今回の震災で何か支援したいという方はたくさんい るのではないでしょうか?只今、調整中ではありますが 『神奈川県内の避難所の方々への傾聴ボランティア』 を実施したいと思っております。神奈川県内ではすでに、 横浜、川崎、相模原などの避難所での生活を余儀なくさ れている方々がいらっしゃいます。 只今、調整中ですが、 『避難所への傾聴ボランティア募集中です!』 我こそはと思われる方、ご連絡お待ちしております。 メール info@senior-therapy.org 電話 0466-34-8550 まで 今回の震災報道をテレビで見ているだけで、PTSD„心 的外傷後ストレス障害‟になる方も出ています。被災地の 方々の気持ちを考えると、想像以上のこころへのストレス が加わっているかと思います。 こころのケアを行う団体への支援金を募集致します。 【こころの支援金 募集】 ※亀吉に募金箱を設置 „振込の方‟ 郵便振替の場合 00240-2-114530 銀行振込の場合 ゆうちょ銀行 029店 当座0114530 口座名義 NPO法人シニアライフセラピー研究所 今回、様々な方々のご協力がありまして、台湾のシニアアパートメント「松 鶴樓」との提携を結ぶことができました。台湾のシニアの方々が130人入居 している施設ですが、ご家族向けのお部屋も10部屋ほど確保されており、今 回はそちらのお部屋を自由にお借りすることができるように提携しました。 仮に1か月滞在した場合には、滞在費と3食の食費を合わせて5万円ほどで す。台湾の南方にある2番目の都市である高雄に位置していて、高雄駅まで 徒歩10分圏内です。台湾のシニアの方々は、割と日本語が話せる方が多く、 またとても親日な方が多いです。 まずはじめは、10日間くらいのステイの募集を募りたいと思っております。 台湾の観光やボランティア、施設見学などを内容にしたツアーを組みたいと 思っております。ご興味ある方、是非、お声かけをお願い致します。 今月号は震災の騒動で手が回らず、8ページに短縮させて頂いております。 【今月の人】 言語聴覚士 窪田裕美さん 【連載記事】 「福祉で癒される日」 鈴木茂 「傾聴ボランティアへの道のり」 横川敬久 「選択理論心理学」お休み 佐藤敬 「想いだすということ 」 竹川和子 「私の農業日記」 福田加奈子 「これ普通じゃないがん?」 平智実 「暴走化しない?日本人」 松田知之 「うちの猫」 中本郁美 「震災で思うこと」 金子美和 【活動報告】 カルチャースクール亀吉 ネイチャーセラピー亀吉 今月のひと 言語聴覚士 窪田裕美さん 言語聴覚士とは・・・ カルチャースクール亀吉(毎週火曜日AM・金曜日PM)とネ イチャーセラピー亀吉(毎週火曜日PM)では、言語リハビリの クラスがあり、各クラス10人程の利用者さんが通われていま す。窪田先生は平成20年の2月からこのクラスの講師をされ ている言語聴覚士さんです。 言語、聴覚、えん下(飲食物の飲み込み)の分野のセラ ピストで、病院では医師の指示の下、リハビリを行うことが できる資格です。身体的なリハビリを行う理学療法士より 法制化が遅れ、1997年に国家資格となりました。窪田先 生は大学生の時に、国家資格化されることを知って興味を 持ち、その道を目指したと伺いました。 たとえば、脳梗塞で左脳の言語中枢に損傷を受ける と、人や物の名前を言おうとしてもなかなか言葉として 出てこない失語症になることがあります。会話が流暢 にできなくなり、自分の意志を伝えにくくなると、人はど うしてもひきこもりがちになったり、イライラして人間関 係がうまくいかなかったりしがちです。 窪田先生は、病院のリハビリや老人保健施設のリハビリ などの仕事を経て、現在は湘南失語症患者を支援する会 を拠点とし、4人の言語聴覚士さんで福祉現場でのリハビ リやや地域グループ訓練、失語症講座、個別の言語相談 などを行われています。施設などから依頼があれば失語 症についての講座を開くこともあるそうです。(失語症やさ まざまな言語障害について学びたい場合は是非相談して みてください!) そうした失語症の方とお話をする時のコツを先生に 伺ってみました。「何でも“ゆっくり”を心がけています。 利用者さんが話をする時も、ゆっくりと待つことが一番 大事です。 