世界をリードする科学サービス企業 - Thermo Fisher Scientific

アニュアルレポート 2014
世界をリードする科学サービス企業
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(NYSE:TMO)は世界をリードする科学
サービス企業です。売上高は170 億ドルであり、世界 50ヵ国に約 5万人の従業員を擁しています。当社は
お客様によるライフサイエンス分野の研究、化学分析における複雑な問題の解決、医療における患者診
断の改善、および研究施設における生産性の向上をお手伝いしています。当社ではThermo Scientific、
Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、およびUnity Lab Servicesプレミアブランドを
通じて、先進の技術、購買の利便性および包括的なサポートをご提供します。これらはすべて他社の追随
を許さないものです。
私たちのミッションは、私たちの住む世界を
「より健康で、より清潔な、より安全な場所」にするために、
お客様へ製品・サービスを提供することです。
マーク・N・キャスパー
社長兼最高経営責任者
株主の皆様へ
2014年もまたサーモフィッシャーサイエンティフィックにとってすばらしい一年
となったことを謹んでご報告いたします。当社は年初に、お客様、従業員および
株主の皆様に向けて明確な目標を設定し、その目標を達成しました。同じくこ
の年、当社は創業以来最大の合併を成功させ、未来をいっそう明るいものとし
ました。
私が最高経営責任者に就任したのは約5年前ですが、当時私は、10年後のビジョ
ンを明確にして世界中の従業員の意思統一と一体化を図ることの重要性を感じ
ました。2020年に向けた私たちのビジョンとはお客様の成長に貢献すること、
それに尽きます。私が常々従業員に言っているように、このビジョンは私たち全
員のものであり、私たち全員がその実現に責任を負っています。このビジョンを
達成するために、私たちは次のことを高い水準で行わなければなりません。
・ 揺るぎなく堅調な財務上の業績をあげること。
・ 当社のプレミアブランドを強化して業界トップのものとすること。
・ ライフサイエンス、ヘルスケア、および環境に大きく貢献する先進的技術を
開発すること。
・ 高成長の新興市場における当社の存在感を大きく向上させること。
・ 世界で最も賞賛すべき企業の一つであると認識されるようになること。
・ 比肩する者のない業界リーダーとしての地位をさらに高めること。
私たちはビジョンを達成する道のりの中間地点に立っています。これまでに達成
したすばらしい進歩は、当社従業員の能力と熱意が結実したものです。私たち
はビジョンの達成にまた一歩近づきました。このビジョンを使用して、2014 年
における当社業績を示します。
揺るぎなく堅調な財務実績
企業が本当に健全な成長企業であることを示す指標は、その企業が堅調な財
務成績を毎年残せるかどうかです。これはサーモフィッシャーの成長の証しであ
り、当社は財務上の目標を達成することについて再び決意を固めました。
当社の売上高は前年比 29%増の168億 9,000万ドルとなりました。調整後営業
利益*は45%増加し、調整後売上高営業利益率は2.4ポイント上昇しました。
$6.96
$5.42
$4.94
$4.16
$3.43
10 11 12 13 14
調整後EPS
(1株当たり当期利益)
*
の動向(ドル)
* 調整後1株当たり当期利益、調整後売上高営業利益率、調整後営
(米国会計基準)
に
業利益およびフリーキャッシュフローはGAAP
準拠しない指標であり、特定の項目を除外したものです。GAAPに
準拠しないこれらの財務指標をGAAP準拠の指標と比較可能にす
るための調整については、本アニュアルレポートの6ページおよび
7ページに記載した連結損益計算書をご参照ください。
アニュアルレポート 2014
1
相互補完的な
事業セグメント*
アナリティカル
インスツルメンツ
ラボ
プロダクツ・
サービス
19%
37%
事業
セグメント
19%
25%
スペシャルティ
ダイアグノスティックス
ライフサイエンス
ソリューションズ
魅力ある収益構造*
医薬および
バイオテクノロジー
診断および
ヘルスケア
25%
27%
最終市場
産業および
応用
22%
26%
学術および
政府機関
26%
市場セグメントによっては成長が鈍い状況が続きましたが、そこでも当社の事
業運営手法は競争優位をもたらす中心的要因となりました。当社ではPPIビジ
ネスシステムを用いて、グローバルな事業体制における業務のあり方を改善して
います。PPIとは、Pratical Process Improvement(実践的プロセス改善)の
略称です。PPIは生産性の向上に役立つだけでなく、お客様に最上級の製品と
サービスをご提供することを容易にし、最終的にはお客様からの信頼を勝ち取
るための手段となります。
たとえば、ノースカロライナ州アッシュビルに所在する当社の中核的研究拠点
(Center of Excellence)はインダストリー・ウィーク 誌により2014 年度米国
