プレス資料 お問合せ先 キャンドルウィック株式 会社 長柄(ながら) 電話:03-3498-2770 ファックス:03-3498-2771 メール:press@candlewick.co.jp プレス資料 目次 1. Avril 2012 フランスワインを片手にフランスを味わおう! 日本におけるPRのための新キャンペーンがスタートしました............................p 03 3年間にわたるフランスワインのためのプロモーション 各産地のワイン事務局の積極的な協力 フランス-フランスワイン、 ガストロノミー、伝統の称揚 2. 他にない卓越したフランスワイン...................................................................p 05 フランスの12大ワイン産地 多彩なカラーのフランスワイン 世界中で有名なブドウ品種 フランスワインを保護するための規制アペラシオン フランスワインのレッテルを解読するために 3. ワインをセレクトし 料理と組み合わせるために.............................................................................p 13 選択をシンプルにするためのアドバイス 料理とワインのマリアージュ例 4. ワインツーリズム 夢を現実に....................................................................................................p 15 目覚ましい発展を続ける分野 地方別の魅力と見どころ 5. フランスワインに関するデータ.......................................................................p 17 フランス 世界一のワイン生産国 フランスワイン&日本 Appendix Appendix 1: 各産地のフランスワイン事務局コンタクト Appendix 2: フランス各地のワイナリーについて Page 03 プレス資料 Avril 2012 1. フランスワインを片手にフランスを味わおう! 日本におけるPRのための新キャンペーンが スタートしました 新しく始まるフランスワインのキャンペーンは、 フランス の文化と主なワイン産地をより深く知っていただくこと をねらいとしています。 フランスというバックグラウンド を考慮せずにはフランスワインについて語ることは不可 能だといえるでしょう。「フランスワインを片手にフラン スを味わおう!」というキャンペーンテーマが表すよう に、 このキャンペーンはワインだけに限定せず、 フランス が持つオーラや魅力、憧れの国といったポジティブなイ メージが、いかにフランスワインに影響を及ぼしワイン ファンを惹きつけてきたのか、 という視点もアピールさ れます。 フランスは夢や憧れの国としてシンボル化され、長い歴史や 独自の景観とともに多くの人々を魅了してきました。多くの 人がフランス旅行を夢見るとともに、 ひとたびその夢を実現 した人々は再訪を願ってやみません。なかにはフランスに住 み移る人もいます。 3年間のフランスワインのための プロモーションキャンペーン 2012年よりフランスワインは、 ワイン専門業者ならびに消費 者に向けたプロモーション活動を開始します。3年のキャン ペーン期間にわたって、 フランス式のライフスタイルを通じ た多彩なPR活動を展開していきます。 1/ ワイン関連業者 (輸入業、流通業、ワインセ ラー、 シェフ、 ソムリエ、 ワイン講師など)対象 • ワインセミナーセッションの実施。講師には、現地の 経験豊かな講師を迎え、フランスワインに関する知 識を身につけます。インタラクティブな教授法で、楽 しみながらワイン知識を養うことができます。 • 年間4回発行されるニュースレターでは、「フランスワ インを片手にフランスを味わおう! 」キャンペーンの このようなフランスのイメージに支えられたワインは、世 最新情報や、 フランスワイナリーのニュースをお届け 界 各 国の人々に親しまれています。世 界にまたとない卓 します。 越したテロワール(土壌)で育まれ、長い伝統を受け継い だフランスのワインには、生 産 地ごとの魅力と個 性が反 2/ 一般のワイン消費者 に向けては、フラン 映されています。 ス料理にインスピレーションを受けたクッキングアト リエを開催し、 フランスの有する様々な側面に親しみ これがフランスワインのオリジナリティの源です。ボトルごと ます。これは、教 養イベントとしてワインについて学 にひとつの物語を秘めたフランスワインは、味わう人々にそ び、幅広いフランスワインを知っていただくことを目的 の魅惑を託します。 としています。 Page 03 プレス資料 Avril 2012 3/ メディア・ジャーナリストならび フランスとフランスのワイン、 にブロガー に対しては、フランスを体験するた ガストロノミー、歴史と伝統の称揚 めの特別な機会を設け、 ワインテイスティングを開催 二千年来の伝統と、独自の製法に支えられたフランスワイナ します。 リーのワインは、それぞれに生産地方の個性を反映した他 • フランスワインのプレスクラブへの参加。少人数グル のどこにもないボトルです。 ープ制で、 ワインのプロとともにテイスティングを行い フランスを体験するには、実際に各地を訪問することが何よ りですが、「ワインボトルをあける」というのも一案です!フラ ます。希望メディア・ジャーナリスト対象。 ンスワインのボトルをあけるだけで、グルメな味わいとアロ • プレスツアーの開催。実際にフランスのワイナリーを訪 マを通じて、たちまちにフランスの香りとテロワールが堪能 れてフランス式の生活を経験し、 ワイナリー業者との できます。 交流や、 フランスの本格的ガストロノミー(食文化)を 体験します。 赤、 白、 ロゼ、天然甘口ワインや発泡性ワイン…、豊かなカラ アロマによって、 フランスワインは、 ワ • フランス式のランチ。年間を通じて開催し、フランス ーパレットと、味わい、 のバラエティ豊かなワインを味わい、 フランス料理や イン専門家から一般の消費者まで、あらゆる層の人々を魅 その幅広いバラエティによって、各人の好みに 各国の料理との理想的な組み合わせを見出します。 了しています。 フランスワインの確かな味わいと、料理との自在なコ ぴったりのワインが必ず存在します。 ンビネーションが体験できます。 それぞれの好みに応えるワイン、料理の最高のパートナー 4/ 同キャンペーンに関する情報は、Facebook内の「フ を務めるワイン、ゲストのためのとっておきのワイン、その時 ランスワインを片手にフランスを味わおう!」オフィシ 々の気分にぴったりと寄りそうワイン、人生の大事な瞬間を ャル ペ ー ジ で 、順 次 情 報 をアップしてい きます。 華やかに彩るワイン…、 フランスワインは、あらゆる機会に https://www.facebook.com/francewine 対応する幅広い選択肢を備え、 それぞれの瞬間を素敵に演 出します。 各産地のワイン事務 局の積極的な協力 フランスワインのボトルには、産地のテロワール、歴史、文化 が濃縮されています。 このようなフランスワインを味わうこと は、感覚印象を巡る格別の体験を意味します。 