そして言葉が出ない時は、推し量って、こうですか?と 尋ねてサポートすることも必要ですね。」 先生が亀吉で一番うれしい瞬間は?・・・ 「利用者さん同士が 楽しく会話をされている姿を見る時です。」 人間だけが持っている能力である、言語によるコミュ ニケーション、これを何かのきっかけで失ってしまった ら、読者の皆さまはどうされるでしょうか?言語リハビ リのクラスの利用者さんは、出席率が高く、ほとんど の方がお休みされることなく亀吉に通い続けていらっ しゃいます。時にはみなさんで料理を作ったり、ゲー ムに興じたり、本当に楽しみながら、言葉を少しずつ 取り戻されている姿を拝見すると、言葉だけでなく生 きる喜びを取り戻すためのお手伝いが、言語聴覚士 さんの仕事なのではないかと感じます。 亀吉のクラスでは・・・ 毎回、窪田先生と利用者さんたちが輪のように座り、ま ずそれぞれの近況報告をします。一言ひとことゆっくりと発 音し、お話会が始まります。利用者さんもボランティアさん も一生懸命聴いて、相槌をうち、時にはお話に加わり内容 がどんどん広がっていきます。たくさんの話題をメモしてき て、長く話される方もいれば、あっという間に終わる方など いろいろですが、なるべく会話を続けていただけるように、 先生が誘い水のように言葉を投げかけていきます。 【連載】 福祉で癒される日 ~ 台湾出張① ~ vol.52 NPO法人シニアライフセラピー研究所 理事長 鈴木 茂 3月18日から2泊3日のハード スケジュールの中で台湾に出張で行 ってきました。地震前に取った航空 チケットだったので、飛行機が飛ぶ かどうかがかなり心配ではありまし たが、4時間遅れで羽田から台湾の 松山空港へ飛ぶことができました。 今回の出張先は、台湾の南の方にある台南と高雄でした。非 常に濃密な2日間でした。何回かに分けて、記事を書かせて 頂きたいと思います。まず最初は、台南市にある長栄大学の 卓教授との面談のお話しです。 横川 ・ 卓教授 ・ 鈴木 ・ 天江先生 今回、長栄大学を訪問した目的は、『人・情報・技術の交流』の連携を図ることでした。人とは、日本人と 台湾人の福祉従事者、学生、ボランティアや利用者などの交流を図ることを意味しています。情報は、同じア ジアの人として、どのような福祉が東洋では良いのかを情報交換することを意味していて、技術は、お互いの 国のために有効な技術を学びあうことを意味しています。日本人の感覚では、アジアの福祉では日本が一番と いう感覚を持たれている方も多いと思いますが、前回はタイで「日本の介護保険制度は失敗例」と言われまし たが、台湾でも同じく「日本の介護保険制度の失敗から学んでいます」と面談の中で伺うことができました。 台湾では高齢化率10%を超えたところで、日本でいうと25年前くらいの水準です。その頃、日本では介 護ヘルパーとは呼ばずに、家政婦と呼んでいた頃だと思います。一般的に介護という言葉は使われていなかっ た時期です。丁度そのくらいの時期に今、台湾はきています。日本と同じく尐子高齢化の波がこれから襲おう としているところです。日本と同じように、介護保険制度導入の議論があり、今はまだ討議の最中とのことで す。一番の問題は財政上の問題とのことです。卓教授は、日本の介護保険制度が財政問題を抱えることは当た り前と話されていました。台湾ではその失敗から学び、卓教授は、①日本の国民健康保険のようにすべての人 に納税の義務を課して、②国はできるだけ尐ない費用で支援し、運営の主体をNGO、NPO、宗教法人と いった公益性が高い民間に委託し、③コミュニティ、ボランティアなどの力を最大限に活用して支えるシステ ムが良いと提言しているとのこと。 卓教授は、日本の介護保険の問題よりも「高齢者の自殺」「高齢者虐待」の方が、深刻な問題だと思います が、本当にそういったことが多くあるのですか?と私たちに質問されました。実際に問題になっている事実を 伝えると「台湾では儒教や仏教の文化があり、親が独居生活をして、しかも自殺などしたら、その家族は一生、 世間から非難されるくらいの大きな問題です。」と言われました。文化的にも親孝行をすることは台湾人には 当たり前のことであり、法律上も義務であり、怠ると罰則もあるそうです。