最優秀工場の1つに選ばれましたが、その要因となったのが当社のPPIビジネス
システムでした。この拠点では、臨床医やライフサイエンスの研究者が生物学的
サンプルを保存するための超低温フリーザーなど研究施設向けの装置を製造し
ています。アッシュビルの従業員はPPIビジネスシステムを積極的に活用して製
品の品質を向上させ、廃棄物埋立て処分量を削減し、安全性の記録を更新する
とともに利益の増加にも貢献しました。当社の工場が選出されたのはこれが初
めてではなく、その事実はPPIによるプラスの影響が持続することの好例となっ
ています。
業界トップのブランド
消耗品
北米
当社とライフテクノロジーズが一つの会社となったことにより、これらの新製品
については、顧客チャネルなど当社の広範な販売体制を通じて、ご入手が一段
と容易になりました。当社は先頃、Applied BiosystemsおよびInvitrogen両
ブランドの製品約14,000点を、北米におけるFisher Scientificの研究施設向
けチャネルに新たに投入しました。当社の販売スタッフはこれらの製品を販売す
る訓練を受けており、お客様の間での認知度も高まっています。これはあくまで
きっかけであって今後は当社の成長に寄与する新たな機会が数多く得られるも
のと確信しています。
製品
機器装置
および
ソフトウェア
61%
その他の地域
4%
18%
地域
27%
51%
* パーセンテージの予想数値は 2014 年度におけるサーモフィッ
シャーおよびライフテクノロジーズの売上高(未監査)の合計額
を基準としています。セグメントに関するグラフのパーセンテー
ジは内部取引の消去その他会計方針上の調整に関する予想数値
を基準としています。
2
策およびグローバル部門のスタッフによる堅実な業務遂行と相まって、業績に
大きく寄与しました。
称はライフサイエンスソリューションズ)の合併があります。この統合が順調に
進展していることを謹んでご報告いたします。この事業の合併により、高評価を
得ている遺伝子分析機器および消耗品、ライフサイエンス向け試薬およびバイ
オプロセス技術が当社に加わりました。これらをThermo Scientific製品ライ
ンナップと組み合わせることで、当社は幅広くかつ相互補完的な形で製品をご
提供できるようになりました。これにより研究機関、医療機関および応用分野
のお客様にご提供できる当社独自の価値が大幅に強化されました。
13%
ヨーロッパ
2014 年 2月にライフテクノロジーズが当社に加わったことは、お客様重視の政
2014 年における当社の大きな成果の一つに、ライフテクノロジーズ(現在の呼
サービス
アジア太平洋
これにより、調整後1株当たり当期利益は6.96ドルとなり、昨年の堅調な成績
をさらに28%上回りました。また、同年末のフリーキャッシュフローは、22 億
5,000万ドルという特筆すべき結果となりました。業績が全般的に堅調であった
ため、戦略的地位を強化し、株主価値を向上させるために、2015年初旬に資本
投資を再開できました。
アニュアルレポート 2014
当社は技術、顧客チャネルおよび Unity Lab Servicesブランドの強みを組み
合わせることにより、業界で唯一無二の極めて強力な顧客価値を作り上げまし
た。現在の環境下では、お客様は当社に単なる製品・サービス供給業者以上の
ものをお求めになっているため、こうした顧客価値は当社の成長戦略にとって
重要な要素の一つだと言えます。当社のお客様の所属が研究施設、ヘルスケア、
産業部門または応用市場のいずれであっても、そのニーズはイノベーションの推
進とコスト削減にあります。当社は信頼できるパートナーとしてお客様から期待
をお寄せいただいており、そのおかげをもちまして当社は市場シェアを拡大し
益々の成長を続けています。
社会に貢献する先進的技術
当社ではすべてがお客様から始まります。私たちのミッションは、私たちの住
む世界を「より健康で、より清潔な、より安全な場所」にするためにお客様へ製
品・サービスを提供することであり、現代において最も重要な社会的課題に取り
組むお客様を支援する仕事に私たちは誇りを持っています。
サーモフィッシャーはイノベーションを土台として作られた企業であり、イノベー
ションは当社の成長にとっての重要な要素の一つです。お客様の目標はがん細
胞の成長に関する知識の獲得、エボラ出血熱の封じ込め、偽造薬の発見などさ
まざまですが、どのようなお客様についてもその目標達成に沿った先進的手段
をご提供できるように、当社では毎年約7億ドルを研究開発に投資しています。
そうした投資の結果として2014年には数多くの製品を発売することができ、技
術的なリーダー企業としての当社の地位が強化されたとともに、お客様の業務
のあり方を改善する先進的手段のご提供へとつながりました。
一例として、当社の最新版Orbitrap質量分析計であるThermo Scientific Q
Exactive HFシステムを用いて研究者がヒトプロテオームの分析を行う場合、旧
モデルが要した時間の半分の時間で完了することができます。当社が新たに開
発したバイオインフォマティクス用機器は膨大なデータを処理するものであり、
タンパク質研究をさらに加速させるとともに新しいバイオ治療薬の開発速度を