キャンペーン期間中には、 アルザス、ボジョレー、ボルドー、 伝統に支えられた豊饒なワインだけが有する真の味わい ハーモニー、共感、発見…、 といった感 ブルゴーニュ、 シャンパーニュ、 コルシカ、 ジュラ&サヴォワ、 が、歓び、快楽、感動、 覚を次々と呼び覚ますことでしょう。 ラングドック・ルシヨン、 プロヴァンス、南西地方、ロワール 渓谷、ローヌ渓谷というフランスの12大ワイン産地の事務 局が一丸となって、 フランスの約400にのぼるアペラシオン と50のブドウ品種のプロモーションを行います。 フランスワイン この「フランスワインを片手にフランスを味わおう!」キャン ペーンは、 フランス各ワイン産地にとっても重要なプロモー ションとして位置付けられており、キャンペーンコンセプト である 「経験」、 「発見」、 「共有」、 「情熱」 といったキーワード は、各地のワインづくりにおいても大切なコンセプトとなっ ています。 あらゆる機会に対応する 歓びのためのワイン したがって、折に触れて各ワイン産地の事務局がキャンペー ンに参加します。各ワイン産地は、 自らの積極的な協力こそ が、 フランスワインのイメージの醸成とキャンペーン成功の ために不可欠であると確信しています。 Page 04 プレス資料 Avril 2012 2. 他にない卓越したフランスワイン 「フランスワインを片手にフランスを味わおう!」キャン ペーンでは、フランスワインと12の主要ワイン産地に スポットを当てます。それぞれに個性を有した産地は、 「卓越したワイン」の提供を共通点としています。この 優れたクオリティによって、フランスワインは国内だけ ではなく、広く海外でも親しまれてきました。数値デー タで見るフランスワインフランスには実に9万5042社 のワイン企業が存在し、総耕作面積は、83万5805ヘク タールにのぼります。この規模からみても、フランスワ インを共同でプロモーションするキャンペーンの必要 性が明らかです。 フランスの各産地が一丸となって、外 国市場に向けてPR活動を展開していきます。 フランスの12のワイン産地 •Alsace/アルザス •Beaujolais/ボジョレー •Bordeaux/ボルドー •Bourgogne/ブルゴーニュ •Champagne/シャンパーニュ •Corse/コルシカ •Jura et Savoie/ ジュラ&サヴォア •Languedoc-Roussillon/ Champagne ラングドック・ルシヨン Alsace •Provence/プロヴァンス Val de Loire •Sud-ouest/南西地方 •Val de Loire/ロワール渓谷 Bourgogne •Vallée du Rhône/ローヌ渓谷 Jura Beaujolais Bordeaux Savoie Côtes du Rhône Languedoc Sud-Ouest Roussillon Provence Corse Page 05 プレス資料 Avril 2012 多彩なカラーのフランスワイン フランスワインのための共 通キャンペーンを実 現すること は、2800種類ものワインを有するフランスにとっては一大チャ レンジとなります。 一見驚くべきこの数も、 フランスに現存するアペラシオン数とそ のバラエティを考慮すれば、納得のいくものだと分かります。 赤ワイン 白ワイン ロゼワイン 発泡性ワイン 赤、白、ロゼから、発泡タイプ、天然甘口ワインまで、 フランスに はあらゆる種類のワインが揃っています。 さらにこのようなカテ ゴリー内には、下位区分として個性豊かなワインバラエティが 存在します。 この選択肢の広さが、世界中のワインファンを引き つける理由だといえるでしょう。 天然甘口ワイン 日本では、 フランスワインのクオリティがよく浸透しています。な かでもボルドーやブルゴーニュといった銘柄がワイン愛好家か ら好まれています。日本のワインファンは、フランスワインの価 値を最もよく理解した消費者だといえます。 また最先端の養成を受けたソムリエが最も多く存在するのも アペリティフや食事のはじめに楽しむライトな白ワイン、 しっか 日本であり、女性のワインに対する興味も年々高まり、 ワインセ りとした味わいが強い料理に合わせる赤ワイン、バーベキュー ミナーや、 ワインとあわせた料理教室は多くの女性に人気があ などのリラックスしたひとときにぴったりのロゼ、大切な瞬間を ります。 彩る発泡ワイン、デザートの理想的なパートナーである天然甘 口ワイン。 フランスワインのバラエティは、料理やTPOと無限の 組み合わせを生み出します。 Page 06 プレス資料 Avril 2012 世界中で有名なブドウ品種 「テロワール」はフランス独特のコンセプトで、環境、土壌、地下 構成、気候といった自然条件と、人的介入―ブドウ品種の選 択、剪定法、醸造法といったワイン造りの工程―によって定義 されます。フランスには様々な土壌や気候が存在し、これが地 理的条件といった二次的要素と組み合わされることで、多様な ワイナリーを構成します。その多様性は、世界のどこにもない 複雑なパズルを形作っています。 世界には6000のブドウ品種が存在し、味、色、大きさなどによっ て区分されています。 フランスワインの生産には、約50種類のブドウが使用され、黒 ブドウ種(レザン・ノワール)と白ブドウ種(レザン・ブラン)に大 別されます。 黒ブドウ種 白ブドウ種 黒ブドウ種は、白ブドウのような透明な果肉を持っています が、果皮の濃い色調が重要な要素となっています。この果皮 にブドウの色素とタンニンが含まれ、醸造過程でワインに作 用します。 ブドウ品種によって着色効果に差があり、タンニンの含有量も 異なります。 これがワインの個性を決定します。 白ブドウ種の果皮はおもに緑色ですが、金色もしくは薄い桃色 のものもみられます。 このブドウから赤ワインをつくることはで きません。 白ワインの原料として、多彩なフランスワインを生み出して います。 フランス赤ワインのための主なブドウ品種: 外観や形状が大きく異なります フランス白ワインのための主なブドウ品種: 赤と同様に様々な外観と形状を持ち、色調も異なります カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ ガメ ピノノワール シャルドネ ゲヴェルツトラミネール ミュスカ・ブラン ソーヴィニヨン・ブラン プレス資料 Avril 2012 フランスの12のワイン産地 Les principaux cépages par région Folle Blanche Melon (de Muscadet) Chenin Sauvignon Cabernet-Franc Gamay Champagne Carignan Cinsaut Grenache Chardonnay Merlot Cabernet-Sauvignon Muscat à petits grains Alsace Val de Loire Bourgogne Jura Beaujolais Cabernay-Sauvignon Cabernet-Franc Merlot Sauvignon Semillon Colombard Petit et Gros Manseng Ugni Blanc Tannat Cabernet-Sauvignon Merlot Chardonnay Meunier Pinot Noir Gewurtztraminer Riesling Sylvaner Pinot Gris (de Tokay) Aligoté Chardonnay Pinot