference
ゲオルク・クリンゲンベルク『ローマ債権法講義』(大学教育出版, 2001 年)
ピーター・スタイン『ローマ法とヨーロッパ』(ミネルヴァ書房, 2003 年)
碧海純一他『法学史』(東京大学出版会, 1976 年)
林智良『共和政末期ローマの法学者と社会 ー 変容と胎動の世紀 ー 』
(法律文化社, 1997 年)
※その他, 講義中に指示する。
○成績評価/Grading Policy
定期試験期間内に筆記試験によって行う予定である。
○オフィスアワー/Office Hour
木曜日 10 時 30 分-12 時 00 分
EU 科目名:International Economic Law / 開講大学での科目名:国際経済法
大学・学部
担当教員
16
単位数
開講区分
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
大阪大学法学部
内記 香子
2 単位
1 学期
○授業の目的/Course Objective
この授業では、WTO(World Trade Organization;世界貿易機関)法の基本的な知識を身に付け、最近の時事問題
への見方を養うことを目的としている。WTO 体制には国際裁判所と同視される紛争解決手続が確保されており、
貿易ルールについて多くの判例があるので、事例を中心にルールへの理解を深める。WTO 法のおもしろいところ
は、自由貿易の推進において環境の保護や健康の保護など各国の文化や価値が関わってくるところにある。授
業では毎回、レジメと参考資料を配布し、パワーポイントを使用して講義を行う。使用したパワーポイントの
スライドとリーディングは授業後に WEBCT にアップロードする。
○履修条件・受講条件/Requirement / Prerequisite
・履修要件にはしないが、「国際法」の知識があったほうがよい。将来的に「国際経済法」を専門にしたい場
合には、「国際機構論」「国際人権法」「国際環境法」の履修もすすめる。
○講義内容/Course Content
第1回 イントロダクション、
第2回 GATT から WTO 体制へ
第3回
WTO 紛争解決手続
第4回 内国民待遇原則その1
第5回 内国民待遇原則その2
第6回 例外規定
第7回 最恵国待遇
第8回 小テスト
第9回 貿易救済(アンチダンピング、セーフガード)
第10回 補助金
第11回 サービス貿易
第12回 知的財産権と貿易
第13−15回 時事問題と総まとめ
○教科書/Textbooks
・小寺彰=中川淳司(編)『基本経済条約集』(有斐閣、2002)の購入をすすめる
参考文献/Reference
・松下 満雄、中川 淳司、 清水 章雄『ケースブック WTO 法』有斐閣、2009 年
・UFJ 総合研究所新戦略部通商政策ユニット編『WTO 入門』日本評論社、2004 年
○成績評価/Grading Policy
小テスト 20点、期末試験 80点。
○オフィスアワー/Office Hour
メールでアポイントメントをとってください。ynaiki@osipp.osaka-u.ac.jp
○コメント/Other Remarks
・国際通商政策には、省庁(経済産業省、外務省、農林水産省等)、弁護士、企業の法務部、NGOなど、様々
なアクターが関係してきます。そうしたキャリア形成に関心のある人にはぜひ履修してもらいたいです。
・国際経済法の範囲は広く、判例が多いので内容も複雑です。欠席しないでまじめに出席できることが重要で
す。
(d) Economics Module/経済科目群
EU 科目名:Economics of Modern Technology / 開講大学での科目名:現代技術論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学経済学部
中村 健太
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
本講義では、イノベーションに関する理論的・実証的な研究や知的財産権制度などについて学び、経済学の
ツールで研究開発やイノベーション活動を理解する能力を養います。
■授業の概要と計画
概ね以下のトピックについて講義します。
1.イノベーションとは
17
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
2.経済学からみた技術・情報の特徴
3.イノベーションと専有可能性
4.市場構造・企業規模と研究開発
5.研究開発投資と生産性
6.イノベーションと知的財産権制度
7.研究開発アライアンス
■成績評価と基準
期末試験 70%、その他 30%(宿題や小テスト等)を目安とします。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
関連科目としては産業組織論があります。また、基礎的なミクロ経済学、統計学・計量経済学の知識を有して
いるとより理解も増すと思います。特許制度等に関する予備知識は必要ありません。
■学生へのメッセージ
資料は HP 上で配布しますが、これは説明内容がすべて書き込まれている訳ではありませんので、講義への積極
的な参加を希望します。
■教科書
資料は HP 上で配布しますので印刷して持って来て下さい。
■参考書・参考資料等
比較的平易な参考書としては、以下のものがあります。
企業経済学(第 2 版) / 小田切宏之 : 東洋経済新報社 ,2010 ,ISBN:9784492813010
産業組織の経済学 : 基礎と応用(第 2 版) / 長岡貞男・平尾由紀子 : 日本評論社 ,2013 ,ISBN:4535556679
/ : , ,ISBN:
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
イノベーション 研究開発 知的財産権 特許 生産性 アライアンス
EU 科目名:Input Output Analysis / 開講大学での科目名:産業連関論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学経済学部
萩原 泰治
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
・産業連関表を通じた経済循環を理解する。
・産業連関分析の手法を理解する
・EU を含む各国の産業構造の相違を理解する。
■授業の概要と計画
産業連関表と国民経済計算
産業連関分析をめぐる理論
産業連関分析の応用(波及効果、貢献度分析、産業構造の分析、環境分析用産業連関表、地域産業連関表、国
際産業連関表)
■成績評価と基準
小テスト(20%)と期末試験(80%)
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
この授業は、EU エキスパート人材養成プログラム、EUIJ の科目である。
■教科書
資料を配付する
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
産業連関分析
産業構造
18
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
EU 科目名:European History of Political Economy(International relations in the post-war
era) / 開講大学での科目名:ヨーロッパ政治経済史(戦後の国際関係)
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学経済学部
伊藤 哲雄
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
前期:ヨーロッパ諸国は、戦後、東・冷戦の舞台になると同時に、世界に類を・ない欧州統合という事業に取り
組んできた。戦後復興を果たし、現在では、国際政治における発・・、国際スタンダードを決める影響・などによ
り、ヨーロッパ諸国は多極化世界で重要な地位を占め、再び世界をリードしている。
今年は、脱却の兆しを・せているユーロ危機の・・、欧州議会選挙と EU 執・部の交代、ウクライナ問題で揺れる EU・
ロシア関係など、ヨーロッパでは様々な注目すべき動きが予想される。
授業では、ヨーロッパ戦後史から毎回ひとつのテーマを取り上げて、ヨーロッパの国際関係を動かした重要な
出来事に対する知識と理解を深め、国際問題について考える・を涵養することを目的とする。
While recovering from the devastation by the Second World War, Europe has developed its unique history,
going through the period of the cold war and the progress of EU integration.
