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Press Release
多機能エンターテイメント:
コンチネンタル、新たな車載ラジオプラットフォームを開発
 フラットパネルデザインのソフトウェア定義ラジオ:ハードウェアとソフトウェアを入れ替え、ヘッドユニット
を刷新
 スマートフォンコンテンツのミラーリングにより、ドライバーにとって重要な情報を安全に提供
 優れた実績 – 1953 年からカーラジオの開発に携わる経験が強み
本プレスリリースは、現地時間 2016 年 2 月 12 日に、ドイツ・ヴェッツラーで発表した内容の参考訳です。
万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。
現在、車載ラジオはデジタルラジオ、AM/FM の受信、モバイルテレフォニー、各種音源からの音声、大型
タッチスクリーン、ソフト/ハードキー、音声操作による制御、スマートフォンアプリなど、膨大な数の消費
者ニーズに対応しなければなりません。手頃な価格帯の車両でも、ラジオは単なるチューナーとアンプか
ら、立派なエンターテイメントハブに進化しています。「コネクテッドビークル」時代の幕開け、そして家庭用
電化製品の各種基準やオペレーティングシステムの登場と共に、カーラジオの複雑性が高まっている傾
向にあります。この課題に対処するため、国際的なテクノロジーカンパニーであるコンチネンタルは先進的
な車載ラジオプラットフォームを開発しました。これにより、多数の個別機能が 1 つのプロセッサで制御可
能となり、ハードウェアを最小化することができます。
「車載エンターテイメントは急速に複雑化しています。コンチネンタルが新たに提供したラジオプラット
フォームは、多種多様な機能を処理できるだけでなく、世界中の自動車メーカーに費用対効果が高く、使
いやすいソリューションを提供することができます。」と、コンチネンタルのインフォテインメント&コネクティ
ビティ事業部責任者のヨハン・ヒーベル(Johann Hiebl)は述べています。
ハードウェアとソフトウェアを入れ替え:フラットパネルデザインのソフトウェア定義ラジオ
コンチネンタルの主なアプローチは、コストのかかるハードウェアをできるだけソフトウェアに入れ替えると
いうシンプルなものです。このようなコスト削減を実現するため、コンチネンタルのラジオプラットフォームは、
高度に最適化された SoC(system on chip)上で構築されています。プラットフォームの中心には、ヒュー
マン・マシン・インターフェース、接続、オーディオ・ポスト・プロセッシング関連の全機能を処理するマルチ
コアプロセッサと、統合車両コントローラ、そして新しいプラットフォーム – ソフトウェア定義ラジオ
(Software Defined Radio / SDR)のコアラジオ技術を実現するデジタルプロセッサ(DSP)があります。
本件に関するお問い合わせ先:
Communication.Japan@continental-corporation.com
-2SDR は単一のハードウェアで、AM/FM、DAB/DAB+/DMB、DRM、HD ラジオなど、世界中のアナログ、
デジタル標準を統合します。新しい標準は、たとえば中国の Chinese Digital Radio(CDR)など、地域ご
とに提供されるソフトウェア更新によって有効になります。
「ソフトウェア定義ラジオ技術により、ハードウェアに大幅な変更を加えなくても、世界中の異なる市場用に
ラジオプラットフォームを使用できるようになります。その結果、研究開発の手間やマーケティングにかか
る時間を抑えることができます。」と、ヒーベルは述べています。
一般的な音源は放送局、または Bluetooth や USB/iPod 接続でのドライバーや同乗者のデジタルデバイ
スになったため、コンチネンタルの新しいラジオプラットフォームには CD プレーヤーは含まれていません。
最適化された SoC の使用によるハードウェアコンポーネントの削減により、奥行が 40mm もあるフラット
パネルデザインのヘッドユニットが実現しました。このユニットはキャパシティブタッチスクリーン、HD 解像
度とクラス D アンプに対応しています。このフラットパネルアプローチによって、自動車メーカーにおいては
非常に柔軟なインテリアデザインが可能になります。
スマートフォンのミラーリングアプリサービスによって、ドライバーはできるだけ運転に集中
