東海ニュース第 9 号 2007.10.10 オープンカフェ「WITH」開店 9 月 29 日より 足立ゼミ ぶらくり丁 街づくりの拠点に一役 中東、南ア経済交流使節団に同行して ブラザーインターナショナル社長 井戸豊水{大 18 期} 僕を変えたニューヨークの旅 キリックス{株}野倉拓也{大52期} 第 8 号で既報のとうり 9 月 29 日、街おこし プロジェクト「オープンカフェ WITH」が 開店しました。 和歌山市の市民創造力提案事業の一環として 学生たちの企画提案が認められた事業プロジェクト。 開設期間 19 週に因んで「19DREAMS」の コンセプトのもと多彩なイベントが 19 週に 亘って満載。 学生たちの描く夢を 30 日の日曜日、 一緒に味わってきました。 19DREAMS は来年 1 月まで花開く 9 月 30 日、日曜日の朝 11 時ごろ 本町通り 丸正百貨店も年末には一部開店予定、 来年 7 月には全館開店予定とは街の声 賑わうといいですね。 同じ時間帯のぶらくり丁商店街、人通りもまばら。 ちょっと淋しいね。右奥の人だまりがカフェ前 お店の斜め前の「カミヤ」鞄店主の吉備さんは偶然にも 経専 3 期の先輩でした。 当日のイベントボード、19 週間に亘って多彩なイベント 開催。NHK 和歌山のスタッフの方も応援。 運営する学生スタッフ、左端が足立先生 信愛女子短大高等部のハンドベル演奏 賑わう店内 中東。南ア経済交流に参加して BIC 社長 井戸 豊水 {大 18 期} 名古屋商工会議所による「名古屋ポートセールスミッション」使節団の一員としてアラブ首長国連邦のド バイ、カタールのドーハ、マダカスカル、ケープタウンなど主要都市を歴訪してきました。 以下に訪問先の様子や印象を簡単に記しておきます。 9 月 10 日中部国際航空発で 最初に向かったのは中東の雄であるアラブ首長国連邦のドバイ。 原油価格の高騰を受け、その恩恵を積極的に開発投資に向けている国である。 2003 年以来毎年訪れているドバイであるが訪問する度に、その変容する街並みには毎回驚かされる。 特にここ 2∼3 年の建設ラッシュによる変貌には凄まじいものがある。 世界中のクレーンの30%以上がドバイにて稼動しているとの事。その説明にも充分納得できる程、到る 所で建設中のビルや造成工事が見かけられる。中でもブルジェドバイは世界一高層ビルをめざして建築中 であり、現在の計画では、高さ800m、160階建ての住居及び事務所になる予定。 もしこの高さを 上回るビルが出現すればさらに設計変更も厭わないとの事、なんでも世界一でないと気がすまないアラブ 人の人柄が反映されていて興味深い。 ケープタウン港 一方将来の石油資源の枯渇に対応すべく、積極的に観光開 発にも取り組んでおり、今では世界有数の高級リゾート地 として、世界中からセレブ達が集まってきている。 かのビル・ゲイツやデビット・ベッカムも別荘を購入した 事で有名でもある、人工衛星から見える唯一の人工島群“パ ーム・アイランド(海上に椰子の木状に配置した人工島群) ” は既に 3 つ目を建設中である。留めは今秋にも使用が開始 されるジュベル・アリ空港の建設であろうか?(7 本の滑 走路のうち 2 本が完成、当面は貨物便のみの運行) 現在でも 80以上の航空会社が乗り入れ、世界約130都市と結ぶ、世界で最も運行規模が大きいとい われるドバイ国際空港に加え、将来的には 1 億 2000万人の乗降客を見込むこの新飛行場の建設には、こ の国の将来のあり方を政府が明確にしめしていると言える。 ドバイから 6 時間半の飛行時間でインド洋上に浮かぶ、南 北65KM 東西45Kmの小さな島国モーリシャスに到 着。首都ポートルイスは瀟洒なビルの立ち並ぶ、欧州風の 小奇麗な港町でありオランダ領、フランス領 そしてイギ リス領と変遷してきた統治の歴史を垣間見る事の出来る街 でもある。 一歩郊外に出ると、主要産業である砂糖の原料となるサト ウキビ畑が広がる長閑な光景にも出会えるが、何といって もこの国を語る上で触れなければならないのは、どこまでも続く白砂と珊瑚礁に囲まれた遠浅の海岸線、 そしてその澄みきった水辺では 子供達が魚釣りに興ずる本当に平和な光景に出会える事であろうか。 