しょう・きゅう・し 2010.4 NO.201 歯の健康まつり2010関連 ・・・・・・・・ 1 松阪地区歯科医師会総会報告・・・・・・・・・・・・ 3 役員会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 社保研究会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 支部長会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 MDF報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 学校保健会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 地域医療委員会講演会報告・・・・・・・・・・・・・17 地域8020運動推進協議会報告・・・・・・・・・・20 会員の皆様お知らせコーナー・・・・・・・・・・・・23 前期学会のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・25 月間行事予定表・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 会務日誌と編集後記・・・・・・・・・・・・・・・・29 社 団 法 人 松阪地区歯科医師会 歯の健康まつり第1回実行委員会開催 今年も歯の健康まつりの季節がやって来ました。 平成 22 年 3 月 26日(金)午後8時より午後9時45分まで歯科センター2階 にて歯の健康まつり2010実行委員会が開かれました。 藤村副会長が昨年に続き実行委員長に就任され、各部門の担当責任者が出席。 それぞれこれまでの反省点と今年の予定などについて協議を行いました。 当日まで忙しい日々が続きますが 全会員一丸となって成功させましょう。 第1回実行委員会 -1- 歯っぴいライフコンクールの歯科医院推薦参加者募集のお知らせ 今年も歯の健康まつりの季節になりました。いつも歯っぴいライフコンクー ルは早い時期に 50 名定員になり、たいへんご迷惑をおかけしております。今年 は歯科医院推薦申込みをできましたら事前に事務局に電話 FAX メールでお知 らせ頂きたいと思いますが、受付は 5 月 6 日(木)からでお願いします。 コンクール日時 6 月 6 日(日) 参加資格 午前9時 30 分より橋西市民センターにて 松阪地区管内にお住まいの方で コンクール当日(6 月 6 日)満 70 歳以上で、20 歯以上残って見える方 申込み方法 事前にお知らせ頂いた方も もう一度 5 月 6 日(木)から受付開始 となりますので 参加者氏名 住所 生年月日 電話番号 歯科医 師名を記入の上 FAX にて事務局までおねがいします。 尚、誠に申 し訳ありませんが 50 名定員に達しましたら、締め切りとさせて頂き ますのでよろしくお願い致します。 -2- 松阪地区歯科医師会総会報告 平成 22 年 3 月 25 日(木)午後5時30分より 場所 健康センター2F 議事録署名人中瀬(冶) 磯田 定刻と共に村田(耕)議長の開会宣言があり総会が開会した。 以下 報告事項を列記する。 長井会長挨拶及び支部長会報告 横山代議員より代議員会報告。 林(尚)県歯理事より県歯の事業についての報告。 歯の健康まつりでは今年も藤村副会長が実行委員長に就任した旨が発表された。 会史編纂特別委員会 第2回8020運動推進協議会報告。 松阪市 大台町就学援助費の医療給付について 地域けあネット報告 会務報告 高森副会長より 休診運営委員会 三重県歯科医師会保健衛生賞 事業所健診 産業歯科健診について 福祉医療助成制度の対象範囲拡大について 大市先生 各委員会報告 議決事項 第1号議案 平成22年度事業並びに会務に関する件 第2号議案 平成22年度一般会計予算に関する件 第3号議案 平成22年度特別会計(運営基金)に関する件 が審議されいずれも成立した。 総会終了後連盟総会が開催された。 県歯連盟副理事長の東先生より報告があった。 議決事項として 第1号議案 平成22年度連盟事業計画に関する件 第2号議案 平成22年度連盟会計予算に関する件 が上程されいずれも成立した。 -3- 北岡先生を推薦 連盟終了後昭和薬品よりの説明会が10分間行われた。 医療管理委員会主催の医療安全講習会が開催され県歯より齋藤常務理事をお迎 えし御講演頂いた。 横山先生の代議員会報告 東県歯副理事長の報告 -4- 三重県歯科医師会齋藤常務理事の講演 広報委員会 -5- 北野 晋 記 役員会報告 平成 22 年 3 月 10 日(水) 於 歯科センター 出席者 (1) (2) 長井会長以下理事全員 報告事項 会長報告 1)支部長会報告 2)その他 村田議長 午後 8 時~ 宮前監事 吉田顧問 別掲 一般会務報告 1)会議報告 ①地域 8020 運動推進協議会(2/18)高森 別掲 ②地域職域連携推進懇話会(2/25)長井 今後企業健診の可能性が出てきた。 ③松阪市学校保健会(2/25) 西村(国) 別掲 ④MDF報告(2/26) 高森 別掲 ⑤松阪市社会福祉大会(3/6)歯の健康まつり寄付に対し歯科医師会が表 彰を受けた。 長井会長出席 ⑥組合会報告 2)会務報告 2月18日 3月 4日 (3) 中央病院登録医協議会 済生会病院医療連携症例検討会 各委員会報告 総務 総会報告 企画 不当要求防止講習会について 地域医療 研修会の報告 別掲 いきいき健康情報次回5月に 大台町の事業予定 広報 前理事会以降の事業報告 学術 6月24日(木) 前期学会2時より 産業振興会館 -6- 医療管理 総会後に県歯常務を迎えて講習会を行う予定 公衆衛生 県歯支部公衆衛生担当者連絡合同協議会の報告 社保 社保研究会 別掲 今後の社保研究会について 福祉厚生 委員会活動報告 4、協議事項 (1) 予算総会日程(3/25)予算他議案について (2) 平成 22 年度歯の健康まつり準備スケジュールについて 5、閉 会 連盟役員会報告 1、開 会 2、会長挨拶 (1) 連盟支部長会報告 峰会長より暫くは強気の風見鶏で行くことに。 (2) 日歯連盟公認候補について (3) 今後別途連盟のみの総会の可能性について検討していく。 4、協議事項 (1) 連盟予算総会日程(3/25)予算他議案について (2) その他 5、閉 会 -7- 『社保研究室』 3 月 3 日(水)歯科センター2Fにて社保研究室を開催いたしました。 講師に浜瀬徳明先生、西岡久穂先生をお招きし、22 年度診療報酬改 定についてと、最近のレセプト返戻についてのお話をうかがいまし た。 ①診療報酬改定については、主な点数の変更点について説明を頂ま したが、詳細は 3 月 28 日の説明会にて行われますので、ご参加され ますようよろしくお願いします。 ②次に最近の返戻についての説明を頂ました。 今後、電子レセ導入により、単月では問題ない場合でも、縦覧点検 により返戻、査定がさらに多くなるため注意が必要との事でした。 以下、最近多い返戻について幾つか抜粋します、、 、、、 、 、 (1)1 ヶ月以内にP検査を 3 回算定は認められない (2)同日の切開と検査は認められない (3)同一初診内に同一歯牙に根充を 2 回する事はありえないが、やむ を得ず 2 回目の根充をする場合、2 回目の根充の点数は貼薬の点 数で算定し、摘要欄にコメント必要 (4)単G病名でのパノラマは認められない (5)外傷性脱臼のT‐FIXの点数は 500 点で算定 (6)床リソウの印象は 225 点で算定 (7)歯管を算定した患者において、前回治療が終了してから 2 ヶ月以 内の初診の算定は認められない。 尚、2 ヶ月以上経過後にあらためて初診を算定する場合は摘要欄 に『前回治療終了年月日』の記載が必ず必要 以上わからないことがありましたら、社保委員会までお願いします 尚、支払基金、国保連合会、東海北陸厚生局からの 電話は診療中であっても、必ず先生本人が電話に でるよう注意してください 小田 寛 記 -8- 挨拶する松島委員長 浜瀬(徳)先生と西岡先生 -9- 支部長会 報告(22年2月28日 開催) ・ 平成22年度診療報酬改定の報告 3月28日に診療報酬改定説明会を行う。 ・ 日歯における終身会員の一部改正について 日歯代議員会への提出を見送る。 ・ 「高齢者の口腔乾燥症に関するアンケート調査」及び 「平成21年分所得税青色申告決算書」の提出協力の依頼。 ・ 来年度より、支部学会に県歯より、年1回5万円の支援を行う。 ・ 最後に各理事より、平成22年度の事業計画(案)が報告されました。 -10- 【第八回 日 時 場 所 出席者 松阪地区歯科連合会(MDF)の報告】 平成 22 年 2 月 26 日(金)PM7:30~9:10 歯科センター1F 歯科医師会 会長長井雅彦・副会長高森幸生・藤村尚由・世話人黒井満 歯科技工士会 支部長岡田秀紀・世話人大西清支 歯科衛生士会 支部長島田富美・副支部長三井美紀・世話人近田紀子 ① 歯科医師会 高森副会長から、以下の内容の報告を頂きました。 1) 近年における主な歯科保健医療対策の実施状況及びその評価 1、 歯科保健全般 2、 母子歯科保健 3、 学校歯科保健 4、 成人歯科保健 5、 高齢者歯科保健 6、 障がい者歯科保健 2) 三重県歯科保健の現状 3) 地域8020運動推進協議会について ② 歯科技工士会 1) 平成21年度口腔ケア推進支援事業(岡田支部長) 施設ひだまりにおいて 平成21年7月30日・10月1日 ホームひさみにおいて 平成21年8月2日・10月18日 義歯洗浄の活動が行なわれました。 2) 海外技工物の問題について(大西世話人) TBS の報道について 2月6日の TBS 系列の「報道特集 NEXT」において中国で作 成された歯科補綴物に関する報道がされました。中国で作られ ている歯科補綴物から有害な金属ベリリウムが検出されまし た。ベリリウムは発癌性など人体に有害であるため日本では2 -11- 5年前から使用が禁止されています。日本歯科医師会は2月9 日、都道府県歯科医師会宛てにこの報道の問題に関しては、今 後とも厚生労働省と必要な協議を実施するとしている。国外で 作製された補綴物などの取り扱いについては、平成17年9月 8日厚生労働省医政局歯科保健課長から各都道府県衛生主管 部長宛てに以下のような通達がされている。歯科技工について は、患者を治療する歯科医師の責任の下、安全性などに十分配 慮した上で実施されるものですが、国外で作製された補綴物に ついては、使用されている歯科材料の性状が必ずしも明確では なく、又我が国の有資格者による作成でないことが考えられる ことから、補綴物などの品質の確保の観点から以下のような取 り扱いとしますので、よろしくご承知願います。 国外で作成された補綴物などを病院又は診療所の歯科医師が 輸入し患者に使用する場合には、患者に対して特に以下の点に ついて十分な情報提供を行い患者の理解と同意を得ることと ともに良質かつ適切な歯科医療を行うよう努めること。 1) 補綴物などの設計 2) 補綴物などの作製方法 3) 使用材料 4) 使用材料の安全性に関する情報 5) 補綴物などの科学的知見に基づく有効性および安全性 に関する情報 6) 補綴物などの国内外での使用実績など 7) その他 患者に対し必要な情報 平成17年に既に上記の通達がされているにも関わらず、今回の問題が 発覚した訳です。 長井会長から、この問題に関しては県歯に問い合わせした上で、情報提 供してゆくと言明された。 ③ 歯科衛生士会 1) 幼児歯科保健教室(3歳児対象)での説明用媒体について(三 井副支部長) 三重県歯科衛生士会松阪支部で作成された媒体についての説 明がありました。パワーポイントで映し出す画面で、乳幼児 をもつ保護者に対し口腔内の PH の変化や、仕上げ磨きの大 切さを認識して頂き、学童期には紙芝居やパネルシアターを -12- 用い子どもの興味を引く媒体で口腔衛生の大切さを訴えてい ます。 高学年になると歯肉炎等の写真も媒体として利用します。 2) 今後の活動方針について(島田支部長) 現在43名の支部の会員が、うまく連携しどの会員が保健指導 を担当しても画一的な指導が出来るよう、研修会への参加を呼 び掛けて、知識や技術の向上を目指した活動をしています。 3) 包括支援センターでの介護予防活動について(世話人近田) 従来の特定高齢者対象の口腔機能向上教室に加え、過去に教室 を受講した方を対象に、今年度は特定高齢者フォローアッフ教 室が始まりました。歯科衛生士会の行う地域支援事業は、集団 で学び合う雰囲気、またレクリエーションも交えた楽しい教室 であるため、高齢者介護予防の課題である「閉じこもり予防」 や「うつ予防」 「認知予防」にもつながると、包括支援センタ ーと連携し支援を行っています。 ( MDF 世話人 MDF会議 -13- 黒井満 記 ) 厚生労働大臣許可 職業紹介所 (事業許可番号 24-ユ-300132) 歯科技工の職場に就職を希望され るときは 人材を採用したいときは 求人の採用条件等を「求人登録票」、初回は「事 就職の希望条件等を、みえ歯科技工士人材バンク の「求職登録票」にご記入ください。 業所登録票」と「求人登録票」に記入してお申込 みください。 ご相談のうえ、適切な就職先の紹介や各種の情報 申し込まれた求人は、求職登録された方に閲覧し を提供します。 ていただけるよう公開(ホームページ上でも一部 また、求人情報はホームページにて一部の情報を の情報は公開)するほか、適格な人材の斡旋を行 公開しています。 います。 ホームページから求職・求人に必要な登録票をダウンロードできます。 詳しくはホームページをご覧いただくか、電話でご相談ください。 営業時間 : 9:30~16:30(月~金曜日) 定 休 日 : 毎週土曜日・日曜日、祝祭日、年末年始 ■住 所 ■電話(050 IP 電話) ■ファックス ■E メール :三重県津市広明町345 ミエライスビル 2F : 050-3305-8210 : 059-253-3873 :dt-bank.mie@carol.ocn.ne.jp みえ歯科技工士人材バンク 三重県歯科医師会 県内歯科技工士確保のため 社団法人 三重県歯科技工士会 が運営しています。 登録及び相談・手続きは無料です。 プライバシーは固く守ります。 -14- 三重県歯科技工士会松阪支部 会員の紹介 私たち歯科技工士会会員は、チーム医療の一員として歯科医療の発展と技術の 向上に、日々努力をしております、今後とも、益々ご愛顧賜りますようお願い申し 上げます。 三重県歯科技工士会 松阪支部 会員一同 三重県歯科技工士会松阪支部 氏 名 内山 角雄 電話 会員名簿 所在(ラボ又は自宅) 氏 名 刀根 亘 0598-210770 松阪市大黒田町 1835-3 0598-217747 松阪市殿町 1575-32 0598-267398 松阪市大黒田町 1638-1 0598-372898 多気町森荘 359-1 (勤)ファミリー歯科みの 0598-323257 松阪市飯南町粥見 2265-1 パライトラボ にしおか 0598-282821 松阪市豊原町154 (勤)松阪市民病院歯科口腔外科 奥山 齊也 059-2273726 津市上浜町 5-104-3 (勤)松阪市民病院歯科口腔外科 川上 靖子 0598-267398 松阪市大黒田町 1638-1 0598-590213 松阪市東黒部町 565 (勤)松阪市民病院歯科口腔外科 0598-291478 松阪市下村町 2592-6 デンタルラボMURATA 0598-461225 松阪市飯高町下滝野 345 0598-269657 松阪市外五曲町 123-2 0598-567130 松阪市舞出町438-2 0598-522556 松阪市末広町 1-211-14 0598-518913 松阪市中央町 603-8 0598-322506 松阪市飯南町粥見 2551-1 0598-290264 松阪市下村町 956-2 (勤)吉田歯科医院 0598-297897 松阪市久保町 1855-368 (勤)吉田歯科医院 0598-372204 多気郡多気町前村929-7 光デンタルラボラトリー 0598-233110 松阪市駅部田町 584-6 内山デンタルラボ 太田 洋一 Y’s ラボラトリー 大西 清支 ㈲大西歯科補綴 大橋 直樹 D・Lオオハシ 岡田 秀紀 D・ラボ 岡田 奥田 栄司 DENTAL CRAFT eーworks (勤)大西歯科補綴 川村 邦行 川村歯科技工所 串上 達也 串上デンタルスタジオ 久米 正也 技工所 くま 鍬形 更生 鍬形歯科技工所 小牧 信也 KOM dent 坂本 賢治 嶋岡 恭司 デンタルラボしまおか 杉坂 昭人 飯南デンタルラボ 杉坂 英生 杉坂歯科技工所 高山 晋弥 モンテローザ・デンタルラボ 谷口 晴美 寺添 直樹 テラゾエ・ギコウ 電話 所在(ラボ又は自宅) 0598-530380 松阪市町平尾町232-9 0598-393668 多気郡多気町野中 95 059-2936264 津市一志町虹が丘 39-13 0598-232505 松阪市大黒田町西林 1761 0596-290363 伊勢市船江 3-15-2 0598-231515 松阪市殿町 1550 0598-231515 松阪市殿町 1550 0598-219785 松阪市春日町2-82 0598-231515 松阪市殿町 1550 059-2568557 津市久居相川町 2089-11 本地 秀司 0598-260093 松阪市駅部田町2025-2 森下 好美 0598-238201 松阪市垣鼻町 750-1 0596-370795 伊勢市小俣町明野 327-2 実 0598-511840 松阪市鎌田町 133-27 山添 俊樹 0598-291133 松阪市下村町 2594-3 0598-267398 松阪市大黒田町 1638-1 0598-211816 松阪市黒田町 1702-1 0598-211816 松阪市黒田町 1702-1 0598-230827 松阪市光町 38-12 刀根。