高めるために用いられています。また、ライフサイエンス研究機器を医療機関の
お客様のニーズに対応させることについても大きく進展しました。当社は高速
液体クロマトグラフ(HPLC)一機種、質量分析計一機種およびソフトウェアを
新たに発売しました。これらはすべてクラスⅠ医療機器として米国食品医薬品
局(FDA )に登録されています。さらに、米国およびヨーロッパにおける次世代
シーケンシング(NGS)のお客様向けに新しいIon PGM Dx機器および試薬の
ご提供を開始しました。
次世代シーケンシングにおける新たな進歩により価値ある患者情報が提供され
るようになり、個々の患者に合わせた治療の進展につながることも考えられま
す。当社が2014年に発売したIon Chefシステムを使用することで、研究者によ
るシーケンシング用DNAサンプルの作成は以前よりはるかに短時間で行うこと
ができます。また、当社はヨーロッパでOncamine Solid Tumor DNA Kitを投
入しました。これにより、がん治療においては今以上に個々の患者に的を絞れる
ようになる可能性が開けます。
応用市場ではThermo Scientific Vanquish HPLCシステムを発売しまし
た。これは食品安全性や環境に関する研究施設のお客様が大量のサンプル
を高精度で分析するために使 用するものです。高い信頼性を備えた当社の
Chromeleon 7.2ソフトウェアはすべてのデータの処理を支援します。科学捜
査関連の研究施設では、高易感染性サンプルの分析を改善するためにお客様
が当社の新しいQuantifiler Trioおよび HP定量キットを使用しています。また
同じく特筆すべき点として、米国連邦捜査局(FBI)において当社のGlobalFiler
PCR Amplification Kitが使用されていることが挙げられます。同製品は、犯
罪解決を支える全国的データベースを用途とするDNA被疑者プロファイルを生
成するために使われています。当社は業界のリーダー企業として、お客様の最大
癒すべきとき
エボラ出血熱が西アフリカで流行した際、死亡率は
50% に達 する勢 いでした。迅 速 で正 確な 検 出が
過去最も重要となったのがそのときでした。当社は
米国司法省、国防総省および疾病対策予防センター
と密接に協力しつつ、ウィルスの検査、監視および
封じ込めを支援する技術を提供しました。同じよう
に、世界中の企業と各種機関が共同で、当社の製品
を利用して有効なワクチンを探しています。当社の
ミッションの遂行とはまさにこういうことなのです。
アニュアルレポート 2014
3
の課題に対してソリューションをご提供するようご期待をいただいております。
当社は、技術と高い応用能力の活用に注力することにより可能性の境界線を押
し広げ、プラスの変化を世界にもたらしてまいります。
新興市場での存在感向上
当社が営業を行っているグローバル市場において、会社の規模は重要な強みと
なっています。当社は製造、販売活動および研究開発における強みを活用する
新しい中核的研究拠点を構築しながら活動範囲の最適化を続けてきました。
2014年に当社は専門診断分野の新しい中核的研究拠点をカリフォルニアに開設
しました。また、リトアニアとドイツにおいて分子生物学およびライフサイエンス
の質量分析に関する中核的研究拠点の拡張を行いました。
新興市場において拡大を図る際に、先進国で確立した規模と強みをそのまま移
植するという方法は、当社の成長戦略の重要な要素となってきました。その好
例は中国です。当社は中国において市場リーダーとしての存在感を築き上げ、そ
れがここ数年の当社の成長に極めて重要な形で寄与してきました。
2014年には、政府の資金供給が低迷した結果として、他の多国籍企業と同じく
当社の中国における成長も減速しました。しかし当社は、西部各省への販売網
拡大、サプライチェーンとサービス組織の構築、最高の人材の獲得および育成
などの形で存在感を高め続けてまいりました。一部の垂直市場を選択してター
ゲットとする当社の戦略は、ヘルスケアの改善、環境の改善、食品安全性の向上
といった政府の重要な優先事項と合致しているため、中国における当社の長期
的な成長については引き続き楽観視しています。
万民のための正義
米国連邦捜査局は、DNA プロファイルを生成して
統 合 D N A インデックスシステムデ ー タベースに
アップ ロードする当 社 の 科 学 捜 査 研 究 施 設 向 け
GlobalFilterキットを承認しました。このキットは、
特定の範囲の遺伝子データを正確に照会することに
より、劣化した法医学的サンプルの比較をより強力
に行えるようにするために使われています。当社は、
犯罪者を罰し無実の者を解放することを支援するた
めに技術を進歩させています。当社のミッションの
遂行とはまさにこういうことなのです。
4
アニュアルレポート 2014
当社は、東南アジア、インド、ブラジルなどのその他の新興市場でも、中国で用
いた戦略を適用してお客様のニーズに対応することにより良好な進展を果たし
てまいりました。たとえば、シンガポールでは、東南アジアにおけるライフサイ
エンス分野のお客様への対応を主眼とした新しい中核的研究拠点を構築するこ
