研修写真集 アイン・ファーマシーズ - ミレニア コンサルティング

アインファーマシーズ
2012年度 海外研修プログラム
研修レポート
米国・ロサンゼルス
研修企画・実施 ミレニア・エデュケーション
作成:ミレニア エデュケーション
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研修内容
視察
– 大学病院 薬剤部門(2箇所)
– 大手ドラッグストアチェーン(2箇所)
– 在宅輸液薬局
– 療養型施設・介護施設専用薬局
薬剤師とのディナー・インタビュー
– 独立型コミュニティ薬局勤務薬剤師
– 大手ドラッグストア系列 スペシャルティ薬局勤務薬
剤師
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– 在宅輸液薬局勤務薬剤師
大学病院①
薬剤部 現場視察
中央在庫室の様子
講義・ディスカッションの後、 医薬品の受け取りエリアから中央在庫室、2~3箇所
の病棟フロアにあるサテライト薬局現場を視察しました。 当病院では、調剤業務及
び薬物療法管理は、調剤室の代わりに全て各フロアのサテライト薬局でフロア専属
薬剤師が行なっており、医師・看護師と顔を合わせてのコミュニケーションが取りや
すい様に工夫されています。
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大学病院①
薬剤部 現場視察
サテライト薬局の様子
サテライト薬局にて処方審査~調剤・梱包までの業務の流れの説明を受けました。
ここでは、処方審査は薬剤師が行ないますが、調剤業務が薬剤テクニシャンが行なっ
ています。また、投薬記録システム及びエラー防止システムについても説明を受けま
した。
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大学病院①
薬剤部 現場視察
病棟内の薬剤保管室に入り、薬剤カートのデモストレーションをしてもらいました。当病
院では投薬ミス予防の一環として、薬の1錠ごとのパッケージにバーコードが貼ってあ
り、患者に投薬する時にバーコードを読み取るというシステムを導入しています。
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また、視察後に日本人のレジデント薬剤師と質疑応答をし、臨床介入の実際や医師や
多職種とのチーム医療について詳しく話を聞きました。
大学病院②
薬剤部 現場視察
5階薬局 薬剤師オフィスエリア
5階薬局 調剤業務エリア
講義・ディスカッションの後、2つのサテライト薬局現場を見学しました。 5階薬
局は経口薬調剤及び包装エリアで、薬物療法管理ログを見せてもらいながら実
際の状況を詳しく教えてもらったり、調剤業務の処方審査~ラベル印刷、調合業
務、各病棟への分配までの流れを説明してもらいました。よく使われる経口薬の
錠剤は機械によって管理されており、1錠ずつが自動的にパッケージされ、その
パッケージに処方情報が印刷されるようになっています。
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大学病院②
薬剤部 現場視察
点滴薬調剤用ロボット
患者が薬情報にアクセスできるシステム画面
2階薬局は無菌調剤エリアで、窓から間欠投与点滴薬の調剤に使用されている
ivSTATIONロボットを見学する事ができました。 またそれ以外の点滴調合は、
専門トレーニングを受けた薬剤テクニシャンが実施し薬剤師が質の管理・監督を
行なっています。
また、スタッフ薬剤師とのディスカッションにて米国の薬剤師は日本の薬剤師に
比べて医師から深く信頼されている実情が伺えました。 例えば、この病院の救
急部サテライト薬局では、薬剤師が緊急時の状況に応じて医師の処方箋無しに
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薬を調剤し、後で医師に承認をもらうという形で対応できるそうです。
大手ドラッグストアチェーン①
薬局現場視察(スーパーマーケット内)
企業概要;
• 全米で最大規模の小売業チェーン(1883年設立)
• 全2,435店舗のスーパーマーケットの内、1,948店舗にて小売薬局
を展開する
• 処方薬販売においては、米国処方箋市場シェア第7位
• 処方箋薬受け取りの待ち時間に食料品・雑貨の買い物ができる
利便性が売り
• 他の薬局との差別化戦略は①ジェネリック薬の低価格での提供
(30日分は$4)、②予防接種・血液検査対応、③薬剤師による
包括的薬物レビューの推奨
視察店舗薬局 概要;
1日平均処方箋数; 100 (多い店舗では300-350)
スタッフ数; 交代で常時薬剤師1名+薬剤テクニシャン1名
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大手ドラッグストアチェーン②