デンタルラボ 中井 孝幸 ナカイデンタルラボラトリー 中嶋 賢二 ㈲ケーズラボラトリー 中村 数男 西岡 忍 野中 計宏 速水 毅 東川 哲也 A。C。スタジオ 村田 明代 村田 恵 明和歯科補綴研究所 森田 政章 森田歯科技工所 森田 森田歯研 山添歯科技研 吉川 幸伸 (勤)大西歯科補綴 吉田 健一 吉田 吉宏 脇谷 祐司 2010 年 3 月現在 (39名) -15- 松阪市学校保健会第2回理事会の報告 平成22年2月25目(木)午後3時30分より、松阪市上川町ワーク七ンター松阪 内 勤労者総合福祉センター2階会議室において、松阪市学校保健会第2回理事会が行 われました。 議題は、①本年度事業経過報告と来年度に向けて ②来年度理事・役員の選出につい て③その他。 事業経過報告は以下の通りでした。 2009.4.30 第3回松阪市学校保健会理事会 5.14 学校保保健会 良い歯のコンクールの事前会議 5.21 松阪市学校保健会総会 第1回養護部会 6.1 事務局引継ぎ 6.7 学校保健会 良い歯のコンクール 6.19 第2回 学校保健会養護部会 7.2 良い歯のコンクール反省会 7.9 第1回松阪市学校保健会役員・理事会 7.10 第1回松阪地区学校結核対策委員会 7.14 第3回 学校保健健養護部会 7.24 第1回複数配置校交流合 8.6 学校保健懇談会 8.27 松阪市学校保健安全研修会 8.27 地域8020運動推進協議会 9.13 市健康フェスティバル・救急医療を考える集い 10.6 第4回 学校保健健養護部合 10.8 三重県学校保健安全研究大会発表に伴う代表者会議 10.13 松阪市学校保健会研修視察 11.13 三重県学校保健安全研究大会 12.1 第5回 学校保健会養護部会 12.14 第2回複数配置校交流会 2010.1.5 松阪市学校保健会 中学校部会臨時部会 1.22 第6回 学校保健会養護部会 2.16 第3回複数配置校交流会 2.18 地域8020運動推進協議会 2.23 第7回 学校保健会養護部会 2.25 第2回松阪市学校保健会役員・理事会 来年度理事につきましては現時点では未定とのことでした。その他として、平成22 年度松阪市学校保健会総会は5月20日開催の予定となっております。 医療管理委員会 -16- 西村国浩 地域医療講演会の報告 平成22年2月21日 松阪市スポーツ振興研修センターにて、松本歯科大 学准教授であり、特殊診療科 摂食・嚥下リハビリテーション外来を担当され ている松尾浩一郎先生を講師にお招きして、 「食べるということの最近の考え方 と臨床的アプローチ」という演題でご講演いただきました。 松尾先生は、摂食・嚥下リハビリテーションの分野において、最先端の臨床・ 研究に携わって来られた研究者であり、当日は留学中に経験されたアメリカで の現状をご紹介いただいたほか、的確な診断とリハビリを実施するためのスク リーニングや、検査方法を説明いただきました。さらに、科学的に確立された 訓練方法をX線透視や、内視鏡を通しての映像などを用いての解説や、障害の 原因や病態を理解したアプローチの重要性をご教授いただきました。 会場には、松歯会の歯科医師22名、他支部歯科医師6名、松歯会のスタッ フ10名、歯科衛生士会12名、施設行政関係20名の合計70名の参加者が 熱心に聴講し、とても理解しやすく今後の摂食・嚥下の分野に歯科医師として どう関わって行くかを考えさせられる素晴らしい講演に、大盛況の研修会とな りました。 尚、当日の講演の内容は、DVD化し、歯科センターに保存してありますの で、視聴したい先生方は事務局に連絡して、お借り下さい。 松本 淳 記 会場は満席でした。(撮影 地域医療委員 -17- 松葉先生) 『食べるということの最近の考え方と臨床的アプローチ』研修会 アンケート結果・分析(有効回収数:48枚) 参加者は大きく分けて、票のとおり、4つの職種に分けることで、各々の特徴を比較でき るような結果が、導き出せました。 これからの、職種を超えた他職種連携という点に、 いくつかの課題も導き出せたように考えます。 歯科医療を実行 居宅や施設で 連想する事柄ベスト5 ①摂食・嚥下機能で 歯科医師 16名 実行中 10名 歯科衛生士・助手 介護職員 言語聴覚士、NS 19名 6名 作業療法士7名 実行中 9名 今後する 2名 今後する 1名 過去に実行 1名 過去に実行 2名 未定 3名 未定 7名 付ける職種ベスト3 ②摂食嚥下障害に 気 新たにした事柄ベスト ③本講演会で記憶を 3 1、誤嚥 1、誤嚥 1、肺炎 1、誤嚥 2、肺炎 2、むせ 2、誤嚥 2、胃婁・ 3、要介護者 3、肺炎 3、胃婁・むせ 3、肺炎 4、むせ 4、要介護者 5、脳卒中 5、高齢者・寝たき 5、自立した食 り 事 1、介護職員 1、介護職員 1、介助者 1、介護者 2、言語聴覚士 2、食事の介助者 2、ケアマネ 2、言語聴覚士 3、主治医 3、言語聴覚士 3、言語聴覚士 1、VE,VF の有用性 1、正しい摂食法 1、不顕性誤嚥 1、評価、訓練 2、咀嚼と嚥下の4 