This course aims at deepening the knowledge of students about the unique post-war history of Europe
and developing their ability of understanding the problems of international relations.
■授業の概要と計画
最初の授業でシラバスの詳細を説明しますが、毎回の授業で・つのテーマを取り上げていきます。ヨーロッパの
歴史の授業ですが、関連があれば国際問題・般にも・及して、国際政治経済に関してより包括的な知識が得られ
るように努めたいと思います。
■成績評価と基準
授業への出席状況と期末試験(またはレポート)で評価します。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
外交官出・の講師のヨーロッパでの体験や、ヨーロッパの政治経済の新しい動きも適宜取り上げていきたいと思
います。
■オフィスアワー・連絡先
毎週の授業の後、あるいは別途アポイント(teito@econ.kobe-u.ac.jp)により対応したいと思います。
■学生へのメッセージ
ヨーロッパに関するメディアの情報も増加しつつあるので、常日頃から新聞・テレビなどのヨーロッパ政治経
済に関するニュースを注意深くフォローしてください。現在の出来事を理解する上でも、歴史の知識は大いに
役立ちます。
国際関係の歴史を学ぶ際には、政府や国際機関が発表した公・書や指導者の公式の発・などを押えることが必要
です。授業ではこうした原典を出来るだけ多く使っていきたいと思います。
■今年度の工夫
国際関係の歴史を学ぶ際には、政府や国際機関が発表した公文書や指導者の公式の発・などを押えることが必要
です。授業ではこうした原典を出来るだけ多く使っていきたいと思います。
授業では特定の教科書は使用しませんが、授業の最初に参考となる・献のリストを配布します。
■教科書
授業では特定の教科書は使・しませんが、授業の最初に参考となる・献のリストを配布します。
■参考書・参考資料等
授業の都度、関連する参考資料のコピーを配布します。
■授業における使用言語
日本語 Japanese
EU 科目名:Advanced Economic Geography
/ 開講大学での科目名:上級経済地理学
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学経済学部
中川 聡史
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
教科書の章・ては以下の通りです。
経済地理学の課題・方法・視角
農業の効率性と地域性
工業の立地変動
19
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
都市システムと経済の空間的連関
国・経済内部の地域間格差
■授業の概要と計画
最終試験によって評価する予定です。ただ状況によって、レポートや・テストをおこなう可能性もあります。
■成績評価と基準
学部の「経済地理学」を履修していると理解しやすいと思います。
履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
授業関連の連絡は主に web を・います。
オフィスアワー・連絡先
■学生へのメッセージ
必要に応じて、追加の・献や資料を配布します。それらによって理解を深めてもらいたいと考えています。
今年度の・夫
経済地理学・門(新版) / ・本健兒 : 原書房 ,2005 ,ISBN:4-562-09105-3/ : , ,ISBN:
■参考書・参考資料等
・本語
■授業における使用語
経済地理学 ・地論 都市システム 地域間経済格差
EU 科目名:Aspects of EU Economies (Lecture)
/
開講大学での科目名:Aspects of EU Economies (Lecture)
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学経済学部
シュラーデ A.
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
This lecture is an introduction to the economics of the EU. Easily understandable without previous
knowledge of the EU and/or economics, this course provides an overview of the economies of the EU members
states, and analyses what effects their imbalance of GDP and market size have on the political system
in Europe. It also discusses the origins of the EU and its economic history since 1957, focusing on
trade and the efforts to create a single market as well as the Common Agricultural Market (CAP).
The latter half of the lecture will focus on more recent issues like the creation of the EURO and the
Euro Crisis, EU enlargement, EU-Japan trade, Aid & development, as well as unemployment and social
polices.
This course aims at sparking interest and increasing understanding of the EU and its economic policies.
