資料日中経済12年3月 ISSN 03875830 資料日中経済12年3月 ’12-3 38巻13号資料日中経済12年3月号平成24年3月31日発行発行所　一般財団法人日中経済協会 Japan-China Economic Association 〒100-0014　東京都千代田区永田町 2-14-2　山王グランドビル8階発行人　日中経済協会企画調査部制作協力　株式会社東レ経営研究所（’12年3月1日～31日）本誌は公刊されている紙誌をデ－タとして、毎月整理したものである。不許転載　©日中経済協会 □　目　次　□ 中国関連の合弁・全額出資・合作企業　P1～2 中国関連事業拡大企業　P3～5 中国支店・事務所開設　P6 対中プラント輸出・技術供与・業務提携・協力　P2～3 中国関連事業変更・再編企業　P5～6 中国企業・機関の海外進出　P6 3月の中国関連の合弁・全額出資・合作企業設立企業名所在地日本･外国企業中国企業･機関事業項目資本金日本曹達力菱ファインケミ農薬関連製品出資額約5 カルの生産委託億円概　要日本曹達は、中国の化学企業である力菱ファインケミカルに19.5％出資すると発表。出資額は約5億円。日本曹達は力菱に農薬関連製品を生産委託しており、今後とも海外市場へ安定した製品供給体制を構築する狙い。力菱のこれまでの出資比率は現地の上海群力化工約40％、三菱商事約30％、純正化学約10％。（日刊工12.3.8) 江西碧彩田江西省田淵電機淵変圧器 LIXIL 信越（長汀）福建省信越化学工業科技有限公司寧波碧彩実業電力制御部品約3億2000 の製造万円田淵電機は、中国で省エネタイプのエアコンに使う電力制御部品の生産拡大に乗り出す。2012年末までに新たに現地の電子メーカー寧波碧彩実業（折江省）と合弁で生産拠点を整備。出資額は折半で、資本金は約 3億2000万円。合弁会社名は江西碧彩田淵変圧器。（日経産12.3.8）海爾集団ハイアールキッチンの製造・販売 LIXILI（住生活グループ）は、2015年までの中期経営計画で海外売上高を10度比約25 倍の1兆円に増やす目標を掲げ、その布石として中国で海爾集団ハイアールと生産合弁会社を設立。まずキッチンの生産を始め、市場動向を見ながら販売商材を拡大。12年内にキッチンと陶板の大型工場が青島市に完成予定。（日刊工12.3.22）レアアース合金投資額15億信越化学工業は、ハイブリッド車や省エネ型円エアコンなどのモーターで使われるレアアーの製造ス磁石用の合金の新工場を中国に建設すると発表。中国がレアアースの輸出制限を強化する中、原料立地での合金の生産で安定的な調達態勢を固める狙い。全額出資の新会社「信越（長汀）科技有限公司」を中国南東部の福建省に設立し15億円を投じて年産 3000ｔの新工場を2013年1月に稼働させる予定。合金の年間産能力は現状の約3割増。生産した合金は全量を武生工場に運び、レアアース磁石に加工する。（フジサンケイビジネス12.3.23) 1 資料日中経済12年3月那賀日造設大連市日立造船備（大連）水処理、石油約11億円精製プラント用装置の製造日立造船は、中国・大連で水処理や石油精製プラント用装置の生産を始める。資本提携先の水処理装置メーカーのナガオカと共同で新会社を設立。約8億円を投じて新工場を建設し2013年4月の稼動を目指す。新会社名は「那賀日造設備（大連）」。資本金約11 億円で、日立造船が45％、ナガオカが55％を出資。約60人の従業員を雇用する計画。 17年度に40億円の売上を目指す。（日経産 12.3.23）常州恒業軸江蘇省大豊工業瓦材料常州市エンジン用軸 4500万元受け素材の製造トヨタ自動車系エンジン用軸受け大手の大豊工業は、中国最大手のアルミ軸受け素材メーカーである常州恒業瓦材料を約4500万元で買収すると発表。大豊は現在全量を日本国内で生産、海外生産は初めて。4月9日付で常州恒業の全株式を取得。常州恒業の 11年度売上高は約10億円。大豊は為替リスクをミニマイズしながら、日系並びに現地自動車メーカーとの取引の拡大を目指す。（日経12.3.29）乗用車の製造・販売インドのタタ自動車傘下の英高級車ジャガー・ランドローバー（JLR)は、中国の自主ブランド車大手の奇瑞汽車と折半出資の合弁会社を中国に設立。