最近、共働きの夫婦も増えて、親 と一緒に住まない核家族も増えてきているけど、仕送りしたり、連絡など取りあいながら親孝行をしていると のことでした。日本と台湾の福祉の違いは、儒教や仏教などの宗教文化が根付いているかどうかのところが大 きく異なる点とのこと。台湾では、多くのボランティアが活発に活動していて、確かに駅に行っても、夜市を 歩いても、黄色や青のベストを来たボランティアさんがたくさん目にとまります。また野良猫や野良犬も多い そうです。地域で面倒をみるのが一般的とのこと。 卓教授との2時間の面談の中で、なぜか日本の福祉の問題ばかりが取り上げられるので、台湾の福祉の課題 は?と質問しましたが、特にないとのことでした。台湾の福祉については進むべき方向はすでに見えており、 一つずつ対応していくという感じでした。今回の卓教授との面談の中で一番印象に残ったのは、「人を助ける のは制度ではなく、人であって、家族や地域の人たちがお互いに支え合うことが一番大事」と語られ、そのた めの道徳教育や宗教文化で、人間が成長しなければならないということを、語りながら、日本へのアドバイス を行っていたように感じました。福祉はサービスではなく、人間が主体となって、関係のなかで築かれていか なければならないものなのでしょうね。 P.S. 今回の台湾出張に関しては、調整・案内・通訳まで長栄大学の天江先生なしでは実行できませんでした。 天江先生との出会いは、憩いのサロン亀吉にたまたまインターネットを借りに立ち寄ったことがきっかけです。 人と人との出会いというのは、実に丌思議であり、そのつながりの先には大きな広がりがあります。人との出 会いの力を改めて強烈に感じました。天江先生には、本当に感謝感謝です。 傾聴ボランティアへの道のり 20 NPO法人シニアライフセラピー研究所 副理事長 横川 敬久 まず始めに、東北東関東震災により被災された皆様の無事と、早期の復興を お祈り申し上げます。 今回の震災は、私の祖母や従兄弟が宮城県仙台市に住んでいる事もあり、TVの ニュースを見るたびに安否が気になり、何度電話をかけてみても相手の電話にはつ ながらず、TVのニュースは被害の拡大を伝え続け、私たち家族の丌安は膨らむばか りでした。 夜中になって初めて祖母と連絡が取れた時には、幸いにも私の身内は全員が無事だという事も分かり、安心 すると同時に、自分自身の震災に対する考え方が非常に甘い事にも気づかされました。それは、被災した際の 避難場所の確認や避難道具等を用意しておくという事はもちろんの事かも知れませんが、それ以上に感じたの が、私が祖母の携帯に何度も、何度も連絡を試みていたという事でした。あの時の私は身内の安否が気になる あまり、繰り返し電話をかけていましたが、そうする事が積み重なる事で、電話回線がパンクするという事実 に目を向ける事が出来ませんでした。あの時は、私以上に連絡を取り合う必要があった方々が大勢いらしたと 思います。海外からは、「日本人はあれだけの震災を受けてもパニックにならず、冷静に対処している」とい う言葉を頂いておりますが、私は正直パニックになっていたと思います。 傾聴の講義の中でも、「その意見は誰の為のもの?」というテーマがあったかと思いますが、それと今回の 出来事全てを重ねて考えてよいとは思いませんが、私が何度も携帯に連絡をしたのは何の為にしたのかを振り 返てってみると、身内の安否確認?丌安に思っている自分の母を安心させるため?これらは当然その理由に含 まれていますが、もしかしたら一番の理由は、自分自身の丌安を解消したかったのかも知れません。 それは、私が祖母との電話を切ったあと、自分の母にその内容を伝えた自分の表情や感情まではハッキリと は覚えていませんが、何かしらスッキリしたような感覚を持った気がした事は覚えています。勘違いして頂き たくない事は、電話を何度もかける事はやめるべきだったという事ではなく、また、自分の丌安を解消したい という感情が丌適切だったという事でもありません。それではどうすべきだった?それは正直分かりません。 これから時間をかけて考えていきたいと思います。ただ、私と祖母が電話でつながった時に、祖母は誰かとつ ながっているという事を感じてくれ、尐なからず安心感を持ってくれたでしょうし、その1本の電話で家族全 体が救われたような気持ちになれた事も事実だったと思います。