Noir Gamay Pinot Noir Savagnin Chardonnay Poulsard Trousseau Gamay Savoie Bordeaux Côtes du Rhône Languedoc Sud-Ouest Roussillon Provence Corse Jaquère Altesse Mondeuse Pinot Noir Marsanne Roussanne Viognier Sirah Grenache Grenache Cinsaut Carignan Mourvèdre Ugni Blanc Vermentino Nielluccio Sciaccarello Page 08 プレス資料 Avril 2012 地方 黒ブドウ種 Alsace/ Pinot noir /ピノノワール アルザス Beaujolais/ ボジョレー Bordeaux/ ボルドー Chardonnay, Aligoté, Melon/ シャルドネ、 アリゴテ、 メロン Cabernet franc Cabernet-sauvignon-Merlot/カベルネ・ ソーヴィニヨン、 カベルネ・フラン、 メルロー Sauvignon, Sémillon, Muscadelle/ ソーヴィニヨン、 セミヨン、 ミュスカデル Pinot noir, Pinot Meunier/ ピノノワール、 ピノ・ムニエ Corse/Nielluccio, Sciacarello/ コルシカ ニエルキオ、 スキアカレロ Jura et Savoie/ ジュラ&サヴォア Chardonnay - Gewurstraminer Pinot gris - Riesling Rolle (ou Vermentinu)/ ゲヴェルツトラミネール、 マスカット、 リースリング、 ピノグリ・ブラン、 シルヴァネール Gamay, Pinot noir, Pinot gris/ ガメ、 ピノノワール、 ピノグリ Bourgogne/ Pinot noir et gris, Gamay/ ブルゴーニュ ピノノワール・グリガメ Champagne/ シャンパーニュ 白ブドウ種 Poulsard, Trousseau, Pinot noir/ プールサールトルソーピノノワール Languedoc-Roussillon/Mourvèdre, Syrah, Cinsaut, Grenache, ラングドック・ルシヨン Carignan, Merlot, Cabernet Sauvignon/ ムールヴェドル、 シラー、 サンソー、 グルナッシュ、 カリニャン、 メルロー、 カベルネ・ソーヴィニヨン Aligoté, Chardonnay, Melon de Bourgogne, Pinot blanc, Sauvignon blanc/ アリゴテ、 シャルドネ、 メロン・ド・ブルゴーニュ、 ピノ ブラン、 ソーヴィニヨン・ブラン Chardonnay/シャルドネ Vermentino/ヴェルメンティーノ Chardonnay, Savagnin/ シャルドネサヴァニャン Clairette, Muscat, Chenin, Chardonnay/ クレレット、 マスカット、 シュナン、 シャルドネ Provence / Grenache, Carignan, Cinsaut, Ugni blanc, Bourboulenc, Sauvignon, プロヴァンス Mourvèdre, Syrah, Cabernet Sauvignon/ Rolle, Clairette/ グルナッシュ、 カリニャン、 サンソー、 ムールヴェドレ、 ユニブラン、 ブールブーラン、 ソーヴィニヨン、 ロール、 シラー、 カベルネ・ソーヴィニヨン クレレット Sud-ouest/ Tannat, Merlot, Cabernet Sauvignon, Sauvignon, Sémillon, Mauzac, Arrufiac, Manseng, 南西地方 Cabernet Franc, Manseng noir/ Len de l’ehl, Courbu blanc, Ugni blanc, タナ、 メルロー、 カベルネ・ソーヴィニヨン、 Colombard/ソーヴィニヨン、 セミヨン、 モーザック、 アル カベルネ・フラン、 マンサンノワール フィアック、 マンサン、 クルビュブラン、 ユニブランコロンバール Val de Loire/ Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon, Chenin, Sauvignon, Melon de Bourgogne, ロワール渓谷 Gamay,Grolleau, Pinot noir/ Folle blanche/シュナン, ソーヴィニヨン, メロ ン カベルネ・フラン、 カベルネ・ソーヴィニヨン、 ・ド・ブルゴーニュ、 フォルブランシュ ガメ、 グロロー、 ピノノワール Vallée du Rhône/ ローヌ渓谷 Grenache noir et gris, Syrah, Mourvèdre, Clairette blanche, Marsanne, Roussane, Carignan,Cinsaut, Gamay/グルナッシュノワー Viognier, Ugni blanc, Muscat/クレレットブラン、 ル&グリ、 シラー、 ムールヴェドル、 カリニャン、 サンソー、 ガメ マルサンヌ、 ルーサンヌ、 ヴィオニエ、 ユニブラン、 マスカット Page 09 プレス資料 Avril 2012 フランスワインを保 護するための規 制 アペラシオン AOPは、「ワインのクオリティと特性が、完全にもしくは主に地 理的環境によるもので、 この地理的環境には、限定区域での自 然要因や、生産、加工、醸造などの人的要因が含まれ」ます。 IGPは、「一定のクオリティを有し、地理的な産地に加えて名声 などの他要素も考慮されうる」もので、「生産、加工、醸造はす べてもしくは個別に、限定された地理的エリアで行われる」ワ インです。AOPとIGPの最も大きな違いは、AOPが区画制の厳格 な生産地区分を適用する一方で、IGPは、厳密さに劣る地理的 区分を行っている点にあります。 たとえば、「シャンパーニュ」AOCの名称を持ち、同名の地方で 生産されている発泡性ワインのみが、シャンパーニュ(シャンパ 長年にわたってフランスのワイン区分は、クオリティと保存の ン)と呼ばれます。 面から行われ、原産地呼称統制ワイン(AOC)、上質限定ワイン (VDQS)、地酒(ヴァン・ド・ペイ)、テーブルワインの4つに区分さ れています。 将来的にフランスワインのレッテルに表示される事項 フランスのワインとガストロノミーは、歴史遺産や文化遺産と 同じくフランスの世界的名声をつくりあげています。この重要 性を理解したフランス政府は、1936年、 フランス産ワインのため の規制を実施します。 製品に対する規制は、時代の流れや市場の要求に合わせて変 化進展するものでなくてはなりません。そこで近年、欧州連合 ではヨーロッパ諸国におけるワイン区分を統一化するために、 原産地呼称保護(AOP)と地理的表示保護(IGP)を新たに制定 しました。AOPはフランスの原産地呼称統制(AOC)に、IGPは地 酒に相当します。 AOCは、 ワインのクオリティを公式に保証する印です 原産地呼称統制AOCは、ワインの品質、原産地の特性および 生産法を考慮した真のワインに与えられています。 