JLRブランドや合弁ブランドの乗用車を生産・販売。合弁工場の建設場所、生産能力、投資額は明らかにしていない。低価格車が主力の奇瑞はJLRと組むことで高級車市場進出を図る。（日経 12.3.22）フランス・ボルドーの高級ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の持ち株会社は、3月山東省でワイナリーを着工。「ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト（ＤＢＲ）・ラフィット」と中国政府系複合企業体の「中信集団」が合弁で同省蓬莱に1万7316平方メートルのワイナリーを建設。投資額は約1億元。ラフィットの生産はアジアでは初めて。（朝日12.3.24）ジャガー・ラン奇瑞汽車ドローバー投資額約1 億元ドメーヌ・バロ中信集団ン・ド・ロートシルト・ラフィット 3月の対中プラント輸出・技術供与・業務提携・協力日本･外国企業中国企業･機関ボルボ・カー吉利所在地事業項目自動車の販売契約額概　要吉利は、2010年に買収したボルボ・カーと改めて技術提携してボルボの安全などに関する新技術を吉利ブランド車に導入。これまで吉利ブランドとボルボブランド車を別々に展開してきたが、吉利ブランﾄﾞ車の販売が苦戦する中でボルボの技術蓄積とブランド力の有効利用を決めた。ボルボと吉利は合弁の生産拠点を設立し、新しい合弁工場でボルボブランド車だけでなく、新たな合弁ブランド車を生産する方針である。（日経産12.3.9）トタル長城汽車河北省潤滑油の販売仏石油大手トタルは、潤滑油分野で長城汽車と提携。トタルグループ会社の潤滑油を優先して採用することが骨子で、長城汽車としては自社の車の走行性能などの改善が狙い。（日経産12.3.9) 愛知大学清華大学北京市自動車分野での共同研究愛知大学は、清華大学と自動車分野で学術・教育交流協定を結んだ。中国における燃料電池車など次世代自動車の普及を想定し、産業政策やインフラ整備について共同で研究する。（日経産12.3.12） 2 資料日中経済12年3月中国南方工業集団北京市自動車メー投資額 5 億中国自動車大手の長安汽車集団を傘下に持つ中国南ドル方工業集団は、自社で出資する投資ファンドを通じ、日カー本の大手自動車部品メーカーと現地での合弁事業に乗り出す。投資枠は5億ドル。すでに第1号案件で合意したもようで、3年後を目標にさらに30～40社との契約を目指す。技術力の高い日系部品メーカーと組んだ合弁会社を現地に集積させて、中国の自動車メーカーの自主ブランド車開発に際して価格を抑えながら品質を高めるのが狙い。（日刊工12.3.12) 三菱重工業太平洋造船ばら積み船の建造技術の供与テルモ山東威高集団医用山東省高分子製品上海市ダイハツディーゼ陝西柴油機重工ル　三井造船安慶中船柴油機三菱重工業は、中国の太平洋造船に対し“ばら積船”の建造技術を供与。太平洋造船は国際競争力を高めるためには技術力強化が必須と判断し三菱重工に協業を申し入れた。今回の契約によれば両社で積載重量8万 2000ｔ級の“ばら積み船”を開発する。（日経産12.3.13）腹膜透析事資本金 1 億テルモは、中国の最大手医療機器メーカーである威高業 6000万元集団の中核事業会社である山東威高集団医用高分子製品と腹膜透析事業で提携。中国における今後の透析患者急増をふまえ、21年までにシェア25％、約400億円の売上高を目指す。今秋設立予定の合弁会社の資本金は1億6000万元。13年までに腹膜透析用の透析液やチューブなどの生産を始める計画。（日経産12.3.21）天然ガスを材料とするガスエンジンの製造・販売ダイハツディーゼルと三井造船は、共同開発のガスエンジン「ＭＤ－Ｇ］の製造・販売ライセンスを中国企業2社（中国船舶重工傘下の陝西柴油機重工と中国船舶工業傘下の安慶中船柴油機）に供与。発電用、炭鉱ガス燃焼用、船舶用等の現地の旺盛な需要を取り込むのが狙い。（日刊工12.3.29） 3月の中国関連事業拡大企業現地企業所在地設立概　要日本･外国企業中国企業･機関事業項目事業費トヨタ自動車ハイブリッドトヨタ自動車の中国法人は、2013年内にハイブ車の基幹部リッド車の基幹部品の現地生産を始めること明ら品の製造かにした。