The course is easy-to-follow, ensuring that the students understand the issues in the EU, despite the
geographical distance.
■授業の概要と計画
This lecture is suitable for everyone who wants to get a quick overview of the EU and the economies
of its member states. With the knowledge on European Economic Integration, intra-/extra-EU trade, and
current economic issues within the EU acquired in this course, students will gain valuable knowledge
and understanding of an economic superpower that becomes increasingly important, also for Asia.
We are meeting every Wednesday, 4th period, during term-time.
■成績評価と基準
mini tests and short paper
■学生へのメッセージ
This course doesn’t require any prior knowledge of the EU - just come and enjoy the fun,
easy-to-understand lectures while exploring a new topic, and trying out your English.
■教科書
The Economics of the European Union: Policy and Analysis / Artis, M, and F. Nixson (eds.) : Oxford:
OUP ,2007 ,ISBN:
The European Union: Economics and Policies. 9th ed / El-Agraa, A. (ed.) : Cambridge: CUP ,2011 ,ISBN:
■授業における使用言語
English
■キーワード
EU, economics, single market, trade, EURO crisis, CAP, aid
20
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
EU 科目名:EU and Contemporary European Economics A(2008)
/
開講大学での科目名:経済事情A(2008)
(EUと現代ヨーロッパ経済A(2008))
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学経済学部
吉川 真裕
2 単位
春学期
講義目的
主権国家が自国通貨を放棄して新たな共通通貨を採用するという通貨統合がヨーロッパでは現実のものとなっ
た。通貨統合を実現させたヨーロッパ経済を理解することは世界経済を理解するだけでなく、地域協力という
点からも重要度を増している。
各回ごとの授業内容
第1回
世界経済・国際通貨体制とEU
第2回
EU統合の歴史的発展
第3回
関税同盟と単一市場
第4回
共通農業政策
第5回
共通通商政策、EU財政
第6回
通貨協力から通貨統合へ(1)
第7回
通貨協力から通貨統合へ(2)
第8回
通貨統合の現実(1)
第9回
通貨統合の現実(2)
第10回 通貨統合の現実(3)
第11回 EU経済と産業
第12回 EU経済と構造的不均衡(1)
第13回 EU経済と構造的不均衡(2)
第14回 東方拡大、金融危機とEU
授業方法
板書を多用する講義形式。ビデオ教材も頻繁に使用する。質問を歓迎し、授業中に答えていきたい。
教科書
田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治『現代ヨーロッパ経済(3 版)』(有斐閣、2011)。
参考文献
森井裕一『ヨーロッパの政治経済・入門』(有斐閣、2012)。
久保広正・田中友義『現代ヨーロッパ経済論』(ミネルヴァ書房、2011)。
高屋定美(編)『EU経済』(ミネルヴァ書房、2010)。
村上直久(編)『EU情報事典』(大修館書店、2009)。
ヨーロッパ連合(編)『ヨーロッパ統計年鑑 2010』(柊風舎、2012)。
田中浩(編)『EU を考える』(未来社、2011)。
田中晋・秋山士郎『欧州経済の基礎知識』(ジェトロ、2010)。
大前研一『衝撃!EUパワー』(朝日新聞出版、2009)。
田中友義『EU経済論―統合・深化・拡大』(中央公論社、2009)。
EUインスティチュート関西『EUの大研究』(PHP研究所、2007)。
佐藤幸男・高橋和・臼井陽一郎・浪岡新太郎『拡大EU辞典』(小学館、2006)。
田中素香『ユーロ 危機の中の統一通貨』(岩波書店、2010)。
高屋定美『欧州危機の真実』(東洋経済新報社、2011)。
白井さゆり『欧州迷走』(日本経済新聞社、2009)。
ジャック ペルクマンス『EU経済統合―深化と拡大の総合分析』(文眞堂、2004)。
小川英治(編)『EUスタディーズ(2)経済統合』(頸草書房、2007)。
田中素香『拡大するユーロ経済圏』(日本経済新聞社、2007)。
松浦一悦『EU通貨統合とユーロ政策』(ミネルヴァ書房、2009)。
ハンス・ティートマイヤー『ユーロへの挑戦』(京都大学学術出版会、2007)。
坂田豊光『欧州通貨統合の行方』(中央公論社、2005)。
田中素香『ユーロ その衝撃とゆくえ』(岩波書店、2002)。
成績評価方法・基準
定期試験(100%)
試験は基本的な事柄の理解を問う問題群(50 点)とテーマを定めて解答用紙裏面全体で答えてもらう論述問題
(50 点)を予定している。
成績評価方法・基準 自由記述欄
原則として定期試験によって評価する。
21
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
学生による授業評価の方法
全学統一様式による調査
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
関心を持ったテーマについては自ら調べてみることをお勧めする(試験の際の論述問題に役立つはずである)。
なお、経済事情B(2008)ではヨーロッパ主要国の経済を国ごとに紹介するので、ヨーロッパ経済全体を
扱うこの科目と合わせて受講すれば、ヨーロッパ経済に関する理解がより深まるものと考えられる。
キーワード
EU,EMU,ユーロ,安定成長協定,EMS,スネーク,構造的不均衡,EEC,共通農業政策,関税同盟
EU 科目名:Conparative Political and Economics Systems
/
開講大学での科目名:経済学トピックス M(2013)
(比較政治経済体制論)
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学経済学部
