アプリケーション ストーリー 屋根設置型ソーラーパネルの 赤外線サーモグラフィ検査 伸縮ポールに取り付けた 赤外線サーモグラフィFLIR T640による高所での検 赤外線サーモグラフィFLIR T640はソーラーパネ ル検査に最適 近年、 ソーラーパネルは低価格化がすすみ、それにあわせて採算性も高くなってき たため、一般住宅への普及がますます加速しています。住宅では一般的に屋根にソ ーラーパネルを取り付けます。屋根の設置は、 日陰を避け、 日射量を最大化するとい う点で大きなメリットがありますが、高所であるため検査が難しいというデメリットも 存在します。 しかし、長さを調整できるポールに赤外線サーモグラフィを取り付ける という斬新な方法でこの問題を解決した企業があります。 ベ ル ギ ー 、エ ス ヌー に 本 社 の あ る Visiotherm社は、独自に開発した伸縮 ポールを使った赤外線サーモグラフ ィ検査を試験的に実施し、実現可能で あると判断しました。Visiotherm社の 創設者であり、代表を努めるPatrick Robe氏は 「試験結果は非常に満足のい くものでした。」 と語ります。 ーパネル検査に最適です。弊社では現 在FLIR T640を使っていますが、 ソー ラーパネルの不具合が生じると発熱す るため、サーモグラフィを使うことで早 期に問題を発見できるのです。」 正しい角度で検査することが重要 しかし、 ソーラーパネルの表層のガラス には反射しやすい性質があり、 これが問 ソーラーパネル検査に最適 題になるとPatrick Robe氏は説明しま 「弊社では、長年にわたり、 ソーラー発 す。 「こうした赤外線サーモグラフィの 電システムの欠陥を検出するために赤 検査では、角度を謝ると、 パネル自体の 外線サーモグラフィを使ってきました。 赤外線放射ではなく、ガラス表面に反 」 とPatrick Robe氏。 「フリアーシステ 射した空の赤外線放射をとらえてしま ムズの赤外線サーモグラフィは、 ソーラ います。ですから、正しい撮影角度を探 www.flir.com 加熱したソーラー競るは太陽光発電システム全体 の発電効率に影響する。 このサーモグラフィ検査 の画像では、 ソーラーパネルのなかの一部のセル に不具合による発熱がみられる。 す必要があります。 しかし、一番よい解 決方法は、パネルの表面ではなく裏面 から検査することです。裏面から検査す れば、反射による問題を完全に回避で きるからです。」 Patrick Robe氏は、 屋根に設置された ソーラーパネルの検査は非常に厳しい アプリケーション ストーリー フリアーシステムズの赤外線サーモグラフィをポ ールに取り付けて使う場合、 ワイヤレス接続が最 適。FLIR Toolsを使って、 タブレット PC上にサーモ グラフィ画像を表示したり、 カメラを遠隔操作した りすることが可能。 と言います。 「屋根設置型のソーラーパ ネルは裏から検査することができない ため、適切な撮影角度を探す必要があ ります。 しかし、足場がないため、角度の 調整を思うようにできないことが多々 あります。近くに建物があり、十分な足 場がある場合は問題ありませんが、そ のような降雨運な事例はそれほど多く ありません。ですから、 弊社では、 この問 題をなんとか解決する必要がありまし た。」 上のソフトウェアFLIR Toolsで操作しま ンを採用しており、軽量で使いやすく、実 す。 「ワイヤレス接続はこの用途に最適 用性が極めて高いモデルです。強力な です。放射率の設定、 レベルやスパンの 画像性能と温度測定機能に加え、便利な 調整、温度測定地点やエリアの追加な 機能も搭載しています。例えば、すべて どあらゆる操作を地上にいながら行う の赤外線サーモグラフィ画像には、GPS からの地理情報が自動的に埋め込まれ ことができます。」 るため、画像の保管や検索も簡単に行う Patrick Robe氏によると、 このシステ ことができます。 ム全体の重量は34kgで、 ほぼすべての 平屋根に設置可能です。 「屋根が高す フリアーシステムズ:自明の選択 ぎて、 地上から検査できない場合、 屋根 Patrick Robe氏は、 フリアーシステムズ にポールを設置すれば、屋根全体を見 製品以外の選択肢は考えられなかった 晴らす位置から絶好の撮影角度を探す と言います。 「弊社ではフリアーシステ ことができます。」さらに、 このポールに ムズの赤外線サーモグラフィを25年前 は、 ソーラーパネル検査以外にもさま から使用しています。25年の間、 フリア ざまな用途があります。 「弊社では、屋 ーシステムズ製品の品質は、他社製品を 根材の断熱性や浸水状態もこのポール 常に凌駕してきました。高い品質に加え を使って検査しています。」 て、 きめ細やかなアフターサービスを提 供してくれるフリアーシステムズは、赤 赤外線サーモグラフィ 外線サーモグラフィ業界で最も信頼で きるパートナーです。」 FLIR T640 この 検 査では赤 外 線 サ ーモグラフィ FLIR T640が使用されています。FLIR T640は非冷却マイクロボロメーター 検出素子を搭載しており、解像度640 x 480ピクセルの鮮明な画像が得られま す。計測温度は、-40°C〜+2000°C、温 度分解能は0.035℃。人間工学デザイ 伸縮ポールシステム 「最初は、高所作業用のリフトを試して みました。 しかし、設置に広い空間が必 要であり、 コストがかかる点も問題でし た。」 とPatrick Robe氏。 「そこで、 長さ が調整できるポールを開発しました。 こ のシステムは、 コストがかからず、必要 な設置面積もほんのわずかであるた め、使う場所を選びません。アルミニウ ム製ポールは最長12mに調整でき、ほ とんどの住宅の屋根の高さに対応しま す。」 フリアーシステムズジャパン株式会社 〒141-0021 東京都品川区上大崎2-13-17 サーモグラフィを使って、 ソーラーパネル全体像が 目黒東急ビル5F 撮影できる。 ソーラーパネルの異常は熱画像上に Tel. : 03-6721-6648 はっきりと表示される。※ご購入は下記代理店からお願いします。 ※ご購入は下記代理店からお願いします。 Fax : 03-6721-7946 http://as.azbil.com/ e-mail:株式会社山武商会から社名変更いたしました。 info@flir.jp 本社 〒170-8462 東京都豊島区北大塚1-14-3 大塚浅見ビル http://at.azbil.com/ お問い合わせは お問い合わせは 事業企画部まで 営業推進本部 安全営業部 (03)5961-2153 (03)5961-2161 {EN_ 赤外線サーモグラフィに関するお問い合わせ はお気軽に下記までどうぞ。 : T8202xx 「 伸 縮ポー ル の 先に付けた赤 外 線 サ ーモグラフィには、遠隔操作でカメラ の向きを変えることができるパン/チル トユニットが付いています。」とPatrick Robe氏。赤外線サーモグラフィは、 ワイ ヤレスでカメラに接続したタブレットPC アルミニウム製のポールは全長約12 mで、ほとん どの住宅の屋根を検査できる。
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