安定した品質と低コストが両立する基幹部品調達体制を整備。（日経12.3.2）永旺（中北京市国）投資有限公司イオン小売業菱重環北京市環境技術服務（北京）三菱重工業ゴミ焼却設備事業損保ジャパン自動車保険の販売 3 イオンは、中国本社を本格稼動した。北京市に設立済みの「永旺（中国）投資有限公司」（イオングループ中国本社）を軸に投資を加速化するほか、ディベロッパー事業や総合金融事業、サービス事業など国内同様、小売りを核にした複合的なビジネスモデルを構築する。11～13年度で中国を含めたアジアに 2100 億円を投資する。（日刊工 12.3.2) 三菱重工業は、中国でのゴミ焼却設備の売上高を2015年3月期に現在の2倍強の100億～120億円規模に引き上げる｡現地企業との協業体制を拡充し新規顧客開拓を目指す｡三菱重工業の100% 子会社の三菱重工環境･化学エンジニアリング (MHIEC)が中国北京市に現地法人｢菱重環環境技術服務(北京)｣を設立。常駐員は4人｡MHIECは中国でこれまで累計25基を受注した実績があり、 11年には地元企業とコンソーシアムを組み北京市から日量3000ｔのゴミ焼却設備の受注実績がある｡（日刊工12.3.5）損害保険ジャパンは、中国の自動車保険市場に参入する方針。需要の大きい現地の中間層を対象にインターネットなどを通じ直接販売に乗り出す。早ければ6月にも上海市で販売開始。その結果などを踏まえ、すでに営業認可を取得している遼寧、広東、江蘇の3省と北京市の4地域での販売を検討。（産経12.3.3) 資料日中経済12年3月エコカーの製造・販売昭和電工高純度アル投資額昭和電工は、中国で電解コンデンサーの主要材ミ箔の製造 15億円料である高純度アルミ箔を加工する工場の建設を始めた。投資額は15億円。日本国内の4分1にあたる月間500ｔの生産能力を中国で整備。生産開始は2013年後半を予定。建設予定地は江蘇省南通市。（日経産12.3.7) 無段変速機投資額ジヤトコは、無段変速機の生産能力を増強。中国の製造・販約200 への投資額は約200億円。現在年産能力は38万台。今春には73万台にまで増強。親会社の日産億円売の現地生産能力増強への対応。（日刊工12.3.7）ジヤトコ日立化香港市成電子材料中糧集北京市団東風実湖北省業トヨタ自動車は、中国でのさらなる事業拡大に向け、日本から大量の社員を送り込む。今春にまず 20～30人程度が異動し、年内の異動者は計100 人程度となる見通し。現地で技術開発から部品調達・生産まで独自に意思決定できる体制をつくることで新車投入のスピードアップを計りシェア拡大につなげる狙い。特にPHV車や電気自動車などエコカーで攻勢をかける。（日経12.3.6）トヨタ自動車住友商事インターネット通販事業三菱商事穀物倉庫など集荷設備の運営 NEC 携帯端末の提供東芝三菱電機産業システム大型モーターの製造・販売産業用大型モーターなどの大手である東芝三菱電機産業システムは、2016年3月期までに4年間で中国、インドを中心に500億円を投資し、石油やガスプラント向け大型モーターの工場を建設する。新興国のエネルギー関連投資が増えると見込まれるため。（日経12.3.20）井関農機農業機械の製造・販売井関農機は、中国市場向けの農業機械の品揃えを増やす。これまで沿海部の稲作農業向けが中心だったが今後は内陸部や畑作農家にも顧客層を広げるために製品群の拡充を急ぐ。11年に設立した中国・東風実業との合弁会社を生産拠点として開発を進め14年3月期に100億円の売上高を目指す。（日経産12.3.19）住友商事は、中国でインターネット通販事業に参入する。現地法人を設立し、自社物流網などを使って日本企業の日用品や飲料水などを販売する。将来的には同事業をアジアで100億円規模にする。昨秋に100％子会社住商電子商務（上海市、資本金8億円）を設立した。（日経12.3.7）日立化成工業半導体パッ投資額日立化成工業は、子会社の日立化成電子材料ケージ用の約10億（香港）に約10億円を投じて設備を増強し,半導体パッケージ用のプリント配線板用銅張積層板を生プリント配線円産する。7月からサンプル提供を始め、早々に量板用銅張積産体制を構築。生産能力は非公開。（日刊工層板の製造 12.3.5）東急ハンズ梅龍鎮伊勢丹都市型ホー東急ハンズは、上海市の梅龍鎮伊勢丹に出店。