★☆秋大ネット☆★ 2010.12.10 No.1423 発行 秋田大学教職員組合 Faculty and Staff Union of Akita Univ.〒010-8502 秋田市手形学園町 1-1 Tel 018-889-2295,-831-0203, Fax 018-831-0219, メール fua@sings.jp, HP http://hb8.seikyou.ne.jp/home/fua/ , 携帯 http://hb8.seikyou.ne.jp/home/fua/m/ 非常勤職員へのアンケート結果を基に要望書を作成 生の声を大学に届けました 今年 2010 年 11 月に学内の非常勤職員にアンケートを行い、98 名の方から回答がありました。回答して頂いた 方にはこの場を借りてお礼申し上げます。 この結果を受けて、要望書を作成し、アンケートの集約結果とともに大学人事課へ届けました。 ここにアンケートの結果と要望書を掲載します。 アンケート結果で特徴的なことは、以下の 3 つです。 1.回答者中、実に 7 割以上の人が、業務内容が正職員と同じまたは類似していると 感じていること(項目 2)。 2.月に 31 時間以上の超過勤務をしている人が 8 名に及ぶこと(項目 3-1)。 3.項目 4-1 「3 年の雇用期限撤廃」と 4-4「給与等の金銭面」への不満や満足していない 人が多くいること。 自由記述欄でも、雇用期限をなくして欲しい、昇級して欲しい、ボーナスを支給して欲しい、もっと同じ職場で働 きたい、正職員になりたい、といった要望が多数挙りました。 今後さらなる大学との交渉や懇談を重ねて、皆様の要望が少しでも実現できるように頑張ります。 非常勤職員アンケート集計結果 ( 回答数: 98 1.ご回答いただく方について、該当する番号に○をつけてください。 1-1.勤務条件 a.6時間(パート) b.8時間(フルタイム) c.その他 1-2.任期 a.任期あり b.任期なし 2.現在の職務について、常勤職員の業務と明確な違いはありますか。 一つに○をつけてください。 a.より高い質の業務を行っている 74 18 3 62 15 7 b.業務の質に違いはない 34 c.業務の質が類似している d.定型的な業務が主で、業務の質に違いがある 19 18 e.どちらとも言えない 19 3.超過勤務についてお答えください。 3-1.平均して超過勤務は月に何時間くらいですか。 ) a. b. c. d. e. 0∼5時間 6∼10時間 11∼20時間 21∼30時間 31時間以上 46 14 18 2 8 3-2.超過勤務手当が支払われていないのは月に何時間ですか 。(持ち帰り仕事も含みます) a. なし 48 b. 1∼5時間 6 c. 6∼10時間 7 d. 11時間以上 4 4.以下のことについてあてはまるところに○をつけてください。 1. 2. 不満 あまり満足 ではない 4-1.3年の雇用期限 57 16 4-2.常勤職員との関係 8 15 4-3.上司との関係 7 15 4-4.給与等の金銭面 36 16 4-5.職務の内容の質 6 23 4-6.職務の内容の量 11 20 4-7.職場の物的な環境 5 16 5.職場や職務に対する不満、要望などを自由にお書き下さい。 3. 普通 12 46 37 20 42 46 43 4. ある程度 満足 4 9 14 15 14 9 12 5. 満足 1 18 21 11 11 9 20 (抜粋して掲載しています) 3年という任期を考えると引き継ぎが面倒 職務内容の質と量に相応した報酬にしてほしい。 (仕事の成果や仕事の進め方をきちんと評価し、それに合わせた報酬にするべき。) パートであっても正職員以上の仕事をしています。きちんと評価制度を設けるべき。 ボーナス、退職金は勤務時間に乗算して出るようにしてほしい。 (まったくなしというのは納得できな い) やはり給料面です。パート(6時間)にもボーナスを・・・よろしくお願いします。 