薬局現場視察
企業概要;
• 全米で最大規模のドラッグストアチェーン(1901年設立)
• 全50州に8, 210の店舗・営業所がある(薬局、企業内ヘルスセン
ター、訪問看護ステーション、在宅輸液薬局、スペシャルティ薬局
、メール・オーダー薬局含む)
• 処方薬販売においては、米国処方箋市場シェア第2位
• 薬局によるインフルエンザ予防接種の投与量は全米で1位
• 他の薬局との差別化戦略は①プレミアム・ウェルネスセンター(低
価格では勝負せず、1箇所で健康・美容のツールが全部揃い、良
質のサービスを受けられる、②リピート顧客を増やす
視察店舗薬局 概要;
1日平均処方箋数; 130-140 (多い店舗では300-350)
スタッフ数; 薬剤師1名+薬剤テクニシャン1名
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大手ドラッグストアチェーン②
薬局現場視察
調剤薬局
視察内容:
•
•
店舗マネージャー&薬剤部マネージャとのインタビュー
現場視察(調剤薬局内、予防接種ルーム、在庫室)
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在宅輸液薬局
現場視察
企業・サービス概要;
• 米国で在宅輸液が広まった初期(1980年代前半)に開業し、安定して
ビジネスを継続している、カリフォルニア州では有数の在宅輸液薬局
• 訪問看護師が患者に対する服薬指導含むケースマネージメントを実
施(薬剤師は患者宅には訪問せず、必要時に電話対応するのみ)
• 外来輸液治療クリニックも併設されており、患者の利便性とコスト面
で優れた外来輸液治療を提供
• スペシャルティ薬局の機能も持つ
• 在宅輸液のニーズとしては、特に抗生物質療法、経腸栄養療法、経
静脈療法、補液療法が多いが、場合によっては抗がん剤療法、疼痛
管理、免疫療法なども実施される
1日平均処方箋数; 165、平均患者数;400
スタッフ数; 薬剤師6名、薬剤テクニシャン7名、看護師40名、事務5名
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在宅輸液薬局
現場視察
左上写真から時計回りに
①処方箋の受け入れと保
険承認、②点滴薬の調剤、
③薬剤師の作業風景、
④在宅輸液用ポンプの紹
介、⑤使用後ポンプの機能
テスト風景
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療養型施設・介護施設専門薬局
現場視察
企業・サービス概要;
• 西海岸で最大規模の長期療養・介護施設専門薬局の1つ。 (一般客に
は対応していない)
• オフィスが3箇所あり、カリフォルニア州のほぼ全域にサービスを提供。
• 薬の調剤・配達及び施設のニーズに合わせた様々なサービス(例;薬剤
名が印刷済みの患者別薬剤管理記録用紙の作成、薬剤師による月1の
チャート審査を含めた投薬療法の審査など)を提供している。
視察オフィス概要;
1日平均処方箋数; 4,000 – 5,000 (内、点滴薬が 300 – 500)
スタッフ数; 240名 (内、薬剤師 36名)
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療養型施設・介護施設専門薬局
現場視察
左上写真から時計回りに
①薬局全体の風景、②点
滴薬の調剤、③救急薬剤
キット、④注射剤包装エリア
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療養型施設・介護施設専門薬局
現場視察
左上写真から時計回りに
①薬剤師の作業風景、②
バブルパック包装、③配達
前のチェック作業、④研修
後の集合写真
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薬剤師とのディナー・インタビュー
トピック(抜粋)
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米国で薬剤師になる為の過程
薬学部在学中のカリキュラム内容
薬剤師の就職状況
薬剤師の給料と勤務条件
薬剤テクニシャンとの業務分担の実際
「参加したスタッフは、日本のほうが優れていること、またアメリカの方が優れていて見習う事な
ど比較しながら、 其々に学んだことを持ちかえってきているようです。 また、ミレニア社の皆様
には分かりやすい資料の作成や帰国後の追加質問対応など大変感謝しております。 本当に
有意義な研修になりました。 また、ロスに行く機会がありましたらよろしくお願いいたします。」(
アインファーマシーズ研修部管理者からのコメント)
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