市川 顕
2 単位
春学期
講義目的
本講義では、比較体制論・体制転換論・欧州化論・グローバリゼーション論・「第三の道」・ガバナンス論と
いった、体制にまつわるいくつかの議論を概観 し、体制を形成するアイデアや目標は何か、また体制の構造や
機能、作動メカニズムはどのようなものか、など体制の歴 史・原理と政策・制度そして体制の実態について解
説する。講義の前半では、冷戦構造下における計画経済体制につい て、また 1989 年以降の中東欧諸国の体制
転換(計画経済体制から市場経済体制への移行)について重点的に講義する。講義の後半では、冷戦の終焉を
一因とするグローバル化の進展と、そこで形作られてきた市場経済体制について理解 を深める。その際、ギデ
ンズらの言う「第三の道」の議論や、「持続可能な発展」の議論、そしてガバナンス論にも言及し、21 世紀型
体制の在り方を展望する。
各回ごとの授業内容
第1回
ガイダンス 当講義の概要・授業方法・テキスト・評価方法などについて概説する。
第2回
資本主義と社会主義の 20 世紀
第3回
比較経済体制論―形態論的アプローチについて―
第4回
比較経済体制論―体制収斂論について―
第5回
中央計画経済
第6回
ポーランドにおける環境問題
第7回
中間総括 中間テスト
第8回
グローバリゼーション(1)
第9回
グローバリゼーション(2)
第10回 第三の道
第11回 持続可能な発展
第12回 新しいビジネスの萌芽−ソーシャル・ビジネスを中心に−
第13回 学生発表(1) 21 世紀型体制のあり方
第14回 学生発表(2) 21 世紀型体制のあり方
授業方法
講義形式。だだし、学期末の学生発表に向けて、積極的な授業参加と発表準備の姿勢が求められる。
教科書
市川顕・稲垣文昭・奥田敦(2013)編著、『体制転換とガバナンス』、ミネルヴァ書房。
参考文献
香川敏幸・市川顕(2011)編著、『グローバル・ガバナンスと EU の深化』、慶應義塾大学出版会。溝端左登史・
羽場久美子(2011)編著、『ロシア・拡大 EU』、ミネルヴァ書房。
成績評価方法・基準
授業中試験(50%) 中間テスト
その他(50%)
個人(もしくはグループ)研究発表(授業内)
成績評価方法・基準 自由記述欄
授業中試験(50%) 中間テスト
その他(50%)
個人(もしくはグループ)研究発表(授業内)
学生による授業評価の方法
大学に準拠する。
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
事前に LUNA に挙げる PPT ファイルを予習すること。授業後には復習を行うこと。また、個人発表(グループ発
22
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
表)のための準備も行うこと。
EU 科目名:Environmental Governance in the European Union
/
開講大学での科目名:Environmental Governance in the European Union
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学国際学部
市川 顕
2 単位
春学期
講義目的
The objectives of the course are as below;1: To get deep realization on environmental problems2: To
understand the ideas and methods of environmental policies3: To learn how to create the common
environmental policies in the EU
各回ごとの授業内容
第1回
Course Guidance
第2回
History of the EU Integration
第3回
Major Institutions in the EU
第4回
Decision Making Process in the EU
第5回
Environmental Factors in the EU's Basic Treaties
第6回
the EU's Environmental Action Programs
第7回
EU Enlargement
第8回 “Environment for Europe” Process
第9回
EU Accession and the Environmental Policies
第10回 Environmental Policy Integration
第11回 the EU’s Climate-Energy Package
第12回 the EU’s 6th Environmental Action Programme and the EU’s Sustainable Development Strategy
第13回 Environmental Governance in the European Union
第14回 In-class final exam
授業方法
Lecture. Sometimes watching the video materials and discussing them.This course will be delivered in
English, but sometimes, for students' understanding, in Japanese.
成績評価方法・基準
授業中試験(80%) in-class final exam
その他(20%)
Interim paper
成績評価方法・基準 自由記述欄
Final Exam (80%) and interim paper (20%)The interim paper will include; 1: abstract of the ONE chapter
of the textbooks which you are interested in most.2: statement of your opinion on the basis of the
abstract.Attention: If students cannot reach 60% VERY If students cannot reach 60% VERY slightly, I
may consider their attendance and participation in the class.
学生による授業評価の方法
Based on the standard form of the University
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
Nothing special, but students are requested to have the will to perform preparations and reviews to
understand the lecture on the environmental policies and governance in the EU.