したがって AOCは、 ワインの原産地だけではなく、 ワインとテロワールとの 密接な関係についても保証します。 AOCワインの製造では、原材料のブドウが、厳密に仕切られた 「区画」とよばれる地理的ゾーンにおいて栽培されなければな りません。AOCの生産法は最も厳格に定められ、次の基準が満 たされなければなりません-生産エリアの限定、最大製造量 の限定、 ブドウの品種、最低アルコール度、 ブドウ栽培法、分析 データ基準。さらには熟成のコンディションが考慮されること もあります。 フランスには約400のAOCが存在し、 フランスで製造される全ワ インの35%を占めています。 ワインレッテルの 必 記 事 項 は 、省 略 なしに「 appellation d’origine protégée」(原産地呼称保護)もしくは「indication géographique protégée」(地理的表示保護)のいずれかの表 示、AOPもしくはIGPの名称、アルコール度、産地、生産者もし くは販 売 者 、ボトル詰め業 者のデ ータ、輸 入 業 者のデ ータ ( 輸 入ワインの場 合 ) 、発 泡 性ワインの場 合は糖 度 、となっ ています。 AOCは、幾十年ものあいだフランスのワイン区分でした。隣国 のイタリアやスペイン、ポルトガルには、 これに相当するカテゴ リーが存在しています。欧州連合が定めたAOPは、フランスの AOCにあたる名称です。 2011年12月31日より、欧州連合では共通の「公式品質保証」を 実施するために、生産地別のレッテルを認めない決定を下し ました。 これに伴い、フランスのAOCならびにVDQSはいずれも AOPに、地酒のような地方ワインはIGPとされます。テーブルワ インは、地理的表示なしワイン(VSIG)となります。 Page 10 プレス資料 Avril 2012 フランスワインのレッテル を解読するために フランスワインは世界中の国々で親しまれていますが、ロシア やアジア諸国のようなアルファベット言語を母国語としない国 々では、 ワインレッテルの解読が難しい作業となっています。 AOP(AOC) レッテルの例2 シャンパーニュワイン フランスワインのレッテル を読み解くための鍵 1 2 フランスワインのあらゆるレッテルには、必須事項が記載され、 消費者に対してワインの産地やクオリティに関する情報を伝え ます。下にアルザスとシャンパーニュのワインのレッテルを見て みましょう。AOC表記は間もなくAOPに変更されます。 4 AOP(AOC) レッテルの例1 アルザスワイン 1 4 5 8 6 7 3 1. AOP(AOC)の記載 2.商業メーカー 3.容量 4.アルコール度 5.残留糖度: 極辛口発泡酒ベース(最低度)、極辛口、 エキストラ ドライ、辛口、半辛口、甘口(最高度)まで 6.醸造企業名、企業のあるコミューン名と「FRANCE(フランス)」 の記載 7.醸造業者の公式登録ンナンバー 8.使用されたブドウのコミューンに適用されている場合には、 プ ルミエクリュ、グランクリュの指定、特定年のブドウのみが使用 された場合にはヴィンテージの記載 2 5 9 7 1.生産地方 2.ドメーヌ名 3.ヴィラージュ(村)名とりわけグラ ンクリュの場合にしばしば記載さ れる 4.AOP(AOC)の記載 6 8 3 5.ブドウ品種 6.ヴィンテージまたは生産年 7.ドメーヌ名と住所 8.容量 9.アルコール度 Page 11 プレス資料 Avril 2012 IGPレッテルの例3 地酒 7 1 8 1- 輸出のための原産国 2- 「Vin de pays」(地酒)+生産ゾーンの記載 3- 製品の認証ロットナンバー 4- アルコール度 5- 名称もしくは企業名、ボトル詰め業者の住所 6- ボトル内容量 7- ドメーヌの表示(図式化、 ロゴの使用可) 8- ヴィンテージ年 9- ワイン栽培業者名 10- 1~2の使用ブドウ品種名 9 2 10 3 4 5 6 フランスワインのレッテル例4 〇〇〇ワイン 3 4 1- 2- 3- 4- 5- 「Vin de France」 の記載 ヴィンテージ年 メーカー ブドウ種 内容量 1 2 5 Page 12 プレス資料 Avril 2012 3. ワインをセレクトし 料理と組み合わせるために 「フランスワインを片手にフランスを味わおう!」キャン 選択をシンプルに ペーンでは、体験を重視しています。まずは味覚体験か するためのアイデア ら始めましょう。このために、ワインのプロから一般の 消費者までのあらゆる層に対応した多様なワインテ ワインを選ぶ際に役立ついくつかのポイント イスティングが開催されます。 この機会にフランスワイ ンを見出し、料理とワインのマリアージュに親しんでく • 白ワイン: 魚、鶏肉、白身肉とともに • 赤ワイン: 鴨のような赤身の鶏肉、赤身肉とともに ださい。 通常、料理とワインは補完的な関係を持っていますが、あ っと驚くような組み合わせを行うことも可能です。 マリアー ジュの成功は、味わった際に両者ともに美味しく感じられ るかにかかっています。したがってワインと料理の個性を 考慮し、お互いを引きだす組み合わせを行わなければな りません。 フランス料理のなかには、特定のワインを必要とする料理 があり、そのワインと組み合わせることではじめて完結した 一つの料理と考えられます。 一方のアジア料理は、 もともとワインのために生まれた料理 ではありません。 しかしながら、豊かなバラエティを備えたフ ランスワインとならば、相性抜群の組み合わせが必ず存在 します。 一度の食事が、前菜、主菜、チーズ、デザートといった複数 の過程で構成される場合、 ワインの選択には原則がありま す。 これによれば、 ライトなものからコクのあるものへ、辛口 からまろやかなものへ、若いものから熟成したものへ、 とい う順でサーブします。 シャンパンの場合は、極辛口から半辛口へとサーブしていき ます。 これは、先に味わったワインの味が途中でよみがえらないよ うにするためです。 • ロゼワイン: 太陽が感じられる南フランスの料理、 アペリティフや 料理のおともに • 発泡タイプワイン: 華やかに彩りを添えるワインとして、 アペリテ ィフに、魚介類とともに、鶏肉や白身肉とともに • 天然甘口ワイン: デザートのお供に最適。淡い色合いのデザート (ミルフィーユ、パリ=ブレスト、バニラ風味マカロンなど)には淡い色 調のワインを、濃い色目のデザートには(例 オペラ、チョコレートエ クレア、カフェ風味マカロンなど)濃い色調のワインを合わせます。 各人の好みを活かして、 クリエーティブにマリアージュを楽 しむ ライトなワインはライトな料理に、繊細なワインは上品な味 わいの料理に、 コクのあるワインは強い風味を持った料理 (スパイシー料理など)に組み合わせます。 この基本を踏ま えて、 ご自身の好みを活かしたオリジナルマリアージュをお 楽しみください。 具体的に料理とワインの組み合わせを見ていきましょう。 バラエティの豊かなフランスワインであれば、ベストなボト ルがみつかります。そのまま味わうにしても、料理に用いる にしても、あらゆる用途にぴったりのワインというものが存 在します。 家族での誕生祝い、結婚式、卒業祝い、大切なビジネスラン チといった特定のシチュエーションから、 ピクニック、友人間 の語らい、即興的なディナーといった日常のひとときまで、 あらゆる瞬間に寄りそうボトルがあります。 Page 13 プレス資料 Avril 2012 フランスワインは、 フランス料理はもちろんのこと、中国料理や日本料理と も自在にマリアージュでき、その組み合わせはまさに無限です。