私のこれまでの人生の中で、あれだけ意味の ある1本の電話は無かったと思います。 最後に、今回研修で訪れた台湾の福祉施設やお寺等で出会っ た方々からは、日本の震災を気にかけてくださるお言葉を沢山 頂きました。同時に、訪れた施設では多くの方が義援金活動を 行ってくれ、また、TVではチャリティー番組も企画されていま した(元サッカー日本代表の中田氏も参加されていました)。 「加油日本!(頑張れ日本!)」この言葉をキャッチフレーズ に、多くの支援を続けて下さっている台湾の皆様、本当にあり がとうございます。 ←台湾からのエール http://nekomemo22.blog99.fc2.com/blog-entry-4039.htmlより引用 【連載】 選択理論心理学 vol.42 選択理論心理士 佐藤 敬 今回はお休みです。 次回お楽しみに。 想い出すということ 10 ~東日本大震災に寄せて~ 竹川 和子 3月11日14時46分、東日本大震災が起こりました。 震災から約1週間が過ぎた今もまだ余震が続いています。 未だ行方丌明者は1万人を超え、福島第一原発では放水に一定効果はみられていますが、 まだ予断を許さない状況が続いています。 そんな中、世界各国から支援の手が寄せられており、その力強い励ましのメッセージは被災 者ならずとも勇気を不えられるものでした。 以下は3月16日東京新聞掲載記事の概略です。「東日本大震災の被害が拡大する日本を応援する声が“pray for Japan”のタグで世界中からツイィッターやフェイスブックに寄せられている。日本からの書き込みを名も知らぬ誰かが 英語やスペイン語に訳して再投稿されており、支援の拡大に威力を発揮しそうだ。」 政府レベルだけでなく、ひとりひとりが日本の被災者のことを思い、何かできることはないかと考え行動しようと しているようです。小さなつぶやきが集まれば、国に革命を興こすほどの力になるということを体験したばかりです が、世界中のつぶやきがどのような支援に発展するのか見守っていきたいと思います。 この大震災を通じて、首都圏に暮らす人々も計画停電やそれに伴う鉄道の運休、物資丌足などを体験しました。ガ ソリンが無ければ車はただの箱でした。電気やガソリンが無尽蔵にあるわけではないということを思い知らされまし た。でも、世界を見れば、そのようなことは日常茶飯事のことなのかもしれません。実際アフリカに長旅で行った時に は、乗りたいバスが5日間来なかったり、昨日まであったパンや飲み物が突然町から消えたりすることよくある出来 事でした。この大震災から学ぶべきことを書くのはまだ早すぎるかもしれませんが、慣れ親しんだ文化的な生活を見 直し、価値観の転換などについて考えてみる必要があるのかもしれません。 丌安や悲しみを抱えながらも被災地の中学生や高校生が若いパワーで周囲の方たちを励ましている姿を見まし た。それを見た男性がインタビューに答え「大変だけれど、希望を共有してやっていくしかない」と目を真赤にして おっしゃっていました。 「二歳の息子が『地震を逮捕しに行く』と一人で靴を履いた。小さな体に宿る勇気と正義感に力をもらった」英訳さ れて世界中を回った被災者のツイッターです。„上記記事より‟こんな時こそ、こころや勇気が大きな力となり、余波 のように広がり伝わっていくのだと実感しました。 私の農業日記 13 福田 加奈子 先月の地震以来ガソリンの供給丌足、食品の買占め問題や計画停電の実施でなん となく落ち着かない日々が続いていますね。 東北方面にご家族や友人、知人のいらっしゃる方々は安否を心配されている方も 多くいらっしゃるかと思いますが、私自身、祖父が宮城県の亘理町というところに 住んでおり、地震発生直後は連絡も取れず心配しておりましたが、3日後に叔父か ら連絡があり親戚も含め無事を確認しました。自宅も崩れることなく残っていると のこと。電気がつかないにしても自宅で休むことができることに安心していました が、安心したのもつかの間、福島第一原発の事故。 福島の隣合わせにある祖父の家は、第一原発から大体60kmほどの距離にあります。 まだまだ続いている余震やだんだんと被害が拡大している原発… 力になりたくても何もできない自分の非力さにジレンマを感じます。 今回は、こんなときだからこそ明るい話題をと思いましたが、いつ自分が被災する立場になるかわからない事 を思うと他人事とは思えず。