一方、ドライバーにとってもこのプラットフォームを使えば、MirrorLink、Android Auto、Apple CarPlay、
Baidu Carlife などの各種標準によってスマートフォンからアプリケーションやコンテンツをミラーリングでき
るので、豊富な機能とコネクテッドサービスを安全に利用できます。
「ドライバーが運転に集中できるようにするため、運転中のドライバーがスマートフォンを使用しなくて済む
ようにすることを目指しています。コンチネンタルのラジオプラットフォームでアプリのミラーリングを行うこ
とで、車両のヒューマン・マシン・インターフェースに安全に統合し、ドライバーにとって重要なサービスを提
供します。」と、ヒーブルは述べています。さらに操作の安全性を高めるため、コンチネンタルではアプリ
ケーションの個別化を行い、タッチスクリーン、ハンドルに付属のボタン、または音声で制御できるようにし
ています。
本件に関するお問い合わせ先:
Communication.Japan@continental-corporation.com
-3車載エンターテイメント分野における長年にわたる開発実績
60 年以上の経験に基づき、幅広い知識を備えたコンチネンタルでは、あらゆる運転状況下でも最適な
エンターテイメント環境を実現できるチューナー技術を提供しています。はるか昔、1953 年に、ドイツの
ヴェッツラーで最初の車載ラジオを製造開始し、その後、数々の製品を生み出してまいりました。2011 年
にはコンチネンタル初のハイエンド・カラー・ラジオも発表しています。
これはソフトウェアベースの DAB ソリューションで、今日のソフトウェア定義ラジオの前身で、2007 年以来、
コンチネンタルは世界中の消費者に向けて 4 千万台以上のラジオユニットを販売しました。
「コンチネンタルはラジオとインフォテイメント分野における数十年の実績があるだけでなく、インフォテイン
メント開発の主要全拠点で先進的なラボ、テストステーション、シミュレータを稼働運営しています。」と、
ヒーブルは説明しています。
現在コンチネンタルはドイツのヴェッツラーとレーゲンスブルク、フランスのランブイエ、シンガポール、イリ
ノイ州ディアパーク、中国の上海に主要な開発拠点を置き、世界中でカスタマイズしたソリューションを提
供することでグローバル市場への対応を保証しています。
グローバル展開によって、コンチネンタルは新しいデバイスの最初の試作品が完成するとすぐにラボで詳
細な実験検査を行い、機能テストと安全性確認を行っています。コンチネンタルは独自のシミュレーション
システムも開発し、最初の回路基板を固定する前、もしくは最初の筐体をプレス成型する前に、新しいラジ
オコンポーネントをバーチャル環境下でテストしています。これにより開発の最適化と開発時間の短縮化
が実現し、お客様に対して時間、コスト、品質面で大きなメリットを提供することが可能です。
コンチネンタルは人とモノの輸送に関わるインテリジェントな技術を開発しています。信頼される業界パートナー、自
動車産業サプライヤー、タイヤ製造、産業界パートナーとして、持続可能、安全、快適、カスタマイズ、アフォーダブル
なソリューションを提供します。シャシー&セーフティー、インテリア、パワートレイン、タイヤとコンチテックの 5 部門の
2015 年度の暫定売上高は約 392 億ユーロで、世界 55 カ国に約 208,000 人の従業員を擁しています。
インテリア部門では、車内外の情報マネジメントを中心にビジネス展開し、さまざまな車両に幅広い製品を提供して
います。製品群には計器、マルチ機能ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、制御デバイス、アクセスとタイヤ情報
システム、ラジオ、インフォテインメントオペレーティングシステム、空調制御ユニット、ソフトウェア、コックピット、テレ
マティクスソリューション・サービス、高度道路交通システムを含みます。2014 年売上高は約 70 億ユーロで、世界に
36,000 人以上の従業員を擁しています。
本件に関するお問い合わせ先:
Communication.Japan@continental-corporation.com
-4本件に関するお問い合わせ先
コンチネンタル・オートモーティブ株式会社
コミュニケーション本部、本多
E-Mail:Communication.Japan@continental-corporation.com
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