RTNET SOFTWARE RTNet は高精度 GPS/GNSS 解析をリアルタイムに行うために開発されたソフトウェアです。 RTNet の提供する高精度リアルタイム解析と同等の処理を、後処理で動作させる事も可能です。 RTNET AT A GLANCE 特徴内容ﾘｱﾙﾀｲﾑ解析ﾘｱﾙﾀｲﾑ"stream"解析後処理解析 RINEX、BINEX 処理に対応複数ﾌｧｲﾙのｼｰﾑﾚｽ処理が可能連続解析準ﾘｱﾙﾀｲﾑ解析ﾓｰﾄﾞ, 後処理連続解析ﾓｰﾄﾞ暦精密暦/放送暦に対応 RTNet の高精度リアルタイム解析は、 GNSS ネットワーク観測や測量、GNSS 研究開発など様々な場面での要求に強靭にお応えします。 GPS 対応 GLONASS 対応 QZS 対応 RTNet にはネットワーク GNSS 解析や PPP、RTK アンビギュイテイ推定機能が標準装備されています。 Galileo - (開発中) "lambda"法によるｱﾝﾋﾞｷﾞｭｲﾃｨ推定 RTNet のネットワーク解析により、DGPS 補正データ生成や Virtual Reference Station (VRS)、Area Correction Parameters (FKP)のデータ解析も実現できます。 RTNet は差分をとらないゼロディファレンス観測(zero-differenced observations)により衛星時計・受信器時計の補正量推定を観測エポックごとに独立して処理できます。 RTNet は GNSS ネットワークを高精度に解析することを第一に設計されています。お問い合せ・ご用命は下記までﾈｯﾄﾜｰｸ観測 PPP 対応 PPP-AR 対応 RTK 対応 VRS VRS 処理ｵﾌﾟｼｮﾝ有 FKP FKP 処理ｵﾌﾟｼｮﾝ有 Clocks 衛星/受信機のｸﾛｯｸ推定対流圏天頂遅延、大気遅延勾配推定視線方向遅延対応 (事後残差利用) 電離層絶対電離層/相対電離層モデル DCBs 対応 (モデル利用/推定可能) ｲﾝﾀﾌｪｰｽ TCP/IP ｿｹｯﾄ、ﾌｧｲﾙ、RS232C OS Linux (ｺｱﾓｼﾞｭｰﾙ) GUI Linux, Windows, Mac 精密機械本部電子制御ビジネスユニット電子制御営業部〒140-0013 東京都品川区南大井 6 丁目 26 番 3 号大森ベルポート D 館 TEL: 03-6404-0137 FAX: 03-6404-0139 E-mail: gps_info@hitachizosen.co.jp URL: http://www.hitachizosen.co.jp RTNet Real-time Analysis GNSS Software System ●仕様／構成は予告なく変更することがあります。●引用された商品名は各々の会社の商標もしくは登録商標です。 SURVEY WEATHER DEFORMATION RTNet の解析機能によって、測量解析サービス提供側と測量ユーザ側のいずれのアプリケーションも構築可能です。 RTNet は対流圏の天頂遅延、水平勾配、および観測点から衛星への視線方向遅延をリアルタイムに推定します。この処理はネットワーク解析や PPP 解析において可能です。PPP 解析では正確な衛星時計の推定が必要ですが、RTNet ではそれも推定可能です。 RTNet はリアルタイムで観測点の動きを観測できます。主にプレート運動に起因する比較的ゆっくりした mm/日の変動から、地震に伴い m/秒に達する変動まで検出可能です。測量解析サービス提供側：  実時間性の重視、またはデータの連続性重視のいずれの場合でも、RTNet のハイブリッドキューによって柔軟に対応します。  DGPS/VRS/FKP の補正生成が可能です。  衛星時計、対流圏遅延、電離層遅延の補正量をリアルタイムに推定し測量ユーザに適用できます。測量ユーザ側：  キネマティック解析・スタティック解析がリアルタイムまたは後処理で行えます。  RTK 解析が可能です。  PPP 解析が可能です。  PPP-AR 解析が可能です。  ローコストな L1/CA 受信機によるサブメートル測位が可能です。対流圏遅延をリアルタイムに推定できることで、短時間の大量降雨が引き起こす鉄砲水の短時間予測システムが構築可能です。リアルタイム観測データが利用できない場合は、 RTNet は準リアルタイムモード(NRT:near-realtime mode)での運用が可能です。NRT モードでは数十分間の一定期間の観測データファイルを使ってシームレスに複数のファイル解析が可能です。変動レベルによって２種類の処理方式が選択できます。１つは短周期ノイズを除去したフィルター処理、もう１つは短周期のダイナミックな変動に適応した Single Epoch 処理です。いずれの方式も、L1/L2 の２周波または L1 の１周波で処理できます。 Deformation 監視のアプリケーション例は次の通りです。  橋梁、ダムなどの大型構造物変動監視  地滑り監視  火山、地殻変動監視  共振監視  地殻構造運動監視 GEONET1200 点のデータを 30 秒間隔で解析する場合、１台のＰＣでリアルタイム処理可能です。  海洋ブイによる津波監視