とにより、当社の存在感を大きく高めました。現在シンガポールには700人の従
業員がおり、世界クラスである当社の製造能力および顧客チャネル能力、現地
化した製品開発、ならびに包括的な顧客サービスおよびサポートを支えていま
す。当社はまた、同地域における直接販売の存在感を高めるために企業買収を
最近実施しました。
2014 年における当社の堅調な業績は、世界的な活動範囲の広さを生かして、
お客様に商品・サービスをご提供し、新たな成長機会を獲得したことを表してい
るものと私は考えております。
世界で最も賞賛すべき企業の一つへ
世界で最も賞賛すべき企業の一つであると認められることを望む企業は、業績
について高い期待値を設定し、常に基準を引き上げていかなければなりませ
ん。サーモフィッシャーにとって、そうした地位を獲得することは当社のビジョン
の重要な要素です。私の考えでは、最も賞賛すべき企業の一つとなるには次
の三つの基準をみたすことが必要です。第一に、当社はビジョンの中で掲げた
目標のすべてを達成する必要があります。第二に、当社はお客様の期待に応
え、あるいはその期待を上回らなければなりません。第三に、世界中にいる当社
の従業員が、当社の行うことに共鳴し、それに深く関わらなければなりません。
当社の従業員は、当社の使命に共鳴し、お客様の課題達成をお手伝いするとい
う自らの役割に誇りを持っています。また、自身の貢献が認められていることを
理解しており、お客様のために力を発揮できるよう権限を与えられています。
当社の従業員は、会社の成功に深く関わっているのです。
Integrity(高潔さ)
、Intensity(熱心さ)
、Innovation(革新)
、Involvement
(参画意識)の四つからなる「4iバリュー」は当社の文化を定義するものです。
Integrity(高潔さ)は、当社にあっては譲れないものです。Intensity(熱心さ)は
私たちが競合他社に先んじるために必要です。Innovation(革新)は私たちの活
動の源です。そして、Involvement(参画意識)は集団としての私たちの力を生
かす方法です。Involvementを促す一つの方法は、ダイバーシティ&インクルー
ジョンを推進し、成長を生み出すような独自性を容認するグローバルな環境を創
造していくことです。この点に関して当社は大きな進歩を続けてきました。一例と
して、当社が兵役経験者に選ばれる企業となるように、兵役経験者のEmployee
Resource Group(エンプロイー・リソース・グループ)を新たに設けました。
コミュニティにおいてよき奉仕者となることもまた当社の文化の重要な部分
であり、この点についても、当社はさまざまな方法でInvolvementを行ってい
ます。個人のレベルでいえば、当社の従業員は、当社の大規模拠点に設置した
Community Action Council(コミュニティ・アクション・カウンシル)が運営
するボランティア活動にこれまで何千時間も従事しています。また、企業とし
ては、各種機関と提携して当社独自の奨学金を提供し、STEM(科学、技術、
工学、数学)の分野に就業しようとする学生を支援しています。当社の目標は、
将来当社のお客様や従業員になってほしいと私たちが望む次の世代の人々を鼓
舞することです。
業界リーダーとしての地位の向上
2014 年を総括すると、サーモフィッシャーにとって全般的にすばらしい一年
だったといえます。私たちは財務的、営業的および戦略的に突出した業績をあ
げ、非常に明るい未来を当社にもたらしました。当社は何よりもまず確約を果
たします。それは2020年に向けたビジョンを達成する過程で当社が果たした進
歩を見れば明白です。当社には今後多くの機会があり、それにより当社は業界
リーダーとしての地位を高め続けて世界で最も賞賛すべき企業の一角を占める
ようになると私は確信しています。
敬具
変化の度合い
環境的影響の陰には深い物語があります。気象学者
は、過去数万年の間に季節的周期がどのように変化
した か を 知 るため に 、南 極 のツンドラに 深 い 穴
マーク・N・キャスパー(Marc N. Casper)
社長兼最高経営責任者
2015年3月31日
を掘って氷 床コア分析を行っています。T he r mo
Scientific Dionexイオンクロマトグラフィー技術に
より、気候と環境状態が時を経てどのように変化し
たかを各層ごとに検 査することが 可能となりまし
た。氷床分析におけるブレイクスルーはいつの日か
環境変化の理解におけるブレイクスルーにつながる
ことでしょう。当社のミッションの遂行とはまさにこ
ういうことなのです。
アニュアルレポート 2014
5
連結損益計算書
当社では、一般に認められた会計原則(GAAP)に準拠して作成する財務指標に加えて、GAAPに準拠しない一定の指標(調整後1株当たり当期利益、調整
後営業利益および調整後売上高営業利益率等)を用いていますが、それらの指標は、主として企業買収会計、企業買収に関係する取引に係る費用、企業再
構築およびその他の費用または収益、ならびに企業買収に関係する無形資産の償却に関連する売上原価の計上額を一定の範囲で除外したものです。調整
