光学材料の科学 (Physics and Technology of optical material)

学 科 共通教育 > A群 共通教養・副専攻科目 > 第5分野「自然」
科目区分 A5 物質とエネルギー系
授業科目名
単位数
光学材料の科学
(Physics and Technology of optical material)
2
開講時期
1年 前期
担当教員
研究室
総合研究棟I 5階
葛生 伸
e-mail
kuzuu@u-fukui.ac.jp
授業形態
電話(内線)
27-8664(4728)
開放 生涯学習市民開放プロ
科目 グラム,県内大学等単位
基本キーワード
光学材料,光の性質,
光学材料の製造方法,
初歩的な説明能力,自
己学習能力
個別キーワード
ガラス,光の屈折,光の透過と吸収,
光学ガラス,シリカガラス,光学材料
の製造方法,想定読者を考えた説明,
初歩的な説明を書くことを通じた自己
学習
授業の目標
・光および光学材料の基礎事項を想定読者に分かるように,文章,図を用いて説明する能力を身につける。
・想定読者を考えた説明文を書くことにより,自ら学ぶ能力を身につける。
・光の性質や光学材料の基礎を学ぶ。
・シリカガラスを中心とした,製造方法や情報通信分野への応用を学ぶ。
学科等の学習・教育目標との関連
授業内容
第1回 この講義の背景
第2回 はじめに:第一回レポート出題(学科・専攻を選んだ理由。学んだことをどのように活かしたいか?)
第3回 ガラスって何? (1):ガラスの性質,ガラスの構造
第4回 ガラスって何? (2):ガラスの構造,ガラスのでき方
第5回 光の性質1:光の速さ,光の直進性,屈折,光の波動性,光の種類と電磁波
第2回レポート出題(教科書等の内容を小中学生向けに解説)
第6回 光の性質2:光の通し方,光の2面性(波動性,粒子性)
第7回 光の性質3:量子力学の発展,光の吸収のメカニズム
第8回 中間テスト(教科書等の内容を想定読者に解説。問題は第2回目のレポートの内容によって各自異なる。)
最終レポート出題(各自の専攻と光学材料の関係)
第9回 光学材料のレンズとしての性質:屈折率,分散,ガラス中の欠陥
第10回 ガラスの作りかた: 一般のガラスの作り方
第11回 シリカガラス1:シリカガラスとは?シリカガラスの種類と性質
第12回 シリカガラス2:シリカガラスの作り方
第13回 シリカガラスの応用1:半導体製造プロセスとシリカガラス 最終レポート提出
第14回 シリカガラスの応用23:光通信とシリカガラス
第15回 書くことと学ぶ事:「想定読者」を考えて書くことの意義。文章を書くことの意義など。
第16回 テスト
授業方法
講義形式で授業を行う,レポートを3回提出してもらい,その結果を講義に反映する。また,3回目のレポートは講義終了の約
1ヶ月前に文献などの調査やインタビューを含む課題を出題する。最初の2回のレポートの課題は問題意識を持って受講しても
らうために,授業開始時に提示しておく。
学生の目標
授業の内容を理解することよりも,授業内容を学ぶことを通じて,専門的な内容を初歩的な説明を考えながら理解していくこ
とを目標とする。そのために,レポートおよび中間試験では,「想定読者」を考えながら書く練習をしてもらう。初歩的な「想
定読者」を意識して説明することにより,社会人になって必要な自己学習能力を身に付ける。
評価の方法
レポート,中間テスト,最終レポートを総合評価する。一つでもレポートの提出が無い場合は単位を与えない。
教科書、参考書等
教科書
葛生 伸「石英ガラスの世界」工業調査会
受講にあたっての注意事項
この講義は,レポート提出を通じて,初歩的な説明を考えなが
ら学ぶ体験をすることを目標としている。したがって,レポー
ト提出が無い場合は単位を与えない。レポートは最終レポート
を除き出題の翌週の授業開始時に提出のこと。正当な理由がな
いかぎり,提出遅れは認めない。やむを得ない事情で提出が遅
れる場合は速やかにメールでその理由と提出できる日を連絡す
ること。レポート,中間テストは原則として提出の翌週に採点
コメントをして返却をする。