ムセンター中国での本格出店は初めて。店舗は梅龍鎮伊勢および専門丹の6階でヘルスアンドビューティー（健康・美容）店の展開やハウスウエア、トラベルなどを切り口に商品を約１万品目そろえる。話題商品の実演販売など同社ならでは売り方を導入。（日刊工12.3.16) 4 三菱商事は、中国最大の食品グループの中糧集団（コフコ）と食肉加工の合弁会社を中国で計画。今後最大で500万ｔの大豆を中国に供給することで提携済み。中国は国内需要の増大で国産大豆だけでは賄えず輸入国に転じており、そこに三菱商事は着目し、2大生産地の米国やブラジルにおける集荷網や港湾設備の整備に投資することも含めて中国向け食物輸出体制を整えつつある。（産経12.3.16) ＮＥＣは、6年ぶりに中国の携帯端末市場に再参入する。インターネット経由で情報システムなどを提供するクラウドコンピューティングと携帯端末を組み合わせたＩＴ（情報技術）サービスを企業向けに提供。世界最大の携帯端末市場で中国企業のＩＴ投資も含めて取り込みを狙う。個人向けへの拡大も視野に入れる。（日経12.3.16）資料日中経済12年3月信越化学工業レアアース投資額信越化学工業は、中国に年産3000ｔ生産するレア合金の製造 15億円アースの合金工場を建設。全量を日本に持ち込み、ハイブリッド車向けに需要が急増する高性能磁石の原料にする。レアアースには輸出制限があり、輸出の数量制限を受けない合金の現地生産に踏み切り、当面の安定供給体制確立を急ぐ。今月末に着工、2013年1月の稼動を見込む。投資額は15億円前後。工場稼動で合金の生産能力は約3割高まる。（日経12.3.22）日新電機太陽光発電用パワーコンディショナーの製造・販売日立キャピタル建設機械、発行額日立キャピタルは、同社としては初めてとなる人民医療機器の 5億円元建て社債を香港市場で発行した。発行額は5億元。中国でのリース事業が拡大する中、資金調達リース先を多様化して為替変動リスクを軽減する狙い。社債発行で調達した人民元は中国政府から許可を受けて中国本土に持ち込み、現地企業向けに需要の高まる建設機械や医療機器のリース拡大につなげる。（日経12.3.23）アイシン・エィ・ダブリュ自動変速機投資額アイシン・エィ・ダブリュは、2014年末の稼動を目の製造約160 標に天津市に自動変速機（AT）工場を新設。前輪駆動車用6速ATを生産し、年産能力は約40万億円台。投資額は約160億円。新工場の建設に先立ち全額出資子会社「愛達天津汽車零部」を4月に設立。資本金は約83億円。従業員は750人を予定。（日刊工12.3.26）電子部品・部材向けの環境試験装置を手がける環境試験事国内最大手のエスペックは、生産子会社である上業、電子デ海エスペックにおける15年度の環境試験装置のバイス装置生産数量を11年度に比べおよそ2倍の年間1500 事業台、生産額を同じく2倍の26億円に引き上げる計画。（日経産12.3.27）上海エ上海市スペックエスペック夏普弁江蘇省公設備シャープ北京丘北京市比食品公司キューピー日新電機は、産業向けの太陽光発電用パワーコンディショナー事業で中国に本格進出する。このほど出力100キロワットの大容量パワコンの安全性を認める公的認証を中国で取得し販売準備に入った。同250キロワットのパワコンも4月から現地工場で生産を始める。国内外を合わせたパワコン事業の12年度売上高を約30億円規模に高める。（日経産12.3.23）カラー機、投資額カラート約25億ナーカート円リッジの製造・販売シャープは、中国工場の複写機や複合機の生産能力を現状比約1.6倍の年間65万台に増強する。約25億円を投じて江蘇省に新工場を建設。4月に稼働する。中国でのカラー機の需要増加に対応。新工場は江蘇省常熟経済開発区にある生産会社「夏普弁公設備」の敷地内に建設。既存の第1工場と併せて年65万台の生産能力にする。新工場は主にカラー機やカラートナーカートリッジを生産する。（日刊工12.3.27）マヨネー投資額キューピーは、中国でマヨネーズやドレッシングなズ、ドレッシ約4億どを増産。。北京市の生産子会社である北京丘比ングの製円食品公司に約4億円を投資し、来年以降生産能造・販売力を現在の3倍に引き上げる。