後1株当たり当期利益についても、単発債務および債務枠の早期償還に関係する費用、上記項目に関係する所得税またはタックスベネフィット、繰越税額
控除による利益、重大な税務調査または税務事象の影響、および非継続事業の損益を除外しています。当社は、上記の項目が通常の営業外のものである
こと、または(場合により)将来の期間について正確に予測することが困難であることを理由として上記項目を除外しています。また当社は、継続事業が企
業買収ならびにその他の投資および資金調達活動に使用する資金を生み出す能力についての理解が容易になるように、営業活動によるキャッシュフローか
ら設備投資額を控除し、非継続事業からの営業活動によるキャッシュフローを除外した金額をフリーキャッシュフローとして用いています。そうした指標を
導入することにより、特に経営成績を過去の期間の実績もしくは予測または当社の同業他社の業績と比較する際に、投資家の観点は当社の経営陣が業績
の測定および予測を行う方法と一致するため、当社の中核的な経営成績および将来の見込みに対して投資家の理解が深まるものと当社では確信しており
ます。本文書に記載したGAAPに準拠しない指標は、GAAPに準拠した業績より優れた指標、またはその代替として扱われることを意図したものではあり
ません。
(単位百万ドル、ただし1株当たり数値を除く)
2014
2013
2012
2011
2010
連結損益計算書(a)
(b)
売上高
$
16,889.6
$
13,090.3
$
12,509.9
$
11,558.8
$
10,393.1
売上原価および営業費用:
売上原価(c)
8,970.6
7,339.2
6,993.0
6,588.9
6,002.4
販売費および一般管理費(d)
3,991.4
2,905.2
2,828.7
2,634.5
2,303.3
企業買収に関係する無形資産の償却
1,331.7
763.1
747.6
647.9
554.7
研究開発費
691.1
395.5
376.4
340.2
284.4
事業再構築およびその他の(収益)費用(純額)
(e)
(598.2)
77.7
82.1
96.5
60.2
14,386.6
11,480.7
11,027.8
10,308.0
9,205.0
2,503.0
1,609.6
1,482.1
1,250.8
1,188.1
(415.8)
(290.1)
(212.7)
(118.0)
(100.4)
2,087.2
1,319.5
1,269.4
1,132.8
1,087.7
(191.7)
(40.4)
(11.0)
(109.4)
(101.6)
1,895.5
1,279.1
1,258.4
1,023.4
986.1
(1.1)
(0.7)
(19.2)
1.7
47.0
営業利益
その他費用(純額)
(f)
継続事業による利益(税引前)
所得税額(g)
継続事業による利益
非継続事業による(損失)利益
((タックスベネフィット)所得税額 各(0.6)百万ドル、
(0.5)百万ドル、
(10.8)百万ドル、1.2百万ドルおよび
29.9百万ドルの(加算)控除後)
非継続事業の処分による(損失)利益
((タックスベネフィット)所得税額 各(3.2)百万ドル、
(33.2)百万ドル、190.3百万ドルおよび1.5百万ドルの
(加算)控除後)
当期利益
—
(5.1)
(61.3)
304.8
2.5
$
1,894.4
$
1,273.3
$
1,177.9
$
1,329.9
$
1,035.6
基本
$
4.76
$
3.55
$
3.46
$
2.69
$
2.45
希薄化後
$
4.71
$
3.50
$
3.43
$
2.66
$
2.41
基本
$
4.76
$
3.53
$
3.24
$
3.49
$
2.57
希薄化後
$
4.71
$
3.48
$
3.21
$
3.46
$
2.53
継続事業による1株当たり当期利益:
1株当たり当期利益:
加重平均株式数:
基本
398.2
360.3
363.8
380.8
403.3
希薄化後
402.3
365.8
366.6
384.8
409.4
調整後1株当たり当期利益の調整
GAAP準拠の希薄化後1株当たり当期利益(a)
$
売上原価計上額(税引後)
(c)
4.71
$
3.48
$
3.21
$
$
販売費および一般管理費
(税引後)
(d)
0.24
0.16
0.03
0.13
0.01
事業再構築およびその他の(収益)費用(税引後)
(e)
(0.79)
0.16
0.15
0.16
0.10
企業買収に関係する無形資産の償却
(税引後)
2.27
1.45
1.36
1.12
0.89
その他の費用(税引後)
(f)
(0.01)
0.09
0.00
(0.05)
0.04
タックスベネフィット(所得税額)
( g)
(0.01)
0.01
(0.14)
0.01
(0.04)
非継続事業(税引後)
0.00
0.02
0.22
(0.80)
(0.12)
6
アニュアルレポート 2014
$
6.96
$
5.42
$
4.94
0.13
2.53
0.05
調整後1株当たり当期利益(b)
0.11
3.46
0.55
$
4.16
0.02
$
3.43
(単位百万ドル)
2014
2013
2012
2011
2010
