れんごうYAMANASHI No,294 (1) 日本労働組合総連合会 山梨県連合会(略称 連合山梨) No,294 2015.12.9 ストップ・ザ・格差社会! すべての働く 者の連帯で「安心社会」を切り拓こう! 連合 第 71回中央委員会 2016 春季生活闘争方針を確認!! 連合は、11月27日(金)第71回中央委員会を開催し、2016春闘方針を決定しました。 以下、要約して掲載いたします。 1.2016春季生活闘争の基本方針 日本社会や経済の構造変化に加え、マクロにおける分配の 歪み、雇用労働者の4割を占める非正規労働者、そして低所 得者層の増大などが相まって将来の雇用・生活に対する希望 が失われている。 連合は、2016春季生活闘争の方針決定にあたり、①デフ レからの脱却と経済の好循環を目指す、②世界一働きやすい 国をつくろう、③日本が抱える構造問題への対応、④働く 者・国民生活の底上げを図るために果敢に闘おう、を4つの 目標に掲げ、社会の不条理や格差の拡大を許さず、働く者、 国民の生活の底上げをはかるために、 『すぺての働く者の処 遇 を 改 善!「底 上 げ・底 支 え」 「格 差 是 正」で 経 済 の 好 循 環!』をスローガンに掲げ、 「働くことを軸とする安心社会」 の実現に向けて果敢に闘って行く基本方針を確認した。 2.2016春季生活闘争の取り組み内容 (1) 「底上げ・底支え」 「格差是正」に寄与する取り組みの強化 月例賃金にこだわり、賃上げの流れを継続させる取り組 みが重要。 (2)下請けなどを含めた適正な分配の実現と人への投資 (3)賃金水準改善に向けた構造の転換 (4)人口減少社会を踏まえた働き方と処遇のあり方の見直し 3.具体的な要求項目 (1)賃上げ要求 ・すべての組合は月例賃金にこだわり、賃金の引き上げを 目指す。 要求の組み立ては定期昇給分(賃金カーブ維持分)を確 保したうえで、 「底上げ・底支え」 「格差是正」にこだわ る内容とする。 「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」をはかるた めマクロの観点から雇用労働者の所得を2%程度引き上 げることが必要である。 また、それぞれの産業の「底上げ・底支え」 「格差是正」 に寄与する取り組みを強化する観点から2%程度を基準 とし、定期昇給分(賃金カーブ維持分)を含め4%程度 とする。 (2)中小の賃上げ要求 【中小共闘方針】 「底上げ・底支え」 「格差是正」に向けた月例賃金にかか る取り組みとして、中小組合の平均賃金を基準とした引 き上げ額をベースとしたうえで、連合加盟組合平均賃金 との格差拡大を解消する水準を設定する。 連合加盟組合平均賃金水準の2%相当額と差額をあわせ た額を目標とする。 【賃上げ水準目標6,000円+賃金カーブ維持分4,500円 =10,500円】 (3)非正規労働者の労働条件改善 【非正規共闘方針】 公務職場を含めて雇用安定化など総合的な労働条件改善 に取り組むとともに、賃金(時給)については「誰でも が時給1,000円」の実現を目指す。 1.総合的な労働条件向上への取り組み ●雇用安定に関する項目 ①正社員への転換ルールの導入促進・明確化 ②無期労働契約への転換促進 ●均等処遇に関する事項 ①昇給ルールの導入の明確化 ②一時金の支給 ③福利厚生全般及び安全管理に関する取り組み ④社会保険の加入状況の点検と促進 ⑤有給休暇の取得促進 ⑥育児・介護休暇制度の適用整備 ⑦再雇用者(定年退職者)の処遇に関する取り組み 2.賃金(時給)の引き上げの取り組み ●「底上げ・底支え」 「格差是正」の観点から均等処遇 をめざし、次のいずれかの取り組みを展開する ①「誰もが時給1,000円」の実現に向けた時給の引 き上げ ②時給1,000円超の場合は・「底上げ・底支え」 「格 差是正」の観点から37円を目標に要求 ③単組が取り組む地域ごとの水準については「県別 リビングウェイジ」を上回る水準を目指す 4.闘争体制と日程 (1)中央闘争委員会、戦術委員会の設置 (2)要求提出 原則として2月末までに要求を行う。 (3)ヤマ場への対応 3月の最大のヤマ場に回答を引き出す 「第1先行組合」と、その翌週の決着をめざす「第2先行組 合」を設定し、相場形成と波及をはかる。 〒400-0858 山梨県甲府市相生2丁目7-17 労農福祉センター内 TEL.055-228-0050 FAX.055-222-1189 URL. http://yamanashi.jtuc-rengo.jp/ E-mail. info@yamanashi.jtuc-rengo.jp 発行人 萩 原 雄 二 れんごうYAMANASHI No,294 (2) 11 「輿石 東 参議院副議長 国政報告会」 21 政治研修会 ・ SAT 「すべての人に出番と安心のある幸せな社会」 の実現を訴えて! 