お薦めのマ リアージュの例を挙げてみましょう。 マリアージュのお薦め • ソーテルヌやモンバジヤック、遅く収穫されたアルザスワインとのマリア ージュのお薦めはフォアグラです。その独特の風合い、 テクスチャー、甘味に よって、 まろやかなものから甘口タイプまでの白ワインとよく合います。 • 白では、 サンセール、 プイイー・フュメ、 ブルゴーニュ・アリゴテなど、赤ワイ ンでは、 シノン、 ブルグイユ、 トゥレーヌ、ポイアックなどと山羊のチーズは大 変良く合います。 • アルザスの白ワイン(ピノブラン、 シルヴァネール、ゲヴェルツトラミネー ル)や、サヴォア(アペルモン、シノン)、あるいはボジョレーやマコネの赤ワ インと良く合うのはオニオングラチネスープです。 • ラングドック・ルシヨンの赤ワイン(コリウール、コルビエール、 フィトゥ ー、 フォージェール)、 グラーヴのボルドーワイン、ボジョレーのサン・タムー ルは、 フランスの典型的な料理のエスカルゴがよく合います。 • ボルドー(メドック、コート・ド・カスティヨン、オー・メドック)、ブルゴー ニュ(ヴォルネー、モレー・サンドニ)、ボジョレー(モルゴン、 ムーラン・ア・ヴ ァン)などの赤ワインには、牛のリブロースが最適です。 • ボルドー(サント・クロワ・ドュ・モン、 ソーテルヌ)、 ラングドック・ルシヨン (リヴサルト、 ミュスカ・ド・フロンティニャン)、 ロワール渓谷(コトー・ドュ・ラ ヨン)、 シャンパーニュ銘柄などのまろやかな味わいから甘口までの白ワイン との理想的な組み合わせは、 クレーム・ブリュレが挙げられます。 • ヴォルネー(ロワール渓谷)、 リースリング(アルザス)、 よりフルーティーな 味わいのマコン(ブルゴーニュ)、 カシス(プロヴァンス)、 シャンパン、 その他 の発泡性ワインと中辛口の白ワインは寿司・刺身がよく合います。 • ライトなロゼ、もしくはよりコクの強いバンドル(プロヴァンス)や、クロ ゼ・エルミタージュ(ローヌ渓谷 白)、 ピノノワール種(ヴォルネー、 サント ネー、シャンボール・ムジニー、 ブルゴーニュの赤ワイン)のほか、シャンパ ンブラン・ド・ノワール(シャンパーニュ)とのお薦めは、まぐろ(脂身・赤身) やサーモンです。 • ミネラル度の高いブルゴーニュ(シャブリ)、 アルザスの辛口ワイン(リース リング)、 シャンパンなどは、海の幸各種がぴったりです。 • ブルゴーニュ(しっかりとした味わいのピノノワール-ポマールやフィク サン)や、ボジョレー(モルゴン、 ブイイー)は、牛カツが良いでしょう。 • ブルゴーニュ白(シャブリ)や、 アルザス(リースリング)には、魚介類のしゃ ぶしゃぶが最適です。 • サン・テミリヨン(ボルドー赤)、ポメロル(ボルドー赤)や、バンドルロゼ (プロヴァンス)には神戸牛がお勧めです。 Page 14 プレス資料 Avril 2012 4. ワインツーリズム 夢を現実に 新キャンペーン「フランスワインを片手にフランスを味 わおう!」は、みなさまを旅へといざないます。 フランス を訪れ、それぞれの魅力をたたえた地方をめぐり、息を のむような景観を楽しみ、世界に知られた歴史遺産を 訪ねてみませんか。 そしてその合間にはフランス人とともに食事とワインを 楽しみ、 フランス式のライフスタイルも体験しましょう。 毎年、 フランスのワイナリーには250万人の観光客が訪 れます。 この観光客の40%が、 フランスワインとガストロ ノミーを旅行の目的の一つとしています。また29%の人 々は、 ワインと食事に目的をしぼって訪れています(フラ ンス観光省データ)。 フランスに限らずワイン生産国では、伝統的に「食事&ワイ ン」文化が根付いてきました。 フランスワインの世界を見出 すには、実際にワイナリーを訪問して生産業者とふれあい、 セラーを見学するのが何よりです。ふだん味わってきたアペ ラシオンの誕生の場を目にし、その土壌、 ブドウ苗、気候を 見知ることによって、 ワインがいっそう身近な存在になるこ とでしょう。 目覚ましい発展を続ける分野 各ワイン産地には、 ワインに関連した様々なレジャー施設 が整っています。 ハイキング、 サイクリング、乗馬、 ドライブな ど、お好みのアクティビティを通じてワイナリーを散策する のも一案です。気球散策、 セラー見学&各種のテイスティン グ、 ワイナリーでの食事や滞在といった選択肢もあります。 ワイナリードメーヌのなかには、 ターブル・ドットやシャンブ ル・ドットを併設したメゾンもあります。 ワイナリーの景観をプロの解説とともに読み取ってみませ んか。あるいはワインセミナーやワイナリーでのゴルフとい った体験も可能です。近年さかんに整備が進んでいる「ワイ ン街道」では、多彩なイベントが開催されています。 子供向けのレジャー施設も整備されています。子供向けの 遊具を設置したワイナリーや、子供向けの見学コースを設 けているメゾンもあります。 このジュニアコースを通じて、子 供たちが楽しみながらワインやブドウ栽培について学ぶこ とができます。 2010年のアトゥーフランス(ATOUT FRANCE)によるリサー チによれば、 ワイン観光に際して、 ワイン購入、セラー見学、 ワイナリーの景観見学や関連美術館の訪問に続いて、 ワイ ナリーでの食事と滞在が観光客の関心を集めています。 プレス資料 Avril 2012 地方ごとの見どころ フランスの12大ワイン産地では、それぞれにオリジナルの観光プ ログラムが用意されています。 ワイナリー訪問、文化、癒しといっ たジャンルからスポーツまで、 ワインに関連した様々なレジャー が可能です。地方ごとに一例を見てみましょう。 アルザス • ワインに関するイベントが年間50以上開催 ボジョレー • ドュブフ集落: ボジョレーにある初のワイン公園 ボルドー • シャトー・ドュ・メドックワイン街道:ボルドーと大西洋間を走 るルートで、 フランス随一の赤ワイン産地を含みます ブルゴーニュ • ブルゴーニュとサントル地方にまたがるニヴェルネ運河を平 底船で散策しながらワイナリーを巡ります シャンパーニュ • シャンパーニュの有名メゾンの地下セラー見学 コルシカ(コルス) • 数多くの地方名産品市がみどころ。特に7月にコルシカ岬で開 かれるリュリワイン市、12月にボコーニャノで開催されるシャテ ーニュ(栗)市が有名 サヴォア • 徒歩、 サイクリング、車、 あるいはかんじきで、 サヴォアのワイナ リーはお好みの手段で散策できます ラングドック・ルシヨン • モーリーワイナリーにあるテロワールメゾンの見学。テイステ ィングなどを通じてワインとワイナリーの世界を体験 プロヴァンス • カンヌ沖の島にあるノートルダム・ド・レラン修道院のワイナリ ーはまたとない景観を有します 南西部 • ベルジュラックワイン街道: ドルドーニュのワイナリーを散策 し、 目にとまったドメーヌやシャトーで自家製のワインをテイステ ィングできます ロワール渓谷 • オリジナル散策: 気球上からワイナリーやシャトーを散策して みませんか ローヌ渓谷 • ロシェ・デ・ドムに広がる教皇領ワイナリーは一見の価値があ ります。 シャトーヌフ・ドュ・パップのワイン関連品博物館ではワ イン生産の歴史と進化をたどることができます。 プレス資料 Avril 2012 5. フランスワインに関するデータ フランスワインは、世界中で親しまれています。