キューピーは北京のほか浙江省にも生産子会社を持ち両エリアを合わせた売上高を15年に200億円にする計画。（日経産12.3.27） 3月の中国関連事業変更・再編企業現地企業所在地設立日本･外国企業中国企業･機関事業項目事業費概　要ゼネラル・エレ家電製品のゼネラル・エレクトリックは、家電製品の生産を中クトリック製造国からイリノイ州の工場に一部戻す。背景にあるのは、中国における労働コストアップとイリノイ州の比較的安い労働コスト。米商務省によると米国民の平均所得はこの10年間で約7％低下。（日経 12.3.3） 5 資料日中経済12年3月広州汽車集団レノボ三菱自動車広汽長豊汽車自動車の製造・販売レノボノースカロライナ州パソコン及び周辺機器の製造・販売三菱自動車は、約15％出資する中国合弁会社の株式売却に伴い、2012年3月期に105億円の売却益を計上すると発表しいた。合弁事業の再編に向け、提携相手の現地自動車大手、広州汽車集団に保有株を譲る。広州汽車集団は広汽長豊汽車をいったん完全子会社にし、三菱自動車は新たに三菱自動車と広州汽車が折半で出資する合弁会社を発足、中国事業の立て直しを狙う。（日経 12.3.6）中国最大のパソコンメーカーのレノボは、法人向けパソコンの生産の一部を中国から日本国内に移管。パソコン事業を統合したＮＥＣとの合弁会社傘下の米沢工場で年内に生産開始。現在の中国生産では日本国内向けには納入までに約10日間かかっているが、移管によって最短3日間程度に短縮でき素早い市場対応が可能となる。米レノボとＮＥＣブランドの日本国内シェアは昨年が計 23％で、平成26年までに30％に引き上げることを目標にしている。（産経12.3.21） 3月の中国支店・事務所開設日本･外国企業本社所在地支店･事務所名現地所在地概　要日本ヒューレット東京都江東区日本ヒューレット・パッカーは、天津市に日系企業向けのデータセン天津市パッカードターを開設。日系企業が中国における法人・事業所で使うシステムの運用拠点として対応する。2012年内にも本格稼働させる。（日経 12.3.7）蝶理大阪市中央区湖北省蝶理は、新たに内陸の湖北省と貴州省の2省に駐在員事務所を設貴州省置。工場の生産管理や繊維製品・化学品の物流効率化に役立てる狙い。北京の事務所では2012年内に人員を増強し現地国営企業への営業を強化。湖北省の事務所は同社が強みとする繊維素材の物流を効率化するために設立。貴州省の事務所は電池材料などの中国の内販に加え、東南アジア向け輸出を活性化させるために設立。（日経産12.3.12）東芝メディカルシアカデミックセン北京市東芝メディカルシステムズは、北京市に医療機関向けに医療診断システムズターステムの研修施設を開設。現地医療専門家の教育に利用することで医療診断システムの拡販を目指す。投資額は約13億円。（日経産 12.3.29） 3月の中国企業・機関の海外進出中国企業・機関長江基建集団進出地欧州三一重工日本・外国企業事業項目インフラ投資会社概　要香港のインフラ投資会社である長江基建集団は、欧州企業を中心ターゲットとするM&Aに強い意欲を見せている。ＥＵ各国が債務危機に揺れる今が好機と判断している。（日経産12.3.12）日本重機メーカー中国最大手の重機メーカーである三一重工が東京証券取引所に上場を打診。中国の有力企業が東証に上場するのは初めて。三一重工としては知名度や信用力を高めることで日本における事業強化の狙いがある。（読売12.3.13）中国電力投資集団ミャンマー大型ダムの開発泰成発展カナダ不動産開発中国の国有企業「中国電力投資集団」は、ミャンマーに水力発電用大型ダムを36億ドルを投資し共同開発していたが、環境保護団体などの反対で中止を余儀なくされたが、早急に再開するようミャンマー政府関係機関に働きかけている。（産経12.3.15）中国の不動産開発会社である泰成発展は、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州のブリタニア地区で202ヘクタールの土地を購入。4000戸の住宅を建設し中国の富裕層などに販売する計画と見られる。まず土地代として3050万ドルを現金で支払った。中国人富裕層の別荘地、または移住先としての需要を見込む。（日経産 12.3.22） 6