2、嚥下のプロセス 2、胃婁万能と の重要性 期連続プロセスモデ モデルは混在型に される認識の間 2、二層性嚥下 ルから同時機能への パラダイムシフト 違い のメカニズム 変更 されている 3、過度のトロ 3、体位の重要 3、不顕性誤嚥 3、VE,VF ミの不必要 性 -18- 4、むせ 5、生きがい 歯科衛生士 言語聴覚士、NS ベスト3 ④他職種との連携の際、 困難な事柄 歯科医師 歯科助手 介護職員 作業療法士 1、摂食・嚥下リハ 1、現場でのすり合 1、歯科の口腔 1、ミーテイン わせの不足 ケアへの取り組 グの充実に欠け み不足(専門を る のゴール設定が 判らない 2、事前の情報の 等 2、他職種間での相 共有や、交換が出来 教えてほしい) 2、DR との連携 互理解が不足 ていない 2、デイでは他 不足 3、情報共有する場 3、チームアプロー 医療機関とのや 3、他者との関 の設定が不足 チの窓口が不明 り取りが不足 係性が希薄 ⑤明日から出来る摂 食・嚥下リハへの取り組 みベスト3 3、情報不足 ⑥さらに聞きたか った事項ベスト3 1、チエアサイドで 1、本研修を背景に 1、デイではリ 1、更に口腔ケ のテストの実施 した積極的な口腔 ハが行えず、代 アの充実を図る 2、院内での知識の ケアを実施 償法を考えてゆ 2、評価や訓練 共有を図る 2、観察の強化 く を充実させる取 3、患者目線に立っ 3、予防的な訓練の 2、デイ内での り組みを行う たアプローチを! 実施 連携の強化 3、観察の充実 1、間接訓練法につ 1、詳細な予防的ア 1、デイにおけ 1、小児への摂 プローチ る口腔ケアの方 食・嚥下 いて 2、診断後の系統立 った取り組み 3、認知症への対処 2、ケアから、訓練、 法 3、リハビリへの組 2、口腔ケアの み立ての実際 実際 アンケートからは、摂食・嚥下、口腔ケアに携わる各職種が共通して抱えている課題が見 え、更に各職種が独自で持つ課題も垣間見えた。また、各々の専門性(分野)が、よく出 ているアンケート結果であった。歯科の参加者は、実際居宅で活動中の医院から多数の参 加があった。①歯科医療者は誤嚥・肺炎を連想し、近年歯科が摂食嚥下リハに取り組む際 の切り口が、浸透した結果であろう。一方、介護現場からの参加者は、即、胃婁造設のイ メージが強く、認識の刷新になったのはよかった。②言語聴覚士(ST)と、食事介助者の 存在を認識する意見が多く、その職種を理解することから、連携の道が広がるようである。 ③従来の摂食・嚥下のプロセスモデルからの知識の変更を、皆が感じたようだ。④他職種 連携の壁は関係性の薄さにあり、各々構えすぎて切り出してゆけないジレンマが見えた。 ⑤DH や、ST 等のグループがより専門性を生かした活動に、推進力が加味されたようだ。 ⑥チームとして連携するための共通の研修課題が設定できると感じる。(注、VE:内視鏡、 VF:造影検査、摂食嚥下のパラダイムシフト:摂食嚥下は4層の順番で行われる連続ステー ジが定説であったが、各ステージは咀嚼中に各々混在して行われるという事、) -19- 会 議 報 告 書 報告者氏名: 西村 充功 平成22年3月18日 会 議 の 名 称 平成21年度第2回松阪地区地域8020運動推進協議会 開 催 日 時 平成22年2月18日(木) 14時00分 から 16時00分 開 催 場 所 松阪歯科センター 2F 三重県松阪保健福祉事務所所長 宮川 一夫、松阪市保健部健康推進課保健予防主幹 西山 久司・保 健予防主任 西 智子、多気町健康福祉課健康推進係長 森本 直美、大台町健康ほけん課主幹 西山 雅予、明和町福祉子育て課保健師 杉野 春香、三重県歯科衛生士会松阪支部 刀根 伊佐子・近田 紀 子、三重県地域活動栄養士連絡協議会代表 泉 知子、松阪市学校保健会会長 珎道 安志・理事 小 出 竹 多恵子、多気郡学校保健会副会長 中川 直樹・理事 向井 敏子、三重県歯科医師会松阪支部会 席 長 長井 雅彦・副会長 高森 幸生・副会長 藤村 尚由・公衆衛生理事 地主 尚由・地域医療理事 者 辻 泰明、三重県歯科医師会公衆衛生委員 西村 充功 事務局:芝田主幹・中井常務理事・杉原理事 オブザーバー:石濱 信之 欠席者 1. 開会 挨拶 松阪地区歯科医師会 長井会長 歯科医師会の活動報告と各市町の目標について情報交換と議論をお願いしたい。 2. 委員紹介 議長 松阪地区歯科医師会 高森副会長より報告書作成は西村委員が指名され、委員紹介が 行われた。 3. 報告事項 (1) 第 1 回協議会の振り返り 西村委員より前回の協議会の報告が行われた。 (2)前回資料の訂正について 芝田主幹より訂正された。 4. 協議事項 (1) 乳幼児から児童・生徒の齲蝕罹患率に改善について 松阪地区歯科医師会の活動について 協 議 概 要 地主公衆衛生理事より ・ 障害者歯科保健指導(年 2 回) ・ 歯の健康まつりでの歯科健診及び相談(6 月) ・ 健康フェスティバルでの歯科健診及び歯科相談、歯科衛生士会による保健指導 ・ ワークセンターフェスティバルでの歯科健診、歯科相談、歯科指導 ・ 事業所からの 150 名を対象とした産業歯科健診(春・秋) ・ 学校歯科医各自による指導 辻地域医療理事より ・大台町におけるフッ化物洗口推進支援事業について 保育所に入所する 4・5 歳児を対象として平成 19 年度より三重県歯科医 師会主催のモデル事業として開始。むし歯予防と保護者への予防意識の 啓発を中心にむし歯予防システムを構築し、町全体の問題としてみんな で取り組むことを目的とする。 ・フッ化物洗口推進支援事業の流れについて 1. 指導者研修会 2. 大台町役場にて関係者勉強会(町長出席) 3. 職員研修会と実地指導(保育士・園長) 4. 保護者説明会(洗口申込書配布) 5. 