各国のワ イン業者と消費者がフランスワインに情熱を傾け、新銘 柄のボトルに注目し、 フランスで味わったワインを手に 入れようと奔走しています。 この意においてフランスワイ ンを味わうことは、 フランス行きの切符を獲得したのに 等しいといえるでしょう。 フランス 世界一のワイン生産国として • フランスワインは190か国に輸出されています。 フランスワインと日本 日本市場は、 フランスワインの輸出において高いポテンシャ ルを有しています。 これを引き出すためには、既存のワインフ ァンを惹きつけるとともに、一般の消費者に対してワイン知 識を普及させることが必要とされています。 日本の女性間でもワイン人気が高まり、 ワインセミナーに通 ったり、女同士でワインバーへ出かけたりする例が多く見ら れるようになりました。 フランスワインはアフターファイブの 生活スタイルにぴったりです。 • 2011年度のフランスワイン輸出部門で、日本は量額ともに 第7位 • 2011年のフランスワイン輸出量は1330万ヘクトリットル • 日本市場はフランスワイン輸出における重要な安定市場。日 (2010年度比30万hℓ増)、輸出額は70億ユーロ(2010年度比8 本人のフランスワインに対するポジティブなイメージが貴重な 億ユーロ増) 。 原動力。 • 2011年の輸出二大トップはボルドーワインとシャンパー • 日本市場はフランスワインの輸出発展における要であり、 ニュワイン(額ベース)で、輸出全額の61%(40億ユーロ以上) フランスワインに対する好感度をこのまま維持する必要があ に相当。 ります。 • 過去10年間において、 フランスワインの輸出は額ベースで 7%増加、量ベースでは12%減。 • アメリカ、 ドイツ、イギリスがブルゴーニュワインの3大市 場である一方、 アジア諸国の台頭が近年の輸出増の鍵。 ア ジアにおけるフランスワイン人気が輸出の飛躍を担ってい ます。 Page 17 プレス資料 Avril 2012 Appendix 1. 各地のフランスワイン事務局コンタクト Appendix 2. フランス各地のワイナリーについて Page 18 プレス資料 Avril 2012 Appendix 1. 各地のフランスワイン事務局のコンタクト 各産地のワイン事務局は、 ワイナリーとネゴスメゾンを中心とする地方のワ イン業者を代表し、輸出市場におけるフランスワインのイメージを担います。 ワイン市場の熾烈な競争を勝ち抜くためには、 フランスのイメージに結び 付けられたワインとガストロノミーに強い関心を抱くアジア諸国の消費者 をたえず魅了しなければなりません。 多くのワイン事務局がワイン業界の経済状況を観測する役割を担い、輸出統 計データの進展とリサーチや、ヨーロッパ外輸出のための原産地認証を行っ ています。 またワインに関する新知識の普及や、 ワインクオリティの進化、環境を重視する ワインづくりをねらいとして、 ワイン生産業者に対する技術アシスタントとしての 役割を持っています。 さらには、 フランス国外の消費者に向けたワインプロモーションを任務とし、各 国のワイン業者に対してフランスワインのアピールを展開しています。 • アルザスワイン: アルザスワイン事務局(CIVA) 住所: 12 avenue de la Foire-Aux-Vins - BP 11217 - 68012 Colmar Cedex - FRANCE http://www.alsace-wines.com.cn/ http://www.vinsalsace.com/ja/ • ボジョレーワイン: インターボジョレー 住所: 210 en Beaujolais - BP 317 - 69661 VILLEFRANCHE Cedex - FRANCE http://www.beaujolais.com/ • ボルドーワイン: ボルドーワイン事務局(CIVB) 住所: 1, Cours du XXX juillet - 33075 Bordeaux Cedex - FRANCE www.bordeaux.com www.bordeaux.com/cn • ブルゴーニュワイン: ブルゴーニュワイン事務局 (BIVB) 住所: 12 boulevard Bretonnière - BP 150 - 21204 Beaune Cedex - FRANCE www.bourgogne-wines.jp www.bourgogne-wines.asia • シャンパーニュ: シャンパーニュワイン事務局委員会 (CIVC) 住所: 5, rue Henri Martin - 51200 Epernay - FRANCE www.champagne-civc.cn www.champagne.jp Appendix 1 プレス資料 Avril 2012 • コルシカワイン : コルシカワイン事務局委員会(CIV) 住所: Place St Nicolas - 7 bd du Général de Gaulle - 20200 Bastia - FRANCE www.vinsdecorse.com/ • ジュラワイン: ジュラワインワイン事務局委員会(CIVJ) 住所: Château Pécauld - BP 41, 39600 Arbois - FRANCE www.jura-vins.com • ラングドックワイン : ラングドックワイン事務局委員会(CIVL) 住所: 6, Place des Jacobins - BP 221 – 11102 Narbonne - FRANCE www.languedoc-wines.com www.languedoc-wines.com/chinese • ルシヨンワイン : ルシヨンワイン事務局委員会(CIVR) 住所: 19, avenue de Grande Bretagne - BP 649 – 66006 Perpignan Cedex FRANCE www.vinsduroussillon.com www.roussillon-wines.com • プロヴァンスワイン: プロヴァンスワイン事務局 住所: Maison des Vins / RN 7 – 83460 Les Arcs sur Argens - FRANCE www.vinsdeprovence.com • サヴォアワイン: サヴォアワイン事務局委員会(CIVS) 住所: Maison de la Vigne et du Vin – 73190 Apremont - FRANCE http://www.vindesavoie.net • 南西部ワイン: 南西部ワイン事務局 住所: Chemin de Borde Rouge BP 92123 Centre INRA – 31321 Castenet Tolosan - FRANCE www.france-sudouest.com • ロワール渓谷ワイン: インターロワール 住所: 12, rue Etienne Pallu - BP 61921 - 37019 Tours Cedex 1 - FRANCE www.vinsvaldeloire.fr/zh_ZH/ www.vinsvaldeloire.fr/ja_ja/ • ローヌ渓谷ワイン: インターローヌ 住所: 6, rue des Trois Faucons – 84024 Avignon Cedex 1 www.rhone-wines.com.cn www.rhone-wines.com/pages/home-jp.asp • フランス各地のワイン: アニヴァン 住所: 12, rue Sainte Anne – 75001 Paris http://www.vindefrance-cepages.org/ja/ Appendix 1 プレス資料 アルザスワイン > フランスの東国境に位置し、 ドイツとスイスに接するアルザス地方は、地 理的背景から独自の言語や文化を有しています。