調整後営業利益および調整後売上高営業利益率の調整
GAAP準拠の営業利益(a)
売上原価計上額(c)
販売費および一般管理費(純額)
(d)
事業再構築およびその他の(収益)費用(純額)
(e)
企業買収に関係する無形資産の償却
調整後営業利益(b)
$2,503.0 14.8% $1,609.6 12.3% $1,482.1 11.8% $1,250.8 10.8% $1,188.1 11.4%
327.6
1.9%
28.6
0.2%
55.6
0.4%
72.6
0.6%
130.7
0.8%
73.5
0.6%
12.5
0.1%
61.5
(598.2) -3.5%
77.7
0.6%
82.1
0.7%
96.5
763.1
5.8%
747.6
6.0%
647.9
1,331.7
7.9%
13.2
0.1%
0.5%
3.0
0.0%
0.9%
60.2
0.6%
5.6%
554.7
5.4%
$3,694.8 21.9% $2,552.5 19.5% $2,379.9 19.0% $2,129.3 18.4% $1,819.2 17.5%
フリーキャッシュフローの調整
GAAP準拠の営業活動によるキャッシュフロー純額(a)
$2,619.6
$2,010.7
$2,039.5
$1,691.0
$1,497.8
非継続事業で使用した(発生した)キャッシュフロー純額
4.3
4.9
28.4
(14.4)
(47.7)
(427.6)
(282.4)
(315.1)
(260.9)
(245.4)
49.3
20.7
12.8
8.2
10.2
$2,245.6
$1,753.9
$1,765.6
$1,423.9
$1,214.9
資産、工場および設備の取得額
資産、工場および設備の売却による収入額
フリーキャッシュフロー(h)
(a)
「GAAP」準拠(報告対象)の業績は米国において一般に認められた会計原則(GAAP)に従って測定したものです。
(b) 調整後の業績はGAAPに準拠しない指標であり、そのうち利益指標については、一定範囲の売上原価計上額(詳細は注(c)参照)、一定範囲の販売費および一般
管理費計上額または控除額(詳細は注(d)参照)、企業買収に関係する無形資産の償却、企業再構築およびその他の(収益)費用(詳細は注(e)参照)、単発で
あるかまたは定期的もしくは予測可能な形で再度発生するとは見込まれないその他の利益または損失のうち一定範囲のもの(詳細は注(f)参照)、上記各項目に
係る税効果および一定範囲のその他税務項目(詳細は注(g)参照)、ならびに非継続事業の損益を除外したものです。
(c) 報告対象の業績には、買収日現在で再評価を行った在庫の売却に伴う費用(2014年、2013年、2012年、2011年および2010年につきそれぞれ303.4百万ドル、
23.9百万ドル、52.4百万ドル、69.5百万ドルおよび11.4百万ドル)および施設の統合に伴って廃棄される予定の生産設備に対する加速減価償却(2014年、2013
年、2012 年、2011年および 2010 年につきそれぞれ 2.8百万ドル、4.7 百万ドル、3.2百万ドル、3.1百万ドルおよび1.8百万ドル)を含んでいます。それに加えて、
2014年度の報告対象業績にはライフテクノロジーズの会計原則を当社の会計原則に合致させるための費用21.4百万ドルを含んでいます。
(d) 2014年度の報告対象業績には、ライフテクノロジーズの買収に関係した第三者取引および統合費用100.5百万ドル、ライフテクノロジーズの会計原則を当社の会
計原則に合致させるための費用16.2百万ドル、買収に係る条件付対価の見積り変更に伴う費用8.2百万ドル、製造物責任訴訟に伴う費用5.2百万ドル、ならびに
廃棄予定の資産に対する加速減価償却額0.6百万ドルを含んでいます。2013年度の報告対象業績には、ライフテクノロジーズの買収に関係した取引費用51.7百万
ドル、買収に係る条件付対価の見直しに伴う費用13.5百万ドル、および製造物責任訴訟に伴う費用8.3百万ドルを含んでいます。2012年度の報告対象業績には、
買収取引費用14.1百万ドル(そのうち買収に係る条件付対価の見直しに伴う収益(純額)1.4百万ドルを一部相殺)、および製造物責任訴訟に伴う利益(純額)
0.2百万ドルを含んでいます。2011年度の報告対象業績には、買収取引費用59.7 百万ドルおよび製造物責任訴訟に伴う費用 3.0百万ドル(そのうち買収に係る
条件付対価の見直しに伴う収益1.2百万ドルを一部相殺)を含んでいます。2010 年度の報告対象業績には、買収取引費用(純額)8.7百万ドルおよび買収に係る
条件付対価の見直しに伴う費用5.2百万ドル(そのうち製造物責任保険会社との和解による利益10.9百万ドルを一部相殺)を含んでいます。
(e) 報告対象の業績には、主として退職給付からなる企業再構築およびその他の(収益)費用(純額)、廃棄済施設、ならびに複数の事業部門における従業員
削減に伴うその他の費用、ならびに不動産の合筆を含んでいます。2014 年度については、血清および媒体事業、遺伝子調節事業、磁気ビーズ事業ならびに
Cole-Parmerブランド事業他の売却による収益895.4百万ドル、買収日現在でライフテクノロジーズの従業員が保有していた特定の株式型報酬の現金化に伴う