EU 科目名:Economics, Industries and Societies in the European Union
/
開講大学での科目名:総合コース 527「EUの社会経済と産業」
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学共通教育センター
(代)市川 顕
2 単位
春学期
講義目的
EU(欧州連合)についての知識を総合的に学ぶこと。関西学院大学は 2005 年 4 月から神戸大学・大阪大学とコ
ンソーシアムを組み、欧州委員会からの資金供与を受けて EU インスティテュート関西(EUIJ 関西)の活動を行
っている。日本の基本的な社会構造は、法制度を始め、ヨーロッパに学んだものが多い。第二次世界大戦後、
アメリカの影響を強く受けた諸制度への変化が著しいが、EU という国家連合組織は試行の連続であり、歴史と
23
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
伝統に加えて新たな変革が見られる。そこで本講義では、とくに経済や産業・企業との関わりで EU の基本的な
動向を把握する。その際、関西学院大学が一員を構成している EUIJ 関西の活動にも触れる。これらを通じて、
EU に関する関心を高めるとともに、日本と EU との関わりに対する理解を深める。
各回ごとの授業内容
第1回
EU とは何か
第2回
関西学院大学と EU
第3回
EU の産業の特徴
第4回
EU の自動車産業
第5回
EU の企業形態
第6回
EU のコーポレート・ガバナンス
第7回
EU の中小企業の現状と役割
第8回
EU の中小企業政策
第9回
EU のワークライフバランス
第10回 EU のジェンダー政策
第11回 EU の資本市場と規制
第12回 EU の企業情報公開
第13回 EU の規範パワー
第14回 日・EU 関係
成績評価方法・基準
定期試験(100%)
筆記試験:マークシート方式
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
授業後の復習、期末試験対策をしっかり行うこと。
(e) Science and Technology Module/科学・技術科目群
EU 科目名:History of European Science and Technology
/
開講大学での科目名:教養原論:科学史
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学全学共通授業科目
三浦 伸夫
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
【数学史入門】
数学といえば計算と証明を思い出すかもしれません.しかしなぜそうなのでしょうか.古代から近代までの主
として西洋の数学の歴史を取り上げ,文化的社会的背景をも視座に入れ数学の歴史を講義し,その答を見いだ
します.なお,日本やアラビアの数学も比較のために触れ,時空を超えた視点を養います.
■授業の概要と計画
1.科学史とは
2.数学史概観
3.古代エジプトの数学
4.古代ギリシャの数学
5.論証数学の成立---エウクレイデス『原論』
6ー7.アラビアの数学
8.中世西洋の数学
9.ルネサンスの数学
10.17 世紀の数学
11.日本の数学
11以降.時間の許す限り,数学テクストを日本語訳で読んでみる予定です(パスカルやデカルト).
■成績評価と基準
講義内容を理解しているかを問う試験を行い,それで評価します.教科書のみ持ち込み可とします.
また途中で小レポートも提出していただきますが,あくまで試験が重要となります.
割合は,期末試験:小レポート=80:20
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
この科目はグローバル人材を育成するために異文化や日本文化を理解する能力を培うグローバル共通科目で
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Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
す。
高等学校での世界史の履修が望ましいですが必須ではありません.また微積分学の知識は不要です.あらかじ
めテキストを読んでおくと,講義が理解しやすいでしょう.
■学生へのメッセージ
高等学校で皆さんは数学を習いましたが,その数学についての歴史を対象にするのではありません.この世界
は数や形なしには存在しえません.その数と形に関して,人々はどの様な理解の仕方をしてきたのか,その理
論をどのように打ち立ててきたのか,各文明圏でどの様に異なるのか,歴史にそれを見ていきます.そこには
思いがけない発想があり,それを学ぶことで,様々な学問の理解にも繋がるでしょう.
■教科書
数学の歴史 / 三浦伸夫 : 放送大学教育振興会 ,2013 ,ISBN:9784595314438
■参考書・参考資料等
参考書は講義中に指示します.
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
グローバル 科学史 数学史 文化史
EU 科目名:Global Environmental Governance
/
開講大学での科目名:エコロジー政策課題研究A
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
関西学院大学総合政策学部
市川 顕
2 単位
春学期
講義目的
地球環境問題に対処するためには、国際的な協力が必須であることは言うまでもありません。また、地球環境
問題はその原因が私たち自身にも存在することから、国家のみならず、企業・消費者・NPO/NGO などが一体とな
って解決を図る努力を行う必要があります。本講義では、地球環境問題解決のための国際的な合意形成は、ど
のように行えばよいのか、また、そのためには何が必要であるのかを主たるテーマとして取り上げます。
各回ごとの授業内容
第1回
ガイダンス 地球環境問題とは何か(1)
第2回
地球環境問題とは何か(2)
第3回
国際関係と地球環境
第4回
国家と地球公共財
第5回
国際レジーム
第6回
ガバナンス
第7回
地球環境政治の歴史的展開
第8回
環境国際会議のプロセスと事務局の役割
第9回
エピステミック・コミュニティ
第10回 地球環境問題と NGO/NPO の役割
第11回 持続可能な発展は可能か
第12回 地球環境をめぐる国際制度枠組み
第13回 地球環境政治におけるリーダーシップ
第14回 多層で多様な地球環境ガバナンスにむけて
授業方法
講義形式で行う。ビデオ教材を視聴し論じてもらうことがある。
教科書
市川顕(2014)、『地球環境ガバナンス 2014 年度講義ノート』、三恵社。
参考文献
成績評価方法・基準
定期試験(80%)
その他(20%)
中間リポート
成績評価方法・基準 自由記述欄
中間リポートについては第1回講義時に説明する。
学生による授業評価の方法
大学に準拠する。
準備学習等についての具体的な指示及び他の科目との関連
25
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
資料は事前に LUNA にあげておくので予習すること。授業後は復習すること。レポートの作成、試験対策をしっ
かり行うこと。
(f) Culture and Society Module/文化・社会科目群
EU 科目名:Slavic Cultures
/ 開講大学での科目名:スラヴ文化論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
青島 陽子
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
現在、EUの東の境界線はいまだ安定していない。ウクライナ・ベラルーシはEUの東方拡大の最前線
になっており、EUとロシアとのあいだで熾烈な駆け引きが繰り広げられている。ウクライナやベラルーシは、
いわば、ヨーロッパとはどこまでなのかを考える一つの重要なファクターとなっている。
本講義は、こうした現代の状況を念頭に置きながら、その文化的・社会的・政治的なコンフリクトの源
流を近世にまでさかのぼり、歴史学的アプローチによってその背景を理解することをめざす。とくに、ベ
ラルーシ・ウクライナを巡るロシア文化圏とポーランド文化圏の競合関係に焦点をあてる。
■授業の概要と計画
1.イントロダクション…現代のEUとロシア、ウクライナ情勢/東スラヴ人とは?