保育所で希望者にフッ素洗口を開始 6. 継続実施(21 年度より大台町が主体) 勉強会、研修会では関係者にフッ素洗口を必ず実際に体験して戴いている。 ・ 大台町による 2 歳児健診(1 歳半・3 歳児健診と異なる。歯科医院への来院型) ・ 口腔ケア在宅歯科医療の研修会を年 1 回開催 ・ 歯周疾患予防の研修会についても検討中 -20- 藤村副会長より ・歯の健康まつり 2009 について 来場者約 1200 名、新型インフルエンザの影響もあり例年より少なかった。 午前中によい歯のコンクール最終審査を実施、午後より歯に関する啓蒙のためのブー スが出店。口腔がんについてのコーナーもあり。 薬剤師会、歯科衛生士会、栄養士連絡協議会等より協力を戴いた。 歯科衛生士会 刀根副支部長より 歯の健康まつりでのブラッシング指導コーナーは、手鏡を持って歯を磨く習慣をもって もらうにはよい機会。 栄養士連絡協議会 泉代表より ・おやつについての質問 おやつはお菓子ではなく、足りない栄養を補う大切な食事である ・噛むことの効果「ひみこのはがいーぜ」 「ひ」肥満予防、「み」味覚の発達、「こ」言葉の発音がはっきり、「の」脳の発達、 「は」むし歯・歯周病の予防、「が」がん予防、 「い」胃腸快調、「ぜ」全力投球できる ・歯みがきの重要性。黒いクッキーは汚れがよくわかり、インパクトもあって良い 学校保健会 珎道会長より ほとんどの小学校で給食後に歯みがきをしているが、むし歯が多い。学校歯科医に ブラッシング指導をして欲しい。 また、歯肉の色が気になる生徒がいるが、カルシウム不足ではないか。 家庭で朝は歯をみがくが、夜はみがかない子どもが多い。みがいていても時間が短く、 20~30 秒。 学校保健会 小竹理事より 第四小学校では、3 月に学校歯科医を迎え学校保健会を開催予定。むし歯、歯肉炎、 歯ならびについて指導をして戴く予定。 8020 協議会を通じ、専門の方々に学校に入ってもらい指導等行ってもらえるとより 意識が高まると思う。 フッ素についてはまだ難しいと感じる。学校現場ではブラッシング指導や啓蒙活動が 必要。 石濱オブザーバーより フッ化物は安全性についても世界的に認められている。予防方法としてうがいが有効、 歯ブラシも当然必要。理解を得ながら活用していけばよい。 保健所 宮川所長より 以前、宝塚市においてフッ化物による健康被害が出た。その時から学校現場はフッ素が 有害であるとの認識を引きずっている。諸外国では水道水にフッ素が入っている。 教育委員会は安全性が確定されていないと言って、取り組んでいない。歯科医師会では 保育園で行っているので、徐々に小学校の理解も求めていけたら良いのではないか。 中井常務理事より ・宝塚市での斑状歯が問題になった事例について。 ・奈良県の温泉ではフッ化物が多く含まれている。 ・フッ化物でのアレルギーは起こっていない。 三重県でのフッ化物洗口は 4・5 歳児でまだ 1600 人程度。この協議会を通じ、三重 県各地でフッ化物について学校保健会や各関係者と議論がされている。学校側は、 フッ化物のアレルギーの有無や毒性等についてもう少し知りたい。学童期は自分の 健康は自分自身で守るという学習の場であり、フッ化物については各家庭で取り組む べきであり、学校では実施する時間がない等の意見がある。 小竹先生にも参加して戴く先進地視察はみずほ小学校の予定。 学校保健会 中川副会長より 中学校では歯の健康についての活動は全く行っていない。全て子供達に任せている。 その他の薬物や命の教育については外部の専門家より指導を行っているが、口臭予防 -21- としてのブラッシングと考えている子供も多いのでは。この機会に歯の健康について 考えていきたい。 フッ化物については悪いものであるという認識が強く、多くの人がそう考えている。 正しい知識を広げていかなければならないと思う。 学校保健会 向井理事より 今年度 PTA 教育員学校歯科医と歯の健康について 7 月に協議会を行い、衛生士の指導 を仰いで歯や歯肉の大切さを認識した。75~76%が、歯の健康について意識が向上 した(アンケート結果より)。 給食後の歯みがきを開始した。継続が大切だが、学校側は難しさも感じている。 第 2 回の学校保健会を 3 月に行う予定。多気町の健康推進係の森本さんにも来て戴き、 多気町の取り組みについても話をして戴きたい。小学校の先生にも来て戴きたい。 生活習慣を身につけることは歯だけではなく健康に繋がると考えている。 保健所 宮川所長より ヘルシーピープル 21 では、歯科保健活動は重要な位置づけである。生活習慣をよく するということでは、歯がよい指標である。 (2) 各市町の歯科保健対策への次年度の取り組みについて 松阪市 西主任より 今まで通りであるが、子供からお年寄りまで歯科保健を広げていきたい。 フッ素についてもアピールしていきたい。 多気町 森本係長より 新しい事業はないが、歯科衛生士を 1 人増やし、口腔についての指導を充実させたい。 大台町 西山主幹より ・ 妊婦歯科健診、1 歳半・3 歳半・2 歳児健診の結果 ・ 大台町こどもの歯と口の健康づくり学習会の開催 ・ 栄養士連絡会を年 3 回開催 ・ 22 年度の新規事業として 3 歳児にも歯科健診とフッ素塗布を拡大 ・ 明和町 杉野保健師より ・ 1 歳半健診後のブラッシング指導 ・ 保健所のブラッシング指導 ・ 妊婦アンケートについて歯科の項目を入れる予定 ・ 衛生士会 刀根副会長より ・ 歯科保健教室で使う媒体の説明 ・ 保護者への説明の媒体について ・ 衛生士会では 40 名程度が画一的な指導が出来るようマニュアルを作成している。各 自スキルアップを図って勉強会を開催 ・ 栄養士連絡協議会 泉代表より ・ おやつについての説明、媒体について ・ 子供達のメタボリック・シンドロームについての説明、砂糖の量等 ・ おやつ→補食である。