現金対価計上額 91.7 百万ドル、年金の精算に伴う費用29.3百万ドル、ならびに不動産の売却による収益15.3百万ドルを含んでいます。2012年度については、複
数の小規模な事業単位に関連した無形資産の減損額10.7百万ドルおよび買収前の訴訟関係事象による収益 5.9百万ドルを含んでいます。2011年度については、
買収日現在でダイオネクスの従業員が保有していた株式型報酬の現金化に伴う現金対価21.2百万ドルを含んでいます。2010年度については、複数の小規模な事
業単位に関連した無形資産の減損額17.0百万ドルおよび当社による事業の買収以前に当該事業において発生した特許侵害請求に関する損失 6.0百万ドルを含ん
でいます。
(f) 報告対象の業績には、企業買収に関係する無形資産の償却および当社の株式投資に伴う再構築費用(2014 年、2013年、2012年、2011年および 2010 年につき
それぞれ 2.2百万ドル、2.4百万ドル、4.8百万ドル、3.3百万ドルおよび 3.8百万ドル)を含んでいます。2014 年度の報告対象業績には、売却可能金融資産および
株式投資からの収益 6.3百万ドル、ならびにライフテクノロジーズの買収に関係してブリッジファイナンスのコミットメントラインを設定するために支払った費用
の償却に関する費用計上額1.0百万ドルを含んでいます。2013年度の報告対象業績には、ライフテクノロジーズの買収に関係してブリッジファイナンスのコミット
メントラインを設定するために支払った費用の償却に関する費用計上額 73.9百万ドル(そのうち売却可能金融資産および株式投資からの収益15.9百万ドルを
一部相殺)含んでいます。2012年度の報告対象業績には、債務の早期弁済に伴う損失0.5百万ドルを含んでいます。2011年度の報告対象業績には、ファディアの
買収および同社の複数通貨型債務の弁済に関係して締結した通貨ヘッジ契約から生じた利益 27.6百万ドルならびに株式投資による収益17.8百万ドル(そのうち
ファディアの買収に関係した短期コミットメントライン設定費用10.3百万ドルを一部相殺)を含んでいます。2010年度の報告対象業績には、債務の早期弁済に伴
う損失16.8百万ドルおよびダイオネクスの買収に関係した短期コミットメントライン設定費用7.7百万ドルを含んでいます。
(g)報告対象の所得税額には、GAAPと調整後当期利益との調整項目(税引前)に関する追加タックスベネフィット( 2014 年、2013 年、2012 年、2011年および
2010 年につきそれぞれ 277.8百万ドル、306.1百万ドル、299.1百万ドル、271.4百万ドルおよび 225.2百万ドル)を含んでいます。2014 年度については、税率変
更に伴う当社の繰延税金資産・負債残高の調整による追加タックスベネフィット5.5百万ドルを含んでいます。2013年度については、税率変更に伴う当社の繰延
税金資産・負債残高の調整および税務調査に関する和解による追加税額 5.4百万ドルを含んでいます。2012年度については、税率変更に伴う当社の繰延税金資
産・負債残高の調整による追加タックスベネフィット52.6百万ドルを含んでいます。2011年度については、ファディア買収の結果として生じた税務上の繰越欠損
金を利用しうるようになったことによる追加タックスベネフィット7.9百万ドル、税率変更に伴う当社の繰延税金資産・負債残高の調整による追加税額11.7百万ド
ル、および税務調査の解決による追加タックスベネフィット1.5百万ドルを含んでいます。2010 年度については、税務調査の解決による追加タックスベネフィット
6.4百万ドル(純額)および税率変更に伴う当社の繰延税金資産・負債残高の調整による累進タックスベネフィット11.0百万ドルを含んでいます。
(h) 2014 年度および 2013 年度のフリーキャッシュフローは、ライフテクノロジーズの買収に関係した資金支出(特定の株式型報酬の現金化、退職給付債務、第三者
取引および統合費用、ならびに2013年度におけるブリッジ ファイナンスのコミットメントライン設定費用を含む)によりそれぞれ325.1百万ドルおよび108.4百万
ドル減少しました。
アニュアルレポート 2014
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株主向けサービス
サーモフィッシャーサイエンティフィックの株主様で当社に関する情報をご希望の方は、Investor Relations Department, Thermo Fisher
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年次株主総会
年次株主総会は2015年 5月20日(水曜日)午後1時より、ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウン(1335 Avenue of the Americas, New
York, New York)で開催しました。
10-K様式に記載の年次報告書
本文書に付属する10-K様式に記載の2014年12月31日に終了した財務年度に係る年次報告書は付属書類を含んでおりません。付属書類は