第一部:ロシア文化圏とポーランド文化圏の形成
2.源流…カトリックのポーランドと正教のロシア/「共和国」のポーランドと「専制国家」のロシア
3.ポーランドと連合するリトアニア大公国
4.ウクライナの選択
5.西欧文化の流入ルート…ポーランド・ウクライナ・ロシア
第二部:ロシア帝国の台頭とポーランドの消滅/先鋭化する両文化圏の対立
6.18 世紀初頭のヨーロッパの世俗化とピョートルの西欧化
7.18 世紀後半、啓蒙のヨーロッパとポーランド分割
8.ロシア帝国の「大改革」/ポーランド蜂起…ロシアとポーランドの国民化プロジェクトの競合
9.ベラルーシ・ウクライナにおける地域アイデンティティの芽生え
10.ロシア帝国統治の伝統とナショナリズムの齟齬
11.迷走するベラルーシ・ウクライナのロシア化プロジェクト
第三部:ロシア帝国の崩壊、東スラヴ人の世界の破壊と再生
12.第一次世界大戦・ロシア革命とポーランド・ロシア国境地帯の激変
13.大戦間期:独立する諸民族の国家
14.ヒトラーとスターリン…ウクライナ・ベラルーシの徹底的破壊
15.エピローグ…第二次世界大戦後の国境・民族の移動、ソ連の崩壊と現代
以上は予定であり、進捗状況を鑑みて適宜変更する可能性がある。
■成績評価と基準
出席と授業への積極的な参加(30%)と筆記試験(70%)で評価します。
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
西洋史の知識やロシア・東欧の現代事情に関する知識がない方も歓迎しますが、積極的に西洋史全体について、
現代の国際情勢全般について、学習し、思考する姿勢が望まれます。授業のなかで分からないことがあれば必
ず調べるようにしてください。ロシアやヨーロッパの歴史・社会・文化に関わる授業と関連して履修すること
をお勧めします。
■学生へのメッセージ
東欧・ロシアは地味なテーマだと思うかもしれませんが、ヨーロッパの諸問題は凝縮したかたちでこの地域に
あらわれます。本講義では、東欧・ロシアをヨーロッパの秩序を考えるときの鍵になる地域として論じていき
たいと思います。
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
26
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
ロシア
東欧 歴史 民族 宗教
EU 科目名:Modernism Art
/ 開講大学での科目名:モダニズム芸術論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
楯岡 求美
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
「世界=未来」を創造する演劇・映画:ソ連の場合
ソ連は、新規にゼロから世界を創造することが強く意識化された歴史的にも稀有な「実験国家」であり、芸術
家が政治的・社会的な変革運動に深く関わっていたことも特徴である。社会的なメッセージを発するメディア
として、プロパガンダの手段として、演劇や映画がどのような役割を果たしていたのか、考察を行う。
また、20 世紀前半のソヴィエト演劇・映画は斬新な手法を次々生み出し、日本のみならず、世界的に影響を与え
ていた。とくに日本とのかかわりについて概観・比較し、理解を深める。
■授業の概要と計画
ソ連は社会主義体制を標榜した世界初の国家であるが、革命・建国以前の当初から確固としたイメージがあった
わけではない。国家体制作りのプロセスにおいて、ユートピアへの多様な志向性が交差しただけでなく、芸術
の創作活動が直接的に政治的・社会的な改革に関わっていたのも特徴である。また、第二次大戦、戦後の冷戦、
雪解けなど、社会状況が変わるごとに芸術表現もまた変化している。
本講では、芸術の革命を牽引した総合芸術としての演劇と、革命の武器として位置づけられた映画に注目し、
日本ではなかなか紹介されることの無い作品を概観しながら、どのような社会変革やユートピアとしての未来
イメージの創出が行われたのか、検証する。
比較対象として、明治以降の近現代日本における演劇・映画についても合わせて言及する。
■授業内容
1.イントロダクション
ロシア・ソ連演劇・映画ガイド
+日本の演劇・映画
2.革命(1917 年)前のロシア演劇と映画の歴史
・演劇性の追求、メロドラマ映画、アニメ
3.革命とアヴァンギャルドの盛衰
・革命劇、心理主義演劇の確立
・エイゼンシュテインとモンタージュ
※日本の演劇と社会運動
4.社会主義リアリズム(公式文化)とプロパガンダ
・戦争と演劇、豊穣なるソ連、民族融和
※大政翼賛と芸術活動
5・啓蒙と娯楽:映画普及運動
6.ソヴィエト・ヌーヴェルバーグ
・雪解けと疎外された自己の表象
※日本のヌーヴェルバーグと大島渚
7.ソ連の停滞と崩壊
・抵抗としての風刺
※日ソのコメディ比較
補助学習として、以下の 2 つの課題を課す。
1.ロシアおよび旧ソ連圏に関連する参考資料を読んで知識を深めること
2.映画とのメディアの違いを確認するため、演劇鑑賞を行い、劇評を書く(尼崎ピッコロ劇場での鑑賞)
■成績評価と基準
中間レポート(演劇批評:ピッコロ劇場鑑賞費用 2000 円がかかります)30%
ユーラシア・ブックレット批評(A4で 1 枚x4冊分)と授業中作品鑑賞メモ(随時)30%
期末テスト 40%
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
教科書
取り上げる作品の翻訳や DVD など、入手可能なものについて授業中に指示するので、できる限り自主的に鑑賞
すること。
歴史的・社会的背景を知る必要があるので、教科書にしてしたもの、または参考文献に挙げたソ連史に関する書
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Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