最近ではニュースを見るたび、「いま自分にできること。」を考えさせられます。 そんな日々を送りながら現地で祖父の手助けができない分、私はこの藤沢で訪問に仕事をしながら誰かの役に 立てることを探して行きたいと思います。 今回は畑のお話を書けませんでしたが、次回、お楽しみください。 これ普通じゃないがん? ~石川編~ 平 智実 この記事を書いているのは、東日本大震災からちょうど1週間後。 東北はもちろん、ここ関東地方でも様々な混乱が起こっています。 この情報誌が発行される頃には尐し落ち着いてるかな? 私は4年前に最大震度6強の能登沖地震を経験しました。今回の地震はそれを上回った と思うと、本当にゾッとします。改めて、自然の怖さを痛感させられました。今はた だ自分が出来ることをやって、日本が早く元通りになることを願うばかりです。 亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。 今回は私のふるさと石川編。以前に1度、石川県を紹介しましたが第2弾にいきたいと思います。 石川県は日本一雤や雥の日数が多い地域です。年間降水日数は197日もあるため、サンルームがある家がと ても多く、除湿機が必需品です。私がこの湘南に暮らし始めて、1番感じたことは「天気が良すぎる!」とい うことでした。暮らし始めて1年、傘を使った記憶がほとんどありません!うらやましいくらいです! そして、石川県といえばやっぱり海の幸!県内には大小69の漁港があり、他県ではあまり見ない寿司ネタが食 べられます。その中でも、「がすえび」は甘エビよりも甘いと言われており、また「のど黒」は白身魚の王様 と言われ肉厚で脂ののったプリプリの身が特徴です。そんな石川県民はもちろんお寿司大好き!回転寿司の集 積度、寿司の年間支出額共に全国1位なのです。たしかに私も大学時代はお昼や授業の空き時間によくお寿司 を食べに行っていました。(学生はお金がないので行っていたのは100円寿司です…笑) さて、冬といえば鍋!鍋にもいろんな種類があると思いますが、石川県で鍋といえば「とり野菜みそ」が定 番です。昔、飲食店を経営していた「まつや」が鍋専用の味噌として石川県限定で販売したのが始まりで、 スーパーに行くと大量のとり野菜みそが売られています。冬になるとウチでも週に3~4日はとり野菜を食べて いました。主に入れる材料は鶏肉、白菜、えのきなど、シンプルだけどとってもおいしいです!この前、地元 の友達が遊びに来たときにとり野菜みそを持ってきてくれたのですごくテンションが上がりました!笑 石川県にはぜひ食べてもらいたいおいしいものがたくさんあります。まだまだ紹介したいことがたくさんある のですが、今回は書ききれないのでこのへんで! 暴走化しない?日本人 松田 知之 「日本人は、災害時であっても暴徒化が起らず、皆秩序を守り、他者を思いやり、冷 静に行動している。」という海外メディアからの驚きと称賛の声をよく聞きます。阪 神淡路大震災の時しかり、今回の大地震でもしかりであります。これが欧米各国のみ ならず、他のアジア諸国からも同じような声がきかれるところをみると、これらの現 象は日本独自の文化的背景に起因するのではないかと、思わず推察してしまうのであ ります。 山岸俊男(1998)が「安心の日本、信頼のアメリカ」という言葉で日本人の環境に対 する社会行動を表現しております。日本の部分だけかいつまんで申しますと、島国日 本は、簡単によそ者には心を開かないムラ社会文化を発達させてまいりました。ムラ社会では、裏切りによっ て一方的な搾取を行い、短期的に大きな利益をもたらしたとしても、結局は村八分になったりして、長期的に は大きな損になる可能性を秘めていることが経験的に学習されていったことが考えられます。従って、たとえ チャンスであっても一方的に短期的な徔をするより、長期的関係を考慮した選択のほうが徔であり、損をする 危険度が尐ない、つまり安心を優先させる考え方が定着してきたのではないか、と言うのであります。このよ うに、安心を優先する風土が育まれてきた結果として、日本人は他国の人より、無意識に長期的交換関係を前 提に適応行動をとってしまう傾向をもっているのかもしれません。