そのオリジナリティはワイ ンにも反映されています。 アルザスのワイナリーは時を超えて受け継がれ、そのワインにはテロワール の個性が凝縮されています。 > アルザスのワインは92%が白ワイン(発泡・無発泡)です。 ひとたびボトルをあければ、豊かな味わい、香り、エモーションが立ち上 ります。 > 3種のAOP(原産地呼称保護、旧AOC):アルザスAOC、 アルザス グランク リュAOC、 クレマン・ダルザスAOC > 2011年ヴィンテージは、 フレッシュな味わいとフルーティー感が際立ち ます。 数値で見るアルザスワイン 3種のAOP 白: 92% 赤&赤: 8% 15 600ヘクタールの耕作地 年間生産量: 115万ヘクトリットル ワイナリー業者数: 4 700 売上高: 5億ユーロ 輸出本数: 361万本 (26%) Appendix 2 プレス資料 ボジョレーワイン > 世紀とともに、ボジョレーの土地は人々の手に よる変化を遂げてきました。今日目にすることので きる豊饒な土地は、その愛と技術の結晶であり、 幾世紀にもわたる伝統の賜物だといえます。土地 の特質と独自のワイン技術を組み合わせたボジ ョレーのワインは、明確なアイデンティティを確 立し、なかでもボジョレーヌーヴォーは世界中で有 名です。 > かのボジョレーヌーヴォーの陰になりがちで すが、このフランス中東部の産地には、コクのある 赤ワインから風味あふれる白ワインまで、豊かなバ ラエティのワインが揃い、土地の豊饒さを証明して います。 > 12のAOP(原産地呼称保護)を有します。 > 2011年ヴィンテージは、 しなやかで凝縮された 味わいのワインです。 数値で見る ボジョレーワイン 12種の AOP 赤&ロゼ: 97% 白: 3% 20 180ヘクタールの耕作地 年間生産量: 31万7500ヘクトリットル Appendix 2 プレス資料 ボルドーワイン > フランス西部に位置し、「シャトー」で知られる ボルドーは、生活を享受する快楽的なイメージを 有しています。 ワインテイスティングは、 この地にお ける楽しみのひとつとなっています。 > ボルドーワインは、世紀とともに形づくられた 歴史や文化と歩みをともにしています。地方の生活 様式は、文化だけではなく土地のワインにも反映さ れています。 > ジロンド県には53種のAOP(原産地呼称保護) があります。 > 特異の年であった2011年ヴィンテージは、生産 業者の技術を反映した驚きの出来となっています。 数値で見る ボルドーワイン 53種のAOP 赤: 80% 白・ロゼ・発泡: 20% 117 500ヘクタールの耕作地 年間生産量: 598万3千ヘクトリットル 売上高: 34億ユーロ、内13億9千万ユ ーロは輸出による Appendix 2 プレス資料 ブルゴーニュワイン > フランス中東部にあるブルゴーニュのテロワールは、地方ゆ かりのワイン生産技術を映しとった典型的な味わいのワイン で知られています。ほかのどの産地にも見られない真のオリジ ナリティにあふれたピュアな味わいのワインは、その幅広いバ ラエティとともに人々を魅了しています。 > ブルゴーニュワインの特徴はアロマと味わいに強く打ち出 され、高い名声を確立してきました。赤、白、クレマンそれぞれ に、世界中のワインファンを魅了しています。 > ブルゴーニュは100種のAOP(原産地呼称保護)を有し、684 のクリマがプルミエクリュに指定された名高いワイン産地です。 > 2011年ヴィンテージは、早熟な出来と特殊な気候によって 特徴づけられ、エレガントでグルメな味わいが際立っています。 数値で見る ブルゴーニュワイン 100種のAOP 684のクリマ 赤: 31% 白: 61% クレマン: 8% 27 636ヘクタールの耕作地 年間生産量:150万ヘクトリットル 売上高:10億ユーロ、内46%が160ヶ国への 輸出による Appendix 2 プレス資料 シャンパーニュワイン > シャンパーニュのワインは、時を超えてその威光を 保ち続けています。北フランスの複数区域で生み出さ れるワインは、繊細な味わいが旗印です。北方特有の 美しい風景がこのワインにグラムールな側面を付与して います。 > 世界中で知られた発泡ワインであるシャンパン(シャ ンパーニュ)は、最も優れたワインの一つとされ、まったく 独自の醸造法でつくられています。 > ただひとつのAOP(原産地呼称保護)によって、 ラグジ ュアリーなワインのクオリティを保証しています。 > シャンパンは様々なクリュ(ワイン)をブレンドしてつく られるため、いわゆるヴィンテージワインはまれとなって います。 この独自の製法によって、毎年優れたクオリティ のワインを生み出しています。 数値で見る シャンパーニュワイン 1種のAOP ワイナリー業者数: 15 000 メゾン数: 80 ワイナリー区画数: 270 000 33 344ヘクタールの耕作地 年間生産量: 3億2千万ボトル 売上高: 43億ユーロ、内42%が輸出 による Appendix 2 プレス資料 コルシカワイン > 「美の島」と呼ばれるこの地中海の島は強い個性で彩ら れ、その特徴はワインにも大きく反映されています。 独特の自然条件に支えられた2千年の伝統を有するワイン づくりは、アイデンティティ、クオリティ、オリジナリティを取 り揃えた味わいを実現しています。 > 繊細さと力強い味わいを備えた熟成タイプの赤ワイン、 強い個性のロゼ、伝説的な人気を誇るミュスカ、甘美な味 わいの白…、コルシカ島のワインは、冬場の雪景色から真夏 のターコイズブルーの海までの変化に富んだ自然に育まれ ています。 石が多い石灰質土壌、山地の景観、太陽の照りつける海岸 に代表される豊かな自然が、独特の島ワインを生み出して きました。 > 9種のAOP(原産地呼称保護)を有します。アジャクショ AOC、コルス・カルヴィAOC、コルス・コトー・ドュ・キャップ AOC、コルス・フィガリAOC、コルス・ポルト・ヴェッキオAOC、 コルス・サルテーヌAOC、ミュスカ・ドュ・キャップ・コルス AOC、パルティモニオAOC、ヴァン・ド・コルスAOC > 2011年ヴィンテージはその早熟な性格が特徴です。 数値で見るコルシカワイン 9 種のAOP ロゼ: 55,8% 赤: 31,3% 白: 11,3% ミュスカ: 1,7% 6 000ヘクタールの耕作地 年間生産量: 37万ヘクトリットル ワイナリー業者数:450 売上高: 1億4千万ユーロ Appendix 2 プレス資料 ジュラワイン > ジュラ産地はスイスとの国境にあります。ワインの典 型的な性格が、豊かな土壌や個性と競合することでリッ チな味わいを生み出します。 > 例外的に幅広いバラエティを揃え、多彩な風味を特 徴とします。 白、赤、ロゼのほかに、マクヴァン、黄ワイン、わらワイン、 クレマン、 マール、上質ブランデーを製造しています。 > 6種のAOP(原産地呼称保護)を有します。シャトー・ シャロンAOC、 アルボワ・エ・アルボワ・ピュピヨンAOC、エ トワールAOC、 コート・ドュ・ジュラAOC、 クレマン・ドュ・ジ ュラAOC、 マクヴァン・ドュ・ジュラAOC。 > ヴィンテージ2011は非常に多彩な風味を有します。 