籍を授業と並行して入手・読破すること。
■学生へのメッセージ
ソ連は19世紀以来のヨーロッパ思想の極端な実験場だったと言ってもいいでしょう。決して日本と関係のな
い異質な社会なのではなく、われわれと同じ問題を共有していたのですはないか。そんな問題意識を出発点と
して、考えてもらえたら、と思います。
■教科書
ユーラシア・ブックレット(東洋書店)のシリーズを課題図書とします(図書館にあります)。詳しくは授業
の際に指示します。
図説 ロシアの歴史 / 栗生沢猛夫 : 河出書房新社 ,2010 ,ISBN: 978-4309761435
■参考書・参考資料等
Russsian Popular Culture / Richard Stites : Cambridge University Press ,1992 ,ISBN:9780521369862
ソヴェート映画史 七つの時代 / ネーヤ・ゾールカヤ : ロシア映画社 ,2001 ,ISBN:9784998084518
街頭のスペクタクル‐現代ロシア=ソビエト演劇史 / 岩田貴 : 未来社 ,1994 ,ISBN:9784624700775
演じられた近代―“国民”の身体とパフォーマンス / 兵藤 裕己 : 岩波書店 ,2005 ,ISBN:978-4000222709
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
20 世紀、ソ連文化、映画、演劇、日本
EU 科目名:Art in Cultural Formation / 開講大学での科目名:芸術文化形成論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
岩本 和子
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
文化的多様性やマイノリティ文化への理解を深めるために、「フランコフォニー」(世界のフランス語圏)各
地の言語状況や芸術文化を学びます。
■授業の概要と計画
英語圏文化中心のグローバリゼーションに対抗する形で「文化的多様性」を標榜する世界的組織でもある「フ
ランコフォニー」だが、そこにも中心パリがある。中心とその他の多様な周縁(マイノリティ)文化の諸相を
理解することをめざす。具体的には以下の国・地域の言語・文化状況や芸術作品(主に言語芸術)を紹介しな
がら中心と周縁、相違と交錯の諸現象を考察する。フランス(の中心パリ)、フランスの諸地域(南仏、ブル
ターニュ、アルザスなど)、ベルギー、スイス、カナダ、北アフリカ(マグレブ)、ブラックアフリカ、カリ
ブ(クレオール)など。
■成績評価と基準
学年末試験 80%
出席点(授業中のアンケートや提出物など) 20%
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
毎回出席し、ノートをとることを前提とします。フランス語の履修は全く前提としません。後期演習でさらに
具体的に各地の芸術作品や文化政策についてテキスト読解を含めて学んでいくつもりです。
■学生へのメッセージ
大国だけでなく、周縁文化にも目を向け、多角的な視野を持つように心がけてください。質疑応答で積極的に
授業に参加してください。
■教科書
資料の配布と参考文献の紹介を、授業中に行う。
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
世界のフランス語圏 言語芸術 文化的多様性 中心と周縁 芸術文化政策
EU 科目名:Formation of Cultural Styles / 開講大学での科目名:文化様式成立論
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
山澤 孝至
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
28
Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
文化的多様性やマイノリティ文化への理解を深めるために、「フランコフォニー」(世界のフランス語圏)各
地の言語状況や芸術文化を学びます。
■授業の概要と計画
英語圏文化中心のグローバリゼーションに対抗する形で「文化的多様性」を標榜する世界的組織でもある「フ
ランコフォニー」だが、そこにも中心パリがある。中心とその他の多様な周縁(マイノリティ)文化の諸相を
理解することをめざす。具体的には以下の国・地域の言語・文化状況や芸術作品(主に言語芸術)を紹介しな
がら中心と周縁、相違と交錯の諸現象を考察する。フランス(の中心パリ)、フランスの諸地域(南仏、ブル
ターニュ、アルザスなど)、ベルギー、スイス、カナダ、北アフリカ(マグレブ)、ブラックアフリカ、カリ
ブ(クレオール)など。
■成績評価と基準
学年末試験 80%
出席点(授業中のアンケートや提出物など) 20%
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
毎回出席し、ノートをとることを前提とします。フランス語の履修は全く前提としません。後期演習でさらに
具体的に各地の芸術作品や文化政策についてテキスト読解を含めて学んでいくつもりです。
■学生へのメッセージ
大国だけでなく、周縁文化にも目を向け、多角的な視野を持つように心がけてください。質疑応答で積極的に
授業に参加してください。
■教科書
資料の配布と参考文献の紹介を、授業中に行う。
■授業における使用言語
日本語
■キーワード
世界のフランス語圏 言語芸術 文化的多様性 中心と周縁 芸術文化政策
EU 科目名:European Political History / 開講大学での科目名:西洋政治史
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学国際文化学部
クレック V.