当分の少ないおやつのレシピ等 高森副会長より 歯の健康指標の設定をしっかり記入して戴きたい。 (3) その他 5. 連絡依頼事項 6. 閉会 -22- 会員の皆様お知らせコーナー 杉山拓紀先生より書籍を寄贈頂きました。ありがとうございました。 辻 冷子先生の住所が変更されました。各自名簿の訂正を御願いします。 〒515-0325 多気郡明和町竹川44-1 TEL0596-52-0984 FAX0596-53-2223 -23- 歯科センター2階のこんな場所にも窓がありました。 開けてみました。 皆さんも一度開けて外を眺めてみてください。意外なものがありますよ。 ◎ 口腔ケアステーション報告は今月号は休載です。 -24- 前期学会のお知らせ(6月24日開催予定) 講師の先生より事前抄録が届きました。 『 開業医における歯科インプラント治療-28 年間の歴史-』 愛知インプラントセンタ-(名古屋市開業) 堀田康記 私が自分の診療所で、誰の助けも借りずに恐る恐る最初のインプラント手術(バイオ セラムインプラント)をしたのが 1981 年でした。 その後、リンコ-ブレ-ド、歯牙移植、歯内骨内インプラント、骨膜下インプラント、 ITI(Straumann)F・K・Tの各タイプをへてBONEFITインプラント、IMZ インプラント、ANKYLOSインプラント、FRIALIT-2 インプラント, SPI インプラント 等を行い今日に至っています。その間、インプラント植立に必要な種々の手術法も開発さ れ、当院でも、サイナスリフト(Lateral window technique)は 1990 年から、ソケットリ フトは 1992 年から,GBR法は 1992 年から行ってきました。 気がついてみれば、早 28 年間インプラント治療と係わってきたことになります。今回 この講演会では、大きく分けて4つの主題についてお話したいと思います。 1番目は、インプラントを補綴学的観点から見た時、診断・治療方針をどのように考 えるのか?歯列全体からみて何が重要であるのかを説明します。 2番目は、本当のところインプラントはどうなのか???という問いに、20 年以上経 過し、その間、インプラントの追加、一部撤去、再植立等をして咬合を維持させた症例を 提示します。 3番目は、単独植立からフルアーチ(immediate loading を含む)、オーバーデンチャ ーに至るまで各種の症例を提示します。 4番目は、ごく普通の開業医(私のことですが)としてどこまでの難症例を取り扱え るのか???という問題です。難症例でも、腸骨移植等が必要不可欠な症例は病院歯科に お願いするとして、その少し手前のボーダーライン上の難症例に対し、どのようにアプロ ーチし、解決したのかをお見せします。それらは、最近の数年間で本当に苦労に苦労を重 ねた症例であり、当然のように Sinus Lift, Socket Lift, Guided Bone Regeneration, Split Crest Technique 等が要求されます。 以上、4つの主題を通して、自分なりに苦しみもがいた(申し訳ないことに、当然、 患者さんもご苦労なさっておられますが)症例を供覧し、ご批判を仰ぎたいと思っていま す。 -25- 堀田 (Yasunori HOTTA, DDS, PhD) 康記 [診療所]〒463 1951年生まれ 名古屋市守山区守牧町13 堀田歯科 tel:052(794)8188 1976年 ・愛知学院大学歯学部卒 1988年 ・日本口腔インプラント学会正会員資格取得。 1990年 ・学位取得・歯学博士(愛知学院大学 歯乙第184号、口腔解剖学)。 ・アメリカ口腔インプラント学会認定医試験合格 (シカゴ市、アメリカ歯科医師会本部にて受験)。 ( Associate Fellow of the American Academy of Implant Dentistry ) 1992年 ・日本矯正歯科学会認定医資格取得。 1993年 ・日本口腔インプラント学会第一回認定医試験合格。 1994年 ・ジョ-ジア医科大学歯学部・アメリカ口腔インプラント学会(AAID)共催、 インプラント合計300時間コ-スに日本より参加・修了。 ・アメリカ口腔インプラント学会指導医試験合格。 (アメリカ・ニュ-オリンズ市にて受験) ( Fellow of the American Academy of Implant Dentistry ) 1998年 ・日本口腔インプラント学会指導医 1999年 ・日本口腔インプラント学会指定研修施設・ 愛知インプラントセンタ-所長 2006年 ・National University in the Philippines 歯学部・客員教授 2004~2006 年 ・アメリカ口腔インプラント学会(AAID)・ 300 2007年 hour Maxi-Course in India 派遣講師 ・社)日本口腔インプラント学会・口腔インプラント専門医 (認定医制度が専門医制度に移行のため) 2008年 ・朝日大学歯学部口腔病態医療学講座・口腔外科学分野 口腔インプラント科・非常勤講師(4 月~) ・愛知学院大学歯学部・口腔病理学講座・非常勤講師(10月~) 2009年 ・愛知学院大学歯学部・高齢者歯科学講座 口腔インプラント科診療部・非常勤講師(10月~) 【参考文献】 1) Yasunori Hotta ; USE OF CEPHALOMETORIC ANALYSIS FOR IMPLANT PLACEMENT IN A PATIENT WITH AN EDENTULOUS MAXILLA WITH A SEVERE CLASSⅢINTERMAXILLARY RELATIONSHIP(英文):Journal of Oral Implantology(アメリカ口腔インプラント学会誌),Vol.30 ( 1) : 7~13, 2004, アメリカ. 2)Yasunori HOTTA ; Recovery of Alveolar Bone by the Guided Bone Regeneration -26- Technique(英文) :Journal of Oral Implantology(アメリカ口腔インプラント学会誌) , Vol.22 ( 2 ) : 138~146, 1996, アメリカ. 3)堀田康記;インプラント撤去・再植立にGBR法を併用した症例-自家骨切削粉と吸収 性HAPの使用経験-: 日本口腔インプラント学会誌,11( 2) : 256~267,1998. 