数値で見るジュラワイン 6種のAOP 5つのブドウ品種 白: 50% 、イエローワイン含む クレマン: 20% 赤&ロゼ: 25% マクヴァン: 4% 2 000ヘクタールの耕作地 ワイナリー数: 200 年間生産量: 10万ヘクトリットル 生産業者数: 500 Appendix 2 プレス資料 サヴォアワイン > サヴォアワイナリーは、スイスとイタリアに近いアルプ ス山脈に位置します。山地の気候がワインの独特の味わ いを形成しています。 > このアルプス山地のワイナリーは白、赤、ロゼを取り そろえ、幅広いワインを提供しています。 > 3種のAOP(原産地呼称保護)を有します。ヴァン・ド・ サヴォアAOC、ルセット・ド・サヴォアAOC、セイセルAOC。 数値で見るサヴォアワイン 3種のAOP 10のブドウ品種 2 170ヘクタールの耕作地 ワイナリー数: 300 年間生産量: 12万1千ヘクトリットル、 内2%は輸出による Appendix 2 プレス資料 ラングドック・ルシヨンワイン > 南フランスの太陽が照りつけ、地中海性気候の影響を持つ向か い風を受けるラングドック・ルシヨンは、ワイン栽培に最適の条件 を有します。 > 格別の風味と香りが特徴の赤、ロゼ、白の各ワインは、国際的に 高く評価されています。 > 37種のアペラシオンを有します。 > 2011年ヴィンテージは非常に高い成熟度を持ち、はじけるよう な風味が特徴です。 数値で見る ラングドック・ルシヨンワイン 37種のAOP ロゼ: 10% 赤: 78% 白: 12% 300 000ヘクタールの耕作地 年間生産量: 1200万ヘクトリットルワイナ リー業者数: 6 000 Appendix 2 プレス資料 プロヴァンスワイン > 卓越したロゼを生み出す南仏の産地では、伝統と独自の製法を 組み合わせたほかにはないワインづくりが行われています。 堅苦しい伝統から解き放たれたこの新世紀にあって、 プロヴァンス ののびのびとした味わいのワインは、まさに時代に寄り添うワイン だといえるでしょう。 > エキゾチックな味わいとフルーティーな香りを持つロゼをはじ めとして、 プロヴァンスでは、力強くしっかりとした味わいの赤、優し くデリケートな味わいの白も有名です。いずれのワインにも、 プロヴ ァンスの生活スタイルがよく反映されています。 > 3種のAOP(原産地呼称保護)を有します。 コート・ド・プロヴァン スAOC、 コトー・デクス・アン・プロヴァンス、 コトー・ヴァロワ・アン・ プロヴァンス。 数値で見る プロヴァンスワイン 3 種のAOP ロゼ: 87% 赤: 9% 白: 4% 28 000ヘクタールの耕作地 年間生産量:131万ヘクトリットル 世界のロゼ生産量の 輸出販売量: 1500万本 > 2011年ヴィンテージは、魅惑の南仏を反映したフルーティーで フレッシュな味わいが際立ちます。 Appendix 2 プレス資料 南西部ワイン > 南西部地方のワインづくりには、モザイクさながらに多彩なブドウ品種 が組み合わされるため、ほかにない味わいと、非常に豊かなバラエティー を有します。 12県に広がるワイナリーは、伝統と現代性を巧みに組み合わせた栽培法に よって、個性あふれるブドウコレクションを生み出しています。 > 強い性格を有した赤は、力強い飲み心地をみせながらもしなやかでエ レガントで、時にはフルーティーな味わいが際立ちます。 白ワインは、豊かな風味が強い魅力をたたえています。豊かなワイナリー と、幅広いワインには、南フランスの生活スタイルと歓待的な風土がよく体 現されています。 数値で見る 南西地方ワイン 15種のAOP 赤&ロゼ46.2% 白: 53.7% 50 000ヘクタールの耕作地 年間生産量: 4憶5千本 > 15種のAOP(原産地呼称保護)を有します。 > 2011年ヴィンテージは、 リッチで聡明な味わいが広がるワインです。 Appendix 2 プレス資料 ロワール渓谷ワイン > フランス南東部のロワール渓谷ワイナリーの歴史は、進化、征服、 ルネッサンス、近代化という道をたどったフランスの歴史と呼応してき ました。 このフランス第3のワイナリーは、ユネスコ世界遺産に登録されています。 伝統と最新の技術を巧みに組み合わせたワインには、甘美な味わいと フレッシュな飲み心地がバランスよくとけあっています。壮大な土壌、 穏やかな気候、独自の製法のコンビネーションが、ハーモニーあふれる ワインを生み出します。 > 赤、白、ロゼに発泡タイプを加えたロワール渓谷のワインは、豊か なバラエティでワインファンを楽しませてくれます。 > ナントからサンセールに広がるワイナリーは、69 種のアペラシオン を有します。 > 2011年のロワールヴィンテージは、芸術的な出来の収穫と醸造を 経て、グルメな味わいが特徴のフレッシュでフルーティーなワインです。 数値で見るロワール渓谷ワイン アペラシオン数: 69 ロゼ: 21% 赤: 23% 白: 45% 発泡タイプ: 11% 6大ブドウ品種: カベルネ・フラン、 シュナン、 ガメ、グロロ、ムロン・ド・ブルゴーニュ、 ソー ヴィニヨン 52 000ヘクタールの耕作地 ワイナリー数: 7 000 Appendix 2 プレス資料 ローヌ渓谷ワイン > 南フランスのローヌ渓谷は、豊かなワイン産地とし て、あらゆる人から好まれるワインを生み出してきまし た。耕作面積と生産量から、 フランス第二のAOP(原産地 呼称保護)ワイナリーとなっています。 > ローヌ渓谷のワイナリーでは様々な種類のワインが つくられていますが、力強い味わいの赤ワインが最もよく 知られています。 > 27種のAOP(原産地呼称保護)を有します。 > 特異な気候下で育まれた2011年ヴィンテージは、 うれしい驚きに満ちたワインです。 数値で見るローヌ渓谷ワイン 27種のAOP 赤: 77% 白: 5% ロゼ: 8% 73 468ヘクタールの耕作地 ワイナリー数: 6 000 年間生産量: 283万ヘクトリットル 年間売上高: 7億6500万ユーロ、155ヶ国 に輸出 直接・間接雇用数: 50 000 Appendix 2 プレス資料 アニヴァン-フランスワイン > 共通市場組織(OCM)のワイン栽培生産に関する改 革を受けて、 ワインの新カテゴリー「フランスワイン(ヴァ ン・ド・フランス)」(ヴィンテージ年とブドウ品種の表記あ り/なし)が登場しました。 これに伴い、旧ANIVIT(テーブ ルワインと地酒のための国立事務局教会協会)は、アニ ヴァン・ド・フランス(フランスワインのための国立事務局 協会)に生まれ変わりました。 > 事務局協会の役割は、OCMのワイン生産のための現 行事項に則り、新カテゴリーの「フランスワイン」(OCMに よる地理的指定のないワイン)を発展促進させることに あります。 > フランス各地のワイン業者に対して共通の活動を推 進していきます。 > 「フランスワイン」という記載は、世界中で有名な「高 品質のワイン造り」と、「フランスを原産地」とすることを 保証します。 数値で見るフランスワイン 国内の直接・間接雇用数250 000 フランス輸出部門第2セクター 輸出売上高: 62億100万ユーロ 世界のワインの20%を生産 フランスは世界中で最もワインが消費 されている国です Appendix 2 このキャンペーンはFranceAgriMerによって支援されています (農業省関連組織)
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