2 単位
前期
■授業のテーマと到達目標
This course will explore the cultural diversity of the European Union. Students will be introduced to
the different EU Member States, their societies and cultures. The focus will not only be on inter-state
or national diversity, but also on regional differences within the EU Member States and on the
relationship between ethnic majorities and minorities. Even great nations like Germany, France and Spain
are not home to homogenous ethnic groups but should be apprehended as heterogonous cultural groups.
In addition, the course will explore the characteristics of a common European identity. Students will
learn that despite its vast cultural diversity the European continent possesses a common intellectual
history and a shared canon of values.
■授業の概要と計画
The aim of this course is to give students a wide overview of European diversity. We will put the focus
on the differences between the various European peoples from an interdisciplinary perspective. A
comparative study of the EU Member States, their societies and cultures will stand in the foreground
of the considerations. In addition, we will have a comprehensive look on the historic and intellectual
development of the so-called ”European idea“, the origin of the European Union and on cultural means
of expression, which are shared by the European peoples as common European values. Class sessions will
combine lectures and discussions.
■成績評価と基準
Term-end exam: 90%
Attendance and Participation in class: 10%
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
Students will be given assignments or reading materials and are expected to prepare classes in advance.
■学生へのメッセージ
Students are expected to acquire knowledge that is needed to understand current European Union issues
from a historical, cultural and sociological point of view.
■教科書
European Societies. Mapping Structure and Change / Steffen Mau, Roland Verwiebe : The Policy
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Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
Press ,2010 ,ISBN:978-1-84742-654-3
Post-identity? Culture and European Integration / Richard McMahon (ed.) :
Routledge ,2013 ,ISBN:978-0-415-64376-4
The History of the Idea of Europe / Kevin Wilson, Jan van der Dussen (ed.) :
Routledge ,1996 ,ISBN:978-0-415-12415-8
Aspects of European Cultural Diversity / Monica Shelley, Margaret Winck (ed.) :
Routledge ,1997 ,ISBN:978-0-415-12417-1
Europe and the Wider World / Bernard Waites (ed.) : Routledge ,1995 ,ISBN:978-0-415-12421-2
■授業における使用言語
English
■キーワード
Europe, European Union, European cultures, European societies, cultural diversity and identities, The
European Idea
(g) Incoming Visitors Programme/招聘講師による集中講義
EU 科目名:Public law in France and in the United States. A comparative analysis
/
開講大学での科目名:プログラム講義 Public law in France and in the United States. A
comparative analysis
大学・学部
担当教員
単位数
開講区分
神戸大学法学部
ティラール M.
2 単位
前期集中
■授業のテーマと到達目標
当講義では、フランス・北米の公法を比較しながら、歴史学、政治学、経済学の要素も交えながら、皆さんと
対話しながら公法の基礎を、学んでいただくことを目的としています。
■授業の概要と計画
I) Roots and Historical Characteristics (from the end of the 18th until 1930)
A)
1)
a)
b)
2)
a)
b)
Roots : Revolutions in the 18th century
United States : 1776 and 1787
Roots of the US Revolution
Revolution(s)
France : 1789
Roots of the French Revolution
Revolution(s)
B)
1)
a)
b)
2)
a)
b)
c)
Consequences on legal systems
General consequences
In the US
In France
Detailed consequences
Judicial power
Law-making
Public services and regulation of private interests d) Public finances
II) Evolutions and Perspectives (since 1930)
A)
1)
a)
b)
2)
a)
Evolutions (1930 -2008)
“World New Deal” (1930-1975)
Reasons
Legal consequences
Neoliberalism (1975-2008)
Reasons
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Undergraduate Certificate プログラム
2014 年前期シラバス
b) Legal consequences
B)
1)
a)
b)
2)
a)
b)
Perspectives (2008-today)
2008 crisis
Reasons
Legal consequences
Actual comparison between France and the US
Differences
Problems
Conclusion (including Japan)
The class schedule (from 1 April to 23 April) and classrooms will be announced separately.
■成績評価と基準
平常点(質問への回答・授業参加):50%
授業最終回(4/23(水))に実施するテスト:50%
■履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
授業開始の前週の以下の日時に、ティラール先生による授業説明会を開催するので、履修希望者はなるべく参
加してください。
日時: 3月27日(木)13:30 から
場所: フロンティア館 403 教室
■授業における使用言語
英語
■キーワード
Public Law France United States
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