4)Yasunori Hotta and Hidehiro Suzuki ; Clinical Comparison between Subperiosteal Implants and Sinus Elevation in Maxillary Molar Regions with Minimal Bone, 骨 量の少ない上顎臼歯部における骨膜下インプラントと上顎洞底挙上法の臨床的な比較 (英文):日本口腔インプラント学会誌,8 ( 1) : 69~82,1995. 5)堀田康記;術者可撤式上部構造を応用し3年経過したデンタルインプラント症例:日本 口腔インプラント学会誌,1 ( 1) :118~125,1988. 6)堀田康記;下顎前歯部インプラント支持,上下全部床義歯の1治験例:愛知学院大学歯 学会誌, Vol.36( 1) : 205~214,1998. 7)堀田康記;上顎両側犬歯の先天的欠如を伴う症例の治験例、矯正処置とインプラントの 併用:愛知学院大学歯学会誌、Vol.33 (4) : 889~898, 1995. 8)伊藤幸司, 小松晋一,堀田康記,吉田賢司,栗田賢一 ; 上下顎片側性骨膜下インプラ ントを適用した長期経過観察症例:日本口腔インプラント学会誌,14 ( 1) :58~64, 2001. 9)小松晋一,伊藤幸司,堀田康記,前田初彦,亀山洋一郎 ; インプラント体周囲の移植 歯肉のクリ-ピング現象:日本口腔インプラント学会誌,14 ( 1) :29~35,2001. 10)吉本裕彦, 和田 昭, 堀田康記, 前田初彦, 亀山洋一郎 ; 異なった2種類の処置をほど こしたチタンプレート表面における骨芽細胞様細胞の付着と増殖および分化に関する 研究:日本口腔インプラント学会誌,16 ( 3) :1~8,2003. 11)高嶋秀隆,川俣明敏,岡田光明,内匠 孝,堀田康記,大屋高徳,山内六男; 上顎 臼歯部インプラント術後評価のためのCT画像3次元表示法(3DCT)の検討:日 本口腔インプラント学会誌,14 ( 3) :114~120,2001. 12)岡田光明,高嶋秀隆,内匠 孝,川俣明敏,山内六男,堀田康記 ; 上顎臼歯部への ワイドインプラントの応用:日本口腔インプラント学会誌,14 ( 4 ) :48~53,2001. 13)高嶋秀隆,内匠 孝,岡田光明,笠村健一郎,堀田康記,勝又明敏,山内六男;早期負 荷法による下顎インプラントオーバーデンチャー症例;日本口腔インプラント学会誌, 17(2):45~50,2004. 14)笠村健一朗,岡田光明,高嶋秀隆,勝又明敏,内藤宗孝,堀田康記,山内六男;CT 画像データによる粉末固着法三次元実体模型の臨床応用;日本口腔インプラント学会 誌,18(2):101~109,2005. -27- 松阪地区歯科医師会月間行事予定表 日 曜 1 木 松 歯 会 (県歯会) その他 平成22年4月 診療及び健診担当医 休日 3歳児 1.6歳児 村田幸・津田 大台町歯と口の健康づくり 協議会 2 金 3 土 4 日 5 月 6 火 7 水 8 木 松本一.村田耕 9 金 西井 10 土 11 日 12 月 13 火 14 水 15 木 佐藤 小田寛 馬瀬 松田 植松・東 辻村 大瀬(3/25分) 16 金 17 土 18 日 19 月 20 火 21 水 22 木 23 金 24 土 25 日 26 月 27 火 28 水 29 祝 30 金 31 土 杉山拓 藤川 理事会 不当要求防止責任者講習会 大森・辻泰 松阪市学校保健会 世古 浜口文則 馬瀬 -28- 松島・畑中 県歯他 【会務日誌】 2月 21日 25日 26日 28日 3月 3日 4日 5日 6日 10日 11日 16日 17日 18日 20日 地域医療研修会 松阪市学校保健会理事会(西村国) 支部公衆衛生連絡協議会(村田幸) 地域職域連携推進懇話会(会長) 多気国保運営協議会(佐藤秀) MDF 松阪市地域密着型サービス運営委員会(会長) 支部長会・組合会 社保研究室 済生会医療連携症例検討会 会史 新日本工業打合せ(小田・北野) 明和町介護保険推進協議会(高森) 松阪市社会福祉大会(会長) 役員会 中央病院地域連携委員会(会長) 市民病院臨床懇話会 松阪市防災会議(会長) 感染症危機管理ネットワーク(会長) 支部医療管理担当者協議会(西村国) 支部学術担当者協議会(阪口) 南三歯会 鶴歯会 【編集後記】 な、なんと・・・201 号は新春 4 月号です!(o^ ^o)それだけでワクワク嬉しくな ってきませんか? ふくらむ夢とちょっぴり不安を胸にスタートする皆さん へこんなフレーズを想い出しました「それならばひとりきり生きてみろと言 われても無理なことわかってる、それだけに歯がゆくて中途半端なんで す・・・」(さだまさし) この不安定な初々しさが「初心」なのかな・・・忘れずに精進します m(_ _) (岡田明彦 -29- 記)
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