毎日、毎日、がんばっているので、少しでも処遇改善することを願っています。 3年の期限がなくなれば、もっと働きやすい場所となりそうです。正職員になってみたいです。 期限をなくしてほしい。職員と業務内容がほぼかわらないか、異動がない分、職務経験が長く職員以上 の仕事、責任を負っている非常勤職員が多い。職員の交代と非常勤職員の期限による交代が重なると、 スムーズに行かないことが増え、かえって非効率なのではないでしょうか 少しでもいいからボーナスが出たらすごく嬉しい。限られた人数での仕事なので、年休を取るのがなか なかできません。毎年40日の年休がありますが、35日以上残すことになります。年休を取る時、代 替の方が居ると休みを取りやすくなるのですが・・・ 簡単に交代できるような職務内容ではないので3年雇用の縛りは本当に辛い。是非、撤廃して貰いたい 。また、非常勤職員という形にもかかわらず、責任等が重い仕事を任されることがある。常勤だったら 良いな、と思うことが度々ある。 ボーナスがほしい。毎年昇給してほしい。 昇給してほしい。ボーナスがほしい。 日々、難儀して仕事をしているので、3年で任期を終了してほしくない。できればせっかく時間をかけ て覚えた仕事なので、続けていきたい。任期がなくなることが最良だが、せめて任期を延ばしてほしい 。 ・日々雇用のフルタイム職員は、一年ごとの更新という異状な任用形態で、実質30年以上勤務してい る人もいます。年数万円の退職手当を支給されていますが、実質の勤務年数に応じた退職手当を支給し てもらいたいと思います。それが無理なら、さしあたって退職時に未消化の有給休暇の買い上げをして ほしい。(有給休暇の買い上げは違法のようですが、例外として退職時は認められているようです。) ・パートタイム職員にも、ボーナスを出してほしい。 就職したときに常時とのことで仕事に就きましたが、労働条件通知書に更新の有無の所に当初の契約か ら3年を超えることはできない、とあり、びっくりしました。少しでも長く仕事をしたいと思い就職し たので残念です。 常勤は住宅手当、扶養手当があるのに、非常勤はないので手当がつくようにしてほしいい。 ここの収入をメインにして生活している私は、またハローワーク通いか、と思うとめいってくる。ちな みに3年の期限付き6時間です。非常に不安を覚える。特に障害者には配慮があっても良いのではないか 。 @910x6hx20日程度では、文化的な生活はできない。 パートタイム職員にもボーナスや各種手当ての支給をしてほしい。 パートタイム職員にもボーナス支給してほしい。 正職員になるだけの要件を満たしている人材に対して、ボーナス支給という道も検討してほしい。 予算がないとのことで超過勤務の時間を減らして出している。サービス残業をなくしてほしい。 3年の雇用期限をつけないでほしい。仕事を覚えたので、もっとこの職場で生かしていきたいです。 3年の雇用期限を絶対条件にしないでほしい。 パート職員にもボーナスを!!座るヒマもなく働いています。スタッフのため仕事しやすいようにと日 々努力しているのに少しのメリットもない・・・。大金とは言いませんが、少しでいいのです。気持ち でももらえれば、また仕事するぞと頑張れる!! 今現在、3年契約で働いているが仕事に慣れて、周囲と同等に動けるようになるころに契約終了となるの は職場的にも私にとっても不利益になると思います。3年後また一から新しい人に指導する職場は多忙な 中で時間がさかれ、業務にも支障があると思います。もし可能であるなら非常勤職員の今の立場のまま でも良いので、60歳まで働かせて頂きたいです。正職員になりたいか、現在の立場で契約延長希望か など、働く者に対して選択技を頂きたいと思います。 3年の雇用期限がH16年度から発生したが、業務の内容が細部まで及ぶものなので、3年ごとに人がか わるのは厳しいと思う。もう少し大学側の配慮がほしい。(給与面、休暇、育休、産休、雇用期限の廃 止など。) 