経済面では 主要産業の砂糖価格がEUに於いて砂糖域内価格引き下げを決定した事による収入源、更に 繊維産業もアジア諸国との競争にさらされ低迷しており、失業率も10%を超えているとの事、唯一観光 産業が好調に推移しているが、政府が取り組んでいる、外国投資・企業誘致等による経済活性化も未だ道 半ばといったところである。 最後に訪問したのは南アフリカ共和国。小生にとっては 3 年ぶりの訪問である。 今回の使節団の主目的のひとつであるケープタウン港の視察の為、ヨハネスブルグはトランジットだけで 通過、ケープタウンだけの訪問視察となった。 ケープタウン港を運営する TRNSNET 社は100%国家出資の国営企業であり、港湾業務のみならず、鉄 道さらには航空貨物まで扱い、55000 名の従業員をもつ巨大企業であるが、将来は港湾事業にのみ集中し、 他の鉄道事業、航空貨物事業は他の国営企業に売却の予定との事。 現在の南アフリカの成長率は5%との事であるが、失業率は40%を超え、インフレ率も政府発表の4% に対して実感は10%以上との見方もある。 失業者の比率が高いにも関わらず、アジア諸国に比較して金額の高い職種別の最低賃金制度が海外からの 直接投資の機会を減じ、産業構造の変換が遅れているようである。 最後に、今回ドバイ港を運営する“WP WORLD社”又ケープタウン港を運営する“TRANSNE T社”を訪問する機会に恵まれたが 官民一体となって積極的に投資を拡大し、港湾施設を拡充している 姿勢を目の当たりすると、経済のグローバル化を正に実感すると共に、グローバル化の進展を如何にビジ ネスチャンスと捉えているか、多いに参考になった。 私を変えた海外への旅 キリックス株 野倉拓也{大 52 期} はじめまして。私は52期の野倉拓也と申します。大学時代は準 ニューヨークブルックリンにて 硬式野球部に所属しており、いい仲間に囲まれながら、充実した 学生生活を送る事が出来ました。 今、私はキリックスリースという法人向けの車のリース会社で新 規開拓の営業をしております。新規営業にとって、いかに自分が 決裁者と渡り合えるような人間になるか(成長) 、どれだけの人脈 があるか(縁)が重要になってきます。そのような中で、まだま だ自分の力の無さを痛感し日々反省と工夫を繰り返す毎日ですが、 今年の1月に新規の営業担当になって以来、それまでの自分では 踏み出せなかった場に飛び込む事でとても自分の視野や縁が広が り、そのことが自分自身の成長に繋がっていると思います。 私は中学校の頃から一度ニューヨークにいってみたいと思っていたのですが、今までは何かと理由を付 けて踏み出せずにいました。それが、ある会社の重役の方から海外を見ることの重要性をきき、この8月 思い切って単身ニューヨークへ出かけることにしました。初めてみる海外は得られるものが大変多く、価 値観や視野も大きく変わり、また自分の希望を形にしたことで新たな希望と充実感、そして自信が湧いて きました。このような経験から、今までためらって一歩踏み出せなかった事も一歩踏み出す事で自分の視 野や価値観は大きく広がるという事を知りました。 前回柑芦会の懇親会に参加した際も全く同じ感覚を感じました。今まで自分の近い年齢の人がいないので はと思って参加をためらっていましたが、一歩踏み出す事で 編集後記 大きく視野、そして縁が広がりました。まさに自分を成長させ 、なおかつ縁も広める場所であると思います。私たちのような 若い人間は経験不足がゆえ、一歩踏み出す事をためらう事がよ ◎ 「オープンカフェ」でも柑芦会と の接点を持ちたいと足立先生。 くありますが、一歩踏み出す事こそが経験不足を解消し自分自 身をどんどん広げていくことだと思い知りました。 新人の方などはどんどん色んな場に積極的に参加し、自分を広 げていって下さい。私も積極的に参加し、どんどん自分の知ら なかったものをみてゆこうと思うので一緒にがんばりましょう。 ◎ 新人歓迎会には 4 名の方が参加し てくれました。 ◎ 情報は k.hashimoto@bm-kogyo.co.jp
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