上越教育大学 ニュースレター №27 平成 24 年 3 月 15 日(木)

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上越教育大学
ニュースレター
○3 月 19 日(月)は卒業式
№27
平成 24 年 3 月 15 日(木)
ー・スノーボードと宿泊体験を通して,留学生が
平成 23 年度学位記授与式及
相互に親睦を深めるとともに日本人学生・教職員
び卒業証書・学位授与式を,3
とも親睦を深め,日本スキー発祥の上越市にある
月 19 日(月)に講堂で挙行しま
本学の思い出づくりのために毎年行っているもの
す。今年度は 282 人の大学院修
です。
了生と 161 人の学部卒業生が長
く親しんだキャンパスを後にします。卒業式を迎
える学生は,新天地への引っ越しの準備をしなが
ら,大学時代を共に過ごした仲間とのたくさんの
思い出を胸に当日を迎えます。
○国際交流のつどい
平成 23 年度上越教育大学国際交流のつどいを
3月6日(火)16:00 から大学会館で行いました。
日頃より本学留学生にご支援をいただいている
上越市及び上越地域の教育委員会国際交流関係者,
上越国際交流協会,近郊のロータリークラブ,上
参加した留学生は,その半数以上がウインター
越教育大学振興協力会役員の方々をお招きし,留
スポーツの未経験者。それぞれの技量に応じて教
学生から活動状況の報告と懇談会を開催しました。
員や学生の指導が付いて,最初は歩行練習から始
めた留学生も初日の練習が終わる頃には制限滑走
が出来るようになり,2日間の練習で見違えるほ
ど上達していました。
夜は恒例の留学生主導によるゲーム大会が行わ
れ,大いに盛り上がり楽しい時間を共にしました。
多くの留学生から「来年もまた参加したい」と要
望が出されるなど好評で,留学生にとって楽しい
ウインタースポーツ体験になったことと思います。
○FD講演会
本学で学ぶ留学生は現在 42 人で,中国から 35
2月 24 日(火)に,名古屋大学高等教育研究セ
人,他に韓国,台湾,ベトナム,チェコ,フラン
ンター教授夏目達也氏を講師に迎え,「ファカル
スの学生がいます。活動報告では,3年間修学し
ティ・ディベロップメント(FD)講演会」を開
た留学生が,出国時に心細かったことや上越の地
催しました。「ファカルティ・ディベロップメン
でたくさんの方に温かく支えられたことを語り,
担当教員への感謝の言葉を涙ながらに伝えるとと
もに,帰国しても頑張ると決意を語っていました。
立食形式の懇談会では,今後の国際交流につい
てなどの話題で交流を深めました。
○留学生スキーのつどい
2月 27 日(月)・28 日(火)の1泊2日で,
妙高高原赤倉観光リゾートスキー場で留学生スキ
ーのつどいを実施しました。このつどいは,スキ
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平成 24 年 3 月 15 日(木)
ト」とは,学生による授業評価に基づく大学教員
月 26 日(日)~28 日(火)まで上越市市民プラ
の授業力向上のための取り組みを示し,この講演
ザ市民ギャラリーA・Bにおいて,2012 上越教育
会は,本学のファカルティ・ディベロップメント
大学・台湾国立新竹教育大学国際交流展覧会を開
委員会が中心となり,授業や研究指導の内容及び
催しました。油彩,水彩,デザイン,工芸,彫刻
方法の改善を図るため,全教職員を対象に開催し
等の作品約 60 点が展示され,訪れた方が熱心に鑑
たものです。
賞する姿が見られました。この交流展に合わせて
講演は「学生の学習活動の現状と支援方策」と
新竹教育大学から学生,教職員 20 名が会場を訪れ
題して,高等教育の多様化と大学生の学習行動・
教育観の現状,学生の授業時間外学習の支援・促
進についてご説明いただきました。
また,名古屋大学作成の冊子「ティップス先生
からの7つの提案」を説明され,学生,教員及び
大学組織がよりよい教育を実現するための提案と
具体的なアイデアについて紹介されました。
○芸術系コース(美術)卒業・修了研究展
2月 22 日(水)~28 日(火)まで第 28 回上越
教育大学芸術系コース「美術」卒業・修了研究展
交流を深めました。26 日にはギャラリートークが
を小川未明文学館(高田図書館1階市民ギャラリ
行われ,展示作品の作成者が作品に込めた思いや
ー)にて開催しました。この春に卒業,修了する
制作過程について説明しました。
学生さんの大学で学んできた集大成の作品が展示
新竹教育大学の徐子涵先生は「今回この展覧会
されました。絵画,デザイン,木工,写真等幅広
ができたのは洞谷先生が根気よく交流を続けてく
れたおかげです。言葉が通じなくても作品を通し
て通じ合うことができたことはとてもうれしいこ
とです。将来はこの展覧会を中国や韓国等でも開
催して,アジアの国際交流展にしていきたい」と
話しました。
○救急講習会
2月 14 日(火)に大学院生と教職員を対象にし
た,平成 23 年度救急(応急手当)講習会を実施し
いジャンルの作品が並び,訪れた観覧者は作品の
一つ一つに足を止めて観入っていました。会場受
付をしていた修了生の山田周作さんは「大学内で
作品を作るだけにとどまらず,作品を観ていただ
くことで得るものがあると思います。また,観て
もらう作品を作るという意識を高めて作品づくり
をしました」と話していました。
○台湾国立新竹教育大学国際交流展覧会
本学芸術系コース(美術)は,台湾国立新竹教
ました。これは災害発生時にけが人などが出た場
育大学芸術興設計学系との交流の一環として,2
合,救急車が到着する間にその場に居合わせた教