だから、たとえ災害時であっても、相手に 対する裏切り行為(今回では暴徒化)への誘因が働く事が尐ないのではないか、などと考えちゃったりしてし まうのでございます。さあ、あなたは、どうお考えになりますでしょうか。 しかし、悲しい事に、実際には小規模ながら略奪行為に走る人非人も出現しているようです。この間、多く の海外メディアの称賛の報道の合間をぬうかのように、連日半壊した店舗にちゃっかり押し入り、食料品を大 量に盗み出していた輩がいたのでございます。ところが、そやつ、その盗品の一部を避難所に配ったりして、 成果をネットで自慢してアシがついてました。アホです。ついでに調べたら、もっと残酷で悪質な例もあるよ うす。このような反社会的性栺者の前には文化風土も無力なのでしょうか。文化風土の壁、危うし!ガンバレ 日本の文化! うちの猫 中本 郁美 こんにちは。前回はみゅうについてお話ししましたが、今回は『ルナ』です。 ルナはかかりつけの動物病院で姉妹でもらってきた子です。動物病院のゲージの中に 子猫が3匹!でももらうのは2匹!白と黒の子1匹・三毛が1匹。 「どの子にしようかな・・?」とゲージを開けると三毛が飛び出して『私行く!』と 立候補(^^)2匹目は目が合った手前にいた子に決めました。 帰宅し、子猫たちを見た主人が「三毛は・・・ルナ。白黒は・・・サヨ!」と命名。 (我が家の猫たちの名前はいつも主人が決めます)ルナとサヨはモリモリ食べて仲良 く大きく育ちます。 先輩ニャンコのみゅうは突然やってきた猫たちに御立腹で近寄ろうものなら「シャーッ!!」と怒り猫パン チです。子猫たちは大きく育つにつれ悪知恵も働くようになり窓を自分で開けられるように。。。 とうとうルナは脱出に成功!一晩近所を遊び回った末翌日に確保。よほど楽しかったのか真黒になっていまし た。そして1ケ月。娘が「あれ?ママ~?ルナ太ったんじゃない?」「ホントだ。。なんかお腹のあたりが大 きい。。。あれ?あれ?もしかして・・・?」そう!ルナは妊娠していたのです!あの脱走した時。。。?調 べたら猫の妊娠期間は2ヶ月。「あと1カ月しかない。。」なんて言ってるうちにもうそろそろ出産時期。 5月の末、仕事先に娘から電話がかかってきました。「ママ、私のベットにルナとネズミが2ひきいる よ」・・・子猫誕生!(^^)茶とらと真っくろくろの2匹です。ちっちゃくてピーピー鳴いています。 茶とらの名前は小太郎、黒いこの名前は小夏。2匹とも男の子です。プラスチックの衣装ケースにバスタオ ルをひいてルナ一家の生活が始まりました!ルナはいっぱいご飯を食べて一生懸命育てています。子猫がかわ いくて仕方ない気持ちが伝わってきました。それをみたサヨがうらやましくて仕方ありません。驚くことに おっぱいが張ってきています!!衣装ケースの外から子猫をじっとみてルナがいないすきにケースの中に入る のですが、ルナに怒られるのです・・・。切ないです。サヨは子猫が大きくなるまでいつもいつもを可愛がっ てくれていました(^^) 震災に思うこと 金子 美和 先月から新しく亀吉のお仲間に入れていただき、やっとひと月…。その矢先に、 東北関東大震災がありました。初めての原稿に寄せて、何を書こう?と考えてみ ましたが、今月は私の中で地震の話題は避けては通れない、という結論にたどり 着きました。世の中がこの話題で持ち切りなところで、さらに恐縮ですが、おつ きあいくだされば、幸いです。今までにも世間を揺るがす事件は数多ありました が、今回の地震の災禍の大きさは、2週間を過ぎた今でさえ、全容が見えないほど の凄まじさです。報道などで流れる映像には、自然の猛威の前では人間の営みは なんとちっぽけで、なんと無力なのだろう、と思い知らされるばかりです。被害 の尐ない関東でも帰宅難民が出たり、計画停電、一時的な物資の丌足など、毎日の生活に尐なからず影響が出 続けています。日本という国はもちろん、これから日々の生活においても、さまざまなことがいままでとは大 きく変わってくるのでしょう。そのなかで、私も自分に何ができるか、を問い続けています。きっとこの記事 を読まれている方も、みなさんが思わずにはおられないこととは思いますが…。義援金。買占めをしない。石 油資源を無駄遣いしない、節電。現実的にできることはたくさんあります。