米国証券取引委員会に提出されています。それら付属書類および米国証券取引委員会に提出された定期報告書の写をご入手になりたい
場合は、インベスター・リレーションズ部までご請求いただければ無料で差し上げております。
将来予想に関する記述
本アニュアルレポートは米国1934 年証券取引所法第21E 条にいう「将来予想に関する記述」を含んでいます。本文書の記述のうち過去の
事実を述べたもの以外は将来予想に関する記述とみなすことができます。
「確信する」
「予想する」
「計画する」
「期待する」
「追求する」
「予測
する」といった語句および同様の表現は将来予想に関する記述であることを明らかにする意図で用いられています。当社の予想が変更さ
れた場合、当社は将来予想に関する記述を更新することがありますが、更新する義務は一切負いません。当社の業績は、さまざまな要因
により、将来予想に関する記述(本文書に付属する10-K様式に記載の2014年12月31日に終了した財務年度に係る年次報告書中、
「リスク
要因」の見出しで第Ⅰ部第1A項に詳述した業績を含みます)に記載された業績と大きく異なる可能性があります。
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アニュアルレポート 2014
経営陣
株主サービス
Marc N. Casper
Joseph C. Beery
Alan J. Malus
Seth H. Hoogasian
社長兼最高経営責任者
エグゼクティブ・バイスプレジデント兼
ラボプロダクツ・サービス部門責任者
Mark P. Stevenson
エグゼクティブ・バイスプレジデント兼
ライフサイエンスソリューションズ部門責任者
Peter M. Wilver
シニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者
Gregory J. Herrema
シニア・バイスプレジデント兼カスタマー・チャネル責任者
Syed A. Jafry
シニア・バイスプレジデント兼アジア太平洋・新興市場責任者
Thomas W. Loewald
シニア・バイスプレジデント兼
アナリティカルインスツルメンツ部門責任者
Frederick M. Lowery
シニア・バイスプレジデント兼ラボプロダクツ部門責任者
Andrew J. Thomson
シニア・バイスプレジデント兼
スペシャルティダイアグノスティックス部門責任者
シニア・バイスプレジデント兼最高情報責任者
法務担当シニア・バイスプレジデント
Shiraz Ladiwala
戦略・コーポレート開発担当シニア・バイスプレジデント
Susan G. Rice
人事担当シニア・バイスプレジデント
Alex G. Stachtiaris
グローバル・ビジネス・サービス担当シニア・バイスプレジデント
Kenneth J. Apicerno
インベスター・リレーションズ担当バイスプレジデント
Peter E. Hornstra
バイスプレジデント兼最高会計責任者
Karen A. Kirkwood
コーポレート・コミュニケーションズ担当バイスプレジデント
Anthony H. Smith
税務・財務担当バイスプレジデント
Stephen Williamson
フィナンシャルオペレーション担当バイスプレジデント
取締役会
株主サービス
Jim P. Manzi
Thomas J. Lynch
取締役会議長、Stonegate Capital会長(プライベートエクイティ
投資)、Lotus Development Corporation(コンピューター・
ソフトウェア)前会長、社長兼最高経営責任者
Marc N. Casper
社長兼最高経営責任者
Nelson J. Chai
CIT Group Inc.(銀行持株会社)社長
C. Martin Harris
Cleveland Clinic(ヘルスケア)最高情報責任者
Tyler Jacks
マサチューセッツ工科大学 David H. Koch 研究所 生物学教授
David H. Koch がん総合研究所 ディレクター
Judy C. Lewent
Merck & Co., Inc.(医薬品)
前エグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者
TE Connectivity Ltd.(電子工学)会長兼最高経営責任者
William G. Parrett
Deloitte Touche Tohmatsu(監査法人)
前グローバル最高経営責任者
Lars R. Sørensen
Novo Nordisk A/S(ヘルスケア)社長兼最高経営責任者
Scott M. Sperling
Thomas H. Lee Partners, L.P.(レバレッジバイアウト)
共同社長
Elaine S. Ullian
Boston Medical Center(ヘルスケア)
前社長兼最高経営責任者
Thermo Fisher Scientific Inc.
81 Wyman Street, Waltham, MA 02451 USA
thermofisher.com
IR-AR-2014-001 ALL006-A1508SO