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職員・学生が即応できるように応急手当の知識と
技能取得等を目的とし開催されたものです。
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平成 24 年 3 月 15 日(木)
ダウは日本でもおなじみの曲となっています。
チェコの歴史は支配の歴史と言えるほど,大国
今回は,本学の災害対策本部長である若井学長
に支配され続け,1993 年にチェコ共和国として独
も参加し,他の参加者と共に救命措置の確認や心
立。1989 年のビロード革命を成立させたヴォーツ
肺蘇生法,AEDの使用方法等の講習を受けまし
ラフ・ハヴェルはチェコ民主化の象徴と言われる
た。呼吸や心臓が止まったときに行う心肺蘇生法
存在で,日本でもぜひ知られる存在になってほし
は救命措置の中で最も重要で,胸骨圧迫(心臓マ
いそうです。
ッサージ)の正しい方法を習得するため,ダミー
最後にアデーラさんは「母国から離れてみると
人形を用いて参加者全員が練習しました。心臓マ
自分のアイデンティティーを意識するようになる
ッサージは1分間に約 100 回行い,強く早く絶え
ので,留学をして自分を試してほしい」と学生ら
間なく行うことが大切と説明があり,参加者は汗
に語りかけました。
を拭きながら練習に取り組みました。
また,心臓マッサージは正確に行わないと効果
が得られにくいと,講師の方から様々なご指導を
いただきました。
○オーストラリアの教員亀井香織さんの講演会
本学国際交流推進室は,1月 19 日(木)に本学
協定校のオーストラリアウェストミンスター校初
等部教員の亀井香織さんを迎え,
「オーストラリア
○留学生が語る/留学生と語る
の教育事情」をテーマに講演会を開催しました。
1月 24 日(火)に「国際理解教育特論」の講義
の一環で「第3回留学生が語る/留学生と語る」講
演会を開催しました。これは本学の留学生が自国
の文化や歴史で興味や関心があることや日本の印
象,本学学生のイメージなどを語ってもらうもの
です。今回はチェコ出身のジェスニーチコヴァ
ー・アデーラさんに「チェコのアイデンティティ
ー」と題して語ってもらいました。
亀井さんは神戸市生まれで,中学生の時にオー
ストラリアに移住,1998 年からウェストミンスタ
ー校初等部で日本語教育やコンピュータ教育を担
当されています。
ウェストミンスター校では,選択教科やクラブ
活動が豊富で生徒の特技や能力を見いだし引き伸
ばす教育方針を掲げていると紹介され,初等部で
は生徒全員が日本語を学習するとのことで,附属
小学校との交流は生徒にとって貴重な交流になっ
チェコ出身で日本において有名な人物といえば,
ていると説明がありました。
遺伝学者のメンデルや 19 世紀末の作曲家スメタ
ナ,ドボルザーク等が挙げられるとし,チェコで
発行・お問い合せ先
はスメタナ作曲の連作交響詩「わが祖国」は愛国
〒943-8512 上越市山屋敷町1番地
心を象徴する傑作と言われており,毎年首都プラ
上越教育大学広報室
ハで行われる「プラハの春音楽祭」では全曲が演
電 話:025-521-3626
奏されるそうです。チェコにとって象徴的な風景
FAX:025-521-3627
といえばモルダウ河で「わが祖国」の第2曲モル
E-mail:kouhou@juen.ac.jp
振興協力会事務局便り
山ろく線サッカーリーグ
平成 24 年 3 月 15 日(木)
サッカークリニック&サイン会を開催
当会が運営支援を行っている山ろく線サッカーリーグが,2 月
19 日(日)にリージョンプラザ上越において,アルビレックス新
潟のコーチとレディスの選手によるサッカークリニック&サイン
会を開催し,小・中学生約 70 名が参加しました。
子どもたちの指導に当
たったのは,アルビレック
ス新潟レディスの中村楓,
平井咲奈,斎藤友里,山崎
円美の 4 選手とスクール
コーチ 2 名。子どもたちは,
1 時間にわたりドリブルな
どの指導を受け,最後には
女子チームとアルビレディスの選手とのミニドリームマッチも実
現しました。多くのギャラリーが観客席から見守る中,アルビレ
ディスが巧みな足技を披露したり,子どもたちの女子チームがアルビレディスから見事ゴールを挙げるシ
ーンもあり,会場は大いに盛り上がりました。サイン会では,子どもたちがユニホームやサッカーボール
にアルビレディスからサインをしてもらい,ある女の子は目を輝かせながら「将来はアルビレックスの選
手になりたい」と選手に話しかけていました。
公開講座・出前講座の受講案内及び山ろく線通信
平成 24 年度の公開講座及び出前講座の受講案内,山ろく線通信等を同封しました。
公開講座は,大学の教育と研究の成果を地域に還元し役立てていただくために行っています。小学生か
らご年配の方まで楽しんで受講していただけるよう多くの講座を用意しています。
出前講座は,地域の教育関係機関,市民団体,企業等の求めに応じて,大学教員が出向して講義等を行
います。今年は 84 講座を開講し,様々なニーズにお応えするため幅広いテーマを揃えましたので,ご利
用ください。
山ろく線通信は,上教大インフォメーションに5月から開催する公開講座のご案内のほか,上越教育大
学吹奏楽団の紹介や4月に開催するスプリングコンサートの情報についても掲載していますので,ご覧く
ださい。
発行・お問い合せ先
〒943-8512
上越市山屋敷町1番地 上越教育大学広報室内
上越教育大学振興協力会事務局
電 話:025-521-3626 FAX:025-521-3627
E-mail:kouhou@juen.ac.jp