自分はここまで…、という範囲よ りもあとひとつ、背伸びをしたところでの努力を心がけたいと考えます。それから、一日一日をより大切に生 きること。いのちというものは、ほんとうにはかないものですね。 私たちは安全で資源も食糧も無限にあるよ うに見える、日々の便利で快適な暮らしにいつのまにか奢り、それがいつまでも続くという幻想のなかに生き ていたのかもしれません。日々いのちがあること、一日の明け暮れや自然の営み自体が奇跡のようなものだと いうこと、その喜びを忘れないでいたい、そう思いました。それから、心のつながりや、人のぬくもりを大切 にすること。日々報道では被災地の方たちが、家族の行方も分からず、物資も燃料も足りない最悪の環境のな かでも、互いに労わりながら命を繋いでいる知らせが相次ぎます。今朝も、配給が尐ない避難所で、率先して 炊き出しを始めた高校生たちの姿を映像で観ました。子どもたちの姿につられ、ショックから無気力になって いた大人たちも動けるようになったそうです。ボランティアに参加して、津波被害に遭った高齢の方のお宅を 掃除する高校生もいました。一生懸命に人の役に立つことで、底知れぬ地震の恐怖の後も、先行きの見えない、 たいへんな状況を乗り越えようとするかのような、幼さの残る誇らしげな笑顔に胸が熱くなりました。受ける 側の方も、若い人が助けに来てくれる、支えてくれることで、安堵の笑みが見られました。ボランティアをす るほうも、受けるほうも、表裏一体でお互いの存在が支えになっているのだな、と感じました。そしてこうい うときだからこそ、の笑顔の価値を、あらためて実感しました。ぬくもりを頂いたり、伝えたり…そうでした、 私も、日々亀吉で働くことで、周りのスタッフや来所されるみなさんに、支えられているのですね。この災禍 が、目には見えぬ心や精神的なつながりを大切にする価値観が最優位に来る時代への一歩となれば、と希望を 持っていきたいと思います。 カルチャースクール亀吉 3日、お料理仲間でひなまつりのごちそうをあつらえました。 手分けして具材を準備して、大きな飯台で酢飯をわーっと 混ぜてちらしずしを作ります。 盛りつけにはひと手間、ボランティアさんの提案で、 牛乳パックでかたどりしました。 まるでケーキのようで、食卓が華やぎます♪ 潮汁、菜の花のおひたしも添えて…頂きます! 10日は有志のメンバーさんを募り、八景島シーパラダイスへ遠 足。生きものたちが、水のなかで悠然と動くさまには、癒され ました。イルカショーはジンベイザメが同じプールに保護され ているので、お預けに。ほのぼのとしたオットセイやペンギン たちのショーを楽しみました。たくさん観て、たくさん歩いた 一日でした。参加されたみなさまの素敵な笑顔が、とてもうれ しかったです。 ネイチャーセラピー亀吉 上野動物園に2頭のジャイアントパンダがやってきました。それ に因んで、2号店では折り紙で2頭のパンダを作りました。メス のパンダには可愛いリボンをつけてあげました。 とっても可愛いパンダが完成し、皆さん大変喜んでいました。 【ふじさわ傾聴連絡会】 4月21日(木) 17:30-18:30”よりそい”メンバー交流会 18:30-20:45 定例勉強会 【予定】 「藤沢市市民活動推進センター」 5月29日(日) 13:30-16:00 総会 「鵠沼公民館」 【予定】 【おしらせ】 ○傾聴ボランティア養成講座(藤沢)延期 毎年6月からはじまる、傾聴ボランティア養成 講座の方が、定期停電の関係で藤沢市役所の会議 室を確保できず、延期することになりました。電 力事情によってですが、早くて8月、最悪今期中 止の可能性があるとのことです。 (ふじさわ傾聴連絡会より) 【傾聴かなコミ21】 4月12日(火) 9:30-11:30 定例勉強会 【予定】 「かながわ県民センター 」 5月17日(火) 9:30-11:30 定例勉強会 【予定】 「かながわ県民センター 」 ※非会員の方でも事前に連絡を頂ければ傍聴できます。 ○亀吉 平常営業 計画停電などありますが、現状、平常営業を 行っています。停電や電話丌通になっても、震災 後もネット環境は維持されていました。 【電話丌通時の連絡先】 メール info@senior-therapy.org スカイプ kamekichi222
© Copyright 2024 Paperzz