11月21日(土)、連合山梨政治研修会が今年も「輿石 東国政報告会」 に併せて開催されました。当日の新聞紙上で次期参議院選挙への出馬要 請の記事が掲載されたタイミングもあり、来賓からも待望論が出る中で 行われました。 国政報告の中で輿石副議長は、現安倍政権の労働、福祉、教育などを 切り捨てて、経済最優先の政策を推し進める姿からは「1億総活躍社 会」など見えてこないとし、今の社会の姿や国政の課題を例にしながら、 「すべての人に出番と安心のある幸せな社会」の実現を改めて訴える内 容でありました。また、中澤会長は挨拶で、 「来季の参議院選挙に向けて、12名の連合候補予定者全員の当選をめ ざし、働く者に光を当てる政治を実現しよう。」と力強く訴えました。 政治センター代表 手塚 仁 官公部門連絡会 11 10 確定期集会 TUE 格差解消させる取り組みを ! 官公部門連絡会は確定闘争期における集会及び学習会を行いました。 11月10日(火)対県共闘会議及び自治労山梨県本部と共同で開催し 11 18 学 習 会 WED ◀講演する加藤副事務局長 た舞鶴城公園の集会では450人の組合員が結集し、情勢報告後、自治 労・河手執行委員らが決意表明を述べました。続いて山教組・鈴木執行 委員が「人事院は2年連続の引き上げ勧告を行ったが、配分を地域手当 に大きく割り当てていることから格差が解消されない恐れがある。格差 を解消させるための取り組みを強化しなければならない。」と集会決議 を述べ、多くの仲間の拍手で採択さ れました。 自律的労使関係確立を ! 11月18日(水)山梨県立文学館講堂にて開催した学習会では、196人の組合 員が集まり、公務公共サービス労働組合副事務局長・加藤達夫氏による「人事 院勧告の取扱い等に関する中央情勢と今後の課題」と題した講演会を行いまし た。加藤氏は「国の財政破綻が可能性を帯びてきている。その前に自律的労使 関係を確立すべし。」と力説しました。 官公部門連絡会 事務局長 近藤 秀明 2015年度 最 低賃金 山梨県最低賃金 時間額(前年比) 発効年月日 737円 (+16円) 2015年 10月1日 山梨県特定(産業別)最低賃金 時間額(前年比) 発効年月日 電子・デバイス・電子回路、電気機械器具、 情報通信機械器具製造業 834円 (+15円) 自動車・同附属品製造業 843円 (+15円) 2015年 12月18日 れんごうYAMANASHI No,294 (3) 11 7 SAT 女性委員会第26回定期総会・講演会 講演会では、 講演会では、 人生を見つめなおす貴重な機会も! 人生を見つめなおす貴重な機会も! 総会 11月7日(土)ぴゅあ総合にて、11構成組織84名参加のもと連合 山梨女性委員会第26回定期総会・講演会を開催しました。総会前に は、 「音楽で心と身体をしっかりケア∼音楽療法を通じてよりよく 生きるためのヒント∼」と題し、緩和ケア(ホスピス)の現場で音楽 療法を行う看護師の小田切佳仁さんによる音楽と写真を交えた講演 会が行われました。 「よりよい最期を迎えることは、よりよく生きる ことである」と家族や自分の死を前向きに捉え、人生を見つめなお 講演会 す貴重な機会を与えられた講演でした。 総会では、連合運動への女性の参画推進、各構成組織での女性役員の設置や拡大、また女性の資質の向上、 女性リーダーの育成等に取り組む2016年度活動方針 2016年度役員 (案)、また新役員選出(案)が満場一致で承認・可決 役 職 氏 名 産別名 単 組 名 されました。講演会終了後の総会開催でしたが、引き 委 員 長 奥脇 美穂 日 教 組 山 教 組 続き多くの方に参加していただき、ありがとうござい 州 市 職 副委員長 三谷 町子 自 治 労 甲 事務局長 田邊 桂子 J P 労 組 J P 労 組 ました。 川上奈緒美 電 機 連 合 パナソニックFS山梨労組 これからも女性委員会へのご協力をお願いいたします。 渡辺 美鈴 J A M 日立オートモティブシステムズ労組 女性委員会 委員 由井 沙織 委 員 輿 石あゆみ 由井 沙織 小池 洋子 大川 孝 代田 朝美 JP 労 情 報 労 運 輸 労 運 輸 労 国 公 総 中部地域協議会の活動 組 連 連 連 連 J P N T T ヤ マト 運 ヤ マト 運 国 公 11 6 FRI 労 労 輸労 輸労 総 組 組 組 組 連 退任役員 役 職 氏 名 産別名 単 組 名 副委員長 委 員 白鳥 敏子 内田 育子 自 治 労 電 機 連 合 大 月 市 職 新旭電子工業山梨労組 中部地協 第10回定期総会を開催 強権政治ストップを! 参議院選挙勝利! 中部地協は、11月6日(金)労農福祉センターで第10回定期総会を開催し、2015 年度の総括ならびに2016年度方針を決定しあらたなスタートを切りました。 