平成27年度学校教育自己診断 1.集計結果とコメント 回答(各質問項目)の「A:よくあてはまる(児童 A 強くそう思う)」、「B:ややあてはまる(児 童 B そう思う)」を肯定的回答としてパーセンテージで表しています。なお、今年度より(E:わからない)を 全体集計に含めたため、昨年度報告致しました数値より評価の割合が若干下がっています。 児童(4・5・6年) 昨年度より向上した項 目 質 問 H27 H26 1 学校へ行くのが楽しい。 71.3% 75.0% 2 気の合う友だちがいる。 83.0% 90.6% 69.6% 70.0% 3 授業中にまじめに先生の話や友だちの発表を聞き、きちんとノートをとっ て分かろうとがんばっている。 4 家では進んで学習している。(宿題も含む) 67.8% 83.8% 5 授業はわかりやすい。(国語) 81.9% 85.6% 6 授業はわかりやすい。(社会) 82.5% 80.6% 7 授業はわかりやすい。(算数) 80.7% 88.8% 8 授業はわかりやすい。(理科) 85.4% 89.4% 9 授業はわかりやすい。(図工) 89.5% 91.3% 10 授業はわかりやすい。(体育) 77.2% 92.5% 11 授業はわかりやすい。(音楽) 62.6% 78.1% 12 授業はわかりやすい。(家庭 5,6 年だけです。) 77.8% 94.6% 13 外国語授業の時間は楽しい。(外国語(英語)) 48.5% 76.3% 14 コンピュータを使う授業はわかりやすい。(情報教育) 72.5% 86.9% 15 少人数での授業はよくわかる。(5 年は算数と国語、4 年は算数) 84.2% 82.5% 16 総合的な学習の時間で学んだ事は役に立つと思う。(総合) 81.9% 83.8% 17 読書をよくする。(マンガ以外の)(図書) 68.4% 67.5% 75.4% 86.9% 19 学校は、「いじめをしてはいけない」と教えてくれる。 85.4% 87.5% 20 通知表の内容は納得できる。 81.3% 81.9% 21 自分ががんばったことを、家の人はほめてくれる。 71.3% 78.8% 22 自分のことを大切だと思う。 72.5% 75.6% 23 地しんや火災、不審者の侵入など、緊急の時、避難の仕方を知っている。 83.6% 87.5% 24 学校では自分らしく生きることや将来について考える機会がある。 61.4% 新規 18 人に対する思いやりやルールの大切さについて、学校は教えてくれる。 (道徳) 保護者(1~6年) 質 1 2 問 子どもは学校へ行くのを楽しみにしている。 子どもは、授業中にまじめに先生の話や友だちの発表に耳をかたむけ、 きちんとノートをとって分かろうとがんばっているようだ。 H27 H26 89.9% 86.8% 89.1% 87.9% 3 学校は、学習時間の習慣がつくよう取組を行っている。 86.7% 新規 4 先生は、授業がわかりやすいように工夫しているようだ。 87.0% 90.7% 5 学校行事は、子どもたちが楽しんで積極的に参加できるよう工夫され ている。 94.4% 91.5% 6 家で、子どものがんばったことをほめている。 89.7% 91.0% 7 先生は子どものがんばったことをほめてくれている。 88.3% 90.1% 8 子どもは、自分自身のことを大切だと思っているようだ。 86.2% 86.8% 9 学校は学年に応じて、子どもが生き方や将来について考えられるよう な指導(キャリア教育)を行っている 50.4% 新規 10 子どもは人権の大切さや社会のルールについて分かっていると思う。 79.0% 83.4% 11 学校は、いじめ防止や早期発見の取組みを推進している。 49.9% 52.7% 12 学校は、子どもに読書の習慣がつくよう指導してくれている。 86.2% 87.9% 13 学校の施設・設備に満足している。 65.8% 72.7% 14 通知表はよくわかる。 80.4% 80.0% 15 お便りなどで学校のことがよくわかる。 90.5% 88.7% 92.3% 91.5% 17 PTA 行事によく参加している方だ。 57.6% 60.8% 18 本校では、PTA 活動が活発である。 69.0% 71.0% 16 学校は、保護者や地域の人たちに授業を公開し、つながりを深める機 会を多く設けている。 ◇ 児童の「学校に行くのが楽しい」は、肯定的回答が70% (5%減少)になっていますが、 保護者の「子どもは学校に行くのを楽しみにしている」は89.9%に上がっており、学 校に対する感じ方にギャップが見られます。また、保護者の参観やお便り等の取組に対す る評価に比べ、児童の授業に対する反応は決して高くない結果となっています。「できる わかる」指導が「楽しい授業」つながります。日常生活の中で人間関係を高め、社会性を 身に着けさせるためにも、児童が主体的に活動しながら学ぶことができる授業づくりを進 めていきたいと考えます。 ◇ 昨年度低下傾向にあった、児童の「授業中分かろうとがんばっている」という項目が向 上していないのは課題です。学習に向かう態度・姿勢等確認するとともに、授業時間数の 増加する英語指導をはじめとして「わかりやすい授業の創造」に向けて努力します。 ◇ 「読書をよくする」については、昨年度に比べ肯定的回答が若干増加しました。図書室 の環境整備を進めるとともに、朝読書や読書週間、ボランティアさんや図書委員会児童に よる読み聞かせ、「読書フェア」や読書ノートなど、更に楽しい読書を追究します。 ◇ 「子どもの良いところを見つけてほめる」の項目では、児童、保護者共に肯定的回答が 低下傾向にあります。学校としても、タイミングを考えながら、惜しまずに思いきりほめ ることで、児童ががんばったことをわかりやすく伝えるよう心がけます。また、子どもの がんばりについての保護者との情報共有を進めます。 ◇ 施設・設備については、大規模な耐震化工事の影響で肯定的評価が低下しています。子 どもたちには、学校生活において不便をかけてしまいましたが、安全で使いやすい、きれ いな施設・設備が完成しつつあります。ただ、児童数増加により、次年度以降の普通教室 増築も必要となりますので、子どもたちへの影響が最小限となるよう教育委員会にお願い していきます。 ◇ 今年度は地震、火災、不審者侵入時の避難について、事前指導も併せて、4回の避難訓 練を実施しました。特に今年は12月に発生した不審者事案により子どもたちや保護者の 皆さんにはご心配をおかけしました。これからも、より児童にとって意味のある訓練を実 施するとともに、保護者や地域の皆さんの支援をいただきながら子どもたちの安全を最優 先にしていきたいと考えます。 ◇ 学校での「いじめ防止の取組み」について、 『わからない』が多いものの、肯定的回答が 低下しています。学校としては、普段から『いじめを許さない』人間関係づくりや日々の 問題行動に対する指導に努め、人に対する思いやりを持つことや社会のルールを守ること について指導を徹底していますが、十分な効果が表れていないようです。何より、どの子 も「学校に行くのが楽しい」と思えるような環境づくりが大切だと思います。これからも、 児童が自己肯定感や自尊感情を高めつつ、相手のことを思いやることができるよう、家庭 や地域の支援をいただきながら、継続した取組みを行い、学級内の集団づくりや学校とし ての人権を尊重するための取り組みについて、更に発信していきます。 2.文章表記でのご意見とコメント たくさんのご意見をいただきました。学校全体で、全ての意見を回覧し、いただいた意 見で、子どもたちへの指導にあたって留意することや改善するべきことなどについて検 討し、よりよい教育活動が展開できますよう努めて参ります。 子どもたちにとって、より望ましい教育活動の展開のためには、ご家庭との連携が何よ り大切です。今後も気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。 (1)児童の意見の主なもの(複数意見) ・ 休み時間を長くしてほしい。 ・ 楽しめる行事を増やしてほしい。(クラブ、四小まつりなど) ・ 校庭の遊具を増やしてほしい。 ・ みんな楽しく、元気で行ける学校にしたい。 ・ 子どもの話をもっと聞いてほしい。(誰もが意見を言いやすいように) ・ いじめをなくす。暴言をやめさせる。人の悪口を言わない。 ・ 授業に関すること(少人数で。本格的な英語を。図書の時間を増やす。 等) (2)保護者の意見の主なもの(複数意見) ・ 先生の指導力を上げて、子どもの立場できめ細かい指導を願う。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ あゆみの評価を5段階にしてほしい。 学校の情報をもっと提供してほしい。 ゆとりのある教育(やるべきことの精選)と具体的な指導の説明を。 先生も子どもたちも気持ち良い挨拶ができるように。 いじめの防止、早期発見に努めてほしい。 通学路の安全対策を。 ・ ・ ・ ・ 耐震工事に係る学校施設の環境の整備(換気等)について 衛生面からもトイレのスリッパを置いてほしい。 放課後の校庭開放日を増やし、図書館開放日をつくってほしい。 宿題についての要望(増やす、減らす、質の向上、学年で揃える) ◇ あいさつは、コミュニケーションの基本です。登校時はもちろん、学校生活の中で も相手と気持ちをつなぐ言葉のやりとりを強く勧めているところです。本校教職員も 児童とのあいさつを意識しているところですが、地域では保護者と気付かずに失礼す る場合もあるかと思いますので、お声かけをいただければありがたいです。 ◇ あゆみの評価については、指導要録(公簿)の表記に準じて学校で定めています。 ◇ 学校では、 「子どもの良いところを見つけてほめる」 「子どもの意見をよく聞き、気軽 に相談に応じる」「カウンセリングマインドを取り入れた指導」に努めていますが、 まだ不十分であると考えています。今後も日常的に児童とのコミュニケーションを密 にしながら、個々の児童の様子をより丁寧に見ていくように心がけていきます。 ◇ 「子どもたちにわかる楽しい授業」は全教員が目標にしており、日々、教材の研究を 行いつつ授業に臨んでいます。今後も更なる授業力向上を目指して、校内外の研修を 充実させ、より良い指導ができるよう努力していきます。 ◇ 学校からの「たより」は、学校や学年の様子等を保護者の方に理解していただくも のです。更に工夫して、学校での子どもたち様子が分かるものにしていきます。また、 ホームページでも学校での様子を紹介していますので、ご覧ください。 ◇ 現在、教育委員会の事業(放課後子ども教室推進事業)として、週一回の放課後校 庭開放を実施しています。安全面への配慮から見守り役の人的配置は避けられません ので、自由開放や回数増については難しい状況です。 ◇ トイレのスリッパについては、廊下教室等の衛生面において大切であると考えます。 他校の状況も確認し、日常的な使用のルールについて検討のうえで、次年度以降の使 用に向けて、準備を進めています。なお、体育館シューズについては、次年度より使 用することでご案内しているところです。体育館での運動に適したシューズの準備を お願いします。 ◇ 家庭学習は、自ら考えて自分に合った内容と量をすることがベストですが、小学生 の時期の宿題は、その日に学習したことを確認するために大変重要なものです。個々 の児童により仕上げる時間に差が出てしまいますが、日々の宿題は、担任として「そ の日にやってほしい」最低量を考えています。少なすぎる場合は自主学習等もよいか と思います。負担が大きすぎる場合は担任と相談ください。
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