期限付きの勤務条件で採用していただきましたが、なぜ、期限付きなのか、明確な理由が分かりません 。今回、5年勤務して任期満了との理由で職場を去られる人がいます。去ると言うより「追いやられる てしまう」印象が強く、慣れた仕事、職を失う現状は ただ受け入れざるをえないのでしょうか・・・ 。職を失うことはとても不安でなりません。日々のやりがいよりも失業という現実が数年後に来てしま うことに不満を感じています。配置換えでもかまいません。どうか期限付きをなくし少しでも長くこの 仕事を続けていけるように希望します。 任期について最長で何年であるか、また任期後に再び雇用してもらえる可能性があるか(働きぶりを見て 決めるのであれば、そのような説明)がなかったため、先が見えず不安です。ボーナスも常勤と同じと は言いませんので、多少あると助かります。正職員になるには、やはり大学職員採用試験を受けるしか 道はないのでしょうか? 6.職場でのセクハラ(性的嫌がらせ)やパワハラ(上司による嫌がらせ)など、ハラスメントについて お答え下さい。 1. 2. 3. 4. わからない ほとんどない 時々ある よくある 6-1.自分に対して 6-2.他の人に対して 14 35 70 45 7 8 1 2 2010年12月9日 秋田大学長 吉 村 昇 殿 秋田大学教職員組合 執行委員長 佐 藤 修 司 非常勤職員の労働条件改善等に関する要望書 国立大学法人秋田大学の発展に向けた貴職の日頃のご尽力に対して、心より敬意を表します。 さて、この11月に教職員組合として非常勤職員を対象にアンケートを実施しました。98名から回答があ り、結果を別紙にまとめました。ご高覧戴きますようお願い申し上げます。 その中で、非常勤職員の業務内容について「定型的な業務が主で、業務の質に違いがある」と回答し た人は18%にとどまり、55%の人が常勤職員と同じまたは類似している。20%の人がどちらとも言え な いと回答しています。また、パート職員でありながら、毎月30時間を超える超過勤務をしている人が 8 人いました。 業務内容が同じまたは類似しているのであれば、正職員との均衡がとれるような賃金体系を作るべき です。さらに、毎月30時間を超える超過勤務をする必要があるパートタイム職員およびフルタイム職員 は正職員とするべきです。 また、自由記載には、多くの声が寄せられており、中には早急に手を打つ必要がある内容が含まれて います。一人で悩み苦しまずにすむ相談できる場が必要です。これは非常勤職員のみならず常勤職員に とってもプラスになるのではないでしょうか。 切実となっている非常勤職員の処遇改善につきましては、昨年の11月および今年8月に要望書を提出 し、10月には人事課との懇談会、11月の団体交渉等で要望をしてきました。その経緯とアンケート調査 の結果を踏まえ、下記事項について要望しますので、具体策を講じられるようお願い申し上げます。 <非常勤職員の待遇改善に関する要望事項> 1.業務内容に見合った処遇改善(日額・時間単価・手当等)を行うこと。 2.非常勤職員のおかれている勤務実態、労働条件などの把握に努めること。 3.雇用期限の撤廃を図ること。 4.正職員への登用制度を設けること。 <職場環境・業務の改善に関する要望事項> 1.職場環境や業務に関する相談窓口として「困りごと相談室(仮称)」を常設すること。 2.非常勤職員にも研修・教育の機会を保障し、業務に精通・熟達できるようにすること。 3.非常勤職員も本学の職員として、教育・研究・医療を支える重要な構成員であることが、 大学全体の認識となるよう教職員の意識改革を進めること。 4.メンタルヘルスケアの充実をはかり、当事者のこと、周囲の教職員、環境などにも十分に 配慮すること。 5.非常勤職員の人権、人格が尊重されるように、諸手続等のあり方を見直すこと。 6.業務の改善についての提案が気軽にできるよう、投書箱の設置などを行うこと。 以 上
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