弘瀬議長から「この1年で衆議院選・統一自治体選が行われ、年度を跨ぐ長い 闘いとなりました。地協・地区協一体となり総力を出した取り組みに対し、ご尽 力いただいた全ての皆様に感謝いたします」との挨拶がありました。 安倍政権誕生以降の1強多弱の政治状況が続く中「労働者派遣法改正案」 「安全 保障関連法案」の反対闘争を強めてきました。しかし第189回通常国会で強行採決されたことは、世論の声を無視し た行為でこの悪法を許すことはできません。強権政治をストップさせる為、2016参議院選挙に勝ち抜く覚悟と取り 組みが重要です。そして、今後の地協活動は「地域に顔の見える運動」を基本に、政策提言活動等を積み上げさらに 推進していくことが求められています。向こう1年間は、①1000万連合の実現、②政策制度要求の実現、③人材育成 などを主軸に運動を進めることを論議決定し大会を終了しました。 11 14 中部地協 大根掘りを開催 SAT 家族一緒でリフレッシュのひと時 11月14日(土)、恒例の「大根掘り」を明野町浅尾地内で開催しました。当日 は、あいにくの小雨模様ではありましたが、 「家族一緒で、リフレッシュのひと 時」を過ごす週末となりました。 親子連れなど総勢110人の組合員・家族が参加し、和気あいあいの中、例年 に劣らず作柄に恵まれ大きな大根を掘り出し楽しいひと時を過ごすことができ ました。 「大根堀り」に向けた各労組の取り組みに感謝するとともに、さらに地域の労 組交流を進めていきたいと思います。 中部地協 事務局長 土橋 一光 れんごうYAMANASHI No,294 (4) 地域・地区協議会の活動 11 4 WED 西部地協 第9回定期総会を開催 田中新議長体制で出発 西部地協は、11月4日(水)中巨摩教育会館において、役員・代議 員86名と連合山梨の中澤会長ほか多くのご来賓に出席していただ き第9回定期総会を開催しました。 主催者を代表して三椚議長は、 「この1年間は昨年末の衆議院選 挙から1月の県知事選、4月の統一地方選挙と多くの選挙に協力し ていただいたが、いずれも大きな成果を上げることができた。次年度についても来年7月は参議院選挙。政局に よっては総選挙の可能性もある。安倍政権の暴走を阻止するためにも連合山梨の方針に沿って総力を挙げて勝利し なければならない。政治は私たちの暮らしに直結する極めて身近な活動であることを一人ひとりが自覚し取り組み を展開していきたい。」と力強く挨拶しました。 総会では、2016年度の活動方針や予算を原案通り承認し、また役員選出では2年間議長を務められた三椚武議 長に代って田中好久氏(自治労・中央市職)が選出されました。 また、定期総会終了後、11月9日(中央・昭和地区協)から、18日(甲斐地区協)にかけて各地区協議会はそれぞれ 拡大幹事会(総会)を行い活動計画や新役員を決定し、一連の行事を終了し新年度がスタートしました。 西部地協 事務局長 川上 章 11 6 FRI 東部地協 第11回定期総会を開催 前田新議長体制で出発 東部地協は11月6日(金)富士急行労働会館にて単組代表33名、萩 原連合山梨事務局長、卯月山梨県議、早川山梨県議をはじめ多数の御 来賓の出席をいただき第11回総会を開催しました。 冒頭、一條東部地協議長は「各組合の交流、情報交換を深め労働 組合の立場から地域の発展を考える時期に来ている。そのため議 員・自治体などとも連携が必要。新体制下でも今日までの実績を ベースにあらたな分野へも広がりをもった活動に期待する」と挨拶。 また来賓として参加いただいた萩原事務局長からは「①1000万連合実現を柱にした組織拡大、②政策制度要求 実現、③人材育成、の三つの柱は、どれも地協・地区協との情報共有と連携した活動が重要。新体制での全面協力 をお願いしたい。」と激励の挨拶をいただきました。 総会は2015年度活動報告・会計報告・2016年度方針・予算・役員体制などを議論し、提案どおり全会一致で 承認されました。 最後にスローガンの確認と前田宝新議長(情報労連)の団結ガンバローで終了しました。 東部地協 事務局長 早川 新 法律相談 &「心のケア」カウンセリング のお知らせ 法 律 相 談 2015 年 12 月 16日(水) 2016 年 1 月 13日(水) 2 月 17日(水) 3 月 16日(水) 相談時間/15:30∼17:30(相談時間は1人30分無料) 「心 「心の のケ ケア ア 」 2016 年 カウンセリング 1 月 12日(火) 2 月 9 日(火) 3 月 8 日(火) カウンセリング時間/18:30∼20:30(カウンセリング時間は1人50分無料) お申込み やまなし勤労者サポートセンター(担当・西澤まで) お問合せ TEL 055-228-0050 FAX 055-222-1189
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